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秋の寸又峡 奥大井寸又峡「夢の吊り橋」

わたしの小さな「小さな旅」

 

 わたしの好きなテレビ番組に「小さな旅」というのがあります(NHK 日曜日朝8時)。わたしも、年ほどまえから、小さな小さな旅を楽しむことができるようになりました。モーターバイクでふらっと出かけ、立ち寄るというほどのものですが、大きな安らぎとなっています。

 そのいくつかを、訪れた時とは時系列的に順不同で、紹介しようと思います。いずれも、かならずしも有名ではないけれど、深い思い出となり、もう一度季節を変えて訪れてみたいとも思う、印象的なスポットです。

                                                            

1 藤枝市瀬戸ヶ谷 「滝ノ谷不動峡」

 静岡県藤枝市を流れる瀬戸川の支流滝ノ谷川の上流にあります。11月半ばに訪れましたが美しい紅葉はまだ始まったところでした。磨崖仏、水車、小渓流を楽しめますが、散策にもってこいと言えます。新緑の頃も素敵でしょう。

 国道1号線バイパス「谷稲葉インター」を降りて北へ県道32号線を走り、82号線へ左折し、ほどなく右折し、滝ノ谷川上流に向かいます。インターから20分足らずです。

 http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html?aid=1&iid=3

    

 

 2 南都留郡道志村宝永沢 「雄滝・雌滝」

 山梨県の道志村宝永沢にある雄滝・雌滝は、道志みち(国道413号線)宝永橋わきの滝入り口に車を停めて滝入り口から10分も歩けば訪れることのできる小滝です。大蛇の化身の美男子と、この滝の精の大蛇の美女が恋に落ち、逢瀬を重ねたという言い伝えがあります。道志みちは、格好のツーリング・ロードです。津久井市の青山交差点から山中湖平野まで全長50km足らずです。好天の休日には、どうし道の駅の駐輪場はモーターバイクで一杯です。

 http://doshi.mitte-x.phj.jp/entry.html?id=6765

   

 

 3 静岡市葵区水見色 「高山・市民の森」

 静岡市市街から、藁科川に沿い(国道362号線)、さらにその支流である水見色川に沿って、50分ほど行くと「市民の森」があります。細い林道を10分足らず進むと、かなりの広さをもった駐車場・駐輪場がありますから、歩かずに行けてしまいますが、あるところまで行って散策もいいでしょう。季節にはミズハショウが咲くという「高山の池」から少しあがると展望台があり、静岡市街地、駿河湾が一望できます。

 http://www.city.shizuoka.jp/deps/norin/soumu/takayama/

 

 4 笛吹市御坂 「桃農園

 河口湖大橋から国道137号線を走り御坂トンネルを越えると御坂です。春には桃の花、菜の花が、8月にはたわわに実った桃を見ることができます。農作業をしている農園の方とのおしゃべりも楽しめます。甲府盆地東のひろがりが一望できます。

 

   

 

    5   富士宮市猪之頭  「田貫湖」

   朝霧高原の一角にある田貫湖は、富士山の西側を南北に走る国道139号線(西富士道路)から県道414号線に入って10分ほどのところにある沼を拡張した人造湖で、キャンプ場として整備されています。周囲は4kmほどあり、散策を楽しむことができます。 ツツジなどの美しい花々、うぐいすなど野鳥のさえずりも楽しめます。富士山の周りは、139号線、138号線、150号線、469号線といずれもツーリングに最適です。とりわけ、富士スカイラインは交通量も少なく最高のツーリングロードです。
   http://tanukiko.com/
        
 

     6  南都留郡富士河口湖町  「大石公園」

    河口湖北側湖畔にある大石公園は、湖越しの富士の美しい姿と折々の花の楽しめる公園です。花は、なんといっても6月中旬から7月中旬まで見られるラベンダーです。 2ヘクタールに2万5000株が咲き誇ります。まさに、広いひろい紫色の絨毯です。国道139号線を北に折れ、河口湖大橋を渡ってからほどなく左折します。かなり広い駐車場が備わっています。

   http://www.fujisan.ne.jp/flower/f_info.php?flwr1_id=6

     

     7   牧之原市静谷  「勝間田公園」

   勝間田山の一角である三栗山(標高89.8メートル)の一部がミヤマツツジ(学名:コバノミツバツツジ)の群生地になっています。1万本もあるとのことです。見頃は例年4月中旬から下旬とのことですが、今年は、桜と同じで、花が遅いようです。ウグイスの声も聞こえました。

    http://www.city.makinohara.shizuoka.jp/bg/map/ent/3155.html

     

     

    

    8  富士河口湖町西湖 「西湖野鳥の森公園」

   青木ヶ原樹海に囲まれた野鳥の森公園は、西湖の西に位置します。県道21号線沿いです。少し歩くと樹海の趣きに触れることができます。溶岩が流れた跡をみることもできます。茅葺き屋根の東屋なども楽しめます。季節が早かったか野鳥の姿はほんのわずかでしたが、沼には水芭蕉が咲いていましたからよしとします。しだれ桜越しの富士山も見事でした。

   http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p2_4612.html

    

    

   139号線沿い竜神池での富士芝桜まつり

    9  小田原市早川 「石垣山一夜城」

   豊臣秀吉の小田原北条氏攻めのために作られた一夜城跡は、野面積みの石垣、本丸、一の丸跡などによって、往時が偲ばれます。一夜城と呼ばれますが、実際には、のべ4万人が動員され、天正18年4月から6月まで約80日間が費やされてなった、長期戦に備えた本格的な総構えの城であったとのことです。箱根登山鉄道入生田駅から徒歩60分、JR早川駅からなら石垣山農道を経て徒歩約50分です。このたびは、入生田駅から早川駅まで歩くというコースで訪れました。8,9kmほどのいいハイキングとなりました。車なら、西湘バイパス「小田原IC」で降り、国道1号「山王橋」交差点左折、国道1号を道なり箱根方面へ約2.9km先「板橋」交差点左折、約350m先「ターンパイク入口」交差点左折、約260m先の新幹線高架手前を右折、約70m先を右折し道なり約1.8kmです。

            

   http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/park/ishigaki-p.html

  10  掛川市東山 「粟ヶ岳山頂」

    「掛川道の駅」から県道415号を少し北に進み、事任神社前交差点を左折し、あとは案内表示に従って細い山道を頂上まで上がります。重量の大きいバイクには少しつらい道です。
 標高532メートルの粟ヶ岳山頂からの眺めは最高です。眼下には広大な茶園が広がります。茶園は、「茶草場(ちゃぐさば)農法」で知られます。この山の「茶文字」もよく知られていますが、国道1号線バイパスの新大井川橋あたりから見上げると大きく見えます。桜の名所としても有名なようで、季節にはソメイヨシノ、里桜、山桜など約500本が咲き誇るとのことです。山頂には、阿波々神社の社殿があります。社叢には、磐座と呼ばれる巨岩が群をなします。社殿がなかった時代の祭祀跡とのことです。

      

   http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/shizen/awagatake.html

  11  藤枝市岡部町・静岡市宇津ノ谷 「つたの細道公園」

    国道1号線の宇津ノ谷トンネル西側の「道の駅宇津ノ谷」の上りパーキングの最も東寄りから入ります。5分ほど走ると、木和田川沿いに、駐車場、トイレ、「つたの細道」にまつわる藤原定家や藤原俊成の和歌の紹介、つり橋、兜堰堤などとして整備された「つたの細道公園」に到着です。峠を越えようと思えば、ここから静岡口まで、ゆっくりで小一時間の散策が楽しめます。

       

  http://www.fujieda.gr.jp/contents/NOD97/428747.html

   http://www.fujieda.gr.jp/file_box/img-X22100411.pdf

12  菊川市上倉沢 「千框(せんがまち)棚田」

    JR菊川駅前から県道79号線を東進。吉沢地区で左折して県道234号線に入り北進6km。JR東海道線の踏切を越えるとすぐです。東名高速相良牧之原I.Cからだと、国道473号バイパス島田・空港方面、倉沢I.C、上倉沢公会堂(相良牧之原I.Cから約10分)です。かつては3000枚もの小さな田んぼがモザイク模様で広がっていたが、昭和50年代にその数が激減したとのことです。現在、地元NPO、学校、棚田オーナー、大学生、企業などの協力の下、複田、保全活動が行われていて、今年(2017年)も、訪れた1週間ほど前(5月末)に、すでに田植えがなされていました。年老いた母によると、「千枚に一枚足りないというと、一枚が蓑の下に隠れていた」という話があるとのことです。この地区の先人は、それほどに小さな田をつくり米作りをしていたのですね。

    

  http://www.fujinokuni-mura.net/sengamati/

13 堀切菖蒲園・向島百花園

    6月中旬に、菖蒲の花が見頃ということで葛飾区の菖蒲園を訪れました。白、紫と見事に咲き誇っていました。梅、藤、冬桜、牡丹など四季折々の花が見られるとのことです。京成電鉄「堀切菖蒲園」駅から徒歩約10分です。その帰りに、墨田区の向島百花園に寄りました。東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分です。

   

  

   http://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html

   http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index032.html

14 牧之原市大鐘家・静岡空港

    7月始めに、掛川に帰った折り、牧之原にある紫陽花祭りで知られる大鐘家と富士山静岡空港を訪れました。掛川からだと、国道1号(藤枝・島田バイパス)大代ICからが都合いいです。「大鐘家(ooganeke)」の長屋門と母屋は約300年前の建築物で、国定重要文化財に指定されています。 大鐘家は、江戸時代には旗本三千石の格式を持ち、18世紀初めには、大庄屋となり、大鐘屋館を築いたとのことです。約一万坪の敷地内の庭園には、紫陽花のほか、花菖蒲、芙蓉等が植えられ、四季の花々が楽しめます。裏山に登れば、目の前に駿河湾が広がります。富士山はあいにく雲に妨げられ見えませんでした。空港では、中国からの便の発着を見、ANA国内便の離陸するのを見送りました。空港からの帰りは、粟が岳山頂から見えたバイパスへの取り付け道路を走りました。

   

    

  

   http://www.makinoharashi-kankoukyoukai.com/contents/miru_shiru/history/hist03_ooganeke.html

   http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/

15  近江安土城址・彦根城

    7月半ば過ぎに彦根に一泊して、琵琶湖の東側にある2城(城跡)を訪れました。今回は掛川から鈍行電車でのゆっくり旅行を楽しみました。一方は天守ができあがってから3年ほどで焼失してしまった天守址、一方はいちども戦さに合わなくてすんだ天守を訪れたという次第です。東湖三山にもと思ったのですが、無理はしないで帰ってきてしまいました。

       

  http://www.azuchi-shiga.com/n-adutijyouato.htm

   

   

  

   http://www.hikoneshi.com/jp/castle/

16  鎌倉市 長谷寺

   これも7月下旬、長谷寺に出かけました。鎌倉は、府中から南に60km足らずで、一日のツーリングとしては手頃な地です。鎌倉街道を下り、16号線に入り、東名横浜町田ICから保土ケ谷バイパス。そのあとは、新桜ヶ丘で環状2号に入り、環2中永谷、本郷台、鎌倉学園女子大前、鎌倉というルートを取るか、横浜横須賀道路を通り朝比奈ICもしくは逗子ICで出て鎌倉というルートを通るかです。久しぶりで長男・次男家族と出かけたのですが、行き・帰りは、ひとりバイクでした。方角的に、バイク愛好会の学生と三浦半島に出かけたことを思い出しました。

    

   

   http://www.hasedera.jp/

17  三島市 山中城址公園

   8月下旬、掛川に帰る途中、山中城址を訪れました。これが二度目です。府中から橋本に出、129号、厚木から246号、伊勢原から403号に入り、二宮から西湘バイパスに入り、箱根新道を一気に登り、箱根峠から10分足らず下ると左手に城址です。市街地を抜けると海、山と、3時間たらずの快調なツーリングでした。ここは、天気がよければ富士が望めます。建物は残っていませんが、障子のように作られた堀が美しく整備されています。ていねいに見て歩くと、野の花も楽しめます。本丸、西の丸とも芝生が植えられていて気持ちがいいです。

     

      

     http://www.mishima-kankou.com/msg/midokoro/10000020.html

18  足柄上郡山北町 丹沢湖

   9月中旬、思いたって、往復200kmほどのツーリングをしました。目的地は山北の丹沢湖です。秋がどのように進んでいるか見てみようというのです。いや、書斎や菜園から一日外に出ようという気持ちでというべきでしょう。もちろん紅葉にはまだだいぶ早いのですが、ススキが秋の深まりを予感させてくれました。〈道志みち413号線、県道730号線・147号線、国道246号線、県道76号線〉で丹沢です。山中湖パノラマ台をこえたところ思いがけずススキが原に出くわしました。もうススキの季節だと実感しました。丹沢湖畔ではあちこちによく伸びたススキの穂、そこに飛び交う赤とんぼをみることができました。おまけは、橋桁で見かけた数匹の猿です。246号線から10km余入っただけだと思うのですが、山深いのですね。丹沢湖は、三保ダムの建設により出現した人造湖で、神奈川県民の水がめとして重要な機能を果たしているとのことです。案内には、自然の環境を大切にした美しい湖で、湖畔からは富士山の眺望、春の桜、秋の紅葉など四季折々の自然が楽しめるとあります。高校生が、湖周道路でランニングをしているのに出会いました。投げてくれた挨拶で、よき若者らしさを示してくれました。サイクリング、つり、キャンプも楽しめるとのことです。

       

      

      http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=193

19  諏訪原城跡

   11月はじめにNHK大河ドラマ「直虎」で紹介された諏訪原城跡に行ってきました。1575年に牧之原台地に武田勝頼により築城されたこの城は、武田氏滅亡の後、1590年には廃城となったといわれます。大規模な堀、土塁、曲輪の跡が、はっきりと残っています。本曲輪後方は、断崖絶壁で、その眼下には大井川が望めます。広がる街は、わたしの誕生地金谷です。目をこらすと、遠く富士山が見えます(雲の下)。交通の要衝に設けられたこの城ですが、いまでも、県道381(旧国道1号)と県道234とが交差するあたりに位置します。ちなみに、国1バイパスの最寄りICは大代ICです。近くを、旧東海道金谷坂・菊川坂が通っていまして、「石畳」が一部残っており、また合わせて1000メートルほど復元されています。いまは、辺り一面茶畑が広がります。茶畑のうしろに見える粟ケ岳腹に、茶の木で作られた「茶」の字が読み取れますか?。

      

      

     http://shimahaku.jp/index.php?%E8%AB%8F%E8%A8%AA%E5%8E%9F%E5%9F%8E%E8%B7%A1

     http://hellonavi.jp/detail/page/detail/1596

20  富士宮市猪之頭 田貫湖(ふたたび)

     朝霧高原の一角にある田貫湖は、富士山の西側を南北に走る国道139号線(西富士道路)から県道414号線に入って10分ほどのところにある人造湖で、キャンプ場として整備されています。周囲は4kmほどあり、散策を楽しむことができます。ここ3、4年で、すでに7、8回は訪れています。この時期は紅葉が見事です。富士山の周りには、139号線、138号線などいくつもツーリングに適した道が走っていますが、今回は、これらとともに県道71号線を走りました。富士宮から鳴沢に通じています。71号線には展望スポットがひとつ設けられていますが、ここからみる本栖湖、遙か向こうに遠望できる南アルプスの山並みが見事です。

      

      

   http://tanukiko.com/

21  掛川市土方 高天神城趾

     掛川市土方にある高天神城は、標高132メートルの鶴翁山の地形を巧みに活かした堅固な山城です。大河ドラマ「直虎」でも取り上げられたように、戦国時代、徳川・武田の両雄が攻防戦を繰り広げた決戦場です。北口から、うっそうとした杉や檜に覆われた昼なお暗いかなり急な石段を木漏れ日の中上がっていくと、本丸跡、高天神社の建物が姿を見せます。本丸からは、駿河湾、富士山が望めます。遠く南アルプスも望めますが、武田方の武士は、ふるさとを想ったことでしょう。徳川の兵糧攻め、攻撃によって、多数の餓死者と700人ほどの戦死者が出たとのことです。アクセスですが、東名高速道路掛川ICからだと、県道38号線を南下、上内田を道なりに右方向に進み、県道249、251号を走り、土方郵便局で右折。すると、城趾北口(搦め手)に出ます。駐車場のことを考えるとこの北口が便利です。

    なお、静岡県の城趾・城館については「静岡県の中世城館跡」という本があることを知りました。

      

      

      

    http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/rekishibunka/takatenjinjyoato.html

22  甲府市酒折 不老園

     不老園は、「甲府盆地東部山つき総面積約5万平方メートルにおよぶ広大な山地の山を切り崩し、谷を生かし、池を造り、その周辺に30数種類、約2,000本の観賞用の花梅木や赤松、桜、南天、つつじ、もみじ、牡丹等が人工的にバランスよく栽培されている」梅園です。樹木や奇岩をめぐる遊歩道、学問の神をまつる梅天神があります。最上部高台に展望台があり、富士山や南アルプスが一望できます。ここから西に下ると、大正期に建てられた「長生閣」や「喜楽庵」、逍遥の池など落ち着いた趣の日本庭園があります。呉服商奥村氏の別荘とのことです。アクセスですが、最寄り中央道ICは「一宮御坂」で、国道20号(甲府・勝沼バイパス)へ出て、「向町二」交差点から国道140号に入り、北上約15分。雁坂みちを経て山の手通り「酒折トンネル」西口すぐ脇を曲がると駐車場があります。中央線酒折駅の北側に位置します。

      

      

23  掛川市 掛川城

     日本100名城のひとつ掛川城は、JR掛川駅から真北徒歩10分ほどのところに位置します。最寄のICは、東名掛川です。出てから北進15分足らずです。16世紀に築城されたときの天守は安政の大地震により倒壊しいまはなく、あるのは1994年に建てられた木造のものです。山内一豊の縁りで、高知城天守を参考にしたものとのことです。現存するのは二の丸御殿と呼ばれる建物で、地震後に再建されたものとのことです。近くには、報徳社があります。

      

     

                http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/rekishibunka/kakegawajyo.html

24  島田市金谷 牧之原公園

     牧之原公園はJR金谷駅からバスで15分ほどのところにあります。車では、国道473号線沿いでして、最寄の東名相良牧之原ICから10分ほどです。富士山静岡空港が設けられてかあたりの道路は非常によくなっています。県道381号(旧国道1号線)からは県道234号線に入り南進し、諏訪原城をやり過ごし、金谷お茶の香通りを2km足らず走れば着きます。広大な牧之原大茶園の一角にあるこの公園からの景観はとてもすばらしいです。あたりは一面尾茶畑ですが、遠く富士山、駿河湾ごえに伊豆半島、南アルプスの山々、眼下には大井川が一望できます。北側の斜面にはカタクリの群生地があり、3月下旬から4月上旬頃が見頃です。わたしが訪れたのは4月上旬でしたが、今年についてはやや遅かったです。

      

     

25  八王子市元八王子町 八王子城跡

     JR高尾駅北口からバスに乗り「霊園正門」停留所でおり、徒歩15ほどのところに「城跡自然公園」入り口があります。標高460mの本丸跡まではかなりの勾配を40分ほどかけて登ります。ウグイスなどの声が聞こえました。目をこらすとかわいらしい野の草が楽しめます。南側には開けた場所が何カ所かあり、八王子、多摩、相模がみはるかせます。相模湾も見えるとのことですが、かすんでいて見えませんでした。なお、車では、高尾駅を起点に考えると、ここから、高尾街道に入り、城山大橋で左側に進み美山通りに入り、八王子城跡入り口交差点で左折。10分程度です。まずまずのキャパシティをもった駐車ロットがあります。

    

    

     

   http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/003/003/001/001/p005201.html 

26  島田市 大井川 川越遺跡・蓬莱橋

     『越すに越されぬ大井川』 の東側の宿場である島田(嶋田)宿は、川越する旅人で大いに賑わいをみせていたことはよく知られています。島田市は、町並みを「大井川 川越遺跡」として復元し保存しています。主なものとして、「川会所」(左)が復元されているほか(安政3年(1695)に建てられ、明治以降に移転が行われたものを、当初の位置に戻して復元)、人足の宿もいくつか残されており、往時をしのばせてくれます。少し下流に進むと、全長897m、世界一長い木造歩道橋としてギネス社に認定されている「蓬莱橋」がかかっています。大井川は、バイパスあたりではほぼ北から南に向かって流れているのですが、このあたりでは牧之原台地にぶつかり大きく向きを変え、東方に流れています。橋は川底から十数mもの高さがありますのに欄干がとても低いものですから、すこし風がつよいと渡るのが怖いかもしれませんが、わたしはよき川風に恵まれました。アクセスは、国道1号線(バイパス)向谷ICで降り、大井川沿いに県道342号を南下、10分ほどです。

    

     

    

    

    http://www.shimada-ta.jp/tourist/tourist_detail.php?id=11

27  江東区清澄  清澄庭園

    清澄庭園は、岩崎彌太郎ゆかりの庭園として知られる泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」です。各所に配された伊豆石が目立ちました。6月上旬より約350株の花菖蒲が見ごろを迎えるとのことですが、出向くのが少し遅かったようです。江戸時代享保年間(1716〜1736年)に、ある程度庭園が形づくられ、明治11(1879)年に岩崎弥太郎が買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画。そして明治13(1881)年に「深川親睦園」として 一応の竣工をみました。岩崎家から寄付を受けた東京市は、これを整備して昭和7(1932)年に公開しました。昭和52(1977)年には、庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園しています。アクセスは、都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線清澄白河駅下車、徒歩3分です。今回は、築地から月島に入り、ずっと歩きました。

        

   http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html

28  掛川市 掛川城(23参照)

      

         

         

     

29  山梨県南巨摩郡南部町万沢 西行公園

     西行公園は、昔の道甲駿往還の西行峠にあります。公園内には、祈りの石像や石碑、古い石が並び、展望所には西行法師が東国への途次この地で詠んだという歌碑が建ち、大町桂月随筆「富士見三景めぐり」に出て来る、富士見三景の1つ「盆中の富士」が眺められます。山梨新嶽百景に選ばれています。また、ここから富士川の流れや南アルプスの山々が望めます。東名道富士川ICから車20分(あるいは新東名新清水ICから10分)。国道52号線から、西にわずか入ります。鉄道の最寄り駅は、JR身延線十島駅です。

     

    

    

    http://www.town.nanbu.yamanashi.jp/kankou/park/saigyou-park.html

30  山梨県南都留郡山中湖村平野 石割神社

     山中湖の北東に位置する標高1,413メートルの石割山。その8合目に石割神社があります。漢字の「石」の字の形に割れた大岩を御神体とする珍しい神社です。古くからこの岩の隙間を3回通れば幸運が開けるといわれています。また石の割れ目からしみ出る水は霊水として眼病、皮膚病に効くとされています。アクセスは、(1) 富士急行線「富士山駅」からバスで35分、平野バス停から徒歩で120分)、あるいは (2) 東富士五湖道路「山中湖IC」から車で15分、石割山登山口駐車場から徒歩で100分。登山道を登り、下りしますので、登山する用意が必要です。

        

   

    http://www.yamanakako.gr.jp/information/info1.php?if_id=384

31   静岡県島田市千葉254 智満寺

     智満寺は、島田市街地の北方約7キロメートルに位置する千葉山の山中、標高約350メートルのところにある天台宗の寺です。千葉山の山頂(標高496メートル)に奥の院があります。源頼朝をはじめ、戦国武将 今川氏、徳川氏から帰依を受け、手厚く保護され、多くの貴重な文化財を伝える古刹です。本尊の千手観音は国指定重要文化財の秘仏で、平安時代後期の作とみられています。主な建物は、1588(天正16)年、藤枝の医師河村次郎右衛門が建立した薬師堂、翌年3月に徳川家康の命により再建された本堂や中門です。本堂には、五間堂、茅葺、入母屋造という桃山文化の影響がみられます。また、1605(慶長10)年には厨子、1610(慶長15)年には二十八部衆の像が再建され、江戸時代に入り、仁王門、鐘楼が建立されました。見事なたたずまいをなしています。
 智満寺周辺に生い茂る、推定樹齢800〜1000年ともいわれる杉の巨木群 「10本杉」(開山杉・大杉・達磨杉・雷杉・常胤杉・経師杉・一本杉・盛相杉・子持杉・頼朝杉ーこれらのうち開山杉・子持杉・頼朝杉は、枯れや倒木のため現存しません)も、国の天然記念物に指定されており、一見の価値があります。なお、倒木後の「頼朝スギ」は、京都の仏師江里康慧により、弥勒菩薩座像となっています。

       

 http://www.shimada-ta.jp/tourist/tourist_detail.php?id=62

32   長野県松本市安曇 上高地

     上高地は、標高約1,500メートルの、よく知られた山岳景勝地です。中部山岳国立公園の一部として、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。上高地は、広くは、飛騨山脈(北アルプス)の谷間(梓川)にある、大正池から横尾までの前後約10km、幅最大約1kmの堆積平野ですが、狭義にはこの平野のうち、観光名所として知られる河童橋の周辺だけを指すとのことです。この高度でこれほどの広さの平坦地は、日本では他に例が少ないそうです。今回は、バスターミナル→河童橋→梓川左岸→明神池→梓川右岸→河童橋→バスターミナルを2時間半ほどかけて歩きました。生憎かなりの雨に降られましたが、これはこれでいい思い出となります。松本からのアクセスは、アルピコ交通で新島々、ここから上高地バスターミナルまではバスです。片道1時間半ほどです。沢渡までマイカーやバイクで行き、そこからシャトルバスという方法もあります。釜トンネルからターミナルまではマイカー規制となっています。道路は、松本市街から岐阜県高山市の方面への国道158号です。よいツーリングコースと思えました。

  

     

  

 

 

 http://www.kamikochi.or.jp/

33  静岡県駿東郡小山町・神奈川県南足柄市 足柄峠

     足柄峠(あしがらとうげ)は静岡県駿東郡小山町と神奈川県南足柄市の間にある峠です。箱根外輪山から北に伸びた尾根上に位置し、箱根峠とともに東海道を成します。1889年(明治23年)にこの峠の北側の酒匂川に沿って東海道本線(現・御殿場線)が開通し、第二次世界大戦後にはこのルートに沿って現在の国道246号(そして東名高速道路)が整備されたために、この道は交通路としての重要性が薄れています。標高は 759mでして、峠の静岡県側は足柄城跡が公園として整備されており、富士山の美しい姿を楽しむことができます。また、神奈川県側は足柄峠が万葉集に詠われたことから足柄万葉公園が整備され、相模湾や江ノ島、三浦半島を望めます。峠に向かうには、東名高速道路大井松田インターチェンジから折れ、県道78号線に入ります。大雄山鉄道大雄山駅付近から御殿場線足柄駅までツーリングコースとして楽しめます。御殿場まで走り抜けると、国道138号線に出ます。そこから東名高速道路御殿場インターチェンジまでは数分です。

       

http://www.geocities.jp/thkyd/minirepo/200901kintoki/asigara.htm

34    東京都八王子市 高尾山

    標高599mの高尾山は、ご承知かと思いますが、春、夏、秋それぞれに、歩いて楽しい山です。東京都心から近く、たくさんの観光客や山好きが訪れるます。何度か登っていますが、今回は、10月半ばに、リフトで山頂まで上がり、もみじ台近くで昼食をとって、「いろはの森」を経て、日影バス停まで歩き、紅葉を楽しみました。少し雨に降られましたが、全部で2時間余気持ちのよいハイクをしました。 

 

 


https://takaozanyuho.com/

35    静岡県浜松市北区引佐町井伊谷 井伊谷城趾・龍潭寺(りょうたんじ)

    大河ドラマ「おんな城主 直虎」でとりあげられた井伊直虎(次郎法師)ゆかりの井伊谷城趾と井伊家の菩提寺龍潭寺を訪れました。城趾は城山公園となっています。龍潭寺は、本堂、開山堂、庫裏などと見事な伽藍からなり、庭は、小堀遠州作で国指定の名勝とされています。春の梅から始まり、さくら、あじさい、ハス、キンモクセイと四季折々の花が楽しめるようですが、訪れたのは見事な紅葉時でした。
 アクセスは、東名だと浜松西インターチェンジで降り北西に向かい、国道257号線を北進20分余。新東名だと浜松いなさインターから降りて、同じく257号線東南進10分です。

 

 

 

 

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/miryoku/naotora/toha/05kyojyo.htm

http://www.ryotanji.com/

36    静岡県袋井市豊沢 法多山尊永寺 

    袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院です。地域の人は、厄除けの法多山(はったさん)と呼んで親しんでいます。遠州三山の一つで、開山は725年といいます。広い寺域には、山門からはじまり本堂に至るまでりっぱな伽藍がたち、周囲は豊かな自然にめぐまれています。桜、藤、しゃが、あじさい、石蕗など四季折々の花が楽しめます。本尊は、正観世音菩薩で、厄除け観音として知られます。厄除け団子も有名です。母が遠足で行ったことがあり団子を土産にしたという話をしておりましたから、わたしもこれを母への土産としました。出かけたのは1月でしてもちろん花にははやすぎたのですが、山門近くで、ミツマタのかわいい花に出くわしました。アクセスは、袋井駅のほうからは251号線で、掛川からは403号線で入ります。近くには、多目的競技場「エコパアリーナ」があります。今年のラグビー・ワールドカップの会場ともなっていて、それに伴う周辺の整備も進められているように思えました。

  

  

http://www.hattasan.or.jp/

37    東京都世田谷区等々力 等々力渓谷 

    等々力渓谷は、区部でただ一つの渓谷です。東急大井町線の等々力駅から5分も歩かないところに渓谷に降りる階段があり、1kmほどを散策できます。5月半ばに行きましたから、新緑、そして鳥のさえずりを楽しむことができました。時節により、梅、桜、紅葉が楽しめるようです。水量が少なく、生活排水のにおいがすこし感じられましたし、環状八号の音が聞こえてもきましたがこの場所ですからよしとしましょう。等々力駅の一つ前の尾山台で降り、鯛心でたい焼きを求め、そこから、最終的には二子玉川駅までよく歩きました。写真のうち、最後の二葉は、多摩川土手の野の花です。

  

38    青森県十和田市 奥入瀬渓流     

    6月末に、3泊4日で東北への小旅行をしました。主たる目的地は奥入瀬渓流です。もちろんバイクで行くには少し遠すぎる(しかし、渓流に沿う国道102号はぜひ走ってみたいなと思えました)ので、東北新幹線で八戸まで行き、そこからホテルの送迎バスで十和田湖畔まで行き、翌日早朝に歩きました。奥入瀬とは、子ノ口から焼山までの約14kmの流れをいうようですが、銚子大滝から岩ケ戸まで7、8kmを歩きました。梅雨ですがほとんど降られることなく、ほぼ3時間ゆっくりと、豊かな樹木・草花、数か所の滝、急なあるいは緩やかな流れを楽しみました。新緑は5月〜6月、紅葉は10月とのことですが、四季折々の自然美が堪能できるということを実感できました。秋田地裁におられ何度も訪れたとお聞きした飯塚先生のおっしゃる通りでした。十和田湖の周辺では到着した日に、十和田神社などを訪れました。

  

     

 

38    静岡県榛原郡川根本町奥大井 寸又峡・井川ダム      

    10月(2019年)はじめに、掛川に帰った折、寸又峡ダム、井川ダムにでかけました。大井川上流域川根町は日本でも有数の茶どころですが、首都圏の人は、千頭まで走っている大井川鉄道本線のSL、そこから先の井川線のトロッコ電車(とくに湖上駅)で知っている人が多いかも知れません。両ダムとも発電、そして治水のためのダムです。とくに、寸又峡ダムはターコイズブルーという湖水の色がなんとも素敵です。吊り橋を渡ってこの色を満喫できます。掛川からは、バイクで70kmほどです。国道1号線掛川バイパスを大井川を渡る手前で下り、国道473号、362号、県道77号線を走ります。もちろん島田に入って大井川を越え右岸を走るという行き方もあります。

         

https://www.okuooi.gr.jp/ 

40   静岡県磐田市・浜松市 ヤマハ・コミュニケーションプラザ、浜松城

     12月(2019年)はじめに、磐田市にあるヤマハのオートバイ博物館(コミュニケーションプラザ)を訪れ、ついでに浜松市まで足をのばし浜松城まで行ってきました。今回は、めずらしく電車とバスを使いました。まず、ヤマハは、便を考え最寄り駅御厨駅ではなく磐田駅でおりバスで向かいました。浅間レースに出ていた頃のものから世界に出て行ったレーサー、さらには最新のものまでいろいろ見ることができました。物がものだけに見ていて飽きることはありません。浜松城も初めてでした。駅から歩いて20分ほどだったでしょうか。往時を思わせるのは野面積みの石垣だけですが、公園を散策できました。

          

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/koen-kan/park/parks/hamamatsujou/

41    静岡県静岡市清水区 三保の松原     

    8月末、掛川に帰る途中、清水港近くの名勝三保の松原に寄りました。50年ぶりになりましょうか。謡曲で知られる羽衣の松を中心とする松原、目の前の駿河湾、遠くに伊豆半島そして雄大な富士山が望めます。ユネスコの世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産に登録されています。アクセスは、国道1号静清バイパスを下り、清水マリンロードを西に向かって走り、150号線に入ります。久能街道に入る交差点で左方向に三保半島に向かうと10分ほどです。最近、おそらく上記登録に備えて、広い駐車場が完備されたようです。

    

https://www.surugawan.net/guide/86.html

   

42    静岡県掛川市倉真 真砂館・百観音     

    10月下旬、ローカルニュースに誘われて、掛川市の北部倉真(くらみ、と読む)の旅館真砂館の庭にフジバカマの蜜を求めてやってきているアサギマダラを見に行ってきました。台湾から海を超えて1000kmも旅してやってくるとのことです。どこまで北上したのかその帰り道に、10平方メートルほどに植えられているフジバカマをよく探せるものと感心します。そこからさらに北に向かって20分ほど散策し、百観音をみてきました。アケビの実が色づき、深まりゆく秋を感じました。掛川を本籍地としているわたしですが、住んだことがなく、倉真に行くのは今回が初めてでした。掛川駅から北に向かい旧国道1号線に出て、県道39号線に入り北上し、県道81号との石畑交差点を右折する。市中心部から30分余。

        

https://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/onsen/kuramionsen.ht

 

43    静岡県掛川市八坂・日坂     

    11月上旬、これまた掛川市東部の八坂にある事任(ことのまま、と読む)神社と旧東海道日坂宿を訪れました。国道1号線掛川バイパスの道の駅掛川に近く、その傍はなんどとなく通っていますが、訪れたのは初めてです。母の家は、旧東海道掛川宿中の一里塚葛川の近くですが、日坂は掛川の東隣の宿に当たります。宿は、掛川から東に向かって、日坂、金谷、島田と並びます。日坂・金谷の間の難所が小夜の中山峠、金谷・島田の間がこれまた難所の大井川ということになります。宿には、天保年間1軒の本陣、33軒の旅籠があったといいますが、当時の面影を残す建物がいくつか見られます。他に、高札場、秋葉山の常夜灯、本陣跡なども見られます。

  

           

http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/route/nissakashuku.html

 

 

 

 

 

   

      

 

 

   

 

 

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