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本籍

  静岡県掛川市

 

学歴・職歴など

  神奈川県立湘南高等学校、静岡大学人文学部法経学科卒業。東北大学大学院法学研究科博士課程(私法専攻)中途退学(1973年)。

中途退学後直ちに、福島大学経済学部に民法担当(専任)講師として就職。

その後、青山学院大学法学部に移籍(198010月。そして、後記のごとく、法科大学院設置に伴い法務研究科に移籍)

福島県立農業短期大学校、茨城大学、駒澤大学、神奈川大学、郵政大学校、筑波大学(学部・大学院)、首都大学東京法科大学院、東京経済大学などで、民法、法社会学につき非常勤講師。

  ロンドン大学高等法学研究所(IALS)などで二度にわたり一年余の在外研究。

  法科大学院制度発足(2004)以降、青山学院大学大学院法務研究科教授。4期8年にわたり法務研究科長(2008年以降)

法学博士(東北大学)。

弁護士(第二東京弁護士会所属)。

元日本弁理士会外部監事。

元司法試験(民法)考査委員。

定年退職(2016331日)して、青山学院大学名誉教授。

 

研究

  民事法専攻。主な研究テーマとして、権利の期間制限、委任型・貸借型の契約、法関連専門家(司法書士、不動産仲介業者、税理士など)の責任、学校事故の民事責任、団体法、要件事実論・事実認定論。

 

 主な業績

  『抗弁権の永久性論』(一粒社)、『登記代理委任契約論』(一粒社)、『債権各論講義』(法学書院)、『借地の法律相談(第3版)(有斐閣・共編著)、『わかりやすい新借地借家法』  (有斐閣・共著)、『新・民法学4債権各論』(成文堂・共著)、『民法入門(第3版)』(有斐閣・共著)、『ケースブック要件事実・事実認定(第2版)』(有斐閣・共編著)、『民法の考えかた』(有斐閣、共著)、『新・民法学1民法総則(第3版)』(成文堂・共著)、『借地借家の裁判例(第3版)』(有斐閣・共編著)、「司法書士・土地家屋調査士の責任」(『新不動産登記法講座第7巻』日本評論社所収)、「司法書士の責任」川井ほか編『新・裁判実務体系8専門家責任訴訟法』(青林書院)、「借地契約における特約の効力」(『新借地借家法1巻』日本評論社所収)、「民法教育における要件事実論的要素の組入れについて」(『(鈴木祿彌先生追悼論集)民事法学への挑戦と新たな構築』創文社所収)など。

最新刊は、『債権法各論講義―要件事実論的アプローチ』(成文堂)。民法総論・総則講義もなんとかまとめたいと思っています。専門家の責任については、弁理士と顧客との契約関係の分析をし、本にまとめたいと思っています。ことし(2022年)3月までに、福島大学経済学部百周年にかかわり出版予定の本に、福島高等商業学校、福島経済専門学校、福島大学経済学における法学教育、法学研究の来し方、行く末を扱う論考をいま福島大学に在籍する長男と共著の形でまとめました。議論し合いながらまとめあげましたので、とても楽しかったです。

 

弁護士実務

  国選弁護人としての刑事実務などに加え、民事・家事にかかわる民事実務。民事事件について、求められて弁護士の相談にのることも少なくありません。こうした実務には、研究テーマである要件事実論・事実認定論、模擬裁判・実務家との授業の共同担当など法科大学院における教育がとても役立っています。執務するなかで、実務的な面のみならず理論的なことも、学び知ることが多くてとても刺戟的です。そんなわけで、裁判所だけでなく、刑事記録閲覧室、勾留施設などで、卒業生やかつての同僚にお会いすることがたまにあります。うれしいことです。
 

趣味

   古典文学・歴史・音楽史・映画論などについて読書、クラシック、ロック、J―ポップも含めたポップ、さらにジャズないしフュージョン音楽鑑賞、廃盤CD蒐集(アルス・スブティリオール、ケルルのミサ、ランディーニ作品集、スペイン古楽集成、ガルッピのモテットなど枚挙にいとまがありません)、フェルメール、ラ・トゥールなどの絵画鑑賞(NHKの日曜美術館はほぼ欠かさずに観ています)、能・狂言鑑賞、落語鑑賞(落語関係本の蒐集、落語関係文献の一覧作成も)、自作を含めパソコンいじり、カメラ、バイク、家庭菜園など。

  何年か前の誕生日にDACをプレゼントしてもらったので、PC音楽が充実しました。「foobar 2000」と「iTunes」で楽しんでいます。ハードディスク5TB分くらいのコレクションになっています。YouTubeNAXOSも利用しています。ごく最近(20226月)、Spotifyも登録して、楽しみ始めました。どんなジャンルの音楽を聴くかについては、ポップ、J−ポップ、ジャズ、カントリー、クラシックなどで循環のようなものがあります。とくに好きなものとして、たとえば、J―ポップでは、山下達郎、オフコースなどのほか有賀啓雄、陣内大蔵、稲垣潤一をよく聴きます。ポップでは、60年代のビートルズ、キンクスから、JJ ゲール、クラプトン、スティング、ペットショップボーイズ、コールド・プレイ、トラヴィス、アウルシティ、ワンリパブリックなどと60年余にわたりずっと聴いてきました。クラシックでは、バッハ、テレマン、モーツァルトなどを中心にいろいろと聴いています。最近、これまで聴いてきた中世以降ロマン期の器楽曲、声楽曲のほかに、柴田南雄、吉田秀和、沼野雄司(「現代音楽史」)などの著作を参照しながら、ドゥビッシーからシェーンベルクにいたる19世紀末から20世紀半ば過ぎまで現代音楽も楽しんでいます。演奏家としては、ファウスト、ケラス、アンスネスなどに目を向けています。古典派のものまでについては、古楽器による演奏のものも好きです。各ジャンルの音楽史についての本もかなり集めています。ごく最近も、ヒューズの「ヨーロッパ音楽の歴史下巻」、チャールトン「ロック・ミュージックの歴史 上・下巻」などを古書で手に入れました。

バイクも好きです。山口自転車のオートペットからはじまって、最近では、ホンダのホーネット、C400SF、そしていまは、CB1100EX E-Package、ハーレーのSportsterXL883N、そしてときに、カワサキのエストレヤに乗っています。遠乗りはせいぜい富士五湖・伊豆、そして掛川ですが、この7,8年ほどで7万kmほど乗っています。千歳から余市までレンタバイクCB1100で往復ツーリングを楽しんだことがあります。1日で400km、3日+3日で合計1300kmを超えるツーリングもしています。「ライダーズ・ハイ」を満喫しています。掛川や山中湖に行くことに関わり、道志みち、富士裾野の469号線はよく走ります。コロナ禍においても「県境を越えての移動は控えてほしい」との要請にもかかわらず、一人でよく走っています。グループ走りは全くしません。バイク関連書(歴史、技術、小説)の蒐集もしています。YouTubeで、バイクの動画もよく観ます。道の駅などでのひととのおしゃべりも楽しいです。

映画にも目を向けています。映画理論、映画史、映画評論、映画技術などにつき本を集めてもいます。時間をみつけて、洋画・邦画を問わず観ています。観たものをいくつか挙げると、「笛吹川」、「晩春」、「雨あがる」、「大人は分かってくれない」、「隣の女」、「リヴァー・ランズ・スルー・イット」、「日の名残り」、「告発の行方」、「英国王のスピーチ」、「マディソン郡の橋」、「美しい馬」、「ラブ・アクチュアリー」、「アウエイ・フロム・ハー」、「山の音」などです。劇場では、「風立ちぬ」、「リスボンに誘われて」、「ある天文学者の恋文」などを観ました。二度観た「リスボン」は、原作「リスボンへの夜行列車」を何度か読みました。考えさせられることが多かったです。アリス・マンローの「イラクサ」、イシグロの「日の名残り」も同様でした。このところ、コロナ禍で映画館は遠のいています。ごく最近(20227月)DVDで観たのは、「山の音」、「深夜食堂、同続」、「歩いても 歩いても」などです。ひととひととの関わりを描く作品がいいです。是枝作品、周防作品などに目が向きます。ごくごく最近になってのことですが、Amazon Prime Videoで映画を見るようになりました。最初に観たのは「ドライブ・マイ・カー」でした。

NHKの時代劇はけっこう観ていますが、「風の果て」が再放映されたのをきっかけに、藤沢周平を少し読み直しています。「三屋清左衛門残日録」には感じさせられることが少なくありません。「静かな木」、「暗黒剣千鳥」、「鱗雲」、「祝い人助八」、「冬の日」などの朗読を床に入って繰り返しよく聴いています。藤沢のひとを観る眼差しに共感することが多いです。葉室麟も「蛍草」、「蜩の記」など何冊か読んでいます。時間が持てるようになってから、中村光夫、平野謙、加藤周一・ドナルド・キーンを導きとして、近・現代日本文学も改めて読み始めました。福永武彦が好きになりました。「草の花」からはじめて、「海市」、「風のかたみ」、「忘却の河」、「風土」などと読みました。ごく最近のものでは、松家仁之の作が気に入っています。「沈むフランシス」から始めて4,5冊読んでいます。もともと中世には関心があるのですが、大河ドラマが鎌倉を扱っているということから、最近、五味文彦のものを読むほか、「吾妻鏡」を読み始めました。

野菜作りは本当に面白いです。季節の感じ方が豊かになります。10数坪の小さな菜園ですが、小松菜、菜花、ほうれん草、さやエンドウ、きゅうり、ミニとまと、大根、カボチャ、さといも、さつまいも・・・と、いろいろなものを作って楽しんでいます。種から育てるのがいいです。どんな作り方をするかなどひとと話をするのも楽しみの一つです。テレビの園芸番組もよく観ます。「小さな旅」をして、各所で、草花、花木を楽しんでもいます。

台所に立つこともたまにします。「静岡丸子宿」風のとろろ、(市販のルーによらない)カレー作り、コロッケ、ハンバーグ、魚の煮つけなどにも凝っています。いずれも奥が深いと感じています。わさび・おかかかけご飯は、簡単ですが味わいがあります。この5、6年ほどに亘る掛川でのひとり暮らしによって料理の腕をかなり上げることができました。

                         

            2018/03/23補訂、2021/03/01 改訂、2022/03/08 改訂

            2022/07/12 改訂、2023/02/23改訂、2023/04/23改訂

  ごく最近の改訂箇所はボールドで示しています。  

 

   

 

 

 

 

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