今週のひとこと

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★４月２６日

　昨日、今日と晴れが続いています。しかし、連休前半はどうもよくないようです。ここに来て１週間が経ったので、そろそろいつ戻ろうかと考え始めているのですが、なかなか難しいです。２９日にするのも一つの考えですが、道路が混みそうな気がします。これを避けるとすると、次は２日になってしまいますがすこし雨マークがついている時間があります。

　判例体系の校正はなかなか進みませんが、庭仕事はだいぶはかどりました。１週間から１０日ほど早いかなと思いつつ、鉢を整えて朝顔の種の予定した全部を播きました。鉢数は１５個ほどです。アヤメも落ち着いたようで、最初花は２つしか開いていなかったのですが、今朝数えると、６，７つ咲いています。黄花コスモスも門柱脇に蒔きました。赤白花のに比べるとあまり好きではないのですが、強いので空き家の庭には向いていると思います。雑草取りもほぼ済みました。

　ゆっくりながら書評の準備作業も始めました。久しぶりに要件事実論を考えています。こうしたことをしているなかで、潮見先生が亡くなられていたことを知りました。そのこと自体に、そしてそれをいままで知らないでいてしまったことに驚きました。学問世界から離れつつあるということを思わされてしまいました。反省されます。

　ラフマニノフのピアノ協奏曲第２番を聴きながら。リヒテルによるものでして、１９５９年の録音です。チャイコフスキーのとカップリングされています。こちらは１９６２年録音です。

 

★４月２２日

　こちらに来てはや４夜を過ごしました。２週間余誰も居ない状態が続くと家の空気が変わるようで、到着して玄関から入ったときに感じたそれはすっかり消えました。家には人が住んでいないといけないとつくづく感じます。風を外から取り入れるだけでなく、ひとが動くことによって空気が動くことが大切なのでしょう。健康なうちはひと月のうちの三分の一をこちらで過ごすというペースを継続したいものだと思います。

　昨日の夕刻から雨模様ですが、手に入れて植えたばかりの「あやめ」（菖蒲ではない）にとってはよい雨です。府中にも少し持って戻りたいと思っています。ここで過ごさせてもらっているお返しに、庭をきれいにしてあげたいと思っています。自分自身の楽しみでもあります。昨日の買い物でも、小さなひまわり、朝顔の種を買ってきました。

　これも昨夕のことですが、はじめて「つくね」にチャレンジしました。タネが柔らかいものだからきれいな形にはなりませんでしたが、おいしく食べられました。はじめはいやだったミンチした肉をタマネギなどと混ぜる作業も慣れてきました。もう気になりません。

　クリックしたときの反応が遅いのはパソコンのせいか、あるいは設定のせいかと思っていたのでしたが、最近、マウスが劣化しているからであると分かりました。注文していたマウスが今日届くようです。これまでのものと似た形状、大きさのものを注文したのですが、すぐに慣れるといいなと思います。

　アルバンベルク四重奏団の演奏で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品１８を聴きながら。１９８９年の旧録音のものです。

追記（４月２４日）

　昨日城まで散歩をしたときにある庭で見かけたアヤメには写真で紹介されているとおりのアヤメ模様が観て取れました。これを参考にしてこの家の庭に植えたものの花弁を一枚採ってしっかり観察すると、これがまさしくアヤメであることが分かりました。これですっきりしました。

　きょうはツワブキを何株か手に入れましたので、さっそくアヤメに近い地に植えました。今夕からまた雨のようですが、植え付けに好都合です。黄色の花が咲くのが楽しみです。「農業屋」という野菜苗、農機具、資材を売る店で、金蓮花や夕顔の種も買ってきました。夕顔はまだ早いですが、金蓮花は鉢に蒔いてしまおうと思います。連休を前にして、夏野菜の苗も豊富に並んでいました。早くも、夏野菜の植え付けをしなければならない時節になってきました。

　ラサール四重奏団の演奏で、ラヴェルの弦楽四重奏曲を聴きながら。ドゥビッシーのそれとのカップリングです。フォーレも含め、フランス印象派の室内楽はとても好きです。

★４月１９日

　今日の掛川は快晴です。気温もかなり上がりそうです。

予定したとおり、昨日こちらに来ました。午後に雨のマークが付いているところがあったので７時半に出ましたので、１３時少し過ぎに着きました。気温は、道路脇の表示盤を見た限りで最低が山中湖あたりの１１度、最も高かったのが大井川の２０度ということで、雨には降られることはありませんでしたから、とても快適に走れました。東からはまったく見えなかった富士山ですが、富士演習場のあたりからは姿を見せてくれました。道志の道はいま少し遅い春を迎えているところです。芝桜も見事に花を咲かせていました。須走ではベトナムからの観光客をたくさん見かけました。富士の姿を見られるかどうかはまさに運次第だなと思いました。

ここに来るとすぐに庭を見るのですが、サンチュが収穫できるほどに大きくなっていたほか、水菜やインゲンは、東京より大きくなっています。やはり、気温が３，４度は高いのでしょう。ほとんど世話をしていないのに等しいですが、立派に育っています。花の種をなにか播こうと思います。そう言えば、昨日のＮＨＫのニュース番組で、日立海浜公園のネモフィラのことを扱っていましたが、アナウンサーが「種を植える」という表現をしていました。そんな言い方はあるのかな、と思ってしまいました。球根を植える、苗を植える、は普通の言い方ですが。

ブライアン・アダムスのベスト・アルバム「Ultimate」(2017)を聴きながら。いま流れているのは、Summer of ‘69です。かつて、よく聴きました。

★４月１４日

　昨日は久しぶりに電車で都心に出かけました。家を出たのが８時４５分、帰宅が１８時半でした。まずは、大学図書館に行き、ある本を借りました。開館したばかりの図書館は、入館のところで身分証が使えない、配架箇所が分からないということで、館員のお世話になりました。ひとが少なく、桜がまだ少し残っていて、あらためて美しいキャンパスだなと思いました。次回行く際に、身分証明書を作り直してもらわないといけません。

　次は四ッ谷でした。大学の同期会への出席です。１４人の仲間とおしゃべり、料理を楽しむことができました。ほんの少量ですが、昨年おいしいと思った「八海山（特別本醸造）」と、初めての山梨のものと聞いた「七賢」を飲みました。一次会後、喫茶店ルノアールで３人でのおしゃべりをしてから戻ってきましたので、帰宅が６時半となった次第です。みなさんそれぞれ上手に健康上の問題と付き合いながら、楽しく過ごしていらっしゃるようでした。

　ルクーのピアノ四重奏曲（未完）を聴きながら。「クラシック・ディスク・コレクション３０１（隠れた名盤３０１）」における、濱田滋郎の示すキャッチコピー「最も美しく、最も叙情的で、最も切実な“未完成”」に導かれてのことです。

追記（４月１６日）

　ある本についての書評を書いてくれないかとの打診を受けました。細かいことが分からないのですが、書評についてはあれこれ考えなければならないことがありますので、久しぶりに頭をめぐらしました。自分が書評されたときのことを思うと、すぐに思うのはこの人にコメントをされたということをありがたい、あるいは、うれしいと思えるかいうことです。

　このところ過ごしやすいが続いています。動くと少し暑いと感じることもあるくらいです。そんななかで、すこし土いじりをしました。インゲンや大葉といった野菜、マーガレット、日々草、百日草など花の種蒔きです。

　車検に出してあるＣＢがもうすぐ帰ってきます。天気予報も見て、ひとまず、１８日に掛川に行こうかと思っているところです。道志道を使いますが、この時期から５月一杯は本当に気持ちのいいツーリングができます。

　メッツマッハーの指揮する、バンベルク交響楽団の演奏による現代の交響曲を聴きながら。作曲者は、ツィンマーマン、ハルトマンといったところです。

★４月１０日（同日夕刻補訂）

　今日は、昨日とうって変わって、朝から気持ちのよい日です。１３時を少し回りましたが、１７度まで上がってきました。湿度も３０パーセントを切っているようです。庭を見回すと、風で折れてしまったさやエンドウがかなりあります。

　このところ、また「現代音楽」(Contemporaly Music)を意識して聴いています。２０世紀初頭から、１９６０年頃までの音楽です。まずは、ドゥビッシーあたりから、シェーンベルク・ベルク・ウエーベルン、ツェムリンスキー、バルトーク、スクリャービン、ヴァレーズ、レーガー、レスピーギ、ルーセル、ホルスト、ストラヴィンスキー、サティー、ガーシュイン、コルンゴルト、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフ、カバレフスキー、ルトスワフスキー、ヤナーチェク、シマノフスキー、ヴォーン・ウィリアムス、グバイドリアーナ、ブリテン、デュティユ、メシアン、コプランド、ゴレツキ、デュリフレ、ペルトといったところです。参考にするのは、柴田南雄「西洋音楽史　印象派以降」、沼野雄司「現代音楽」、「クラシック音楽の２０世紀　１・２巻」といったところです。（と、昼書いたのでしたが）ハードディスクに入っているファイル作成の年に基づいて振り返ると、２０２１年１月頃からしばらくの間、現代音楽を集中的に聴いていました。たまたまだと思いますが、沼野「現代音楽」（中公新書）が刊行されたのはその１月でした。このときに、松平頼暁「現代音楽のパサージュ（増補版）」（１９９５年刊行）も古書で買っていて、現代音楽の展望が大きく持てたのでした。

　「アダージョ・カラヤン」というアルバムを聴きながら。少しきつい現代音楽を聴いた後は、この手のものが耳の救いとなります。しかしそれはほんの一時のことで、耳はまた刺激的なものに向かいます。

　補訂時は、グリークの「ノルウェー舞曲集・交響的舞曲・叙情組曲」を聴きながら。グリークやシベリウスについてはスカンディナビアのアーティスト、オーケストラによる演奏のものがいいように思います。

★４月３日

　予定通り、昨日府中に戻りました。ほんの少し風がありましたが予報通りのツーリング日和でした。それにふさわしくバイクがたくさん出ていました。８時半に掛川の家を出て、到着は２時１５分少し前でした。途中、須走道の駅で１５分ほど休憩しましたので、５時間半ほどの快調な走りができました。道志道経由ですと３０分ほど所要時間が少なくて済みます。須走では、カワサキのエリミネーターに乗っている人に会いました。４００ｃｃのクラスでシート高が８０ｃｍ未満ということで、買い換えの候補車の一つと考えているので、声をかけさせてもらって話を聞きました。注文生産のようで、買うことにして納車されるまでには６か月かかるというようなことも教えてくれました。ネイキッドで足つきのよい４００ｃｃがあるといいのですが、あれこれ仕様をみていますが、どうもなさそうです。生産中止となったＣＢ４００は、なおマーケットにあるようですが、一度乗っているので目は向きません。トライアンフやドゥカティなどにも、シート高がそれほど高くない４００ｃｃ未満のものはあるようですが、輸入車はもう考えていません。

　戻ってきてから早速庭を見ました。野菜は、小松菜、リーフ・レタス、水菜などとてもうまく発芽しています。サンチュは食べられるほどに大きく育ってきています。しばらくは、サンチュのサラダです。アスパラガスも食べ頃のものを２本穫りました。花は、ネモフィラやパンジーが何株も花をいっぱい咲かせているほか、スイートピー、なでしこが花を付け始めました。Photo-Albumをご笑覧下さい。暖かくなれば覆いなどしなくてもぐんぐん育ちます。自然にそって成長してくれるのですから、よくしたものです。旬とはよくいったものです。

　モーツァルトのピアノ協奏曲２３番を聴きながら。演奏は、わたしとしてはめずらしくも、ゼルキンです。ＳＳＤに、マイ・フェイヴァリットのファイルコピーを始めました。交響曲・管弦楽曲、協奏曲、室内楽、器楽曲、声楽曲などと、今度はジャンル別に整理しようと思っていますが、まず手始めは、協奏曲です。

追記（４月７日）

　気温が上がりましたから桜を見にひとが出ていることでしょう。わたしは、昨日図書館に行った際、桜通りのを見てきました。古い木を切り倒して植え替えをしたので通りを覆うような咲き方にはなりませんが、十分に満足できる咲き方でした。わが家の山桜は３，４分咲きといったところです。梅や杏は葉をだいぶ増やしました。あっという間に「新緑の季節」を迎えます。菜園の野菜も順調です。だいこんは花を付け始めました。さやエンドウの収穫も始まりました。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　この二日で、１０枚ほど持っている外付けのハードディスク（容量は、２５０ＧＢから４ＴＢまでいろいろ）の整理をしました。もう読むことはない、聴くこと視ることはないであろうと思われるファイルもかなりありますが、そうしたファイルも消去してしまうということまではせず、普段はＰＣに付けてはいないディスクに集めるという折衷的な方法をとりました。今後のことで言えば、増えるのは専ら音と写真のファイルであろうと思っています。

　グルミョーのヴァイオリン小曲集を聴きながら。「ヴァイオリン・アンコール集」と題する２枚組のアルバムです。必ずしもすべての曲にヴィブラートは要らないとも思いますが、これはこれでとも思います。

★３月３１日

　今日は風も心地よい春の陽気です。桜の開花が進むことでしょう。逆川の河岸の桜はそのほとんどが早咲きのものですが、ソメイヨシノがわずかながら咲いています。

　金曜日の法事（母の三回忌）は、春の嵐の中を天然寺まで歩いて行くことになりました。浄土宗ですので、求めに応じて南無阿弥陀仏を１０度唱えてきました。男兄弟３人で、父母、そして妹を想う日となりました。常にそうですが、感謝の気持ちで一杯です。

　気象協会の２週間天気予報を見ましたら、３，４日は大雨のようなので、府中に戻るのを、もとの予定よりは少し早く２日にすることに決めました。晴れて、風はなく、気温も２０度くらいまで上がりそうですから、格好のツーリング日和となりそうです。少なくとも富士から御殿場までは山に近い路を使おうと思います。

　これまで集めてきた音源の内、（広義の）クラシック曲の好きなものだけを集めて一枚のディスクにしておこうと思って、容量１Ｔの外付けＳＳＤを買いました。何事も経験だと思って、初めて近くのコンビニに配達してもらうことをしてみました。

　土産としてたくさんの甘夏、夏みかんを用意できました。１回では運べないほどの数です。喜んでもらえそうです。試しに食べてみましたが、わたしは甘夏より夏みかんのほうがいいです。実がぱさぱさして、味も苦みを含むような酸っぱい夏みかんは困りますが、手に入れたのは、もちろん甘夏より酸っぱいけれど、みずみずしくすっきりした味で、薄皮ははがれやすく、とてもおいしい函南産のものです。

　ヤーコブスの指揮する、バッハ「マタイ受難曲」を聴きながら。

★３月２４日

　昨日は雨、きょうも曇りで、小寒い日が続いています。気温は１０度まで届いていないでしょう。２２日に掛川にやってきました。雨には降られませんでしたが、富士山麓は５度程度と寒い中を走ってきました。はじめ１６日あたりかと言われていたソメイヨシノの開花は、寒波の襲来で遅くなり、２６，７日と予報されています。ここに到着して、すぐに気づいたのは、チューリップが満開状態であったことです。府中では蕾が見えるかどうかというところでまだまだだと見ていましたから、静岡はやはり暖かいのだなと実感できました。ここのチューリップは、昨秋植えたオランダ産のものですが、２０球あります。背丈が低いので、風が強いこのあたりにはとても適した品種だと思います。同時に植えたクロッカスはもう散ってしまっていました。持参した、花菱草（ポピー）や百日草の種を播いてやろうと思います。

　ヴォルフの「アイヒェンドルフの詩による歌曲集」ほかを、フィッシャーディスカウで聴きながら。歌曲が好きになったのも、中学生の時の音楽の時間以来のことです。シューベルトの「魔王」、歌曲集「冬の旅」（菩提樹など）が、印象に残っています。

追記（３月２７日）

　ようやく晴れ間が見えています。しかしこれも、今日一日もたないということで、法事のある金曜日までまた雨続きようです。少し早いような気もしますが、菜種梅雨というのでしょう。

　この家の庭には芝が植えてあるので、花や野菜を育てられるスペースはごく限られています。それでも、鉢やプランターも使って、花菱草、百日草のほか、インゲン、水菜の種を蒔きました。前々回に来たときに蒔いたサンチュは、まだ小さいですがサラダにして食べています。近くの大型スーパー「バロー」で買ってきた、めずらしくも根付きのリーフサラダも植えてみました。こそぎつつ食べようという算段です。金曜日には兄弟３家族（たった６人です）が集まりますが、チューリップや水仙はみごとに見頃ですし、ネモフィラもかわいい花をいくつか付けていますので、ちょうどよかったなと思います。おまけに、ミヤマツツジも咲き始めました。空き家にしているようには決して見えません。

　昨夕は、自家製カツでカツ丼を作りました。簡単にできるのにおいしいです。割り下次第ですが、情報はウエッブにあふれています。カツは前回来たときに作っておいたものですが、下処理など、なおいくつか改良点があります。次回はもっとおいしく仕上げようと思います。

　ティチアーティの指揮するスコットランド室内オーケストラの演奏で、ブラームスの「交響曲全集」のうち第１番を聴きながら。これも「不滅の名盤１０００」だったら、フルトヴェングラー、カラヤン、ベーム、バーンシュタイン、アバド、ミュンシュなどの指揮するものが推薦盤なのでしょう。ブラームスの交響曲は４曲とも好きです。

★３月１９日

　家のものが書斎をノックして、いま家の前を通りかかった母親に連れられた女の子が、わが家の花を見て、まあきれいと言ってスキップをしながら行った、と教えてくれました。いま咲いているのは、フォトアルバムに示しているように、ネモフィラ、パンジー、アネモネなどです。うまく育てているね、と言ってもらったとこれを翻訳して、うれしく思っているところです。スイートピーもたった一輪ですが咲き始めました。

　これに関わり思うのは、いま読んでいる「庭仕事の神髄」という本のことです。副題には、「老い・病・トラウマ・孤独を癒やす庭」とあります。ちなみに、この本の原題は「The Well Gardened Mind – Rediscovering Nature in the Modern World」です。著者は、自らも夫（専門的なガーディナー）とともにガーデニングを楽しんでいる精神科医・心理療法士のスー・スチュアート＝スミスという英国人です。庭仕事がこころにどのような影響を与えるかを、多数の文献・症例経験などを踏まえて、丁寧に論じています。サンデータイムズ、ガーディアン、フィナンシャルタイムズなどにも好評が載せられているようです。自己肯定の気分が得られるということも効用の一つとありますが、その通りだなと思えます。図書館から借りてきた本ですが、買ってもいいなと思います。2021年築地書館刊行の本です。予約は３人待ちでした。これを読むと、庭仕事はいいよ、ということをすこし深いところで理解したことになろうかと思えます。更新ができませんから一気に読むしかありません。

　きょう自分がした庭仕事は、全体の水遣りのほか、人参の種蒔きでした。しばらくやっていなかった人参に挑戦します。５寸人参ですがどのくらい大きく育てられるでしょうか。

　ブリュッヘンの指揮する１８世紀オーケストラの演奏による、べートーヴェンの交響曲集を聴きながら。昨夕からずっと、カラヤン、ヴァント、そしてブリュッヘンというように、あまり聴くことのない１番、２番、４番も含めて、ベートーヴェンのシンフォニーを聴いてきました。

★３月１４日

　昨日とうって変わって穏やかです。気温も１３、４度まで上がることでしょう。杏の蕾がだいぶ濃くなってきました。寒気が去ってようやく葉もの野菜の種の蒔き時ともなったといってよいでしょう。小松菜とサンチュは買ってありますが、水菜とリーフレタスを買いがてら、ホームセンターまで散歩をしようと思います。うまくいかないのでしばらく止めていたレタスについては、一手間かけることになりますが、育苗ポットに蒔いてみようと思います。すでに買ってあるジャガイモの植え付けもしようと思います。

　こうしたこともあって、藤田智というひとの「野菜づくり大全」をぱらぱらとみています。あれこれ作るというよりも、定番の野菜をいくつかしっかり作りたいと思います。そのためには、いくつかの基本的な知識と肥料・資材・農具が必要だと実感します。肥料、土は重いので、数日前に買ってきてもらいました。もう少しトンネル支柱とシートがあるといいなと思っているところです。

　昨日は国選の割当日でしたが、選任はなくて済みました。月末に予定されている法事のことを考えると選任されなくてよかったと思えます。また、起こっている事件数に関係しますから、その点からも選任がないことはいいことだといえます。次回は、５月中旬、次々回は８月中旬との連絡が来ています。

　ベルチャ弦楽四重奏団の演奏によるベートーヴェンの「弦楽四重奏曲集」を聴きながら。これまであまり聴くことがなかった四重奏団ですが、「新時代の名曲名盤」の選者による評判はいいようです。初期のものは颯爽としていていいように思います。昨日は、７０年代の東京カルテットで、ラズモフスキー３曲でしたから、続いています。

追記（３月１５日）

　予定通り、ジャガイモの植え付け、水菜、レタスなど葉ものの種蒔きをしました。よく見てみると、一度枯れた紫陽花が４株すべて緑の葉を出しました。昨年挿し木をしたものを手に入れたのですが、梅雨に入る頃には初めての花をつけることと思います。　

　ブラームスのピアノ五重奏曲を聴きながら。ナクソスです。演奏は、ポリーニ、イタリア弦楽四重奏団によるものですが、後者はある時期よく聴きました。モーツァルトの弦楽四重奏などです。ＬＰレコードでも一枚持っています。ナクソスはほんとうにありがたいです。市立図書館が契約しているアカウント数は知りませんが、これまでこの制限によって聴くことができなかったことはたった数度です。ヘヴィーユーザーだと思いますが、ひとの利用を妨げていることはおそらくないのではないか、と思っています。

★３月１１日

　日の出時刻が今朝は５：５９となりました。５時台に突入です。３月中旬としては少し冷えましたが、日中は１３度くらいまでは上がるようです。穏やかな日です。そろそろジャガイモを植え付けてもいいかなと考えているところです。庭のネモフィラ、パンジー、アネモネ、ヒヤシンスがきれいです。スイートピーも丈が大きくなってきました。去年は種を播くことを忘れてしまったスイートピーですが、今年はあと数週間すればたくさん花をつけてくれそうです。白花のさやエンドウは、草丈はそれほどでもないのにもう花をたくさんつけています。

　かの日から１３年です。ＮＨＫでも特集を組んでいます。図書館も震災についての本をかなりの数ひとつの書架にまとめて並べてくれています。そのひとつ「首都直下地震」（岩波新書、2016）を読みました。自身のことを考えると、一番怖いのは立川断層を震源とする地震による倒壊、火災なのかと思っています。都心南部直下地震の場合でも、震度６弱とのことです。能登半島についてのこの２か月の報道をみるだけでも、地震発生の後なんとか生活ができるまでにかなりの時間を要することがよく分かります。もとの普通の生活に戻ることについては１０年以上と考えないといけないのでしょう。あるいは不可能なのかも知れません。

　２月下旬に、今年定年を迎える学院の他学部のある先生から「エッセイ集」が送られてきました。タイトルは「エミュール」ですが、トルコ語で、「生きる歓び」というのだそうです。「スクリーンの中に英国が見える」、「ヨーロッパを知る５０の映画」という著書のある方です。「知的遍歴」を垣間見ることができそうな本で、まことに興味深く思います。自分の退職時のことを思い返していますが、こうした学の営みの整理、そしてこれをひとに送ることによる挨拶は（いや、お世話になった学部外の方への単なる挨拶すら）しなかったな、できなかったなと思わせられました。さっそく、北野論、イシグロ論にかかわる文章を読ませていただきました。こうしたことから知れるように、わたしは、（徒党を組むということはしませんでしたが、）他学部の何人かの先生といいつきあいをさせていただけたのでした。ディシプリンが異なるひととつきあいができ、その人達から学べたことはたくさんあります。学部教育を人文学部法経学科というところで受けたということは、自身のその後の人生にとってとてもよかったことだともあらためて思えます。この２，３か月において、文化史、思想史などの本を読もうとしていることもこれに関わります。

　ミンコフスキー指揮、ルーブル宮音楽隊演奏による「ハイドン　ロンドン交響曲集」を聴きながら。以前だと、ハイドンの交響曲といえば、ワルター、セル、クレンペラーなどを聴いていたのでしょうが、最近は、アーノンクール、ブリュッヘン、そしてミンコフスキー、ファイなどに移ってきているようです。

★３月６日

　いまの外気温は５度です。冷たい朝です。あと１時間ほどするとまた雨が降り出すとのことです。金曜日までは、どうもこんな調子のようです。雪の可能性もあるとのことで、桜の開花日にも影響があるのでしょう。ちなみに、府中市の桜祭りは、１５日から２４日までとのことです。府中公園、桜通りの桜はだいぶ植え替えられましたので、しばらくはこぶりの感じになります。

　少し暖かかった一昨日、男爵の種芋を１ｋｇ買ってきました。大きめのものは半分にして使いますから、２０くらい植えることになります。合わせて、畝も用意しました。日曜日に植えようかなと思っています。昨年は１５ｋｇも収穫できましたが、今年はどうでしょうか。いま収穫できているのは、大根と菜花・ほうれん草などです。大根はあまり大きくはなりません。思い切った間引きが必要なのでしょう。しかし、辛みがちょうどよく、スーパーで売っている青首などよりもはるかにおいしいです。ブロッコリーもよくとれました。やや甘めのゴマ和えが気に入っています。ネギも、苗を買う必要がないほどに、うまく続いています。この５月までに隣地に二棟の建物が建ちますが、北側なので野菜作りにはほとんど影響がなくて助かります。

　昨日、これまでやってきた遺産分割にかかわる件につき、依頼者に登記完了証、登記識別情報などを送りました。ほぼ依頼者が求めたとおりに解決できてほっとしています。依頼者にもとても喜んでもらえました。

　サンサーンスのLa Muse et le Porte for Violin, Cello and Orchestra Op.132を聴きながら。チェロは、イッサーリスです。イッサーリスがRCAに録音したサンサーンスのアルバム二枚を、Spotifyで聴き通しました。少し前までは、ロストロポーヴィッチ、デュプレ、トゥルトゥリエ、ジャンドロン、ナヴァラなどがよく聴かれたと思いますが、いまは、イッサーリスのほか、ウィスペルウェイ、カピュソンなどに好みが移ってきているようです。チェロにつき、以前はマイスキーなどをよく聴いていたわたしも、最近はケラス、イッサーリスを聴きます。古楽だと、これとは少し違ってきます。

 

★３月２日

　いまの外気温は６度ということで、冬に戻ったような日です。外に出て鉢やプランターの草を少し取ったのですが、冷たいのですぐにやめてしまいました。

　音楽を聴きながら、ブルース・ヘインズの「古楽の終焉」を読んでいます。１９７５年ころからピリオド演奏やHIP（歴史的知識にもとづく演奏）についてはもちろんずっと意識してきましたが、知見がとても深まります。この本を読むことによって、広義におけるクラシック音楽の聴き方がまったく変わるなと感じています。たとえば、ブリュッヘンとペトリとの比較で、後者は上手に奏でているだけで内面の洞察を欠くとして、手厳しいです。わたしもこれまでよく聴いてきたタリス・スコラーズのあるアルバムについても、心地よい演奏を好む人はいるだろうが退屈で何もメッセージが伝わってこない、と手厳しいです。音楽のマーケットにおいて多数を占める普通の聴き手で留まりたくはなく、少なくとも（「正典」だけではなく、）いろいろな音楽作品につき、演奏の多様性をおおいに楽しみたいです。ほんものの「古楽」には「修辞的」な「ミュージッキング」が意識されないといけないということがたくさんの音源データによって丁寧に示されています。「趣味の洗練」（ゴンブリッチ「美術の歩み」上）のためにいい本を読んでいる、と感じています。「洗練」、つまりここではよき聴き方のためのいくつかの「術語」（中村雄二郎「術語集」岩波新書黄色版）が手にできる、と実感しています。

　ダンツィの「協奏協奏曲」を聴きながら。ギグルベルガーが指揮する、レ・ヴァン・フランセ、ミュンヘン室内管弦楽団の演奏によるアルバム「協奏曲集」に入っています。

★２月２７日

　昨日の東京は予報どおり風が強かったようですがこちらはさほどでもなかく暖かかったので、今回初めての外出ということで藤枝の蓮華寺池公園まで往復５０ｋｍほどのツーリングをしました。谷稲葉の駐車場で名古屋から来ていたライダーと話ができましたが、伊豆半島の大瀬崎まで行くとのことでした。福永武彦の「草の花」をとりあげながら戸田もいいですよと話をしたら早速スマートフォンで地図を見ていました。日帰りのツーリングのようですが、大瀬崎から戸田まで延ばすのは、距離はともかく道が細いので意外と難しいのかも知れません。公園は梅が楽しめました。池の周りはいろいろな命が芽吹き、春の気配でした。目的の半分は、マルタ茶舗での「抹茶入り玄米茶」の購入でした。もう３回目だったので覚えてくれていて、抹茶を多めに入れておいたと言ってくれました。ちょっとした気遣いですが、ありがたいことと思います。袋をみたら、サービスで茶飴が一袋入っていました。今朝のニュースが教えるところでは、静岡の茶の生産量はなお日本一のようですが、その量はだいぶ減っているようです。

　今日も関東と異なり、こちらは穏やかなので、逆川の河岸を城まで散歩してみようと思います。掛川桜が咲き始めていることでしょう。洗濯、掃除など、帰り支度はほぼ整いましたので、ゆったりした気分です。昨日今日で、大隅の「日本文化史講義」もだいぶ進みました。「時代区分」についての論考から読み始めました。

　ルイスの演奏で、シューベルトの「ピアノ協奏曲集」を聴きながら。

追記（２月２９日）

　昨日府中に戻ってきました。この時期としては、最高のツーリング日和でした。９時少し前に出て、到着は３時ころでした。１０度に届かないところもありましたが、予報通り風がたかだか２，３ｍであったので助かりました。６，７ｍの風はつらいです。由比から小山までの、富士を前方あるいは左手に見ながらのツーリングはほんとうに素敵です。神々しい富士でした。

　帰宅してすぐに菜園を見ました。頂花蕾のブロッコリーはほぼすべて穫りました。やや大きくなりすぎていました。ほうれん草や菜花も、量は少ないですが、収穫時です。ネモフィラがまだ６，７輪ですが開花していました。パンジーも大きく開花しています。そろそろ、小松菜や百日草の種を播いてもいいかなと思います。明日はもう３月です。

　Steevie Wonderなどによるアルバム、「Handel’s Messiah」を聴きながら。Bruce Haynsが、「古楽の終焉」において、即興演奏が必須であるという観点から、Steevie Wonder & Take 6による「O Thou That Tellest Good Tidings To Zion」 を引いています。ヘインズによる、ペトリやタリススコラーズに対する評価は厳しいです。前者については、上手に奏でられた音であるが、ブリュッヘンが世界に贈った最も大切なもの、彼がこの楽器（リコーダー）と音楽に新しくもたらした内面への洞察を否定してしまっていると言います。また、後者について、（名声を博しているこの合唱団は）力量はあるのだが退屈で、何もメッセージが伝わってこない、と評しています。少なくとも、多様な（演奏・）聴き方、何のためにするかを意識した（演奏・）聴き方をしなければと思わされます。

★２月２５日

　金曜日の天気が、富士山麓、神奈川西部で雪、みぞれとあり、土曜日の最低気温が零下に下がるということであったので、まだ掛川にいます。今日（日曜日）はとても冷たいです。週明けも、晴れていたとしても北の風が６，７ｍであったりするものですから、戻るのは水曜日にしようかと思っているところです。滞在が２週間になってしまいます。毎回１週間から１０日と考えていますから、いつもよりだいぶ長くなってしまうことになります。

　日本思想史の次は、「海鳴り　上・下」をあっという間に読んでしまいました。よくできた長編で、再読に耐えます。読む度に新しい発見があり、気づきがあります。老いを感じた者（といっても、主人公は４６歳ですが）がどう生きていくかがテーマの一つになっています。がむしゃらに働いてきた者の心にある虚しさをどう扱うことにするか、考えさせます。短編をつないでできたような、よくできた物語です。人生における真の充実は何によってもたらされるのか。藤沢は、何もかも語り合える信頼のおけるひとがいることを示しているように思われます。丁寧な心理描写、美しい風景描写、端正で明瞭な文体、緻密な結構をもって、人の優しさ（愛とか、ひとどうしの共感といってもいい）を描いていると思います。周五郎のようなお仕着せがなくていいです。終わり方がどうであれ、清々しい読後感を得られます。短大図書館のリサイクルで全集２６巻全部をいただいてよかったと思っています。

　もう少しここにいますので、戻るまでに、大隅和雄「日本史文化史講義」を読み終えられそうに思います。大隅氏は、中世文学の研究者で、講談社学術文庫に「愚管抄」の現代訳があります。先に展望のもてない困難な時代を生きた知識人の書いた史書として関心が持てます。読もうと思って、もう書斎の座右に置いてあります。読もうと思う本がたくさんあって困りますが、時間があることは幸いです。ヘッセの、随筆集「ひとは成熟するにつれて若くなる」がここに届きました。気の利いた読書も成熟の一つの手立てだと思いますが、Mit der Reife wird man juengerといわれるときの、jungとは、juengerとはどういうことか、理解を深めたいと思います。この随筆集には、ヘッセの写真が何枚も載せられていますが、カバー写真の老いたヘッセを美しいと感じました。成熟とは単に齢を重ねることでないことははっきりしています。

　ベズイデンホウトのフォルテ・ピアノで、モーツァルト「ピアノ協奏曲集」を聴きながら。交響楽団は、フライブルク・バロック・オーケストラです。たしか、このオーケストラは指揮者を置かなかったと思います。

★２月２２日

　珍しく雨続きです。こちらに来てからもう１週間が経ちますので、戻ることを考え始めましたが、雨マークのないのは土曜日だけ、しかも金曜日には雪の可能性もあるようなので、どうしたものかと思っています。かなり雪が降ったら、次の候補日は２７日火曜日となってしまいます。

　判例体系の原稿を送ってからだいぶ経ちましたが、体系替えがあってから初めての検討会を５月に行うとの連絡が一昨日ありました。南青山でするとのことでうれしく思いました。オンラインが数回続きましたので、皆で会って検討するのはほんとうに久しぶりのことになります。

　家永「日本文化史」以降、文化史、思想史の本を続けて読んできていますが、ここで読み始めたのは、末木「日本思想史」（岩波新書、2020）です。しっかりと提示された方法論は、まことに興味深いものです。「王権と神仏を両極として思想を理解する」というアプローチをおもしろく感じながら読み進めています。文学史、宗教史、教育史、技術史といったものの基底に流れるものはあるのか。家永などのアプローチとどう異なるのか。本書末に示される参考文献一覧を含めて、少し丁寧に読みたいと思っているところです。冒頭章の「日本思想史をどう捉えるか」に、「日本史思想史研究の黎明」・「丸山真男と戦後の日本思想史研究」とがあって、先陣を切った津田左右吉からはじまり、戦後の新しい思想史をリードした丸山真男、仏教史から近代思想の研究に転じた家永三郎までの概観があって、簡単な見取り図となります。「東北大学は（戦前の村岡則嗣によって築かれた日本思想史の一連の着実な研究という伝統を受け継ぎ）今日に至るまでこの分野をリードしている」、という文章も興味深く読みました。恥ずかしながら、知りませんでした。思想史について、土台・上部構造論だけではなく、多様なアプローチを感得していきたいと思います。

　エベーヌ弦楽四重奏団などの演奏による、フォーレ「室内楽曲集」を聴きながら。冒頭は、カピュソンによるヴァイオリン・ソナタ第一番です。

★２月１７日

　とても暖かかった１４日に掛川に来ました。グリップ・ヒーターだけは使いましたが、電熱ベスト・パンツはオフで大丈夫でした。１２９号・２４６号・１号を走りました。途中、富士の河口近くの公園（入道樋門公園。夜景でよく知られるポリプラスティック富士工場の近く）で３０分ほど休みしましたが、実質ほぼ６時間のツーリングでした。府中・小山３時間、小山・沼津１時間、沼津・静岡１時間、静岡・掛川１時間です。ちなみに、首都圏中央連絡道を使っての時間的に最短のコースでは２時間５５分、厚木・掛川を東名で走った場合は、３時間１５分ほどです。道志道を使うと、５時間半ですが、冬期は凍結が心配なので避けています。下道を所々で寄り道をしながらゆっくり走るのが楽しいですし、６５００円ほどの節約にもなります。

　遠州の空っ風は浜松の凧揚げを通してよく知られていますが、それでも東京よりは暖かなようで、庭の梅は満開だし、チューリップやクロッカスはすべて芽を出しています。梅といえば、藤枝の蓮華寺池公園の梅もそろそろ見頃ではないかと思われます。

　前回来たときには判例体系の仕事をしましたが、今回は何も持ってきていませんので、家事のほかは読書三昧を楽しもうと思っています。「新時代の名曲名盤クラシック５００＋１００」を整理した外付けディスクも持ってきていますから、これも楽しめます。

　グリークの「ピアノのための叙情小曲集Lylic Pieces」を聴きながら。アンスネスの演奏です。ピアノによる日記とはよく言ったものです。まさに、名曲の名盤です。

追記（２月２０日）

　昨夜はかなりの雨でした。強い時間には、７，８ｍｍの降りだったようです。暖かいのは今日までで、明日からは寒くなりそうです。しかもこの先一週間は雨マークが続いているので、府中に戻る日をいつにするかが難しいです。ハルカという名の珍しいミカンが手に入ったのでお土産はできたのですが。今日は朝から晴れていますが、神奈川、東京が雨のようで動くのをやめました。

　小澤追悼の「クラシック音楽館　追悼マエストロ・小澤征爾」をＮＨＫプラスで半分ほど聴きました。２００２年のウイーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートからの、ワルツ、ポルカ、マズルカ、喜歌劇の序曲など、ワルツ「謝肉祭の使者」からアンコール曲「美しく青きドナウ」までの何曲かです。彼の、「輸入ものとしてではなく自分のものとしてのクラシック音楽」という冒頭の言葉が頭に残りました。

　リヒャルト・シュトラウスの「交響詩　英雄の生涯」を聴きながら。ロトの指揮によります。

★２月１２日

　ビロード革命に関わり、ハヴェルの「力なき者たちの力」(人文書院、2019)を読みました。ＮＨＫのバタフライ・エフェクト「世界が揺れた2つの年 1968と1989」を観たことによります。「何よりも自分という存在をかけた姿勢」からの独裁＝「ポスト全体主義体制」への批判の書でありますが、（「技術文明、産業社会、消費社会に振り回されある種の無力状態に陥っているという」）「危機」が「巧妙に隠れている」ために「より深い危機」に直面している「西側の民主主義」社会に生きるわたしたちに対しても、「複数制、多様性、独立した自己形成や自己編成、つまり自身の自由の実現」に向かうための大切な視点を提供しているように思われます（翻訳者阿部氏の解説参照）。「虚偽意識」は、体制の如何を問わず持たされうるものであるということをあらためて思います。図書館から借りているこの本ですが、予約者が別にあるとのことです。おそらく、わたしと同様、ＮＨＫの番組を観た人でしょう。

　サンフランシスコ交響楽団の演奏による「トーマス・コンダクツ・ガーシュウィン」を聴きながら。冒頭は、「パリのアメリカ人」です。

★２月７日

　寒冷紗のうえの雪をとったあと、ブロッコリーの一番大きいのを穫りました。大きいところで１５ｃｍほどはありますから、まずまずです。頂花蕾を穫った後には、いくつもの側花蕾を楽しめます。Photo-Albumでご覧になって下さい。大きなネモフィラ、スイートピーの鉢、プランターにすこし雪がつもりましたのでどけてやりました。傷むことはまったくありませんでしたからほっとしています。

来週の半ば過ぎから気温が１４，５度まで上がるようです。掛川に出かけようと思い始めました。

アーノンクールの指揮で、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を聴きながら。２０１５年リリースのものです。前のは、ヨーロッパ室内管弦楽団とのものでしたが、これはウィーン・コンチェントゥス・ムジクスとのものです。

★２月４日

　久しぶりの雨です。明日未明には雪に変わるかも知れません。「南岸低気圧」は一年を通してこの時期だけに気になる名辞です。ネモフィラを軒下に移してやろうかなと思います。

　時間がありますので、読書三昧をおおいに楽しんでいます。中国思想（「荘子」）、日本文化史（尾藤「日本文化史」、大隅「日本文化史講義」）、日本文学史（キーン「著作集１」）、日本史、中世芸能、音楽というように濫読状態です。チェコのプラハの春に関わるハヴェルの著作も脇に置いてあります。日本史は、講談社学術文庫の「日本の歴史１縄文の生活誌」ですが、尾藤の第１章に引き続くものとして手に取っています。三内丸山の生活のありさまが４０頁ほどを使って示されています。三内には、大人の休日倶楽部パスを使って、緑が濃くなる季節にぜひ行ってみようと思っています。

　ファウストのヴァイオリンで、シューマンの「ヴァイオリン協奏曲」ほかを聴きながら。このところ、「新時代の名曲名盤５００＋１００」のうち「１００」に採りあげられているものを聴いています。朝一番は、ピリシュの演奏によるシューベルトでした。ファウストもピリシュも、わたしの最も好きな演奏家にはいります。女性の演奏家では、他に、アルゲリッチ、コジェナー、オッター、ポッジャー、イブラギモヴァギなどが好きです。

追記（２月６日）

　予報通りの湿った雪でした。１５ｃｍほど積もったのですが、凍ってはいなかったので、除けるのは簡単でした。歩行者は助かったことでしょう。雪の様子は、Photo-Albumをご笑覧下さい。ニュースが上智大学の入試のことに触れていました。交通機関の乱れではらはらした受験生はいることでしょう。

　バルトークの「弦楽四重奏曲　全曲盤」を聴きながら。タカーチ弦楽四重奏団の演奏によるものです。このあとは、Spotifyで、アーノンクールが指揮する、ベートーヴェンの交響曲４，５番を聴こうと思っています。２０１５年録音です。

★２月１日

　早くも２月に入りました。もうすぐ節分です。しばらく庭のことはやっていなかったのですが、暖かかったので、春野菜にための畝を作りました。小松菜の発芽温度をみたら１５度とあります。蒔くにはまだ早いですが、石灰や有機肥料を入れて種蒔きの準備をしておこうと思います。さやエンドウは花が咲き始めました。ブロッコリーは８株植えてありまして、だいぶ大きくなってきました。一番大きいのは１５ｃｍくらいあろうかと思います。収穫はあと１０日か２週間先です。

　キケロの「老境について」は７０頁ほどの本でした。キケロの整理では、老いの惨めさは、１．老境は、老人たちを仕事の処理からひきのけるからということ、２．それは、肉体を一段と弱めるからということ、３．それは殆ど全部の情欲をうばいさるからということ、４．それは死から殆どはなれておらぬということからくるとみられるが、はたしてそうかと、これらについての逐一の検討が施されています。検討による結論は、惨めさを感ずることはないというのですが、かなり共感できるように思いました。とくに、３について、老人にとっての田園の喜びということを指摘しています。土いじりをすることは、確かに喜びをもたらすと思えます。この本の本文第３章に、「老境の最もふさわしい武器は、諸徳についての学識と実践であり、それらが一生を通じて涵養せられるとせば、人が長く生きてきたというばかりでなく、あまたの事をやってきたという場合、驚くべき果実をむすぶものである。なぜなら、けっしてそれらは人を見捨てることをせぬ」、とあります。翻訳者である吉田正通氏が参照したReidによる第１８章の註釈に、ソロンの言葉として、「つねにあまた学びつつわれは老いてゆく」、とあります。味わい深いです。

　デュトワの指揮するモントリオール交響楽団の演奏で「フランク：交響曲ニ短調、ダンディ：フランスの山人の歌による交響曲」というアルバムを聴きながら。

追記（２月２日、３日わずかな補訂）

　あらえびす「名曲決定盤（下）」（中公文庫）の奥付をみると、印刷・発行年をみると昭和５６年とあります。青山に移ってきたのが１９８０年ですから、その翌年になります。おそらく「購買会」で買ったものと思います。SP盤時代の名曲・名盤案内の本としてよく知られたものです。解説者萩昌弘氏によると、この本が刊行されたのは昭和１４年（１冊本）とのことです。なぜか下巻しか持っていなかったのですが、上巻を揃えたく思ってウエッブで調べたら古書でよい物が売られていましたの、早速注文したところ、あまり間を置かずに今日配達されました。アマゾン経由で大阪堺の古書店から送られてきたこの本はとてもきれいでした。揃うということは気持ちがいいものです。SPレコードマニアではありませんから、この本に基づいて注文するというような利用はおよそ考えられませんが、１９４０年から１９７０年頃までに、どのような音盤が出ていて、愛好者により楽しまれていたかをみることはそれ自体おもしろいことです。あらえびす→吉田秀和（LP３００選）→志島（実践的レコードコレクション４冊）→音友のムック本（不滅の名盤など）何冊か、というような順でみていくとおもしろいです。ちなみに、わたしがレコードを手にとって聴き始めたのは１９６２，３年頃からです。貧弱な再生装置によってでした。自分でステレオ装置を買ったのは、１９７０年でした。まとまって入った奨学金をそれに充てました。最初にかけたのはヘブラー演奏のモーツァルト「ピアノ協奏曲２６番戴冠式」でしたが、あらえびすにおいては紹介されていません。ちょっと若すぎたのです。あらえびすが挙げる女性ピアニストは、わたしの知っているところでは、クラウス、ランドフスカです。男性では、コルトー、シュナーベル、バックハウス、ルービンシュタイン、ケンプ、ホロヴィッツなどです。未来の人として、ゼルキンが挙がっています。

　シャマユの演奏で、メシアン「幼子イエスにそそぐ２０の眼差し」を聴きながら。NAXOSです。

★１月２８日

　昨日府中に戻りました。予想通り、この時期としては絶好のツーリング日和でした。富士では雲でまったく見えなかった富士山も、道の駅おやまでは美しい全容を見せてくれました。バイクもたくさん走っていました。朝のうち大井川近くで気温が３度と言うところもありましたが、徐々に上がり、昼を過ぎた山北あたりでは１０度を超えていたと思います。秦野・伊勢原間が混んでいて手脚をよく使ったので、攣るのではないかと心配したのですが、漢方をひと包み予防的に飲んだためか攣ることなく済みました。

　今日は、掛川でほぼやり終えていた判例体系の仕事をすべて見直しました。締め切り日である明日、編集部に送ることができます。これでまた、読書などに向かえます。この一週間ほどで、注文していた古書が何冊か届きました。人にあげるために買い直した家永三郎の「日本文化史（２版）」（1982、岩波書店）、そして、久保田淳編「日本文学史」（1997、おうふう）は、いずれも美本でした。後者にはわずかな傍線があるのですが、ちょっと見たところまったく使用感がありません。なんというきれいな使い方かとびっくりします。図書館の本で知っていたのですが、手にしたのは１８刷りということで、教科書としていろんな大学で利用されているのでしょう。１冊本の文学史はあまりないので、内容はともかく、とても重宝します。もっとも、家永は、2020年で49刷りですから、やはり立派だなと思います。キケロの「老境について」も明日明後日うちに届くことでしょう。

　ベルグンドの指揮による、ブラームス「交響楽全集」を聴きながら。オーケストラは、ヨーロッパ室内管弦楽団です。わたしは、こうしたやや小型のオーケストラが好きです。2000年の録音だということです。

★１月２３日

　寒波の襲来ということで、この３日間は寒くなりそうです。能登の方々がほんとうに気の毒です。地図を見ると、能登は掛川の真北に当たります。被災者には高齢者の方々が多いと聞きます。さぞかし落胆なさっておられることでしょう。１７年ほど前に家族で金沢に行ったときの帰りに輪島で一泊しましたから、風景が頭に浮かびます。

　金曜日に寒波が緩むとのことですから、府中に戻るのは土曜日にしようと思っています。いつもより３，４日長い滞在となります。判例体系の仕事の主要部分は終えてから帰るということになります。もう一回スーパーに食料や菓子などを買いに行かなくてはいけなくなりました。

　風が強いとはいえ、ここは暖かいので、もうチューリップやクロッカスの芽がはっきりと出ています。梅も咲き始めました。ネモフィラやナデシコも大きくなってきています。ナデシコのいくつかは枯れてしまっています。水遣りが十分にはできないので仕方のないことです。雑草刈りはしているし、庭には草花もあるということで、普段空き家になっている割には人の住んでいる気配が感じられることでしょう。Photo-Albumに梅の花の写真をアップロードしました。

　大相撲が中日を越えました。実況中継をみるのはほんの数番に過ぎないのですが、福島市出身の若元春など、静岡出身の翠富士などの成績を気にしてみているのです。とくに、大けがで幕下まで落ちてしまった若隆景が目下全勝しており、来場所は十両に上がりそうなので楽しみです。野球、サッカー、ゴルフなどお金が結びついているスポーツにはほぼ関心がないのですが、この２，３年、相撲にだけ少しおもしろさを感じています。

　ファイルの起動など、ＰＣの動作にひっかかりがあって気になっていたのですが、かの「完全シャットダウン」をしたらよくなりました。

ベンジャミン・オールのベスト・アルバムを聴きながら。久しぶりのことです。カーズのボーカルだった人ですが、カーズはとても好きなバンドの一つです。この後に、カーズも一枚聴いてみようと思います。

★１月１２日

　１７時を回ったというのに、外気温はなお１４度もあります。風もないので外に出れば気持ちがいいのですが、ちょっとおかしいなという気分が伴います。日曜日に掛川に向かおうと思っていますが、気温が今日よりも３、４度低くなるとの予報です。しかし、風が、２，３ｍ程度ならよしとすべきです。

　昨日は久しぶりに「郷土の森」に出かけました。「ロウバイの小径」が見頃だというので観に出かけたのです。１３０本ほどしかありませんが、毎年楽しみにしています。Photo-Albumで御笑覧下さい。ロウバイ、梅、桜、ツツジ、紫陽花、彼岸花、ツバキというように、季節ごとに花が楽しめますので、ことしも、すくなくとも４，５回は出かけようと思います。

　昨日また一つ歳をとりました。まずまず健やかにしていることをうれしく思います。若いときに何をしてきたかが大きく反映した人生を送っていることを実感しています。

　判例体系の仕事を進めています。次回の国選の割当日は３月１３日となっていますから、しばらくは仕事としてはこれだけを考えていればいいように思います。菜園については来月半ば過ぎから春野菜の準備をしようと思います。その間に、さやエンドウやブロッコリーがうんと伸びてくれるでしょう。

　能登半島の被災者は本当にお気の毒だと思います。１５、６年前に家族みなで輪島の朝市に出かけたことを思い出します。ニュースを見ていても、その分だけこの度のことはリアルに感じられます。被災地が地方の市町村ですから高齢の被害者が多いことはもっともなことと分かりますが、帰省していて命を失われた方もあるとのことです。災害は、時期、時間を選ばないなとつくづく思います。

　アダムズのオペラ「クリングホーファーの死」を聴きながら。ケント・ナガノが指揮する、リヨン国立歌劇場管弦楽団の演奏によります。このところ、集中的にオペラを聴いてきました。１００曲くらいは聴いたことになるでしょう。こうしてみると、やはりモーツァルトの５曲ほどは別格だな、とあらためて思えました。

追記（１月１６日）

　寒気襲来でとても冷たい朝です。９時半になってようやく縁側に陽が差してきました。電熱のベストと膝掛けを使っていますが、指先がまだ冷たいです。いまなお、外気は４，５度しかありません。しかも風は５ｍです。

　判例体系の仕事をしていますが、ようやくよいペースに乗ってきました。規範的要件に関わる規定に関するものが多いのですが、評価根拠事実を摘示することがなかなかやっかいです。昼は仕事、夜は趣味の読書ということにして、しっかり仕事を進めなければと思っています。このところの読書は。家永三郎の「日本文化史（二版）」です。同じく東京教育大学に在籍していた小西甚一といかに文化史の見方が違うか、読んでいて興味深いです。

　クレマーによる、ベートーヴェンの「ヴァイオリン協奏曲」を聴きながら。

★１月５日

　暖かい日が続いています。連休あたりに寒気がやってくるということですが、来週末はまた暖かくなりそうです。そんなわけで、９日に眼科で視野検査をしてもらったら、また１３日あたりに掛川に行こうと思っているところです。

　１２月にハーレーの車検をしましたが、それに伴い、エンジン・オイル、エアフィルターと点火プラグを換えましたので、走り方がどんな風に変わったかを感ずるために少し遠いところまで給油がてらに走りました。難なくニュートラルにも入りますし、かなりいい感じになりました。走行距離は４万ｋｍに近づいてきましたが、足つきがとてもいいし、ＣＢに比べると軽いので、これからも乗り続けようと思っています。

　時間的なゆとりを感じていますので、赴くままに本を読んでいます。濫・乱読状態です。床に入って読んでいた「清左衛門残日録」の再読（４，５回目）を終わりました。ドナルド・キーンの「日本文学の歴史１」を終え「同２」に入りました。久保田淳「西行」も半分ほど。しかし、これにストップをかけて、毎日何時間かは判例体系をやらないといけません。

　前庭の金柑がかなり色づきました。実の数は少ないですが大きいように思います。ヒヨドリが食べに来ているようです。

　暖かいので、昼を済ませてから浅間山まで散歩しようかと思っています。今日も晴れていますから富士山が見えることでしょう。

　ワグナーの「パルジファル」を聴きながら。朝からですが、終わるのは昼食時間になることでしょう。レヴァインによるバイロイト音楽祭での演奏です。

★２０２４年１月１日

　穏やかで暖かな元日でした。家族７人が揃いました。雑煮、おせち料理を食べたこと、トラックに乗せられたお囃子が回ってきたことのほかはとくに変わったことはありません。しかし、なんといっても平穏なのはありがたいです。書斎で読書して過ごしました。田中善信「芭蕉 -「かるみ」の境地へ -」です。昨年末には、同氏の「芭蕉＝二つの顔」に引き続く作です。

　今朝も３時過ぎに目覚めてしまったので、気になっていたＮＨＫ番組をプラスで鑑賞しました。それは、「映像の世紀バタフライエフェクト　ビートルズとロックの革命」というものです。彼らの言葉でいう、「６０年代という船に乗り、新しい世界に行った」をあらためて体験した感じになりました。これに合わせて、かつての同僚である大石紘一郎さんからいただいた最新刊「ジョンとヨーコの政治学―不条理を撃つ」を読ませていただこうと思います。この番組で流れた彼らの曲は２０曲足らずでしたが、持っているＣＤから１７曲を一つのフォルダにまとめました。他の１曲は、2023年にAI技術を使ってリリースされた、「Now and then」だけはSpotifyで別途聴かざるを得ませんでした。

　年初にあたり、まわりのみなさんに助けてもらいながら、いましばらくの間（「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」（藤沢周平）、と思いつつ）、専門性を活かして社会と関わりを持ち続け、「好み」というものを洗練する（ゴンブリッチ）こと（洗練するためには何をすべきかを考え、実践すること）によって、音楽、絵画、映画、芸能、文学、思想、ガーデニング、ツーリングなどを、関心の赴くままにより深く楽しんでいきたい、と心に期しています。その意味で、本日新年初日はとても有意義に過ごせたと思います。

　クレンペラーの指揮によるワグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」を聴きながら。

追記・補訂（１月２日）

　曇っていますが陽が差してきました。

　二日は箱根駅伝です。法科大学院について、陸上部のようになんとか「成果」を出していけないか、と思ったことを思い出します。陸上部の当時の部長さんに対して、「陸上部にあやかりたい」とよく口にしました。もっとも、スポーツについては「参加することに意義がある」ということを子供の頃に刷り込まれているようで、自身において勝ち負けは気にしません。スポーツの商業化についてもこころよくは思っていませんが、これも刷り込みの結果だと思います。この実況中継も、他のスポーツ中継と同じく、ずっと観ることはほとんどしません。

　チレアのオペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」を聴きながら。昨１２月からのオペラへのこだわりも、評判の高い５０曲ほどを聴きましたから、あと数曲聴いてひとまずのおわりにしようかと思っているところです。

★１２月２８日

　２６日に予定通り戻ってきました。風もなく、この時期としては比較的暖かかったのでよいツーリングとなりました。渋沢駅入口交差点から愛甲石田駅前までの２８ｋｍほどが少し混んでいまして平均時速が２５ｋｍほどだったと思いますが、その余は順調に走れました。この区間については、大井松田から厚木まで東名高速でと考えることもありますが、おそらく１５分から２０分程度しか違わないのではないかと思います。

　昨日今日は、パネル・ディスカッション記録の校正です。話しを活字にしたものの校正はあまりしたくない仕事です。いかに明晰でない話をしたかが一目瞭然ですので。会主催者の意図に沿っていたかは別として、学生にとって学びについての明確なメッセージにはなったのではないかと思っています。かなり遅れましたがすでに実質的には見終えましたので、なんとか今日の内にワードのファイルに校正箇所を示す形で返送できるでしょう。

　２５日からＢＳフジで「三屋清左衛門残日録」の６作品を放映しています。初日の２作品は見損ないましたが、昨日までで３作品を観ることができました。今日４時から最後の作品が放映されます。「静かな木」、「闇討ち」などと組み合わせた脚本となっています。ＮＨＫが制作したものとの違いを確かめたいものと思います。

　ことしも残すはあと３日です。３０日には長男家族が来るようです。賑やかな正月になりそうです。例年通りにおせち料理の準備も進んでいる模様です。今日はそのうちでも大仕事である「栗きんとん」作りだそうです。

　ヤーコプスの指揮によるヘンデルの歌劇「ジュリアス・シーザー」を聴きながら。ヘンデルには４１曲のオペラがありますが、今日演奏されるのはこれだけだそうです。たとえばボストリッジやコジーナによるもののような「アリア集」がいくつか出ていると思います。

★１２月２４日

　クリスマス・イヴです。土曜日であればなおさらでしょうが、日曜日であっても繁華街にはたくさんひとが出ているものと思われます。ドイツ人の友人インゴからグリーティング・メールが届きました。元気にやっているとのことです。わたしたち家族のことを思い遣ってくれていますので、毎年のことですがうれしく思います。ウエッブで調べてみると、Aachenは北緯５０度４７分（ちなみに札幌は４２，３度）にありますが、気温は、この時期最低３度から最高８度くらいのようで、札幌より暖かいようです。

　今回は、廊下に床板を敷いたほかは、ほぼ読書と料理・洗濯などの家事です。本は、ここに来て２冊読み終わりました。１冊目は、田中善信「芭蕉二つの顔」、２冊目は、山田太一「岸辺のスケッチ」です。これらに加えて、ブルース・ヘインズ「古楽の終焉」の訳者解説の部分を読みました。「芭蕉」は深川に移り住む前までの芭蕉の生活のありよう、句風を、細かなしかし限られた資料によりながら、ときには大胆な推測を加えつつ、見せてくれます。「スケッチ」は、リアル・タイムでテレビドラマを観ていましたからそれを思いだしながら、とてもうまく描かれた１９７０代後半の都会での家族模様をあらためて読み取りました。４７０頁ほどの文庫本ですが、夜九時頃から一夜で読み終えてしまいました。作品に読ませる力があるのですね。山田太一が小田原高校の卒業生であることを知りました。ということは、おそらく城山中学の同窓生だとも思います。彼の作品をもういくつか読んでみよう、という気になりました。

　２６日が比較的風もなく暖かそうなので、府中に戻ろうと思います。すでに、家へのお土産として三ヶ日のミカンをかなりの数買ってあります。

　フォーレの、「弦楽のための室内楽集」を聴きながら。演奏は、エベーヌ四重奏団ほかによります。

★１２月１８日

　予定通り昨日掛川に来ました。ほぼ３週間ぶりです。ネモフィラやナデシコは順調に育っていましたからほっとしました。畳３分の１ほどのところに蒔いた菜やねぎもうまく育っています。

　昨日は、静岡は東京より寒かったようです。道路は、伊勢原・秦野間も含めて渋滞はなかったのですが、気温は６ないし８度、しかもかなりの強い風だったので、厳しいツーリングとなりました。とくに富士から清水までの海岸沿いは、おそらく風速が７，８ｍあるいはときに１０ｍ以上あったと思います。バイクが風で流されました。後続のドライバーにははっきりとそれが見えたことでしょう。８時半に出て到着は１４時頃でした。久しぶりの２４６号でした。

　きょうはうってかわって穏やかです。書斎代わりの縁側は、陽差しがたっぷり入り快適です。背負ってきた苗はまったく痛んでいませんでしたので、早速鉢に植えました。このあと、１週間から１０日間の滞在のための買い物をしようと思います。

　２４日はおそらく府中にはいないということで、次男夫婦が今年のクリスマス・プレゼントは少し早渡しになるとことわって、一昨夜、ブルース・ヘインズ「古楽の終焉」（2022 アルテス・パブリッシング）をくれました。もちろんこちらに持ってきました。訳者大竹尚之によって、ＨＩＰ＜歴史的知識にもとづく演奏＞とはなにか、という副題（著者自身が付したそれは、A Period Performer’s History of Music for the Twenty-First Century）を与えられたこの本は、とても欲しかった本です。

　Pappanoの指揮による、Verdiの歌劇「Aida」を聴きながら。長いので少し敬遠していた歌劇を聴き始めました。「新版名曲解説全集　歌劇１，２．３」、中河原理編「オペラ鑑賞辞典」、佐川吉男「ＣＤ名曲名盤１００　オペラ」、「最新版クラシック不滅の名盤１０００」（ＣＤを１２０枚ほど紹介している）などを参考にして、聴く曲を選んでいます。これまで、歌劇としてはモーツァルトの「フィガロの結婚」、「コジファントゥッテ」、「魔笛」くらいしかきちんと聴いてはいませんでした。ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディ、ワグナー、プッチーニ、ヤナーチェクなどのものについては、名前だけは知っているがほぼ聴くことはなかったのでした。歌劇は、歌曲以上に内容解説をあらかじめ読んでおく必要があります。その気にならないとなかなか聴けないジャンルだなと思います。

追記（１２月２１日）

　寒い一日となりました。風速が４，５ｍあるなか、ヒサカキをもって墓参りをしてきました。やはり前回来たとき供えたものはさすがに枯れてしまっていましたので、替えてあげてよかったです。

　昨日、はじめてカインズという店に行き、１８０×３０の床材を６枚買ってきて、増築部分の廊下が一部ふかふかしてしまっていたので、負荷を分散させるために敷き並べました。床材にもともと着いていた溝を利用して敷いたので、かなり見てくれよく並びました。うち２枚は１００ｃｍと８０ｃｍにカットしてもらったのですが、カット代はたったの３０円でした。軽トラックを無償で借りて家まで運んだのですが、アクセルとブレーキの間が狭く、加えて、バイクでは右足は後ろブレーキのために使うものだから、最初戸惑いました。気になっていたところを1万円足らずで直すことができたという次第です。自作のスピーカーを作るような場合にもこの店は使えるな、と実感しました

　ベルグンドの指揮による、シベリウスの「交響曲第２番」を聴きながら。

★１２月１６日

　師走も早後半に入りました。国選の選任がなかったので、ゆったりした気分です。２６日の眼科の予約について、変更をしてもらえましたから、明日、また１週間ないし１０日ほどの滞在予定で、掛川に行こうと思います。家事をしながら、判例体系の仕事を進めるつもりです。ネやなでしこの苗も持って行こうと思います。

　１１月８日から始まった短大図書館の蔵書についての「第２期リサイクル・フェア」ですが、第３期も利用可ということでしたので、昨日も行ってきました。都合６，７回お邪魔したと思いますが、日本古典文学、歴史、芸能（能・狂言）、音楽などを中心に、関心の持てる本をたくさんいただきました。買うまでもないと思っていた「藤沢周平全集」について蔵書に気づき、最初は「蝉しぐれ・風の果て」、「三屋清左衛門残日禄」、「海鳴り」の３冊ほどと思ったのでしたが、他に関心を持つひとがいなかったようで、結局セットでいただけてしまいました。全部で８万冊ほどを除籍するとのことでしたが、どれほどが教職員・学生にはけたのでしょうか。そんなわけで、いま書斎の床に本が置かれる状態になってしまいました。押し入れの整理など収納について考えなければならなくなりましたが、うれしい悲鳴です。物が増えるのは断捨離などとはまったく逆の方向に動いていますが、好ましい心の働きだと思っています。「スマート・エイジング」の一内容となっているというわけです。昨日いただいたものでうれしかったのは、久保田淳ほか校注「西行全歌集」、高橋富雄「平泉の世紀」、田中善信「芭蕉二つの顔」などでした。こうした文庫本は型が小さいから掛川に持って行くのに便利です。

　ワグナーの歌劇「神々の黄昏」を聴きながら。これを含む「ニーベルングの指環」は全部で１５時間ほどだと思います。「黄昏」だけでも２７０分ほどあります。NAXOSで聴くと、こうしたジャンルのものは曲間の切り方が悪く、はなはなだ鑑賞の妨げになります。

★１２月１０日

　穏やかな日曜日です。散歩がてら市立図書館に行ってみようと思います。返却期限が過ぎた本が１冊ありますし。

　何度か短大図書館のリサイクルフェアにでかけて古典文学を中心にかなりの冊数いただいてきました。暖かかった一昨日も、半ばツーリング気分で出かけ、小学館の古典文学全集の何冊か、東洋文庫の何冊かというように１０余冊いただきました。除籍に関わり、係の方にずいぶんお世話になっています。この数日は、いただいた本の一つ、加藤周一「日本文学史序説　補論」（筑摩学芸文庫）を興味深く読んでいます。これからしばらくの読書生活に大きな影響を与えてくれるような気がします。同じくいただいた岩波青本日本古典文学大系３９巻「方丈記・徒然草」の付録月報を読んでいたら、中野孝次氏が、古典の中で座右（１ｍ以内という）に置いてしばしば手に取るのは、今昔・平家・徒然が御三家で、万葉・三家集・狂言集・芭蕉その他がこれに続く、と書いているのを読んで、共感しています。

　同じく一昨日、大学における平野ゼミの同期生の一人がわが家に来てくれました。初めてのことですが、１時間半ほど楽しいおしゃべりができました。聞き上手な人で、どちらかというとわたしがしゃべりし過ぎたなと反省していますが、とても心地いい一時を過ごせたと言ってくれましたのでよかったです。お土産にご自身が打たれたうどんを持ってきてくれたのですが、おいしくてびっくりしました。趣味の一つとなさっているのでしょう。

　チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を聴きながら。ラトルの指揮するベルリン・フィルの演奏によるナットクラッカー全曲盤です。NAXOSで聴いていますが、こうしたジャンルの場合によくあるのですが、曲間の切り方に問題があります。

追記（１２月１１日）

　今日は妹の命日です。もう１１年になります。過日墓参した折挿してきたヒサカキはまだ緑を保っているでしょうか。

　加藤周一「序説補講」はもう少しで読み終えます。今朝も、ミルの「多数意見の圧制」ということの紹介をあらためて読みました。いまの時代状況の中で、（ロックだけでなく、）クロムウエル、ミルそしてトックヴィルを読まないといけないと思わされます。東北大学での樋口先生のゼミで学んだことを思い起こします。本のリサイクルフェアは２０日までと聞いていますので、また行って、加藤周一全集にいただけるものがあるか（本の背に赤丸シールが貼ってある）みてみようと思います。

　明日１２日は、国選の割当日になっています。一年ほど選任はなくて済んでいますが、明日はどうでしょうか。選任があると、公判期日が正月明けに入るように思いますから、なかなかあわただしいことになるなという感じです。この前の事件は判決が出るまで１年余かかりましたから、選任されたとしても１か月半ほどで終わってしまいますから、あっという間の実務負担と思えるでしょう。

　テレマンの「食卓の音楽」を聴きながら。今日は朝からずっとこれです。先ほどまでは、最近のフライブルク・バロック・オーケストラ、そしていまは、７０年代のムジカ・アンティカ・ケルンの演奏するものです。いずれもとても高い評価を受けているものです。ＣＤで４枚組という長さがありますが、飽きません。一通り聴いたあとで、同じ曲の同一楽章を比較して聴いてみようと思います。

★１２月７日

　昨夜は府中駅に着いたのが２２時近くでした。合格者のほとんどはまったく知らないひとですから、よろこびのスピーチをお聴きし、拍手はしたもののそれ以上の声をかけてあげることはできませんでした。最後の祝賀会参加だな、とあらためて思いました。かつての同僚とは楽しくおしゃべりができました。後藤先生は、トラヴェルソを毎日さらっていらっしゃり、月２回レッスンに通っていらっしゃるとのことでした。学長選で稲積先生が選ばれたことも聞きました。

　キャンパスに行ったついでに、点火されているツリーの写真を撮ってきました。手持ちで撮りましたからブレがありますけれど、Photo-Albumで御笑覧下さい。ツリーを見ていたとき、何機か羽田に向かう旅客機を見ました。数年前から新宿区、港区などの上空を飛ぶようになったのですね。その頻度に少し驚きました。これもついでにということで、短大図書館のリサイクル本をまた何冊かいただいてきました。一番うれしかったのは、浅井了意の「東海道名所記　上・下」（東洋文庫）手にできたことでした。この文庫には、他にも、ケンペル「江戸参府旅行記」、ジーベルト「江戸参府紀行」、ヴァリニャーノ「日本巡察記」、モース「日本その日その日」など関心が持てる本があります。西洋から日本がどう見えたかはおもしろく思えます。もちろん、本館にはこの文庫ひとセットが揃っていますから、いつでも借り出すことは可能です。

　往復の電車では、咳をしているひとが気になりました。免疫力にはそれなりの自信がありますが、なぜマスクをしてくれないのかなどと思ってしまいます。あいかわらず携帯電話を見ながら歩いているひとが多くて閉口します。そんなに忙しくしなくてもいいと思うのですけれど。夜遅い電車が混んでいます。遅くまで働いていらっしゃる方も多いのですね。いかに自分がのんびりした生活を送っているかを感じさせられます。

　クーベリックの指揮するボストン交響楽団の演奏によるスメタナの「わが祖国」を聴きながら。　

★１２月５日

　ウエッブの記事を目的的にではなく見ている場合、その多くはどうでもよいようなものですが、ときにおもしろいと感じられるものに出くわします。今日読んだ、東北大学加齢医学研究所の瀧教授の「健脳法」を短く紹介する記事がその例です。脳を健康にするための６か条が紹介されています。つまり、「有酸素運動の習慣化」（緩い運動でよいという）、「趣味を持つ」、「会話」（できることなら対面のコミュニケーション）、「食事」（バランスよく。少しずつ多品目を）、「睡眠」（６時間以上）、そして「主観的幸福感をもって生きること」（自分は幸せだと感じ、積極的に人生を生きていく姿勢）の６つがこのために大切であるというのです。この教授の肩書きとして、東北大学スマートエイジング学際重点研究センター副センター長とありますが、「スマートエイジング」という言葉にもとても共感できます。もちろんアンチ・エイジングではなく、単なるエイジングでもない。まさにスマートなエイジングを考えたいものだと感じています。これは、ぴったり三屋清左衛門の生き方に重なります。

　明日は、法学部・旧法務研究科関係の今年度の司法試験合格者の祝賀会が行われます。この時期の夕刻から夜にかけての会合ということで、ちょっと躊躇したのですが、法務研究科の修了生が一人いらっしゃることであるし、かつての同僚の方にもお会いできるので出席することにしました。これが最後になるかも知れません。ありがたいことに、明日は寒さが少し緩むとの天気予報です。これに合わせて、今年も是非みたいと思っていましたクリスマスツリーもみてこようと思います。１２月１日が点火祭だったと聞いています。短大図書館にも寄ってこようと思います。

　ショスタコーヴィッチの交響曲第１５番を、ゲルギエフ指揮、マイリンスキー劇場管弦楽団の演奏で、聴きながら。サロネン、ヤンソンス、Ｐヤルヴィ、ベトレンコ、クルレンティス、そしてゲルギエフなどが、ムラビンスキー、コンドラシン、バーンスタインなどにとって替わろうとしています。かの「新時代の名曲名盤　Calssic 500＋100」も、アルファベット順でＳまで来ました。

★１２月２日

　昨日はまた、図書のリサイクルということで、短大図書館に行ってきました。恐縮しながらも、本心に素直にほしいなと思う本をたくさんいただいてきました。日本古典文学全集のうち「風土記」、「万葉集」、「今昔物語集」など、講談社学術文庫の「日本の歴史」、藤沢周平全集のうち「風の果て・蟬しぐれ」、「三屋清左衛門」などです。来週からは第三期ということで学生さんたちにも利用いただくということのようですが、混みようを見て「東洋文庫」の何冊かなどをいただきたいなと思っているところです。昼食を「青山一品」でとりました。ランチセットの海老チャーハンです。ほんとうに久しぶりでした。

　今朝は、外気温が１．８度ということでした。もう８時半ですが、５度とのこと。冷たい朝です。日中も１２度までしか上がらないとの予報です。しかし、いまのところ風がないので助かります。タマネギを定植するために、マルチを張ってあげようと思います。タマネギは嫁さんの管轄でして、種から育てています。もう育苗ポットで２０ｃｍほどになっています。

　ティボー・ガルシアのギター演奏による、タンスマンの「王宮の音楽」（2019年録音）を聴きながら。今日はこうした音楽を鳴らしながら判例体系の仕事をしようと思います。

追記（１２月３日）

　外気温は１３，４度ですが、風がなくて気持ちのいい日です。図書館まで散歩をしようと思っているところです。予約してあったゴンブリッチの「美術の歩み」について、用意ができたとのことだからです。彼の「趣味を洗練する」という言葉に惹かれます。もう一度読んでみようと思ったのです。絵画や音楽について語る作法に関係します。

　シューベルトの交響曲第６番を聴きながら。ダウスゴーの指揮する、スウェーデン室内管弦楽団の演奏するものです。シューベルトの交響曲についての最近の好みは、アーノンクール、ミンコフスキー、カサド、マナコルダそしてダウスゴーなどに向かっているようです。いずれも、H.I.P（「歴史的知識に基づく演奏」）系のものです。

★１１月３０日

　予定通り２８日に戻ってきました。もともと買い物をするので出発を遅らせたことと相俟って、道志みち（結局暖かく、なんとか日没時刻前に青山交差点を通過できそうだと思い、２４６号は使いませんでした）の青根交差点で直進せず左折をするように（どこまでが通行止めか指示はない）との道路案内人の指示により７６号ほかを使ったために、帰宅が１８時を回ってしまいました。道志ダムを通ったのは、台風による土砂崩れで通行止めになったとき以来のことでした。なかなか道が分かりにくいのですが、道志みちの駅あたりから後ろを走っていたひとがわたしのナンバーが多摩であることを見てとって、ナビを持っているからついてきませんかと声をかけてくれたのでほんとうに助かりました。４１３号に戻ったのは三ヶ木交差点でした。誘われてお茶をご一緒したこともあって予定より１時間ほど遅い到着となりました。その方は「一期一会」とおっしゃっていましたが、まさにその通りです。バイク仲間の親切に恵まれたという次第です。

　昨日は本のリサイクルということで、青山キャンパスに行ってきました。小学館の古典文学全集の「源氏物語」ほかをいただいてきました。この手の全集で、気に入っているのは、岩波のもの、新潮社のもの、それに小学館のものですが、なかでもこの全集が一番好きです。原文、現代訳、注がうまく配されています。

　法務局から「登記完了証」などが届きました。依頼されてから１０か月を要しました。はらはらした時期もありましたので、とてもほっとしています。この件も、事後処理を少し残すのみです。

少し早いですが、ハーレーを車検に出しました。クラッチの切れが悪かったので、これもついでにみてもらうことにしました。これだけは入庫してすぐにみてくれまして、部品の交換ではなくてケーブルを調整するだけで済みそうなのでありがたいです。ハーレーの部品は高いですから。

　菜園については、２０ｃｍほどに伸びてきたさやエンドウの定植を昨日今日で済ませました。三列できました。ついでに、パンジーも育苗ポットからプランターに移しました。ネモフィラも順調に成長しています。丹念に雑草取りをしてあげました。Photo-Albumを御笑覧下さい。藤枝の蓮華寺池公園から見た富士山、静岡のつたの細道公園の紅葉もあわせてご覧下さい。

　クリヴィヌの指揮するルクセンブルグ・フィルハーモニーの演奏で、ラヴェルのボレロを聴きながら。２０１１年の録音です。

★１１月２５日

　こちらに来てちょうど一週間です。晴れが続いていますが、やはり遠州ということで、西の風が強く吹いています。うなるような日もありました。おかげで洗濯物はあっという間に乾くという感じです。

　今回は読書三昧です。「花のいろ」、「冤罪」と、文庫本で藤沢周平の短編集を読んでいます。買い物をかねて城の周りを４ｋｍほど号散歩した以外は、ほぼ家のなかで過ごしています。　

　こちらに来るのに前後して、Justin Abdyというひとからメールがありました。いまはイギリスに住み、ロンドンで働いているひとですが、次男とロンドンのクイーンズウェルという小学校の同級生であったひとです。シェフィールドからPHDをとれたという知らせでした。今日のメールには、写真や次男が彼に書いた手書きの手紙などが添付されていて、とても懐かしかったです。母親は離婚して、いまはドイツの郷里で過ごしているとのことですが、６９歳になったと書いてあります。３５年ほど前のことがふつふつと想い起こされます。偶然ですが、友人でありわが家に来たこともある裁判官であったリュベルトの住んでいるアーヘンから北東へ電車で２時間ほどのところにアーレンというところに住んでいるとのことです。こうした手紙を読むともう一度イギリス、ドイツに行ってみたいなと思われます。添付されていた写真の中には、９０年代半ばにした家族でのパリ旅行の写真が２枚ありました。あまり過去を振り返ることなく日々を生きていますが、よき思い出がいくつも頭に浮かんできました。彼は、「I hope they bring back some good memories」と書いていますが、まさにその通りになっています。

　久しぶりに、いまからヒサカキをもってバイクで一走りのところにある墓参りに行ってきます。

　バティアシュヴィリの「ヴァイオリン・リサイタル」というアルバムを聴きながら。ショスタコーヴィッチ、カンチェッリ、ペルトなど現代曲が続きます。

追記（１１月２６日）

　久しぶりに、９時から日曜美術館を観ました。長沢芦雪をとりあげていました。奇想の画家といわれる芦雪の真実の姿を見せてもらえました。風がなく暖かくなりそうなので、このあと藤枝の「不動峡」まで紅葉を見に行ってこようと思います。「紅葉公園」でゆっくりしてこようと思います。とても小さな公園ですが、好きで何度も訪れています。

さらなる追記（１１月２７日）

　「不動峡」は、もみじ祭開催とのことで人でごった返していました。離れたところに駐車場を設け、シャトルバスで運ぶというような混み具合でした。そこで、行き先を変更し、これもよく訪れる蓮華寺池公園を散策してきました。この公園は大きな池を囲む丘もあって、とてもよい散策場所です。丘の一番高いところは海抜８２ｍで、遠く駿河湾越えに伊豆半島、そしてごく一部ですが富士山が望めます。

　明日府中に戻ろうと思っています。途中、静岡で、かつて長泉のムロフシ製麺（残念ながら廃業してしまった）でよく買ったラーメンに入っていた「袋入りスープ（屋台醤油ラーメンスープ）」を買って帰ろうと思っています。業務用ですが、一般客にも７０袋という単位で売ってくれるようです。天気はよく、気温も１７，８度まで上がるようですが、西南西の風が、５，６ｍと強いようです。

　Mark Knopflerの「ベスト・アルバム」を聴きながら。

★１１月１９日

　昨日、掛川に来ました。道志みちではなく２４６号を走ろうと思っていたのですが、空模様をみていつも通り山中湖経由で走りました。途中の気温表示で最低は裾野の子供の国の手前の７度でした。１０度を下回ってくると、少々きつくなります。しかし、電熱ベスト、電熱パンツ、グリップヒーターのおかげでなんとかしのげました。次回はさらにハンドル・カバーを付けて、２４６号、国道１号を走ることになるでしょう。今回も１週間から１０日ここでひとり暮らしをしようと思っています。

　後ろに、ナデシコとネモフィラの苗の入った育苗ポットを８つ積んできたのですが、うち３つが土の中に埋もれてしまっていました。急遽持ってこようと移したばかりのネモフィラのものです。振動のためです。根を傷めている可能性が大きいですが、なんとか成長を止めないでくれないかなと思っているところです。

　朝見たところ、前回植えたネギは青々としていて、うまく根付いてくれました。すじ蒔きしておいた菜もきれいに発芽していました。プランターに蒔いておいたネモフィラもたった数本ですが発芽していました。チューリップ、クロッカスはまだ芽を出していません。

　１８日に地裁に判決書きを取りに行きました。意見を取り入れることはしてくれていませんが、弁論への応接はしてもらえている判決と読めますので、ありがたく思いました。判決書きが用意できたとの連絡があったのは、判決日からちょうど１０日後でした。謄本がほしいとの請求書を出そうとしたら、書記官が、国選の場合、写しなら無償で渡されることになっていると教えてくれました。これまたありがたく思いました。

　ベザイテンホウト（Bezuitehout)のフォルテピアノによる、「モーツァルト鍵盤曲集」を聴きながら。かの「名曲名盤５００」のようなツールがなければこういうものには出くわせません。古楽器による演奏、ＨＩＰは、音楽を聴く楽しみを明らかに広げてくれました。よいかどうかは、最後は自分自身の耳によるしかないところ、このようなツールによって知らなければそもそも聴くに到りません。モーツァルトのピアノ・ソナタをどの楽器によって聴くか、誰の演奏によって聴くか、その多様性において、いまは４，５０年前、いや２０年前に比べてもたいそう恵まれていると思います。吉田秀和の「３００選」の推薦盤をみてもこれは一目瞭然です。ちなみに、わたしが生でインマゼールを聴いたのは１９９５年頃だと思います。杉並公会堂ではなかったか、とぼんやりと覚えています。

★１１月１６日

　今日も穏やかに始まりました。左側からいい陽が差しています。陽差しがありがたい季節に入りました。

昨日は、久しぶりに渋谷のキャンパスに行きました。短大図書館の閉館に伴い蔵書のリサイクルをするというメールをいただいたからです。１時間半ほどとどまって見せていただき、音楽の友社の「新版　名曲解説全集」の一部をいただいて帰ってきました。この全集の旧版はすべての巻を持っていましたが、新版は室内楽の部分しか買っていませんでしたので、助かります。とくに、声楽、歌劇についてはこうした解説は曲の内容理解のために欲しいです。リサイクルの趣旨に沿って利用させていただこうと思います。何人か声をかけて下さる方があって、これもうれしかったです。大学で自分がどのように過ごしてきてきたか、を思い出すことにもなります。

１月下旬からやってきた相続の案件も、遺産分割協議書、戸籍謄本、委任状など必要書面が手元にようやく整い、今日郵便にて住所変更・相続の連件登記申請ができるところまできました。一時は家事調停、審判まで考えた事案でしたが、なんとかそうした手段は使わずに、無事終えようとしています。１１月末までには登記済みとなるのではないかと思っています。先方との交渉には苦労しましたが、いまとなってはその分やり甲斐が持てたということになります。ひとの気持ちを正しく忖度し、誠意をもってことに当たるのが一番だ、と改めて思っているところです。

ゲーベルの指揮で、モーツァルトの交響曲３１番「パリ」などを聴きながら。これも「新時代の名曲名盤」に教えられたアルバムです。新盤がリリースされたというニュースをしっかり追いかけるような時間がない者にとって、こうしたツールはいい演奏に出会うために必要です。その演奏が自分にとって好ましいかは、聴いてみなければ分かりません。ムジカ・アンティカ・ケルンのゲーベルからは想像できないモーツァルトです。

★１１月１１日

　肌寒い一日でした。ほぼ書斎で過ごしましたが、ずっと毛布を膝にかけていました。

　そろそろストーブの出番かと思い試しに点火ボタンを押したのですが点火しないで、エラーメッセージ「１１」が出ます。２００３年製なのでそろそろ寿命かと思いましたが、念のためウエッブで調べてみると、ガスホースや暖房器具のなかに空気が入っていると点火しない、本体の故障もあり得るというような情報がはじめに出てきます。なんどかボタンを押したのですがやはりだめで、夕方までそんな状況が続きました。改めて丁寧にウエッブ情報を見ていったら、ガス栓が全開になっていないと同じようなことが起こるとありました。ホースがしっかり挿してあるので気づかなかったのですが、よく見たら完全に栓が閉じていました。これでは点火するはずがありません。書斎を掃除したときに、ガスストーブの埃を取ってきれいにしたことを思い出しました。もうストーブが要らない季節であったので、電源コンセントからはずし、ガス栓を閉めたままにしたようです。時間はかかってしまいましたが、子供の手を借りずに自分で気づけてよかったなと思います。こんなことも一人でできないようになったのでは生活力という点で自信を失うことになってしまいます。

　Dave Kozのアルバム「A Romantic Night In (Love Song Album)」を聴きながら。２０００年に入って以降の「好きなスムーズ・ジャズの楽器別（キーボード、ギター、サックス）演奏者一覧」を作りたいと思っているところです。

★１１月７日　今日は判決期日です。よく熟慮して裁断していただけるものと思います。

都心に出かけるのに荒れた天気が心配でしたが、５時頃からは、６，７ｍあった南風がようやく収まりました。スイートピーのために一昨日立てた支柱がどうなっているかみてみたのですが、大丈夫でした。

一週間ほど前に蒔いたさやエンドウですが、育苗ポットのものはほとんどすべて発芽しています。１年前の種でしたからほっとしています。４，５日前にすじ蒔きした菜花もきれいに発芽してくれました。昨年は蒔き時期に被疑者国選、被告人国選と忙しくしていたために蒔くことを失念したということがありましたが、今年はすべて順調です。春の花も大いに期待できます。

　何日か前に、１日以上ＮＡＸＯＳにアクセスできないという障害が発生しました。大学図書館のものを利用していたときも含めて初めてのことでした。この間に、Smooth Jazzを聴いたのですが、耳に心地よく、この数日楽しんでいます。とくに、２０００年以降のものはあまり聴いていなかったので、とても楽しめています。ウエッブでの紹介を参考にして、Spotifyで聴いています。Brian Simpson, Steeve Cole, Euge Grooveといったところです。

　ベートーヴェンの交響曲第９番合唱付きを聴きながら。エラス＝カサド、フライブルク・バロック・オーケストラの演奏です。昨日は、ブラウティハム、リュビモフの演奏でピアノ・ソナタを楽しみました。ピアノ・フォルテによるベートーヴェンです。聴きながら、「判例体系」で担当する判決全部を一つ一つテクスト・ファイルにしました。この仕事の開始です。このようにしておけば、掛川でも仕事できます。

追記（１１月８日）

　昨日言い渡された判決は、求刑の６割３分ほどの量刑による実刑判決でした。求刑と量刑との関係に関する或る論文（武内「福岡のデータベースに基づく量刑の実態調査」刑事弁護３０号２００２年）によると、量刑率のばらつきは、６割３分から８割であり、事件９８９件の平均は７割４分（厳罰主義が言われる中で、いまどうなっているのか？）ということでして、もちろん事案の個性・特徴に係る諸要素がそれを導いたとしても、一年の余誠意をもって被告人に寄り添い、しっかりと被告人質問、弁論をしたことによってそうした結果になったにつきいささかの寄与ができたのではないか、と考えているところです。ちなみに、検察側の量刑不当を理由とする控訴は、量刑率が５割を切った場合が目安になるということを何かで読んだ覚えがあります。不相当に過大な責任を負わせてはならないと考えてこの一年執務してきました。法廷を去るに当たって、わたしの「元気で立ち直って下さい」、との声がけに対して、「ありがとうございました」、との答えが返ってきました。やりがいを感じた一瞬です。判決書きの写しは後日もらうことになっています。次回の国選の割当日は１２月１２日となっています。

　アルノンクール指揮、ベルリン・フィルの演奏による「ブラームス交響楽全集」（１９９７年リリース）を聴きながら。第３，４番と聴き、いまは第１番です。

★１１月４日

　今日も最高気温が２５度を超えるという予報です。福島に行っていた次男夫婦が長男を乗せて帰ってきます。コロッケと芋煮を作ろうと思っています。今日の芋煮は山形風に、つまり牛肉、醤油味でいこうと思っています。

　２日の接見では小一時間話をしてきました。２０日の公判期日については、被告人質問も弁論要旨も満足してもらえたようで、よかったなと思いました。弁論要旨を熟読して判決が書かれることを大いに期待しているところです。求刑は、同じく勾留されていた他の人から聴いた情報ところから予想していたよりすこし短かったという感想も述べていました。被告人質問において、検察官や裁判官が、こちらのやりとりをふまえて、どこに着目して質問をしてきたか、についても話をしました。どんな判決になるかを被告人に予想してもらうためです。府中から小菅は片道ほぼ４０ｋｍです。１時間４５分ほどみないといけません。とくに帰路は混んでいて、２時間弱かかってしまいました。

　花の苗の写真をアップロードしましたので御笑覧下さい。とてもうまくいっています。野菜については、さやエンドウの発芽を待っているところです。

　ウィスペルウェイの演奏で、「チェロ作品集（ヒンデミット、セッションズなどの現代曲）」を聴きながら。

★１１月２日

　今日も２５，６度まで気温が上がるようです。風も１，２ｍということで穏やかな日になりそうです。

　小菅まで、最後の接見に行ってこようと思っています。７日に判決の言い渡しがなされて後と思っていたのですが、厳密に言うとこれによって国選弁護人としての任務は終わりますので、それ以前にと考えを改めました。小一時間話をして、戻ってこようと思います。一年余のつきあいでしたが、期日も入れると５０回以上会ったことになります。よく寄り添えてあげた、と自分ながら思えます。

　遺産分割の事件も、あと１０日ほどで登記申請ができるところまで来ました。苦労しましたが、依頼者にとっては最前の内容の解決になったと思います。これが終われば、「判例体系」の仕事に専念できます。もっとも、締め切りは来春です。

　花の苗がすくすくと育っていてなんともうれしくなります。スイートピー、ナデシコ、ネモフィラ、パンジーです。もうすぐ小菊が咲き始めます。白色でかわいい花を付けます。

　なぜか起動に時間がかかるようになってしまった書斎のＰＣでしたが、「完全なシャットダウン」をすることによって元に戻せました。従前のように１０秒くらいで立ち上がります。「高速スタートアップ機能」は、皮肉なことに、シャットダウン時に何か不都合があるとそれをも引き継いでしまうので、低速をもたらします。シャットダウンをするとき、これまで、「ふつうのシャットダウン」、「完全なシャットダウン」の違いを意識することはありませんでした。たまには「日経ＰＣ」くらい買ってもいいかなと思いました。

　モンテヴェルディの「マドリガル集」を一昨日と今日で聴き終えます。ラ・ヴェネクシアーナという合唱団の評判がいいようです。これも知りませんでした。これまでは、コンソート・オブ・ミュージックでした。

★１０月２８日

　昨日府中に戻ってきました。８時半頃出て、到着は１４時１５分頃でした。いつものコースで、２１０ｋｍほどですが、快調な走りができました。燃費は２５ｋｍを超えていますが、これも快調であった証です。週末だとこうはいきません。このところずっと冷やっとすることはなくて済んでいたのですが、家まであと数百メートルというところで、バス停に止まった路線バスを抜いたら駐車場から出てきてバスの前を右折しようと道路に入ってきた自動車（クラウン）に当てられそうになりました。もらい事故になりそうでした。横から当てられたらたまりません。バスから降りた歩行者には気をつけますが、バスで死角となっている停留所の向こう側の駐車場までは気をつけようがありません。病院に搬送される自分のことが頭をよぎりました。自分が他者の死角に入ることまで考えて走るのがよいと改めて思いました。

　いまの日の出時刻はちょうど６時です。朝食をとったあと、庭に出てさやエンドウの種まきをしました。掛川で過去の「Photo-Album」をみていて、この時期が蒔き時だったと気づいたからです。育苗ポット１５個ほどと、直蒔きです。大葉の種が採れるまで、植える場所が定まらないので、一部育苗ポットに蒔くことにした次第です。一週間留守をすると、野菜がずいぶん伸びたと感じられます。大根を思い切って間引きしました。たくさん穫れた抜き菜は汁に入れます。スイートピー、なでしこなど花の苗も順調に伸びています。水菜はバッタにだいぶ食べられました。

　ベルチャ弦楽四重奏団の演奏で、ベルク、シェーンベルクの「室内楽曲集」を聴きながら。書斎で音楽を聴くのが一番ほっとします。週明け判決前に、最後の接見に行こうと思っています。それ以外は頼まれている遺産分割にもとづく相続登記申請についての必要書類待ちだけですから、読書、庭仕事などをしてしばらくのんびりしようと思っています。

追記（１０月３０日）

　長く使ってきましたが、ＰＣには思いもかけないことがたまに起こります。今朝も起床してすぐに書斎に来て起動させていますが、デスクトップの左側においてあるフォルダやファイルがクリックしても反応しません。仕方なくウエッブサーフして、ある教えを得てそれを実行したら不都合が消えました。それは、タスクバーでウィジェットをオフにするという教示でした。何か操作してそうなったわけでもない不都合の対処は難しいです。

　イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏による、ハイドンの「交響曲集９」を聴きながら。４５番「告別」が入っています。一昨日から、最新刊のレコード芸術編「新時代の名曲名盤」の「＋１００」に入っている曲を順次聴いています。

★１０月２３日

　今日もよく晴れています。この地としては風もなく穏やかです。少しだけ庭の整理をして、ネギをほんのわずかですが植えました。「坊主知らず」という銘柄のようです。葱坊主ができにくいということなのでしょう。

　昼食は、たら、ピーマン、ナスの天ぷらとしました。とくにたらがおいしかったです。そのあと、近くのスーパーまで散歩がてら買物に行きました。今回は滞在期間が短いので、主としてお菓子という買物となりました。こういうときに困るのが牛乳で、高いのを承知で、５００ccのを買うことにしました。夕食は簡単に済まそうと思っています。

　メゾ・ソプラノのバルトリの「リサイタル・アルバム」を聴きながら。イタリア・オペラのアリアなどを集めたものです。

追記（１０月２５日）

　都合があって、明後日に戻らないといけないので、きょうは近場へのツーリングに出かけました。藤枝の玉露の里というところです。目当てはアサギマダラでした。フジバカマが満開で、飛んでいるのをみることができました。ちょうど陽が差して、気温が上昇したためです。運がよかったです。近くのコスモス畑もちょうど見頃で楽しめました。Photo-Albumをご笑覧下さい。白花のフジバカマは少ないです。帰りに、蓮華寺池公園に寄りましたが、ここでもたった一頭ですがアサギマダラをみることができました。お昼は、谷稲葉インター近くの「あきん亭」のラーメンにしました。わたしの好みでは、１番おいしいラーメンです。

　ビージーズのアルバム「Holizon」を聴きながら。

★１０月２０日

　今日の公判期日は予定された1時間を少し超える時間をかけて丁寧に行われました。担当裁判官の訴訟指揮には敬意を表したいと思っています。２０分お願いしていた被告人質問は２５分程度となったと思います。弁護のための、あるいは事案解明のための質問を十分することができました。一年余関わってきた事件ですから、事案の理解が十二分にできただけ、充実感のもてる弁論ができたと思います。少なくとも、弁論要旨においてこちらがいいたいと思ったことについては、検討の要があるとは理解してもらえたと思います。被告人もがんばりました。判決は１１月７日に言い渡されます。

　明日から一週間ほど掛川に行ってこようと思います。春の花の種を播いたり、球根を植えることができたらよいと考えています。途中の道志みちの紅葉がどれほど進んでいるかは楽しみです。天気は、気温が低めのようですが、雨の心配は要らないようなのでありがたいです。

　ピリスの演奏で、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ集」を聴きながら。

追記（１０月２２日）

　ひんやりした朝です。快晴です。

昨日掛川にきました。9時少し前に出発して、到着は４時少し前でした。土曜日でしたので、道路が混んでいました。この時期になると、６時頃の出発というのはちょっと難しいです。道路端の温度計で低いところ（道志みちの西の方、子供の国）は、１４度、１５度でした。そろそろ、ツーリングには寒さ対策が必要になってきました。次回来るときは２４６号の方が良さそうに思えます。

　今回の滞在予定は１週間ほどですので、庭に球根を植える程度でなにもせずにただのんびりしようと思っています。

　アルゲリッチの演奏によるショパンのピアノ協奏曲を聴きながら。１番はアバドの指揮するロンドン・シンフォニー・オーケストラ、２番はデュトワの指揮するモントリオール・オーケストラとの協奏です。PreSonusのERIS E3.5というアクティブ・スピーカーは小さいですがピュアーで気に入っています。今回は、Portable Disc(2TBの容量だが900GB分)１枚、SDカード（128GB）１枚しか音楽ファイルを持ってきていません。

★１０月１４日（１６日補訂）

　１１日７時１５分頃に家を出て、鶴岡、山寺、蔵王を訪れるという２泊３日の旅から昨日１８時半過ぎに帰ってきました。久しぶりの旅行を存分に楽しみました。蔵王温泉で湯を楽しみましたがこれもほんとうに久しぶりのことでした。ウイーク・デイの格安旅行は高齢者の特権です。ＪＲ切符の３割引はありがたいです。「小さな旅」でと思いますが、ひとまずPhoto-Albumに何枚か旅の写真をアップロードしました。御笑覧いただければと思います。山寺、「お釜」は院生の頃旅したところで、懐かしかったです。蔵王の紅葉の見頃はまだ先でしたが、十分に満足しました。鶴岡では、内川つまり五間川（北に向かって流れていた）、庄内藩つまり海坂藩校到道館、龍覚寺つまり龍興寺、般若寺、千鳥橋つまり大泉橋（偶然、事故直後の横転している自動車に出くわしました）など、周平作品ゆかりの場所を訪れることができました。もちろん鶴岡公園も散策できました。城のある町はどこもいいというのが実感でして、初めて訪れたという気がしませんでした。ちなみに、「藤沢周平　その作品とゆかりの地案内板」には、全部で２５か所案内板が設置されている（そのうち鶴岡市街地内のは、１０か所ほど）のですが、６か所訪れることができたというわけです。

　旅行している間に、遺産分割協議書が署名押印されて戻ってきました。２０日の公判期日に証拠調べ請求をしようと思っている書面１通も無事届きました。これで、しばらくやってきた、刑事・家事の事件についてすべて目処が立ちました。体系替えのためしばらく休んでいた判例体系の仕事も具体的な執筆依頼があり、再開されます。本日検討すべき判決文が送られて来ました。

　ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴きながら。ヴェンゲローフのヴァイオリン、バレンボイムの指揮するシカゴ交響楽団の演奏です。この3日間は、I-Podは持っていったもののクラシック音楽を聴かないで過ごしてしまいましたので、今朝はあれこれと早くから聴いています。

追記（１０月１６日）

　快晴の朝です。ひんやりしていますが気持ちがいいです。昨夕からの夕顔がまだ開いたままでいます。片手を広げたくらいの大きさで見事です。５輪咲いていました。

　朝一番の仕事として、大根の抜き菜（間引き）をしました。夕食の味噌汁に入れてもらおうと思います。サラダに入れるための大葉のまだ青い種もとりました。種子として熟した種は、都度その場に播いてしまいます。すると、来年芽を出してくれるのです。

　きょうも、小菅まで一走りします。往復８０ｋｍくらいですから、よいツーリングとなります。都心を通っていきますから、片道1時間半と少しかかります。午後一番に会えば、ラッシュにはかからないで戻ってこられます。２０日の期日のための打ち合わせです。弁論要旨、証拠等関係カード、被告人質問は、ほぼ用意ができました。調べを求める証拠は書証２点ですが、いずれも手元に揃いました。

　オルフの「カルミナブラーナ」を聴きながら。ヨッフムの演奏はやはり見事です。

★１０月１０日

　２，３日天気がよくなかったのですが、ようやく晴れ間が見えてきました。気温も２０度を超えてきました。庭に出るのも気持ちがいいです。ナス３本を収穫し、ネモフィラの二度目の種まきをしました。

　郵便ポストに、注文していた、村田千尋「作曲家　人と作品　シューベルト」が届いていました。シューベルトの作品一覧ができる本を持っていなかったものですから、購入しました。断捨離とかいって、持っているものを片づける時宜なのかも知れませんが、わたしはそういう考え方には立ちません。これまでも必要なものしか手に入れることはしませんでしたし、要らないもの、古くなったものは片付けてきたという思いです。本の購入については、古書もうまく利用しています。新本では買えないという場合は必然ですし、たとえ買えるとしても安くてきれいな本が多いです。この本も古書ですが、美本と言えます。

　明日から旅行です。五間川（内川）の河岸の道を歩くのが楽しみです。藩校致道館や般若寺にも行ってみたいです。心置きなく楽しもうと、昨日のうちに弁論要旨、被告人質問事項はほぼ整えました。

　バルトリのアルバム「Sacrificium」を、Spotifyで聴きながら。神へのささげもの（カストラートのためのアリア集）というのが邦題です。とてもいいアルバムです。いま最高のメゾソプラノではないかと思います。コジェナー、ガランチャなどととともに大好きです。

★１０月９日

　きょうは雨です。やや冷えています。書斎にいても靴下がほしいくらいです。冷たい水出し茶に替えて、温かい玄米茶がほしいです。玄米茶は、先日買ってきた藤枝マルタ茶舗の抹茶入り玄米茶がおいしいです。

　６日の期日において、次回期日が１０月２０日と指定されました。できるだけ早くというこちらの考え方にそってもらえたと思っています。これで、結審が、予想していたより２週間ほど早まりました。判決の言い渡しも、１１月７日と予定されました。早くなってもこちらはいっこうに構いません。ほぼ期日についての書証も含めて準備はできてしまっているからです。１６日には被告人質問の準備ができるでしょう。

　今日は体育の日ということですから、運動会などの催しもあったのでしょうが気の毒です。観光地にも悪い影響があるのでしょうね。紅葉は進むのではないでしょうか。わたしは、１１日から山形ですが、なんとか降られなくて済みそうな感じです。ほんとうに久しぶりの旅行です。藤沢周平ゆかりの庄内と、院生の頃訪れた山寺や蔵王をゆっくり楽しんでこようと思います。一昨日乗車券を買ってきました。みどりの窓口でと思っていったのでしたが、連休初日とあってとても混んでいました。並んだら３０分ほどかかってしまうと思い直して、目がよくないのできついのですがなんとか自動発券機で買うことができました。１４日あたりから台風の影響があるかも知れませんので、天候的にはラッキーだなと思います。

　アンへレスの歌う、ショーソンの「愛と海の歌」を聴きながら。ここ数日は、声楽です。フォーレ、ドゥビッシーの歌曲全集を聴きました。シューベルトの連作歌曲集３つもです。

★１０月４日

　今朝、雨の中長ナス２本を収穫しました。それを夕食に挽肉と合わせて甘味噌炒めにしました。とても喜ばれました。ナスはいろいろに使えて便利な野菜です。

　昨日今日で、とてもうれしいことがふたつありました。一つは、自身のことでして、２５日に受けた健康診断の結果が出たのですが、血圧、中性脂肪、コレステロール値などについていずれも基準値におさまっていました。とくにコレステロール値は、かつて基準値を大きく上回っていたのでしたが、悠々セーフというところにあります。もっとも、血色素はぎりぎりセーフという数値でして、貧血にかかり「要指導」との記述がありました。留意しておきたいと思います。そんなわけで、年齢の割に健やかだと確信が持てます。とりわけ、食生活につき次男夫婦がとても気遣っていてくれることが大きく効いています。この十年で、好き嫌いがとても少なくなりました。ありがたいことです。

　もう一つは、いまやっている事件の被告人の母親が上申書を書くと言ってくれたことです。審決にどれほどよい影響があるか、はさておき、ふたりの今後の家族関係にとってとてもいいことだと思います。一年間ていねいに被告人に寄り添ってきたことが、こういうことをもたらしてもいるのではなかろうかと、ほんの少しですが自負しています。これまで接見回数は５０回を超えています。法廷で会ったのも入れると一年で６０回ほど会ったということになります。

　メシアンの「鳥のカタログ」を聴きながら。昨日から今日の午前中に懸けては１６世紀の作曲家ダウランドのリュート曲・歌曲全集、ＣＤ１２枚分、を聴いていた反動です。

追記（１０月５日）

　ひんやりしています。トレーナーを着ました。１１日からの旅行のための計画をねっています。周平ゆかりの庄内がいかに首都圏から遠いかも実感しているところです。地方都市の交通事情はなかなか厳しいものがあります。たとえば、鶴岡から山形に移動するには鉄道ではなかなかたいへんで、高速バス利用が良さそうであることが分かってきました。また、Jordanは便利だとあらためて思っています。大きな枠だけつくって、あとは臨機に、気ままに動こうと思っています

　ペンデレツキの「ポーランド・レクイエム」を聴きながら。ペンデレツキ自身の指揮による演奏です。現代曲ではこういうことがありえるというわけです。

★１０月２日

　秋めいた日です。からっとした気持ちのいい朝です。

気温が落ち着いてきたためでしょう。播いた種がうまく発芽してくれています。この数年うまくいかなかったほうれん草ですが、すじ蒔きしたとおりに列をなして出てくれています。バッタが元気よくはねていますから、この時期はそれが心配です。ブロッコリーの定植も済ませました。昨年同様、８本きれいに並びました。連作にならないよう、５０ｃｍほど北側で育てることになります。株間も４０ｃｍほどありますから十分でしょう。ネモフィラ、スイートピー、パンジー、ナデシコの発芽も始まりました。ダリアの球根を掘り出すか、そのままにしておくか、ちょっと思案しています。色の重なりや背丈のことを考えると、並べ方を変えたほうが良さそうに思いますが、球根を痛めてはいけないとも思うからです。

秋なすを楽しんでいます。これまでうまくいったためしがなかったのですが、ことしはかなり収穫できそうです。もう３本穫りました。長ナスとふつうのナスが１株ずつあるのですが、長ナスは２５ｃｍにもなります。さらに１０本ほど収穫できそうです。素揚げ、天ぷら、味噌炒めなど食べ方はいろいろあります。日本酒でといた甘味噌で炒めるのがすきです。合い挽き肉とともに炒めるのもいいかもしれません

今日は、年４回出かけている眼科検診の日です。検査はない回なのでたいした時間はかかりませんが、都心に出るのでちょっと気重です。接見希望も出ているので、あわせ済ませてこようと思います。金曜日が公判期日です。最後の追起訴分の検察側提出証拠の調べが行われることになっています。先がはっきりしました。金曜のも含めてあと３回です。長かったです。１１月中旬には判決の言い渡しということになるでしょう。

１１日から、庄内・蔵王に行ってこようと思っています。久しぶりの旅行です。藤沢の小説にゆかりある場所、山寺や蔵王の紅葉を楽しみたいと思っています。フィクションなのだからたいして意味はないのだけれど。「藤沢周平　その作品とゆかりの地案内板」によれば、鶴岡公園を中心とする市内の「案内板」所在地は９か所だそうです。とくに山寺や蔵王については天気が気になりますが、二週間天気予報によれば、「晴れときどき曇り」ないし「曇り」ということのようです。

ガブリエリの「ヴェネツィアの戴冠１５９５」を聴きながら。　

★９月２８日

　刑事記録が開示されたので、謄写に行ってきました。その際少しひんやりしたのは、ハーレーのガソリンのことでした。ガス欠の兆候があらわれたので、上智大学の前あたりから、給油ステーションを探しながらの帰り道となりました。大原で給油できたときにはほんとうにほっとしました。タンク容量が１２Ｌのところ、１１．５１Ｌ入りました。掛川まで走るような場合を考えると満タンで２００ｋｍくらい走ってしまうのですが、都内だと「１５０ｋｍくらい走ったら給油する」と考えておくべきだと改めて肝に銘じました。警告灯が故障していることがハーレーのガス欠事態の根っこにあります。

　ブロッコリーの苗の植え時期なのではないかと思って、近くのホームセンターに電話をしたら、今日が入荷する最後の日というのです。ことしも８本入手できました。畝を作り、しっかり元肥を施してから定植しようと思います。危うく買い損ねるところでした。鳥に食べられないように対策をすれば、昨年以上のよい収穫が見込めます。先日蒔いた水菜、京菜、サンチュ、大根の種がうまく発芽してくれました。野菜は自然の流れに逆らわぬよう、播種し、苗を植え、肥料をやり、摘芯し、必要があれば覆いをするなどして育てることが大切だとつくづく思います。そのためには、日記における記録に留めず、栽培カレンダーを作ることが有用だと思います。

　この時期は、春咲きの花の種を播き、球根を植える時期ですが、わたしも、鉢やプランター、育苗ポットを用意して、なでしこ、ネモフィラ、スイートピーの種を播きました。うまく冬越しをさせたいものです。

　季節外れですが、ウイーン・フィルの１９８９年の「ニュー・イヤー・コンサート」を聴きながら。この年は、クライバーの指揮でした。ちなみに、このとき、わたしは在外研究のためロンドンで正月を迎えました。かの「最新版クラシック不滅の名盤１０００」は、「管弦楽曲」の部がほぼ終わるというとこまできました。

★９月２３日

　未明からかなり強い雨でした。今日は秋分の日ですが、（温暖化はあるものの）昔から言うように暑さ寒さも彼岸までということで、季節が変わったという感じを持ちます。府中郷土の森では、曼珠沙華が見頃を迎えているようです。

　昨日の接見で、取り調べはこれで全て終わりということになっていることを知りました。捜査検事から言われたとのことです。追起訴はその分も含まれているようですので、１０月上旬の次回期日で、検察側提出の証拠調べは全て終わると考えてよいようです。次々回に、こちらが請求する証拠調べ、被告人質問等がなされ、結審するという見通しが持てます。ほんとうに長かったです。最後までがんばろうと思います。

　今朝、朝食をとりながら、ＮＨＫのテレビ番組で、「農民作家　山下惣一の生涯」を観ました。農のあり方を一貫して見つめてきたこの人の先見性に驚かされます。「農の明日へ」、「振り返れば未来」などいくつかの著作も紹介されていましたから読んでみようと思います。大規模農業経営とは真逆の「Family Farming」という言葉、その意義も知りました。彼は昨年夏逝去されたとのことでした。

　ホルストの「惑星」を聴きながら。昨夜から、NAXOSでカラヤン、ボールトと聴いてきました。今日も、あといくつか、異なる指揮者のものを聴いてみようと思っています。「木星」がよく聴かれているように思いますが、ほかのも聴かれてよいと思います。「管弦楽曲」のなかで、組曲「惑星」はとても好きなものの一つです。

★９月２１日

　かなり強い風が吹いています。風鳴りがしています。予報では６，７ｍの風とありましたからその通りになっているという次第です。

　昨日は国選の待機日でしたが、選任されることなく済みました。旅行の計画がありますので、よかったなと思います。勾留後起訴されるまでは、いろいろしなければならないことが予想されるからです。いまやっている事件は１１月一杯かかりますので、その点からしてもよかったです。

　追起訴がされたので、あしたは都心に行かないといけません。雨が心配ですが、なんとか午前中に済ませたいと思っています。

　二日ほどかけて菜園の整理をしました。やっかいだったのはトマトの片づけでした。ネットを使って作りますので、細かく切って、ネットから外しゴミ袋に入れないといけないからです。サトイモが順調に育っていてうれしいです。ナスの切り戻しもうまくいきました。スコップを使って根も切りまして肥料をしっかりあげ、水遣りもしっかりやっていますので、実がしっかりついています。これは初めての経験です。ただ剪定をするだけでは実がつかないことを経験的に知りました。つぎは大根の種を播く準備です。花は、朝顔、夕顔、黄色コスモス、日々草、桔梗といったところです。とくに夕顔は一晩に５輪以上咲くこともあってみごとです。

　フォーレの「管弦楽曲集」を聴きながら。ペレアスとメリザンド、マスクとベルガマスクなどが入っているもので、プラッソンという人の指揮するアルバムです。

★９月１８日

　手に入れた紫陽花は２鉢に２株ずつ、計４株あるのですが、今朝そのうちのひと鉢について、二つに分けました。やはり根が絡み合っていましたので、用心深く分けました。半日陰において、しっかり水遣りをすれば枯れてしまうことはないでしょう。このうちのひと株は、ずっとそのままにしてもいいようなかなり大きな鉢に植えました。小さく仕立てることができるように思います。ウエッブ情報では、うまくやれば挿してから一年で花が咲くということです。

　１０月なかばに庄内地方に行ってみようと思っています。図書館から「るるぶ　山形」を借り出してみています。限られた時間ですが、鶴岡市内、出羽三山のうち羽黒山などを楽しみたいと思っています。藤沢周平の愛した景色を楽しむことになります。ペンネーム「藤沢」は、神奈川県の藤沢（遊行寺）に由来する庄内の地名によるものであることを最近知りました。

　バーンシュタイン指揮ウイーン・フィルハーモニーの演奏による「シューマン・交響曲全集」を聴きながら。「最新版　クラシック不滅の名盤１０００」のとりあげているアルバムをずっと聴いてきています。協奏曲、室内楽ときて、いまは交響曲です。B（ベートーヴェン）から聴き始めていまS（シューマン）というわけです。一つ前はサヴァリッシュの「シューマン・交響曲全集」でした。１（春），３番（ライン）はともかく、２，４番はあまり聴くことはありません。サヴァリッシュはよく来日しN響で振っていましたが、当時から好きでした。

追記（９月１９日）

　昨日は敬老の日とかで、わたしもほしいなと思っていたルーペをプレゼントにもらいました。１１．５ｍｍありますから具合いいです。眼から得る情報はまだまだ多く、「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」を地で行こうとすると、ルーペを必要とする局面は少なくありません。条文を読むなどというのが、そのもっとも典型的な例です。

　残る日を使ってツーリングも楽しんでいるのですが、久しぶりに乗っているところを写真に撮ってもらえました。数枚Photo-Albumにアップロードしましたので御笑覧下さい。藤枝市の谷稲葉近くでのものから道志みち（国道４１３号線）でのものまで４枚です。高齢ライダーとしてはやや難しい道も含めてとてもいい感じで乗っている、と自分でも思います。

　ヴァンスカの指揮する、シベリウス「交響曲第３番」を聴きながら。今朝からシベリウスの交響曲全集を聴いています。

★９月１４日

　こちらに来て１０日を過ぎました。休みを取らずにしていた次男夫婦が浜名湖畔でキャンプをしたいというのでそれに合わせた形になっていますが、明日早朝戻ることにしています。天気は下り坂ということもありますが、早朝出ることは混雑を避けるという意味でとても具合がいいのです。６時間足らずで済んでしまいます。

　アゲハチョウが飛び交っています。ツクツクボウシの鳴き声は少なくなっています。蜘蛛の巣が目立ってきました。はっきりと季節が移ってきています。夕顔のところに、蝶の蛹が３つやってきて、葉を食べ、蜜をなめていましたが、観察を始めてから４，５日ですべていなくなりました。羽化を楽しみにしていたのですが、何かに食べられてしまった模様です。残念です。

　府中を出る直前に、友人のひとりから息子さんが学齢期にあるお子さん（お二人のうち、下のは中学生のようです）を残して亡くなったという知らせがありました。気の毒なことで慰める言葉がありません。というより慰めようがないと言うべきでしょう。心が張り裂ける思い、心が折れると書いてあります。本当にそうだろうと思います。今日午前２時を回った時刻発信の、告別式を済ませたとの、第３便がありました。

　朝から、掃除、洗濯と帰り支度を着々と進めています。少し雲が出てきましたが、洗濯物は気持ちよく乾いてくれると思います。朝５時半ころに三人で揃って出発となると、いつも以上に手際よく片づけをしないといけません。朝やるのは台所をきれいにすること、車への荷物の運び込みのみ、というような段取りです。

　Burt Bachrachの「ベスト・アルバム」を聴きながら。

追記（９月１６日）

　予定通り、昨日戻ってきました。府中は１５時頃から雷雨でしたから、早く出てきてよかったです。雨にはまったく降られませんでした。次男夫婦と一緒でしたから、いつもより多く６時間半かかりましたが、相模原・府中市内のほかは渋滞もなく快調でした。

　ずっとほしいと思い続けてきた紫陽花の挿し木苗を手に入れることができました。車に乗せて運んでもらえると思ったので思い切って買うことができました。ふた鉢ですが、４株あります。しばらくは地に植えないで育てようと思います。２、３年でよい花を咲かせてくれるのではないかと思います。青色の花を咲かせるための肥料も少し手に入れました。酸性を意識した肥料なのですね。半日陰がよいとされるが、日当たりも必要ということで、そこに定植するのがよいか、考えないといけません。大きな鉢に植えるというのも一つの選択肢です。

　久しぶりに理髪店に行ってきました。３０年ぶりという値上げで、料金が５０００円となっていました。若い頃は月に１回行っていましたが、いまは数か月に１回というペースになってしまっていますからから仕方ないなと思います。

デュトワが指揮するモントリオール交響楽団の演奏する、サンサース「交響曲第３番　オルガン付き」を聴きながら。

★９月１０日

　７日に見つけた蛹は、夕顔のところにいて、移動しながら蕾についた甘い汁をなめ、葉を食しています。食べているところは動画に撮れましたが、移動しているところは見かけたもののまだ撮れてはいません。初めて見つけた場所から１ｍほど離れたところにいまいるのですが、最初の大きな移動は強い雨を避けるためのものだったように見受けられます。ここに滞在するのはあと４，５日ですが、このうちに羽化してほしいと思っています。できることなら写真に撮れたらと願っています。

　数日前に母が世話になっていた施設からメールがありました。１週間と少し前に、府中の屋上で撮ったブルームーンの写真を送ったのでしたが、それに対するお礼でした。花や野菜の写真も何枚か送ったのですが、これらも合わせて、プリントアウトしてフロアに掲示したという内容でした。母が亡くなって後もこのようなやりとりができることをとてもうれしく思います。お礼に対する返信をしたのですが、小池真理子の「沈黙のひと」を一つの話題としました。小池の作品ではただ一つ繰り返して読む価値のあるものとわたしは考えていますが、パーキンソン病を病み、終の棲家を介護施設とした男（東北帝大法学部の卒業者）を娘の視点で描いた作品で、吉川英治賞の受賞作です。

　どこかに出かけるということはしないで過ごしています。NHKのBSで八尾の風の盆をライブでとりあげたことをきっかけとして、高橋治「風の盆恋歌」を改めて読み始めました。不倫の物語ですが、美しく、哀しいです。

　アンスネスの奏する、グリーク「叙情小曲集」を聴きながら。美しく哀しいメロディーが聴けます。アウストボ、ギレスのよりも少しテンポが速いです。

★９月７日

　明日台風が関東・東海に接近、上陸の可能性もあるとのことです。雨台風のようですが、場所によっては大きな被害が予想されます。雨戸をしっかり閉めてじっとしていようと思います。

　相変わらずのペースでひとり暮らしをしています。歩くのは身体によいとは思いながらも、買い物のたいへんさを感じます。ほぼ毎日、高齢の婦人がいかにも買い物に行くという格好でこの家の前を通りますが、老いた母もそうしていたのだろうと想ってしまいます。

　夕顔が何株あるのだろうとていねいに観ていたとき、妙なものに気づきました。蝶の蛹を見つけたのです。もうすぐ羽化しそうな大きさです。明日午前中だとかわいそうだなという気がしますが、どうなるでしょうか。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　ブルックナーの交響曲第６番を聴きながら。名盤とされるヴァントが指揮するベルリン・フィルの演奏によるものです。

追記（９月９日）

　菊の節句です。栗の入った和菓子を食べたい気分です。

静岡県に上陸するというので少し心配した台風ですが９９０を上回るhPaであることが示すように、あるいは掛川から観ると想ったより東を通っていってくれたからか、ほとんど影響はありませんでした。このあたりの果物農家はほっとしていることでしょう。

　シューベルトの交響曲全集を聴きながら。ブリュッヘンの指揮する、１８世紀オーケストラの演奏によるものです。

★９月４日

　昨日掛川に来ました。朝５時３０分少し前に出発しましたので、たとえば府中から山中湖まで２時間足らずというようなペースでして、極めて快調に走れました。時間がかからなくて済むというだけではなく、左脚を使う回数もかなり違うからだと思いますが、脚がつることもありませんでした。道志道で少し嫌なことがありました。ベンツのオープンスポーツに抜いてもらおうと思ってスピードを落として左に寄ったときのことです。追い越し禁止になっているところで加速してわたしを抜いた若くもないドライバーが、抜いた直後、あるいは抜きながらといってもよい、わざと左に寄せたのです。左ハンドルで車長もさほど長くないから、そういうことができるのでしょう。もちろん対向車のないタイミングでのことです。成田ナンバーでした。山中湖平野の交差点で追いつきました。ほぼ追い越し禁止となっている山道ではスピードを出しても結果はほとんど変わりません。もらい事故はかないません。側溝にでも落ちたら命に関わります。反省点は、早いタイミングで譲るべきであったということです。

少し気になっていた朝顔、夕顔はしっかり花を咲かせていますし、コスモスもかなりの率で発芽していました。鉢より、地蒔きのほうが成果がよいように思います。今朝になって、朝顔の種をいくつかとりました。しっかりした種です。

テノール歌手Ian Bostoridgeのアルバム「Perspectives」を聴きながら。シューベルト、シューマン、フォーレなどをとりあげた歌曲集です。シューベルトは、「ます」から「魔王」まで７曲ともっとも多いのですが、いずれも中学で聴いた、思い出深い曲です。ボストリッジについては３年ほど前に知ったのですが、一度聴いただけでファンになりました、歌曲集「冬の旅」もお薦めです。この領域で名盤といえば、なんといってもディスカウのものだと思いますが、比較するとおもしろいです。ちなみに、「最新版　クラシック不滅の名盤１０００」でディスカウの歌う「冬の旅」について書いているひとは喜多尾といいますが、このひとは静岡でわたしたちに初級ドイツ語文法を教えてくれたひとです。教室で、このひとから音楽のことを聴いた覚えはありません。ドイツ語教師に徹していたのかも知れません。その後、中央大学に移りました。このひとが教室でシューベルトのことを語ってくれたら、このひとをもっと好きになっていたように思います。教員から当該科目のことだけを学ぼうというのではつまりませんが、司法試験受験予備校に通っていた勉強熱心な学部学生、法科大学院学生は、このあたりに気がつかないのでしょう。塾漬けで育ってきた勉強好きには知的成長についてどうも限界があるように思います。考えながらみずから学ぶことになっているのか、疑問なしとしません。

追記（９月５日）

　未明から朝方にかけてかなりの雨が降っていましたが、いまは晴れあがっています。外に出ると少しひんやりします。門のあたりの草取りをしました。空き家にしてはきれいになっています。

　きょうは、スーパーに買い物に行かないといけません。冷蔵庫がほぼ空の状態です。

　今回も本を何冊か持ってきています。一つは、１０月に計画している庄内への旅のための旅行案内書、再度読み始めた小池真理子「沈黙のひと」、蓮實重彦「映画　誘惑のエクリチュール」、梶井基次郎「檸檬・冬の日」などです。梶井の二編目として「城のある町にて」が入っています。この町に住むある医者が「ハリケンハッチのオートバイ」に乗って往診をしています。彼の１９２５年の作品です。たぶん、中学１年生の国語の教科書に載っていました。この教材でもって何を教えようとしたのか。それにかかわらず、わたしにとっていまなおおおいに関心の持てる作品です。

　Billy Curingtonのアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。久しぶりのカントリー・ソングです。と思っているところで、終わりましたので、つぎは、Kenny Chesneyのアルバム「No Shoes,No Shirts,No Problems」です。　

★９月１日

　防災の日です。ＮＨＫが関係する番組をいくつか流しています。少なくとも年に何度かは、家の中で、災害、とくに地震災害、について話し合っておく必要があるように思います。

　昨日はスーパーブルームーンとかで、月がみごとでした。２０時頃に屋上で三脚を使って少し上等なカメラで撮った写真がきれいであったので、Ｐhoto-Albumuにアップロードしておきました。御笑覧下さい。今朝起きて書斎から観たら、南西方向に満月が見えたのでいつも撮っているカメラで写しました。西からの光を反射しての満月、東からのそれを反射しての満月が楽しめたというわけです。そんなこともあって、昨夕は、少し遅めに、屋上で夕食をとりました。久しぶりにチキンカレーを作りましたが、好評でした。使ったジャガイモは庭で育てたものです。

　３日に掛川に行こうと思って、前庭と菜園を片付けました。それに伴い、カボチャも収穫してしまいました。いずれも種から育てたのでしたが、一つしかならなかった坊ちゃんカボチャは２５０ｇでした。ほめられカボチャという名で売っていたものの種から育てた方は、４つ穫れましたが、ひとつ９３０から９６０ｇありました。ずしりと重い感じですから、きっとおいしいと思います。しばらく置いて、熟成させようと思います。４日以降はしばらくの間雨が望めますので、サンチュを蒔こうと思っています。ちょっとがんばりすぎたのでしょう。はずかしいことに、たいして働いたわけでもないのに夜脚がつってしまいました。

　有田焼白磁の人間国宝（1995年認定）井上萬二氏のことをＮＨＫがとりあげていました（日本人の人生仕事観）。いくつか留めておきたい言葉がありましたが、書き留めたのは、「９４歳になったから、俺はもう歳だからって感覚を持ったらもう作品も枯れてしまう。だから、心は、常に少年の気持ちじゃないと駄目ですよね。アイデアというのは、若いときよりも、経験と年代と、それから自分が今まで携わってきた道、それらによっていくらでも浮かんできますから。あれもやりたい、これもやりたいけど、うまく行かないのが人生です。精神的にも、肉体的にも、年は衰えているけど、まだ頭の方はまだ全然衰えていません」、というものでした。これは敬老の日が近いことに関わる話題であったのでしょう。

　１０月に半ばに裁判の合間をうまく利用して鶴岡方面に出かけてみようと思っています。藤沢周平の著す庄内藩のことがよりいっそう感じ取れることでしょう。

　ラヴェルの「夜のガスパール」を聴きながら。アルゲリッチのピアノ独奏です。

追記（同日午後・９月２日補訂）

　弁護士会が、次年度から、国選弁護人になるための名簿に登録をするに必要とされる要件として２年に１回の研修を受けるという制度を導入しました。年末までに済ませばよいのですが、今日それを済まそうと思いました。３時間の情状弁護についての講座をオンラインで受講しました。「量刑グラフ」のこと、量刑因子のひとつとしての「反省（文）」の意義など、執務のために役に立つ情報が得られました。一つと言わず、刑事のみならず民事や税務なども含めて、関心の持てるテーマについて「日弁連eラーニング」での研修を積極的に受けようと思いました。専門家にとって研修の必要性は研究上も論じてきたところですから、自らも実践しないといけない、とあらためて思っています。ちなみに必須とされる「弁護士倫理研修」は来年度に受けることになっています。

　コラールの演奏による「Faure　ピアノ作品集２」を聴きながら。夜想曲や前奏曲がDISC２枚分入っています。

★８月２８日

　８月もあと４日です。２３日の公判期日が終わってから、あらためてとくに乙号証を読み直しています。いよいよ弁論の準備です。昨日まででほぼ読み終わりました。ほぼ出来上がっている弁論要旨の手直しをし、被告人質問をどうするか、あれこれ考えてみようと思っているところです。時間は十分にあります。

　菜園は、夏野菜がほぼ終わり、秋野菜の準備に取りかかろうと思っています。成果は、「正」の字によって記録してきたところによると、きゅうり２７本、なす８本、ピーマン２８個、ししとう２４個にとどまりました。全体的に今年はかんばしくありませんでした。トマトは、ミニのはだいぶ食べましたが数えていません。いまなお穫れるのは、もろへいや、大葉、九条ふとネギくらいです。遅まきながらオクラがだいぶ大きくなってきましたが、花が咲いてくれません。来年用の種が穫れるかどうかです。カボチャは５つ。へたがコルク状になるのを待っているところです。収穫時期が１０月末以降になるサトイモについては土寄せ、追肥をしなくてはいけません。順調に育っています。ナスについては、少しタイミングが遅くなりましたが、更新剪定（切り戻し）を済ませました。しかし、秋なすを何本かでも穫ることはなかなか難しいです。

　このところ朝夕がかなり秋めいてきましたが、これに合わせてようやく夕顔が咲き始めました。Photo-Albumをご笑覧ください。

　フォーレのピアノ四重奏曲第１番を聴きながら。ユボーとヴィア・ノヴァ四重奏団の演奏によるものです。

★８月２３日

　雨のち曇りという予報でしたが、合羽を身につけてバイクで霞ヶ関まで往復しました。往路でほんの少し降られましたが、たいして濡れることもなく動けました。明日からまた暑いようです。

　刑事は、ようやく出口が見えてきました。審理をごくわずかでも急ぐ方向での発言をさせてもらいました。傍聴者の中にひとり中学生（大きいので高校生かと思ったくらいです）がいました。とくに法律家になりたいというわけではなく、夏休みの宿題のようでした。

　ようやく涼しい風が入ってきました。虫の声がします。暑い暑いといっていますが、すぐ後ろに秋が迫ってきています。日の出時刻は５時を１０分足らずですが回ってきました。あっという間に秋分の日になります。

　バルトークの「ピアノ協奏曲集」を聴きながら。ピアニストは、ツィマーマン、アンスネス、グリモー。オケは、ブーレーズの指揮するベルリン・フィルです。このところ、「最新版　不滅の名盤１０００」によりながら、協奏曲を聴いています。アルファベットの逆順で、次はバッハです。これが済んだら、室内楽に移ります。いいものを聴き損なってはいないか、これが気になっているところです。こうしていると、自分が何を好みとしているかがはっきりとしてきます。外付けＳＳＤに、２ＴＢ分くらい、「これぞMy Fvorites」という曲を、ジャンルごとにまとめられるといいなと思います。

★８月１９日

　昨日戻ってきました。７時前後に走っていた富士山麓の富士サファリパークから須走道の駅までは雲が厚く雨を少し心配しましたが、須走で休んでいるうちに晴れ上がりました。気温は、大井川２２度、その後津久井まではおそらく２２度ないし２５度程度で快適なツーリングでした。橋本に入ったあたりからは３０度を超えてしまい、熱だれでのエンストが２度起こりましたが、これは仕方ないことです。山中湖畔で湖面を観ながら少しのんびりしました。湖畔の駐車場で、ＣＢの写真を撮りたいというひとが話しかけてきました。ご自身は何年か前から怖くなったのでバイクに乗るのはやめたと言っていました。わたしより５，６歳若い人でした。わたしにもいずれそういう時機が来ることでしょう。復路に要した時間は、６時間１５分ほどでした。

　菜園は草ボウボウになっています。２週間ほど手を入れられませんでしたから無理ありません。来週末までかけて、ゆっくり草取りをしようと思います。

　リヒテルの演奏で、「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第２番」を聴きながら。「チャイコフスキー・同第１番」とのカップリングでして、書き終わる前に替わりました。これらのひとつ前は、アンスネスによる「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲全集」でした。

★８月１７日

　台風の影響は、各地においてとても大きかったのですが、わたしにおいては、外に出られずじっとしていることを余儀なくされたという程度でとどまりました。大気の状態がなおあまりよくないようで、雷雨の予報が出ていますので、府中に戻るのは明日にしました。道路交通情報（JARTIC）によると、木々の多い国道４６９号、４１３号についても通行止めはないようなので、いつもの路で帰ることにしようと思います。朝日が眩しいので、少しでも避けるために薄明の内に出発しようかと思っています。

滞在期間がいつもより長くなったので、庭、家周りの草は刈ることができ、かなりすっきりしました。夕顔もあと数日で一輪咲きそうです。水遣りを丁寧にした結果、朝顔も夕顔もすっかり元気になりました。コスモスも、よく見るともう発芽し始めました。雨もあったりしてほとんど家にいましたので、土産が買えていません。これから「さすが市」に行ってなにか探そうと思います。

映画「ノッティング・ヒルの恋人」で使われた音楽を聴きながら。

★８月１４日

　台風がゆっくりしたスピードで接近しています。紀伊半島への上陸は明日朝もしくは午前中のようですが、今日、明日静岡県も強い風雨に注意が必要なようです。しかし、ウエザーニュースによると、今日の掛川の風は５，６ｍ、１時間あたりの雨量は、数ｍｍということですから、朝顔、夕顔にも害はないのではないかと期待しています。この家は築年数がかなりになっているもののいまのところ雨漏りはないようですが、こうしたときにひとがいるのはいいことだと思います。留守番になった気分で、この二日は過ごそうと思っています。

　ここにきて一週間と少しが経ちました。そろそろ府中に戻ろうと考えて、その目でも天気予報を見ていますが、１７あるいは１８日がよさそうだと思っています。静岡、山梨、神奈川、東京と移動しますので、どこにも雨マークがないという日は案外限られるのです。

　「アン女王のロンドン（時代の音楽）」というタイトルのついた、ペプシュやパーセルの作品を集めた「室内楽作品集」を聴きながら。ルナシアン・アンサンブルが演奏するもので、トリオ・ソナタ、組曲集です。副題に、「A Noble Entertainment」とあります。最後にヘンデル（Haendelではなく、Handelです）のトリオ・ソナタHWV405が入っています。

追記（同日夕刻）

　１７時になって少し雨が強く降り始めました。予報によると台風の上陸地点はさらに西になるように見えますが、これから先２４時間くらい風雨に気をつけなければならないということには変わりがないのだと思います。かなりの速さで雨雲が東から西に動いています。観光地は、ちょうどかき入れ時というのに気の毒です。

　１８世紀前半のイタリアの作曲家Fiorenzaのリコーダー協奏曲を聴きながら。コレギウム・プロ・ムジカというアンサンブルの演奏によるものです。

さらなる追記（８月１５日）

　台風は潮岬に５時前に上陸したとのことです。予想したように、掛川は、ときたま強い雨がありましたがそれもわずかな時間で、風もほとんどなく過ごせています。外に出ると生暖かな空気が台風を感じさせる程度です。そんなわけで、心配した朝顔・夕顔にも影響はありませんでした。

　Alice Verzierのチェロで、Lanzettiの「チェロと通奏低音のためのソナタ集」を聴きながら。ランゼッティは、１８世紀イタリアの作曲家です。

★８月１２日

　今朝も門扉脇の朝顔はいくつも花を付けています。水遣りを続けていますから、西側の縁側の朝顔・夕顔も元気になってきています。涼しい時間帯に草取りをしていますので、まただいぶきれいになってきました。早咲きのコスモスを咲かせたところに秋咲きのそれをと思って、種を買ってきました。すでにきれいに片付けましたので、蒔くだけです。タイミングを考えているところです。

　昨日今日小笠原あたりを過ぎて（お気の毒です）北ないし北西方向に向かって進んでいる台風がお盆に紀伊半島あたりで上陸しそうな気配です。このあたりは、進路のすぐ南側に当たりますから雨風が心配です。盆明けの帰京に大きな影響が出そうです。

　昨日早朝に墓参りをしてきました。この地域の盆は７月だからでしょうが、花筒に置かれたままの枯れた花が目立ちました。ただ会って感謝の気持ちをあらわすだけですが、気持ちがすっきりします。墓を守ろうというような気持ちではなく、日常的な感覚です。

　ここ数日は、暮しの手帖編集部編「あなたの暮らしを教えてください」シリーズの「何げなくて恋しい記憶」、月刊望星編「あの日、あの味　食の記憶でたどる昭和史」というエッセイ集を拾い読みしています。とくに後者には、クジラの立田揚げがおいしかったことや、一つの玉子を兄弟三人で分けて食べた話しなど、親近感が持てるエッセイが載せられています。いまはなんという贅沢な時代なのでしょう。食品ロスという言葉も聞いて久しいです。

　クラプトンとＪＪケイルとの、サンディエゴでの「ライブ」を聴きながら。今日も暑くなりそうです。

追記（８月１３日）

　今朝は５時起きして、昨日取った草の片づけと、前庭の南西の角のすすきの片づけをしました。東側の家との境界線に倒れてきていた草木も切ってしまいました。これで、全体がきれいになりました。脇を通りかかった女性がおはようございますと声をかけてくれましたが、このあたりでは知らないひとの間でもこうした挨拶をすることがまだまだ残っています。１時間動いただけですが汗をかきました。湯船に湯が残してありますからひと風呂浴びようかと思っています。

　今年５月の連休明けに書斎の大掃除をしてこの方、片づけや掃除をすることが好きになってきました。厳密に言えば、この家に来て、帰るときには必ずトイレも含めてきれいにするということをこの５年ほど習慣としてきたことの延長線上のことかも知れません。

　ヴィヴァルディの「二つのヴァイオリンのための協奏曲Op 3-8」を、オランダ・バロック・オーケストラ、ラルテ・デラルコ、ブレコン・バロック、アケデミー・オブ・エンシェント・ムージック、イングリッシュ・コンサート、コンチェルト・イタリアーニ、イ・ソリスティ・イタリアーニ、イ・ムジチ、エウローパ・ガランテの演奏で聴きながら。

★８月７日

　昨日午後から、天気は不安定です。未明から降っていた雨はいったん７時半頃にあがったのですが、その後も陽が差しながら雨が落ちてくるというような感じです。南から北に向かっての、ときに濃くときに薄い雲の動きがはっきりとみてとれます。外に出したほぼ乾いた洗濯物が、自分が朝シャワーをしているうちに、シャワーですこし湿ってしまいました。あわてて取り込みましたが、もう外干しは諦めました。いまの雨量は時間あたり３ｍｍほどのようです。しかし、植物には優しい雨です。今朝咲いた朝顔の花は数えたら３カ所に全部で２０個でした。この１０日ほどしっかり水遣りをすれば、夕顔も咲き出すでしょう。帰る前にコスモスの種を播いていこうと思います。

　毎度のことですが、ここでは食事時間を生活のペースの基としています。献立を考え、作る。そのためには必要な食材を点検し、必要なものは買いに出かける。それは散歩も兼ねる。その間に、読書・音楽鑑賞が入るという感じです。天気がこう不安定だと、掛川を起点とする遠乗りの計画も立ちません。

　フライブルク・バロックオーケストラの演奏による、JSバッハの「ブランデンブルク協奏曲全曲」を聴きながら。このオーケストラは、いま最も勢いのあるオーケストラのひとつだと思います。優秀なソリストにも恵まれて、次々とすぐれたCDを世に送っています。

追記（８月１０日）

　昨日はほぼ一日中雨でした。ときには時間あたり雨量で２０ｍｍほどでしたから、九州の台風被害者にはまことに申し訳ないですが、気持ちよいほどの雨音も聞こえました。今日は晴れていますが、台風の影響なのでしょう、雲が西もしくは北西に向かってかなりの速さで流れています。ときに濃い雲ですから。きょうも干した洗濯物を気にしています。涼しいううちに給油と買い物に出かけるつもりでしたが、午後からにしようと考えを改めています。

　何年か前にびわの種を発泡スチロールの箱に蒔いておいたら発芽してふた株大きくなったのですが、前回来たときに一つは府中に持って行き、ここに残した一つが、この暑さで葉が黄色くなってしまいました。元気になってくれないかと鉢に移し、半日陰に移して水遣りしているのですが枯死する恐れがないではありません。この移植の際に気づいたのですが、前回来たときに食べて同じ場所に蒔いておいた３つ４つの種のうちのひとつが、土の中で割れて発芽しそうな気配を見せています。移植のために土をいじらなければ気づき得なかったことで、うれしくなりました。この種は、用宗のびわ生産農家が作っているびわのものです。　

　Siglo de Oroというイタリアの合唱団による「宗教的合唱曲集」を聴きながら。ジョスカンほかの作曲になる、１５，６世紀の宗教曲集です。

★８月６日

　平和記念式典における小学生の言葉に感激しました。立派でした。県知事、そして国連事務総長（日本語による代読）の挨拶が終わりました。ウクライナの情況を考えたとき、この式典が示すメッセージはより格別の、よりリアルな意味を持ちます。核廃絶、それまでの核不使用約束、核抑止論の持つ意味などを考えさせられます。

　ひろしま平和の歌を聴きながら。

追記（同日夜）

　昨日早朝５時半に府中を出て、１０時半には掛川に無事到着しています。いつものような一人暮らしが始まりました。シーツの洗濯をし、乾してから買い物に出かけたところ強い通り雨が来て、洗い直しとなりました。その後４時過ぎから続いている雨は予報より強いように思います。もう８時というのに縁側の戸を開けていますので、ここちよい雨音とともに、涼しい風が入ってきます。明日も雨との予報です。

　ホーレンがフォルテピアノで弾く、JCバッハの「キーボードソナタ集作品５」を聴きながら。とくに５−２は好きです。手元にファイルがありますから、オフラインでもいくつかの演奏家（ホーレンのほか、へブラー、レオンハルト、オールトなど）によって聴くことができます。前古典から古典への移行期の作品ということで、音楽史的にも重要な作品です。

★８月３日

　今日も暑くなりそうです。梅干しを乾すにはいい日のようです。やや赤みが差し張りのあった大きな南高梅にはしわができ、いい感じの色になってきました。完成にはまだまだ時間を要するようです。

　この暑い中、久しぶりに電車で都心に出かけます。当初は夕刻に予定されているかつての同僚の人たちとの集まり（３年遅れの送別会）だけでしたが、昨日最新（７月１８日）追起訴分の記録開示もできるという連絡があったので、２回分の記録の閲覧・謄写、それを読んでからの接見、大学図書館への本の返却などを、今日一気にやってしまおうと思っています。

　これでまた、次回公判期日の前に、お盆を挟んで一週間ないし１０日ほどの掛川行きができることになります。お盆時期のラッシュを避けられますのはありがたいことです。

　ラモーの歌劇「レ・ポレアド」を聴きながら。これで、磯山雅氏の推薦するバロック曲１００曲を一通り聴き終わったことになります。氏の「バロック音楽名曲鑑賞事典」はとても信頼できるよい本であると改めて感じています。わたしと同じ時期に大学生活を送った著者ですが、不慮の死ということで、もっともっと音楽を聴きたかったのだろうなとお気持ちをお察ししてしまいます。

追記（８月４日）

　昨日は、大学図書館にはいかなかったものの、かなりの強行軍でした。記録は、閲覧室でしっかり読めましたし、必要な箇所のコピーをとることもできました。暑気払い、３年遅れの送別会を兼ねた懇親会は、元気なみなさんとおしゃべりを楽しめました。参加者全員から近況報告が聞けました。みなさんがんばっておられるのをうかがい励みになりました。とくに、後藤先生がトラヴェルソ・フルートを習い始められたとうかがって、うらやましく思いました。トラベルソは持っているだけでも幸せになれそうな楽器です。河津先生には刑事実務のことを教えていただきました。芹澤さんが自由人権協会の代表理事になられたこと、宮澤さんがアメリカでこの秋からなお講義をお持ちになる（これが最後になるとのこと）ことをうかがって、立派だなと思いました。外でお酒を飲むのはほんとうに久しぶりのことでした。赤ワインをグラスに２杯で大満足でした。

　これで一段落ついたので、明日早朝掛川に向かいます。

　ラゴズニック、ウルザーマー・コレギウムなどの演奏によるアルバム「ルネサンス舞曲集」を聴きながら。プレトリウス、アテニャン、マイネリオ、ダウランドなどが作曲した舞曲を集めたこのアルバムは、かつてよく聴きました。耳に懐かしく響きます。

★７月３１日

　東京において猛暑日が１週間続いているそうです。今日の予想最高気温も３５．６度のようですが、ありがたいことに薄いですが雲がかなり広がっています。この数日、書斎には風が入ってきています。ときに風鈴が鳴っています。水出し茶で十分に水分補給をしています。

　磯山氏の勧め（「バロック名曲事典」）にそって音楽を聴きながら読書しています。

　テレマンの「食卓の音楽」を聴きながら。早朝から、磯山氏お勧めのムジカ・アンティフォンの演奏で聴いていまして、いまは最後の４枚目です。終曲の一つ前の、オーボエ・ソナタが鳴っています。ムジカ・アンティカ・ケルンと比べてみると、その持ち味がよく分かります。なお、最近の評者のお勧めは、フライブルク・バロックオーケストラのようです。

追記（８月１日）

　昨夜、今日と大気の状態が不安定とのことで、南から雷鳴が聞こえてきました。量はわずかですが、少し雨もあってほっとしました。冷気と暖気のぶつかり合うところのわずか北側に位置していたようで、暑気を気にしなくて済む一日でした。

　検察庁から、次回審理の分の事件記録の閲覧の準備ができたとの連絡がありました。数日うちに閲覧・謄写に出かけようと思います。これで、お盆に入る前に掛川に行けます。

磯山氏によってバロックの名作を聴くということも、１００曲のうち残すところ１０曲ほどになってきました。

いよいよ、ガブリエリの「新実存主義」を岩波新書で読み始めました。存在と認識、自然主義、唯物論、脳と心の関係など、難しいですが興味あるテーマが論じられています。音楽のイデオロギー性と同じように、哲学のイデオロギー性も考えさせられます。目がウクライナに向いているこの時期に、あらためてこうした本を読むことは有意義なことだと思います。

JSバッハの「チェンバロ協奏曲集」を聴きながら。シュタイヤーとフライブルク・バロックオーケストラの演奏です。ちなみにこの曲についての磯山氏の推薦曲はBWV１０５２であり、推薦盤は、レオンハルトによるものです。一つ前には、コープマンによるチェンバロ盤、タローによるピアノ盤も聴きました。集中して聴いていたわけではありませんが。

１９７０年代半ばから古楽を５０年以上聴いてきたのですが、その当時聴いていた演奏家もすばらしいと思いながら、他方でこの１０年ほどの間にとても好きになった演奏家もあります。シュタイアーやタローはその例です。鍵盤、ヴァイオリン、チェロ、フルート、オーボエ、アンサンブル、声楽、合唱などについて、自分の好みをあらためて整理したいなと思います。手がかりは、「名曲・名盤」の類いですが、よしあしを決めるのは種々の知見（とくに音楽史、音楽理論上の知見）と自分の耳です。

★７月３０日

　いつもより少し間が空いてしまいました。３５度を超える日が続いていますので、給水に気を遣いながら、ほぼ家に籠もっています。菊川で求めてきた水出し緑茶がおいしいです。

　日曜日の今日、「自然百景」と「小さな旅」を観ました。バード・アイランド三宅島、花畑白山をとりあげていました。芸人、タレントが大騒ぎする番組と大違いで、観入ります。受信料契約のことを考えると無理のないことだと理解できますが、NHKも観る価値のある番組が少なくなりました。価値のない番組を作るには人事のあり方も専門性への考慮を薄くしていってもよいということか、経営陣のもつ人事政策に問題があるとのニュース報道をみました。アナウンサーの使い方についてもその手のことを感ずることがあります。大河ドラマもみていません。

　岡田＝片山「ごまかさないクラシック音楽」（新潮選書）を読んでいます。先日相模原キャンパスの図書館に本の返却に行った際借りてきたものです。刊行されたことは知っていましたが、新刊書棚をみていたら目にとまったものだから、借りた次第です。岡田氏の本として内容に期待していたのだけれど、買う気はまったく起こらないものでした。その意味では、借りてよかったというべきかも知れません。合わせて借りた、中村真一郎の「源氏物語の世界」については、旧版を既読ですし、がっかりすることはないでしょう。

　菜園・庭の野菜・花も、この酷暑は気の毒です。シャリンバイやロウバイは葉が黄色くなってしまいました。とくに前庭に置いたプランター・鉢植えのものは、反射もきつくて、日々草以外はほぼ枯れてしまったような状態です。

　もう７月も終わりです。３日には法科大学院にゆかりの方々との集まりが行われるということで、楽しみにしています。本来なら３年前に行われたはずの退職にかかる謝恩の会の意味をも持つものとのことでして、お世話になったみなさんへの感謝の気持ちをもって参加しようと思っています。７月が終わるということに関わって、アマゾン・プライムビデオで、７月末まで視聴可能という映画を２本観ました。ひとつはフランス映画で「プロバンスの休日」、他はイギリス映画で「４３年目のアイラブユー」（原題は、Remember Me）です。新調したAVアンプで音的にも十分に満足して観ています。

バッハの「マタイ受難曲」を聴きながら。ヤーコプス、ベルリン古楽アカデミーの演奏によるものです。

追記（同日夕方）

　今日も３５，６度あったのでしょうが、ようやく涼しい風が入ってきました。風鈴の音があいかわらず清々しいです。あと１時間もすれば日が沈みます。月の出は遅くなり、満月に近くなってきました。月齢１２．５くらいか。クーラーは使わずに過ごしました。

　５時を少し回ったところで、蚊に刺されながら水遣りをしました。４，５日ぶりに夕顔の誘引をしました。サザンカに巻き付いていたものを注意深くはがして、ネットに這わせました。だいぶ隙間がなくなりました。咲くのが楽しみですが、まだだいぶ先になりそうです。

　バッハの「管弦楽のための組曲」（またの名を、「序曲」）を聴きながら。午後から、ピノック指揮イングリッシュ・コンサート、ゲーベル指揮ムジカ・アンティカ・ケルンと聴いてきましたが、いまはフライブルク・バロックオーケストラの演奏するものです。このオーケストラは指揮者を持ちません。組曲第３番の２曲目がとてもよく知られたアリア（G線上のアリア）です。

★７月２４日

　昨日戻ってきました。暑さを避けるために、予定通り５時１０分に出発し、途中２回、合わせて１５分ほどの休憩をとっただけで走ったところ、１０時１０分に到着できました。おそらく最短時間です。平均時速４５ｋｍくらいで走れたことになります。東の空に薄雲がかかっていたので朝日も眩しいということはなく、津久井（青山交差点）以東を別にすれば２０度から２５度程の気温の中を走ることができましたから、快適なツーリングであったといえます。今回も、山中湖畔平野交差点から青山交差点まで、若者が乗る横浜ナンバーのホンダNC750(?)と、１時間ほどずっと前後しての走りとなりました。ほぼ追い越し禁止という（すなわち、二人とも順法精神に富んでいる）のもその理由ですが、運転技量があまり違わないことも、こういうことになる理由です。予想したとおり青山交差点で右折しました。ちなみに、今日の府中の日の出時刻は４時４４分でしたが、掛川でも５時を過ぎれば暗くて走るのに困るということはありません。

　今日は、先日希望があったのでさっそく面会に行ってきました。予想したことがらとは異なる相談事でしたが、２時間の余、話をしてきました。タイミング的にも遅すぎるということはなくほっとしました。昼食が３時近くになってしまいましたが、相談にのってあげられてよかったなと思います。

　１週間あけた間に、残念なことにかぼちゃ二つが成長を止めてしまいました。いずれも、一つの株に二つついたもののうち、先の方に着いた実でした。摘芯を適時にやらないと二つ実らせることはできないのだろう、といまは感じています。１０個できないかと期待した時期もあったのですが、５個ということになりそうです。昨年と同じ個数です。シャリンバイ、ろうばいの葉も黄色くなってしまいました。日陰に入れるということをしてあげないといけないなと思いました。掛川から持ってきた琵琶はこの間にうまく根付きました。他方、トマトは、実生のものも含めて４株うまく育ち、おいしい実がつき始めました。ふた株あるキュウリもうまく実が付いてきています。

　Belinda Carlisleのアルバム「Heaven on Earth」を聴きながら。

★７月２１日

　当地は昨日梅雨が明けました。昨日今日は、もちろん暑いですが、その前数日に比べるとましです。おかげで、草取りはだいぶはかどりました。今朝までで、大きな肥料袋で５つ分取りました。すっきりして気分がいいです。根こそぎというやり方ではありませんからまた伸びてしまいますが、緑が残るのはいいことだと思っています。

　昨日、持たされたレシピの天つゆで、天丼を作りました。エビと季節の野菜たっぷりのもので、おいしく食べることができました。四季折々というのもちょっとおかしいですが、なす、オクラ、シシトウが入っていますからいいかと思って、写真をPhoto-Albumに載せましたので、御笑覧下さい。料理の腕はだいぶ上がりました。

シフラの「Cziffra Recital」というアルバムを聴きながら。モーツァルト、ベートヴェンの曲が各ひとつずつ入っていますが、他は、マレ、クープランなどバロック期の小品を演奏しています。

追記（７月２２日）

　今朝も２回に分けて２時間ほど、蚊取線香をたきながら草取りをしました。とてもすっきりしました。今朝も朝顔が５つ咲いています。水遣りを１週間続けたので、朝顔・夕顔はとても元気になったことと思います。

　面会希望が出ていることもあるので、あす府中に戻ろうと思います。東に向かうので朝日が眩しいのですが、やはり早朝出発を考えています。富士山麓４６９号線、道志道は走って気持ちがいいことでしょう。マルクス・ガブリエリは読めませんでした。

　ファウストとロトの演奏で、最新録音のストラヴィンスキー「ヴァイオリン協奏曲」を聴きながら。

さらなる追記（７月２２日午後）

　めずらしく、書斎代わりの縁側にいい風が入ってきています。

戻ると決めると、掃除と冷蔵庫の整理が仕事となります。前者はいいのですが、後者がなかなかやっかいです。数日後に来るものがいるなら、なにをどう残していくか、何を補給しておけばよいかを考えます。そうでなければ、日持ちのよくないものは廃棄する必要も出てきます。野菜などは、使い切れなかった分を持って帰ることもします。気をつけて買い物はしているのですが、思い通りにはなりません。

ボアモルティエの「モテット集」を聴きながら。

★７月１９日

　連日の酷暑でしたから、今日の曇り空はありがたいです。それでも、今日も気温は３１，２度くらいまでは上がるのでしょう。涼しい時間に、草を刈ったり、買い物に行ったりして、猛烈な暑さをしのいでいます。今朝も６時頃から３、４０分だけ草取りをしました。１か月伸び放題でしたから、少しやっただけでも庭がすっきりします。このペースで１週間やれば庭は全体がこざっぱりすることでしょう。ネジバナやいまは姿を隠している水仙のことだけを考えても、除草剤は撒きたくないし、除草シートで覆ってしまうこともしたくないです

　１か月間誰もいない内に、朝顔・夕顔はずいぶんと大きく伸びました。この地域の大雨や強風のニュースのことを思うと、よくここまで伸びてきたなと感心します。傷つけることがないように丁寧に誘引しました。つぼみがだいぶついていますが、今朝咲いたのはたった１輪です。Photo-Albumを御笑覧下さい。

　平野啓一郎の「本の読み方　スロー・リーディング実践」、「小説の読み方」を持ってきていますが、まずは前者を読み始めました。優秀な書き手が「読み方」について何を書いているだろうかという関心によります。「テキスト分析」の延長での読書です。より深くは、読み手と書き手との関係のあり方について興味があります。他に持ってきた本は、マルクス・ガブリエリのものです。暑い時間帯と夜はもっぱら読書です。

　バート・バカラックの「ベスト・アルバム」を聴きながら。SDカードとPortable Discに入っている曲を、Foobar2000というソフトによって、DACを介し、小さなアクティブ・スピーカーで鳴らすというやりかたですが、十分に楽しめます。

★７月１５日

　予定していたとおりに、サトイモの追肥をしました。植えてからほぼ３か月が経ちます。数えると１４株あります。すべて発芽したとみえます。キュウリもトマトも勢いよく伸びていますから、摘芯や誘引を丁寧にやっています。カボチャは６個までは順調ですが、その後は受粉をさせているものの甲斐がありません。１０個というのは無理だという感じになってきました。ジャガイモは、結局１５．２ｋｇの収穫ということで終わりました。大満足です。

　長男が昨日やってきました。今日午後からの研究報告のためです。なにか研究費をもらってした研究についての成果報告のようです。何をやっているかということを最近はあまり訊いていなかったのですが、それなりに進めているように見えますから、安心です。明日はオープン・キャンパスがあるようで、一泊しただけであわただしくかえりました。

　あすは早朝に掛川に向けて出発します。この時期は、早く出るに越したことはありません。渋滞がないかと気に懸かるのは、事故のあった静清バイパスのところです。お気の毒なことに死者も出る大きな事故でしたから、多少の渋滞はやむを得ません。先日の突風の影響はなかったようです。近くのゴルフ練習場などの被害のニュースを見ていましたから、よかったなと思います。自然災害はどこでおきてもおかしくないという状況にあるな、と実感します。５時半に出れば、正午前には到着できます。

　最近好んで聴いているタローの演奏で、シューベルトの「即興曲集」を聴きながら。

追記（７月１６日）

　朝４時に起床し、５時半には出発して、掛川に来ています。１１時に到着しましたから、要した時間は、５時間半でした。板妻駐屯地から富士サファリパークあたりに視界１００ｍ足らずというガスが出ていましたが、気温も２０度から２５度程度のところが多く、連休にもかかわらず渋滞もなく快適なツーリングでした。静清バイパスの事故地点は対面交通となっていましたが、渋滞してはいませんでした。東名や１５０線を使う人が多いからなのでしょう。この時期１か月も経つと、雑草の草丈はかなり伸びてきてしまっていました。明日からゆっくり草取りをしようと思います。

　Ariostiの「Stockholm Sonatas」を聴きながら。全部で１２曲のヴァイオリン・ソナタです。PCにさしたSDカードに入れてあるものです。

★７月１２日

　暑い日が続いています。今日の予報によると、府中の最高温度は３８度に達しそうです。野菜や花は、水遣りをしたものの、くたっとしてしまうことでしょう。数日前に家の者に掃除してもらったクーラーを適宜に使おうと思います。早朝ときどきなっていた風鈴も、いまはとまってしまっています。

１０日の法廷も短時間で終わりました。とくに銘記すべきは、証拠等関係カードについて、裁判官の発言により、実際の立証趣旨に沿った形に「趣旨の標記」を改めるということがされたのみでした。この点は、弁護人としても気になっておりましたから、すっきりしたという受け止め方をしました。次回期日は、夏休みということもあるのでしょう、予想に反し、だいぶ先になってしまいました。

モンテヴェルディのマドリガル集第８巻を聴きながら。コンチェルト・イタリアーノの演奏によるものです。ルネサンスからバロックへの展開の中で、モンテヴェルディの果たした役割は大きいです。とくに、マドリガル集４，５，６，８巻が重要ということですが、昨日から、これらをナクソスで聴いています。これまでも、CDでは、ルーリー指揮コンソートオブミュージックの演奏のもので、とくに６，８巻の抜粋を楽しんでいましたが、なにせ量が大きいものですから、これほどまとめて聴いたことは初めてのことです。

★７月８日

　昨夕は七夕でしたが、残念ながら曇りでした。今日も曇っています。朝５時半頃起床して、コーヒーを淹れ、はいるまでに庭を一巡りといういつもの生活です。今日も、カボチャの雌花ふたつに受粉させました。うれしいことに、黄変しない実がすでにいくつかあります。

　平野啓一郎「マチネの終わりに」を読んでいます。読書の時間がとれることは幸せです。平野作品は、「本心」に引き続いて読んでいますが、これもおもしろいです。もちろん読み終わらなかったものもありますが、共通感覚も大きいようで、おもしろく読めることが多いです。話題も関心が持てますし、物語るのも上手です。心理描写も絶妙だと思います。いまは、AI関係、テキスト分析関係、西洋音楽史関係を歩き回っていて、乱読状態です。

　仕事に関わっては、月曜日の期日の準備として、記録を再読しています。面会して聴いているところと矛盾はありません。供述内容は一貫していますので、その分安心できます。

　ヴァルハの演奏で、JSバッハの「オルガン小曲集BWV599-644」を聴きながら。一つ前には、コープマンで聴きました。バッハのオルガン作品では、これが最も好きです。従来は、ヴァルハ、リヒター、アランなどが、そして最近のものとしてはコープマンが、おすすめのようです。バッハのオルガン曲は、相模原や渋谷のチャペルで鈴木雅明氏の演奏を何度も聴いたことを思い出します。　

★７月４日

　昨夜０時を挟んで３，４０分雷鳴がとどろきました。落雷の様子はなかったですが、予報にはあったものの驚きました。

　今朝もカボチャの雌花ふたつに受粉させました。すでに受粉させたもので少し大きくなってきたなという感じのするものがあります。黄色くならずに緑色のままでいてほしいと思いつつ観ています。

　昨日は、都心に行ったのですが、法務省、眼科、警察署、裁判所と、あわただしく４カ所を巡りました。８時半少し前に出て、帰宅したのは４時半頃でしたから、少々くたびれました。裁判所の駐輪場で、そのバイクの排気量はどれほどかということを訪ねてきた人があります。バイク乗り同士ではよくあることです。最後の話題は、損保会社を相手に、本人訴訟をしているという、というものでした。請求を認めないのは理不尽だと言っておりました。ちなみに、年齢はわたしより２つ、３つ若いとのことでした。事件内容はよくは分かりませんが、裁判所も苦労しているのではないかと想像されます。帰路、給油しました。容量１２Lのところ、１１L近く入りました。ガソリン代がまたちょっと高くなったように思います。

　散歩がてら、処方された薬を買うために薬局まで行こうと思っているところです。近場ではありますが、書斎に籠もり切りよりも身体にいいです。

　ミクロログスのアルバム「中世の音楽　ダカッシャ・ランディーニ・グリエルムス・マジ・ダフィレンツェ」を聴きながら。Opus111もよいアルバムをたくさん出しています。

★６月２９日

　大気が不安定ということですが、いまのところは晴れています。蒸し暑いです。

　かのレコ芸本年３月号の推薦する５０曲ですが、ビーバーの「ザルツブルク大聖堂のためのミサ曲」をもって、すべて聴き終えました。古楽のいいものを紹介する、名曲５０曲あるいは１００曲、名盤５０枚あるいは１００枚を挙げる、といった企画はこれまでもいろいろとみられまして、それぞれにおもしろく感じてきましたが、今度も楽しかったです。福島で主として「バロック音楽の楽しみ」をエアチェックして聴いた、ヴァルヒャ、ラクロワ、イ・ムジチ、パイヤール室内管弦楽団、トゥールーズ室内管弦楽団、カイヤール合唱団など（皆川「バロック名曲名盤１００」や吉田「LP３００選（巻末レコード表」が紹介する）と、セオンやハルモニアムンディからリリースされたレオンハルト、アーノンクールらピリオド楽器による演奏家、そしてその後のHIP（「歴史的知識による演奏」）の担い手たちとで、おおいに演奏が異なりますが、違いを味わうことを含めて、それぞれから古楽を聴くことの楽しさを感じます。こうしたことに関わり、気になる最近刊の音楽書はブルース・ヘインズ「古楽の終焉」（アルテス・パブリッシング、2022年刊）です。手に入れたいものです。

　ビ―バーの上記ミサを聴きながら。推薦盤は、コープマンの指揮するアムステルダム合唱団、同管弦楽団の演奏によるものですが、いま聴いているのは、マクリーシュの指揮するガブリエリ・コンソート、ガブリエリ・プレイヤーズ、ムジカ・アンティカ・ケルンの演奏によるものです。

追記（７月２日）

　久しぶりの晴れです。かなり気温が上がりそうです。明日も夕方までなんとか雨がなくて済みそうですので、記録の閲覧に行ってこようと思います。眼科の検診もありますので、助かります。

　雨のおかげもあってか、カボチャがぐんぐん伸びています。この２日間で雌花が６，７つ咲きました。いずれも受粉させましたので、１つでも２つでも実ってくれるといいなと思います。２種類育てているのですが、坊ちゃんカボチャについては、１株に２，３個ならせたいものです。育てているのは全部で７株です。

　AIについて読んでいますが。いまは、西垣「集合知とはなにか」（中公新書、2013年刊行）です。「知」そのものについて、主観知と客観知、専門知と集合知、専門知の信頼性（の崩壊？）、集合知への期待などを、考えることができそうです。昨夕、食事をし、コーヒーを飲んで後に、図書館に行ってきました。返却期限を過ぎた本を返したのですが、上記「なにか」のほか、小林康夫「出来事としての文学」、西田谷洋「文学理論」などを借りてきました。乱読状態ですが、時間があることはありがたいです。

　Banchieriの「Barca di Venetia per Padova」（パドヴァからヴェネチアに向かう船）を聴きながら。かのレコ芸の５０曲の中に入っているのですが、５０しか選べないというなら、これは文字通り割愛すべきだったでしょう。古楽は知的財産としてとても豊穣です。久しぶりに、CDラックから取り出して聴いています。　

★６月２５日

　暑くなりそうな日です。今朝も５時頃起床し、そっと雨戸を開け、庭に出ました。この数日気にしていたキュウリを観るためですが、結局大きくなっていた４本をすべて収穫しました。今年の初収穫です。写真を御笑覧下さい。

　昨日は、ほぼ書斎に籠もって、古楽を鳴らしながら読書でした。音楽は、レコード芸術という雑誌の今年３月号の特集を手がかりに、スヴェーリンク、ジェズアルドとモンテヴェルディなどでしたが、ＣＤで５枚分です。レコード芸術はこの７月で廃刊だそうです。NAXOSやSpotifyで好きなものを聴ける時代だからこそ、どれを聴くかの指針がほしいといえるのですから、残念です。たとえば、いま聴いているコレルリの合奏協奏曲はGenesis Baroqueという団体の演奏するものですが、レコ芸の記事がなかったら、既知のものを聴いてしまっていたことでしょう。ちなみに皆川氏の推薦盤は、イングリッシュ・コンサート、プティット・バンド、イ・ムジチ、イタリア合奏団です。この記事は、ジェネシス・バロックのほかは、アンサンブル４１５、モード・アンティーコそしてイタリア合奏団を推しています。重なっているのは、イタリア合奏団だけです。ジェネシスとモードは知りませんでした。磯山雅氏は、「バロック音楽名曲鑑賞事典」（2007年刊行）のはしがきで、「バロック音楽による新鮮でスリリングな生命体験は、いまやピリオド楽器なしでは味わえないと考える」と書いていらっしゃいます（氏は当時60歳でしたが、2018年に逝去）。

本は、午前中、松本和也編「テクスト分析入門」（そのうち、高瀬舟を素材とする章）、午後は、西垣通「ＡＩ原論」（うち、機械に心はあるのか、と題する第１章）でした。ＡＩはもう一か月ほど気にしています。オートポエイシスのことなどかつて読んだことを学び直している感じです。著者自身の作品の「解題」とは異なる解釈・理解を施すことは「著作者人格権」の観点からはどうなのか、と変なことが気になってしまいました。著作権をやっている人で、ロシア・フォルマリズムやナラトロジーについて語っているのをみたことがありません。AIの問題の本質は、教育にどう関わらせるか、著作権との関係でどうみるか（これらも実践的な課題として無視できないことはいうまでもないにせよ）、といったことではなくて、より哲学的なことだと改めて感じました。心とは何か、人間存在の特異性、技術と倫理・責任の関係といった問題です。

コレルリの合奏協奏曲作品６を聴きながら。Opus 6-8が有名なクリスマス協奏曲です。演奏は、上記した、Genesis Baroqqueです。これをNAXOSで聴いています。ひとの推薦を参考にして聴くときに大切なことは、いくつかのものを比較して聴いてみることだ、と思っています。

追記（６月２６日）

　下り坂と思っていましたが、いまのところとても明るいです。日没時刻は７時を少し回ったところです。ルベル、クープランの流れで、タローによる、フランスものを聴いています。サティ、ラヴェル、ドビュッシーなどです。

　高校一年の時の同級生から、教えてほしいことがあるというはがきをもらいました。日韓の歴史を学び直すとのことで、具体的には、１９１０年の「併合条約」につき国際法上の論点（成否・有効性など）についての文献資料はないかというものでした。もちろんわたしにおいても調べないと分からないことでして、学ぼうとする姿勢を立派だなと思いました。そういえば、この人は、明治初期の「五日市憲法草案」のことについても関心を持っておられました。６０年代半ば大学でいろいろなことを学んで以降、ずっと批判精神をもって社会を観てこられたのでしょう。問われるのは光栄ですが、十分な知識がありません。D1-Lawなどで少し調べました。

　トレヴァー・ピノックによるラモーの「クラブサン全曲集」を聴きながら。ルセかボーモンで聴きたいのですが、ちょっと見つかりません。

★６月２２日

　昨日の期日は、これまで同様の進行でした。次回期日が予想したより２週間も早く入れてもらえたことはとてもよかったなと思います。バイクでの往復でしたが、昨日でよかったです。今日は朝から雨が落ちてきています。菜園のためにはしっかり降ってほしいなと思います。

　菜園では夏野菜が伸びています。トマト、なす、きゅうり、ピーマン、シシトウは、それぞれ実がつき始めました。カボチャの勢いもすごいです。どんどん大きくなってくれています。花も同様です。朝顔は咲き始めましたし、夕顔もつるを伸ばしています。ひまわりの成長ぶりも目立ちます。

　昨日、裁判所から帰ってきて後、あじさい祭の期間中である郷土の森公園まで行ってきました。雨の日のあとの方がよかったかなとは思いましたが、なかなかみごとです。３３０００本あるとのことです。シニアである府中市民は入場料無料というはからいです。ありがたいことです。ろうばい、梅、あじさいと、季節ごとに楽しめます。　

　朝からドアホンが鳴るので何かと思ったら、近所の人が、生ゴミをカラスが散らかしているとの知らせをしてくれたのでした。

　オケゲムの「ミサ曲集」を聴いています。いまは、「ミサ・カプト」です。「ビューティ・ファーム」という男性声楽アンサンブルの演奏によります。このアンサンブルは、レコード芸術2023年3月号の特集「中世・ルネサンス・バロック　究極の５０曲」で初めて知りました。この２，３日は、古楽を楽しんでいます。フランドル楽派は、デュファイ、オケゲム、ジョスカン・デ・プレと続きますが、いずれもすばらしいです。

追記（６月２３日）

　書架には音楽に関係する本がかなりの数あるのですが、そのなかでもとくに大切にしているものがいくつかあります。その一つが、合唱指揮者でもある菅野浩和という人が書かれた「神の歌人の歌」です。１９７５年に刊行のこの本は、「音楽史との対話」という副題をもっています。グレゴリオ聖歌からバロック期までの作曲家５０人ほどについて「随筆風に」紹介してくれていておもしろく読めます。わたしにとっては、皆川達夫氏の著作と並んで古楽の入門書といえるものです。レコ芸の今年３月号の特集につき編集協力者は「皆川達夫氏の名著バロック名曲名盤１００（１９７７年刊行）における楽曲選定に敬意を表しつついまの感覚で楽曲を選んでみた」と述べていますが、それに先だって「神の歌人の歌」が刊行されていたこと、柴田南雄氏の「西洋音楽の歴史上」（演奏家、演奏団体、レコードの紹介がついている）は１９６８年刊行であることもあわせ承知しておきたいと思います。

　Eggarのチェンバロによる、Sweelinckの「ファンタジア、トッカータと変奏曲集」（2018年リリース）を聴きながら。マンゼと仕事をしているエガーは好きなチェンバリストです。レオンハルトのオルガンによる盤（1972年リリース）も聴きたいものです。菅野氏もこれを推しています。

★６月１７日

　予報通りの好天でした。朝６時１５分に出発して、１２時に府中に無事戻ってきました。道の駅などでゆっくり休憩をとりましたから、走っていたのは５時間１５分くらいです。下道での平均時速が４０ｋｍくらいですから立派なものです。気温が高かったので、すこしの渋滞で熱だれ気味になったところもありましたが、いまはどう対処すればよいかが分かっていますから、エンストには至りません。対処というほどもないことで、わずかの時間駐・停車できる場所を探して、エンジンを切り、数分待つだけいいのです。今日は、青山交差点から橋本までの間で、これを２回しました。

　明日は国選の担当日です。１０時から１７時半まで待機です。今回は選任される可能性が高いように思いますがどうでしょうか。先日連絡があって、来年以降について、国選弁護人に選任されるための名簿への登録をするにはある研修を２年に１回受けなければならないことになりました。オンラインによるものです。家事事件がすべて片付いたところで受けようと思っています。

　モーツァルトの、「ディヴェルティメントK136-138」を聴きながら。ミュレヤンス指揮・フライブルク・バロック・オーケストラの演奏によるCDです。最新の「名曲名盤」（音友ムック）は、この演奏を一位としています。フライブルクは家族で訪れたことがあります。素敵な大学町です。

追記（６月１８日）

　選任はされませんでした。３回連続となります。すこしほっとしています。

　ジャガイモの収穫をしました。その一部を撮った写真をPhoto-Albumで御笑覧下さい。インゲンやサンチュも今が盛りです。

　夕食後図書館に行ってきました。雑誌について返却期限を徒過したものがあったからです。予約者があることも分かっていましたから、今日のうちにと思ったのでした。代わりに、予約していた「レコード芸術２０２３年３月号」を借りてきました。特集は「中世・ルネサンス・バロック　究極の５０曲」です。レコ芸が休刊（その実、廃刊）になるようです。上記は通巻８７０号とのことです。

　Gloriae Dei Cantoresによるアルバム「The Chants of The Holy Spirit」を聴きながら。上記５０曲の第１曲、グレゴリオ聖歌についての精選ディスクです。NAXOSによります。

★６月１２日

　小雨が降るなかを、「さすが市」まで行ってきました。少し前まで並んでいたイチゴ、夏みかんはすでになく、その替わりに、梅、らっきょう、すもも、トウモロコシが並べてありました。季節がどんどん進んでいきます。弟たちにあげようと思って、掛川産深蒸し茶を買ってきました。１００ｇで５００円ほどのものであれば、十分においしい茶葉といえるように思います。生産者の名が入っています。

　往路、天然寺の近くで、スーツケースをもった４０歳少し前であろう女性に、駅はどっち方向かを尋ねられました。いったん駅に行って観光地の案内を得るつもりであったようでした。城まで案内し、ユリのことを紹介して別れました。携帯電話を持っていても道に迷うということがあるのかと思いました。磐田にあるエコパスタジアムで行われたジャニーズのコンサートを観に新潟からやってきた、とのことでした。これまた、（失礼ながら）そういうこともあるのかと思ってしまいました。もっとも、趣味というものはそういうものですね。余計なお世話です。

　日曜日の夕刻NHKの「なるほどゼミ」という番組で、「どうなるAI社会」という１時間番組をやっていました。AIとどう向き合うことにするか、はやはり考えておくべきことだと思いました。持ってきているのは、西垣通「AI原論」（講談社選書メチエ、2018年刊行）ですが、まだ読み始めてはいません。

　Arriagaの「弦楽四重奏曲集」を聴きながら。グァルネリ四重奏団の演奏によりものです。

追記（６月１４日）

　朝風呂を楽しんだあと、刑事記録の半分をあらためて丁寧に読みました。被害額が大きい事件二つです。とても気の毒ではありますが、こんなことで騙されてしまうのかと思いながら読みました。

　昼食のあと、まだ雨が降り出していないので、近くの大型スーパーまで買い物に出かけました。消費期限が今日までという安売りの合い挽き肉を買いました。さっそくハンバーグにします。二つできそうなので、一つは冷凍しておくことにしようと思います。ここにいるといろんな生活上の工夫をすることになります。

　ブラウンの「フルート・ソナタ集」を聴きながら。ヴェンツという人のフルートです。

★６月９日

　昨日早朝、６時１５分に出発し、掛川に来ました。鉢植えの花が台風の影響を受けてはいないか、夕顔はきちんと発芽しているかなどが気になったということもありますが、読書用眼鏡を前回帰るときに忘れたということもあって、国選の割当日が１８日になっているので長居はできないことを承知しながらもやってきたというわけです。朝早くに走ったために道路は渋滞がなく、府中・山中湖間は２時間と少しでしたし、１２時頃には到着できました。

おかげさまで台風の害はありませんでしたし、夕顔は３本発芽していました。府中から持ってきたものを合わせると４本になりますから、今年も例年通りに咲かすことができるでしょう。前回持ってきたサンチュもしっかり根付いていました。今日は、ナデシコの種を鉢に播きました。蒔き時期の関係で、発芽率は良くないかも知れません。庭仕事をしているとき、ネジバナが7，8株咲いていることに気づきました。初めてのことです。どこからやってきたのか不思議な感じがします。ネジバナについては、Photo-Albumで可憐な姿を御笑覧下さい。

　IO-DATAから連絡があって、修理依頼をしたハードディスクには「内部基板の認識不良があった」ということでした。それを交換することでの修理ということになります。データ消去を伴う検査は行わず、データを残した状態で返すとのことです。プライヴァシーのためアクセスは未実施だが、NTFSにてフォルダの存在を確認したとありまして、そうした配慮はしてくれるのだ、と思いました。データ内容によっては、購入者が修理を躊躇するということも起こりうることでしょうし、こうした配慮はとても大切だと考えます。

　追起訴がなされたとの連絡が今日裁判所からありました。結審までもう数か月かかりそうな気がします。

　Above & Beyondのアルバム「Common Ground」を聴きながら。

追記（６月１１日）

　今日は一日雨のようです。小さな贅沢として朝風呂に入って、読書しながら音楽を鳴らしています。PreSonusのアクティブ・スピーカーE3.5は小さいけれどよく鳴ってくれます。

　昨日から、レコード芸術編「新時代の名曲名盤classic ５００＋１００」（音友ムック）を読み始めました。むろん、読むといっても、ある作曲家のある曲のCDにつき評論家という人たちがどういう評をしているかをみる、ということです。こうした企画自体については、あれこれの評がありますが、少なくともある曲についてどのような録音がされているかを知ることができるという意味で、たいへんに役に立ちます。オーセンティシティ、HIPということを考えると、１０年ほど前までに名盤という評価を受けた常連が消えていき、あらたな演奏家のものが入ってくることは必定でして、聴いて感動するものが少なくありません。「専門家とは言えない人たちが、趣味で選んだ信頼性の低い本」といった本書に対する評価（AMAZONのあるカスタマーレビュー）には与しません。挙げられているCDを聴いてみるよりほかはありません。こうした資料によって、よいものにあたりつくことは少なくありません。ロストロコーヴィッチよりケラスを、オイストラフよりファウストを、ホロヴィッツよりタローを、といったことです。編集の中心にあったと思われるM氏は、気の毒なことに、（現職には着眼されずに、）「広告代理店のコピーライター出身で、フリーになるにあたって自分で勝手に「音楽ライター」と肩書きを付けた名刺を作り、業界に売り込んだ人物と書かれてしまっています。このレビューの書き手の「専門家」というものの理解が浅いのでしょう。音楽大学で楽理、音楽史を研究し、教えているといったことだけをもって専門性の根拠とすることは妥当ではありません。そもそもこういう領域は、狭い意味での専門家になること自体が難しいということすら理解できていないのでしょう。KennerとLiebhaber（専門家と愛好家）という言葉があることも知らないでしょう。たしかに、評論家といってもいろんなレベルの書き手がいることを承知で、読まないといけないことは間違いありませんが、大切なのは、個々の情報の受け手が、書き手の属性を知ることを含めて、批判精神をもって情報に接することです。たとえば、科学論の専門家であり、チェロをたしなまれる村上陽一郎氏が、室内楽の名曲としてアレンスキーのピアノ三重奏を挙げるとき、そうか、とMusik-Liebhaberであるわたしは、おもしろく受けとめます。

　ボザール・トリオの演奏でアレンスキーのピアノ・トリオ第１番を聴きながら。

★６月３日

　台風が通過したことに伴って、かなりの雨が降りました。時間あたりの雨量で最も降った時には１０ｍｍくらいであったのでしょう。風は強いときで１０ｍという予報に比べると弱くて済んだのだと思います。５，６ｍほどであったのだと思います。各地でいろいろな被害があったようですが、わが家のはピーマン１本が折れたという程度で済みました。支えをしておけばよかったと悔やまれます。背丈がありますのできちんと支柱をし麻ひもを巡らしておいた、ダリアやひまわりは大丈夫でした。

　ボストリッジ、ビオンディ、エウローパ・ガランテの演奏による、JSバッハの「カンタータ＆アリア集」を聴きながら。とても好ましい演奏です。ボストリッジを聴くのは、シューベルトの「冬の旅」を聴いて以来久しぶりのことです。

追記（６月５日）

　IO-DATAの外付けハードディスクが認識されなくなりました。購入してから半年です。ほとんど使っていない状態ですから、初期不良の類いだなと思います。保証期間は１年とありましたから、早速修理依頼を出しました。バックアップ用にと買ったものですが、これでは役を果たしません。データを他のハードディスクからまだほとんどコピーしていない段階でよかったです。内蔵、外付けとかなりの数のハードディスクを買いましたが、こうした不都合は初めてでした。

　平野啓一郎「本心」(文藝春秋、2021年刊行)を読みました。４００頁を超える本ですが、数日であっという間に読んでしまいました。図書館の返却棚で見つけた本ですが、近未来の「自由死」が認められている社会でのひととひととの関わりが描かれています。AI、アバター、富むものと貧しいものとの社会の階層化、愛するものの死といったことがテーマですが、たまたまのこととして死んだ者（主人公の母）に替わるAIの心ということが語られています。これを読んだことによって、この一週間、わたしはAIについて考えていることになります。「個性を備えているVF」、「AIにおける人間らしさの研究」、「あっちの世界・こっちの世界」、「もう十分生きた」、「最愛の人の他者性と向き合う」、「死の一瞬前」などという言葉が頭にとどまりました。この本の巻末には、人工知能、仮想現実、生命倫理などに関する文献がいくつか示されていて、参考になります。　

　ヒリアード・アンサンブルの演奏するアルバム「タリス・タイ・シェパード：声楽アンサンブル作品集」を聴きながら。

★６月１日

　東海地方はもう梅雨に入っているとのことです。関東地方も台風の来襲とともに、つまり数日うちに、入りそうな感じがします。府中郷土の森では、５月２７日から「あじさいまつり」が始まっています。１万本ほどのあじさいが楽しめるとのことです。まつりは７月２日までの間ですが、一度は行ってみようと思います。

　このところ朝庭に出るのがとても楽しいです。毎年心配する夕顔の発芽数ですが、昨日数えたところ１５本ほど育っているようですのでひと安心です。固い種ですが、３日ほど水に浸すという作戦が効を奏しました。今年も３か所で花を咲かせられることでしょう。ネットもうまく張りました。時間に余裕がある分、一つ一つの仕事がきちんとできます。カボチャも８株ほど大きく伸びてきています。覆いをするというウリハムシ対策も効果ありです。

　掛川に帰る前に掃除した書斎ですが、こちらに戻ってきてから１週間、とても快適に過ごしています。椅子マットも新調しましたので衛生的だし気分がいいです。もう数回掃除機をかけていますが、こんなことはしたことがありません。新しい習慣になりそうです。

　久しぶりに接見に行きました。記録の開示がされたら出向こうと思っていたのでしたが、未だ開示されていませんで、接見希望があったためです。取調べが何回かあったとのことでした。方向は変わらないように見えますが、調書にはじめて情状に関することで極めて大切なことが書き込まれたようなのでありがたく思いました。検察官の調書の取り方に関係していると思えます。もうひとつうれしかったのは、更生について具体的なことを本人が考えていることが話題になったことです。長期の勾留を無駄に過ごしていないと感じられまして、これもとてもうれしく思いました。成長しているなと思えました。

　とりわけG7開催の前後から生成AIのことがメディアでいろいろ報道されています。課題・危険性についての法的なあるいは教育的な側面は考えていたものの、意義・問題の全容を掴もうと思ってはおりませんでしたが、最近あることがきっかけで、ちょっと考えてみようと思い立ちました。理系のひとからBINGの対話型生成AIのことを聞いたのです。塾度がどれほどのものか分かりませんが、どんな対応をするか、まずは自分の研究テーマの一つである「抗弁権の永久性」というテーマについて、「最近どのように研究が進んでいるか？」と問いかけてみました。アルゴリズムは分かりませんが、すでに存在するデータから答えをひねり出している様子はうかがえました。いくつか問いかけが進んでいき、最後にどうして山崎敏彦氏の研究に関心を持ったのか？という問に進んでいき、「わたしは・・・・」という回答が示されたところで、試みを終えました。ここでいう「わたし」とは何をいうのか、考えてしまいました。ひととは、個とは・・・といった哲学的な問題に深く関わっていそうだということを直ちに実感しました。ひとが作ったものについて常にいえることですが、何か目的を持って役に立つものとして作られるのだけれども、いったん作られてしまうと容易に他の目的のために用いられてしまう、思いも懸けなかった副反応・副作用が生じてしまうということを考えておかないといけないのでしょう。ひとまずは、人工知能の思考の仕方の特性とヒトの思考のあり方を対比することを考えたいなと思います。理性と感性との関係性についても考えたい、ホモ・サピエンスとホモ・ルーデンスとの関係についても考えたい、などと思っています。具体的にはファクトと評価のとの関係性に関わり行動経済学の知見を読んでみたいなどとも考えます。大量のデータの存在と演算スピードに関わりAIが得意とする領域・任さざるを得ない領域、浸食させてはならない領域などという仕分けも大切なのではないかと思われます。用いる側のリテラシーということもあるでしょうが、必要な限り、できる限りの対策がシステム内にビルトインされることが期待されるのでしょう。いずれにしても、どこまで深化するのか、統御できるかがはっきりしていない段階で、どう扱うか間違うととんでもないことになりそうだという気がします。ヒトはさほど賢くありません。あれこれ思って、ちょっとみてみると、NHKニュース・防災の「科学・文化」のところにもヒントン博士の「警告」ほかいろいろな記事が載っていることが分かります。大げさに言って、人間存在とは、という課題に関係するので気に懸けて読んでいかなくてはと思います。

スウェーデンのアンサンブル・ヴィラネッラのアルバム「１２−１５世紀声楽作品集」を聴きながら。ナクソスです。こうしたものはなんとも知的で好きです。

★５月２６日

　今日府中に戻ってきました。道路が空いていたこと、そして休憩時間をさほどとらなかったこともあって、５時間半ほどで無事到着できました。道志みちでは、前に大型トラック二台が走っていましたから結果的に極めて安全な走行となりました。

　戻ってすぐに庭を観ました。朝顔・夕顔が順調に発芽していました。とくに夕顔の発芽はうれしいです。双葉が色濃い緑になっていました。４，５株ありますからひとまず安心です。トマトやピーマンも順調に育っています。ダリアも二本開花していました。早咲きのコスモスも数本開花していました。サトイモも数本発芽していました。少しがっかりだったのはカボチャで、せっかく発芽したのに、５，６本がウリハムシに食べられていました。ある程度大きくなればさほどの害にはならないのですが、小さく柔らかいものは成長ができないでしまいます。連休に来て種を播いていった孫たちの朝顔もうまく発芽し、だいぶ伸びています。次男が写真を撮って見せてあげているようです。

　ヤルヴィの指揮する、ブラームスの交響曲第１番を聴きながら。このところフーバーを使うと音が途切れることがあって気になっていたのですが、Buffa Lengthを長くしたら、これはなくなりました。好きなソフトウエアだから、ほっとしています。Elacを使い始めました。

追記（５月２７日）

　朝丁寧に見たら、前庭の小さなプランターに蒔いた夕顔の発芽が悪いこと、ただ一つ発芽していたものも元気がないことに気づきました。あるいは、と思って掘ってみると、やはりネキリムシがいました。７，８匹いました。カナブンか何かの幼虫なのですが、気の毒と思いながらつぶしました。

　有賀啓雄のベスト・アルバム「Golden★Best」を聴きながら。数ヶ月前だったと思いますが、彼の訃報をみました。J-Pop Maleでは、最も好きなものの一人です。他に提供した楽曲はとても多いのですが、自身で歌ったアルバムは４，５枚だったと思います。

★５月２２日

　気持ちのよい日です。黄砂が飛ぶとの予報がありますが、いまのところはその気配はありません。洗濯物も構わず外干ししています。

　地場の野菜、果物をと思って、さすが市まで行ってきました。片道２ｋｍほどですので、いい散歩になります。掛川産のものとしては、駿河甘夏、紅ほっぺ、ピーマンが買えました。とくに、イチゴは一パック１８０円でした。安くてびっくりです。帰りは、城の前を通り、逆川河岸のみちを歩きました。ユリがほんのわずか咲き始めていましたが、見頃はまだまだ先です。Photo-Albumをご笑覧下さい。往復４ｋｍほどを歩いただけですのに、背中にうっすらと汗をかきました。

　道路側と西側の部屋の前に朝顔・夕顔用のネットを張りました。発芽をしていないのですから実に早手回しですが、次回来るのは６月下旬になってしまうかも知れませんので、これでいいのです。空き家としては随分きれいにしているということで、防犯のためにもいいことだと思います。

　ヘンデルの「ソナタ集作品１」を聴きながら。エンシェント室内管弦楽団のメンバーによる演奏です。

追記（５月２３日）

　東海各県はほぼ曇りとのことですが、静岡県だけが全体的に雨です。正午前後に２時間ほど雨がやむようなので買い物に出かけようと思っています。２６もしくは２７日に府中に戻ろうと決めましたので、明日は藤枝の蓮華寺池公園に行ってみようと思っています。あきん亭というよく行くラーメン屋さんにも寄ろうと思っています。

　レイモンド・カーヴァーというひとの短編集「必要になったら電話をかけて」を村上春樹訳で読み始めました。彼はずいぶんとカーヴァーにご執心のようですが、いまのところ読んでさほど何かが残るようには思いません。同じく短編集「頼むから静かにしてくれ」、「大聖堂」なども翻訳されていますが、それほどの価値があるのか、むしろさらに確かめてみたいという気分です。もともと村上に感心はさほどありませんから、ほかの短編集を読み進めてもおそらく印象は変わらないだろう、と思っています。

　Lanzettiの「チェロ・ソナタ集」を聴きながら。バロック・チェロは、Balázs Máté、チェンバロは、Jeremy Josephです。伸びやかな演奏で、好きでよく聴くアルバムです。

さらなる追記（５月２４日）

　蓮華寺池公園に行ってきました。よく整えられた公園でして、季節ごとにいろいろな花が楽しめますし、一周１．６ｋｍの池の周りだけでなく、池面との比高３０ｍほどの高みまでの散策も楽しめます。高みからは、遠く伊豆半島が望めます。何度も訪れる所以です。花は、藤が過ぎたいま、菖蒲と睡蓮でした。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　府中のスーパーで買ってよく飲んでいる玄米茶の製造者（マルタ）がたまたまこの池の近くに店を構えていらっしゃることを最近知りまして、そこにも寄ってきました。店主の説明では、八女抹茶のよいものを使っているというのが、おいしさの理由のようです。一袋２００ｇでして、３００円お払いしましょうかと申したら、２５０円＋消費税で結構だと言ってくれました。申し訳ないような思いのする買い物ができました。４月まででこれまでの取引が終わった（したがって、府中のスーパーでは買えなくなる）とのことでしたから、今後とも直接出向いていって利用させてもらおうと思います。お話をしていると、店主は府中をよくご存じのようでして、雑談もはずみました。

　クープランの「Leçons de ténèbres」を聴きながら。ジャンス／ピオー／バルッサ／レ・タラン・リリク／ルセの演奏によるものです。

　★５月１８日

　１６日から掛川です。格好のツーリング日和でした。渋滞もなく、６時間快走しました。

前回来たときに種蒔きしたマリーゴールドが見事に開花していました。コスモスや百日草も大きく伸びています。昨日買ってきた培養土を使って鉢を作り、今日は朝顔、夕顔の種を蒔きました。十分に水に浸してから蒔きましたし、明日は雨模様ということですから、うまく発芽してくれるでしょう。早手回しですが、朝顔用のネットも張ってしまいました。４，５株持ってきたサンチュも定植しました。丁寧に見ていたら、だいぶ前に鉢に蒔いたシャリンバイが発芽していました。用宗港に寄ったときに拾ってきた種ですが、うまく発芽してくれたものと思います。大きく剪定した梅はほとんど実を付けていません。よくしたものです。

今回も本を何冊か持ってきましたが、少し固いのは、岡田「西洋音楽史」（放送大学教材）です。楽音・拍子・ハーモニーに着目することを改めて考えようというためです。あとは時代小説、料理本です。

JJ Caleのアルバム「Naturally」を聴きながら。

追記（５月１９日）

今日は朝７時頃から本降りでした。強いときで、時間あたり５ｍｍくらいであったでしょう。蒔いたばかりの種を守るために、鉢を軒先に入れ込みました。ここにいる間に発芽してくれないかと思って要るところです。

抱えている家事事件については、依頼を受けてから４か月が経っていますが、ようやく合意が成立しました。ほっとしているところです。いつものことながら、丁寧にやってきてよかったと思っています。

毎度の食事を何にするか考えることは楽しいです。昨夕は、作り冷凍しておいたカツを揚げて、カツカレーとしましたが、レトルトカレーであったとしても一工夫することで断然おいしく食べられます。一人生活にはそれにふさわしい食生活があると思っています。持ってきている料理本は、「ひとり暮らしの台所」というものです。料理そのものだけでなく、台所道具のこともおもしろく感じています。

ドヴォルザークの「弦楽四重奏曲集」を聴きながら。

★５月１４日

　昨日は久しぶりに電車で都心に出かけました。大学図書館で借りて数日延滞していた本が返せてほっとしました。そのあとの同期会はたった９人の集まりでしたが、ひとのおしゃべりが聴けました。家族のこと、健康のこと、趣味のこと、仕事のことと、いろんな話題が飛び交いました。うち癌に罹患したことがある人が４人であったことは、ちょっと驚きでした。身近に迫っているという感じです。

　これで気分的に一段落したという思いがしますので、予定通り掛川に行こうと思います。記録の開示はまだですが、仮に月曜日に閲覧・謄写ができなかったとしても、期日が６月下旬となりましたから、準備にとって影響はまったくありません。予報では１６日は快適なツーリング日和となりそうです。

　このところ、フランス・バロックを意識的に聴いています。フランソワ・クープラン（1626頃―1733）、とくにそのチェンバロ曲は、あまり聴かないでいたのですが、思い直しています。書架から、「永遠の音楽家」シリーズの一冊「クープラン」を取り出してきました。

　アンリ・ドュ・モンの「オルガン曲集」を聴きながら。

追記（５月１５日）

　今日も雨です。午前中に記録開示についての連絡電話がないか待っていましたが、いまになってもありません。

午後からは掛川に行く支度を始めました。その一つとして、庭に出て、ジャガイモが倒れないように、加えて近くの野菜の日照が妨げられないように麻紐を張りました。ここ何日かの雨は、発芽には好都合で、オクラ、カボチャ、朝顔・夕顔、ひまわりがとてもうまく出てくれていることが分かります。掛川にはサンチュと唐辛子、そして妹の好きだった夕顔の苗を持って行こうと思います。牛乳パックを使って、うまく包み、傷まないようにしようと思います。

The Beatlesのアルバム「Rubber Soul」を聴きながら。　

★５月１２日

　３日連続で書斎の掃除をした結果、ほんとうに久しぶりに使い安い部屋になりました。簡易ベッドを入れる余裕もできました。これまでもよく書斎で机の下に足を入れ寝転んで本を読むことをしましたが、簡易ベッドであれば衛生的だし快適ではないかと思われます。しかしまずはブックシェルフのスピーカーをあつらえたいと思います。とても評判のいいELAC DEBUT-B5.2がいいかなと考えているところです。

　昨日は急な雷雨に驚きました。ハンバーグを作ろうと思って合い挽き肉を買いに出かけようと思ったところで雷鳴でした。武蔵小杉あたりがひどく、東急線に影響が出ていたようでした。隣家の洗濯干し物は取り込まれずにいました。お気の毒です。おさまってから買い物をして出来上がったハンバーグは上出来でした。

　明日は、大学の同期会です。日程が流動的だったので参加しないことにしていたところ、参加者がかなり少ないようでしたので無理をして出かけることにしたのです。久しぶりの集まりとなります。コロナ・ウイルスのことも気にならないわけではありませんが、やむなく電車で行くことになります。しっかりマスクをしようと思います。ちなみに、１０日の法廷では、傍聴席については確かめませんでしたが、裁判官、書記官、検察官、被告人、刑務官は、みなマスクをしていました。もちろんわたしもですが、人にどう見られるかではなく、自らの健康のためです。

　ブラウンの「フルート・ソナタ集」を聴きながら。ブラウンのことは知りませんでしたが、１８世紀前半の作曲家です。作品１，５，７のソナタと組曲ほかの、１００に及ぶ楽章をもつ大きなソナタ集です。トラヴェルソは好きな楽器です。

追記（５月１３日）

　早朝はあった晴れ間もいまはなくなりました。天気は下り坂で、正午頃には雨が降り出すことでしょう。夕刻大学の同期会がありますので、雨の中を外出しないと行けません。接見、大学図書館への本の返却もあわせしたいと思っています。

　「北オランダの名曲集」という４枚組のアルバムの３枚目を聴きながら。府中市立図書館はNAXOSのアカウントをいくつ持っているか知りませんが、３月はじめからの２か月余の経験で、アクセスしたが利用できなかったのは３度ほどにとどまります。ありがたいことです。こうした趣向のアルバムは、こうした聴き方でしか聴けません。贅沢なことだと、ありがたく思っています。

★５月７日

　天気は明らかに下り坂です。３，４，５日と福島の人たちがやってきまして賑やかだったのとうって変わって、久しぶりに府中での一人生活をしています。この数日、朝顔、夕顔、ひまわりの種を播きましたので、ほしいと思っているところですから雨は歓迎です。トマトやキュウリの苗も買わないといけませんが、雨模様の方が人のでが少ないので好都合だと思えます。

　一人生活をしている間に、書斎の片づけをしようと一念発起しました。５年に一度、１０年に一度というほどに丁寧な掃除をしようと思ったのです。片付けるには、まず書斎にあるものを外に出し、要るもの要らないもの、書斎に置いておくもの地下室に持っていってもよいものに仕分けなければならないので、一人のときがよいと思ったのです。研究する場所から、読書や音楽鑑賞をする場所へと模様替えをしようという魂胆もあります。きれいにしたところで、ブックシェルフのスピーカーを新調しようと思っています。地下では蒐集してきた数多のCDをDENON、B&Wをならし、書斎ではPC、DAC、アンプでこれまでつかってきたのよりすこし良い小型スピーカーをならそうというわけです。

　「Couprin: Les  Obres Errantes」というアルバムを聴きながら。チェンバロではなく、Iddo Bar-Shaiによるピアノ演奏です。このアルバムの１７曲目が、「葦 Les Rozeaux」でして、美山ほか「音楽史の名曲」も、譜例６２としてこの曲をとりあげています。組曲１３番に含まれています。

追記（５月８日）

書斎の大掃除を始めてから二日目です。かなり片付いてきました。とにかく多いのが、本、CD・MD、紙資料です。紙資料には、司法試験委員関係、弁理士会監事会関係、学生の答案のように、捨てるに捨てられないものもあり、ほんとうに困ります。この部屋は畳敷きですが、椅子の生活をしていることに関係して、畳みにかなりのダメージが来ていることにも気づきました。机の下にもぐり込んで居眠りをすることがたまにありますが、なんとも不衛生なところで寝ているものだなと改めて感じています。オーディオ、PC関係のコードがいろいろと絡み合っていたのですが、これもかなり整理できています。故障したアンプ、CDプレーヤー、PCも片付けています。簡易ベッドを用意するのもいいかなと考え始めています。

渋滞を避けることを考えて、次男夫婦がいま休みをとっていますので、数日一人暮らしをしています。

ズッカーリの「チェロ・ソナタ集」を聴きながら。バロックチェロの演奏は、レナート・クリスクオロというひとです。きょうも、NAXOSで聴いています。　　

★５月２日

　今日は快晴で、しかも湿度が低いのでとても気持ちがいいです。正午が近くなって北風も弱くなってきました。昼食後散歩をしようと思います。

起動しなくなったＰＣについて、昨日リングローから連絡がありました。やはりＳＳＤの不具合ということで、交換の上ＯＳのインストールをしてくれるということになりました。手にしてからまだ４か月しか経っていないのですが、ＳＳＤの初期不良ということなのでしょう。「故障率の低いSSDメーカーへの移行」をしているとのことで、２５６ＧＢのものを２４０ＧＢのものにするが構わないかという確認がありましたから、差し支えないとの返信をしました。修理に要する期間の目安は預けてから７営業日ということでしたが、それより少し長くかかりそうです。メールでの対応は速やかなので応接ぶりには満足しています。

自前の「耳による音楽史」作りの準備がほぼ整いました。思い通りにならないのは、予想されたことですが、グレゴリオ聖歌の部分です。こうした作業は研究と似ていて、完璧を期したいのですが、グレゴリオ聖歌７譜例については、巻末のディスコグラフィーに示されているものが、音源が絶版になっている、音源が多すぎて正しく照合できないというような事情で、完璧とはいきかねます。London Schola Cantorumによる演奏なんかは、NAXOSで聴けていいのだがと思うのですが、残念ながら配信されていません。しかし、「グレゴリオ聖歌から前古典までの音楽の流れ」は十分に概観できますからよしとできます。

Utrechts Studenten Gregoriaans Koorの演奏によるアンブロシウス聖歌を、「Missa in Epiphania Domini」と題するＣＤで聴きながら。随分前に新宿のディスクユニオンで買ったものです。アンブロシウス聖歌について美山ほか「音楽史の名曲」が推薦するＣＤは、上記したDenis Stevensが指揮するLondon Schola CantorumによるものとPeresが指揮するEnsemble Organumによるものとですが、後者は市立図書館に所蔵されているようなので、予約しました。「グレゴリオ聖歌前史３−アンブロジオ聖歌」です。

追記（同日夕食後）

　起訴状の謄本ほかを取りに来るようにとの連絡があったので、裁判所まで行ってきましたが、往きは１時間、帰りは１時間１０分でした。道路は普段よりも少しだけ空いているように思いました。

　帰ってきてから、唐辛子の定植をしました。昨年採っておいた種を育苗ポットで育てたものですが、きっとたくさんの実をつけてくれるでしょう。オクラを播くために苦土石灰を混ぜたあとに、黒の穴あきマルチを施しました。これは自前の種を直接地に播こうと思っていますが、うまくいくかどうかは分かりません。発芽温度が高いので難しいです。育苗ポットにも蒔いて、寒冷紗のなかにしばらく置くこともあわせしておく方がいいかも知れません。

　Telemannのカンタータ集「Traue Actus」を聴きながら。これに収められている、「汝、ダニエルよ行け」（第４―第８トラック）は一度聴いたら忘れられません。

★４月２９日

　大型連休に入り、東名の混雑情況などのニュースが流れています。今年は、福島の人たちも、３，４，５の予定でやってくるようです。ジブリ美術館を観ることも予定に入っているようです。孫たちが体調を壊さないで来てくれるといいなと思っているところです。

　中学校の同級生が、クラプトンのコンサートを観てきたとのことでした。セットリストを知りましたが、アンコールを入れて１６曲が演奏されたようです（1. Blue Rainbow, 2. Pretending, 3. Key To The Highway, 4. I’m Your Hoochie Coochie Man, 5. I Shot The Sheriff, 6. Kind Hearted Woman, 7. Nobody Knows You When You’re Down and Out, 8. The Breeze, 9. Sam Hall, 10. Tears In Heaven, 11. Badge, 12. Wonderful Tonight, 13. Crossroads, 14. Queen Of Spades, 15. Layla. ［encore］16. High Time）。２１日には、武道館での１００回目ということで特別なセレモニーもあったというニュースも出ています。７８歳ということですから、ほんとうにすごいことです。YouTubeには、音質はよくありませんが、今回のものがもう１４曲ほどアップロードされています。

　カボチャの種を育苗ポットに播きました。トマトやキュウリはこの１週間ほどの内に買ってきて植えようと思います。

　Clapton Budokan Live 2023を聴きながら。これを書いているいまは、Acoustic Set として採りあげられた、Kind Hearted Woman, Tears in Heavenなどです。

追記（４月３０日）

　きょうは雨模様です。今朝もさやエンドウがたくさん穫れました。はじめて数えてみました。５０さやでした。重さを量ったら１１５ｇでした。この５，６日は、朝夕このくらい穫れています。朝食にはいつもサラダを食べるのですが、今朝はサンチュ３，４枚とさやエンドウ４さやにしました。自分のところで穫れたものだけでまかなえるということはうれしいことです。

　美山ほか「グレゴリオ聖歌から前古典派　音楽史の名曲」が示す６７の譜例について、NAXOSとSpotifyによってほぼ全部を把握できました。ギリシャの音楽から前古典までの西洋音楽史を概観できるという次第です。こうした譜例集のわが国での代表的なものは、皆川＝渡邊＝大宮「耳による音楽史」（音楽之友社）だと思いますが、その１冊目（I,II,III）の内容は、第1 古代と東洋の音楽(小泉文夫) 第2 中世初期の音楽(野村良雄) 第3 アルス・ノーヴァとルネサンスの音楽となっています。２冊目（IV,V,VI）は、第４ ヒューマニズムの時代の音楽、第５ 歌劇と教会音楽、第６ 器楽の発達となっています。なお、同書三冊目は古典以降です。最近下巻を手に入れて２冊揃った、ヒューズ「ヨーロッパ音楽の歴史」にも譜例がたくさん挙げられています。なお、前古典までの音楽史のレコードについては、柴田南雄「著作集Ｉ」１０９頁以下、２７４頁以下、吉田秀和「ＬＰ３００選」巻末、服部ほか「レコードによる音楽の歴史と鑑賞１．音楽の歴史」などが詳しいです。さらに、たとえば、「レコード芸術」編「１９９０年版作曲家別クラシック・レコード総目録」といったレコードやＣＤの目録の「音楽史」の項目には、この手のレコードやＣＤが整理され示されていて参考になります。  　

　恒例ですが、日曜日ですから、自然百景と小さな旅などテレビ番組を観ました。後者は、北千住でした。大学町になってきているとの紹介でした。わたしにとっては、東京拘置所に行くときに通るだけのところです。

　NAXOSで、「ヨーロッパが見たポリフォニー（カピーリャ・フラメンカ／モレ・マイオルム／ピッファロ／トリゴン・プロジェクト／デムイト）」を聴きながら。

★４月２６日

　今日は一日雨のようです。肌寒いです。昨日接見に行けてよかったなと思います。開示された記録をふまえて、有意義なやりとりができました。

　掛川のブックオフで手に入れた藤沢周平の「獄医立花登手控え　１巻・２巻」は一昨日読み終えてしまいましたので、３，４巻を図書館で借りました。すべて揃っていたのにこれほどおもしろいとは思わなかったものだから買わないことにしたのでしたが、ちょっと後悔しています。今度帰ったときになお残っていたら買うことにしようと思います。

　レオンハルトの演奏で、JCバッハの「チェンバロのためのソナタ　作品５−２」を聴きながら。この曲の第１楽章は、前古典派のソナタ形式の典型とされていまして、美山＝茂木「グレゴリオ聖歌から前古典派　音楽史の名曲」（春秋社）にも楽譜が載っていますが、これをみながら聴くのは、ただ聴くのと比べてさらに楽しいです。ソナタ形式が譜面にどう表れるかが分かります。この本において示される譜例は６７ありますが、その最後を飾るのがこれです。「耳による音楽史」ということにはなっていませんので、もっている音源で、これを自分で作るのはしてみてもいいかなと思っているところです。時間に余裕があればこそです。ナクソスでは、１２人の演奏家によってこの曲を聴き比べられます。チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、ピアノさらにはオルガンによる聴き比べともなります。これもまたおもしろいです。「キーボードのためのソナタ」というべきなのでしょう。

★４月２３日

　２１日に戻ってきました。肌寒さを感じる昨日の天気を考えると、２１日金曜日にしてよかったと思います。８時半にでて１５時に到着でしたが、須走で３０分以上過ごしての快適なツーリングでした。十分な休憩をとり、水分をしっかり補給してゆったり走ったために脚がつるということもありませんでした。道志道で、左の２輪を側溝に落とした軽自動車を見ました。バイクが数台停まっていましたので、バイクがらみの事故かと思ったのでしたが、どうもそうではなく、バイカーの若者が善意で交通整理に当たっていたように見えました。わたしは事故直後、いまだ渋滞が生ずる前に通過できたようで運がよかったです。側溝に蓋がないところは少なくありませんので、気をつけなければいけません。

　その日の夕刻、パソコンを起動させようとしたら、理由が分からないのですが起動できなくなりました。「Bootmanager is Missing」, 次いで、「Operationsystem wasn’t found」というメッセージが出ています。Biosに入って「Boot Menu」をみると、SSDが認識されていません。使用を始めてからまだ４か月足らずだし、保存をかけていなかったファイルはさほどありませんから、セキュリティ、プライヴァシーの観点からすると、むしろいま付いているSSDが不良であって交換する、あるいは従来のSSDにOSの再インストールをするという対応をしてもらう方がいいと考えているところです。業者の対応はとても親切なのでありがたいと思っています。「永久保証」ということで安心もできます。念のため、重要なログイン・パスワードについてはすべて変更しました。修理のために明日（月曜日）には発送しようと思っています。このことにかかわって家の者と話しをすると、わたしのファイル保存、セキュリティについての意識はかなり低いと思われます。これらについて、いい反省の機会ともなりました。修理には７営業日を要するとのことですが、大型連休に入るのでもう少しかかりそうな気がします。戻ってくるまでは、あまり好きではないノート型パソコン（NECのLavi）を使うことにします。

　１０日ほど離れていたのですが、この間の植物の成長は著しいです。さやエンドウは今がまっ盛りの状態です。百日草、マーガレットや金蓮花そしてダリアが発芽しています。水菜、小松菜、インゲンが発芽し、とりわけサンチュは見事に伸びています。九条ネギの苗もしっかり地に着きました。ひとりでに発芽したひと株だけのスイートピーは花が咲き始めました。白花でした。時期がどうかと思いながらプランターに蒔いた自前のスイートピーもいくつか発芽しています。玄関前・脇で嫁さんがいろいろと育てていますが、初めて蒔いたかすみ草も発芽しています。桔梗もかなり伸びてきています。エレモフィラは満開です。Photo-Albaumをご笑覧下さい。

　３月２０日頃警告マークが点いて修理に出していたスカイラインですが、想定される項目をあれこれ順を追って点検し、カムシャフトの交換までしたものの警告マークがなかなか消えなかったのでしたが、最終的には中古のものながら制御コンピュータを交換することによってこれがひとまず消えようやく戻ってきました。２０万円ほどの出費でなんとか使える状態になりましたが、いつまで使えるものかなお怪しげです。買い換えるべき時期に来ているのですが、いろいろと思い入れがあること、社会的に見てＥＶ車への移行時期であるし、新車の場合納入にずいぶんと時間がかかる様子であることから、できることならいましばらく乗り続けたいものだと思っているところです。

　「Notting Hill: Music From The Motion Picture」を聴きながら。Sound Trackは好きです。

★４月１５日

　低気圧と前線の通過のため、今日未明から明日朝まで雨続きのようです。強降りそうなので、種を播いたばかりの鉢を軒下に移しました。

　こんな日にはやはり読書です。「時雨のあと」、「霜の朝」、「花のあと」など、藤沢周平の短編集を何冊か持ってきています。

　Alan Walker/Marchmelloのアルバムを聴きながら。ＥＤＭにもいろいろなものがあります。やはりメロディーが意識されているものが好みです。ラップのようなものはだめです。

追記（４月１９日）

　１６日に大池という地区にあるブックオフに行きまして、藤沢周平の文庫本を３冊買ってきましたが、その際、なにわナンバーのレブル２５０に乗ろうとする若い女性と少しおしゃべりをしました。東京でカスタマイズしたようで、大阪への帰路、ブックオフの隣にある「さわやか」というハンバーグ・レストランで昼食をしたようでした。これは静岡の地場のレストランですが、とてもおいしいということで評判のようです。それにしても、一日で４５０ｋｍほどを走ってしまうのですね。その若さをうらやましく思いました。ところで、このハンバーグですが、わたしも一度だけ食べてみましたが、なぜそれほどに高評価なのか理解できません。そのひとは３０分待ったと聞きましたが、並んで待つほどのものではないように思います。もちろん個人の感想です。

　実は、昨夕の夕食は自作ハンバーグでしたが、これまでで１番おいしく仕上がりました。ハンバーグも奥が深いと思いますが、自分の好みにぴったり合うものを作り上げたら、それがわたしにとって１番おいしいハンバーグなのだと思います。

　そろそろ戻るのをいつにするか考え始めました。いまのところ来る土曜日にしようかと思っています。「２週間予報」では少し雨マークがついていますが、降ったとしても静岡、富士あたりのようですから、何とかなるように思います。ＪＡ掛川経営の大型スーパー「さすが市」で、「駿河エレガント」という甘夏かんをお土産として用意できました。府中から、スズランが咲いたといって写真が届きました。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　昨日、母が世話になっていた施設にも挨拶に行ってきました。施設長さんはいらっしゃらなかったけれど、とてもよく世話をして下さった３人に会うことができてよかったです。仕事仲間としての強い絆を感じさせてもらいました。

　チェルヌート／アンサンブル・ドルチ・アッチェンティの演奏によるSammartiniの「チェロ・ソナタ集」を聴きながら。使っているチェロは、バロックチェロです。

★４月１３日

　１１日に掛川に来ました。ところにより南の風が強くて閉口しました。５ｍを越えると気になります。とくに、停車したときの横風が厳しいです。道志あたりは道端の桜草がきれいでした。気温が低いのでしょう。桜もだいぶ残っていました。もっとも、あっという間に新緑でおおわれることと思います。久しぶりに道の駅に寄りました。よもぎ餅を買うためです。粘り気のない餅においしい小豆の餡子で気に入っています。この時期にのみ作られているようです。裾野の「子供の国」のところの気温が１３度とありましたが、他は１５から２０度と快適な気温で、まずまず快調なツーリングだったと申せます。

　昨日、今日と草取りをしました。弟も来なかったようで、１か月留守になりましたから、かなり伸びていました。前回播いておいたマーガレットは育ったものが５割程度でした。水遣りが足りませんから仕方がありません。残っていたマーガレットに加えて、百日草、矢車菊も播きました。草花がきちんと育てられているということは誰かが居ることを思わせますから、その意味でもいいことだと思います。

　母が亡くなったのは１７日ですが、明日法事があります。あっという間の１年でした。住職にことわって、普段着で出ます。バイクでの移動にしていますから仕方がないということを分かってもらっています。

　Breadのアルバム「Guitar Man」を聴きながら。

追記（４月１４日）

　昨夕は金星の右下方向に水星が見えるというので期待したのですが、雲がかかっていてだめでした。その部分のみ雲でしたので、残念でした。

　今日は法事のあと勝間田公園まで走ってみようかと思います。ミヤマツツジは、いまがちょうど見頃だと思います。家から東に２０ｋｍほどです。　

　Roxetteの「Greatest Hits」を聴きながら。

 

★４月７日

　大気が不安定とのことで、これから夕方にかけてにわか雨、強風があるかも知れません。少しあたりが暗くなってきたように思います。そうした予報でしたので、午前中に、花と野菜の種を少し播きました。花は、コスモスとホウセンカです。

　昨日は少し遅くまで映画を観てしまったので、眠いです。少しうとうとしています。アマゾン・プライムビデオで「きみに読む物語」を１２時近くまでかけて観終えました。２回目でしたがいい映画だと思います。美しい景色も観られます。映画はながらができませんので、週に１，２回だと思いますが、少し楽しもうかと思います。劇場にはなかなか行けません。

　法事もあるので、眼科検診を済ませてから、１１日に掛川に行こうと思っています。藤枝の勝間田公園のミヤマツツジも見頃だと思います。蓮華寺公園の藤ももう少しでしょう。訪れたいものです。まさに花の季節です。わが家の庭のドウダンや山吹も咲き始めました。美術館通りのハナミズキももう少しというところです。Photo-Albumを御笑覧下さい。

　イギリス生まれのバンドSupertrampの二枚組のベスト・アルバムである「Retrospectacle-The Supertramp Anthology」を聴きながら。「Breakfast in America」(79)をかつてよく聴きました。

追記（４月９日）

　快晴です。早朝は少しつめたかったですが、気温も２０度近くまで上がることでしょう。午後は、図書館に行くついでにすこし散歩しようと思います。

　「サン・ジェンナーロの宝・１８世紀初期ナポリの宗教音楽」と題するアルバムを聴きながら。NAXOSに収められているGlossaというレーベルの検索で気づいたものです。

★４月４日

　４月の４日ということで、あれっと思いました。何かの節句といいそうな感じがしたのです。しかし調べてみると、「５節句」といって、卯月については節句を言わないのですね。

今日もとても暖かく、家に籠もっているのはよくないなと思って、浅間山まで散歩しました。片道１．５ｋｍですが、そこから少し足をのばして緑町にあるスーパーでお菓子と紅はるかを買って戻ってきました。浅間山は標高７５ｍほどですが、周辺との比高では３０ｍほどですから、山と言うほどではありません。３つの頂がありますが、前山から富士山の見えるところが一カ所あります。写真も撮ってきました。春霞でどうかなと思いましたがなんとか見えました。Photo-Albumをご覧下さい。南西の方角に１００ｋｍ離れているのです。そこからさらに１００ｋｍ向こうが掛川です。小一時間の散歩でしたが、おかげで牡蠣フライがメインの夕食でしたがとてもおいしくいただきました。

バッハと同時代、つまりバロック後期の作曲家ポルポラの「チェロ協奏曲/チェロ・ソナタ集」を聴きながら。Brilliantというレーベルの一枚ですが、NAXOSのレーベル検索で見つけました。

★３月３１日

　追起訴がなされたということもあって、昨日は都心まで面会に行き、１時間ほど話をしてきました。にわか雨の予報が出ていましたが、降られることなく帰ってくることができました。まさにツーリング・シーズンです。東ではなく西に向かって走りたいなと思われます。今日も暖かくなりそうです。仙台などは５月の気温になると報じられています。もちろん偶然のことですが、赴いた警察署で、ロースクールの卒業生の弁護士さんに会いました。声をかけてもらえてとてもうれしかったです。元気にお仕事をなさっておられるご様子です。ご子息が早稲田の法科大学院に合格したということもおっしゃっていました。まさに学校の新年度も明日からです。

　石川早生の種芋を買ってきてあります。スペースがあまり残っていませんのでたった５００ｇです。植え付けのために畝を整えました。きょう朝一番に鶏糞を入れましたので、一週間くらいしたら植え付けようと思います。里芋は収穫までに６か月ほどを要します。水遣り、土寄せ、追肥を重ねて、収穫するのは１０月になってしまいます。

　このあとは、鉢やプランターに花の種を播こうと思っています。４月はじめは、金蓮花、百日草、日々草、矢車草、マーガレットなどの播き時期です。花菱草は買えませんでした。昨年プランターに落ちて発芽した２株で我慢することになります。

　Tessariniのヴァイオリン曲集を聴きながら。テッサリーニは、大バッハと同世代のイタリアの作曲家です。朝からもう２時間ほどテッサリーニのソナタや協奏曲という形のヴァイオリン曲を楽しんでいます。　

追記（４月２日）

　昨夕は、屋上で食事をしました。夕日が落ちかかっているという時間帯ですから少し冷たくなってきていましたが、久しぶりのことで気持ちがよく、食事もいつもより進みました。そのあとしばらくしてから雷鳴がとどろきました。まさに春雷です。ほんの一時のことでしたので、これもまた気持ちがよかったです。

　昨日は暖かい時間帯にはプランターに花菱草の種を播きました。次男夫婦が百円ショップで花菱草の種を見つけてきてくれたのでした。よくあったなと思います。大きなホームセンターでは見かけなかったのですから。この二日で、金蓮花、マーガレット、百日草など５種類は播けました。日々草と矢車草は、袋に書いてある播き時期を見て、あと１週間待つことにしました。今朝は、昨秋播くのを失念したスイートピーですが、寒冷地ではこの時期に播くというので、昨年とっておいた自前の種だけは発芽しなくてもともと考えて大きなプランターに播いてみました。どうなるでしょうか。合わせて、近所の「無人」で買ってきた石川早生（種イモ用ではなく、食べるものとして売られている）を、種イモとして買ってきたものよりも芽が出そうな気配なので５つ植え付けてしまいました。種イモのは、これまたあと１週間植え付けを延ばします。

　ロカテルリの「トリオ・ソナタ集作品８」を聴きながら。彼には、作品５というトリオ・ソナタ集もあります。このジャンルは好きです。

★３月２９日

　今日は１７度くらいには届きそうです。花冷えが数日続きました。花菱草（カリフォルニア・ポピー）の種をホームセンターまで買いに行きたいものです。

　２７日の公判期日も審理時間は１５分たらずでした。なおしばらく続きそうですが、次回は５月の連休明けとなります。昨日は、国選の割当日でしたが、選任はなくて済みました。何となく気ぜわしくしていますからありがたかったです。次回割当日は、６月１８日ですからこれもだいぶ先となります。天候にめぐまれる４，５月はのんびりできそうでうれしく思っているところです。しばらくしていない遠出の計画を立てようと思います。

　昨夜は、アマゾン・プライムで、濱口監督、西島主演の作品「ドライブ・マイ・カー」を観ました。といっても、３分の１ほどのところで、中断しました。つづきは今日観ようと思っています。プライム会員といいますが、実は物を買っているときに誤ってボタンを押してしまって１か月の試し会員になってしまっているのです。月４００円ほどの会費ですから、これでもって月何本か観てもいいかなと思えます。いずれにしてもとくにこれを観たいということでもなければＤＶＤを借りにいって観るというようなことはもうしないように思います。

　市立図書館によるＮＡＸＯＳの利用勝手が、この３月からとても良くなりました。とてもありがたいことです。アカウント数にかかる利用制限はありますが、実際にこれによる障りにあったことはほとんどありません。

　Sammartiniの「Cello Sonatas」を聴きながら。NAXOSです。

★３月２６日

　二日続きでつめたい日です。土日に花見をと考えていた人にはお気の毒です。人出をあてにしていた商売の人もこの天気をなんとも恨めしく思っていることでしょう。

　このなかでわが家の山桜もほぼ満開です。さほど強い雨ではないですから、しばらくは楽しめそうです。

　雨のおかげもあって読書が進みます。用心棒日月抄のシリーズで「孤剣」、「刺客」と読み終わり、いまは「凶刃」です。掛川からもどってきてもう２週間ほどですが、藤沢周平をだいぶ読みました。多くは再読、再々読です。用心棒のシリーズと似た感じのものとしては、「よろずや平四郎活人剣　上・下」のうち上は読了しました。士と市井との交流も描かれている点がおもしろく思います。「海坂藩大全上」のいくつかの作品もこれらと対比的に読んでいます。これの冒頭に「暗殺の年輪」が収められています。

　チェスティの「声楽作品集」というアルバムを聴きながら。大好きなレーベルであるHarmonia Mundi」からリリースされています。カウンターテナーがルネ・ヤーコプス、チェロはヤープ・デル・リンデン、チェンバロがウイリアム・クリスティといった名手による演奏です。

★３月２２日

　春分の日を過ぎました。今日は、５月なみの暖かさだそうです。昨日までに、種ジャガイモを２ｋｇ植え付けました。いつもより多いです。野菜栽培について、このあとは、空いている畔につるなしインゲンの種を播くこと、追肥をすることくらいで、連休ころにトマトやキュウリなど夏野菜の苗を植えるまではやることはあまりありません。花の種については、４月に入ったら、百日草、日々草、金蓮花、ひまわりなどと播いていくことになります。こうして季節がどんどん進んでいきます。

　花といえば、いま、アネモネ、チューリップ、クロッカス、ヒヤシンス、鈴蘭水仙などが咲いています。いずれも美しいですが、とくにかわいいと思っているのは、今回初めて育てているネモフィラです。５，６株しか育ちませんでしたが数日前に一輪開花しました。Photo-Albumを御笑覧下さい。

　NAXOSで、「１７世紀の室内楽作品集」を聴きながら。アルブリーチ、フルヒハイム、キルヒホーフ、メラーニなどという日頃あまり聴くことのない作曲家の作品がとりあげられています。よく知られたものといったら、ブクステフーデのソナタイ短調BuxWV272くらいです。

追記（３月２３日）

　小降りでしたが、一日雨でした。鉢の雑草を少しとった程度で、ほぼ書斎に籠もっていました。午前は、NAXOS、午後はSpotifyでした。NAXOSでは、昨日からずっとDelphianレーベルの古楽、現代音楽を聴きました。Spotifyでは、数日前からEDMを楽しんでいます。この領域にも、たくさんのDJ、Artistがいるようで、知っているのはほんのわずかであることが分かります。しかし、Alesso、Avicii、Buuren、Harris、Guetta、Kygo、Tiesto、Walker、Zeddなど知っていたものはやはりいいということも分かります。

　高校１年生のクラス会を延期するとの知らせがありました。幹事役の方々の体調不良を理由とするものでしたが、年齢的にいって、各人がいろいろな箇所に不都合を抱えているのだろうなと想像されます。自分も同じだなと思います。まずなんといっても眼がいけません。日中はほとんど気になりませんが、左脚から腰にかけてすこししびれや痛みがあります。脊椎管が狭くなっているのでしょう。これでよく長距離ツーリングができるなと自分でも驚きです。

　Tiestoのアルバム「Just Be」(04)を聴きながら。彼には、Studio Albumが５，６枚もあることを知りました。

★３月１７日

　雨の降り始めないうちにと考えて、午前中に昨日買えなかったメークインを買いに栄町にある「Ｄ２」まで散歩がてらでかけました。「島忠」よりかなり近いと思っていたのですが、グーグルマップによればいずれも自宅から１．５ｋｍとありました。農工大のキャンパス内を歩いてしまいますので、少しは近いのだろうと思います。往復で４０分くらいは歩きますから身体にはよいはずです。

　今朝は、朝から、まず男爵５個を半分に切って１０片（１片およそ５０ｇ）を植え、九条太ネギを仮植えし、ダリアを植え、プランターや鉢をきれいにし、金柑をザルに２杯分も穫り、最後にメークインを１０個（小さいので切ることなく）植えました。ガーデニングの日になりました。背伸びしたり、腰を曲げたり、身体を動かしましたからとても気持ちがいいです。金柑は、小さいので甘露煮にしてヨーグルトに入れて食べるのが１番です。

　まだ降り始めてはいませんが、予報通り夜には降り出すことでしょう。弟の家族が週末那須に出かけるようですが、ちょっと気の毒です。

　バニアのフルート、モルテンセンのチェンバロによる、ルーマンの「フルート・ソナタ集」を聴きながら。１８世紀前半のおそらくデンマークの作曲家ですが、初めて聴いています。NAXOSです。ブクステフーデの室内曲集を聴いていて気づきました。バッハやヘンデルと同時代の人です。

★３月１６日

　もう月の半ばです。開花の宣言もなされ、春はすぐそこにという感じです。寒冷紗の中のサンチュと水菜は発芽してくれました。播いてから１０日ほどかかりました。二週間ほど間が開いたと思いますので、第二弾ということでサンチュと水菜を、加えて小松菜を播きました。虫もつかないこの一か月半ほどが、葉もの野菜の最適な育て時期です。ブロッコリーはすべて穫ってしまいましたので、いま食べられるのは寒い時期に播いたサンチュ５株ほどです。これは、したから穫っていくことでしばらく楽しめます。

　図書館から借りてきた電子工作の本を読み始めました。返却棚に置いてあったものを気づいて借り出したというわけです。かつては半田ごてもよく使っていたのでしたが、最近は遠ざかっていました。工学の基礎概念にも出くわしますから、頭がリフレッシュできていいです。福島にいる孫にこうした領域について関心を持ってもらえたらいいなという気がないではありません。藤沢周平の「用心棒日月抄」と併読です。「孤剣」、「刺客」と読み返しています。佐知という女性の魅力を指摘する評論家は多いです。共感できます。

家事事件の方は大きな山場を越えることができました。よい見通しが持ててほっとしているところです。誠意を持ってことに当たることの大切さを感じています。

Elton Johnのアルバム「Goodbye Yellow Brick Road」を聴きながら。

追記（同日夜）

　暖かかったので、午後、家から１．５ｋｍのところにあるホームセンター「島忠」まで出かけました。じゃがいもの種芋、ダリアの球根、かすみ草の種などを買ってきました。じゃがいもはひとまず男爵を１ｋｇ買いました。ひとつ１００ｇくらいの大きさですがら、半分にして植えようと思っています。土は畳二畳分ほどすでにおこして、肥料をすき込んであります。ダリアは前庭にもう二本ありますが、これまでのとは色が違う５球買ってきました。６月から秋口まで楽しめると思います。ダリアは好きです。母が好んで育てていたということがあるのでしょう。

　桜通りには３００本の桜があるそうですが、「島忠」からの帰りに歩いてみたところ、五分咲きというところでした。市は桜の若返りを図り始めていて、小さな木が多いように思いました。

　Lanzettiの「Cello Sonatas」を聴きながら。久しぶりにＣＤで聴いています。Celloの演奏は、Galligioni、Chembaloは、Loreggianです。いずれも、L’Arte dell’Arcoのメンバーです。

★３月１２日

　昨日戻ってきました。久しぶりに、道志道を使いました。暖かく穏やかでしたので、バイクがたくさん出ていました。手を振るライダーが多かったように思います。いよいよツーリングシーズンの到来ということなのでしょう。

　さっそく菜園を観ましたが、サンチュ、水菜はまだ発芽していませんでした。ブロッコリーの脇芽には花色の黄色が少し見えるような状態になっています。さやエンドウは花がたくさん咲き始めています。初収穫が楽しみです。白椿がたった二輪ですが花を咲かせました。杏も満開です。ネモフィラは元気をなくしていました。おそらくネキリムシの害でしょう。

　府中図書館が３か月ぶりに開館しました。電子図書館をすこし充実したようで、NAXOSについては、図書館で手続をしなくても楽しめるようになりました。アカウント数の関係からすぐには聴けないということもあるいは起こるかも知れませんが、ありがたいことです。「貸出し」人数についても制限があるのでしょうか、２週間「貸出し」、「貸出しの延長」もあり得るということです。これまでの、利用状況を想像するに、利用上の制約は事実上あまり大きくないのではないかと思われます。

　天気は下り坂のようです。

　Jack Johnsonのアルバム「The Essentials」を聴きながら。

★３月９日

　暖かい日が続いています。昨日も最高気温は２０度でした。

二日ほど陽に乾した土と府中から持ってきた新しい培養土を使って、マリーゴールドの種を鉢に播きました。百日草も買ってありますが、播くにはまだ早いように思います。家の周りには空の鉢がたくさん置いてあります。母が花を育てることが好きだったからです。意識して花を育ててあげようと思います。月に１回しか来ないので播き時期が難しくなりますが、手のかからないものを選んで播いてあげようと思います。

滞在が１週間を超えました。帰るのをいつにするか考えています。以前と異なり時間に余裕がありますから、雨の日と風が５ｍ以上超える日は避けることにしようと思っていますが、予報をみて、いまのところ１１日（土曜日）にしようかと思っています。明日は雨模様のようですから、今日のうちに給油、そして台所・浴室のマットなどの洗濯しておこうと思っています。法律のことは、夢で出てきてしまうこと、裁判所事務官・検察事務官からの電話を別として、ほぼ考えることなく１週間を過ごせました。　

BJ Thomasのベスト・アルバムを聴きながら。冒頭曲は、Raindrops Keep Fallin’ on My Headです。

★３月５日

　日曜日は朝テレビ番組をいくつか観ることがありますが、今朝も、しばらく自然百景と小さな旅を観ました。百景は、福井県の三方五胡、旅は小豆島を紹介していました。日本海と瀬戸内海ということで対照的でした。三方湖は鳥の暮らしぶりの観察、小豆島は干し魚、麺、しょう油と味を訪ねる旅でした。人が出てきて大騒ぎをする番組とは違い、ほんとうに楽しめます。

　暖かかった３日に、逆川の土手を歩いてＪＡ「さすが市」まで買い物に行きました。地場の野菜・果物などを買ってきました。地産地消は大切なことだと思います。なにより、おいしいです。昨日掛川産のしいたけを天ぷらにしましたがしっかりした香りが口に広がります。帰路、市立図書館に寄りました。月に１週間程度の滞在では館外貸し出しはできないとのことでしたが、雑誌の閲覧くらいは十分に楽しめます。大学院生の頃利用したことがありますが、建物は立派なものに建て替わっています。興味本位に開架になっている法律図書をみましたが、内容はちょっとお粗末でした。府中の市立図書館とは比べものになりません。わたしが書いた本が所蔵されているかを調べてみましたら、２冊ありました。ちょっぴりうれしかったです。

うってかわって、きょうはひんやりしています。午後は小雨があるようで、曇っています。雨が落ちてこないうちに買い物をしてこようと思います。追起訴状の写し、併合審理の決定書を取りに来るようにとの連絡についてはすでに対処しましたので、しばらくは仕事を脇に置いておけそうです。検察庁からの記録開示の連絡は１０日以降となりましょう。もうしばらくのんびり過ごします。

Kings of Leonのアルバム「Only by the Night」を聴きながら。

追記（３月６日）

　今日は日中暖かくなりそうです。もう洗濯を済ませました。　

今回はいつもより時間的ゆとりがあるからなのでしょう、テレビが置いてある居間にいる時間が少し長いです。昨夕も、昔西鉄ライオンズを指揮した三原脩監督のノートを紹介する番組を観ました。ワールド・ベースボール（？）にはまったく関心がありませんが、このノートに書かれていることには関心がもてます。

昨日逆川の河岸みちから撮った「掛川桜」の写真をアップロードしました。ご笑覧下さい。この桜は、案内板によるとカンビサクラを片親とする自然交配種だそうですが、早咲きでこの時期が見頃です。３００本ほどあるとのことです。５時半からライトアップされているようです。城は少し前には補修工事のために覆いがなされていたのですが、桜の見頃に合わせたかのようにはずされました。何度も書きますが、城のある町はいいです。

The Four Seasonsのアルバム「Best of…」を聴きながら。

★３月２日

　２月とたまたま同じ朔日に、掛川に来ました。気温は平地では１６，７度はあったと思います。風は少し強いところもありましたが、快適なツーリングを楽しみました。刑事の案件も家事のそれも仕事があるところまで進捗したということもあって、気分よく走れました。いよいよツーリング・シーズン到来というところです。バイパスで、手を振るライダーに今年になって初めて出会いました。

　今日は、ブックオフとユニクロに出かけました。府中ではまず行かないところです。ブックオフでは、藤沢周平の短編集を文庫本で３冊買いました。たった３３０円でした。ユニクロでは、下着のシャツを忘れたので、寒い時期に着るもの２枚を買いました。時期のためでしょう、黒色のものしかありませんでしたが、特別価格で買えました。ヴェトナム製と書いてありました。そのあと、スーパー二店にも行って、野菜、卵、牛乳、カラスカレイなどを買ってきましたから、買い物デーとなりました。

　グレン・キャンベルの「20 Greatest Hits」(00)を聴きながら。By the Time I Get to Phoenix, Wichita Lineman, Galvestonなど、懐かしく聴けます。ジャンルは、カントリーといってよいのでしょう。Scarborough Fair, Both Sides Now何曲か、カヴァー曲も入っています。

★２月２７日

　日中、１４度くらいまで気温が上がりましたから、散歩をしました。農工大を一周回ったという程度ですが、気持ちがよかったです。

　昨夜、教えてもらいたいことがひとつあって、或る人に電話しました。刑事書記官を長くおつとめになった方ですが、もう３５年も前になりますか、大学の５号館（もう存在しない）のゼミ室で行っていた法学部の司法試験受験準備のための自主ゼミに早稲田大学から参加してくれていたのでして、失礼かなと思いましたが、賀状のやりとりは続いているということだけを頼りとして電話をしたのでした。貴重な実務経験にかかる知見につき教えていただいたうえ、楽しいおしゃべりもできました。この４月からは霞ヶ関でのお仕事ということで、お会いできたらというところまでに及びました。教えることをして自らも学ぶことを積み重ねてきたことについて、あらためてよかったなと感じた次第です。

　仕事の区切りがついた感じなので、明日明後日あたりに掛川に向かおうと思います。気温も上がるという予報が出ています。桃の節句ももうすぐです。今朝の府中の日の出時刻は６時１５分くらいです。

　玄関脇に置いてある鉢のアネモネが開花しました。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　Armin van Buurenのアルバム「Intense」を聴きながら。午後は、Kygo,Avicii、というように、この手のものを聴いて過ごしました。

★２月２５日

　早くも週末です。この１週間は、ほんとうにあわただしかったです。都心に３回も出かけました。ハーレーのフューエルタンクは１２Ｌしかありませんので、１回給油という動きです。

　きょうは、法律的なことは考えず、あるいは家の中で法的な議論をすることもしないで、過ごそうと思います。もっとも、起きがけに、民事、刑事の懸案事項につき、メモを作ることはしてしまいましたので、朝食後においては、という意味です。

　１９８６年にチャイコフスキーの弦楽四重奏曲のアルバムをリリースしてから大活躍のカルミナ四重奏団の演奏を集中して楽しもうと思っています。もう、ブラームス、バルトークと聴いてきました。専門家による評価もとても高いようです。

　カルミナ四重奏団の演奏による、ドビュッシーの弦楽四重奏曲ヘ長調を聴きながら。このアルバムは、ラヴェルのものとカップリングされています。２００９年リリースです。

追記（２月２６日）

　明るく晴れていますが、気温は正午過ぎたのに１０度ほどです。種を播こうかと思っていたのですが、控えることにします。

家庭裁判所の裁判官の書かれた「遺産分割の手順と方法」（1997年刊）という本を今朝から読んでいます。実例を通して示されますから、調停制度の動態がよくみてとれます。交渉学の教科書としてもおもしろく読めます。法学部教育においては、よりどころとされるべき規範につきこれを法規範だけでなく他の社会規範にも目を向けさせる必要のあること、時間コストや金銭コストをも考慮に入れる必要のあることを教授すべきだな、と思います。交渉に関するメタの議論、技術論にも気づかせる必要があります。法律ルールだけ教えることで済ませていていいはずがありません。「紛争解決学」、さらには「紛争予防学」を意識することも大切です。法規範の内容やそれがもつ規範的機能を説明するだけではなく、それが果たしている社会的機能を考えさせないといけません。

A-haのアルバム「The Singles: 1984-2004」を聴きながら。昼食後のひと休みです。シンセポップは、耳に心地いいです。

★２月２２日

　府中の今朝の最低気温は７時に０度という予報でしたが、１度だったようです。陽が差していますから、上がっていくでしょうが、９度止まりのようです。ここ２，３日は、最高気温が１０度を少し上回るかというところのようです。府中、掛川、静岡、福島、田上、山中湖を比較できるよう設定してある天気予報アプリケーションを使っているのですが、たいていは、静岡の気温がもっとも高く、山中湖がもっとも低く示されます。今朝の８時で８度の差です。この寒さが去ったら、葉もの野菜の種を播こうと思っているところです。連休の夏物野菜の苗を買い求めるまでの時期は、菜園仕事がもっとも忙しくなります。

　昨日は、午後から、バイクで、大学図書館、弁護士会館、裁判所と忙しく動きました。普通のコートに電熱ベスト、下は電熱パンツでしたが、５時を回ってしまった帰路はきつかったです。ちょっとふるえました。図書館で借りたのは、家事審判の実務などの専門書１０冊でしたので、バイクでの移動中はシートの上に載っているのではありますが、重かったです。

　Tampa Redのアルバム「The Guitar Wizard」を聴きながら。先日入手した「ロック・ミュージックの歴史　上」の第２章のタイトルは、ロック・ミュージックのブルース・ルーツ」というのですが、３０頁ほどを使って、ブルース・ミュージックを概観したうえで、それが初期（５０年代）のロック・ミュージックを基礎付け、これに影響を及ぼしていることを説明しています。 これは、もちろんとくに珍しい知見ではありませんで、北中「ロック史」の「参考音源リスト」２５２−２５６頁をみても、一目瞭然です。ブルース音源もかなり残っていますので、カントリー・ブルースから８０年代・９０年代のものまで、系統的に聴くのがおもしろいと思います。１９９７年に刊行された「２００ＣＤブルース」という本の帯には、「ロバート・ジョンソンからＧラブまで」という言葉がみえます。

追記（２月２３日）

　２月も残すところあとわずかとなりました。気ぜわしく過ごしています。今日は、気温が１３．４度まで上がるようです。面会に行ってこようと思っています。面会のときの服装はさほど気にしなくていいのできちんと防寒対策をした上で走れますから、快適なツーリングともなるでしょう。

　Swing Out Sistersのアルバム「Shapes and Patterns」を聴きながら。今朝はポップです。クロスオーバー系で、おしゃれです。８０年代半ばの「It’s Better to travel」、「Kaleidoscope World」、９７年にリリースされたこのアルバムなど、とても好きです。ウィキペディアによると、スタディオ・アルバムは、２０１７年リリースの「Almost Persuaded」まで、１０枚あるようです。

★２月１８日

　北風の冷たい日が続きましたが、今朝は穏やかです。書斎の東側の窓からの陽は明るいです。下り坂に入ったようですが、昼までは晴れとのことです。

　昨日、注文していた、アメリカの大学でテキストとして使われているキャサリン・チャールトン（佐藤実訳）「ロック・ミュージックの歴史」（音楽之友社）のうち、上巻が届きました。下巻も数日うちに届くことでしょう。４，５年前から気になっていたのですが、ようやく手に入れることができたというわけです。わたしは、人文学部の卒業ですが、音楽史とりわけ非クラシック系音楽史、映画史、芸能史のような授業は残念ながら聴いたことはありません。この点は、これらを聴こうと思えば聴くことができるであろう最近の学生がうらやましいです。この類いは、本で読むしかないわけですが、こうした本を読むこと自体がわたしにとって趣味の一つとなっています。新書のようなものから、きちんとした体系書、さらには講座本と、いろいろな形で出ています。

　仕事をするに必要な本を別として、いまは、藤沢周平の世界を論ずる評論をいくつか読んでいます。松本健一「藤沢周平が愛した静謐な日本」、岡庭昇「藤沢周平の世界　ひとが生きるところ」などです。

　ＮＨＫニュース防災をみていて気づいて、ＮＨＫプラスで、山田洋次監督に小野アナウンサーが問いかけるというインタヴュー番組を観ました。９１歳になった山田氏による、戦後の引き上げ、その後の貧乏生活、そうしたものをよい意味で引きずった映画作りの話しは興味深かったです。「寅さん」のシリーズはほとんど観ていないのですが、寅がマドンナからありがとうを言われることに幸せを感じている、という話には、とても共感できました。寅さんにとってのマドンナが、学費を自分で得るための練り物の販売について、売れ残りがあったらいつでも持ってくればよいと言ってくれたおでん屋のおばさんであった、という話も感動させられました。

　１０ＣＣのアルバム「Bloody Tourist」を聴きながら。このほか、「Deceptive Bends」、「The Original Sountrack」など、１９７５年前後のアルバムは懐かしいです。１９６７年あたりからの１０年ほどは、特別な意味を持つものとして、思い起こされます。

★２月１４日

　１１日に雪が降って（雪景色は、Photo-Albumでご覧下さい）後、暖かな日があり、そして昨日今日は少し冷えています。こんな風に、寒暖を繰り返して本格的な春をまた迎えます。

　この数日は、相続案件について仕事上の必要があって考えています。

　今朝のＮＨＫの番組でウクライナとロシアの演奏家によるデュオ・コンサートのことが採りあげられていました。ウクライナの現代作曲家シルヴェストロフのヴァイオリン曲の練習風景も流されていました。

　そのシルヴェストロフの「作品集」をSpotifyで聴きながら。ナクソスのＣＤでリリースされていますが、内容は、カンタータ、ピアノ協奏曲、交響曲と多様です。曲調は、総じて静謐で美しいです。

追記（２月１５日）

　今朝も零度以下に下がっていて寒いです。日中も１０度には届かないと天気予報は言っています。

　そんななか、「府中郷土の森」の梅は見頃を迎えているようです。市のお知らせは次のようです。行ってみたいなと思います。６０種類１１００本あるそうです。

「早咲き＜約1割＞　八重野梅、八重寒紅、白牡丹など

中咲き＜約7割＞　白加賀、月影、新茶青など

遅咲き＜約2割＞　豊後、紅千鳥、小向など

梅の全体的な見頃は、平均的に2月中旬頃です。

種類と本数の多い「中咲き」が満開」

　エンジェルス四重奏団の演奏する「ハイドンの弦楽四重奏全集」（ＣＤで２１枚のセット）のうち作品４２を聴きながら。Spotifyです。中学の音楽の授業で、ハイドンを弦楽四重奏の父、交響曲の父と教えられたことを思い出します。こうしたことをきちんと覚えると、音楽の成績が「５」となるのですが、それはいいことであったのか、不思議に思います。しかし、いまなおハイドンの四重奏を楽しく聴くことができているというのだから、それはそれでよいともいえそうな気もします。今作品５０の冒頭曲に入りました。こうしたセットは、読書しながら流すには最適といえるものです。

さらなる追記（２月１６日）

　わが菜園のブロッコリーはきのうまででふたつ採りましたが、ふたつとも大きく、茹でて食べてとてもおいしかったです。脇芽も伸びていて、しばらくしたら収穫できそうです。

　この３日間、ハイドンの弦楽四重奏曲を聴き続けています。今朝は、コダーイ四重奏団の演奏によるものです。ときに、ソナタ形式がどんなふうに表れているかを意識するということはしますが、たいていは耳に心地いいというレベルで（聴くのではなくて、）聞いています。コダーイ四重奏団のものはナクソスからリリースされているものですが、全曲演奏ではないようです。この四重奏曲の聴き方として、たとえば、「ひばり」、「皇帝」、「日の出」、「騎士」など名のあるもの、あるいは作品３３、同７０など音楽史上重要と位置づけられる曲を、演奏団体別に聴き比べるというのもおもしろかろうと思います。クイケン、モザイク、フェステティーチなど古楽器によるもの、そうでないものというように聴くのもおもしろいし、ウイーン・コンツェルトハウスやヴェラーのような古い演奏とカルミナのような最近のものと比べるのもおもしろいと思います。名曲・名盤本の薦めるアマデウス、アルバンベルク、イタリア、エマーソンなどを物差しとして意識するのもおもしろいでしょう。

　コダーイ四重奏団の演奏で、ハイドン「弦楽四重奏曲作品７６第３番　皇帝」を聴きながら。

★２月９日

　今日は明るいです。もっとも、予報では５ｍほどの北風が吹くようですが、いまのところは穏やかです。明日は雪との予報が出ています。多摩地区ではすこし積もるかも知れません。

　予定を変更して、急遽昨日府中に戻ってきました。空気がぶつかり合う静岡県最東部、神奈川県最西部では昼過ぎから小雨とあったのですがほとんど降られずに済みました。むしろ、府中に近づいてからポツポツと降ってきました。秦野・伊勢原間の混み具合は予想したほどではなくラッキーでした。興津、由比からみた駿河の海は初春の輝きを見せていました。

　庭のブロッコリーは６本とも大きくなってきました。もう食べられそうです。Photo-Albumでご笑覧下さい。さやエンドウも順調に育っています。もう２週間ほどしたら、葉もの野菜の種を播こうかと思います。

　福島から、パネル・ディスカッションを聴いてくれた学生からの感想が１２通届いていました。そういうものだけを送ってくれたのかもしれませんが、おおむね好意的な内容でうれしく思いました。学生に向けて、教員が何を専門的に研究しているかにも関心を向けて講義を聴くといいのではないか、教員が教育についていかなる工夫をしようとしているかにも目を向けてほしい、法曹になる以外にも法を学んだことを仕事に活かせるのではないか、といったメッセージを聴講者に向けてしてよかったなと思いました。

　きょうは久しぶりに接見に行ってこようと思っています。記録を読みましたから２，３尋ねたいこともあります。

　YouTubeで、Alan Walker & Marchmelloの「名曲集　Play List」を聴きながら。EDMもときにはいいです。

★２月５日

　今朝は、小さな旅と日曜美術館を観ました。後者では、欧亜堂田善が採りあげられていました。白河藩出身の版画家・画家にして、銅版画、油絵で、遠近法を使った東都の景色を描いた作品をいくつも残しているようです。日本のオランダ人と呼ばれたようです。銅版画の制作過程、油絵の具の作り方なども紹介されていて、興味深くみせてもらいました。

　昼食として、シルク・スイートをふかして食べました。これは最近に知った調理法でして、炊飯器に洗った芋を入れ、中サイズのもの一本につき水を１５０CCほど入れて、あとはご飯を炊くようにスイッチを入れるだけです。これで３回目でしたが、一度も失敗はありません。サツマイモが良質だったので、今までで１番おいしく食べられました。前回までは、鳴門金時でしたが、次回は紅はるかでやってみようと思います。

　暖かく穏やかだったので、昼食後、JAの経営しているスーパー「さすが市」まで行ってきました。往復４Kmですから、散歩としても丁度いいのです。城の北数百メートルというところにあるものですから、城まで行ってぐるっと回ってくるという感じです。地場のブロッコリー、菜花、水菜と夏みかんを買ってきました。夏みかんは、柑橘類がとても好きな嫁さんへの土産用です。

　「50 MOZART TREASURES by NAIVE」というアルバムを聴きながら。いまは、セレナード１２番K388第２楽章です。

追記（２月６日）

　縁側には春の陽が入ってきます。だいぶ太陽の高度が上がりました。府中とは４，５度違います。土を一袋持ってきましたから、花の種を買ってきて播こうかと思います。

　Chris Bottiのアルバム「Night Sessions」を聴きながら。引き続いて、「Thousand Kisses Deep」です。

★２月３日

　１日に、掛川に来ました。もともとの予定では３１日でしたが、気温のことを考えて、一日送らせた次第です。これは予定通り、松田町の寄（やどりき）のロウバイ園に寄りました。２４６号の寄入口交差点から１５分ほどでした。２万本というロウバイは、鍋高山の南、南西側斜面に植えられていまして、やや見頃を過ぎたとはいえ、なお香っていました。この１０年来寄ってみたいと思っていたのですが、ようやく実現できました。

ところで、せっかくいいものを観たなと思って帰ろうとしたところで、一つ嫌な思いをしました。駐車場を出ようとしたところで、高齢の整理員から「なぜ指示に従わないのか」ととても乱暴な口をきかれました。確かに、入り口専用のところから出ることになってしまったのですが、とくにそのような案内板は見えませんでしたし、整理員のそれと分かる指示をもらった覚えがありませんでしたから、分かりませんでした、ごめんなさいねと言って、その場を離れたのでしたが、おとなしいつもりのわたしにおいても、乱暴な口調にはやはり腹が立ちました。「ホスピタリティ」の点で問題があります。そこで、滅多にしないことですが、「道の駅おやま」で松田町の観光課にクレームの電話をしました。ボランティアなら我慢もするが、そうでないなら、と言って問題を端的に指摘しました。申し訳ありません、注意しますとは応えていましたが、どうしたでしょう。整理員はわたしより少し若いくらいの年齢の人だと思いますが、いい歳の取り方をしたいものだと改めて自身のことを思いました。

相続税の申告を税務署の窓口でしました。とても整った形で出せました。次男夫婦のなしたところです。見事な仕事ぶりです。慰労をしようと思って、街の焼き鳥屋で夕食をしました。お酒も楽しませるという店構えでしたが、焼き鳥と焼きおむすびを食べました。めったにしないことですが、いい思い出ができました。　

次回の公判期日は２１日です。刑事記録は持ってきており準備はできますので、ここで１週、間くらいのんびりしようと思います。藤沢周平についての評論を３冊持ってきましたので、これを楽しもうと思っています。

Brad Paisleyのベストアルバム「The Very Best of」を聴きながら。カントリーもときにはいいです。

追記（同日夕刻）

　今日は節分ということで、ニュースがこのことを採りあげています。この家の周りから、「鬼は外」は聞こえてくるでしょうか。明日はもう週末です。

　ＣＰＥバッハの「チェロ協奏曲集」をコワンの演奏で聴きながら。I-Padに入れてあるものです。

★１月３１日（同日補訂、２月３日補訂）

　１月も今日で終わりです。気温は低いですが、晴れて穏やかです。数日前には今日掛川に行こうと予定していたのですが、予報では明日のほうが暖かいというので、明日動くことにしました。往きに寄でロウバイを観ますが、静岡や掛川で梅を楽しめることでしょう。いつｍのように１週間から１０日ほどのんびり過ごせたらいいなと思います。

　このところ、あまり外に出ることはしないで、音楽を聴いて過ごしています。年末に次男夫婦にプレゼントしてもらったＰＣは、とても快適です。元のは起動するのに４，５分かかっていたのですが、使って１か月ほどの新しい（といっても中古の）ＰＣは１５秒で使える状態になります。ＣドライブはSSDで２５６ＧＢしかなく、データ用には、ハードディスクをUSB接続で５つほどつけて使っているのですが、重複分を削除したり、同じ種類のファイルをできるだけ同じハードディスクに収めることにしたので、使い勝手が圧倒的によくなりました。ハードディスクとしては、いますべてで、ポータブルのもの４台と、もともと内蔵のものをSATA-USB変換で使っているもの４台、あわせて８台を使えるものとして持っています。文章データのうち古いものには。Windows95のときのものもすこしですがあります。法学部長のときの文書、法務研究科長であったときの文書もほぼ残っています。講義資料もそうです。茨城大学、筑波大学の集中講義で教えたときのレジュメもありました。法学部の期末試験の採点に対するクレームに対する説明文書なども残っています。人生の３分の１くらいについての、自分の公的・私的な暮らしの様がデジタル・ファイルで残っているというわけです。この「今週のひとこと」も、法科大学院ができた年（２００４年）の１０月から、ずっと継続しています。

　Photo-Albumに農工大のロウバイをアプウロードしました。

　コーロワの「フランス王のレクイエム」を聴きながら。この数日は、ナクソスで、Naïveレーベルの曲のうち関心の持てるものを聴いています。モザイク四重奏団、セイ・ボーチ、コンチェルト・イタリアーノなど、優れたアーティストを抱えているなと思います。

　補訂時には、レザン・タドル指揮のドゥルス・メモワールの演奏で「レオナルド・ダ・ヴィンチ、秘められた音楽」というアルバムを聴きながら。これは、アルファ・レーベルのＣＤです。

★１月２６日

　強い寒波の襲来で、今朝の農工大の外気温はマイナス６度とのことでした。放射冷却も効いています。陽が当たっていますから、今は８度までに上がってきました。

　明日は第２回の公判期日です。前回のことを考えると、２０分程度で済むのではないかと思っています。開廷時間が少し早いので、朝７時半頃には家を出た方がよいかなと思っています。記録の閲覧ができるとの知らせがありましたから、記録の複写もついでにしてこようと思っています。　

　テレマンの「協奏曲ニ長調、アルスター序曲」というアルバムを聴きながら。２曲の組曲のうち、二番目のにはアルスターという名が付けられていますが、これはハンブルクのアルスター湖のことをいうのかなと思われます。スタンデイジ指揮のコレギウム・ムジクム９０の演奏です。久しぶりにナクソスを楽しんでいます。Chandosというレーベルには珍しい曲を採りあげたＣＤがかなりあるという印象です。

追記（１月２７日）

　公判は、審理、ついで次回期日の指定があって、（審理時間は３０分であったのですが、）あっという間に終わりました。雪の予想もでているので、隣の法務省で記録のコピーを済ませ、急いで帰ってきました。７時１５分頃に出て、正午前には戻ってきました。弁護人側立証は、なおだいぶ先になりそうです。

　ビーバーの「ヴァイオリン・ソナタ集食卓の音楽」を聴きながら。

さらなる追記（１月２８日）

　今日は穏やかに晴れています。「府中郷土の森」のロウバイが見頃だというので、行ってみようかと思います。１１０本あるといいます。今朝の最低気温は１度ほでしたが、日中は８度くらいまでは上がるでしょう。歩いて行けないことはありませんが、ビール工場の先にありちょっときついのでバイクで行こうと思います。高齢者にあって入場無料なのはありがたいです。年に３，４回は季節ごとの花を観に出かけています。

　３１日には掛川に行こうと思っています。途中、松田町寄（やどりき）のロウバイも見頃だというので、寄ってみようと思っているところです。こちらには、２万本あるそうです。

　今日は「大学入学共通テスト」の追再試験日だそうです。長男は、これにかり出されているようです。事故のないことを祈ります。雪のある地域は、間違いなく行われることにつき、より神経を遣うことでしょう。

　ボイスの「１２のトリオ・ソナタ集」を聴きながら。スタンテイジのヴァイオリンは上品です。

★１月２０日

　大寒に入りましたが、穏やかで気持ちのよい日でした。

昨日は福島で、講演会というかパネル・ディスカッションというか、福島大学行政政策学類の教官・学生、同窓生のかたと、ほんとうに楽しいひとときを持つことができました。他の３名のパネル、フロアーの発言者と、２時間ほどに亘って、高等商業学校発足以来の「福島大学」の法学教育、研究を語り合う機会に参加できたことはとても幸せなことでした。もっとも、わたし自身の話について言えば、論じたい、紹介したいことがたくさんあり、うまく整序できなかったところ、話すことが期待されていただろうに扱えなかったところがあって、申し訳なかったと思っております。わたし個人にとってみても、偶然のことながら福島大学経済学部に赴任した時からちょうど５０年という年でしたし、５０人ほどの学生に聴いていただいたという意味で、「最終講義」をさせていただいたような気分にもなりました（実は、青山では、小規模な法科大学院に所属していたということがあって、最後に法学部でスタッフセミナーをさせていただけたものの、最終講義というものをすることができなかったのでした）。そして、「知の梁山泊」の第６章につき、息子たちと、オンラインシステムを用いて、内容を構想し、資料を揃え、議論し、執筆し、最後には、パネル・ディスカッションについても分担関係・内容を話し合うなどして、一年ほどの間、３人で一つの知的遊戯を楽しんだこともほんとうにありがたいことでした。このたびのことを総じて、企画者、学類長先生をはじめとする行政政策学類の先生方に感謝あるのみです。加えて、「法律討論会」をはじめとして真剣に法学教育に取り組んでいらっしゃることに対して敬意を表したくも思います。

長男の家に一泊し、孫にハグされたりしましたものの、そのほかにどこを訪れることもしないで府中に戻ってきてしまいましたが、昨日、今日と晴れていたので、金谷川キャンパスからのも含めて、吾妻小富士の美しい姿を観ることができました。写真をアップロードしましたから、「Photo-Album」にてご笑覧下さい。

Kenny Nealのアルバム「Hoodoo Moon」を聴きながら。

追記（１月２２日）

　今日も明るく穏やかです。昨日は、福島行きの余韻にひたりながら、「小樽高商の人々」を興味深く読みました。９０周年記念としての刊行になるものです。とくに第三編「小樽高商に学ぶ」がおもしろかったです。執筆時に読んでいたら、比較的な考察もできただろうにとやや後悔されます。同校における、理論教育と実務教育のバランスの取り方、戦時下での教育内容など教育内容の時勢との関わりによる変化など、かれこれを比較しておもしろく読めたという次第です。写真資料として、小林多喜二と伊藤整の成績表を見ることもできました。

　Eaglesの「The Complete Greatest Hits(2013 Remaster)」をSpotifyで聴きながら。

★１月１３日

昨日墓参りをしました。仏壇と墓前にヒサカキを供えました。家族の者たちがみな仲良く健やかに過ごせるようにと願いました。　

天気は下り坂のようですが、晴れて穏やかなうちにと思って、今日午前中に風呂のマットなど大きいものの洗濯をしました。日曜日に府中に戻る計画です。神奈川、東京には雨マークがついていますが何とかなるだろうと思っています。気温は１０度以上ありそうだし、風もさほどなさそうです。土産も、縁あって、おいしい地場のミカンが手頃な値段で一箱用意できました。帰りは、１号線バイパス（ここから沼津まで）と２４６号（厚木まで）を走ろうと思います。大井松田から厚木までについては、とても混んでいたら東名を使うのがよいように思います。

隣家の庭のろうばいが３分咲きです。Photo-Albumでご笑覧下さい。府中よりかなり早いなと思います。しかし、あと２週間で立春だなとも思います。よくみたら、この家の梅のつぼみがもうついています。

ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」を、ノリントンの指揮するロンドン・クラシカル・プリヤーズの演奏で、聴きながら。このあとは、交響曲第１番です。

追記（１月１６日）

　昨日府中に戻ってきました。８時に出発して、到着は１４時少し前でした。御殿場あたりから雨が落ちてきましたが、濡れてしまうほどではなく走れました。夕方には本格的に降ってきましたから、早めに出発してよかったと思います。大井松田・厚木間も高速道路は使いませんでしたが、３０分までは違わなかったと思います。道路における気温表示は山北で１０度というのに気がつきましたが、１０度ないし１２度ほどだったのでしょう。寒さ対策が十分なので、ふるえることはなく走れました。

　ＣＰＥバッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ　ソナタ集」を聴きながら。パンドルフォとアレッサンドリーニの演奏によるものです。　

★１月１０日

　物を探さなければならないことがよく起こります。片付けることが苦手なたちなので、仕方ありません。これが図書館から借りた本だったりするとほんとうに困ります。こちらに来る前の数日も、借りていた「rockin’on」の２０２２年６月号につき、書斎、寝室の思い当たる場所を探したのですが見つからず、売っていれば買って返すことにするしかない、ひとまずは返却期限到来の前に更新をしておこうと思ったのでしたが、こちらに来るための荷造りをしようとしたところで、移動に使っているザックのなかに入れたままであったことに気づきました。この号の特集は、「２１世紀　究極の名盤１００」という興味深いものです。この特集は、「Best Disc 500 1963-2007」の改訂につながるものとしての企画のようです。この時期は、法科大学院のことでとても忙しく、新しい洋楽を聴くことにあまり時間をかけることができなかった時期に当たるのですが、これを手がかりにどんなシーンであったのか一度しっかりと確かめてみたいと思います。

「rockin’on」のためにアマゾンの検索をかけていたら、「レコード・コレクターズ創刊４０周年増刊　ロック・アルバム２００」が出ていることに気づきました。６０−９０年代のベスト・オブ・ベストとの副題がついています。同誌の昨年度の４回分載のものをまとめたものに読者の投票によるランキングがつけてあるようで、買ってもいいかなと思っているところです。

きょうも晴れているので、城近くまで散歩をしようと思います。城のある街はいいです。昨日まで、城で、藤井と羽生の王将戦が行われたとのことです。冬の西風がこれほどに強くなければ、ほんとうに住みよい街だと思うのですが、これが玉に大きな瑕です。「さすが市」で買い物をしようとも考えています。

アンスネスのピアノで、ハイドンのキーボードのための協奏曲集を聴きながら。シュタイアーの演奏によるアルバムもいいです。

追記（同日）

誕生日のプレゼントとして嫁さんからもらったダマスカス鋼でできた関孫六銘の包丁を持ってきました。マイ包丁というわけです。早速使い始めましたが、見事な切れ味です。同じくプレゼントとして次男が用意してくれたのは、電熱線入りのパンツでしたが、これで、上下温かくしてツーリングができるというわけです。さっそく使ったのですが、なかなかの優れものでとても効果がありました。これで、気温が７，８度でも、風が強くなければ楽しいツーリングができます。

Tom Pettyのベスト・アルバムを聴きながら。

さらなる追記（１月１１日）

天気予報通りで、風のないおだやかな晴れです。いつものように書斎代わりにしている縁側のスペースにいます。左側からよい陽が差しています。

１９日の講演会の内容が示されましたので、少し内容を考えようと思います。限られた時間で、主として福島大学（高等商業学校・大学経済学部）における法学研究・教育の来し方について論じた論文の内容を、どのように興味を持ってもらうべく話すかです。なにはとまれ、辞めていった者には冷たいのが一般的ですのに、話しをする機会を与えてもらえてとてもうれしいことだと思っています。府中の家から通える私立大学法学部への就職が決まっていたところを、わたしと同様公募で福島大学に就職をすることにした長男ですが、一つの会場に同席するのは、気恥ずかしくもうれしいことです。司会をしてくれるようです。

　a-Haのアルバム「Headlines & Deadlines」を聴きながら。

★１月７日

　昨日接見に行ってきました。都心にある警察署の留置施設ですが、片道１時間弱で行けるのはありがたいことです。２５ｋｍ足らずです。本庁扱いと言っても、遠いと江戸川警察署、小菅の東京拘置所などということもありますので。元気そうに見えたのでよかったと思いました。さすがに雑煮のもてなしはないようです。小一時間話をしてきました。ヘルメットを持って面会に行く弁護士はそうはいないようで、受付の方のほとんどがこの時期だと寒くないですかと声をかけてくれます。

　ＰＣの設定は終わりました。起動が速くいい感じです。「SATA USB変換アダプター」をひとつ新調し、すでに持っていたものとあわせるとこれが３台となったので、これまで遊ばせていたIDEのも含めたいくつかの内蔵ハードディスクを外付けディスクとして有効に使えるようになりました。整理の過程で探していたのに見つからなかったファイルをいくつか見つけることができました。法科大学院設置に向けてがんばっていた頃のファイルも出てきました。必ずしも系統的に保存をしてこなかったのですが、それではだめだと思いますが、いまとなってはしかたないことです。

　穏やかだという予報なので、明日掛川に向かおうと思います。

　Alison Moyetのアルバム「Raindancing」を聴きながら。

２０２３年

★１月２日

　明けましておめでとうございます。昨日今日と穏やかです。今年も３人での静かな正月です。コロナに感染することもなくみな健やかに過ごすことができていて、ありがたいことだと思います。いつものように、次男夫婦手作りのおせちを楽しませてもらっています。餅を喉に詰まらせたというニュースが流れていますから咀嚼に気をつけています。

　なかなかやっかいな相続に関する事務的なことはひと段落し、刑事事件にかかわり外に出かけることもしなくてよいので、この数日はＰＣの設定に集中できました。書斎で音楽を聴く環境はほぼ旧に復しました。これに伴い書斎の掃除もしましたので、こざっぱりしました。

　友人が、１１月はじめに亡くなった今村核弁護士のことについて触れた新聞記事を送ってくれました。１０数件の無罪判決を勝ち取った弁護士さんのようですが、恥ずかしながら知りませんでした。静岡出身のわたしにおいては、袴田事件の再審請求が認められるかが気に懸かっています。自身について言えば、これまで無罪判決を得てはいませんが、窃盗罪について嫌疑不十分での釈放、公務執行妨害罪は諦めて暴行罪での起訴、詐欺を諦めての窃盗罪での起訴、傷害罪について勾留請求却下・起訴猶予、おなじく暴行罪についての起訴猶予という形での釈放はありました。有罪の場合において、執行猶予が付けられたケースは７割５分ほどです。有罪判決が下されなくてよい事件については不起訴となるように、罪を犯していても理由なく不利益に扱われることのないように、迅速に結論が出されるように、と思いつつ執務してきました。昨年は、５件扱いました（うち一件は継続中）。ことしは何件引き受けることになるでしょうか。

　「要件事実論関係の文献一覧」作成の仕事は実質的にはすべて長崎県立大学の永井さんにやっていただいていますが、なおほんのすこしだけ関わらせていただいています。今日明日で済ませたいと思っています。関与が名目に終わらないようにと思っているのですが、きちんと作り上げていただいているので、申し上げるべきことはあまりありません。ありがたいことです。

　今月の後半はあれこれあるので、前半にまた掛川で過ごそうと思っています。祭祀とともに弟に承継してもらったのですが、居住するという形での利用は当面ないので、これまでのようなペースでひとり生活を楽しもうと思っています。ハンバーグをどうおいしく作るか、が今の課題です。これからしばらくは、安全のために２４６号、国道１号バイパスを使って帰ろうと思います。年賀状に運転免許の返上のことを書いてきた友人がありますが、もうしばらく楽しもうと思っています。都内は足つきのよいハーレー、遠距離は排気量も大きく荷物を積めるＣＢというように、使い分けています。

　Peter Whiteのアルバム「Here We Go」(2012)を聴きながら。おしゃれで、耳にここちよいです。

追記（１月５日）

　母のことはありますが、ことしもいつものように賀状は出すことにしました。松の内までにといいますから、あわてて仕上げて昨日、今日とで、投函です。

　今朝はトーストでの朝食に戻しました。

　Spotifyで、JJ Caleのライブ・アルバム「Live: Town Park, Telluride, CO July 2, 1994」を聴きながら。

★１２月２８日

　昨日が今年の仕事納めの日と考えて、接見に行ってきました。クリスマスや元旦を勾留され迎えるのは、自ら招いたことであるとしてもつらいことでしょう。勾留施設に仕事納めがあるかですが、施設の性格からして、一般の面会は認められない、郵便物の投函はしてもらえないなどに顕れるようです。買い物から帰ってきた次男夫婦が、仕事納めだからビアード・パパのシュークリームを買ってきたと言います。甘党としてはとてもうれしいです。今年は次男夫婦に助けてもらいながら、例年の倍の数の刑事実務をこなしました。２３日が割当日であったのですが、選任されなくて正直なところほっとしています。いまやっているものは追起訴もあり長丁場になりますので。

　これまでWindows7をＯＳとする自作デスクトップ・パソコンを書斎用のメインのマシンとして使ってきたのですが、新しいものに買い換えることにしました。ランダム・アクセスメモリーが小さく過ぎること、起動になんと４，５分かかってしまうこともあって、この際と考えたのです。新しいものといっても、買ったのは中古のＨＰ製品です。CPUは、第９世代のCorei７ですが、Cドライブは新品のSSDです。256GBしかありませんが、データ用ストレージとして２ＴＢの外付けハードディスクを合わせ買いました。退職後の生活におけるＰＣの使用情況を考えるとこれで十分なスペックだと思えます。主要な使い方は音楽を聴くことになっているので、むしろお金はヨーロッパ製のいいブックシェルフ・スピーカーを買うこと向けるほうがいいと思いました。今回も自作しようかとすこし考えましたが、パーツをあれこれ考えることもやや億劫だなと思い、結局やめてしまいました。合計６万円ほどのクリスマス・プレゼントに恵まれた次第です。スピーカーも一緒にプレゼントしようと次男夫婦は言ってくれましたが、これがほしいなと思うものをいくつかもっているほうがいいと考えて、将来お願いすることとしました。従来のＰＣには音質のよいサウンドボードが入っているので、地下室に移しました。もっぱら音楽を聴くだけに使うことにしようと思っています。

　シンプル・マインズのアルバム、「New Gold Dream」を聴きながら。８０年代前半のポップです。　

★１２月２０日

　１６日に戻ってきました。裾野や山中湖でも６，７度はあり、全体として風もなく穏やかでしたので、とてもいいツーリング日和でした。十里木高原で３０分ほど休みましたが、６時間と少しとても心地よく走りました。Photo-Albumに十里木から撮った富士の写真をアップロードしておきました。東富士演習場あたりから撮った場合と異なり宝永山が右側に見えます。これから先しばらくは２４６を使って掛川に行くことになりましょう。

　いつものように戻ってきてすぐ庭を見回しましたが、もみじ、ドウダンがすっかり紅葉していました。ドウダンは二本ありますが、その紅はほんとうに美しいです。これも写真をアップロードしておきました。ブロッコリー６本のうち覆いをしていなかった１本が葉を鳥に食べられていました。慌ててあり合わせのもので覆いをしました。この時期食べるものが少なくなってきているのでしょう。

　２週間ほど開きましたが、昨日面会に行ってきました。元気な様子を見るとほっとします。１時間ほど話をしてきました。次の記録の開示は今週木曜以降から週明けまでにはなされるでしょう。連絡がありましたので、追記訴状の写しを取りに行かなければなりません。

　Lady Aの最新アルバム「What A Song Can Do」(21)を聴きながら。カントリー系のものでは、Lady Antebellum、故あってそれを改称したLady Aはとても好きなものの一つです。２０１０年のヒット・アルバム「Need You Now」からずっと聴いています。

★１２月９日

　昨日、掛川に来ました。山中湖や富士の裾野では４，５度しかなかったと思いますが、平地は１１月半ばの気温であったのでしょう、走りやすかったです。もちろん、ハンドル・カバー、グリップ・ヒーター、そして何より電熱ベストのおかげです。「路面の凍結に注意」という看板が気になりました。これをもってしばらくは、山道を走らないことにします。

　テレビの料理番組はたまにみますが、先日「きょうの料理ビギナーズ」が採りあげていたチーズインハンバーグを今回は作ってみようと思っています。挽肉を掴むことには抵抗感がなくなりました。

　今回は専ら息抜きという過ごし方にしようと思っています。「龍を見た男」など何冊かを持ってきました。そしていつものように、ポータブルディスク３枚に入ったたくさんの音源も持ってきています。

　テレマンの「ハンブルクの潮の満ち引き」を聴きながら。ハンブルクにあるマックス・プランク研究所に数週間行ったことを思い出します。「ドイツにおける学校事故の法的救済」という問題をテーマとして、文献収集をしましたが、歴史ある町並みもおおいに楽しみました。

追記（１２月１３日）

　今朝は久しぶりの雨です。山中湖あたりの２週間天気予報をみると、きょうは最高気温が１１度あるようですが、この先３，４度の日が多くなります。しかし、１６日金曜日が７度とありますので、この日に帰るのが良さそうだなと思います。今回は、一週間ほどの滞在となります。ＪＡ掛川市の産直市場である「さすが市」で、家へのお土産用のミカンと柿をすでに買いました。給油も行きつけのスタンドで済ませてあります。

　Little River Bandのアルバム、「Cuts Like A Diamond」を聴きながら。Little River Bandは、１９７５年に結成されたオーストラリアのバンドで、このアルバムは２０１３年リリースのものです。

★１２月４日

　さやエンドウがだいぶ伸びてきたので、支えとしてネットを張ってあげました。長いものはもう２０ｃｍを超えています。実のなり方に違いがあるとは思いませんが、赤花と白花を２週間ほど離して２期に分けて播いてあります。もう一度くらい播いてもいいかなと思っているところです。少し気に懸かるのは、ハモグリバエによる害です。育苗ポットの苗にもうとりついています。

　この時期元気に育っているのは、このほかには大根、ブロッコリー、正月菜、水菜です。ブロッコリーは鳥に葉を食べられる恐れがありますので、ネットもしくは寒冷紗をかけてあげています。このうちとくに楽しみにしているのは聖護院大根です。新しい種を播いたためか、青々とよく伸びています。間引きした抜き菜も炒めるとおいしいです。

　刑事事件は、追起訴が１２月半ばにされるようで、次回期日は１月下旬となってしまいました。未決勾留の期間がとても長くなって被告人には気の毒です。類型的に長くなるのは仕方がないとしても、迅速な審理とは遠いです。

　読み物を読むという気分で、マーク・ピーターセンの「日本人の英語」をあらためて読み始めました。持っているはずなのですが見つからないでいたところ、掛川のブックオフで見つけたものです。正・続でたった２２０円でした。

　ナクソスライブラリーで、ルシターノの「モテット集」を聴きながら。マリアン・コンソートの演奏によるものです。ことしも一度は大学キャンパスのクリスマスツリーを見たいなと思っています。

★１１月２２日

　掛川に１週間滞在し銀行周りなどをして、１９日に府中に戻ってきました。暖かで格好のツーリング日和でした。途中、山中湖畔「文学の森」で昼食をとったほかはひた走りました。道志道の駅交差点あたりからは、わたしのほか、横浜ナンバー、相模原ナンバーのバイク５台ほどがかたまりとなって走った形となりました。

　雨がありましたので、ようやく昨日接見に行ってきました。３件の追起訴が確実となりましたから、被告人側の立証は１月に入ってしまいそうな感じになってきました。保釈請求は見込めないので、被告人にとっては長い勾留となります。

　この３日に刊行された「知の梁山泊―草創期福島大学経済学部の研究」（八朔社）が本日ようやく手元に届きました。他のひとの論文と異なり（つまり、編者の意図に反し）、草創期のみならず、そのあとの法学教育・研究をも扱ってしまっていますが、大学経済学部における法学のありかたを整理するという意味で、おもしろい論文となっていると思います。福島大学経済学部がとてもよい研究環境であったことを示すことができていると思います。装丁もセンスよく出来上がっていましたので、手にとってうれしく思いました。

　クラプトンのロイヤル・アルバート・ホールでのライブ・アルバムである「24 Nights」を聴きながら。大友博の「エリック・クラプトン」によって各アルバムの位置づけを意識しながらクラプトンを集中的に聴いています。聴くのを少し避けていたブルース、ライブ・アルバムもむしろ意識的に聴くことにしています。

追記(１１月２７日)

　サッカー・ワールドカップのニュースがかまびすしいです。ゲームそれ自体だけでなく付随していろいろなことが報じられています。今日コスタリカとのゲームがあるとのことです。９０分一所懸命になるほどのファンではありませんが、楽しみです。スポーツ、大会経営と金のことはもっと報じられていいように思います。

　公判期日が迫ってきましたが、初回は被告人側としては、人定質問、起訴事実認否と検察側の証拠についての同意・不同意だけです。審理時間は３０分と聞いています。気になるのは、追起訴との関連で、次回期日の入り方です。

　ヤナーチェックのグラゴル・ミサをラトル指揮バーミンガム市交響楽団の演奏で聴きながら。

★１１月１３日

　昨日、いつものように山中湖経由で掛川に来ました。この２週間は、接見、刑事記録の複写、担当検事とのやりとり、銀行周りなどでかなり忙しくしてしまいました。都区内には６，７回も行きました。記録を読むなど少しやらなければならないことはあるものの、一週間ほどのんびりできます。

　山中湖で紅葉まつりをやっているなど人出がかなりありまして、道路はいつもより混んでいました。８時前に出発して到着は１５時半でしたからかなり時間がかかりましたが、紅葉した木々、そしてすすきを道志道、富士の裾野で、楽しめました。久しぶりに用宗に寄ってわずかな時間ですが大好きな港湾風景を楽しみました。用宗港はとても小さな漁港でそばから一望できるからいいのです。シャリンバイの種を１０個ほど黙ってもらってきました。この家の庭の鉢に播いてみようと思います。発芽率はとてもいいです。白い花が可憐ですので、府中では、用宗港由来のものに加えて、東京北の丸公園由来のものも合わせて、すでに１０本ほど育てています。

　オーレル・ニコレの演奏で、バッハのフルート・ソナタ集を聴きながら。

★１１月６日

　日曜日の今日も快適な日です。紅葉を観に人出があるのでしょう。山中湖もいまが一番の見頃だと報じられていました。家の中にだけいるのではもったいないから、散歩くらいはしようと思います。

　「レコード・コレクターズ」の９月１日発行号の特集は「シティ・ポップの再定義」とありましたので、借りました。市立図書館は長期休館中ですが、図書の一部についてはオンライン予約をすることによって借り出せるのです。ありがたいことです。邦楽でも聴こうかなと思えるジャンルがあります。フォーク、ニューミュージックの一部、シティ・ポップなどです。ちなみに、ジャンルのありよう、戦後まもなくから２０００年前後までの展開については、北中正和「増補　にほんのうた」がとても参考になります。

　菜園の大根や菜花は順調に伸びています。虫の害もいまのところありません。

　米光美保のアルバム「Forever」を聴きながら。門松敏生の延長線上にあります。

★１０月３１日

　もう１０月の末日です。菜園、前庭とも姿がまったく変わりました。花で楽しめるのは、夕顔と百日草だけとなりました。野菜は、大根、水菜、菜花、京菜（静岡菜）が３ないし５ｃｍと伸びてきました。赤花さやエンドウの発芽も進んでいて、育苗ポットのものが１０本ほど（播いたうちの半分）、地のものが１０本（ほぼすべて）出てきました。寒冷紗の中のブロッコリーも虫害なく伸びています。買ったときの倍くらいになってきました。昨日、前庭のプランターにナデシコの種を播きました。次男夫婦は、チューリップやアネモネの球根をプランターに植え付けたようです。性格なのでしょう、二人の花作りはわたしよりはるかにきちんとしています。いずれも初春から春にかけての準備です。

　今日も接見に行こうと思っています。ハロウインということで街中は混みそうですから、少し早めに行くのがいいと考えているところです。弁論要旨に書くことの正確を期するために何点か尋ねたいことがあります。

　友人からのメールで、福島大学経済学部百周年を記念する本は１１月４日に刊行との広告が出ていることを知りました。八朔社という出版社から刊行されます。記念の日からは２週間ほどの遅れだなと思いました。この本にまつわり、来春１月に福大の講演会（あるいは研究会）に招きたいが、という打診がありました。うれしいことです。あらためて、親子共同執筆で、同経済学部における法学教育・研究史をまとめることができたなと思います。

　昨日から、SpotifyでPet Shop Boysを集中的に聴いています。２０１８年頃にいくつものアルバムにつきRemasterがなされていることに気づきました。１９８０年代半ばからずっと聴いてきました。いまなお大好きです。

　Pet Shop Boysの「Electric」を聴きながら。

追記（１１月４日）

　この三日間は過ごしやすかったです。菜園に出て、全体の片づけを済ませ、聖護院大根や菜花の種を播きました。前庭にも白花のさやエンドウを播きました。昨日買ったクロッカスの球根については、チューリップと同様に、嫁さんに適当な場所に植えるようお願いしました。

　今日は追起訴状の写しを取りに裁判所に出かけました。二事件は併合審理されることも決定されています。帰路、希望があったので接見もしてきました。差し入れをした本を読む余裕はないようです。

　このところ、クラプトンを集中的に聴いています。本も何冊か予約しています。６０年代から現在に至るまで、ロック・ブルースとジャンルを違えて、聴いています。

　イタリア弦楽四重奏団の演奏によるドビッシーの弦楽四重奏曲を聴きながら。

★１０月２５日

　道路が濡れています。少し雨が落ちてきたようです。今日はするとしても近くに買い物に行く程度ですから、天気は気になりません。薬局系の大型スーパー「杏林堂」は歩いて２０分ほどのところ（１．６ｋｍ）にありますので、散歩に丁度いいです。肉、野菜など生ものはだめですが、冷凍食品、菓子、味噌・しょう油、台所用品などを求めに行きます。東京ではこうした買い物はしませんので、ここで値上がりというものを実感しています。

　昨夜から、小池真理子の「沈黙のひと」を読み直しています。自伝的な要素を持つ「父恋の物語」ですが、氏の作品では読むに値するほんの数冊のうちでもっともよい作品だと思えます。このひとのあまたの色香の物語は一時５，６冊読みましたが、あまり上品とはいえません。この作品は、氏の作品のなかでも特異なものといえるのでしょう。主人公の父（東北帝国大学法学部の卒業生とある）の晩年の生き方に共感できるところがあります。

　昨日出かけたブックオフでは、葉室の「蛍草」・「銀漢の賦」、藤沢周平「花のあと」・「霧の果て」のほか、わたし自身には関心のない赤川次郎「こちら、暖地探偵団」を買ってきました。十分にきれいな本が１冊１１０円とは驚きました。未決勾留がなお１か月半ほどは続くでしょうから、こうした本の差入れは喜ばれると思います。「もったいない本舗」の１円本よりいいです。得した気分になりました。

　Bobby Vintonの「Collections」を聴きながら。冒頭のBlue Velvetが鳴ると、一瞬に６０年前がよみがえります。詩は能天気なのですが。

追記（１０月２８日）

　こちらに来て１週間です。明日は天気も良さそうなので、府中に戻ることにしました。

　金曜日なので、担当検事に電話をして処分につきどう考えているかなどを確認しました。週末に接見予定なのですが、伝えるべき情報が得られました。なかなかに厳しいです。

　それをすませてから、コスモスとアサギマダラを観に、藤枝までツーリングをしました。ローカル・ニュースで採りあげるからなのでしょう、ずいぶん人が出ていました。「瓢月亭」の庭には今年もアサギマダラが来ていました。入り口には、和傘の小径（Photo-Albumをご笑覧下さい）という仕立てがあって、美しかったです。茶を楽しむという習慣がないもので、覗いただけです。庭は無料で開放されています。今時、ありがたいことです。朝比奈地区は、宇治、八女と並ぶ、玉露の三大産地のひとつだそうです。

　Christian-Pierre La Marcaのアルバム「L'heure exquise」を聴きながら。こうしたチェロの小品集はしゃれています。

★１０月２３日

　昨日、掛川に来ました。快晴ではありませんでしたが、富士山は美しく全容をみせてくれました。山中湖あたりでも１４，５度はあり、この時期としては最高のツーリング日和であったと思います。ちょっとした失敗として、携帯電話のバッテリー切れということがありました。充電の必要があるなと思ったのですが、朝し損ないました。かなりの容量の補助バッテリーをもっているのですが、リュックに入れたつもりなのに入っていませんでした。濃いめのスポーツドリンクを飲んだおかげで、脚がつることもなくぐっすりと休めました。

　一昨日刑事記録、そして事件関係の重要論文の複写ができましたので、それをもってきています。執務に当たって、共謀の意義・存否、承継的共同正犯、預金の帰属、払戻請求権の行使の当否、窃取の意義、没収・追徴の意義など、理論的に考えなければならないことは少なくありませんが、先例としての東京高裁平成２５年判決を前提として考えるなら事件自体はさほど複雑ではありませんで、弁護方針はほぼ立ちました。しかし、犯罪の背景事情についてはいろいろと考えさせられています。「無理ゲー社会」に書かれていることが連想されます。第１回の公判期日が入りました。１１月末ですが、時間は３０分ということです。追起訴が予想され、期日は少なくとも３回になりそうです。

　Natalie Imbrugliaのアルバム「Male」を聴きながら。

追記（１０月２４日）

　被告人は、勾留されてから今日で１か月になります。この間に接見した回数は１０回を超えました。更生の可能性は十分にあるとみえますので、一所懸命やっています。内観のことや、仕事を介しての人との寄り添いあいのことを何度も話題にしています。他人に気を懸けてもらえない人生は淋しいです。大人になっても、ほめられたり、優しい言葉をかけられることは大切なことだと思います。接見等の禁止が解かれたら親族に手紙を書いてほしいと思っているところです。禁止が解かれるのは、さらなる勾留がなければ、１１月頭です。

　掛川にはブックオフがあります。差し入れてあげるために、なにか適当な文庫本でも探そうと思います。先日手持ちの浅田次郎「鉄道員（など、短編集）」を差し入れたとき、推理小説を読むことがある、と言っていました。去年の夏、小田原出身の被告人のために、神奈川県の歴史という本などを買ってあげたことを思い出します。

　バンキエーリの「ヴェネツィアからパドヴァへの船旅」を聴きながら。１６２３年につくられた、よく知られたマドリガルです。コレギウム・ヴォカーレ・ケルンの演奏によります。

★１０月１６日

　きょうは過ごしやすい日でした。畳み半分ほどを起こして、大根、菜花、正月菜の種を播きました。午後には散歩をかねて、ホームセンターに出かけ、さやエンドウの種とチューリップの球根を買ってきました。帰ってきてからは、橘玲「無理ゲー社会」を読み進めました。「自分らしく生きる」ということは各人にとって可能か、それができるために何が必要か、いろいろと考えさせられます。深く考えるためには、彼が参照するいくつもの文献に当たる必要があります。よい評判があるようで、図書館の予約者の数は、わたしが予約した当時も、いまも３０人を超えてあるようです。

　明日は、起訴状の写し、被告国選弁護人選任書を裁判所にとりに行きがてら、接見をしてこようと思っています。雨の予報が出ていますが、さほど濡れずに行ってこられるのではないかと思っています。

  Eric Churchのアルバム「Carolina」を聴きながら。カントリーについても、このほか、レディーＡ、アラン・ジャクソン、キース・アーバンなど何人か好きな歌手がいます。

★１０月１３日

　このところ寒暖の変化が厳しいです。ちょっと早いかなと思いましたが、電気敷毛布を使い始めました。もちろん、冷える日のみスイッチをＯＮにしているというわけです。

　菜園は、この冬、来春のことを考えて土を起こして牛糞などをすき込み、水菜、正月菜、大根の種を播きました。ブロッコリーの苗も８本買ってきて植えました。大根以外は寒冷紗で覆いました。寒さもありますが、葉を食べる虫対策です。大葉やオクラを片付けたあとには、菜花の種も播きたいなと思っているところです。大葉などは種を穫るためにまだ抜かないでいます。ホームセンターには、もうチューリップなどの球根が並んでいます。来春用の花の種の播き時期でもあります。

　ことしのノーヴェル文学賞は、アニー・エルノーがとりました。１９４０年生まれのフランス人作家のことを恥ずかしながら知りませんでした。さっそく、「シンプルな情熱」を読みました。いまは、「場所」です。「ある女」も手に入れました。社会の階層的亀裂の中にある個人の生を見つめる作家というのが本書の訳者の評です。恵まれない社会的階層に属していたものの、学業によって社会的地位を得たひととして、その生い立ち、人生を、飾らないとても知的な文体、構造をもって描いています。イシグロの時ほどではありませんが、「シンプルな情熱」について、市立図書館の予約者数は昨日の時点でさっそく２５人になっていました。市立図書館は長期休館に入りました。

　いまやっている事件は昨日公訴提起となりました。担当裁判所書記官とのやりとりがもう始まりました。罪名は、想定したとおり窃盗だけとなりました。起訴状の写しを取りに行かないといけません。一つ前の事件は、申請者であるわたしを名宛人とする「不起訴処分告知書」の写しを本人に送ることをすることによって、完全に一件落着となりました。昨日お礼の電話をいただきましたが、あらためていい事件をやらせてもらったなと実感しました。

　U2のアルバム「The Joshua Tree」のリマスター盤を、Spotifyで聴きながら。初期作品は、２００７、８年にリマスターされているようです。

追記（１０月１５日）

　昨夕、接見に行きました。別件につき新たな勾留令状が発給されました。追起訴となるでしょうから、長丁場となりそうです。事案の特徴として、十分に予想されたことです。気の毒には思いますが、仕方ないことです。公訴提起された罪名に関し、念のため論文を読み始めました。法律解釈論として構成要件該当性自体を争える余地がないかは確認しておく必要があります。預金の帰属に関わるものですから、解釈論としては民法・刑法の融合問題といえる問題です。親族への連絡ということが付随的な仕事になってきました。別件も含めて、事案自体は、２４日から始まる週には開示される記録をしっかり読めば、ほぼつかめてしまうでしょう。

　午前中に、聖護院大根の種を播きました。今年用の種だから、うまく発芽することでしょう。先日播いた三太郎などの大根はきれいに発芽してくれました。

　図書館の長期閉館に伴う代替措置として、図書館業務が限定的ですが市の「文化センター」で行われるようになっています。ありがたいことに、この施設も、歩いて１０分足らずのところにあります。一昨日、さっそく予約本をとりに行き、ついでにNXOSサービスの手続もしてきました。ドイツ・グラモフォンのＣＤを選んで聴くことを始めました。

　アレンスキーの「ピアノ三重奏曲集」を聴きながら。あまり知られている作曲家ではないかも知れませんが、好ましいです。

★１０月３日

　予定通り、１日に掛川に来ました。道志みち、裾野は２０度くらいで晴れていましたので、快適なツーリング日和でした。ただし、週末で、府中、相模原が混んでいましたので６時半かかりました。

　傷害事件は、終局処分として不起訴となりました。残るは、「不起訴処分告知書」をもらい、本人に手渡すことです。２４日からやっている件については、担当検事と話ができました。今週うちに検察官による取調べがなされるものと思います。処分決定日は１１日であろうと思っているところです。

　法事は無事済みました。何日か、家事を楽しみながらのんびり過ごそうと思っています。本日の昼食は、野菜の素揚げと唐揚げとしました。持ってきた本は、栗原ほか「村上春樹を音楽で読み解く」と葉室麟の「山月庵茶会記」です。

　Al Stewartのアルバム「Year of the Cat」を聴きながら。

追記（１０月５日）

　予報を見ると、今週後半は雨模様です。気温も下がるようです。８日だけ雨マークがありませんので、この日に府中に戻ろうと思います。　

　ＣＢでこちらに来ましたが、バッテリー交換が効を奏してうまく走ってくれています。ひどい渋滞に巻き込まれると熱だれを起こしますが、これは起こっても慌てません。路肩に５分も駐めれば回復しますので。バッテリーは消耗品だと押さえておく必要がありますのに、何度かバッテリー上がりでレッカー車の助けを借りてしまっています。こまめな充電をするとバッテリーが長持ちするということなので、心がけようと思います。外さなくても充電できるように、最近になって特別なコードをつけました。

　Asiaのアルバム「Astra」を聴きながら。渋谷陽一、村上春樹などにおいて、「高度資本主義」のもとにおける「産業ロック」、「大量消費音楽」は酷評されるが、口当たりのいい、耳に心地いい、気の休まる音楽もそれはそれでいいのであって、しかつめらしい顔を向けることもない、と思っています。いつも深刻ぶっていてはやっていけません。ちなみに「ティーン・エイジャーから小銭を巻き上げるためのゴミのような大量消費音楽」として挙げられているのは、ヒューマン・リーグ、フリートウッド・マック、アバ、ビー・ジーズ（たぶん、８０年代の）、ドナ・サマー、イーグルス、ボストン、コモドアーズ、ジョン・デンバー、シカゴ、ケニー・ロギンス、ジェネシス、ホール・アンド・オーツ、ジョー・ジャクソン、プリテンダーズ、スーパー・トランプ、カーズ、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、マイケル・ジャクソン、フリオ・イグレシアスなどです。わたしは、このうちの半分くらいはよく聴きます。カーズ（さらにはオケイセック）などはむしろ大好きなものです。ツタヤの店員に、なぜカーズを置かないのかと訊いたくらいです。

★９月３０日

　刑事事件については、３回接見に行き５時間半ほど話を聴きましたから、背景事情も含めてほぼ全容がつかめました。弁護方針も立ちました。勾留延長、そして起訴は必至だと思えます。今日あたり検事による取り調べがありそうですから、確認した上で会いに行こうと思っています。前回の私選弁護人として関わった傷害事件については、不起訴ということが分かっていますが、月末である今日、処分が正式になされているかを確かめたうえ、不起訴にした旨の「不起訴処分告知書」の作成を求めようと思っています。これを得て本人に手渡せば、正しく一件落着となります。事務官のお話では、事務処理にもう少し時間がかかるかも知れません。

　２８日にオンラインによる司法試験合格者の祝賀会が開かれました。合格者のひとりは、在学中からいままで、何度も、感謝、詫び、報告のメールを下さった方でしたが、メールにも繰り返し示されていた初志貫徹の意志がいままさに実現されて本当によかったと思いました。こころよりの祝辞を述べさせていただきました。合格といっても今後もなお勉強が続きますが、しばらくの間、身近な方々と喜びをかみしめてほしいと思いました。来年の試験について、受験有資格者は１４人だそうです。ひとりでも多くの方に合格していただきたいなと思います。こうした祝賀会は、２０２５年まで行われうるとのことです。久しぶりに田倉先生ほか法科大学院関係の先生、そして法学部長の元気なお姿をみることができてうれしかったです。

　弁護活動は一段落というところですし、法事もあるので、明日掛川に行こうと思っています。今回は、さほど長くいることはできません。

　ハジェット、リンデンなどの演奏による、コレルリの「トリオ・ソナタ集」を聴きながら。こうした音楽は、朝聴くにはもってこいです。久しぶりに、NAXOSで聴いています。府中図書館は明日から２月末まで６か月ほどの長期休館に入りますが、この間もNAXOS利用はできるとのことですのでありがたいです。図書は、蔵書のうちの一部につき予約による利用が可能とのことですが、図書館内をあれこれと見て回ることができないのは少しつらいです。

★９月２６日

　一昨日は、国選割当日でしたが、また選任されました。あたりまえのことですが、選任された日に接見に行ってあげるのがよいと思っていまして、さっそくある警察署に出かけました。事件類型としてはさほど熱心に弁護しようと思えるものではありませんが、被疑事実を一部否認していますので、考えてあげなければならないことがいくつかあります。昨日も出かけて２時間半ほど話をよく聴いてあげました。ほぼ筋立ては分かってきました。どう調べられているか、勾留裁判においてどういう発言をしたかもほぼ分かりました。主張は一貫しています。どこをどう後ろめたく感じているかも分かってきます。飯塚先生が教えて下さったように「被疑者・被告人が、理由のない不利益を受けることのないように」弁護活動をしようと思います。まだ２かい接見をしただけですが、学ぶことは少なくありません。

　ところで、昨日の接見は、ＣＢで行ったのですが、途中でエンジンが止まり結局レッカー移動をしてもらうほかなくなるという不都合に遭いました。いつも世話になっているバイクショップに電話をすると検査・修理には２か月ほどかかると言われてしまったので、家まで運んでもらうことにしました。充電をしてイグニッションを回したらかかりますので、単なるバッテリー上がりのようにも思えますが、厳密には充電系になんらかの不都合があるのかも知れません。しかし、ひとまずアクセルを回すと電圧は上昇しますから、発電はできているように見えるので、バッテリーの使用年数のことも考えて、バッテリーを買うことにしました。付け替えることによって、落ち着いてくれるといいのだが、と思っているところです。都内でのレッカー移動でしたので、バイクをレッカー業者に預けた後、電車で警察署に出向き、約束の時間に２時間半ほど遅れましたが、接見は無事行えたという次第です。これが、那須の方で起こらなくてよかったなと思います。ＣＢのレッカー移動はこれで３回目です。メンテナンスをちゃんとしていれば、こういうことはないはずなのですが。電気関係で２回、パンクで１回です。

　イベールの管弦楽作品集を聴きながら。Ｎヤルヴィが指揮する、スイスロマンド管弦楽団の演奏によるものです。

★９月２１日

　台風の影響で連休は雨模様でしたが、あれこれ考えたうえバイクで那須に出かけました。１８日は、清流の里でイワナ、ニジマス釣りを楽しんだあと、雨が降り始め宿泊場所に到着するまでにはかなり濡れてしまいました。釣れにくいイワナを次男夫婦が釣ってくれたので、竹串に刺してほどよく焼いてもらっておいしく食べることができました。釣果はイワナ３尾、ニジマス３尾でした。孫も引き上げるところを手伝わせてもらって釣り感触を少しは楽しめたものと思います。泊まったのは、いわゆる民泊用として資産運用している３LKほどの別荘地の建物でした。１９日は、９時頃出発してひとりで戻ってきました。矢板まで下道を走り、そこから高速にのったのですが、雲が白かったので着ていた合羽を脱いだのが失敗でした。鹿沼を過ぎ黒川を越えたあたりから驟雨に遭い、都賀西方SAに逃げ込みましたがずぶ濡れになりました。時間あたり雨量で２５ｍｍくらいは降っていたでしょう。見通しがそれほど悪くなかったので、そして何よりあと２時間ほど同じような状態だというのが予報だったので、着替えをし、雨合羽をつけて走り出しましたが、佐野あたりまで降られました。蓮田SAでひと休みして走り始めたらまた強い雨になり、東京外環を出るまで雨でした。しっかりした雨具に、防水のザックであれば、ある程度の雨なら走れるということをむしろ感じることができましたから、よしとしたいと思います。なにより、コロナ禍のなか家族が２０時間ほど楽しく一緒に過ごせたことはとてもよかったなと思っているところです。那須までは片道ほぼ２００ｋｍ、消費ガソリン８Lほどです。二日間ある圏内をどこで乗り降りしても構わないというバイクのための高速道路割引プランというものも導入されたようなので、少し行き先を広げてツーリングを楽しみたいなと思い始めました。出発地点は、府中、掛川の２カ所ありますから、いろいろな選択肢が持てます。

　福大経済学部の百周年記念の本については再校ゲラの校正という段階にきました。記念の催しは１０月２９日にあるとのことですから、その日までには刊行されているものと思います。同窓会の特別会員としても学部が百年を迎えたことを心より喜びたいと思います。

　Three Dog Nightのアルバム「Harmony」（71）を聴きながら。このアルバムの３曲目が「An Old Fasihoned Lovesong」です。博士課程への入試を受けて合格発表を待っていた頃に流れていた曲で、懐かしい曲です。９曲目の「The Family of Man」もいいです。

追記（９月２２日）

　ぱっとしない天気でした。どこにも出かけないで過ごしてしまいました。したことといったら、校正だけです。これは済みました。もう出版社に発送するだけです。

　那須から帰ってきた１９日から２０日にかけて、デスクトップ・パソコンがうまく起動しなくなるという状態になりました。もう買い換え時だと思っていましたから、ファイルを失わなければいいと冷静に受け止めました。確認のため、Cドライブとして使っていたハードディスクを取り外し、SATA-USB変換アダプタを使って、ノート型パソコンに接続させたところ、セキュリティソフトが、音楽ソフトFoobarが当該ハードディスクにアクセスしたところWindowsの或るファイルがその妨げになっている、それを駆除するかというメッセージを示しました。そこでそれを駆除した後、そのハードディスクを元に戻して、デスクトップ・パソコンを起動したところ、これまでよりも早く立ち上がりました。おそらく正しくはないでしょうが、エクスプローラの画面表示をするところで先に進めなかったのかなと解釈しています。いずれにしても、あきらめかけたパソコンなのになお使えそうですので、ちょっと得した気分になりました。

 プレファブ・スプラウトのアルバム「Jordan: The Comeback」を聴きながら。1990年にリリースされたアルバムです。

★９月１６日

　今日は晴れですが、三連休はどうも雨含みの天気のようです。１８日だけでも雨が降らないとよいがと思っているところです。時間あたり数ミリ程度の雨なら走ることはできますから、１９日早朝に帰ることにすれば何とかなるように思われますが、どうでしょう。

　大学からのメールでは、今年の司法試験合格者はひとりだったのですが、他のローも経由したひとりが合格しているとのことで、ふたりの合格を祝う会を２８日に行うとのことです。後者は、修了後もなんどかメールをくれた人で、強い志を語っていましたから、いつかは合格するものと期待しておりました。本当にうれしく思います。祝賀会はオンラインによるものですが、参加させてもらい、お祝いの言葉を述べたいものと思っています。

　Mike & The Mechanicksのコンピレーション・アルバム「Out Of The Blue」(19)を聴きながら。青山に移ってきて間もない８０年代の半ば、よく聴いていました。もっとも売れたのは、「Living Years」というアルバムですが、２０１４年にRemaster盤がリリースされているとのことです。

★９月１１日

　昨日は、４回目のワクチン接種でした。入り口が列をなしていたので後ろについて待っていて、自分の受付の番になったら名簿に名前がないというのです。一つあとの予約時間の人の後ろについてしまっていたというわけです。しかし、あれこれ説明をすることもなく入れてもらい無事済ませることができました。副反応は、注射部位の痛みのほかとくにないのでありがたいです。打つ方も打たれる方もずいぶん慣れてきたように思います。

　昨日も介護者による刑事事件についての報道がなされていました。問題は社会的に構造的なものだと痛感します。

　那須行きは１８日ですが、天気が気になります。秋晴れとはならないようです。せっかくですから、往復とも降られずにツーリングを楽しみたいです。次男夫婦はキャンプによる２泊目を計画しているようです。息抜きをさせてあげたいものです。

　シューベルトのピアノ連弾曲「幻想曲ヘ短調」を聴きながら。インマゼール、アルマエテルナなどによる、シューベルティアーデというアルバムCD４枚組に入っています。レコード芸術の今年６月号の特集「音盤プレイリスト１５」の紹介（「らせん状に深化するシューベルト像」によります。ブラームス、マルティヌーに関する記事もおもしろかったです。いかにも奇をてらって作られた記事もありますが、飛ばし読みすればいいことです。

追記（９月１３日）

　歩かなければと思っていましたが、今日も菜園に出た程度で過ごしてしまいました。

夕顔が１０ほど咲きました。うち２つは行灯仕立ての鉢のものです。去年失敗したので、用心深く育てている分うまくいっています。しっかり肥料もあげているので良い種がとれるものと思います。

「ステレオ」という雑誌の「ライブ盤が好きだ」という特集において、萩原健太氏が薦めるビーチ・ボーイズのアルバム「Graduation Day 1966: Live at the University of Michigan」を聴きながら。

★９月５日

　昨日府中に戻ってきました。５時間４５分ほどの快適なツーリングでした。途中、須走道の駅で、YAMAHA TRICITY125に乗ってやってきたひとに、乗り心地について１５分ほど話を聞くことができました。前が２輪のスクーターのような乗り物ですが、バイクのような走りをするようです。試乗してみるといいと勧められました。坂での発進に際して下がってしまうことがある、というようなことも聞きました。Tricity155には駐車ブレーキが付いているようですが、こんな時に役立つのでしょうか。燃料タンクが７L程度とのことですが、すこし小さすぎます。街乗りならいいのですが、遠くに出るにはこれではだめです。排気量が大きくタンクも大きいTricity300は、まったく別物と考えた方がよいようです。扱いがさほど難しくないなら遠乗りを考えているわたしには、やはり３００だと思えます。坂下発進はどうなのでしょうか。ホンダのレブルのような足つきのよい４００CC未満の二輪車の方が無難なのかも知れません。

　９月半ばに那須に来ないかと長男夫婦に誘われています。しばらく東京に来られていませんので、孫に会わせたいとの考えもあるようです。NAVITIMEで調べたら、府中から２００ｋｍ程度だと知って少し驚きました。そんなに近いのかと思った次第です。ちょっとだけですが、掛川よりも近いくらいです。コンパスで、府中から、あるいは掛川からの２００ｋｍ圏がどうなっているのか調べてみようと思いました。わたしの年齢だと、下道だと１５０ないし２００ｋｍ、高速で２５０ｋｍほどがツーリングにとってよい距離だといえます。

　マンション売買の決済が本日なされました。「非対面型決済」というのは初めてでしたがいろんなことを学びました。数年前から用いられ始めたと聞くこのシステムは定着していくのでしょうか。同時履行の観点からみて、少し工夫が要るように思いました。不動産仲介業者はこのシステムを顧客に勧めるとき、利便性だけでなくリスクの所在、それがどう分散されているのかについて丁寧な説明をする必要があるように思われます。１９８０年頃から２０００年頃までやっていた司法書士制度の研究を懐かしく思い起こしています。「登記代理委任契約論」はどう書き換えられるたらよいのでしょうか。

　府中でも夕顔が咲き始めました。鉢に行灯仕立てで育てていたのも昨夕初めて花をつけました。Photo Albumでご覧下さい。

　The Lightning Seedsのアルバム「Sense」を聴きながら。初めて聴いていますが、この種のものは好きです。Manic Street Preachersと同テイストのものとの紹介を受けて聴くことにしましたが、よかったです。

★８月３１日

　８月も今日で終わりです。勤めていたときとは内容は異なりますが、この月も常に気ぜわしくして過ごした感じです。次男夫婦の支援のもと、不動産の売却、二件の相続登記、刑事事件をこなしています。それぞれについて、学びを新たにしています。同じようなことであったとしても、何らかの新規性を伴いますから、おもしろいです。緊張した場面であっても、しばらく時が経つと、あそこで何か学んだなと感じられます。

　介護に関わる刑事事件がいくつか報道されています。心が痛みます。支えなしでの介護は厳しいです。公的支援がないということにはいろいろな事情があるでしょうが、介護者の叫びを聞く耳を社会が持たないといけないと思います。平均健康寿命を過ぎ、介護を受ける側に向かいつつある者として、心構えておくべきこともあるでしょう。こうした事件を耳にしたことをきっかけに、生活のあり方を総点検してみるのもいいかなと思っています。「あと５年を生き生きと健康に過ごしたい」では、すこし能天気かなと思います。

　Bee Geesのアルバム「Horizontal」(68, 06 Remaster)を聴きながら。

追記（９月２日）

　この２．３日は、とても変わりやすい天気が続いています。陽が差していたかと思うと、６，７ｍｍの雨が落ちてくるという調子です。雷注意報が出ていますが、鳴るには至っていません。この先もすっきりしませんので、いつ府中に戻れるかをもう考え始めています。６日あたりかと思っています。

　昨日、法務局に行き、「登記完了証」と「登記識別情報」をとってきました。この手続の過程で、残されていた資料によって、父母の建てた家の建築代金が３００万円ほどであったこと、そのために２００万円の融資を受けたこと、１年後に返済され抵当権解除がなされたこと、抹消登記に関わったのは近くの司法書士某であり、それに対する報酬が１５００円であったことなどを知りました。ちなみに当時の国立大学大学院の授業料は年額で１８０００円（わたしは半免で、９０００円）、仙台での家賃が３０００円ほどでした。数年後の私の初任給（国立大学専任講師）は手取りで５００００円ほどではなかったかと思います。書斎代わりにしているこの広縁はその後増築した部分にあります。誰かが一緒に住む見通しも持てないのに増築する必要がほんとうにあるのか、野菜を作っている方がいいのではないか、などと両親に言ったことを思い出します。出過ぎたことをしたと反省しながら、感謝の思いを新たにしました。まわりが田や畑ばかりだったこの地も、５０年ほど経たいまはほぼ住宅地になってしまっています。

　BJ Thomasのアルバム「The Best of BJ Thomas」を聴きながら。

さらなる追記（９月３日）

　天気予報が変わります。大丈夫であろうと思った６日は雨マークなので、明日４日に戻ろうと考えを変えました。そこで慌てて、掃除洗濯を済ませました。今回も１０日ほどと思っていたのですが、１週間の滞在となりました。

　Fountains of Wayneのアルバム「Out Of States Plates」(05)を聴きながら。「Utopia Parkway」(99)などをよく聴いた好みのバンドですが、もう解散しているようです。　

★８月２６日

　８月１１日から始めた刑事事件は、ちょうど２週間になります。昨日までで弁護活動は一段落ついたように思いますので、少し遅い墓参りに行ってこようと思います。電話ではいつでもやりとり可能であるということ、何か急ぎがあればすぐに戻ってくるということを被疑者にも伝えて、安心してもらいました。ついでに、相続登記のことも済ませようと思っています。申請はすでに郵送でしてありますが、補正の求めがあるやも知れず、掛川にいることはこの点からも好ましいのです。

　今朝咲いた朝顔は３１輪です。行灯作りのものもうまく咲いてくれています。

　Rod Stewartのアルバム「Unplugged .. ..And Seated」を聴きながら。

追記（８月２８日）

　２６日は経路地の多くに雷注意報が出ていたので、昨日掛川にやってきました。途中の気温表示板は、道志や裾野で２２，３度、大井川が３３度でした。晴れてもいましたから、よいツーリング日和であったといえます。バイクはたくさん出ていましたが、一番目に着いたのは、須走での大型バイクに乗った老夫婦でした。６０歳台半ばの夫婦と見受けました。富山ナンバーでしたから少し驚きました。背の低い夫人がタンデムシートに乗る様も印象的でした。わたしと反対方向、つまり山中湖の方に向かったようです。

　かの登記申請については、昨日掛川法務局から電話がありまして、申請書類には問題がないとのことでした。補正の必要はなかったのでした。数次相続についての中間省略登記でしたので難易度の高い登記申請ですが、よくできているとのお褒めの言葉がありました。フレンドリーな登記官だなと思いました。そこで、調子に乗って、時間はありますかとことわったうえで、有斐閣法律学全集「不動産登記法」を書いた幾代通という学者をご存じですか、わたしはその弟子筋にあたりますと言ったら、驚かれました。弟を代理しての弁護士という肩書きなしの登記申請でしたので、素人による申請であると思われたのでしょう。わざわざの電話でしたから（実際には掛川でのルーティンなのかも知れない）、相談もとても親切でありがたかった、とあわせお礼も言いました。実は、あることについての質問に対する担当者の答えはややあいまいなところを含んでいたのでしたが。

　朝、庭を見回しました。朝顔はよく咲いています。色は３色です。夕顔は今夕咲くつぼみがあります。

　George Harrisonのアルバム「All Things Must Pass」を聴きながら。好きなアルバムで、My Sweet Road,What Is Life, If Not For Youなどいい曲があります。 

★８月２４日

　昨日、今日と検察庁に書面を提出してきました。昨日は、わずかな時間ではありますが担当検察官とも直接話ができました。ありがたいことです。弁護活動としては、ほぼなすべきことはしたといえようかと思います。もっとも穏やかな扱いをしてもらえればと心底期待しているところです。

　量は少ないですが、おくら、ミニトマトを楽しんでいます。

　Al Stewartのアルバム「Time Passages」の最新リマスター盤を聴きながら。

追記（８月２５日）

　今日は久しぶりに家にいます。午前中は、あることで担当検察官とやりとりしました。いまだどうなるかの感触が持てませんが、弁護人としては、この段階でなすべきことを成し遂げたという状況にあります。

　昨日書き忘れましたが、ハンバーグを作りました。検察庁に行った帰りにある商店街にある肉屋によって合い挽肉をたった１００ｇ買って作ってみました。何日かですがひとり暮らしをしていたのです。おいしかったです。これでまたひとつ作れるものができました。料理することはとても好きです。

　初めて穫った２ｋｇのカボチャを切ってみました。ねずみか何かにかじられて少し傷んでいたのでどうかなと思ったのですが、傷はあまり深くはなかったです。今夕、煮てくれるようです。熟すまでおいておきましたので、種も充実しています。きっとおいしいでしょう。

　オクラとコスモスの写真をアップロードしましたのでご笑覧ください。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　Al Stewartの２枚組のコンピレーション・アルバム「A Piece of Yesterday」を聴きながら。曲の多くは、２００５年のremasterです。Al Stwartは、体質的に合います。Studio Albumだったら、なんといっても、「Year of the Cat」(76)と「Time Passages」(78)ですが、今世紀に入ってからリリースされたものにも、「A Beachful of Shells」(05)などいいものがあります。

★８月１８日

　今朝のニュースの時間に、学徒出陣に関わって、元九州大学教授の秀村選三氏（専門は経済史）の日記が紹介されていました。日記は九州大学に寄贈されるようですが、貴重な資料となると思われます。ことしも、この時期の番組として、いくつかが学徒出陣のことを扱っています。重いテーマだと思います。市民も読めるような形で公刊されるといいなと思います。

　今日も、弁護活動に少し時間をかけますが、盆休み明けまでにとなっていた判例体系の体系変更に関わる仕事が遅れてしまっていますので、がんばらないといけません。第一法規の担当者の方にはお詫びの連絡をしていますが、時間の使い方として、弁護人としての仕事のほうを優先してしまっています。

　今朝の朝顔の花数は１３輪でした。最近播いたサンチュがうまく発芽しています。

　Joe Satrianiのアルバム「Shockwave Supernova」(15)を聴きながら。このひとのアルバムは全ていいなという印象です。情緒より知が勝っているなと思います。初めて聴いたのは、アルバム「Surfing With The Alien」でした。

追記（同日夜）

　ある書面を検察庁に持っていったことによって、この段階での仕事は一段落つきました。追加提出できる書面が作成されようかとも思いますが、それは週明けとなってしまいます。担当検察官とこちらの考え方にはさほどの違いはないように思えますが、どうでしょうか。

　Chickenfootのコンピレーション・アルバム「Best ＋ Live」を聴きながら。きょう流しているのは、もっぱらJoe Satrianiです。

さらなる追記（８月１９日）

　いろいろあるものだから、ほぼ日録になっています。きょうは、判例体系のしごとをがんばります。

　もらったメールに、「良き老後を過ごされていますね」という言葉がありました。読ませてもらって、好意的な評価をいただいたものとうれしく思いますが、ちょっと違うなとも感じています。老いたなと感ずることはもちろんありますが、仕事をしていて、どきどき感や高揚感、充実感、ときには後悔感をおおいに楽しんでいます。たとえば、寂寥感のような老いとか高齢とかに沿う、あるいはなじむ感慨というものがあるのかどうか。どうも老いというのは自然年齢の大きさでは表現しきれないものではないか。身体とこころのありようの相関だと思えます。そう考えたとき、老いて職から退いた清左衛門のいう「日残りて、昏るるに未だ遠し」という感慨がリアルに持てることがとても大切だ、という思いをあらたにします。（黄昏の中にいることはそうだとしても、）なおやるべきことがあり命をかがやかすんだと思いたいものです。これは、ただ長生きをしたいというのとは異なります。

　Chickenfootのアルバム「Chikenfoot」を聴きながら。ハード・ロックです。こんなのも好きです。

★８月１７日

　このところ朝一番に庭に出て、朝顔の花数を数えています。今朝は１０輪でした。この５日では一番多いです。行灯作りの鉢に２色咲いたのをみるとうれしくなります。小学生の頃、夏休みの課題として花数を毎朝記録したことを思い出します。伊豆多賀というところに住んでいた頃のことです。わたしは、熱海市立多賀小学校の卒業生なのです。

　昨日は眼科で視野検査をしてもらったのですが、診断の時に眼圧をはかってくれた医師が、眼圧は前回同様９である。とてもいいです。どうかしてしまいましたね。枯れてしまったのかな、と冗談を言いました。こんなふうに情況観察が今後とも続くのでしょう。視野も５年前と変わってはいないということで、安心できます。読書のときは別として、日常的には、運転をしているときも含めて不都合を感じてはいませんので、このまま推移してくれるといいなと思っています。９日に受けた健康診断の結果は、まだ郵送されてきていません。悪い数値がいくつかはあるだろうと予想していますが、心配はしていません。健康だ、毎日よく睡眠がとれているな、というような実感は確か　なものではないかと思いつつ、配達されるのを待っています。

　次男夫婦が時期をずらして今週末嫁の実家に行くといっています。根を詰めていろいろとしていましたから、すこし息抜きをしてもらえたらと思います。私自身、少し前に比べても頼る度合いが強くなってしまっています。

　Hootie & The Blowfishのアルバム「Scattered,Smothered and Covered」を聴きながら。ボーカルのDarius Ruckersも好きです。今日は、どこへもでかけなくてすみますので判例体系の新しい体系についての確認作業に専念しようと思います。昼頃から雨だということですが、楽しみです。菜園も水をほしがっています。遠雷なら歓迎です。

追記（同日夜）

　今日もかの刑事事件については、相手を替えて、いくつかのやりとりがありました。その結果、明日また追加の書面を地検に届けに行くことになりました。やりがいがあります。雨が少し残るようですが、昼までには上がってほしいと思います。言うまでもなくまだ記録など読める段階ではない（もちろん、そういう展開にはしたくない）ので、思わない事実の誤理解があったりして、慌てることも起こります。しかし、大局的な流れは変わっていないと思って執務しています。その際、なんといっても問題の社会性、こちらに向けられた信頼感が志気の基礎になります。

　Joe Satrianiのコンピレーション・アルバム「The Essential Joe Satriani」(10)を聴きながら。

★８月１５日

　終戦記念日に関わる番組がいくつも組まれています。不安をあおることになりかねない番組だけでなく、こうした真摯で地道な番組にもたくさんの人の目が向けられなければいけないと思います。

　１２日から、まず当番、これを受けて私選弁護人としての弁護活動をしています。予想したよりいい方向で事態が推移しており、被疑者の信頼を得て、やりがいのある活動ができていると申せます。こうした事案について、かなりの費用を要する弁護人による弁護がほんとうに必要な事案なのか、というとりまきの疑念があるようで、すこし嫌な思いもしていますが、取調べや勾留裁判についての適格なアドバイスに感謝している、いい弁護士に出会えて幸運であるなどという本人の言葉に支えられて、助けてあげたいという強いやる気をもって、執務しています。時間をかけずに時宜に適した対処を集中的にしていかなければなりませんが、かなりうまくいっていると思っています。やりがいのある事案につき、信頼を得て誠実に執務できるということはありがたいことです。いまがたまたま夏期休暇の時期であることは、ことの推移に少なからぬ影響がありますが、この５，６日の間のやりとりによっていい結果が得られたら最高です。がんばろうと思います。

　R.E.M.のアルバム「New Adventures in Hi-Fi」を聴きながら。

追記（８月１６日）

　検察庁に書面を持っていくなど、昨日も忙しく過ごしました。なすべきことは一段落したという気分です。感謝されながら仕事ができるのは幸せです。弁護士が付いていればこそ、ということを十分に思ってもらえています。弁護士によって不安をあおられたなどということでなく、初めて経験するいろんなことからほんとうに不安を感じているからこそ、捜査担当者に教えてもらった「当番弁護士の制度」を利用し、弁護士に頼っているのだと確信します。リーガル・サービスがもう少し低廉だといいのですが。会に契約内容を示さなくてはいけないというこの制度の制度的枠組みを考えたとき、自分だけはへんに低廉にというようにはなかなかいかないなと思っています。ちなみに、わたしは国選弁護人であっても手を抜くことはまったくありません。とりわけ、社会的な問題性を有する事案の場合はその意味で、更生の可能性が大きければ大きいほどその意味で、熱意を持って仕事にあたれるからです。

今日は眼科での視野検査です。今回は狭い範囲についての検査ですから少し気が楽です。日比谷の駐車場にバイクを置いて四谷にある院に行くといういつもの行き方です。

Diana Rossのアルバム「Diana」のDis 2を聴きながら。Supremesの頃からずっと聴いています。

★８月１１日

　昨日は、登記義務者として、司法書士とやりとりをしました。その名称にエスクローという言葉が入った司法書士法人に所属する司法書士でしたが、その名の由来から始まって、非対面型決済を司法書士はどう受け止めているか、そのシステムによる場合における、仲介業者からの情報提供による事件受任から登記申請、登記済証明書・登記識別情報通知書の登記権利者への引渡に至る一連の過程がどうなっているかなどをていねいに説明してもらって、勉強になりました。とくに、同時履行関係の確保にとって、アワーズというものの果たす役割、アワーズと司法書士との協働が大きいことが分かりました。残代金の買主への振り込み、所有権移転登記のオンライン申請の関係を確認できました。

　きょうは、当番弁護士としての待機日です。１０時から１７時半までの待機となります。ちょうど１年前にはたいへんに印象深い事案を私選弁護人として引き受け、起訴猶予という結果をえましたが、今日はどうでしょうか。

　ピンク・フロイドのベスト・アルバム「Echoes」を聴きながら。ピンク・フロイドも福島から青山に移ってきた頃によく聴いていました。

追記（８月１２日）

　台風が近づいてきています。土曜日は雨のようです。

　予想に反して連絡があって、ある事件を私選弁護人として引き受けることにしました。前々回同様、やや社会的問題の要素を帯びていることもあって受任した次第です。事案について検討し、必要なひととのやりとりを早くからはじめられるということはいいことだと思われます。短期決戦という心づもりで執務しようと思います。

　昨日も、待機しながら、かの確認作業をしつつ、ポップ・ロックを聴きました。「P」の半ばまできました。

　Daniel Powterのベスト・アルバム「The Essential Collection」(21)を聴きながら。dp、Under the Radar、Turn on the Lightはよく聴いていましたが、ローが忙しくなってからはほとんど聴くことなく過ごしてきてしまいました。

★８月７日

　昨日は、マンション売却に関わる締約日でした。あらためて購入の目的を聞いて、よいひとに譲渡できることになったと思いました。引渡は９月はじめということになりました。手付金額についての考え方、非対面型決済ということなど、いろいろと知ることができてよかったとも思っています。これまで以上に仲介業者の関わり方が全体的に分かったようにも思います。相続登記もすでに済んでいますから、実際に気に懸かるのは、引渡までの危険負担ということだけです。売買契約約款の読み合わせというところで、契約不適合責任などこのたびの民法債権法の改正についてリアルに感じました。ちなみに、契約不適合責任については、約款の規定にもかかわらず負わない旨の特約を設けてもらいました。

　福島大学経済学部創立百周年を祝う論文集の校正ゲラがようやく届きました。予定より一か月半ほど遅れたように思いますが、誰かの入稿を待っていたのでしょう。しかし、創立記念日までの刊行は間に合いそうなのでよかったなと思います。数日で校正を終え、送ってあげようと思います。

　Randy Meisnerのアルバム「Randy Meisner」(78)を聴きながら。Meisnerは、Eaglesのメンバーのひとりです。かの確認作業はMまできました。

追記（８月９日）

　府中市が市中の病院・医院に委託して行っている健康診断に行ってきました。血液検査、尿検査、心電図の測定、レントゲン撮影などを含むものです。ほんとうに久しぶりという感じです。結果は後ほど郵送されてくるという仕組みですが、今日分かったところではまずまずでした。受けるに当たって、質問票にある１０ほどの事項に答えるのですが、その回答結果は、おかげさまで素人目で観ても問題がないという評価がなされるものではありましたが、ひとつ、気にしたのは「いまの健康状態はどうか」という事項でした。これについて回答の選択肢は、よい、まあよい、ふつう、あまりよくない、よくないという５つでしたが、すぐに「よい」に丸を付したものの、ゆっくり考えると、緑内障のこと、本を読むときの目の不具合、年にほんの何回か起こる腰痛、左足親指の付け根近くのわずかなしびれ感などのことが想われ、「まあよい」に直しました。しかし、健康に生きるということからすると、健康状態は「よい」と思いつつ生きる方がいいかとも考えられます。

　Olivia Newton-Johnのアルバム「Olivia’s Live Hits」を聴きながら。少し前にテレビのニュースで訃報が流れました。享年７３歳だそうです。福島から青山に移る頃によく聴いていました。

★８月２日

　早くも８月です。猛暑日が続いています。クーラーを使うこと、スポーツドリンクを脇に置くことに留意しています。前者については、温度設定を２９あるいは３０度としています。後者については、粉末を使って毎日２００ｃｃ用意しています。ほんとうはもっと飲むべきなのでしょう。

　過日図書館から「オートバイ」という雑誌の２０２１年１０月号を借りてきて、ななめ読んでいます。とくに、最新国産車人気ランキング、ヤマハ・トリシティについての記事が目を引きました。国産車総図鑑２０２１−２０２２も付いていておもしろいです。「ヤマハ・トリシティ３００」には少し引かれます。どんな乗り味なのでしょうか。最後に楽しむバイクを何にするか、あれこれ考えています。

　Guillement(1705-1770)の「Symphonies/Violin Sonatas」を聴きながら。NAXOSによってですが、こうした配信サービスがなければ聴くこともなかっただろう曲集を楽しめるのはほんとうにありがたいことです。因みに、前回の利用は貸出日が７月６日でユーザーIDが1200032、今回の利用は同７月３０日で同1200039です。３週間経っているのに７しか数が増えていないのです。つまり、３日にひとりしか利用申込者がないように見えます。窓口で、一日ひとりという話を聞いた覚えがあるのですが、それより少ないように思われます。もったいないことだと思います。

追記（８月３日）

　今日も暑いです。明日午後の雨が待ち遠しいです。昨日連絡があって見通しが持てたのですが、法改正に伴う判例体系民法総則の体系替えが進んでいます。既収録要旨の振り分けなどの後、あらたな原稿の執筆は来春３月以降になりそうです。

　今朝も５時半頃起床して、庭の水遣りと朝食を済ませて６時頃には書斎に入りました。

  相続に関わり、マンションの売却、そのための数次相続についての中間省略登記手続などを進めています。「法定相続情報証明制度」の利用などあらたな経験もしています。経験してこそ知ることは限りなくあります。

　The Killersのアルバム「Wonderful, Wonderful」を聴きながら。The KillersやBrandon Flowersについてもしばらく聴いていないうちに何枚かアルバムが出ていることに気づきました。７月はじめから、ずいぶん前につくり数え切れないほどに更新してきた「Pop & Rock Collection」をアーティスト名でAから網羅的に確認しています。Imagine Dragons,Jack Johnson, The Killersのような場合については、かなりの数のアルバムについて増補が必要だと感じているところです。

★７月２９日

　昨日府中に戻ってきました。午後から雷との予報がありましたので、できるだけ早く出ようと思って、５時４５分に出発しました。掛川、静岡だと日の出時刻から１時間経っていませんので陽が低くて眩しかったですが、静岡・清水あたりでの渋滞もなく、これまでの最速である４時間４５分で２１５ｋｍほどを走り抜きました。平均時速は４５ｋｍほどです。燃費も２５ｋｍを超えました。大井川、子供の国道志みちあたりの気温は２４，５度。あとは３０度ほどだったと思います。須走で見上げた空には黒い雲もありましたが、まったく降られませんでした。ハーレーでしたから、熱だれもなく、快調に走りました。

　１０日留守をしましたから、菜園、前庭の雑草がすごいです。野菜で一番気にしていたのはカボチャですが、大きいのが５つ着いていました。大は直径２０ｃｍほど、小は７，８ｃｍほどです。追肥しましたから、もっと大きくなるでしょう。毎年３つほど成ればいいと考えて育てていますから、もう目標達成です。おくらも順調で、背丈が７０ｃｍほどになっており、実が穫れ始めました。花では、ひまわりの伸びがすごくて、もっとも背丈のあるものは２ｍほどになっています。もう１週間もすれば開花することでしょう。

　Fleetwood Macのコンピレーション・アルバム「The Very Best of」(02)を聴きながら。

追記（７月３１日）

　きょうも３５度まで上がるとのことです。庭に出るのは、朝と夕とにしています。この数日で、だいぶ片付きました。今朝は、金柑の摘果もしました。第２段の花が咲いています。一本の木ですが、開花につき時期を違えるということに初めて気づきました。摘果をすることによる発見です。新聞を取りに出たとき、郵便受けの近くのブロック塀にトンボがとまっていることに気づきました。あわててカメラを取りに書斎に戻ったのですが、ありがたいことに待ってくれていました。数回シャッターが切れました。

　BSで「三屋清左衛門残日禄」を流すということをひとから聞いたことを思い出し、ほとんどすることがないことですが、テレビの番組欄をみました。すると、本日夕方６時、そして８時から２回分を放送するということが分かりました。そしてもうひとつ思い出しました。３か月ほど前に停電したときに観ていたのは「残日禄」の何回目かの分だった、ということをです。丁寧に番組欄をみていれば、いい映画番組を観られるかも知れないな、とも思った次第です。

　Herman’s Hermitsのコンピレーション・アルバム「A Great Hits Collection」を聴きながら。

★７月２３日

　１８日月曜日に掛川に来たのですが、もう週末です。草丈がだいぶ伸びてしまっていましたので、ここ数日、涼しい時間に西郷というところにある百円ショップDAISOで買ってきた小鎌を使って草刈りをしました。すっかりきれいになりました。出かけたのは父の生家近くにある蓮畑だけで、ほぼじっとしていました。おかげで、トロロープの「愛という名の訣れ」４００頁ほどを読み終えました。とてもよくできた家族の物語でした。

　ここに来ると、すっかりマイペースです。食事の時間を基準にしながら、思い通りに過ごしています。いま読んでいるのは、渋谷陽一「ロック大教典」（９７）です。大げさな書名はともかく、１７章によって表されるロック史は、ひとつのとらえ方であろうと思われ、これをCDガイドとともに参考にして、自分は何が好きか、どこまで自分が聴けるか確かめてみようかと思います。ヒップホップはだめだとすでに思っていますが、ちょっと敬遠していたもののいくつかは聴く気が起こるかも知れません。すでに、Jeff BeckのWired,Blow and Blowなんかはもっと聴いてもよかったと思い始めましたし、前に後ろにと聴く範囲を広げてもいいかなと思っています。Retun to Foreverなど、Jazzとの近さも感じさせられました。

　Benjamin Orrの「ベスト・アルバム」を聴きながら。The Carsのメンバーのひとりです。同メンバーのRic Ocasek、そしてTimothy B Schmitにもいいアルバムが何枚かあります。

追記（7月２６日）

　朝5時頃からしばらくの間かなり強い雨が降りました。これからも時間あたり１，２ミリ雨が続くようで、「ムシッと暑い」日というのがウエザーニュースの予報表現です。今週は週末まで不安定な天気のようです。こちらにきて１週間を超えましたので、28日に帰ろうかと予定を立てています。早朝出発すれば、降られないで帰ることができそうに思います。

　昨日は、お気に入りの場所の一つである谷稲葉から奥に入った滝ノ谷峡谷に行ってきました。小一時間谷川のせせらぎの音と木の葉の緑を楽しんできました。もう５，６回は（あるいはもっと）行っています。家から、片道小一時間です。これもいつも通りのこととして、インター近くの「あきん亭」でかる麺（少し量を少なくしたしょう油ラーメン）を食べて帰ってきました。

　今回は、家事のほかは、ほぼ草刈りと読書・音楽鑑賞で過ごしました。３、４０坪ほどある前庭はすっかりきれいになりました。朝顔と夕顔の誘引もきちんとできました。空き家状態の家でもきれいにしておきたいものです。

  Pet Shop Boysのアルバム「Please」を聴きながら。先ほどまでは、「Very」でした。PreSonusはほんとうにいいです。

★７月１４日

　戻り梅雨状態です。予報には、週末まで雨マークが付いています。少しのんびりした気分です。　

 

一太郎ファイルで作っている、「Pops & Rock Collection 1956-2022」をABC順でみながら、ポップ・ロック音楽をどう聴いてきたかを確かめています。Spotifyで個々のアルバムを聴くと、人気のアルバムについては、Remasterされたものが少なくないことに気がつきます。世界中のいわゆる団塊の世代が、懐かしさを感じつつ、１９６０年代から１９８０年代のポップ・ロックをRemaster盤で楽しんでいるのでしょう。音楽マーケットは、団塊の世代のもつお財布に関心を向けないわけがありません。

Chicのアルバム、「Up All Night」を聴きながら。８０年前後に、よく聴きました。　

追記（７月１５日）

　朝からかなり強い雨が降っています。この２年ほど主としてクラシカルを聴いてきたのですが、この一か月ほどはポップ・ロックを聴き直しています。今日も、アーティスト名がCから始まるものを聴き出しましたが、Coldplayについて、聴いたことがなかった２枚があることに早速気づきました。「Everyday Life」と「Music of Spheres」です。

　書斎の音楽鑑賞環境は、PC、ONKYOのサウンドボードSE-90PCI、MARANTZのプリメインアンプPM7003、KENWOODのスピーカーLS11ESです。CDプレーヤーはDENONのDCD755REですが、使うことはとても少なくなりました。総じて、あまりいい環境とはいえません。このような機器ですんでしまう耳しか持っていないと思いつつも、すこしグレード・アップをはかってもいいかな、とも思います。地下に置いてあるセットは数段上の構成ですが、使用頻度は格段低いです。

　この雨の中、前の家の解体作業が行われるようです。埃のことを考えると、雨は作業にとって好都合ということなのでしょう。

　Spotifyで、Coldplayの「Music of Spheres」(2021)を聴きながら。Coldplayはとても好きで、ほとんどをCDで持っていますが、かの「死ぬまでに聴くべき１００１アルバム」には、「Parashutes」と「A Rush of Blood To The Head」の２枚が入っています。

★７月１２日

　本日午前中に予定されている「釈放」によってわたしの国選弁護人としての任務が、刑事訴訟法の定めによって終了します。今回も誠意をもって執務できたと思っています。よき達成感が持てましたのでうれしく思います。今回もいろんなことを学びました。次回は８月１１日の当番（多摩地区）です。

　一段落ついたので、息抜きに掛川に行きたいなと思っています。しかし、戻り梅雨というのでしょうか、今週は動けそうにありません。もっとも気温が高いから途中どこかで少しくらい降られてもいいとはいえます。

　David Bowieのアルバム「Heroes」のremaster盤をSpotifyで聴きながら。

追記（同日午後）

　時間に余裕ができると、その分余計に庭に時間をかけられます。今日も朝顔の定植ができました。掛川市役所で配っていた種二袋のうちひとつをこちらに持ってきて播いた種からの苗からですから、どんな色の花が咲くかとても楽しみです。

　ことしはジャガイモのできがとてもよかったです。２０株ほど育てたのですが、きちんと肥料をやり、土寄せをおこたらなかったためか、肌のきれいな丁度いいサイズのものがたくさん穫れています。スーパーで買ってきた新ジャガイモでは味わえない香りが楽しめます。

　The Brothers Fourのベストアルバム「Anthology」を聴きながら。

★７月６日

　また、国選の仕事が始まりました。いつも通り誠実にしっかりと執務しようと思っているところです。いまはとくに、そのためにはなんといってもよき信頼関係を作り上げることを頭に懸けています。

　一昨日、昨日と、久しぶりの雨の恵みでした。夏野菜はいずれもみるからにほっとした様子です。青々しています。しかし、警察署への往復は、運良く降られずに走ることができました。２４，５ｋｍある都心まで、東八道路、放射５号を使うと、片道４５分ほどで走れてしまいます。気分爽快です。

　Rod Stewartのコンピレーション・アルバム「Some Guys Have All the Luck」(08)（全部で、32曲、2時間34分）を聴きながら。

追記（同日夜）

　夕食後図書館に行き、帰ってきてから屋上で３０分余花火見物でした。東京競馬場で、ローリング・ストーンズの６０周年を祝う花火大会が行われたようです。ほどよく涼やかな風が吹いていましたから、図書館までの散歩も、花火見物も心地よかったです。

　The Rolling Stonesのアルバム「Aftermath」を聴きながら。かの500 Greatest Albumsで、The Rolling Stonesのアルバムは、Exile on Main Street(17位), Let It Bleed(32位), Sticky Fingers(63位), そして、このAftermath(109位)と続きます。このアルバムでわたしが好きなのは、Mother’s Little HelperとUnder My Thumです。

さらなる追記（７月９日）

　また早くも週末です。南さんの天気予報を見てそう感じます。この週も、接見に３回出向くなど忙しくしました。事件関係押収物の還付などについても関わりました。そういうなか、トロロープの「愛という名の訣れ」を読んでいます。初老の判事の恋愛をきっかけとする家族関係をめぐるクールな物語です。知的な書きぶりに共感しながら読み進めています。加えて、DVDで「深夜食堂」も観ました。

　Alabamaのアルバム「Ultimate Alabama 20 #1 Hits」を聴きながら。サザンロックというジャンルは好きです。The Band、CCR、Tom Petty、JJ Caleなど聴いてきました。

★６月３０日

　新井潤美「英語の階級」（講談社メチエ）を、ようやく読み終えました。２００頁ほどのものでしたが、ちょっと中断していました。言語にみる階級社会論といった作品だと思いますが、自身が学校で学び、曲がりなりにも用いてきた英語とは何であったかも教えられたように思います。自分がひとと話している日本語がどう受け止められているか、にも意識が向けられます。日常的にU表現とnon-U表現とを意識しなくてはならない、Uでいこうとしてかえって妙な上昇志向を見透かされるなどというのは、かなわないなと思いました。しかし、これをある程度分かっていないとイシグロ「日の名残り」は理解できないし、ダウントン・アビーは楽しめないのでしょう。数多の素材をふまえて書かれていますから、イギリス小説案内のようにも読めました。図書館が所蔵するモニカ・ディケンズ、ジョアンナ・トロロープの作品をさっそく予約しました。ジョン・ハニー「言葉にこだわるイギリス社会」(2003)なども読んでみようかなと思います。

　Pink Floydのアルバム「The Piper at the Gates of Dawn」を聴きながら。

追記（７月１日）

　もう７月です。

　朝夕水遣りをしていますが、野菜も草花もかわいそうです。ロウバイは弱く葉を枯らしてしまいますので、山桜の下に移してあげました。高齢者の熱中症のニュースがかまびすしいので、書斎では設定温度を２８度にしてエアコンを使っています。

　相模原の図書館に行く必要があるのですが、そんな次第ですので、少し早い夕食をとってから行こうかと思っているところです。相模原には理工学部があるので、９時から２１時まで開館ということのようです。ありがたいことです。

　相模原に返す本の一つに、五味文彦「日本の中世を歩く　遺跡を訪ね、資料を読む」（岩波新書）がありましたので、午後はこの時間までこれを読むのに充てました。大学入試には、世界史と日本史を選択したのですが（かつて、国立大学入試にあっては、大学によっては理科も２科目を選択させたものですから、生物と化学も学びました）、資料問題を考えさせられました。入試での学習は生きていくために役に立つか、という問がなされることがありますが、おおいに役に立つというのがわたしの答えです。

　めずらしく、The Vervet Under Groundのアルバム、「Loaded」を聴きながら。２０１５年のRemaster盤です。このバンドについては、とてもよく知られた「The Vervet Undergroud ＆ Nico」しか聴いたことがありませんでした。これも、Spotify効果です。

★６月２６日

　真夏日が続きます。天気予報では熱中症予防のことを話題にしていますし、児童・生徒や高齢者が熱中症で病院に搬送されたというようなニュースも少なくありません。クーラーの使用について気をつけるなど、注意が肝心だと思っています。菜園に出るのも、早朝と夕方ということにしています。

　そんなこともあって、図書館に行くのも夕方、あるいは夜にと考えています。昨日も２０時過ぎに行きました。DVD「ぶあいそうな手紙」に予約者があるようでしたから急いで返してあげた次第です。DVDの貸出期限ですが、取り置き期間を入れてもなんでこんなに「準備ができた」との知らせ（オンライン）が来るのが遅いのかと思わされることがあります。自分だけはこういう思いをひとがしないように振る舞いたいと思っています。

　うれしいことに一番大きく育っているカボチャに二つ目の雌花が咲きましたので、授粉作業をしました。蜂が飛んでいますが、確実にと思ってのことです。早朝、夕顔の行灯支柱もしつらえてあげました。野菜は、きゅうり、ピーマン、なすなどがとれ始めました。今夕は、わが庭で穫れたジャガイモと淡路島の農家から取り寄せたタマネギでチキンカレーを作ろうと思っています。カレー作りは、久しぶりになります。

　Blurのアルバム「Parklife」を聴きながら。Oasisと同様、一時期よく聴いていました。かつて、MTVをよく視聴していたことも連想します。

追記（６月２８日）

　今日こそと思ったのですが、目覚めていたのにうっかりして、「明け方の空に全ての惑星が勢ぞろい」するのを観ることができませんでした。

　今朝も、前庭のカボチャの授粉をしました。３つめです。

　The Whoのアルバム「My Generation」(1965)をstereo remaster盤で聴きながら。

さらなる追記（６月２９日）

　今朝４時頃、屋上から北東から南西の空を見上げました。やはり人工の明かりが明るすぎて、金星のほかはよく見えませんでした。久しぶりにらせん階段を使って屋上に上がりました。昨年外壁塗装をしてからは屋上には何も置いていないのできれいなものです。だいぶ前にはスイカなどを育てていたのでした。農工大の映画部の学生が、このらせん階段を撮影に使わせてもらえないかという話をしてきたことなどを思い出しました。

  今日は、多摩地区についての国選割当日となっています。これまでの経験では、選任はないものと思っていますが、電話機を傍に置いて１７時半まで待機です。

　Radioheadのアルバム「OK Computer」(97)を聴きながら「Rolling Stone The 500 Greatest Albums」を取り出してみています。変形の大判で取り扱いにくい本ですが、ジャケット写真を見ているだけでも楽しいです。Wikiで調べると2020年版が出ているようです。サイトにアクセスしてみるとたしかにそうでした。Wikiの説明のなかに、５００枚のアルバムのリリース年のDecadeごとの割合が示されていて、これも興味深いです。因みに、Radioheadのアルバムについて、手持ちの０３年版でみると、順位で、「The Bends」が１１１位、「OK Comuter」が１６１位、「Kid A」が４２０位です。２０年版だと、「Ok Computer」が４２位、「The Bends」が２７６位、「Kid A」は２０位でした。類似の本に、「1001 Albums You Must Hear Before You Die」というのもあります。この本には２００８年刊行の翻訳本がありますが、原書では２０１６年版があるようです。

★６月２３日

　昨日、府中郷土の森の紫陽花を観に行ってきました。苑内を歩いているうちに雨が落ちてきたのでゆっくりはできませんでしたが楽しめました。１００００株あるとのことです。この苑には、ロウバイの時期、梅の時期というように、年に何度か行っています。

　これも昨日のことですが、夜、ブラジル映画「ぶあいそうな手紙」（原題は、Aos Olhos de Ernesco、英語題は、Through Enesco’s Eyes）を観ました。いい映画だと思いました。南アメリカの歴史、社会、経済をもう少し知っているともっと深く理解できたことでしょう。吹き替えはなく字幕のみですから、ポルトガル語、スペイン語の調子が単語のつながりのレヴェルで心地よく聴こえてきます。日本市場のためにつけられた上記のタイトルはあまり感心しません。だからといって、代替案が簡単には頭に浮かんではきません。孤独に向き合いながら生きている老人の生き方、手紙の交換から始まる過去の想い人との関わりが扱われていて楽しめました。

　Joe Jacksonのアルバム「Night and Day」を聴きながら。この二日ほど、ポップ、ロックを聴き直しています。北中正和「ロック史」、渋谷陽一「ロック　ベスト・アルバム・セレクション」、佐藤＝柴田編「ロックピープル１０１」、「Rockin’on Best 500 Disc」を斜め読みしながら、聴いています。

追記（６月２４日）

　ポップ・ロックの楽曲ガイドとして、上記以外に役立つものを整理しておくと、「ロックCD名盤ガイド」（立風書房）、「Rolling Stone The 500 Greatest Albums of All Time」、別冊スイングジャーナル「ロック名曲名盤」、音友ムック「Rock名盤　コレクション・ガイド」、日経BPムック「大人のロック　名盤ガイド」、レコード・コレクターズ増刊「Rock Album Best 100」、CDジャーナルムック「ロック・クロニクル　vol.1 – 3」、シンコー・ミュージック・ムック「ロックの５０年　究極の５００枚」などがありますが、なんといっても手に取るべきは、最初から２番目のものです。

　Steely Danのアルバム「Aja」(1977)を聴きながら。

追記（同日夜）

　今日は、畳み一枚分をおこして肥料（牛糞堆肥）と苦土石灰をすき込んだ程度で、一日書斎で過ごしました。ほぼ６５年ほどの「ロック音楽史」をいろどる名盤をあらためて確認しました。とくに懐かしく思うのは、前にも書いたように、１９６０年代後半から１９７０年代半ばまです。

　The Rolling Stonesのアルバム「Let it Bleed」を聴きながら。50^th Anniversary Edition(2019)です。つまり、オリジナル・リリースは1969年です。息が長いアルバムだなとつくづく思います。　　

★６月１８日

　２１日が夏至ですが、昨日、一昨日あたりの府中での日の出時刻は４時２６分で一番早いです。今朝も早起きして菜園に出ました。サラダ用のサンチュや大葉をとるためです。虫の害の少ないサンチュですが、ナメクジにすこし食べられています。

　Pugnaniのトリオ・ソナタ集を聴きながら。NAXOSです。

追伸（同日夕刻）

　父の日だそうですが、わたしは月初めに気に入っていてよく使っているシャツを２枚もらっています。夕食はパンにしてくれるとのことで楽しみです。

　午前中に前庭のカボチャをみたら、ことし初めての雌花が咲いていました。ありがたいことに雄花も２つ咲いていたので急いで受粉させました。ことしは６，７本育てていますが、毎年、全部で３，４個なってくれるといいなと思っています。花がついたのは、なかでももっとも成長している一本です。葉も大きく勢いがいいので、大きい実になってくれるのではないかともう期待しています。

　Pepuschのアルバム「Orchestral Music」を聴きながら。

★６月１３日

　１０日間留守をして、今日戻ってきました。快晴というわけにはいきませんでしたが、昨日とは異なり、大気は安定していて雷鳴は聞かれませんでした。とてもいいツーリング日和だったと申せます。走っている時間はほぼ５時間半で最短です。途中、須走道の駅近くの滝口という店で、わさびを一本買いました。７，８年前に、静岡の有東木というところで食べた、「さび飯」というのを食べてみたかったからです。おかかご飯にすったわさびを乗せ醤油だれでいただくというだけの簡単なものですが、これがなんともおいしいのです。実はこの店の前はよく走っていたのですが、今回初めて意識できました。菜園で穫れたインゲンとジャガイモのてんぷらと一緒に食べたのですが、いずれも香ばしかったです。こういう夕食が一番だなと思います。数年前築地市場でみたわさびは立派なものでしたが一本２５００円ほどでしたのであきらめたのですが、きょうのは少し小ぶりですが７５０円と手頃でした。３人で食べるにはこれで十分です。

　The Milk Carton Kidsの「Michigan」を聴きながら。「Spotify」の或るプレイリストに入っています。ときには、つくられたプレイリストに入っている曲をぼんやり聴くのもいいです。音楽だけをながす民放ラジオを聴いている気分です。YouTubeと広告の入り方がどう違うか。これを考えるのも楽しいです（YouTubeの場合、曲の途中で広告が入ってくることがある）。わたしの学生時代には、LPは高額だし、そもそもステレオ装置をもつこともなかなかたいへんでした。ステレオ装置を初めて買ったのは、大学院で受けた奨学金の４、５月分がまとまって入ってきたときのことでした。生協の展示品を安く手に入れたのでした。学部学生時代には、音楽はソニー製のトランジスター・ラジオで聴いていたわけです。したがって、（NHKの音楽番組を別として）広告とつまらぬトークは、音楽を聴きたい以上我慢できるものだったのです。

追記（６月１７日）

　昨日の午後３時頃から雨が止み、今日はむしろ午後から晴れ間がみられそうです。梅雨冷えが続いていますから、気温も上がってほしいです。菜園の雑草が相当伸びてしまってきたので、この合間にすこし鎌を使ってきれいにしたいものと思っています。なんともひどいのは、笹、ドクダミ、ヤブカラシの３つです。

　雨が止んだことを幸いに図書館に行きました。期限が来た本があり、それには予約者があることも分かっていたからこれをすみやかに返却すること、予約していた本を借りること、NAXOSの利用手続をすることのためです。予約していた本は、新井潤美「英語の階級」（講談社メチエ）です。毎日新聞土曜版の書籍紹介欄でみて関心を持ちました。言語を介して階級社会を論ずる本とでもいえるものです。読み始めましたがとてもおもしろいです。

　音楽を聴く（ライブ版は別として、動画でなくていい）場合には、YouTubeよりもSpotifyのほうがはるかによいように思い始めました。無料版ですから広告は入りますが、いったいに静かなものですし（「楽天モバイル」という宣伝がないだけでもいい）、NAXOSでは聴けないものがありますから、Spotifyを大いに活用させてもらおうと思っています。昨日は、Brucknerの交響曲を１番、２番、４番、８番と聴きました。ブルックナーの交響曲は、版を無視すると、０番から９番まで１０曲ありますが、下記のヤルヴィは、フランクフルト放送交響楽団と全てを録音しています。２番については、ベルリン・フィルと録音したものもあります。人気は、ヴァントからヤルヴィに移っていく気配です。

　Brucknerの交響曲６番を、パーヴォ・ヤルヴィの指揮するフランクフルト放送交響楽団の演奏で聴きながら。

 

★６月５日

　２日に、掛川に来ました。そして、昨日、オランダ使節の一員であり掛川本宿で１８５０年頃に亡くなったヘンミィの眠る天然寺で法事でした。駅南にある霊園では、斎場と同様に、うぐいすの声を聴くことができました。グループ・ホームにもあらためてお礼に行きたいなと思っているところです。

　逆川の土手のユリが咲き始めたようです。もう少ししたら城まで歩いてみようと思います。ここ何年か観ていますが、４０品種、３３０００球のユリとのことです。

　詳しいことがかけないのは残念ですが、３０日に判決を言い渡されたひとから事務所宛に連絡があり、示された番号の電話をすると、そのひとの友人というひとでした。本人はその隣にいるようでして、わたしに対してお礼が言いたいとのことでした。実刑判決が言い渡された場合はもちろんですが、執行猶予が付いた場合でも判決後にお礼の気持ちを表してくれることはほとんどありません。判決当日感じたむなしさはこれですっかり晴れたような気がしました。かの頷きは、わたしの解釈したとおりであったというわけです。その友人を介して、あらためて元気でがんばってくださいと言ったら、彼も「山�ｱさんも元気で」と言ってくれたとのことでした。優しい年寄りに出会ったという感想を持って、国に帰ってもらえることでしょう。判決のあった日には拘束が解かれたようでした。ふつうがどうかは承知しませんが、よかったなと思いました。彼については、もともと悪いことができるようなひとではないということを確信しています。昨日あたりにも、少子化が進んでいるというニュースが流れています。危険で怪我の絶えない「研修先」から我慢の末逃亡したひとに対して、諭しながらもひとこと優しい声がけを含む「説諭」がほしかった、とつくづく思います。

　フォーレ四重奏団員ほかの演奏による、ブラームスのピアノ四重奏曲を聴きながら。

追記（６月７日）

　NHKのニュースで、ヴェトナムからの技能実習生のことを採りあげていました。来日するにあたって仲介業者に高額な仲介費用を徴収されていて、これが実習生にとって大きな負担になっているというものです。日本・ヴェトナム両国間で、仲介業者を通さなくても実習生が日本の求人情報などを入手できる仕組み作りを進めていくことになったとのことです。この制度がかかえている様々な問題がひとつずつ解決されていかないといけないと思います。

　きょうは逆川河岸のみちを城まで歩きました。４０種類、３３０００球というユリがほぼ満開を迎え、みごとでした。昨日の雨はとても強かったのですが、これがなかったらもっとみごとだったろうとほんの少し惜しまれます。

　長尺の枝切り鋏を使って、松の枝を切りました。素人技ですから見映えはあまりよくありませんが、少し整いました。この家には３本もあります。管理がたいへんだから、庭木に松はよした方がいいなとつくづく思います。

　Eric Churchのアルバム「Carolina」を聴きながら。カントリーを聴くのはほんとうに久しぶりです。SDカードに入れてあるものです。PreSonusのERIS E3.5には大満足です。

★５月３１日

　昨日は公判期日でした。今回の事案では、要通訳事件という初めてのいい経験ができました。事案自体についても、これまであまり考える

ことのなかった技能実習生制度に関しかなり勉強しましたから自分にとってとても有意義でした。判決自体は懲役１年、執行猶予３年という定型的な結論で、情状のところでも、わたしの弁論内容はこれといってとくに言及されませんでしたし、被告人を思い遣ることも含めた説諭がなされたわけでもないので、ちょっとむなしく感じています。けれど、こんなものなのでしょう。しかし、弁論要旨自体は、その場で法廷通訳によって訳されましたから､被告人にも理解ができたので、被告人もありがたいと感じてくれたものと思っています。また、逮捕から判決まで、ちょうど２か月が経ちましたが、すくなくともふつうより１０日くらいは早く結論が出たこともよかったと受け止めてもらえているはずです。別れ際に元気でがんばってください、と（もちろん日本語で）声をかけたら頷いてくれました。優しいよき法律家に出会ったという印象を残してもらえたなら、それでよしとしたく思います。これで実務から、一か月ほどの間、離れらます。次回国選の割当日は７月はじめです。

　夜、図書館から借りたDVDで、周防監督作品「終の信託」を観ました。終末期医療にかかわる医、医師と患者・患者家族との関係、業務に関わる殺人罪の成否などをテーマとしています。（法廷場面はなく、）検察官による取調室での任意の取調べのシーンが大事な位置づけになっていますが、対話・対論として興味深く聴くことができます。その前の部分とこの部分とを対比的に聴くことがとても重要です。刑事手続的にもおもしろく観ることができます。取調室の可視化ということも頭に浮かびます。アドグル活動で、法学部の学生と裁判に関わる映画を観たことを思い出しました。鑑賞した周防作品はこれで３本目ですが、いずれもとてもいい作品だと思います。

　今日は雨模様です。正午までは続きそうです。本を読むことにしようと思います。雨読です。「ブックショップ」の続きで、フィッツジェラルドのブッカー賞受賞作「テムズ河の人々」を読み始めています。ヨーロッパの中でもイギリス、それもとくにロンドンについては、空気感が分かるような気がしますので、読んでいておもしろいです。

　アルビノーニ、タルティーニ、ナルディーニの作品を集めたアンソロジー「フルート協奏曲・シンフォニア集」を聴きながら。たとえばCD２、３枚、さらには４、５枚から成り立つある作曲家の室内楽全曲集を気を入れて聴くのもいいですが、たまにはアンソロジーをくつろいで聴くのもいいです。いまは、アルビノーニのシンフォニアが鳴っています。フルートはConti、オーケストラはI Solisti Aquilaniです。

追記（６月１日）

　早くも６月です。１０日もしないうちに梅雨入りでしょうか。あす掛川に向かおうと思っていますので、菜園、前庭のことをしています。支柱たて、誘引、間引き、定植、雑草取りなどです。

　判例体系の仕事は、いま債権法改正に関わる体系立ての手直しですので、半年ほど遅れているという状況にあります。しばらくは、のんびりとやろうと思っています。そんな次第で、昨日も「秋津温泉」という映画（吉田喜重監督、1962年作品）を観ました。

　Paul Hardcastleのアルバムを聴きながら。冒頭の曲「名前のない馬」はいいです。オリジナルは、Americaというバンドによるもの（1971）です。

★５月２７日

　未明から降ったり止んだりです。明け方は時間あたり雨量が５ｍｍほどとのことですが、かなりの雨音でした。こんな調子が１０時頃までは続くようです。梅雨入りしたような感じです。入りは間もなくのことでしょう。

　早いもので来月４日に法事が予定されているので、週間天気予報、二週間天気予報を気にしていますが、どうもよくありません。屋根がついていませんので、雨マークのついた日を外したいのですが、２日くらいしかないように見えます。

　公判期日が迫ってきていますが、追加とのことで書証二件が示されました。いずれも同意できるものでして、結論に大きな影響をもたらすものではありませんので、気になりません。被告人質問の内容の最終的整序をすることだけが残っているだけで、準備は整いました。

　昨日は眼科の診察でした。日比谷公園駐車場に駐めて四ッ谷にある眼科に行ったのですが、ありがたいことに待ち時間はほとんどなく、電車も丁度よく来てくれたので、１時間の駐輪で帰ってこられました。円生さんの「お神酒徳利」の枕にある「間がよい」とはこのことだなと思いました。小さなことですが、駐車料金が１００円ですむと、なんだか得をした気分になります。

　クラス会をやったりすると、断捨離だの終活だのという言葉を耳にします。そこで、わたしはあえて「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」という言葉を強調しようという気になります。そんな気分が残っているところで、「残日録」の解説をあらためて読んでいたら、おもしろい文章に目がとまりました。「白い顔」という話の中で清左衛門から発された「だまらっしゃい」という憤怒の声について、解説者（丸元淑生）は、この一喝について、これがはき出されるのは怒りによって清左衛門に血気が戻ったからでも、若さがよみがえったからでもなく、彼自身が変わった結果であるといいます。「老年そのもののなかから生まれ出た、新たな精気」といってもよいだろう、というのです。あるがままとして老いたるを認めながらも、「昏るる」までなお新鮮な気分で生きることに関わりそうだと思えたのでした。ただ老いを感じているだけでは始まりません。

　BiondiとEuropa Galanteの演奏によるアルバム「Il Diario di Chiara」（キアーラの日記）を聴きながら。「１８世紀ヴェツィアのピエタ音楽院の音楽」という副題がついています。ポルタ、ポルポラ、マルティネッリ、ラッティラ、ペロッティ、ベルナスコーニ、そしてヴィヴァルディによるシンフォニアや協奏曲を集めた作品集です。１７，８世紀のイタリア音楽は、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマ、ボローニャというように地域別に聴き分けると楽しめます。

追記（５月２８日）

　今日は朝から快晴です。気温も２５度を超えているものと思います。しばしば庭に出ています。育苗ポットに播いたひまわりの種が発芽してきました。水に浸してあったものを、さらに播きました。１０本くらいは大きく育ってくれるでしょう。ピンクのコスモスが開花し始めました。早いなという気がします。

　Gernheimの交響曲第３番を聴きながら。YouTubeでバロック期の室内楽曲を聴いていたら、たまたまこのひとのピアノ四重奏曲に出くわしました。忘れられた作曲家ということですが、最近だいぶ注目されているようです。録音も行われ始めているようです。ひとつ前に聴いたDiogenes Quartetによるピアノ四重奏曲のジャケットには「初録音」という文字が躍っていました。ブラームスやブルッフを感じさせる作風です。

★５月２３日

　今朝までで、弁論要旨の最終版を完成させました。準備のために、研究書も含めて何冊か読みましたので、問題の理解は十分に深まりました。信頼できるよい本に出会うまでけっこう時間がかかるものです。ほとんどが民事の裁判例ですが、問題を巡っていくつかの裁判例を紹介する本もあります。費用や時間などの制約で事案につき深いところまではなかなか調べられませんが、それでも問題の本質が見えてきます。研究の成果のもつ社会的意義というものを実感します。わたしの司法書士研究などもどこかで役に立っていれば幸いです。

　菜園、前庭が賑やかになってきました。そういう季節です。先日播いたオクラは発芽を始めてくれました。サンチュや水菜は食べられるほどに大きくなりました。ひとつ前に播いたものが終わりそうですから、ありがたいです。ジャガイモの土寄せもしてやりました。これは必須の作業なのですが、これまでは手を抜いていました。施肥と土寄せをきちんとしてより多くの収穫を見込みたいと思います。朝顔、夕顔のためにネットを張ってあげました。今年は、例年以上にきれいに張ってあげることができました。次男夫婦がゴーヤのために張ったネットを見て、わたしもそれに習ったという次第です。カボチャの発芽も昨年以上にうまくいっています。ウリハムシが着き始めましたから用心しないといけません。もっとも、ひまわりがまったく出てきません。散歩がてら、種を買いに行ってこようと思います。

　NAXOSで、「Scordat – Habsburg Violin Music」というアルバムを聴きながら。

追記（同日夕方）

　予定通り、ホームセンターまで出かけ、ひまわり、百日草、コスモス、マーガレットの種を買ってきました。苗コーナーをみていたら、キュウリの苗が並んでいました。２本買ったうちの１本の成長がやや遅いので、１本買いました。こういうのは初めてのことです。とてもいい石川小いもの苗がたくさんありましたが、植える場所がないのであきらめました。

　Letzborの演奏による、Schmelzerの「Violin Sonatas」を聴きながら。ここ数日、Violin Sonataをたくさん聴いています。コレルリ、バッハ、ヘンデル、ビーバーだけではないな、とあらためて思います。

★５月１９日

　今日は、小田原市立城山中学校の３年生のときの同級会が２年ぶりに開かれたので、小田原までバイクで往復しました。府中からの距離は、７８ｋｍほどです。Navitimeだと下道で２時間４０分ですが、厚木と大磯・小田原間の国道１号線が渋滞していたので、行きは３時間かかってしまいました。２時間ほど食事とおしゃべりを楽しみました。マスク会食を経験しました。この歳になると、どういう体つきか、何をしているか、何を考えているかは、人それぞれだなとあらためて思いました。健康だからこそ集まりに参加できるわけで、健やかに過ごせていてありがたいとも思いました。

　先立つ、１７日に接見に行きました。通訳の方と共に行きましたので、手続の説明ができたほか、弁論において述べる意見をどういう内容にするかにとってたいへん有意義なやりとりができました。

　この数日、庭仕事をかなりしました。さやエンドウを片付けました。もう少し後にするということも考えられなくはなかったのですが、オクラの種を播くために、思い切って片付けたという次第です。日を置かず、オクラの種まきをしました。トマトとキュウリにネットを張ってあげました。連休中に買ってきた苗は、なす、ピーマンも含めてうまく伸びています。例年よりきちんと丁寧に張りました。すこし伸びてきたカボチャに施肥しました。３月末に播いたサンチュ、水菜も大きくなってきました。鉢に播いた朝顔の間引きもしました。大輪朝顔の種は、１１粒播いたのでしたが、６，７つしか発芽しませんでした。種に発芽保証というものがないのは少し不思議な気がします。種が悪いのか、播き方が悪いのか、考えさせられます。

　Ariostiの「The Stockholm Sonatas」を聴きながら。１集から３集まで出ています。このところ、Ariostiのほか、Platti, Correteなど、これまであまり聴かなかった作曲家のソナタや協奏曲を意識的に聴いています。そろそろナクソスの利用手続をしに行こうかと思っているところです。

５月１３日

　刑事記録は分量がとても少ないので読み終えました。いま扱っている事件は典型的な事例だと改めて実感しています。弁護についての考え方はまとまりました。ほぼ当初想定したとおりです。要通訳事件なので、弁論要旨を期日の一週間前に書き上げなければなりません。

　帰宅日をいつにするかにかかわり、予報をみていますが、梅雨の走りのような感じで、天気はしばらくよくありません。明日か明後日か、というところです。明日になるかも知れないということで帰り支度をしています。掃除、洗濯、土産の用意はほぼすませました。あとは、台所の片付けと荷造りです。

　この家の庭でも花を咲かせようと、百日草の種を播いておきましたら、かなりの数が発芽し、もう４，５ｃｍに育っています。今回は、朝顔と夕顔の種を鉢に播きました。

　今回、はじめて、エンドウ豆の炊き込みごはんと、エンドウ豆を入れたコロッケを試みました。ともにうまくいきました。掛川みちの駅に寄ってエンドウ豆を買って帰ろうと思います。

　ルネ・ヤーコブスの歌う「１７世紀フランスのエール・ドゥ・クール」というアルバムを聴きながら。

追記（５月１５日）

　昨日府中に戻ってきました。途中、県道２４号線、国道４６９号線、国道１３８号線須走までは霧が濃くて走るのに緊張しました。視界が５０ｍから１００ｍほどでした。今日走ったらどうだったでしょう。途中寄ったのは、掛川みちの駅でちょっとした買い物をしたのと須走道の駅でトイレ休憩をしただけです。

　いつものように、帰宅するとすぐに庭をみました。留守をしたのはたった５日間ほどでしたが、野菜も花も予想した以上に伸びていました。白と濃い紫のスイートピーが開花していました。

　YouTubeで、メンデルスゾーンのピアノ作品集を聴きながら。

★５月８日

　ＮＨＫが財津和夫のラストコンサートのことを報じています。大腸癌に罹患しているとのことです。「Take Off」という曲のことに触れています。これを機会にまたJ-Popを聴いてもいいかなと思います。このあと日美までＮＨＫを観ます。

　昨日は国選多摩地区の割当日でしたが、選任はありませんでした。ほっとしています。次回は７月で本庁事件です。これで、予定通り掛川にちょっと行くことができます。母に実によくしてくれた施設の方々にお礼をしたいと思っています。掛川に行くのに２週間の待機期間といったことを気にすることはなくなりました。ちょっと長いツーリングくらいの気分でも行けます。２００ｋｍというのは一日のツーリングの距離としては丁度いいです。

　一昨日、久しぶりにＤＶＤを観ました。イザベル・コイシュ監督作品「My Bookshop」(2017)です。イギリス東部の海辺の小さな書店が一軒もなかった町に、周囲の反対にあいながらも、読書の楽しみを広めたいという願いを胸に、今は亡き夫との夢だった書店を開店したひとりの女性の物語です。深い心のつながりと美しい風景が描かれています。原作の書き手は、ブッカー賞受賞作家だそうです。あらためて、ブッカー賞受賞作に関心が持てます。マイブックショップは、翻訳もあるとのことです。市立図書館に所蔵とのことですので、借りようと思います。ひとにも薦めたくなるいい映画を観たなと思いました。

　リゲティのフルートとオーボエのための二重協奏曲を聴きながら。今日が、今回のNAXOSの利用期限です。

追記（５月１１日）

　掛川に来ています。昨日は、久しぶりに清水港入口でバイパスを下りて久能道を走りました。用宗港にも寄りました。海岸沿いを走るのは本当に気持ちがいいです。気温は、１２，３度から１６，７度だったと思いますが、快晴のとても好ましいツーリング日和でした。ゴールデン・ウイーク明けとあって渋滞はほとんどなく快走できました。

　ここでは、９日に謄写してきた事件記録を精読して、もう枠組みのできている弁論要旨の内容に盛り込もうと思っています。最後の接見の準備ということでもあります。

　　ゼフィロによるモーツァルト「ディヴェルティメント集」を聴きながら。

★５月４日

　快晴です。早朝はひんやりしていましたが、２５度くらいまで上がりそうです。あらたに買った大輪朝顔の種を播いた鉢を寒冷紗で覆ってあげました。昨年採りおいた赤紫の花色のものは、こぼれた種も発芽してくるほどに強いですから、覆いをする必要はないですが、たった１１粒しかない大輪には少しだけ気を遣います。

　昨日は久しぶりの接見でしたが、期日が予想より二週間ほど早まったことについては喜んでもらえました。選任手続との関係で裁判所に出向いた際書記官と期日決定にまで至ることになるやりとりをしてよかったとあらためて思っています。本の差入れもしてあげられました。連休明けすぐに記録が開示されるといいなと思っているところです。都内の道路は空いているかと予想したのですが、環状８号の北向きは関越道路に入る車でかなり混んでいました。

　かなり前からポータブル・パソコンのイヤホンジャックが故障して片チャンネルしか音が出なくていたのですが、ようやくCreative社製のUSB DAC AMP（ＵＳＢサウンドカード）「Sound Blaster PLAY!3」を買って使い始めました。いくらもしないカードですのに、これで両チャンネルから音が出るだけではなく、まずまずの音質で音楽が聴けますからよかったです。

　YouTubeで、「Greatest Hits 1960s Oldies but Goodies」を聴きながら。６０ｓは、わたしにとってなんといっても格別です。

追記（５月７日）

　昨夜は思わぬことが起こりました。１０時頃本を読んでいたら急に停電しました。とくに何か大きな電流が流れるようなことをしたのではありませんが、ポンと消えました。室内のブレーカーを２カ所観たのですが、下りていません。何ともしようがなく、業者を呼ぶことにしました。１時間ほど待ったら来てくれ、検査してくれまして、下りたブレーカーは玄関脇の電気メーターの近くの鉄製ボックスの中にあるブレーカーであることが分かりました。わずかな漏電が生じているとのことで、その部分を遮断することによってブレーカーは下りなくなりました。ひとまずの復旧です。ところが、その２時間ほど後に就寝しようと地下におり、明かりを付けようとしたのですが、これをきっかけにまたさきの室外ブレーカーが下りました。ところが、そのボックスの鍵がないので自分で復旧できず、同じ業者に来てもらうことになりました。料金が再び発生するかと少し心配したのですが、これはなくて、ひとまずの復旧状態に戻りました。結局就寝は３時ということになりました。ほんとうにひさしぶりにろうそくを、そしてはじめて災害用に準備した大型充電バッテリーをつかいましたから、災害訓練をしたような面もあります。一人で生活しているときに限って、このようなことが起こるのだなと実感しました。「生活力」に関わるようなことは全てをひと任せにしていてはいけないなとこれまた実感しました。このせいで、今朝は２時間遅れのペースで始まりました。

　トリフォノフとセガン指揮フィラデルフィア交響楽団の演奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第１番を聴きながら。

 

★５月１日

　早くも５月です。久しぶりに確認したのですが、府中の日の出時刻は４時５１分ということでした。５時半頃には起床しましたから、午前が長いです。朝一番の仕事として、施した寒冷紗を片付けました。庭も緑がうんと増してきました。ジャガイモ、インゲン、紫タマネギ、サンチュなど勢いがとてもいいです。掛川に出かける前にと、朝顔の種を順次播いています。

　いつものように自然百景と小さな旅、そして今日は日曜美術館まで観ました。日美は、鏑木清方を特集していました。とくに、「築地明石町」に光が当てられていました。この絵には朝顔が描かれています。解説には、明治期には「生活が季節から出ていた」、「なんでもない一瞬が美しい」といった言葉が出てきて、そうある、そうあれかしと共感しました。清方没後５０年の展覧会が国立近代美術館で開催中とのことでした。

　あるひとが、メールに映画「ふたつの部屋　ふたりの暮らし」を観たと書いていました。そういえば、ひさしく映画を観に行っていません。ＤＶＤすら観ていません。「ドライブ・マイカー」のことが気になったくらいです。コロナ禍、母のこと、刑事事件（昨年４月から、裁判になったものは２件だけれど、５件も関わっている）、論文のことなどのゆえなのでしょう。「ふたりの・・・」をどこで上映しているかと調べてみたら銀座の映画館でした。ちょっと出かける気がしません。しかし、そこの上映予定をみると、観てもいいかなというものがいくつかありました。裁判と４９日が終わりすこし落ち着いたら、下高井戸シネマあたりで何か観てもいいなと思い始めました。

　ウエルガス・アンサンブルのアルバム「La Quinta essentia」を聴きながら。歌われているのは、パレストリーナ、アシュウエル、ラッススのミサ曲です。美しいです。　

★４月２８日

　昨日、例年この時期にすることとして、トマト、キュウリ、なす、ピーマンの苗を買ってきました。菜園はそう広くはないですから、２本ずつ買いました。そして、雨の予報もあるので、さっそく今朝植えてしまいました。連作障害を避けることも考えないといけませんが、これも一苦労です。

　一昨日、選任の手続をするために裁判所の担当部に出向いたのですが、ありがたいことに期日について候補日を訊いてくれました。そして、昨日期日の請書を出すというように速やかにことが運びました。予想していたより２週間も期日が早まりました。これは、本件の場合、被告人にとってとても幸いなことです。接見に行ってこれを伝えてあげればさぞ喜ぶことでしょう。知りたがる、こちらからいろいろと尋ねることは、存外の好結果をもたらすことがあります。

　ハイドンのチェロ協奏曲をモロー、ミナージ指揮イル・ポモ・ドローナの演奏で聴きながら。颯爽とした演奏で、好ましいです。

追記（４月３０日）

　かなり強い風が吹くという予報だったので、植えたばかりのトマト、きゅうり、なすに寒冷紗を施しましたが、うれしいことに空振りに終わりました。片付けて、添え木をしてあげようと思います。種を入れている箱をみたら、昨年とっておいた大輪のひまわりの種がありました。水に一日浸してから播こうと思います。少し小ぶりで花色がすこしみどりがかっているのはすでに播いてあります。こちらは昨年買ったものですがいくつかは発芽するものと思います。朝顔の播き時機も近づいてきました。プランターと鉢をかなりの数用意しました。花色が多様な方がいいと思って、ことしも一袋買ってあります。数えたら１１粒しか入っていませんでした。

　デュメイとピリシュの演奏によるブラームスのヴァイオリン・ソナタ第３番を聴きながら。

追記（同日夕刻）

　昨年穫っておいた朝顔の種をプランターに播きました。浸しておいたひまわりの種は何カ所か地に播きました。

　弱いですが北の風があり、すこしひんやりしています。

　YouTubeで、Attilio Ariostiの「Stockholm Sonatas」を聴きながら。ビオラダモーレのためのソナタ集です。読書しながら、Ariostiをもう３時間以上鳴らしています。このイタリア生まれの作曲家については、これまでまったく知りませんでした。 午前中はロマン派のヴァイオリン・ソナタでしたから、きょうは一日中弦を聴いているということになります。

★４月２４日

　連休も間近となりました。この時期に毎年思うことは、夏野菜の苗を買うこと、朝顔やひまわり、そしてカボチャの種を播くことです。そのために、土を耕し、施肥をし始めました。菜の花と夏野菜の苗が交代です。

　庭でいま穫れているのは、さやエンドウとサンチュくらいです。ほんの何本かですが、アスパラも立派なものが穫れています。育っているのは、つるなしインゲン、ジャガイモ、タマネギといったところです。

　求令状起訴の場合の被告国選弁護人の選任の仕方が分かってきました。この場合、被疑者国選弁護人としての任務は起訴によって終了し、あらためて被告国選弁護人として選任されるまで、被告人となった者との関係は切れてしまいます。土日が入ったりすると、３，４日何もしてあげようがない状態となります。知りたがりのわたしは、地裁刑事１４部、刑事受付、国選担当、担当部のひとに電話でいろいろと尋ねましたから、ほぼ事態がつかめました。起訴・勾留決定の後、「裁判所（審理を担当する部）から法テラスに選任依頼があれば、法テラスは被疑者国選弁護人から要望書が出されている場合には要望にそって被疑者国選弁護人を推薦し、裁判所はそれに基づいて選任決定をし、その後当該弁護士に選任通知をする」ということなのでしょう。通常の起訴の場合だと、被告国選弁護人選任の手続過程はまったく意識されません。弁護人も継続して当該の者の弁護に当たることを当たり前と考え、起訴されたということはどういうことかをただちに説明しに行ったりするわけですが、手続上、だれも弁護人がつかないブランクが生じてしまうのです。このことを考える出発点は、検察庁に荷電したとき、担当官が「求令状起訴によって被疑者国選弁護人の解任となる（任務が終了する）」と言ってくれたことでした。まだ正解していない可能性がありますが、概略このようなことなのでしょう。尋ねることの重要性をまた知りました。

　リュビモフの演奏で、シューベルトの「４つの即興曲」を聴きながら。この曲は、これまで、ブレンデル、ピリシュで愛聴してきましたが、レコード芸術２０２１年１１月号の特集「新時代の名曲名盤５００」によると、おすすめ第１位はリュビモフとのこと。評者の多くの人が推薦するのは分かるような気がします。

追記（夕刻）

　昼頃から雨が降り始めました。大葉、ひまわり、朝顔の種を買いに行こうと思っていたのですがやめて、図書館にだけ行ってきました。午後は、レコード芸術（５月号、９月号、１１月号）の上記特集を斜め読みながら、シューベルト、シューマン、そしてモーツァルトを聴いてすごしました。

　この特集（「名曲名盤５００選」の改訂作業）は「新時代の・・・」と銘打っています。手元にある、「名曲名盤３００」（2011）、さらには「２１世紀の名曲名盤」（2003）と比べると、選出されている盤がかなり大きく異なります。ピリオド楽器による演奏、HIP系による演奏、伝統的な演奏によるものが競い合っていることによります。このことが、ロマン派の音楽にまで及んできています。たとえば、モーツァルトの弦楽四重奏曲ハイドン・セットでいえば、２００３年のでは、アルバンベルクＳＱ、クイケンＳＱ、ハーゲンＳＱ、イタリアＳＱというような順位でしたが、この特集記事によれば、３位だったハーゲンＳＱが１位となり、クイケンＳＱ、キアロスクーロＳＱ、モザイクＳＱ（以上は１９９０−２０００）ときて、つぎがアルバンベルクＳＱ。イタリアＳＱ、ジュリアードＳＱ（いずれも１９６２年録音）はともに１０位です。昔からの愛好家はこうした順位付けの結果に対して、嫌な顔をするかも知れませんが、わたしはあまり違和感を持ちません。もちろん、こうした順位付けは、鑑賞に、聴くに値するよい演奏をうっかり見落とさないようにすることを超えて大きな意味を持つものではありません。たとえば、キアスクーロＳＱは不勉強で今日まで知りませんでした。ピリオドしか聴かないというのもおかしいが、伝統的な演奏しか受け入れないということはつまらないことだと思われます。ちなみに、上記のハイドン・セットについて、吉田秀和氏によるＫ３８７の推薦盤はバリリＳＱ（ハイドン・セットとしては、ウイーン・コンツェルトハウスＳＱ、アマデウスＳＱ）でした。

　モーツァルトのホルン協奏曲全４曲を、モンゴメリーのナチュラル・ホルンによる演奏で聴きながら。これについてもみておくと、０３年における１，２，３位は、ブレイン、タックウエル、バウマン、２１年のそれは、モンゴメリー、ホルステッド、バウマンです。これらはいずれもナチュラル・ホルンの演奏者で、現代ホルンを吹く最上位者は、４位のアッレグリーニです。わたしも、かつては、ブレインやダムを聴いていました。

★４月１９日

　ほんのすこし間があいてしまいました。接見のために１６日に府中に戻っておりました。

帰る前の、１３、１４，１５日には施設に面会にいったのですが、ふたたび食事が摂れなくなりはじめ、ステージが悪い方にまた向かってしまいました。そして、１７日１００歳半ほどの命を静かに閉じました。最後の看取りはできませんでしたが、最後の数日において、数時間ともにできましたからよかったです。枯れるように召されていったということで、もっとも望まれる手本を示してもらいました。両親の教育についての子供全員に対する公平な配慮、気遣いにつき、あらためてほんとうにありがたいという思いをしています。

刑事事件については勾留期限が迫っています。２１日までに処分決定がなされます。不起訴に終わることを追求したいと思っています。２時間を超える通訳を伴った接見により、事案はきわめて典型的な構造的な事情に因るものと確信するに至りました。起訴されたら、これまで同様に弁護をがんばってしてあげたいと思いました。被疑者に信頼されていることは、言葉や仕草でよく分かります。誠意をもって信頼に応えたいと思います。

掛川の家のまわりの動き始めた朝の音を聞きながら。自動車できたのですが、１７日、１８日は、涙雨でした。

追記（４月２１日）

　寺の事情などもあるにせよ、１９日にあわただしい野辺送りとなりました。うぐいすの鳴く菊川（掛川の隣市で母の生まれたところ）の聖苑（斎場）で、わたし、弟たち夫婦、わたしの次男夫婦、母のことをいろいろとよくしてくれたわたしたちのいとこひとりの８人で送りました。わたし自身もこうした形で送られたいと思いました。天然寺（浄土宗の古刹）の若い住職がずっといてくれましたが、いろいろなおしゃべりができました。最近の葬儀事情のこと、家族葬というもの、樹木葬ということなど、訊くことができました。

　告別式に行く前に検察庁に荷電しました。あれこれと考えを述べたのですが、犯情からして起訴せざるを得ない、勾留期限の日（２１日）に「求令状起訴」をするとのことでした。この場合には被告人国選について特別な手続が要るのですが、起訴されたらこのまま弁護活動をしてあげるからと被疑者に約束をしていたものですから、その対応をしました。池田＝前田「刑事訴訟法」にも載っていない「求令状起訴」という言葉についてはちょっととまどいました。「条解刑事訴訟法」には載っていますが、実務上このことばが用いられるわけを考えなければなりませんでした。いつまでも勉強をしなければなりません。しかし、こうした知的興奮を繰り返すことはよいことだとつくづく思います。昨日は、このことを伝えるために接見に行きました。

　自主ゼミの参加者であったある司法修習生から、２回試験に合格できた、明日（つまり２１日）から就職先での仕事が始まるとのメールがありました。こうしたお知らせはうれしいものです。がんばってほしいです。　

　ニコレとリヒターの演奏による、バッハのフルート・ソナタを聴きながら。

★４月９日

　二回の接見を済ませ、７日に掛川に帰ってきました。気温は低いところで１０度でしたが、バイオス大井川橋詰の掲示でも１９どあるというなかを走りましたので、快適でした。ずいぶん久しぶりとなりますがハーレーで来ています。ハーレーで山道を走るとき気になることは、ウエアペグ（バンクセンサー）のためとくに左にふかく傾けることができないのでスピードを他のバイクより落とさざるを得ないということです。久しぶりに燃費を計算しましたら、リッターあたり２５ｋｍほどでした。街中だと１７ｋｍですから、よく走るなと思います。途中、花木を楽しめました。

　待機している間どこかに出かけようと思っていますが、昨日は牧ノ原の勝間田公園にミヤマツツジを見に行ってきました。ここから２０ｋｍ所要時間４５分のところにあります。何度も行っていますが、今年は丁度見頃でした。Photo-Albumをご笑覧下さい。

　１２日が勾留延長の予定される日ですから、月曜日に検察庁に電話をかけてみようと思っています。被疑者から聞いているところでは調べに多くの時間を要するとは思えないのですが、種々の嫌疑、執務量との関係で、延長は仕方がないのでしょう。延長が常態化しているように見えます。

　エレーヌ・シュミットの演奏による、カルボネッリの「ヴァイリン・ソナタ集」を聴きながら。

追記（４月１０日）

　日曜日です。いつも通り、自然百景と小さな旅を観ました。北海道の千歳川あたりに住む生き物たち、和歌山の梅（南高梅）の里みのべをとりあげていました。

　「ドライブ・マイカー」が国際長編映画賞を受賞したということで、原作を読んでいます。ドライブ・マイカーのほか、シェラザード、木野のエピソードも反映されているとのことです。昨夜から、これらを「女のいない男たち」という短編小説集の文庫本で読んでいます。前二者を読み終えました。このところ映画を観ていませんが、「スパイの妻」など、ほかの濱口監督作品にも関心が持てます。

　小さな贅沢をしました。ここでこれまで使っていたＰＣ用スピーカーはMAXELLのTIMEDOMAINですが、これを、PreSonusのErisE3.5に替えたのです。格段とよくなりました。縁側においてある小さな机で仕事をしているので、このサイズがぴったりです。小さなアンプと小さなパッシブスピーカーとの組み合わせも考えたのですが、スペース的にみてやはりこれが正解でした。

　The Beatlesのアルバム「Abbey Road」を聴きながら。

さらなる追記（４月１１日）

　おだやかな日でした。散歩するだけで汗ばむ陽気でした。明後日まではこんな調子のようですが、天気予報によれば木・金は雨とのことでして、接見の予定との関わりで何とか土曜日の午後は曇りですんでほしいと思っています。

　新タマネギとさやエンドウが買ってあったので、親子丼を作りました。毎日揚げ物ではいけないなどと、考えながらやっています。

　Sound Test用の「Uncompressed World – Album Acoustic Arts」を聴きながら。Eris3.5はとてもいいです。

★４月４日

　昨日、国選弁護人に選任されました。１９時少し前に北区にある警察署に出向き、２時間足らずの接見を済ませました。形式犯ですし、自白事件もありますので難しくはありません。ただし被疑者がほんのわずかしか日本語を話しませんので、その点からくるやっかいさが少しあります。

　文字通りの花冷えが続いています。庭の山桜は、なんとか雨風に耐えて散らずにいます。インゲンの発芽には影響があるでしょう。

　バート・バカラックのベストアルバム「The Very Best of・・・」

を聴きながら。

追記（４月６日）

　昨日は、裁判所で「選任通知書」を受け取った後、通訳なしの接見をしてきました。メモ用紙の差入れの求めに応えてあげたのです。３０分ほどの面会でしたが、こちらが誠実に執務していることは伝わっているようで、感謝の言葉が聞けました。そろそろこの事件を担当する検事も決まることでしょう。ひとまずは、起訴されずに行政処分ですまされるようがんばってみようと思います。事件としては定型的なものですが、社会問題として事件の意味を考えさせられることになります。

　NAXOSで、ルトスワフスキ、シマノフスキ、ヤナーチェクの「ヴァイオリン作品集」を聴きながら。

★３月２８日

　施設に様子を見に行ってきました。「まん防」解除となってはいるがなお面会禁止との張り紙がしてありましたが、例外的扱いをしてもらっています。収縮期血圧が１２０、食事もとれているとのことで、一週間ほど落ち着いています。墓参りもしてきました。

　そうした情況なので、３日の国選割当日のために一度帰ろうと思っています。春に３日の晴れなしとのことで、このところ天気は変わりやすく、寒暖差もかなりきついのですが、３０日が良さそうなのでいまのところこの日を予定しています。選任がなければすぐ戻ってこようと思っています。前回のようにこちらでの待機も考えられないではありませんが、少しきついように思いますので。

　いつもお土産を持って帰るのですが、甘夏かんスルガエレガントと冶一郎のバウムクーヘンを既に用意しました。

　Mark Knopfler & Emmlyou Harrisの「All The Roadrunning」を聴きながら。

追記（３月３１日）

　昨日戻ってきました。山中湖畔あたりでも気温が１５度あったので青山交差点までは快適でした。しかし、おそらく気温が２０度を超えてきて、津久井湖の城山ダムあたりから自然渋滞もあったので、少し熱だれ状態となり、橋本に入るあたりで２回ほどエンストが生じました。予兆と対処法が分かっていますから以前のように焦ることはありません。５分ほど路端に駐めたら、そのあと府中まで順調に走れました。これは、空冷式バイクの宿命です。　

今日は図書館に行ったついでに桜を観てきました。桜通りのソメイヨシノ、コシノヒガンは東西１ｋｍほどにあわせて３００本ほどです。なかなか見事です。

　グラウンの「協奏曲集」を聴きながら。NAXOSの手続をしてきました。手続をすると、１週間楽しめます。

★３月２６日

　午後から、時間あたり１，２ｍｍという小雨です。雨はしばらく続くようで、夜９時頃には２０ｍｍという予想です。降り始める前にと思って、母のところへ行ってきました。水分もとれているようで、落ち着いています。ありがたいことです。ついでに、少し遠いところにある大型スーパーで買い物もしてきました。４０，５０分歩きました。この後、夕食の準備の前に趣味としてのコロッケ作りをしようと思っていますが、ニンニク、生姜を買ってきてあります。

　フィル・コリンズによる、サウンド・トラック「Tarzan」を聴きながら。

追記（３月２７日）

　昨夜の雨は低気圧の通過によるもので、９時頃の雨量は時間あたり３０ｍｍほどのものでした。予想以上の降りであったわけです。

　日曜日の今日は、いつもどおり自然百景と小さな旅を観ました。後者は上高地から涸沢カールの旅でした。２０１６年の再放送でしたが、秋の涸沢は見事だなとあらためて思いました。引き続いて、「サラメシ」という番組が流れましたが、府中の卸売りセンター（府中市場）の出店店舗をとりあげていました。次男夫婦はたまに行っているようですが、わたしは４０年以上住んでいるのに近くを通るだけで訪れたことはありませんでして、名から想像するところとは異なり、こういうところなのかと思いました。

　モーツァルトのヴァイオリン協奏曲を聴きながら。ビオンディ、マンゼ、ファウスト、グルミョーを聴き比べています。ひいきは、マンゼ、ファウストです。

さらなる追記（同日夕）

　こちらにきて、久しぶりに大相撲を観ています。中日あたりから「若隆景」という力士が気になりました。面構えが実にいいなと思いました。そんな風に観ていましたら、優勝してしまいました。今日気づいたのですが、福島の出身だそうです。小学生の頃は、栃錦が好きで、春日野部屋の力士を応援していたのでしたが、学生になった頃からはそういうことはなくなり、ニュース以外で観ることはほとんどなくなったのでしたが、また応援しながら観てもいいなと思い始めました。優勝決定戦はとてもいい勝負だったと思います。

　Pieces of a Dreamのアルバム「In the Moment」を聴きながら。このアルバムの３曲目「Stepper’s “D” Lite」はとても好きです。YouTubeでこの曲によるダンスを観たのがPieces of a Dreamの聴き始めです。

 

★３月２４日

　一昨日、施設から、母の調子がこの２、３日よくないので、主治医の往診をお願いした、ついては立ち会ってもらえないかという連絡がありました。二日ほど食事がとれていないなどいくつか懸念すべきことがありました。しかし、昨日はやや回復しまして、面会したときもしっかり目を開けており、声も聞けましたし、顔色もよく、笑顔もみられました。いつまでかは分かりませんが、このように推移していくのでしょう。いずれにしても、一歩ステージが進んだという印象です。（厳密に言えば委託されずに）代理人となって、施設への個別訪問看護にかかる契約も別途結びました。ステージに見合った丁寧な介護をしていただけるので安心です。

　回復したので、少し息抜きをと思って、ここから２５ｋｍほど東にある藤枝の蓮華寺公園まで出かけました。標高８０メートルほどの高みを含めて公園用地を一周してきました。いい散策となりました。梅は終わり、桜はまだという時期ですが、山桜、水仙、野のスミレを楽しめました。帰路、バイパス谷稲葉インター近くの瀬戸川土手にとても長い桜の並木があることに気づきました。しかし、楽しめるのは、４月に入ってからのように思います。次回の国選割当日は４月３日となっていますから、これを観ることができるかどうかは微妙なところです。もっとも、選任がなければすぐに戻ってくるつもりですから、そうなれば楽しめることになります。

　ボッシュの「オーボエ・リサイタル」というアルバムを聴きながら。ピゼンデル、ファッシュなどの協奏曲がとりあげられています。

追記（３月２５日）

　けさも少し冷えていますが、日中は２０度近くまで上がりそうです。週末は雨マークがついていますが、一雨ごとに暖かくなっていきます。

　Photo Album　に昨日撮った写真を何枚かアップロードしましたのでご笑覧下さい。

　ピレシュとデュメイの演奏で、グリークの「ヴァイオリン・ソナタ集」を聴きながら。デュメイはグルミョーの弟子です。師譲りの美音です。

★３月２１日

　春分の日です。この家のミヤマツツジが咲き出しました。

こちらに来てもう丸５日が過ぎました。あと２日で待機日７日が経過します。施設から動画を送ってもらいましたが、会うのは２か月ぶりくらいになります。

　歩くためにとすこし遠いところにある大型スーパーに買い物に出かける以外は、ほぼ家に籠もっています。読書と音楽です。いま読んでいるのは、立川昭二というひとの「年をとって、初めてわかること」（新潮選書・２００８年）ですが、川端「山の音」、幸田「台所の音」、伊藤「変容」など「老い」をテーマとするいろいろな作家の作品論です。大学相模原図書館の文学のコーナーを散策しているときにたまたま気づいたものです。老いた自分の位相を測りたいと思います。著者は文化史、心性史が専門とのこと。「歴史紀行・死の風景」でサントリー学芸賞を受賞しているとのことです。よい本に飢えていますから、これを読んでなにか読むに足る本を見つけられたらと思います。

　バーバーの「ヴァイオリン協奏曲作品１４」を聴きながら。バーバーは２０世紀の作曲家としてはもっとも好きなものの一人です。メロディーがとても美しいです。

追記（３月２２日）

　文字通りの寒の戻りです。しかも、朝から小雨です。靖国の標本木について開花が報じられていますが、静岡市の開花は月末とのことです。１０日ほど遅いということをおもしろく感じます。

　立川の「初めてわかること」をおもしろく読み進めています。いろいろな蘊蓄が示されていますが、今朝読んだところでいえば、伊藤綾子というファッション・デザイナーによる老いて幸せに生きるための３カ条が紹介されています。（１）好奇心をもつこと、（２）他人の意見にも耳を傾ける柔軟な心をもつこと、（３）ほめてくれる異性のいること、だそうです。因みに、著者立川昭二の生年は１９２７年とのことです。出版年は２００８年ですから、立派に老いているものだと感心します。

　コーエンの演奏による、チマローザの「ピアノ協奏曲・ソナタ曲集」を聴きながら。

★３月１６日

　朝９時少し前に立って掛川に来ました。昨日も暖かだったし、今日も気温が２０度くらいになるという予報だったので、道志道、国道４６９号線、国道１号線という道を走ることにしました。伊勢原・秦野間の渋滞のストレスがない分快調に走れました。道志道の気温ですが１３度という表示がありました。裾野の「子供の国」あたりでも同様でした。いよいよツーリング・シーズンの到来です。

　出かける前に、福島に最終確定稿を送りました。この仕事は長男との初めての共同執筆ということでもあり、とても楽しくやれました。福島大学経済学部の法学研究・教育がどのようになされてきたかを明らかにできたものと思います。企画者からは「期待していたとおり」の稿と受け止められたようです。割愛した部分も活かしてほしいということでした。がんばった甲斐がありました。　

　ＮＨＫのローカル・ニュース番組「たっぷり静岡」で掛川桜を採りあげていました。２７日までライトアップをしているようです。明日日中逆川の土手を城近くまで歩いてみようと思います。満開のようです。

　Al Stewartのアルバム「Time Passages」を聴きながら。今回は、仕事をまったく持ってきませんでした。読書・音楽三昧で過ごそうと思っています。

追記（３月１８日）

　少し寒い朝です。天気はあきらかに下り坂です。ニュースは毎回まずウクライナのことを報じています。心が痛みます。映画「ひまわり」が各地で上映されているとのことです。１９７０年作品だそうです。スマホで撮影した動画がながされていることから、中東で起こったことに比べるとその悲惨さやひとびとの苦しみや悲しみがはるかにはっきりと理解できます。

　それを考えるとのんきなことこの上ありませんが、昨日始めてメンチカツを作りました。挽肉とタマネギなどを混ぜたものを素手で握るのにも慣れてきました。手軽に作れるがいろいろと工夫する余地があると感じます。料理は楽しいです。

　こちらに来るときにちょっと立ち寄って撮った藤枝市岡部の十輪寺のモクレンの写真をアプロードしましたのでご笑覧下さい。

　ピレシュの演奏で、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ集」を聴きながら。ピレシュは好きです。ショパンのノクターン集もすばらしいです。デュメイとの、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集もいいです。アバドとのモーツァルトのピアノ協奏曲もいいです。いま鳴っているのはソナタＫ３３０です。昔はピリスと呼んだのですが、いつからかピレシュと標記されるようになっています。

★３月９日

　予報より気温は上がっているように思います。昼食後、散歩もかねて、少し離れたホームセンター島忠まで種ジャガイモを買おうと思って行きました。少し早いような気がしますが、取り扱いは終わったとのことでした。仕方がないので、府中駅近くのスーパー・ヤマザキに回ってジャガイモを買いました。鹿児島産の新ジャガイモです。収穫されたばかりのイモを植えるなんてと思いながら家に戻って野菜ストッカーをみたら芽を出しているジャガイモが相当数ありました。そこで、新ジャガイモをストッカーに、芽を出している古いイモを菜園にと思い直し、さっそく植え付けました。論文に集中していたこともあって、危うく失敗するところでした。全部で２０個ほど植えましたから、今年はたくさん穫れるでしょう。よい運動になりました。

　論文が一段落したので、読書を始めました。まずは、法哲学者土屋恵一郎の「独身者の思想史」です。図書館の新刊書コーナーで見つけました。増補版です。まだ５０頁ほどのところですが、ピアジェのいい言葉にであいました。教育心理学か何かで聴いたことがあるかも知れないなと思いますが、いい文章だなと思いました。それは、「子供が前に動くとき、動くことによってかれの後で生ずる風が、かれをさらに前へ押し出す」、というのです。「親ガチャ」なんていやな言葉が流行っているようですから、こうした言葉は新鮮に聞こえます。

  Figuerasの歌う「El Canto De La Sibil-la」を聴きながら。きょうは朝からイベリア半島の古い曲を聴いています。

★３月５日

　論文もほぼ出来上がりました。２００字で１５０枚ほどになりましたので、少し削らないといけないかも知れません。福島大学経済学部での１００年、法律の専門家が同学部に在籍していたという意味で厳密には７０年ほどに亘る法学研究・教育のあり方を俯瞰する論文になったと思います。研究面では、やはり小野さんの仕事が傑出していると思います。ほぼ３冊の本になる仕事を『商学論集』に寄せたといえます。

　暖かい日が続きましたから、菜園の仕事を少しだけですがやりました。まず、さやエンドウにネットを添えてあげました。花が咲くのはもう少し先ですが、立派に育っています。一畝作って、ほうれん草、水菜などの種を播きました。啓蟄といってもまだ寒い日もありますから、寒冷紗を施してやりました。種ジャガイモを植えるスペースも用意しました。運動不足を感じますので、きょうは明星学園近くのホームセンターまで散歩をしました。種ジャガイモをと思って出かけたのですが、ありませんでした。また歩きなさいという意味なのでしょう。

　エレーヌ・シュミットの演奏による、ウッチェリーニの「ヴァイオリン・ソナタ集」を聴きながら。

追記（３月８日）

　きょうは冬に逆戻りです。最高気温が７，８度といいます。しかし、週末にかけてはとても暖かくなりそうです。伊豆あたりに向けて一走りしたい気分になっています。この時期、伊豆高原あたりでゼミ合宿をしていたことが懐かしく思い出されます。

　母がお世話になっている掛川の施設（「水垂の里」）から、母の動画が送られてきました。コロナ感染について、これまでで一番身近に恐怖を感じていると書かれていました。まさに面会が「禁止」になっていることとの関わりでのご配慮だと思いますが、ほんとうにありがたいことです。甘いものが食べたいと言っています。わたしも甘党なはずです。

論文については、紙数の関係からの整理をしているところです。もともと与えられていた紙数の２割５分増しになってしまっていますから、遠慮をしないといけません。この一週間で決着をつけて提出したいものと考えています。

これで一段落ですから、２０日あたりにまた掛川に行こうと思っています。途中富士山麓の桜を楽しみに思っています。

ソプラノのJill Felsmanranらが演奏するアルバム「Dufay: Tetraktys」を聴きながら。

追記の追記（３月９日）

　明るいですが寒いです。暖かくなるのは明後日からのようです。開花を始めた庭の梅ですが、２，３日首をすくめているように見えます。５時起きして、量的バランスの点で気になっている部分を手直ししました。これで、ひとまず、終えることとして、あとはゲラの校正をするという気分で処理したいと思っています。

　DuranteのLamentations Jeremiaeを、YouTubeで聴きながら。

★２月２７日

　昨日３月中旬から下旬並みの暖かさの中、府中に戻ってきました。松田あたりでみた気温計は１３度を示していました。よくしたもので、バイクがだいぶ出ていました。ツーリング・シーズン到来という感じです。富士山は直前までの寒波のためかかなり下までみごとな雪化粧でした。写真を撮ることまではしませんでしたが、神々しい山だとあらためて思いました。秦野・伊勢原間の自然渋滞は相変わらずです。４月中旬から新東名が新秦野ＩＣまで延長されても、事態は変わりそうにありません。しかし、平地の渋滞ですから、発進、停止が繰り返されても手指や脛が攣ってしまうほどのダメージがないということは助かります。

　日曜日ですので、いつものようにいくつかＮＨＫテレビ番組を観ています。とくにウクライナ問題を論じている「日曜討論」は必視聴です。こうした番組の視聴率がどのくらいかはとても気になります。夜は大河です。語り、キャスティング（とくに八重役の新垣）、脚色にこれはどうもと感じるところがおおいにあります（三谷のあざとさは好きでない）が、渋沢よりはるかに観たいと思って観ています。吾妻鏡、五味「中世史講義」を読みながら楽しんでいます。

　ピエルロ指揮、リチェルカール・コンソートの演奏によるヴィヴァルディのスターバト・マーテルを聴きながら。カウンターテナーMenaもいいです。スターバト・マーテルにはいい曲が多いです。

追記（３月１日）

　昨日は眼科の検査で四谷に行きましたが、その脚で、高等部脇の駐輪場が空いていたら大学図書館に寄ろうと動きました。ありがたいことになんとか駐められましたので、２時間ほど調べをしました。合同研によって久しぶりのおしゃべりもできました。おかげで、「法学教育センター」のことをうかがい、エッセイのゲラ校正のことも話し合えました。修了生の何人かのことについても聞けました。今年司法試験受験予定の方ももちろんいるので、チョコレートに「励ましメッセージ」を書いてきました。がんばってほしいです。

　Ｐヤルヴィ、ストックホルム交響楽団の演奏で、シベリウスの「組曲　レンミンカイネン」を聴きながら。この第２曲が、よく知られた「トゥオネラの白鳥」です。昨晩から、Ｎヤルヴィ、カラヤン、オーマンディなどいろんな演奏で、「白鳥」を聴いています。スカンジナヴィアの演奏家とそうでない演奏家とでどれほど異なるものか、聴きわけたく思います。

★２月２２日

　遠州の西風はすごいです。きょうも風が鳴っています。晴れるとほぼこんな風です。洗濯物はあっという間に乾きます。週末に向かって少し気温が上がってくるようですが、かなり冷たいです。

　きょうは、多摩地区（地裁立川支部管轄）についての国選割当日ですが、これまで（当番弁護士一件を除き）まったく選任されていませんので、掛川で仕事をしながら待機しているところです。電話があったら３０分以内には出かけられるように支度は調えています。仮に府中警察署ですと、変な渋滞がなければ最速で３時間で到着できます。新幹線で行ってもあまり変わらないと思われます。電話が鳴ったら、宮脇ＩＣで掛川バイパスに乗り、大井川の手前で下り、島田・金谷ＩＣから新東名に入り厚木ＩＣまでひた走るということになります。圏央道を使うことにするかは少し微妙です。町田警察署、八王子警察署、調布警察署など、どこに行くかによって違える必要がありそうに思います。２，３ｍの風は覚悟していますが、おおむね西風なので東行にはさほどの影響はないでしょう。

　アンサンブル・レアルの演奏で、Ars Novaのアルバムを聴きながら。

追記（２月２３日）

　昨日、選任はありませんでした。３時を回って来る頃には、気温も６，７度しかなく、寒い中時速７，８０ｋｍほどで３時間走るのは少々きついなと思い始めましたから、５時半を回ったときには助かったと思いました。これで、次回は４月初めの本庁事件ということになりました。帰宅は、２６日にしようと思います。週末の気温は１０度を少しだけですが超えそうです。薬を届けた折りにみたら、施設の玄関には面会は全面禁止とありましたので、今回は遠慮しようと思います。３月には少しは収まってくるでしょう。

　Guillemaint(1705-1777)のConcersations Galantes et Amusantesを聴きながら。

★２月１８日

　外気は２，３度しかないようですが、縁側にはよい陽があたっています。昨日はのんびりしてしまいましたので、きょうは論文仕事です。小野論文、とくに「特定物売買の危険負担（旧規定）」に関する部分をどう評価すればよいか、考えているところです。系譜、当時におけるその新規性、学会の受容のありよう、債権法改正への影響などを整理できればいいと思っています。１９８０年から９０年頃までにおいて、この問題を担ったのは、半田吉信、小野のお二人であったのだろうと思います。民法５３４条が規定する特定物売買における債権者主義を制限的に解釈するということ、物の実質的支配（引渡）によって危険の移転を考えるという結論は支配的になっていったことは間違いがありませんが、そもそも民法５３４条は（契約上の給付関係＝牽連性を調整する）契約的危険について規定するものとはいえない（契約の終了によって開始する物的危険に関する規定である）とする（特定物売買の場合においても契約の履行終了までは契約的危険負担に関する５３６条１項によるものとする）小野の解釈論（近江の命名によれば、「契約的危険・物的危険峻別説」）は、結論はともかく構成の点で「特異な解釈」といえ（半田は、学説史的にみてあまりにも唐突だという印象を免れない解釈だと評している）、解釈論への影響はさほど大きくはなかったといえましょう。ことは、危険負担制度をどう位置づけるかという問題だと思いますが、ことは、商品交換法（川村「商品交換法の体系」の表現）を全体としてどう把握するか、解釈論に直に活かすか（支配の法と交換の法を峻別するかしないか）という問題に関わっています。その意味で、新注釈民法（１３）の５３４条の注釈で、甲斐道太郎が川村説・小野説に魅力を感ずるとしているのは甲斐の所説（講座現代法第７巻）に照らし分かるような気がします。危険負担についての立法、学説の展開については、小野の業績がどの本でも引用されています。とても立派な業績であることはいうまでもないことです。現行法では、５６７条によって、危険は引渡によって移転するということになっています。

　シュタイヤーの演奏による、シューベルトのピアノ・ソナタ１９番を聴きながら。

追記（２月１９日）

　昨日正午前、暖かい陽差しの中を母の薬を薬局でもらい施設に届けるために３ｋｍほど歩きました。バイクで行くのをやめて小一時間歩いたわけですが、すこし脛に疲労がきて、攣り気味になりました。柔すぎるなと感じました。歩けば眠りも深くなるように思いました。もう少し歩くようにしないといけません。きょうも逆川の土手を城に向かって歩いてみようと思います。桜のつぼみが膨らんできているかも知れません。

　夜は、もう黄ばんでしまった文庫本で「ノルウェーの森」を読み始めました。２月２日に、ＮＨＫの「アナザーストーリーズ運命の分岐点」で採りあげられたからです。わたしと同時代を生きた主人公を扱い、１０００万部も売ったというこの本がどれほどの価値をもつというのか、多くの人がこの本のどこを読んだというのか、改めて考えてみようと思っているところです。今回は、持ってきたのはほぼ研究書のみでして、そうでないのは、この本と、五味の「中世史講義」だけです。

　JJ Calのアルバム「Roll On」を聴きながら。

さらなる追記（同日夕刻）

　いかに早咲きという掛川桜でも、開花はもう少しというところでした。あと２週間くらいでしょうか。それでもやや慌てものがいて、４，５輪咲いているものがありました。Photo-Albumをご覧下さい。昨年より少し遅いように思います。

　ベンダの「協奏曲集」を聴きながら。ガルデッィーノという合奏団によるものです。フルート、チェンバロそしてヴァイオリンのための協奏曲ですが、ヴァイオリン協奏曲のソロは寺神戸です。

★２月１６日

　１４日にエッセイを提出しました。ずいぶん待ってもらいました。２００字で２０枚ほどの原稿ですから、頭に浮かんでくることの一部をあっさり扱うということにしかなりませんでしたが、書き留めておかなければ忘れ去られてしまいますから書かないよりははるかにましということでしょう。わたしが出版される原稿を最初に書いたのは、有斐閣の『民法学４』でしたが、制作過程はずいぶん変わったものだと改めて実感しています。

　昨日は、相模原の図書館に出かけ、何冊かを閲覧し、１０冊ほどを借りてきました。権利能力なき社団、危険負担に関するものです。相変わらず、図書館は閑散とした商いという感じで、もったいないことです。館全体を暖房していることも考えるとますますそう思います。館員の仕事ぶりはまことに丁寧で、親切をありがたく思いました。

　これらを持って、掛川に出かけます。掛川で相当いいところまで仕上がることと思います。こちらの締め切りははっきりしませんが、３月末と考えています。きょうの気温は１０度少しのようです。小山、御殿場は７，８度でしょう。風は１ｍほどのようですから、この時期としてはまずまずのツーリング日和となるでしょう。電熱線の入ったベストを身につけるなど、準備は万端です。

　モザイク四重奏団の演奏で、シューベルトの弦楽四重奏曲「ロザムンデ」を聴きながら。

追記（２月１６日）

　３時間半かかるとみている府中から小山（道の駅）ですが、きょうは３時間ほどで走れました。このうち、５０分ほどは、愛甲石田から渋沢駅前までのたった１６ｋｍほどのために費やしました。この分は、普段とそれほど変わりません。小山から静岡も快調だなと思っていたところ、安倍川の手前で、事故による渋滞がきつそうだったので、バイパスを下りて、丸子まで旧国道１号線をふくむ県道を走ることを余儀なくされました。この部分は、普段より３０分ほど余計にかかりました。トータルでは、ほぼいつも通りの時間がかかったということですが、静岡市内の走ったことのない道を楽しめました。晴れている日中は東西南北が分かりますから、ナビはなくてもほぼ思った通りに走れます。

　ラバーソウルを聴きながら。映画「ドライブマイカー」は評判のようです。賞が取れそうな気がします。

★２月１２日

　雪との予報は外れてくれました。おかげで道路の雪かきはしないですみました。雪遊びができなかった子供たちは残念だったのでしょう。しかし、予報、それに対する種々の対応ということで、経済的にみて得をしたひと、損をしたひとがあれこれといるのでしょう。「情報提供者の責任」なんて言葉も頭に浮かびます。

　エッセイは提出できるほどにまとまりました。法科大学院が自分にとってどういう意義を持ったかということ、以下に周りの人のお世話になったかということを最後に述べて、原稿完成としようと思っています。

　論文もだいぶ進みました。森泉論文、山田論文、山�ｱ論文、小野論文がどういう内容で、解釈論にどういう影響をもたらし得たかを整理しつつあります。「民法学百年史」での仕事がひとつの参考になります。博士論文審査報告書に書かれていることも、優れた学者の手になるものですからおおいに参考になります。学者の位置を確かめることにもつながりますから、なかなか厳しい作業と言えます。

　守秘義務がありますから書きにくいですが、実刑判決を受けて服役している者がどこにいるのかを知ることがなかなかに難しいことが分かりました。本人から手紙が書かれればいいのですが、そうでない場合にどうすればいいのかを考える必要が生じました。弁護士法所定の照会制度が使える場合はいいのですが、この制度が視野に入れてはいない状況の下ではどうしようもないのです。困ったなと思っているところに、関係者から電話があり、本人から手紙がようやく来たとのことでした。その喜びの声を聞いて、自分のことのようにうれしく思いました。更生してくださることをあらためて祈りました。このことで、法務省や刑務所に尋ねました。訊くことはほんとうに大切なことです。いい答えが得られなくてもそう言えます。自分が知らないことがほんとうにたくさんあります。際限ありません。だからおもしろく生きてもいかれるのでしょう。好奇心に恵まれていることも元気に生きていくことにとって大切な要素だと思います。

　Voces8のアルバム A Choral TapestryをYouTubeで聴きながら。

★２月６日

　立春を過ぎましたが寒い日が続いています。

論文はかなり進みました。２００字で１３０枚ほどになっていますので、少し刈り込まなくてはいけません。昨日は、商学論集の総目次の１０年分（４０巻から４９巻登載分）、星野の民法論集１巻、いくつかの不当利得の研究書などです。５０冊まで、３か月借りられるというのはありがたいです。図書館に２時間ほどいたのですが、たくさん本が出ていることにも気づきました。新注釈民法の何冊か、九州大学のひと（？）の「和解論」、民法の新しい教科書などです。その分、エッセイが遅れています。明日までに仕上げないといけません。だいぶ待っていただいています。

　ワクチンの第３回目の接種日がこの８日と決まりました。

　アマデウス弦楽四重奏団らによる、ブラームスの弦楽六重奏曲、同五重奏曲１番などを聴きながら。NAXOSです。

追記（２月８日）

　ワクチンを接種してもらってきました。いまのところ何の副反応もありません。前の二回と同様、このままでなにもなくいってほしいと思います。前回よりもずっと小規模なところ（東府中に近いある病院）での接種でしたので、様子が違いました。待って座っているところに接種に来てくれて、１５分経ったら帰ってよいというのです。ちょっと咳き込む人が近くにいたので、１５分経過するほんの少し前に出てきてしまいました。

　きょうはエッセイに集中します。法科大学院の設置の準備段階から募集停止、さらには最終自主ゼミを閉じたところまでのいろいろなことをあらためて思い起こしています。

　フォーレやショーソンといったフランスの作曲家による声楽曲を、ジャン・スリス・ヴォーカルアンサンブルの演奏で聴きながら。どの曲もしゃれています。こういうものに気づけるのは、NAXOSのおかげです。２日にした手続で、明日まで楽しめます。

　★１月３０日

　きょうは曇りで冷えています。明日も１０度くらいにしかならないようですが、予定通り府中に戻ることにします。帰るとなると、洗濯、掃除、冷蔵庫内の片付けなどをしなければなりませんが、ほぼ済ませました。その一環で、コロッケを７つ作りました。そのうち６つは冷凍庫に入れました。次回来たときに食べることになります。そんなわけで、今日・明日食べるものも自ずと決まってしまいます。昼は肉まんひとつ、餅を入れた汁粉、夜は鶏の唐揚げ・コロッケ各ひとつに大根おろしを添え、明朝はトースト一枚、カップスープといった感じです。仕事はごくわずかしか進みませんでしたが、おそらく国選の割当日に呼ばれることはないと予測していますので、予定期日には出せるでしょう。夜荷物を作ってしまおうと思っています。ちょうど２週間の滞在となりました。

　マンゼのヴァイオリン、エッガーのチェンバロで、コレルリのソナタ集５番を聴きながら。音楽史上、これは最高のヴァイオリン・ソナタ集のひとつといえるでしょう。大好きです。

★１月２７日

　昨日の掛川は１４度まで上がりました。３月の暖かさのようでした。ちょっと一走りと思って、静岡市の羽鳥というところにある洞慶院という寺にロウバイ、梅を観に行きました。ロウバイは満開でしたが、梅はまだまだでした。しかし、早咲きが一本あり、メジロに蜜を恵んでいました。バイパスで、片道４５分ほどのミニ・ツーリングを楽しみました。掛川の宮脇インターから入り静岡の羽鳥インターまで、まったく渋滞がなく、時速６０ないし７０ｋｍで走ることができました。「Photo Album」http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.htをご笑覧ください。

静岡県は、沼津から湖西までの国道１号線はバイパスでつながっています。２４６号線で言えば、神奈川県の山北あたりから沼津までもバイパスがしっかりしています。いくつかの合流点、清水・静岡間で少し渋滞することがありますが、ほぼ時速６０ｋｍで走られるという道路状況です。CB1100の燃費でいうと、都内でリッターあたり１５ｋｍなのが、府中・掛川間では２４ｋｍです。

そろそろ母に会えます。施設は１０日間ここにいることを求めますので。面会できない施設もありますから、よしと思っています。

アカデミア・ビザンチナの演奏による、ヴィヴァルディの宗教曲集「In Furore intissimae irae / Laudate pueri Dominum」を聴きながら。

追記（１月２８日）

　昨日、母に会ってきました。静岡も「まん延防止等重点措置」の適用ということで面会が全面禁止ということですが、おそらく肩の骨折があったので例外的に、会わせてもらえました。痛がりもせずにおりまして、ありがたいことです。

　国選事件につては、被疑者であったものからはその後何も言ってきません。根拠は持ち合わませんが、国選弁護人としてはもっとも誠実に執務しているとみずから思っている者として当然なことと思っています。いろいろな人に接することそれ自体がいい勉強になりますので、これもまたいい経験であったと受け止めています。知見が都度深まっていきます。経験を積むことによって、かなり自信を持って弁護活動ができるようになっています。

　そろそろ帰宅日をいつにするか考え始めています。

　ダニエル・ホープの「ヴァイオリン・リサイタル」というアルバムを聴きながら。この手のアルバムは、その曲構成のあり方にも興味がわきます。　

さらなる追記（１月２９日）

　きょうも静岡は１３度くらいまで上がるようです。暖かい地域だなとつくづく思います。長泉のムロフシ製麺所に寄ってラーメンを買うつもりですので、開店日との関係で明後日（３１日）に帰ることにしました。ここのラーメンはとてもおいしいので、長男夫婦のためにもと思ってザックに入るだけたくさん買って帰ろうと思っているところです。

　ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴きながら。シュタイヤー、ケラスなどの演奏によるアルバムです。昨夜から、アレンスキーのものなどピアノ・トリオを聴いています。そのきっかけは、図書館から借りている「クラシック・ディスク・コレクション３０１」という音友ムックをななめ読んだことにあります。この本の副題は「隠れた名盤３０１大発掘」というのですが、聴いたことのない曲がいくつか載ってきます。１９９６年刊行とありますから、古本マーケットで探してみたら、Book Off online Yahooで出物を見つけましたので、注文しました。

★１月２３日

　日曜日です。南さんの天気予報では、１年のうちいつがもっとも寒いかを報じていましたが、東京は１月２３日、静岡は２９日であるといっていました。大寒（ことしは２０日とのこと）から立春（２月３日）にかけてもっとも寒い日がやってくるようです。いま８時少し前ですが、掛川の観測点の外気温は２度あるかどうかというところです。

　昨日は、こんな日もあるかと驚いたほどにいろいろ失敗をしました。寒くて手指が冷えているからだと思います。まず、朝食の時つくったクノール・スープの入った器をパン皿で押し傾けてこぼしてしまいました。次は、コーヒーを淹れようと、ドリップコーヒーを開けているとき床に落としほとんどをこぼしてしまいました。最後は、水銀体温計を落として割ってしまいました。これが毎日だったら、認知能力の低下を思わせます。なかでも、不便だけれど懐かしいなと思いつつこの家で使ってきた体温計を壊したのは残念です。この時期、体温計がないではいられませんから、さっそくアマゾンでテルモ製を注文しました。２０００円ほどの出費と相成りました。

　アジはありませんでしたが、おいしそうなキンキと鯖を買ってきました。キンキは醤油味で下ごしらえをして焼こうと思います。鯖は静岡産の半身ですが、唐揚げにして食べようと思います。学生のころ、大学前の食堂「浜田屋」で食べた高温で揚げられた鯖の味は忘れられません。

　ライプチヒ弦楽四重奏団の演奏で、アイスラーとアドルノの弦楽四重奏曲を聴きながら。

★１月２１日

　掛川に来て４日目になります。寒い日が続いています。「大寒」ですから当たり前と言えましょう。しかし、周りをよく見ると、ロウバイは咲き、梅のつぼみは膨らんできています。河津の桜の開花はもうすぐだそうです。この数年、前のようには寒い季節がいやではなくなりました。掛川の今日の日の出時刻は、６時５３分、日の入りは１７時７分です。府中の日の出は、６時４９分、日の入りは１６時５８分とのことです。

　偶然ですが、こちらに来た日の昼過ぎに母が肩の骨を折ったとのことで、少し慌てました。入院はせずに自然治癒を待つとのことですが、年齢ゆえ時間がかかることでしょう。痛みは、薬のおかげかないようです。入浴に際しての事故によるもので、施設からは申し訳ないと言われていますが、よかれと思ってしていただいたことに関わりますので、いたしかたありません。施設のスタッフには、ほんとうによくやってもらっていると思っています。食事もしっかりとっているようで、安心できます。

　国選事件については、身柄が解かれたことによって、刑事訴訟法の規定により国選弁護人選任の効力は失われたのですが、いわば余後効的なこととして処理すべきことが生じました。終わった後での、勾留取消請求をなぜしてくれなかったのかというクレーム、要望を受けての検察庁とのやりとりなどです。昨日までで、一件落着したと思っていますが、このことによって、またいくつかのことを学びました。たとえば、勾留取消請求について、ある年度の勾留事件数５５０００件ほどのうち、取消請求がされた事件数は１１００件余、認容された件数は２３６であったということです。これらのほとんどは、被疑事件をめぐって示談が成立した場合なのであろうと想像されます。これは、わたしが自発的に調べたことですが、社会福祉法がらみで、いわゆる簡易宿泊所の利用関係がいかなる契約関係か、借地借家法の適用があるのかということも、知ることができました。たとえば、高速道路のサーヴィスエリアにはいって店舗経営をしている人たちについて、借家関係なのか事業委託契約なのかが問題となるように、長期に亘るホテル利用契約、施設利用契約はどうか、など、借地借家法の保護の及ぶ範囲についてはいろいろと考えるべきことがありますが、生活自立支援プログラムとの関係における施設利用契約についても同じような問題があるというわけです。こんなふうにあれやこれやと脳を動かし続けていることは、わたしにとっては幸いなことです。

　アルペジアータのアルバム、「Via Crucis」を聴きながら。

追記（１月２２日）

　いつもの掛川生活になりました。ここでの楽しみの一つが料理ですが、さっそくカレイの煮付けをしました。これまでは、ためしてガッテンで教えられた方法で作ってきたのですが、今回は、こちらにきてからたまたま観た「きょうの料理　プロ直伝　煮魚を極める」が教えてくれたとおりに作ってみました。原大策アナウンサー、日本料理人野崎洋光の番組ですが、「ＮＨＫプラス」で二度ほどみてから、実行しました。煮汁のレシピ、皮に包丁を入れるところから、弱めの中火で７，８分煮るところまで、ほぼ忠実にやってみました。ごぼう、しいたけも指示通りに入れました。とても上品な仕上がりで、おいしかったです。いい包丁がほしくなりました。ところで、使ったカレイですが、近所のサンゼンというスーパーで買ったのものですが、ここの魚はほんとうに新鮮です。カレイは、ひと種類しかなく、みかけもきれいだったのですぐ手を出したのですが、かなり安くて、なぜかなと思ってしまうほどでした。よく見たら「福島　近海産」とありました。そのせいかと思いましたが、むしろ買ってあげようという気持ちが起こりました。福島の漁師が気の毒だなとも思いました。二切れ２８０円ですから。きょうも、いいアジがないか、見に行ってこようと思っています。歩いて５分ほどのところにあります。

　ア・セイ・ヴォーチの演奏による、ヨンメッリの「晩禱」を聴きながら。

★１月１７日

　論文は順調に進んでいます。高等商業学校における、開設授業科目の変遷、これを担当する教員編成の変遷についてはほぼまとまりました。日中戦争、太平洋戦争が教育にもたらす教育内容への影響の大きいこともよく分かりました。担当教員の属性もよく分かりました。論文を書く人たちではないのです。「商学論集」に寄稿した論文のある人はひとりだけでした。いま、その後の部分を執筆していますが、経済専門学校に改称されて以降数年分については資料がなく、推測するしかありません。大学経済学部になって以降のことは同窓会関係の詳しい資料がありますのでつかみやすいです。担当教員については、専門、研究内容などかなりはっきり分かります。当該領域の専門研究者が教えるという体制が確立されていきます。当初の教員２ないし３名の体制から、８ないし９名の体制へと展開していきます。とくに民法分野がどうであったか、うまくまとめようと思っているところです。８ないし９名の体制は、行政社会学部設置に至るというわけです。もちろん、そうなった中での経済学における法学関係教育は、他学部の開講する講義を受講させるということになります。

刑事事件については、その詳細を書くことは控えますが、今日までですみました。したがって、あす掛川に向かおうと思っています。

　ブルーンスのカンタータをリチェルカーレ・コンソートの演奏で聴きながら。

★１月１３日

　今年も元気に誕生日を迎えることができました。齢を重ねてしまったと思うより、健康であることをありがたく思うことができるようになりました。プレゼントは、仙台鐘崎の笹かまぼこと、ハーレーの純正鍵付きフュエルキャップなどでした。とくに、後者は、数年前に壊れてしまって開かなくなり、沼津のハーレー・ショップで取り外してもらい、そこで購入した鍵なしのキャップを使ってきたのですが、心許なく思っていたことに気づいてくれた次男の嫁さんの気遣いによるものです。家族の気遣いはほんとうにうれしいです。

　免許の更新も無事済みました。上記のプレゼントとも相まって、もうしばらくバイク・ツーリングを楽しんでもいいというメッセージと受け止めることにしています。この２年ほどの間、バイクには２万キロほど乗っていますが、冷やっとしたことは一度もありません。この７日は確かに冷やっとしましたが、ほんとうに久しぶりのことでした。慢心せずに楽しもうと思います。

　法務研究論集の最終号（２０号）につき、正会員であった者に対して随筆を執筆しないか、との呼びかけがありました。８年も研究科長をしたものとしては義務があるのではないかと受け止め、書くことにしようと決めました。締め切りまであまり時間がなく慌ただしいですが、あれこれを思い起こしてみたいと思います。

　　ソング・カンパニーの演奏による、ローレ、ヴェルト、ラッススなどのルネサンス歌曲を聴きながら。

★２０２２年１月７日

　寒の入りを過ぎ、寒い日が続いています。昨日、雪が１０ｃｍほど積もりました。初めての雪かきをしました。しかし、いまが一年でももっとも日の出時刻が遅く、府中では６時５３分ということですが、これからは早くなっていきます。因みに、日の入り時刻が最も早いのは、１２月７日で１６時２９分でしたが、今日あたりは１６時４５分とのことです。

今日は四谷で眼科検査があるものですから、９時少し回った頃にバイクで出かけたのですが、見通しが甘く、結局玉川上水あたりまで行って戻ってきてしまいました。南北ないし南東に走る放射５号線に入るところで先を見たら、道路がシャーベット状でしたし、凍結しているところもあるように見えたからです。ユーターンするのに一苦労しましたし、八王子に向かう東八道路下りは、大きな建物の影になっている箇所はすべりましたから難儀しました。家の近くまでもどったところで、バイクが制御不能となり八の字を描くことが二度ありましてひやっとしました。幸いに転びはしませんでしたが、バイクで行くことにしたのを後悔しました。

クラウディオ・アバドの演奏による、メンデルスゾーンの交響曲４番を聴きながら。

★２０２２年１月１日

　明けましておめでとうございます。冷たいですが穏やかな元日です。

　このサイトをご閲覧いただき感謝いたしております。皆様におかれまして、今年が佳き年になりますよう、こころより祈り上げます。相変わらずのコロナ禍で、第六波も予想されています。どうぞご自愛ください。

　ふつうであることがいかほどありがたいことかを知ったというひとがたくさんいます。しかし、わたしは、さらに、あるがままをひきうけ淡々と生きることに喜びを感じようと思っています。

　３０日に、国選の選任をされました。被疑事件自体はさほど大きな事件とはいえませんが、当事者にとってはとても重いものです。いつものように、被疑者の利益、希望に添って誠実に動こうと思います。実質的には、２０２２年の事件ではありますが、２０２１年度に着手した事件として４件目です。社会との有意義な接触ができているということで、やや語弊があるかも知れませんがありがたく思います。どんな事件もこれまでの知識経験に基づいて動きますが、何か必ず新しい要素を帯びていて、考えされられます。これが勉強になります。

　今日から論文のために仕事も始めています。扱っているのは、１９８７年までの概ね６５年くらいのことですが、だいぶ事情が明らかになってきました。福島高等商業学校から大学経済学部にいたる法学教育は初めは３人、その後９人までに拡張するのですが、どのような講義科目が用意されていたのか、それがどのように展開していったか、その中における民法教育はどうであったのか、はほぼつかめました。

　パレストリーナのモテット集を、シャペルロワイヤルの演奏で聴きながら。

★１２月２９日

　ことしも、あと３日です。寒いです。この数日府中の最低気温は零下です。

２３日の国選割当日において選任はありませんでした。次回は、明日３０日です。論文に時間を割きたいので、選任はなければありがたいと思っているところです。

　論文については、大正１１年から昭和１８年までの高等商業学校の時期については、「福島高等商業学校一覧」という資料に気づきましたので、これにそって整理しています。２年分ほど欠けていますが、大要はつかめます。開設科目につき誰が教えていたか、彼らが商学論集に論文を書いていたかは整理できたと言えます。書いていたのは、松山貞夫という、東京帝国大学法学部卒業者ただひとりであることがつかめました（法人の成員の平等性、身元保証がテーマの２論文）。何を教えていたかについても、専門性は低いといわざるを得ません。しかし、在外研究の機会を与えられていた人が二人いることもあわせ分かりました。もっとも、どこに、どのくらいの期間行き、何を研究したのかはまったく分かりません。開設科目については、東京高等商業学校をモデルに、法学通論・民法・商法・国際法が用意されていました。選択科目として、商事行政法、破産法も開かれていました。上記の「一覧」という資料は、国会図書館デジタルデータコレクションにありました。アクセスが容易にでき、必要箇所をダウンロードできますから、ありがたいです。大学経済学部になってからについては、「学習要覧」のようなものは手にできていませんが、同窓会の出しているものに「教員紹介欄」があって、担当科目が示されていますのでほぼつかめます。行政社会学部ができて以降の経済学部の法律関係科目は「民法」・「商法」・国際法」（行政政策学類の開講科目の履修という科目立て）ことですが、これはちょうど高等商業学校の科目と一致しています。おもしろいなと感じています。

　マショーの「ノートルダム・ミサ」を聴きながら。アンサンブル・ジルバンショワの演奏によります。

★１２月２２日

　冬至です。府中における日の出時刻は６：４９、入り時刻は１６；３３とのことです。もっとも、日の出がもっとも遅いのは、小寒の入り（１月５日）頃で６：５３、日の入りが最も早いのは大雪の入り（１２月７日）頃で１６：２９とのことです。日の入りはもうのびてきているというわけです。ハーレーの車検で、バイク屋に届けてきたのですが冷たかったです。

　昨日、相模原キャンパスに行って、山田幸二さんの「現代不当利得法の研究」など、４冊借りてきました。法律時報の学界回顧の５，６年分もみてきました。森泉「法人法の諸問題」などがどうコメントされているかの確認のためです。因みに、わたしの「抗弁権の永久性論」については「抗弁権の永久性理論を認めうるかにつき、ドイツ法フランス法との比較法的な検討のもとに、学説を詳細に検証した本格的な研究書であり、力作」とありました。「博士論文審査報告書」の方がもう少し上にみてもらえたなという感想です。わが国の判例の整理、具体的な解釈論の提言をしている部分に触れてもらえなかったのは残念です。往復で３８ｋｍ余でして、渋谷に行くより距離も短く、渋滞もありません。渋谷本館所蔵の本も相模原で受け取れますので、今後とも万代図書館を使わせてもらおうと思いました。名誉教授の場合の貸出期限は３か月ということです。名誉教授であることの実益を感じます。チャペルのたたずまいが青空に映えてとても美しかったので写真を撮りました。Photo-Albumをご覧下さい。

　カンプラのレクイエムを聴きながら。カイヤールの演奏によるものです。

★１２月１３日

　昨日当地はとても穏やかで暖かでした。藤枝の瀬戸川の支流である滝ノ谷川沿いの紅葉公園まで、紅葉と磨崖仏を観に、往復６０ｋｍほどのミニツーリングをしました。Photo-albumをご笑覧ください。掛川・藤枝バイパスにはバイクがかなりの数走っていました。１０時ころに菊川IC近くを通過したのですが、渋滞しているなと思ったら、バイク５台ほどとバン型の自動車が路肩にとまっておりました。接触事故のようでした。すり抜けをしようとしたのでしょう。午前早々の事故ではせっかくのツーリング日和が台無しとなってしまったことと思います。グループでの走行は、当該仲間の性格次第ではありますが事故の危険度が増すと思っています。わたしは、せっかくの思いのままの行動が妨げられるのでもあるので、グループで動くことはほとんどしません。

　きょうはうって変わって冷え冷えとしています。いつものように縁側で仕事をしていますが、暖かくはありません。

　府中に戻るのは、雨の心配がなく、気温も１３，４度はありそうな１６日にしようと思っています。土日は避けた方がよいという計算です。電熱線の入ったベスト、グリップ・ヒーター、ハンドル・カバーがありますから、御殿場、小山あたりの走行もさほど厳しくはないでしょう。

　ボロディンの弦楽四重奏曲を、ボロディン弦楽四重奏団の演奏で、聴きながら。

追記（１２月１５日）

　明日帰るので、朝食後、玄関、廊下、居間、台所の掃除をしました。雑巾がけも含みます。寝室、トイレは明日朝です。家への土産はミカンを用意しましたが、明日２４６号線を走りますので、長泉でとてもおいしいラーメンも買うことにしています。JR御殿場線の下戸狩駅近くのムロフシ製麺所が製造販売しているラーメンですが、麺、スープ（しょう油、味噌、塩などがある）とも、とても気に入っています。小学校の低学年の頃ほんの１、２年住んでいたこともある黄瀬川が流れるこの町は、この二〇年ほどの間に大きく発展しており、静岡県の中で現在人口が増えている数少ない市町村の一つだと思います。もちろん偶然のことですが、かつての同僚芹沢さん、土橋さん、早稲田にいらっしゃった鎌田さんも、わたしの通った長泉小学校に通ったことがあるといいます。

暖かな縁側で仕事をしています。日が低く仏間の奥まで陽が差しています。昨日とうって変わって穏やかです。

アンザンブル・オルガノムの演奏で、アンドレ・カンプラの「クリスマスのためのミサ曲」を聴きながら。フランス・バロック期のミサ、モテにはいい曲がたくさんあります。カンプラ、ジル、シャルパンティエ、リュリ、デュ・モンなどによるものです。

★１２月１０日

　こちらに来てもうすぐ一週間になろうとしています。ここ３日は、空っ風で知られる遠州にしては風もさほど強くなく、穏やかで暖かい日が続いています。昨日は１７，８度あったように思います。

　こちらに来る前々夜寝ちがえたようで腰に痛みがあったのですが、ようやく収まってきました。渋滞があって７時間バイクに乗っていたのもよくなかったのでしょう。歩けないというようなことはありませんでしたが、床にある物をとったり、起き上がったりするのがややつらかったです。腰痛もちは多いと聞きます。仲間入りはしたくないなと思います。

　きょうからまた、少し休んでいた論文の仕事を始めました。今日は、福島高商・経専における法律関係科目の編成がどうであったかを原稿にしています。各学校の設置審査に関わる資料にあたればいいのですが、そこまではしなくてもいいかなと思っているところです。何を教えようとしたか、そのためにどのような教員組織、教官を用意したかということを、整理します。このこととは直接の関係はありませんが、松家の「泡」という小説に小樽高商の卒業生が出てきます。主人公（学校に通えなくなってしまった男子高校生）の大叔父に当たる人がそれで、シベリアに抑留されたという経験をもつとされていますが、ロシア語を同高商で学んだという話が出てきます。ロシア語を解するということをロシア兵に知られないようにしたが、挙動で知られてしまったというエピソードが語られます。高商においては、外国語教育がどこでも熱心に行われたようです。福島高商でも、開設時の教員１７人（校長、教授５、助教授１、講師９、嘱託外国人教師１）のうち、英語教員が３人（うち２が教授。１が嘱託外国人教師）、仏語教員が１人（助教授）、中国語教員が１人でした。「信陵五十年」の元教員一覧には、ドイツ人講師としてごく著名な学者カール・レーヴィットの名が見えます。因みに、福島高商開設当時の法律関係教員は東京帝大法学部卒業法学士である１人だけでした。

　「Albinoni Adagio」と題する、イタリア・バロック曲のコンピレーション・アルバムを聴きながら。NFMレオポルディヌム管弦楽団というあまり聞かない小オーケストラの演奏によるものです。

追記（同日）

　母に会いに行ってきました。昼食が終わったところで、１５分ほど様子を見てきました。眠そうであまりおしゃべりはできませんでしたが、健康そうで安心しました。施設は、面会につき待機時間を求めないという形に緩和してくれました。少し前までは２週間の待機を求めていましたからとても大きな緩和です。しかし、静岡県内でも、小学校でクラスターが生じているなど気を緩めるわけにはいかない事情が続いているように思われますので、なお自重しようと思います。

　行き帰りに「東中学校」の前を通るのですが、何人もの生徒から「こんにちは」の挨拶を受けました。この時間の下校ですから、定期試験の最中なのでしょう。そのうちの１人（３年生とのこと）と家の近くまでおしゃべりしました。家の仕事を継ぐ、あるいは歴史の研究をしたいなどと、将来を語っていました。大人としっかりした会話ができる生徒でした。サンゼンというスーパーによって、新鮮な石カレイを手に入れました。このスーパーの、野菜、肉、魚は、近くのいくつかの他の店に比して圧倒的に新鮮です。煮付けも上手になりました。

　Les Amis de Philippeの演奏による、CPE Bachの「トリオ・ソナタ集」を聴きながら。

★１２月３日

　数日暖かな日が続いています。一昨日、せっかくの好天だからと、ホームセンターになにか種がないかと思って出かけたのですが、予想通りのこととは言え、この時期にはほとんど気を引くものはありませんでした。１２月下旬まで蒔けるという水菜が買えただけです。往復３ｋｍほどの散歩ができました。

　このところ、ルネサンス期の合唱曲を聴いています。デュファイ、ジョスカン、ラッスス、パレストリーナなど、心が洗われるような美しい曲がたくさんあります。ミサ、モテット集など、ほんとうにたくさん録音されています。柴田南雄「西洋音楽の歴史　上巻」（６７年刊）といった本を読んでいると、当時の音源は、「耳による音楽史」、「ハイドン協会音楽史」というシリーズなどきわめて限られていたなと実感しますが、その意味でいま古楽を愛聴するものは幸せです。しかも、CD以外にアクセスの方法が多様にあって恵まれています。

　明日４日土曜日までが暖かく、日曜日から気温が下がるようですので、明日掛川に行こうと思っています。いまやっている論文書きに必要な資料を持って出かけます。今朝の山中湖の気温はマイナス２度ということですから、国道２４６号、１号を走ろうと思っています。小山で北西方向に見上げる富士山が楽しみです。

　Huelgas Ensembleの「Quinta Essentia」というコンピレーション・アルバムをYouTubeで聴きながら。

追記（１２月６日）

　予定通り、４日に掛川に来ました。２４６号を走り、御殿場から４６９号に入る、そして富士からは１号線バイパスを走るというルートをとりました。平地は１５度ほどあって暖かなため人出があり伊勢原、秦野などの市街地で自然渋滞が起きていましたので、沼津を通るのを避けることにしたのです。９時半に出たのですが、普段より１時間半余かかってしまいまして、到着したのは１６時半を過ぎていました。発進・停車の回数がいつもより多く、水分をかなり摂ったのですが夜脚が攣ってしまいました。

　２週間程度ひとり暮らしをしようと思っています。既に、ぶり、合い挽き肉、鶏のもも肉、サツマイモ、ジャガイモ、タマネギなどを買い込みました。

　モーツァルトの弦楽四重奏曲K387を聴きながら。モザイク四重奏団は好みに合います。

★１１月２８日

　日曜日の今日は、ほぼ書斎でじっとしていました。

　かなり摘果したので、金柑が大きく色づいていました。皮をかじって食べるだけですがおいしいです。何か懐かしい味がします。どこかは覚えていないけれど子供の頃庭になっているのを食べたからでしょう。甘くなるのを見計らって鳥が食べに来るように思います。少し食べられるのは身を分け合っているという感じいいのですが、ひと朝で一気に食べられてしまわないといいなと思っています。網をかけるのははばかられます。

　菜園の菜花、正月菜、さやエンドウ、大根は順調に育っています。気になるのは大根について葉を食べる虫ですが、葉に勢いがありますので全部食べられるということはありません。

　昨日渋谷キャンパスに行って、ほぼ最後の資料集めをしました。東京帝国大学法科大学・同法学部、京都帝国大学法科大学・同法学部などの卒業生である４、５人の元教授たちには、商学論集に掲載した業績（法学論文）はないことを確認しました。見立て通りです。これは１７日に相模原キャンパス図書館で閲覧した本で確認したことですが、倉重元教授にも（東北大学法学には論文を寄せており、同大学から博士学位を得ていますが）商学論集には論文はありませんでした。在籍期間が半年足らずであった勝本正晃博士についても同様です。

クリスマス点火祭が金曜日に行われたとのこと。今年もあと一か月です。

　今日の日曜美術館は、菊畑茂久馬をとりあげていました。筑豊炭田で鉱夫をしていた画家山本作兵衛を師と仰ぐ作家の生涯と作品を知りました。藤田のアッツ島玉砕についての菊畑の理解などあらたな知見を得ることもできました。反体制の現代画家が最後にどのような絵を描くに至ったか、丁寧な解説をしてもらえました。

　ブラームスの交響曲第４番を聴きながら。クライバーの指揮するウイーン・フィルによる演奏です。

★１１月２１日

　今日は日曜日です。いつもように、自然百景から日曜美術館までNHKを観ました。小さな旅は栃木県矢板の旅で、農、牧畜、林業を営む人たちを紹介していました。親を継いで業をなす若い人たちが登場しましたが、こういうものを観るとほっとします。

　昨日は久しぶりに大学に行って、いまやっている仕事に関わる資料集めをしました。駐輪場のことを考えて、９時頃には渋谷に着くように出かけました。計算通り、高等部脇の駐輪場に駐めることができました。４時間で２２０円というのは助かります。「商学論集」に掲載された法律論文にどういうものがあるか、著者別に全て調べ上げました。民法だけでいうと、森泉、山田、山崎、小野の４人が同「論集」に載せた論文が、博士論文全部もしくはその一部になっていることがあらためて分かりまして、いま書こうとしている論文の枠組みをそのとおり維持できることを確認できました。博士論文ということで言えば、もう一つ新というひとの憲法論文も挙げられます。小野氏が一橋から学位を得たほかは、東北大学の論文博士（しかも「博士（法学）」ではなくて、「法学博士」）です。きょうも府中市立図書館に行き、森泉「法人法の諸問題」を借りてきました。これに収められている「権利能力なき社団の研究」が学位論文だと思われますが、「審査結果報告書」と照らすことでどこがどう評価されたのかを確認することができます。星野英一博士による批判もありますので、これも参照しようと思っているところです。「福島の民法学派」について書くように依頼されているのですが、研究を踏まえた教育がどう行われてきたかを含めて、これにうまく応えられそうに思います。抗弁権の永久性や危険負担については、これらの研究が民法改正にどのように影響したかなどにも言及できそうです。

　図書館では、新着図書の棚にあった、重光「巣鴨日記」も借りることができました。厚いものですが読んでみようと思っています。

　皆既に近い部分月食は薄雲がかかっていてはっきりとは観ることができませんでした。手持ちで撮ったこともありいい写真とはいえませんが、Photo-Albumにアップロードしましたので、ご笑覧いただければと思います。

　YouTubeで、ヘンデルのソナタ集を聴きながら。

★１１月１４日

　とても穏やかな日曜日です。免許更新のための認知機能テストが明日ありますので、どんな内容なのかを再確認しました。高齢者事故が増えていることから必要であることは十分理解していますが、こうしたテストはいやなものです。「２時間講習」ですむようがんばりたいと思っているところです。

　昨日も暖かでしたので、気になっていた前庭の鉢やプランターを整理しました。チューリップの球根を２０球ばかり買ってありますのが、これでようやく植えることができます。庭の花は、ほとんどなくなりましたが、そのなかでサザンカが目を引きます。紅・白あわせて５本買ってきて植えたのですが、一本だめにしました。日曜園芸の時間でサザンカをとりあげていました。菜園の大根、菜花などは順調に育っています。大根はおんぶバッタにかなり食べられていますが、成長の勢いが勝っているので、さほど大きなダメージとなってはいません。ピーマン、シシトウがまだなっています。ことしはじめてピーマンの収穫数を数えたのですが、ふた株で７０個に達しました。肥料を丁寧に施したことに因るものと思っています。

　エリック・ボスグラーフの演奏によるヴァン・エイクの「笛の楽園」を聴きながら。聴いてみてよいリコーダー奏者は、リンデ、ブリュッヘン、クナイス、マンロー、ハウヴェ、ブッケ、フェアブリュッヘン、ペトリ、ピケット、アンドリーニ、エイク、シュナイダー、ラウリン、ヴァレンタイン、そして最近のボスグラーフ、ホルシュなど。花岡、吉沢、荒川、太田など日本人奏者もがんばっています。

★１１月５日

　ここ数日、とても穏やかで暖かい日が続いています。このような日は家に籠もってばかりいるのはもったいないとばかり、一昨日は逆川沿いに城からかなり西まで２時間余の散歩をしました。この家は駅より２０分ほど東にありますが、駅より３０分余西北西にまで歩いたわけです。気にかけたのは、城が市内の各場所からどのように見えるのだろうか、ということでした。とくに、西からみた城の姿がどんなふうなのかをみてみようと意識して歩きました。昨日は、静岡市の手前の、業平の歌で知られる宇津ノ谷峠越えをしました。（藤枝市）岡部口から静岡口、静岡口から岡部口で、異なる道（行きは蔦の細道、帰りは一部旧東海道）を歩きました。往路の標高差は１２０ｍほどの文字通りの峠越え。帰りは明治時代にうがたれたいまは車の走らない隧道を歩きましたから標高差は５０ｍほどであったと思われます。トータルで一昨日と同様２時間余歩きました。上り下りがあるので、歩いただけなのにかなりの汗をかきました。いい運動になりました。岡部までは渋滞がなければバイクで４０分ほどです。よいツーリングともなったという次第です。Photo-Albumをご笑覧ください。

　こちらに来てようやく２週間ほどになります。これで十分な待機時間がとれたように思いますので、明日母に会いに行こうと思っているところです。仕事がかなり進んだので、喜多尾道冬「シューベルト」（朝日選書、97）を読み始めました。静岡で一年生のとき、この人からドイツ語文法を習いました。こうした領域を専門になさっていることを授業中話題になさってはおられなかったと思います。静岡から中央大学に移籍なさったのですが、この本の著者紹介欄によれば経済学部教授とありますから、語学を教えることを続けられたのでしょう。

　ブレンデルによる、「ベートーベン・ピアノソナタ全集」を聴きながら。

追記（１１月８日）

　ほんの少し風がありますが、青空が広がり佳い日です。今日も母のところに行って、１５分ほどの面会時間ですが声をかけ肩でも揉んであげようかと思っています。認知能力はだいぶ下がってきていますが元気そうです。施設のスタッフの方々の笑顔をとてもありがたく思います。

　天気も好く気温も２０度くらいまで上がりそうなので、１０日（水曜日）に府中に戻ろうと思っています。だいぶ長居をしました。家への土産も用意できました。

　クイケンのトラヴェルソにより、バッハの息子たちのフルート・ソナタを聴きながら。

★１０月３１日

　朝から雨です。すぐ思ったのは、投票行動にどんな影響が出るだろうかということです。わたし自身は、期日前投票を済ませてきました。

　日曜日の今日は、いつものように、自然百景と小さな旅を観ました。自然百景は、長野県の八島ヶ原湿原の草花・野鳥、小さな旅は御嶽山への旅をみせてくれました。それでお仕舞いにしようとしたのですが、たまたまテレビを点けたら、日曜討論の代わりに、「あの日、あの時、あの番組」で、小三治のことを採りあげていましたので、観てしまいました。彼の「枕」を好む人もあるようですが、わたしはだめです。しかし噺自体はみごとでとてもよいと思っています。野ざらしや粗忽長屋のほんの一部を紹介してくれました。いずれも、最晩年の高座でした。矢野誠一という評論家の話として、彼は老いて、若いを装うのでもなく、老いに甘えるのでもなく、老いを認めて生きた、と評していまして、これには共感できました。本人のインタビューでの、「もっと素直に生きたい」との言葉にも共感できます。

　福島大学経済学部同窓会の事務局の方からの資料が府中に届きました。コピーで百数十頁あるようで、これによって高等商業学校創設の年である１９３８年から行政社会学部が発足した１９８２年（？）までの４５年ほどの間の法学研究者である教官在籍者がどのようであるかはほぼつかめそうで、読むのが楽しみです。経済学部に在籍した法律の専門家、とくに民法研究者、がどんな研究を「商学論集」に発表したか、をうまくまとめてみたいと思っています。もう１週間はこちらにいますので、転送してもらおうと思います。

　ドヴォルザークの交響曲第７番を聴きながら。ムジカ・フローレアというオーケストラの演奏によるものです。

追記（１１月３日）

　今日も論文についてかなり進めることができました。１９３８年から１９８７年までの間、福島高商・経済専門学校・大学経済学部（・短期大学）における法学（とくに民法）研究・教育が、誰によりどのように行われてきたか、概略がつかめました。想定していたとおりではありますが、当初の一人または二人体制から一〇人体制まで規模的に大きな展開を遂げていますし、当初の各科目の必ずしも専門的でない人による担当（政治学の人による商法担当、民訴の人による商法担当、法学研究者ではない人による労働法担当など）から、専門の人による担当へという教育内容の充実もあることが明確になりました。

　午後、逆川に沿って城からさらに西まで、２時間弱散策しました。７，８ｋｍは歩いたでしょう。シャワーを浴びたくなるほどに、いい汗をかきました。天守閣を東、西、そして南からみることができました。この城は新しく建てられたものですがたたずまいは廃藩当時のままです。小ぶりですが形の好きな城です。

　ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏によるシューマンの「交響曲全集」を聴きながら。

★１０月２５日

　予定通り、２３日に掛川に来ました。天気はほぼ快晴で、風もなく、絶好のツーリング日和でした。土曜日でもあって、道志道は山中湖に向かう車でとても混んでいました。箱根旧東海道に寄る計画を立てていたのですが、寄らずに最短距離をとってきましたので、走行距離は２１４ｋｍでした。燃費はほぼ２４ｋｍありまして、CB1100としてはもっともいい数字です。

　いつものようなひとり暮らしが始まりました。さっそくコロッケ作りをしました。ジャガイモのつぶし方、中に入れるものに変化をつけることによって、いろいろに作れますから奥が深いです。仕事は、論文を書くための準備だけです。商学論集に載った論文で法学博士号に結びついたものをひとまず確認しているところです。同窓会事務局からのコピーを心待ちしています。来れば、おもしろい作業ができそうに思います。

　ディールティンスの演奏によるアルバム「イタリア・バロックのチェロ作品集」を聴きながら。ガブリエリ、マルチェルロ、ボノンチーニ、フェッシュ、ヴィヴァルディ、ジェミニアーニのチェロ・ソナタがとりあげられています。このような曲集は、NAXOSのようなライブラリーで知られるものです。大学を離れても、こうしたライブラリーが楽しめるということはありがたいことです。

追記（１０月２７日）

　暖かで穏やかだったので、藤枝市岡部の朝比奈城址まで一走りしました。片道１時間足らずのツーリングでした。もともと、小高い山頂に土塁・空濠などが造られただけのようで、城址といってもなにか遺構が残っているということもなかったのですが、山頂までよい散策ができました。麓に「玉露の里瓢月亭」という茶室がありまして、その庭のフジバカマに寄ってきているアサギマダラに会えました。Photo Albumにアップロードしておきますので、ご笑覧ください。

　Al Stewartのアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。

★１０月２０日

　福島大学経済学部創立１００周年との関わりで、同学部に在籍した者の民法研究がどのようなものであったか、につきいま考えています。この学部は、高等商業学校として発足し、経済専門学校を経て大学経済学部となっており、その法律研究・教育の部分は、さらに行政社会学部、そして行政政策学類へと発展を遂げていますが、一つの区切りとして、経済学部の「商学論集」に登載された民法研究を跡づけるということをしてみようと思っているところです。そこでの民法教育、あえて言えば非法学部における民法教育、のありようについても目を向けたいものと併せ考えています。そのための資料集めということで、久しぶりに大学図書館に行ってきました。入館に際して、名誉教授であることを証する身分証カードが役に立ちました。日頃さほど感じていないのですが、名誉教授称号を与えていただいたことをありがたく思った次第です。聞くところによると、法学会におかれているコピー機を使うために、名誉教授用のカードがあるとのことでもありました。これまたありがたいことです。地下の集密書庫に所蔵されている「商学論集」の、１巻（1930年刊行）から６９巻（2000年刊行）までの著者別に整理された総目次をみることができました。現状でデータがどうなっているかが必ずしも分からない「リポジットリー」とは異なり、現物を見るのはやはり具合がいいです。

今日もバイクで行ったのですが、空いていないのではないかと思った高等部横の駐輪場に駐めることができました。到着したときには空きがなかったので、ヒカリエの駐輪場まで行かないといけないかと思ったところ、そこにひとりのライダーがやってきて出してくれ、空きが生じました。ほんとうにラッキーでした。少し前にやっていた刑事弁護に係る警察署のそばにも１０台ほどのバイク駐輪場がありました。霞ヶ関であったら日比谷公園駐車場には３０台余の駐輪場があります。地裁には５台ほど駐められる駐輪スペースがあります。どこに行くにも駐輪スペースは気になります。　

　Barocco Venezianoの演奏による、ペプシュの「協奏曲・ソナタ集」を聴きながら。こういう曲集は、コーヒータイムに最適です。

追記（１０月２１日）

　川崎＝重倉還暦記念論文集「現代の民事法」(77)を所蔵しているというので、都立図書館多摩分館（国分寺）に出向きました。オンライン予約をしていなかったので入館のところから躓いたのですが、なんとか入れてもらい、閲覧希望を出したのですが、結局配架箇所に見つからないということで読むことができませんでした。こんなこともあるのですね。担当者から丁重な謝罪の言葉をいただいたのですが、内心はそれほど残念なこととは思いませんでした。というのも、渋谷に出向けば読むことができますし、なにより片道４０分ほどの、途中武蔵国国分寺跡を通る、散歩になりましたからかなりの充実感をもてたからです。知りたかったことは、重倉先生が福島大学経済学部（もしくは、高商・経済専門学校）に在籍したことがおありだったのですが、それがいつ頃のことか、何を教えておられたかということです。加えて、先生の「商学論集」への登載論文はなさそうですが、それも確認したいのです。

　福島大学信陵同窓会の事務局の方から、今日よい情報をいただけました。信陵ニュースというものにその年度に在籍している教員の名簿があるということ、その部分のコピーがいただけるということでした。ありがたいことです。

　明日掛川に行こうと思っていたのですが、天気予報では雨とのことなので、一日延ばすことにしました。

　YouTubeで、John Ward(c.1589-1638)のコンソート・ミュージックを聴きながら。「Upon A Bank With Roses」というヴィオールによる合奏曲集です。

★１０月１８日

　今朝の農工大観測点の最低気温は８度ということでした。１１月中旬の気温だとか。寒気が下がってきて、秋がぐっと深まっていきます。紅葉のニュースも耳に入り始めました。

　昨日（日曜日）の日曜日は、いつもどおり、自然百景から日曜美術館までNHKを楽しみました。とくに、日曜美術館の特集では、フォンテンブロー宮殿で最近発見された、江戸末の「遣欧使節」のナポレオン３世への贈答品である絵画や家具・調度品を紹介していました。フランス絵画や音楽における浮世絵・版画におけるジャポニスムに対して、公式の美術品による宮廷美術におけるジャポニスムという説明はおもしろく思いました。狩野春川友信の絵をめぐり、王権のシンボルとしての鳩が描かれているということ、家具には西洋列強におもねらない意匠がほどこされていることなど、興味深い解説をしてもらえました。

　ラッススの七つの懺悔詩篇曲集(Psalm Davidis Paenitentiales)を聴きながら。Herreweggheの指揮するUelgas Ensembleの演奏による全曲盤です。演奏時間は２時間２０分、かつて忙しいときにはとても聴けなかった曲を、今は聴くことができます。今谷「ルネサンスの音楽家たち　II」に彼が作曲した、宗教曲、世俗曲の詳細な紹介があり、便利です。しばらく遠ざかっていましたので、デュファイ、ジョスカン、パレストリーナ、バードなどルネサンスの作曲家たちによる、ポリフォニーの美しく清んだ名曲を意識的に聴こうかなと思います。

追記（１０月１９日）

　雨模様です。資料室に行くことはあきらめようと思います。

　昨日は久しぶりにホームセンターへの往復ですが散歩ができました。気になっていた菜花とさやエンドウの種を買うことができました。雨が止むのをみて、播こうと思います。

　パロット指揮タヴァナー・プレヤーズの演奏による、モンテヴェルディの「倫理的宗教的な森Selva Morale e Spirituale」を聴きながら。ここでのエマ・カークビーはとてもすばらしいです。これは、とても評価の高い盤ですが抜粋盤でして、全曲盤は、The Sixteen,Cantus Koelnなどで出ておりCD３枚組になっています。

★１０月１４日

　久しぶりに都心まで出かけました。ひとつは、３か月ぶりの検診で四ツ谷の眼科でした。ありがたいことに、眼圧は低く推移しています。医者としてこのようなケースはやりがいが小さい。しっかり継続して目薬を点け続けてください、と言われました。緑内障とのつきあいは、もう１０年を超えています。検査がなく、診察だけのときは気分がとても楽です。お財布にも優しいので、助かります。もうひとつは、資料（「�ｓ�大学５０年史」）を読みに広尾の都立中央図書館でした。ここは初めてでしたので、行くこと自体に少し苦労しました。外苑西通りの広尾橋交差点を左折したのは正解だったのですが、駐車場のある入り口に行き着くのに手間取りました。地図を見て頭に描いていたところがやや不正確だったというのがその原因です。資料閲覧のシステムも初めてでしたのでゆっくりやっていたところ、資料名「�ｓ�大学５０年史」と入力したところで、親切な係員がログインなど操作方法を教えてくれました。入館に際して手渡されたカードに利用のための登録番号がバーコードで記載されていたのでした。受け取った時にこれはなにか、どう使うのか尋ねるべきでした。機械に不慣れで困っている老人に手を貸してくれたということでもないらしいので、へんにほっとしました。この図書館は、入館人数の制限をしていまして、PCまたは電話による予約による方式、予約なしという方式のいずれかによるものとされています。念のためと思って、予約をしてから出向きました。２時間ほど資料を読んで帰ってきました。

　アンドレ・カンプラの「クリスマスのためのミサ曲」を聴きながら。アンサンブル・オルガヌムほかの演奏によるものです。

★１０月１０日

　日曜日です。いつものように、「自然百景」（新潟の粟島）、「小さな旅」（�ｓ�市）とNHKを観ています。�ｓ�は、「フルーツライン」の果物作りをみせてくれています。堰守りもしているひとの、「果物は手をかければ応えてくれる」という言葉は味わいがあります。８月から、もも、りんご、ぶどう、なしと続きます。農業短期大学校に教えに行っていた頃のことをなつかしく想います。

　Immerseel/Anima Eternaの演奏による、シューベルトの「交響曲全集」（全９曲）を聴きながら。いまは第３番です。昨夜は、同じ全集を、Brueggen/18th Century Orchestraの演奏で楽しみました。Abbado/Europe Chamber Orchestraのものも持っています。「未完成」だけではないことは確かです。かつては、とくに「未完成」と「グレート」が、フルトヴェングラー、ベーム、ワルター、カラヤンなどの演奏によって聴かれていたのでしょう。因みに、「未完成」につき、吉田秀和の推薦盤はベーム/ウイーン・フィルもしくはベルリン・フィルでした。アルノンクールのものが出て以降、状況が変わったと言えましょう。オーセンティシティあるいはHIP的なものの展開ということで

追記（１０月１２日）

　府中での日の出時刻は５時４５分、日の入り時刻は１７時１５分、とだいぶ日が短くなってきました。朝の気温も１７、８度まで下がってきました。虫の鳴き音も弱くなってきました。

　Junghanel指揮、Cantus Keolnの演奏による、１６世紀の作曲家WertのMadrigal集を聴きながら。ここのところロマン派のものを意識的に聴いてきましたが、１２月に向かうこの時期、すこし古い時代の声楽曲にも耳を向けようと思います。

★１０月８日

中学校３年の同級会の知らせを受け取りましたが、この会を熱心に支えてくれていた友人の訃報が含まれていました。元気に小田原で地域活動を熱意をもってもしてこられた方なので驚きました。だれも明日は知れぬ、ということは１０年余前に教えられたのですが、ほんとうにそうだとあらためて思います。老いを豊かに過ごされた方だなと思いながらも、寂しく、また残念にも思います。自立の内に日々を大切に生きるように、と教えてくれているようにも思います。そんなこともあって、五木寛之の「新老人の思想」を書架から取り出しました。会は来年の５月ということですが、そのころには新型コロナはだいぶ落ち着いていることでしょう。

　論文執筆の準備を始めています。週明けに、広尾の都立図書館や大学法学部資料室に行かなくてはと思っています。１４日の眼科の受診も含めて、バイクでの移動を考えています。判例体系の検討会が終わり（１５日）、執筆のための資料もそろったところで、また掛川に出かけようと思っています。途中、箱根旧東海道に寄ろうという計画もしています。

　ネゼ＝セガン指揮、ヨーロッパ室内オーケストラの演奏によるメンデルスゾーンの「交響曲全集」(16)を聴きながら。いまは「第３番スコットランド」です。１,２,５番、とくに前二者、はあまり聴きませんので、おもしろく感じています。

追記（１０月９日）

　早くも週末です。

　前記した五木「新老人の思想」という本に、「時間と、ある程度の経済力をもった老人たちが、暴走したり、迷走したり、疾走したりしている。そんな新老人が目立つ時代になった。・・・・・・（しかし）いかに壮健で、いかに気力にあふれていようとも、すでに『人生五十年』をはるかに過ぎていることの自覚をもつ必要がある。」という文章があります。そうだな、と反省しつつ思います。「人生の目的は長寿ではない。医療の任務は延命ではない」にも共感します。

　アーノンクールの指揮するコンチェントゥス・ムジクスの演奏による、モーツァルト後期三大交響曲(14)を聴きながら。３つはセットであるということを前提とする演奏になっています。今朝はすでに、アーノンクール(1929-2016)の最晩年の指揮による、ベートーヴェンの交響曲第５番(15)も聴きました。体調悪化により、これと４番だけで、他は録れなかったことを惜しむ声が聞かれます。このところ、ヨーロッパ室内オーケストラ、バーゼル室内オーケストラ、ジャルディーノ・アルモニコ、モーツァルト・オーケストラ、フライブルク・バロック・オーケストラなどを聴いていますが、コンチェントゥス・ムジクスをはじめとするこうしたHIP系の交響楽団はとても好きです。ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィルなどとは異なる味があります。

★１０月６日

　台風一過、ここ４，５日は秋晴れの日が続いています。とくに午前中早くは、気温も２０度程度で気持ちがいいです。庭には、蝶の動きが目立ちます。蜘蛛もそこら中に巣を張っています。

　国選の選任がありませんでしたから論文のことを考えていますが、まだ資料を集めている段階です。法学部の資料室に行かなければならないと思っています。コロナのため、図書館には入りにくいようですから、都立図書館のような公共図書館の利用も考える必要があるなと感じています。図書館が常に身近にあることのありがたさを感じないで過ごしてきてしまっていたなということを実感しています。

　その余は、読書と庭仕事です。どんなものかと思って、はじめて東野圭吾を読んでいます。人気作家であることは知っていましたが、関心の対象ではないと読まず嫌いとしてしまっていました。著者紹介をみ、既に還暦を迎えている作家であるということを初めて知りました。まずはと思って、直木賞受賞作「容疑者Xの献身」からにしましたが、このジャンルの話としてはよく考えられた作であるとはみうるものの、やはり関心の対象の外にある作家だと思いました。しかし、もう一作、「白夜行」も読んでみようと思っています。こうしたものに関心が持てないのは、抽象的にいえば、何のために読書をするかということに関わっているように思います。

　今夕は、オンラインでの司法試験合格者祝賀会です。各人の長年の努力のもたらしたものとして、各人の合格をこころからお慶びしたいと思います。

　Lisa BatiaviliとChamber Orchestra of Europeのアルバム、「Visions of Prokofiev」を聴きながら。音友ムック「クラシック不滅の名盤１０００」(07)の改訂版である、「最新盤　クラシック不滅の名盤１０００」(18)であらたに採り上げられたアルバムのひとつです。

追記（１０月７日）

　昨夕の祝賀会は、参加者が３５人あり、とてもよい会となりました。祝いの言葉とともに今後とも努力してよい法律家になってほしいとの声援もなされました。オンラインながら、合格者の喜びの声が直接に聞けてよかったです。３５０人ほどの修了者のうち１００人に少し足りない合格者があること、法務研究家について廃止の届けがなされたこと、青山学院における法律家養成教育の今後のあり方などについての報告もいただきました。気になっていた、ワシントン大学との協定関係解消のことも話題となりました。

　久しぶりに曇りです。少し雨も落ちてきていて、野菜にとってはとても好ましいです。

　フランスの風（Les Vents Francais）というウインドアンサンブルのアルバム、「Moderniste」(19)を聴きながら。

★１０月１日

　台風の接近によりかなり強い雨が降っています。この中、予約していた歯科（年に３回ほどの頻度で観てもらっている）に出かけました。普段はバイクですが、やむなく自動車で行きました。自動車の運転は半年ぶりのことでした。次回は２月初めとなります。退職前には、歯科衛生に気を向けることなどまったくできませんでしたからありがたいことです。

　バックハウスの演奏による、ブラームスの「ピアノ小曲集」を聴きながら。「６つのピアノ小品」が中心で、あとは間奏曲、狂詩曲、幻想曲、４つの小品のいくつかがとりあげられています。ブラームスについて、このジャンルのものはほとんど聴きませんが、このアルバムは「クラシック不滅の名盤１０００」（音友ムック 07）にとりあげられています。

追記（１０月４日）

　昨日、今日と快晴です。庭に出ると気分がいいです。畳み１畳分くらいをおこして、苦土石灰、牛糞などをすきこみ、正月菜や小松菜の種を播きました。大葉、オクラの種が完熟していないので、おこすことのできるところは限られます。しかし、播種を段階的にできるのでむしろ好ましいといえます。大根はとてもうまく育っています。だいぶ間引きました。抜き菜は汁に使います。春の花をどうするかもそろそろ考えないといけません。チューリップ、スイートピーなどが頭に浮かびます。

　コラールの演奏で、フォーレの「ピアノ曲集」を聴きながら。いまは即興曲です。

★９月２８日

　昨日府中に戻ってきました。途中、岡部宿と丸子宿の間にある宇津ノ谷峠を少しだけ観て歩きました。道の駅宇津ノ谷峠からほんのわずか、坂下地蔵堂からつたの細道公園までです。いま、藤枝バイパスでは立派なトンネルでこの峠をすぐに超えてしまいますが、脇を走っている県道２０８号（旧国道１号）は細く、少し脇にそれると「お羽織屋」など昔の民家のたたずまいを味わえます。くるっと走ってみました。峠越えの道は６つあったといいますが、このようにちょこっと散策し、走っただけでも、この峠が難所であったことを思わされます。あとは須走道の駅でおむすびを食べただけで、２２０ｋｍほどを５時間余で走りました。これによって手指や脚がつることもなく、健康に恵まれてありがたいことだとつくづく思いました。

　今日は国選の割当日でして、１０時から５時半まで待機です。このところ２回連続で割り当てられていますが、今日はどうなりますか。朝一番で借りている本の返却のため図書館に行ってこようと思っています。ついでにNAXOSの手続もするつもりです。

　YouTubeで、SchubertのPiano Sonata D958を聴きながら。Andsnesの演奏です。CDでは、D958,959,960,850で後期ソナタ集として２枚もののセットとなっています。

追記（９月３０日）

　今回選任はありませんでした。少しほっとしています。�ｓ�大学（経済学部）から依頼された原稿の執筆に専念できます。大学法学部の資料室に出向き、いくつかの大学の紀要に載っているであろう論文・記事をみなければいけません。開室日・時間、コロナの影響による開室制限などについて、既に確かめてあります。名誉教授であることのメリットは名乗れることのほかはあまりありませんが、資料室のコピーカードを使わせていただけるようで、これはありがたいことだと思いました。

　昨日、今日と、バイクのさび取りをしました。少し深いところもありますが、かなりきれいになりました。

　台風接近の影響だと思われる雨が降り始めました。歯科に行くことになっていますので、ひどくならないといいがと思っています。明日「宣言解除」だそうです。わたし自身の生活にはほとんど影響はありません。東北への旅行をしたいものと考えてはいますが、これはまだしばらく先になるでしょう。

　バドゥラ・スコダの演奏による、シューベルトの初期ピアノ・ソナタを（全集の内の一部を選んで）聴きながら。１３番以下、とりわけ２０、２１番と異なりほとんど聴くことがありませんが、美しいメロディーもみられます。

★９月２２日

　こちらに来て丁度一週間が経ちました。数日はただぼんやりして過ごしました。しかし、数日前から判例体系の原稿が整理されたものにつき検討をはじめました。検討会はオンラインですが、１５日に予定されています。オンラインでの検討は、すでに２回していますから慣れました。

１８日に通過した台風は、勢力が弱く、思ったより南を通りましたから、風雨ともさほどではなくほっとしました。翌日は台風一過にはふさわしくない曇り空でしたが、墓参りをして後、藤枝の蓮華寺池公園まで出かけました。この公園は、バイパス谷稲葉ICの東３ｋｍ、藤枝駅の北東３ｋｍほどにありますが、広々としており高低もあるので散策が楽しめます。徑脇、斜面に咲く彼岸花は丁度満開でした。往復５０ｋｍほどのミニツーリングともなりました。

　Isserisの演奏による、Elgar, KabarevskyなどのCello Concertoを聴きながら。

追記（９月２４日）

　快晴です。日中は気温がだいぶ上がりそうですが、いまは気持ちがよい秋の陽気です。

判例体系の仕事を一気にやり揚げました。やはり自分の原稿にいくつかつまらない間違いがありました。判文に当たらないといけないものもひとつありました。これで、残りの数日を心置きなくのんびり過ごせます。２８日が国選待機日なので予定通り２７日に府中に戻ろうと思っています。天気も大丈夫そうです。台風の影響もないでしょう。

　Grand Duo Italianoの演奏によるScaleroのヴァイオリン曲集を聴きながら。

★９月１６日

　今朝はほぼ快晴で、空気が乾いていて気温もおそらく２０度程度でしょう。とても気持ちがいい朝です。

１３日の公判期日において、結審の上判決も言い渡されました。事案類型的に観てごく標準的な執行猶予つきの判決でした。保護観察はつきませんでしたから、被告人にとってよい判決がもらえたものと思っています。別れ際にあらためて、更生につきがんばってくださいと声をかけました。

　これで一件落着いたしましたので、翌１４日に判例体系の仕事を持って掛川に来ました。静岡県は午後から雨との予報でしたから早く出ましたが、静岡市を走っているところで少し強い雨に降られました。うまく雨宿りができ、合羽を身につけましたのでほぼ濡れずに済みました。

　ここ数日は仕事をせずにのんびりとすごそうと思います。図書館の返却本の棚にあった古屋健三「老愛小説」、平野啓一郎「日蝕」などの小説のほか、セルヴィーニュ＝スティーヴンス「崩壊学」、水野＝山口「資本主義と民主主義の終焉」を持ってきています。

　ヴィア・ノヴァの演奏する、ショーソンの弦楽四重奏曲ハ短調を聴きながら。

★９月１３日

　今日雨はなさそうです。２時半開廷なので、１２時半頃出ればいいかなと思っています。準備は万端整いました。期待する判決を得たいものです。それなりの服装をしないといけませんので、今日は自動車で行きます。マスクをしての法廷は３度目になります。

　いつもと同じく、朝菜園に出ました。雨もありましたので、発芽はとてもうまくいっています。一昨日畳み二枚ほどにれんげの種を播きましが、これはまだ発芽していません。昨年は播くのが遅くてまったくだめでしたが、ことしは播種すべき時期に播きましたのできっとうまくいきます。朝顔の種ができはじめていますが、花色が赤紫以外のものにつき気をつけて採っています。つまり、ツルの色が赤ではなく緑のものに注意しています。

　Snowy Whiteのライブアルバム「After Paradise」を聴きながら。

★９月８日

　昨日司法試験の最終合格者の発表がありました。合格者は全部で１４００名余でありましたが、青山の修了生は３名でした。青山らしく、いずれも未修者コースの修了者でした。このなかに、わたしの自主ゼミの参加者１名がおりまして、さっそく合格の知らせを下さいました。ことしの３月はじめまで行っていたゼミ（オンラインで１５回開催）の参加者５名の内２名が合格したことになります（１名は２月に発表された前年分の合格者）。他に、青山の未修者コース１期生のお一人からも合格の報せをいただきまして、とてもうれしく思いました。今後とも精進をお続けになって、よき法律家になっていただきたいものと思います。

　昨日までに、弁論要旨も含めて、公判期日に提示する書面は全て用意が調いました。今回も法廷が被告人の更生に向けてのよきフォーラムになってくれるといいなと思っているところです。この日に判決言渡しもしていただけるといいなと願っているところです。

　Sour Creamの演奏によるアルバム「The Passion of Reason」を聴きながら。マショーからバッハに至る中世、ルネサンス、バロックのリコーダー曲集です。ＣＤ２枚組のアルバムで聴き応えがあります。

追記（９月１２日）

　久しぶりに小さな旅（２０２０年の番組の再放送）を放映しています。隠岐の島の旅です。園芸の時間では岩手でのリンドウの育種を紹介しています。りんどうは、ききょうとともに好きな花です。今朝も早起きでした。朝食を摂りながら、「演芸」で柳家さん喬の演ずる「締め込み」を聴きました。これはこれでとも思いますが、桂文楽の「締め込み」がいかにすばらしいかを感じさせられました。日曜美術館はルーブル美術館をとりあげるようです。

　明日は公判期日です。すべて準備は整いました。

　Snowy Whiteの「ベスト・アルバム」を聴きながら。久しぶりのブルースです。昨日から、Tony Joe Whiteのいくつかのアルバムとともに楽しんでいます。JJ Cale, Eric Claptonなどと一緒に楽しめそうです。

★９月６日

　今朝も早起きです。頭が裁判モードに入ってきているので、目が覚めると気になる論点が頭に浮かんできます。丁寧にメモを作っていますが、忘れないうちに書き込みをすることにしています。公判提示記録は読み込んでいますから、とくに被告人質問にかかわり、検察官、裁判官からどのような質問がされることになるか、いろいろと頭を巡らします。予報によれば、午後に雨マークがついているので、午前接見に行こうと思っているところです。この時機ですからバイクでの移動を考えますが、そのとき気になるのは天候と駐輪場のことです。東京地裁における駐輪については困ったことはありません。前には、日比谷公園駐車場に駐めていましたが、いまは裁判所の駐輪スペースです。自動車だと満車ということで待たされている車をよく見かけますが、オートバイで来る人は少ないのでしょう、これまで待たされたことはありません。警察署の留置施設での接見の場合は署によって事情が異なります。都心でも、たとえば麻布のように駐輪に困らない警察署もあります。小菅の東京拘置所の駐車場スペースはかなり広いです。

　YouTubeで、Snowy Whiteのアルバム「Snowy White」(84)を聴きながら。彼は、48年デヴォン生まれ、ワイト島育ちです。

追記（同日　夜）

　予報を信じて午前中に動いたのですが、帰路降られてしまいました。降り出しは２時頃からと思っていたのですが、少し早まり１２時半頃東八道路に入ったあたりから土砂降りになりました。腰から下がずぶ濡れになりましたので、帰宅してすぐシャワーを浴びました。合羽を持って出かけるべきでした。

　進行、検察側証拠についての同意・不同意、当方から請求する証拠を、それぞれ裁判所書記官、公判担当検事に伝えましたので、あとはほぼ弁論要旨を書くことを残すのみとなりました。

　Snowy Whiteのベスト・アルバムを聴きながら。　　

★９月２日

　今朝の農工大の外気温は１９度でした。秋です。秋雨前線の影響（３１日から３日はどこかに雨マークがついている）で今日は一日中雨模様です。なお降り続いています。昨日帰ってきましたが、気象協会の予報は曇りでしたのに、道志村役場あたりからわずかに降り始め、相模原市に入る頃には道路も濡れてきました。３時頃到着したのですが、身体が冷えてしまったのでシャワーを浴びました。

　この２週間は裁判モードになります。まずは、こちらが出す情状証拠を揃え、公判検事にそれを示し、来週明けには裁判所に進行予定連絡票を送付することをしなければなりません。

　Festetics Quartetsの演奏で、ハイドンの四重奏曲集を聴きながら。

追記（９月４日）

　秋雨前線によるしとしと雨が続きます。昨日は午後その合間を縫って公判記録の閲覧・謄写をしてきました。帰路、東八道路の杏林大学病院北あたり以西で少し降られましたがたいしたことはありませんでした。とても滑りやすいのでマンホールの蓋だけには気をつけました。

　きょうも小糠雨ですが、昼食後、髪を濡らしながら、水菜、サンチュ、大蔵大根、聖護院大根の種を播きました。苦土石灰、牛糞腐葉土をすき込んでから２０日ほど経ちましたから、丁度いいタイミングだと思います。

　ロジャー・チェイス、大滝美知子の演奏による、「ヴィオラ作品集」を聴きながら。ベンジャミン、エネスク、コダーイ、ヴュータンなどの現代作品が並びます。

　同日後記　平野「ある男」はおもしろいです。法学部の出身であることが作品の中によく見えます。予約者があるので期限延長ができません。今夜までに読み終わらないといけません。

　ハイニヒェン(1683-1729)の「木管協奏曲集」、「協奏曲とソナタ集」を聴きながら。　

★８月２８日

　予定通り、２６日に掛川に来ました。猛暑という予報だったので、６時半にでました。たまには甲州街道を走り大月で南下し、青木ヶ原樹海を走る県道７１号線で富士宮に出ようかとも思ったのですが、結局いつもどおり、４１３、１３８，４６９、１を走ってしまいました。途中、道の駅須走で、熱海、三島、相模原から来られたライダーとおしゃべりを楽しめました。みなさんお好みのバイク、ウエアでそれぞれに富士の裾野でのツーリングを楽しんでいらっしゃいます。ウイーク・デイにこれを楽しめるのは高齢ライダーに認められた特権のように思われます。その中のお一人は、お話しするのが二度目ということでこういう偶然もあるのだなと驚きました。わたしよりもはるかに悠々自適を享受なさっておられるご様子で、うらやましく思いました。みなさんとお別れしてのよき余韻が残るなか、駐車場を出て御殿場方向へ向かおうとしたところで、山中湖方面へ行こうと思っていたのであろう乗用車が急に後進してきてわたしのバイクのタイヤ部分にあたりました。高齢者でしたが後方に注意せずに発進したのです。フェンダー部分が大きくへこんでいましたのでショックはそちらの方でほとんどが吸収されたのであろうと思います。こちらには目に見える損傷はまったくなく、相手もきちんとした人と思えましたので、名前、電話番号を教えてもらい、こちらも教えてその場は済ませました（その夕方、府中に電話があったようです。礼に適ったことだと思います）。その後、１３０ｋｍほどは問題なく走れましたが、タイヤへの痛みがまったく気にならないではありませんから、帰ったら観てもらうのがいいだろうと思っています。思いがけないことはいろいろと起こります。

　Ebene Quartetの演奏で、Debussy, Faure, Ravelの弦楽四奏曲を聴きながら。今回は気分転換のみと考えて仕事はしないつもりで本をたくさん持ってきていますが、そのうちのひとつ、村上春樹「古くて素敵なクラシック・レコードたち」(2021)は、これらのうちラヴェルだけにふれています。紹介される、四重奏団は、ブダペスト、ジュリアード、レーヴェングート、パレナン、イタリア、ラサール（録音は、「古くて」とあるように、５３年から７１年まで）です。この本には、「高校生のとき初めて聴いたフォーレのレクイエム」、「僕がクラシック音楽を聴き始めたのは一九六〇年代半ばのこと」、「僕が十代のころ、最初にドビュッシーの前奏曲集（の一部を）耳にしたのは」、「どちら（ショスタコーヴィッチの二曲のピアノ協奏曲）も、高校時代にレコードを手に入れて、何度も何度も繰り返し聴いた」というような文章が出てきます。わたしのクラシック音楽への誘いは小田原の城山中学校の成田先生がしてくれたことは再々話題にしていますが、ひとがどういう年齢でクラシック音楽に関心を向けたかはそれ自体おもしろいことと思えます。わたしには、残念ながら高校時代ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲のレコードを買うほどの余裕はありませんでした。湘南高校でクラシック音楽を共に語り合える友人はありませんでした。音楽の授業もそうしたものは与えられませんでした。ひとりで唱歌を歌わされたといういやな思い出だけが残っています。

追記（８月２９日）

　今日も、野菜を炒めたり、天ぷらをしたりして、料理を楽しみました。明日は、昨日買ってきた合い挽き肉を使ってコロッケを作ろうと思っています。どうしても揚げ物が多くなります。

　ややこだわるようですが、村上の文章をもう少し紹介します。上記書には、さらに、「クラシック音楽を真剣に聴き始めた高校生の頃、（フライシャーとセルが演奏した、ベートーヴェンのピアノ）協奏曲（１番）のレコード買って、何度も繰り返し聴いて」、「リストのピアノ協奏曲は僕が初めて購入したクラシックのレコードだ・・・これを何度も繰り返し聴いて、細かいところまで曲を覚えてしまった」、「僕は高校生のとき、このアシュケナージの『チャイコン』のＬＰを買って、それからしばらくアシュケナージにどっぷりはまっていた」、という文章があります。初めて出会ったときの印象、記憶はしっかりと残るものだなと思います。ベルクの弦楽四重奏のための「叙情組曲」を紹介するにあたっての次の文章には共感できます。「ある音楽が理解できない場合、とるべき方法は二つある。ひとつは放り出して二度と聴かないこと。もうひとつは理解できるまでしつこく聴き返すことだ。僕は、『せっかくレコードを買ったのだから』と何度も聴いた。するとそのうちに次第に音楽の持つ構造や意味のようなものが見え始めてくる。」

　久しぶりに、Claptonのアルバム「Pilgrim」を聴きながら。彼の数多のアルバムの中でももっとも好きなもののひとつです。

★８月２４日

　この夏の野菜はどうであったかを実際につかむために、初めて、大玉とまと、きゅうりなどについて、正の字をつけてとれた数を数えてみました。その数はほぼ次の通りです。とまと（１株）２５、きゅうり（１株）３５、なす（２株）２０、ピーマン（２株）６０、おくら（５株ほど）２０、カボチャ（３株）３。土の改良、適切な栽培法の実践をすればもっととれるようになると思います。毎日とり続けたミニトマト、シシトウ、サンチュ、大葉などについては数えきれませんでしたから、とてもたくさんとれたとしかいいようがありません。土いじり自体を楽しめたうえ、このように豊かな収穫があるのですから、菜園部分を買い足してほんとうによかったなと思います。

　昨日は保釈請求にかかわり、担当裁判官との電話による話し合いほか裁判所といろんなやりとりをしました。不慣れなことでありますから、刑事１４部（地裁・高裁１階）、経理出納２課（同９階）、記録閲覧室（同１１階）の方々には種々のことを教えてもらいました。総じて丁寧にお教えいただけ、感謝しています。得た結果は、「保釈許可」でして、司法統計年報によれば保釈許可率が１２パーセントほどの事案類型ですから、とても達成感があります。「保釈不相当」を結論とする検察官意見もコピーしてきました。なにをしても勉強になります。

　Grand Consort Li Stromentiの演奏で、アレグリのコンソート音楽「メディチ組曲」を聴きながら。名曲ミゼレレのような宗教楽曲はよく聴いていますが、器楽曲はさほどでありません。Naxosのようなものでないと、このような曲には出会うことができません。コンソート・ミュージックはティータイムに似合います。

★８月２２日

　湿度は６０パーセントを切っていますが、気温は３０度を超えています。

４００頁を超える松家の「光の犬」を読み終えました。三代１００年に亘るある家族（祖父母・父母・叔母たち）の姿が、北海道犬、そして周囲の人との関わりのなかで描かれます。中心は、「歩（大学での講義で魅せられて天文学の道を歩み始めた）・始」の姉・弟ふたりにあるものの、家族各人の種々の記憶が「行きつ戻りつ」たどられて示されますが、きらめきと翳り、喜怒哀楽に分けるとすると、翳り、哀が基調をなしているように思われます。ひとは明日どうなるかも分からず危うくうつろい生きているということを思わされます。「添島始（父親に反対されながらも文学部に進み、学び、その後ある大学で書物史を講じていたが、５０歳頃に郷里に戻って、宿命のように老いたものの世話をしている）は消失点を背負っていた」、という書き出しは暗示的です。いまは、五木「雨の日には車をみがいて」を読み始めました。「奇妙な青春の季節を乾いたリリシズムで描く、都会派恋愛小説の名作」との解説がついているが、いかにも若書きのもの。あっさり済ませて、次は平野啓一郎２冊と黒井千次です。

アルビカストロ、シュネル、エルレバッハなどのバロック期室内楽曲集を聴きながら。Pan Classicsというレーベルでの検索により、楽しんでいるところです。

追記（同日午後）

　菜園を少しだけおこしました。大きな敷石３枚をとってその分だけわずかに広げた次第です。肥料も入れたのでしばらくしたら大根などの種を播くことにします。その際に、残っていたカボチャを獲りました。摘芯をしなかったためだと思いますが、結局３株で獲れたのは３つでした。受粉した順で行くと、一つ目は重さ１５７０ｇ、直径１６ｃｍ。二つ目が、１７１８ｇ、１７ｃｍ、三つ目が、７９３ｇ、１２ｃｍでした。三つ目はツルが弱く、熟しかたがやや足りなかったように思います。　

アルボーの室内楽を聴きながら。　

★８月２０日

　検察の調べはもうないとの話も受けて、昨日保釈請求を出しました。１回目のときの検察の「意見」を丁寧に反論する内容をもつ「請求書」がつくれたつもりですがどうなりますでしょうか。ついでに、地検によって記録の謄写をしてきました。Ａ４片面コピーで７５枚でした。閲覧室には２台のコピー機が置いてあるのですが、すこし待つことになり全部を謄写するのに小一時間を要しました。追起訴があるとのことですから、もう一度地検に行かないといけません。これは、９月に入ってしまうのではないかと思っています。都心から戻って後、畳み二枚分をおこして、有機肥料と苦土石灰を入れました。９月に入ったら、たまねぎと大根の種を播こうと思っています。きょうは、サンチュの種を播くため畳み半分ほどのスペースを用意しようと思います。

　これも昨日のことですが、うれしいことに施設から母の誕生会の時の写真５枚が送られてきました。初めてのことです。会場に貼られた模造紙には「百歳寿」との文字がありました。このところ２週間の待機期間がとれなくていましたから、施設が気遣いをしてくれたのでしょう。ありがたいことです。

　YouTubeで、Palladian Ensembleのアルバム「The Sun King’s Paradise」を聴きながら。Rebel, Marais,Couprinなどのフランス・バロックの曲集です。

追記（８月２１日）

　早いもので、もう下旬です。児童生徒にとって夏休みも終盤ということですが、子供たちにおけるコロナの感染が言われていますから、少し異なる状況もあるのでしょう。

　Paisiello(1740-1816)のピアノ協奏曲集を聴きながら。第４番の３楽章のRondoは小気味よく楽しげで、何とも印象的です。前古典期のギャラントな曲趣は好きです。Monettiのピアノ、オーケストラはEnglish Chamber Orchestraです。清らかです。

★８月１７日

　午後、公判期日についての打診があったことに関わり、検察官とのやりとりをしました。ほぼ筋が見えてきました。コロナ禍、夏休みという事情のほか事件の個性によるものでしょうが、やや進捗状況が遅いなという印象をもちます。

　午前中に、インプラントの上物がぽろりと抜け落ちるという思いがけないことが起こりましたが、昼前に歯科を受診しうまく接着治療してもらいました。丁寧な説明をしていただけたので、人工歯がどのように土台に着けられているかがよく分かりました。歯科衛生に関わる指導も懇切丁寧でありがたいです。歯は大切だと思い、退職後は年に３回ほどのペースで歯科衛生士に観てもらっています。

　Linn Recordsというレーベルのアルバム「Fasch : Quartets/Concertos」を聴きながら。ファッシュはリコーダー曲の楽譜を持っていて知ってはいますが、NAXOS Music Libraryのレーベル検索でもしないとこういう曲には出くわしません。アンサンブル・マルシュアスという演奏団体も初めて聴きます。

追記（８月１９日）

　公判期日が来月半ば少し前ということで、ようやく入りました。記録の開示との関係でそのための準備が少し忙しくなるかもしれませんが、これでよかったと思っているところです。また、保釈請求をもう一度試みてみようと思っています。

　松家「光の犬」と猪木「社会思想としてのクラシック音楽」を併読しています。しばらく晴れるようですから、秋・冬野菜のためにサンチュ、ジャガイモを育てていたところに有機肥料と石灰を入れてやろうと思っています。

　YouTubeによって、Magnardのアルバム「Orchestral Works」を聴きながら。Naxosのリリースした、フライブルク交響楽団の演奏によるものです。Ouverture, Chant funebre, Hymne, Suiteと続きます。今日は暑くなりそうです。

★８月１４日

　雨上がりに撮った写真は素敵です。朝顔の新しい花色を見つけました。今年も６色ほどを楽しんでいます。赤紫がほとんどですから、それ以外の種を意識的に残すため、その茎に糸を巻いておきます。唐辛子の緑から赤への変わり様は見事というほかありません。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

松家仁之「光の犬」を読み始めました。前の３作とは異なる趣きを持った、３代に亘るある家族の物語です。仕事が一段落というところなので、読書三昧です。晴れたらだんだんに夏野菜の片付け、雑草取り、施肥というように、秋冬野菜のための菜園の準備をしないといけません。ここまでくるとさほど多くはない公判期日（９月１５日前後か）のための準備のほかは、晴耕・晴雨読（音楽を鳴らしながらの）状態となりましょう。図書館内散歩などをして、よい本を見つけないといけません。

グリマルの演奏による、ヤナーチェクやエネスクのヴァイオリン・ソナタを聴きながら。                                      

追記（８月１６日）

　胎児性水俣病の方が６５歳を迎えたというニュースをみました。思いを新たにしますが、半年ほど前に手にして脇に置いてある「苦海浄土」を読もうかなと思います。

　きょうは、本人に約束したとおり、雨の落ちてこさそうにないタイミングをみはからって接見に行こうと思います。明日までは雨模様です。

　イタリアのヴァイオリン協奏曲集を聴きながら。リタルディ、ラツェッティ、ロンバルディーニなどあまり聴くことのない作曲家の曲集です。モンタナーリのヴァイオリン、アリオン・バロック・オーケストラの演奏です。

　同日夕刻後記　雨に降られることなく往復できました。行きは、たった４５分でした。渋滞がほとんどなければ都心までこの程度の時間で行けてしまうのです。帰ってきてから担当書記官に尋ねたのですが、期日が入るのはどうも９月半ば過ぎのようです。そうこうしているうちに、次の国選割当日が来てしまいます。

　「A Noble Entertainment – Music from Quennn Ann’s London」というアルバムを聴きながら。Williams, Corbet, Pepushなどのトリオ・ソナタ、組曲などを聴きながら。Parnassian Ensembleという演奏団体のものを聴くのは初めてです。

★８月１２日

　NAXOSの現在の配信ＣＤ数は、147600枚余だそうです。月額1850円で、配信されているクラシック音楽は聴き放題ということです。音源を所蔵するということの意味が変わってこざるを得ません。会員になることも考えはしますが、いまは図書館への散歩（片道７，８分）も身体にいいですから、月に２，３回の割合で、利用手続をさせてもらうほうがむしろいいと思っているところです。

　きょうはいい雨がありました。罹災地の方には申し訳ないですが、もう少し降ってくれるとありがたいと思います。来週頭まで天気はこのような調子のようです。

　昨日から読み始めた、砂原「高瀬庄左衛門御留書」を読み終え、いまは猪木「社会思想としてのクラシック音楽」を読んでいます。前者は直木賞候補作でしたからさもありなんと思いますが、市立図書館で予約待ちしている人が９４人いるそうです。数冊所蔵しているようですが、最後の人は半年くらい先にならないと読めないでしょう。読後感ですが、藤沢の域にはもちろん達してはいませんが、まずまずでした。神山ものとしてどう定着することでしょう。因みに、後者も新刊書ですが、予約待ちしている人は５人とあります。いま借りだしているチャールズ・バーニーの「音楽見聞録<フランス・イタリア編> 1770」はといえば、予約者０とのことで気の毒だと思いますが、貸出延長がしてもらえるので自身にとっては幸いなことです。

 NAXOSで、ビオンディのアルバム「ルクレール　ヴァイオリン・ソナタ集」を聴きながら。これも、ARCANAレーベルのものです。気の安まる音楽です。

追記（８月１３日）

　朝から雨です。その合間を縫って、二輪館というバイクショップまでハーレーを取りに行ってきました。オイル漏れが生じたための修理でしたが、部品をひとつ、それにエンジン・オイル換えることで済みました。部品の取り寄せなどのため直るのに２週間ほどを要しました。１万円と少しの出費で済みましたが、ハーレー・ショップに行くとこうはいかなかったでしょう。助かりました。

　ムファットのヴァイオリン・ソナタを聴きながら。これもＮＡＸＯＳで、アルバムの名は、「アルプスを越えたバロックの道のり」(Eine Barocke Alpenueberquerung）というもので、シュメルツァー、パンドルフィなどの曲が入っているアルバムに所収の１曲です。

★８月１０日

　府中は、１２時に３７度、１６時になっても３６度あります。とても暑くなるとおどされて、朝５時少し過ぎに出てきたのは正解でした。山中湖あたりは２４，５度というところで、むしろひんやりした感じでした。道志道の駅でトイレ休憩をし、水（冷やした麦茶）を補給しただけでしたから、４時間４５分くらいで走ってしまいました。

いつものように、帰るとすぐに菜園の様子をみました。１番目のカボチャをとりましたが、重さ１５７０ｇ、直径ほぼ１６ｃｍでした。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

７時になっても３０度を下回らないようですが、夕食後図書館に行ってみようと思います。予約本が２冊用意できたというもので。

チェリストMorosanu（モロシャヌと読む）のコンピレーション・アルバム「Cello Recital」を聴きながら。バロックから現代までの１０曲が、オルガン伴奏により楽しめます。タルティーニ（1692年生まれ）、ヴィヴァルディ(1678)、バッハ(1685)、ケ・デルブロア(1680)、モーツァルト(1756)、シューベルト(1797)、エネスク(1881)、カザルス(1876)ショスタコーヴィッチ(1906年生まれ)作品（ヴィヴァルディのソナタのほかはチェロとオルガンのための編曲作品）というように多様です。

追記（８月１１日）

　今朝も早起きしました。自家製の丸パンをトーストし、庭の野菜のサラダとで、朝食をとりましたが、「ながら」でいい番組を観ました。「目撃にっぽん」（再放送？）というのですが、国立駅前（？）のスターバックスを「日本一静かで笑顔あふれるカフェ」として取り上げていました。スタッフは聴覚障害のある人で、そこでの客との交流を紹介していました。スタッフの、「個性を認め合い、自分らしくいられるカフェ」、「人のつながりがほんとうに楽しい」という言葉が聞かれました。スターバックスを利用することはほとんどありませんが、こんな店も展開しているのかと少し思い直しました。国立らしいとも感じました。

　きょうは、久しぶりに接見に出かけます。

　NAXOSで、コンピレーション・アルバム「Bach for Breakfast」を聴きながら。上記のテレビ番組の延長線上にある番組のように聞こえます。ほとんどが、イギリス室内管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団など、イギリスの演奏家によるさわやかなアルバムです。

　同日後記　都心からの帰りの東八道路の杏林大学病院北から天文台あたりまでは、みなさん食事をしているのではないかと思われる１２時台だというのにとても混んでいました。猛暑ですし、１１００ccのエンジンを挟んでいるわけだから無理もないのですが、内ももに軽い低温やけどが生ずるほどでした。接見ではようやく「更生」という言葉も出てきました。公判期日までのあと一か月ほど、こちらもがんばろうという気にさせられます。

　クイケン・カルテットの演奏で、シューマンの弦楽四重奏曲を聴きながら。評判のいい、メロス弦楽四重奏団の演奏などと聴き比べたいものです。今日は午後から、「ARCANA」 LabelのNAXOS Library収録曲を聴いています。因みに、ARCANAの収録アルバム数は２００枚ほどです。好みからしてこれは聴きたいなと思えるアルバム数はその１ないし２割程度でしょう。

★８月６日

　予想に反して、朝から曇っています。判例体系につき、さきほどようやく脱稿できました。７月２３日頃にはほぼ整理できていたのですが、保釈請求のことなどがあって遅れてしまいました。学生時代のことでいえば、定期試験が終わってすっきりした、という気分です。これで気兼ねなく読書ができます。松家と平野は読んでしまいましたから、残っているのは、五木寛之の既述の文庫本２冊だけです。

　ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を聴きながら。フランソワ、エマール、アルゲリッチの聴き比べです。この曲は、自身あまり聴くことがないのですが、平野「かたちだけの愛」に出てきました。

追記（８月７日）

　早いもので、今日は立秋です。天気予報は１８時頃から雨ということでしたが、台風１０号の進路が予想より南なのでしょう降り出しては来ません。当地は明日も朝から晴れとのことです。

　今日は久しぶりに買いものがてら、１時間ほど歩きました。脚がたるみがちですから、もう少し歩かないといけないなと改めて思っています。この一か月は忙しく立ち働きましたが、その分かえって歩くことができなかったのです。夕食は、近くのスーパー（その店のホームページには、Food Marketとある）で今日買った、開いたキンキ（きちじ）を塩焼きにして食べました。キンキは笹かまぼこの原料とかで、関東や東海にはさほど出回ってはいないようですが、おいしかったです。このスーパーの魚は、とてもいいです。魚、浜松餃子、冷や奴に味噌汁ですから、立派な夕食になりました。

　五木は「哀しみの女」を読み終え、いま短編集「金沢あかり坂」の表題作をもう少しで読み終わるところです。五木寛之は、もう少し読んでもいいかなと思っているところです。

　Rod Stewartのアルバム「AVO Sessions Basel」を聴きながら。これは、ポップ・ロックでもっとも好きなアルバムのひとつです。

さらなる追記（８月９日）

　台風９号の影響なのでしょう、かなりのスピードで雲が北東方向に向かって流れています。蒸し暑いです。９時台には時間あたり１０ｍｍの雨が予想されていますが、落ちては来ません。掃除、荷造りと、府中に戻る準備をしています。接見希望があり、２週間いることは今回もできないことになりました。やむを得ないことです。明日は晴れのようです。３５度くらいまで上がりそうですが、富士山麓、道志道はさほどにはなりません。今夕、夕顔が一輪咲いてくれそうです。

　Mark Knopflerのアルバム「Sailing to Philadelphia」を聴きながら。   、

　同日後記　買いものを済ませて後、１１時少し前から長崎平和祈念式典を正座して観ました。田上市長の式辞、被爆者代表岡信子氏の平和の誓いはいずれも立派で、感銘を受けました。自らの言葉で語られたところは胸を打ちます。城山小学校の生徒さんの歌も、純真な平和の祈りがこめられたすばらしいものでした。市長の�ｓ�へのエールには目頭が熱くなりました。「復興五輪」という言葉がますますむなしく感じられます。

　リッカルド・シャイー指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス交響楽団の演奏によるベートーヴェンの交響曲第５番を聴きながら。

★８月２日

　昨日、予報では雷の鳴る可能性があったので、少し早めに出て掛川に来ました。この時期の日曜日ですから当然のことですが、道志道、富士の裾野にはバイクがたくさん出ていました。渋滞はありませんでしたから、ほぼ走り放しでしたがCB1100EX特有の「熱だれ」はありませんでした。少し心配していた、夕顔ですが、よく育ちもう花の咲いた跡があります。

家事をしながら、刑事事件で遅れてしまっている判例体系の仕事の仕上げをしないといけません。ほぼ出来上がっていますが、判決一件一件につき、細かなところが少し残ってしまっています。

「ノルウェーの森」（国内だけでも１０００万部売れたそうです）以外にはほとんど読んだことのなかった村上春樹ですが、カンヌ映画祭の出品作の原作が含まれているということで、短編集「女のいない男たち」を読みましたが、その勢いで、（彼の著作ではなく）加藤典洋「村上春樹は、むずかしい」を読み、いまはさらに、小山鉄郎「村上春樹を読みつくす」を読んでいます。わたしと全く同じ時代を生きている村上が、社会に生起した種々の事象に、どう関わり、あるいは関わろうとしないで生きてきたのか、興味のあるところです。少なくとも、歳をとってしまったいま「ノルウェーの森」になにを感ずるか、もう一度読み直してもいいかな、と思っているところです。読んでみようかと、「ファミリーアフェア」、「河井隼雄に会いに行く」、「めくらやなぎと眠る女」、「スプートニクと恋人」、「沈黙」、「神の子供たちはみな踊る」を、IPadにメモしました。

そういえば、いま扱っている事件の被告人から、本の差入れをしてくれないですか、と言われました。たまたま、図書館の新刊書の棚に並べられていた、五木「新版　夜明けを待ちながら」を借り出していて、こんな本ならいいかもしれないな、と思いました。もっとも本人は、こういう本を読みたいなどとは思わないかも知れません。こういうことがきっかけで、こちらに持参してきた本のうち二冊は、五木寛之のもの、「金沢あかり坂」と「哀しみの女」です。

久しぶりに、カイリー・ミノーグのベスト・アルバムを聴きながら。今日も暑くなりそうです。

追記（8月３日）

　昨夜はいい雨が降りました。雨音で何度か目覚めてしまうほどでした。

今日は本の誘惑に負けました。松屋仁之「火山のふもとで」を読んでしまいました。彼の作品はこれで３冊読みましたが、相性がいいです。次は、平野啓一郎「かたちだけの愛」です。近くのスーパーに、コロッケ作りのための具材を買いに出ただけで、籠もっていました。

　Bee Geesのベスト・アルバムを聴きながら。

さらなる追記（8月５日）

　今日も、洗濯物を干し、取り込み、郵便受けに届いた本を取りに出たほかは、じっとしていました。縁側から見える雲は紅く、明日も晴れであることを告げています。台風が東海・関東に接近する週末は雨の予想ですが、ほどよい雨を期待したく思います。飯塚先生からのメールでは、東京は今日この夏一番の暑さのようですが、こちらも負けていません。気象協会の「１０日間予報」によると、１０日あたりから１３日あたりまでどうも雨が続きそうです。いつ府中に戻るかに関わり雨続きは困ります。

　判例体系の仕事の最後の整理をしています。もう少しで終わります。刑事事件３件で立て込んだため、締め切りには悠々間に合う予定で進めていたつもりだったのに、督促されてしまっています。督促は久しぶりのことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

クリス・レアのベスト・アルバムを聴きながら。

★７月２９日

　昨日、保釈請求は却下するとの決定が下されました。これを受けて、本日、裁判所に決定の謄本を取りに行きました。その足で、１１回の資料閲覧室に行き、裁判所の「求意見」に対する検察官の「意見」の謄写もしてきました。なぜ、保釈が不相当なのか、理由が詳細に述べられていますから、今後の保釈請求その他の弁護活動にとって有意義な情報となります。裁判所との電話による面接、決定以後の検察官とのやりとりはいずれもわたしにとってよい経験になりました。

　この手続を進めていく過程で、被告人との信頼関係はうまく出来上がったように思います。相手のこちらに対する信頼感の基礎は、まずは、してもらいたいということに応えてもらえているかではないかと思われます。そんなことは無理だと、端から言いくるめようとするのはよくありません。最初少しだけ手こずりましたが、もうこれまでの事件とあまり変わりなく執務していけます。何か本の差入れをしてくれませんか、と今日の接見の最後のところで口にしてきました。何か応じてあげようかなと思いました。

　Jadinの弦楽四重奏曲を、モザイク弦楽四重奏団の演奏で聴きながら。この四重奏団の音色はとても好きです。上品だと思います。NAXOSの手続を夕方しました。夕食前の図書館までの散歩はとてもいいです。Jadinは前古典の作曲家といっていいのでしょうが、ギャラントな趣がいいです。

追記（７月３０日）

　今朝も起きるとすぐ庭に出ました。朝のサラダにと、サンチュや大葉をとります。今年は野菜がとてもうまく育っています。水遣りのほか、追肥にも十分気を遣ったからだと思います。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　モーツァルトとほぼ同時代の作曲家Davidの「室内曲集」を聴きながら。昨日図書館で、ドナルド・キーン「わたしの好きなレコード」を斜め読みしています」。嗜好はオペラに傾いているように思われますが、「メロディーは死滅したか」というような興味深い文章もあります。

さらなる追記（７月３１日）

　このところ大気の状態が不安定です。昨日は１１時頃から３０分以上とても強い雷雨がありました。すぐ近くに落雷もありました。

　あすははや８月です。６月１８日に判決が言い渡されて後、７月５日、１１日と、国選弁護人、当番弁護士の依頼があったものですから、この７月は大忙しでした。後者は、１週間ほどで片が付きましたが、前者は２９日にようやっと一段落ついたところです。コロナ禍の影響を強く感じざるを得ない一件です。調べが１０日ほど滞ってしまったという感じです。判例体系の仕事にも影響が出てしまっています。

　アマティ弦楽四重奏団の演奏で、マルタン、ヘラーなどの弦楽四重奏曲を聴きながら。NAXOSで聴いています。レコード・レーベルを意識して検索をかけて、聴きたい曲を選んでいます。ECM, ACCENT, DIBOX, TUDOR, ASTREE, OPUS111などと聴いてきています。

★７月２６日

　４連休でしたが、接見に始まり接見に終わりました。しかしその間に、判例体系の仕事をほぼ終えました。最後の整理に数日を要するというところまできました。７月はほんとうに忙しくよく働きました。

　国選事件は、先週末コロナで遅れていた捜査がかなり進み、保釈請求にも少し展望が開けてきました。既に請求書はできていますので、今日提出をしようかと思っているところです。事件は生き物だと思います。４，５日前に持っていた印象とだいぶ違います。被告人の心の動きも手に取るように分かります。昨日の接見でようやく信頼関係ができあがったように思います。こうなれば仕事はしやすいです。

　昨日は女子のロードレースがあったのですが、記念の観戦写真をとりたいという次男夫婦に誘われて、市立図書館前の桜通りまで出かけました。まだデモ走行区間で選手集団があっという間に目の前を通り過ぎたのですが、よい記念写真が撮れたと思っています。これも家族史の一コマということです。

　Catharine King, Il Canto di Orfeoの演奏による、Gallupiのアリア集を聴きながら。

追記（同日夜）

　当番弁護士から始めた事件は、今日検察庁に確かめたところ４連休前日の７月２１日に「不起訴」とするとの処分決定がなされていました。略式命令の手続にも入らなかったわけです。さっそく連絡を差し上げたところ、あらためて感謝の言葉をもらいました。すでに仕事についていて、営業の実績を上げているとのことで、とてもうれしく思いました。国選でやっている事件についても、大きな進展がありました。なにより被告人との信頼関係が少し出来てきました。これも、連休のため起訴状が手に入らなかったりして少し難儀しましたが、今日保釈請求の手続がとれました。残るは、請求が認められた場合の保釈金の用意ですが、これについてもだんだんに進めています。しっかりした請求書が書けましたので、被告人の意に沿う形でなんとかなればと思っているところです。

　ベンダの「協奏曲集」を聴きながら。ちょうどバッハと同じ時代を生きた作曲家です。

★７月２２日

　都内の小・中学校は夏休みに入ったのでしょうか。刑事弁護で７月頭から忙しくしていましたら、梅雨も明け、学校は休みに入り、明日はオリンピックの開会式の日ということです。オリンピックについては、がんばっている姿に関心が持てる何人かのアスリート以外については、ほとんど関心がありません。「復興五輪」などということは名ばかりだなという感想も強く持ちます。

　国選弁護人として執務している刑事事件については、保釈請求の希望がありますから、淡々と準備をしています。日曜日には地裁刑事１４部に出すことができるでしょう。捜査担当検察官とのやりとりでは、裁判所の求意見に対しては「不相当」という意見を述べることになろうという話を聞いていますので、ある予想をしています。被告人は早く出たいと思っても、保釈請求には時機というものがあろうかと思っているところです。執務していていま、家庭や学校の支援のもと、ひとは幼児期、児童期に忍耐力そして共生のための基本的リテラシーを育まないといけない、とつくづく感じています。

　今夕は、大和芋を使って、丸子ふうの「とろろ」を久しぶりに作りました。おいしいと喜ばれました。よい味噌加減でした。料理は実に楽しいです。おいしいと言ってもらえることも満足感が持ててうれしいことです。

　このところ、松家仁之氏の小説を読んでいます。一冊目は、毎日新聞の書評欄で紹介されていた「沈むフランシス」です。読むのは二度目ですが、登場する大人の二人の恋を応援したくなります。二冊目は、「優雅なのかどうか、わからない」でして、これも読み終えました。これも大人の男女の距離感が素敵に描かれます。「火山のふもとで」をいま予約中です。

　リヒテル、ヴィスウオッキ指揮ワルシャワフィルの演奏で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第２番を聴きながら。１９５９年の録音ですが、名盤の一つに数えられているようです。著作権が切れた楽曲の廉価版が出るようになっているようです。NAXOSで聴いているのですが、レーベルはRegisとあります。

★７月１８日

　今日も暑いです。農工大の百葉箱の気温は３３度のことです。今日は、返却期限を溶かした本があるので、図書館に行かないといけません。NAXOSの手続もしてこようと思っています。府中市立図書館のナクソスのアカウントの数はどれほどあるのか知りませんが、申し込んで断られたことは今のところありません。直近の利用許可に関しては、１週間のうち利用したのは２，３日にとどまりました。

　前回掛川に行ったのは、先月の２０日、戻ってきたのが２６日でした。そろそろ行きたいなと思っているところですが、もう一つの事件の起訴日との関係で決めようと考えています。担当検事さんとのやりとりによれば、起訴は２１日までにはなされる見通しです。追起訴の可能性もないではありません。このところの日程感では、公判期日は９月下旬になるのではないかと思われます。２３日開催ということになっているオリンピック競技のうち、ロードレースが、２４，２５日と、武蔵野の森公園を出発点、富士スピードウェイを到着点として行われますが、４１３号線などが使われますから、それによる交通規制も念頭に入れないといけません。したがって、これが終わったあたりに帰るということになりそうです。この時期は、富士山に一番近いコースを走るのが涼しくてよいといえます。それこそ、男子ロードレースのコースとなっている水ヶ塚を通る（２３号で富士宮へ）というコースです。

　菜園のオクラに待ちに待った花が咲きました。今年は単に花が美しいではなく、食べきれないほどに実がなっていますと書きたいものです。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　コダーイのチェロ・ソナタをコラニーの演奏で聴きながら。

追記（７月２０日）

　希望があったのでCB1100で接見に出かけたのですが、帰路思いかけない渋滞があり、少し熱だれ状態になりました。空冷なので、普通に走っていればいいのですが、渋滞が始まりますとエンジンが風を切らないため回転がすこし不安定になってしまうのです。エンストに至るほどではありませんでしたが、夏はこの点につき心配をしないといけません。

　NAXOSで、CPEバッハのチェロ協奏曲を聴きながら。このファイルには、ヴィヴァルディからハチャトリアンまで、たくさんのチェロ協奏曲が入っています。

　★７月１７日

　梅雨明けの快晴です。暑くなりそうです。とても忙しかった週の週末ですが、ゆったりとはできません。執筆の仕事がだいぶ遅れてしまっていますので。

　昨日、日曜日から関わっていた人から「釈放された」との連絡がありました。その前に、担当検事と話をさせてもらっていましたから、分かってはいたのですが、早速連絡をくれたことにつきとてもうれしく思いました。信頼関係がとてもうまく成り立ったからこそいい仕事ができたと、つくづく思います。今後がんばってほしいと、いつも以上に思います。処遇について、担当検事とも考えが共有できてよかったと思います。制裁より更生、それを期待できるなら、それに越したことはありません。

　もうコーヒーがはいったでしょう。いまから、朝食です。

　メンデルスゾーンのチェロ・ソナタをウイスペルウェイとジャコメッティの演奏で聴きながら。朝からこんなにのびのびとして颯爽とした演奏を聴けば、今日も一日がんばれそうな気がします。今日は、もっぱら判例体系の執筆に充てます。

追記（同日夜）

　クーラーのフィルターの掃除をしてもらいました。いつも家の者任せです。室内での熱中症のことも考えないと言って、やってくれました。きょうは久しぶりに家に籠もっていました。庭に出て野菜を収穫しただけです。そろそろ就寝準備です。「沈むフランシス」を読み始めました。何頁も読まないうちに寝付いてしまいそうです。

　Giuseppe Antonio Brescianelloの「12 Concerti et simphonie Op.1」(11)を聴きながら。頭の休息のためにはこうした音楽が最適です。La Cetra Baroque Orchestra Baselの演奏です。Baselは、古楽を聴き始めた頃から耳になじみの都市です。訪れたこともあります。

★７月１３日

　大気が安定しない日が続いていますが、梅雨明けももうすぐでしょう。

　１１日が当番弁護士の割当日になっていたのでしたが、弁護センターからの連絡があり、夕方ある警察署に出かけました。少しごたごたしましたが、結局昨日夕刻に刑事弁護を私選にて引き受けることにしましたので、更に忙しくなります。既に始めている事件も今日あたり勾留延長の手続がとられる段階に至っています。延長は免れません。時機に合わせて、弁護活動はひとつひとつ丁寧にこなしています。

　執筆が中断されていますが、これも一件、一件丁寧にこなしていけば期限までに間に合うでしょう。事例判例が多く手こずることが少なくないです。

　トゥリーナのピアノ作品集を聴きながら。NAXOSです。ピアニストは、ホルディ・マソとありますが、詳しくは知りません。

追記（７月１６日）

　この３，４日は、ほんとうに忙しく立ち働きました。府中を起点に、東に西にとずいぶん走ってもいます。東京地方検察庁立川支部にも２回出向きました。同支部に行くのは初めてのことです。示談のとりまとめもしました。眼科での視野検査も受けました。

　当番から始めた事件の方は順調に進んでいますが、他のひとつは、コミュニケーションがうまくいかないこともあり、弁護活動としてする必要があるのかと考えさせられることの依頼もあってやや考えさせられるものとなっています。コミュニケーションの点は、やや声を荒げて諭しましたので、改善されるでしょう。いつも上品にやってはいられません。すでに勾留延長がなされ、起訴、追起訴のこともほのめかされました。おそらく、判決は９月下旬となるでしょう。

　ジョージ・ロックバーグのピアノのための組曲を聴きながら。

さらなる追記（同日）

　慌ただしくしていると、想わぬ失敗をするものです。昨日、都心からの帰路、バイクのガス欠を初めて経験しました。エンジンの回転が少しおかしいなと思い出したのは大原交差点あたりだったのですが、給油警告灯がついていなかったのでガソリンについては気にすることもなく、走っていました。むしろ気になったのは雨雲で、案の定放射５号に入ったところでまさに驟雨で、慌てて路肩で雨具を着けたのですが、その後前原１丁目の交差点まで来たところで、ダウンでした。アクサを介して助けを呼び、ガソリン１０リットルを給油してもらったのがその１時間半後のことでした。振り返ってみると、東へ西へとよく走ったのにバイク（タンク容量は１２L）に何も食べさせないでいたのでした。

　関東甲信は本日梅雨明けとのことです。

朝顔が似合う季節となりました。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　YouTubeにて、ヒンデミットのトランペットとピアノのためのソナタを聴きながら。

★７月１１日

　日曜日です。今週も慌ただしく過ごすことになりそうです。しかし、まずはということで、いつものように「自然百景」からＮＨＫをみています。「小さな旅」は、陸前高田の旅です。松林の再生に取り組むひとの話でした。

　一昨日、接見のためにバイクで都心まで出かけました。それに関わり知ったことですが、東八道路（都道１４号線）の新川交番前から東側（厳密には、放射５号線の部分か）が今年から供用開始となり、府中から上都心に出るのにとりとても便がよくなりました。渋滞がなければ、自宅から表参道まで５０分ほどで行けてしまいます。これで、府中から北沢まではほんとうに快調に走れます。調布や仙川あたりの渋滞を免れることができるからです。これからも、都心の警察署、東京地裁、弁護士会館、神田神保町、東京拘置所にでかけることはありますから、とてもいいことに気づきました。ちなみに、小松川警察署でもらった、東京都道路整備保全公社発行「都内オートバイ駐車場MAP 2020」は、とても役立ちます。受付係がわたしのヘルメットに気がついてくださったものです。奥付に「非売品」とあります。

　判例体系の仕事をやっています。事例判例が多く手間取っていますが、半分ほどすませました。今日もがんばろうと思います。気分転換のためによく庭に出ます。写真を何枚かアップロードしましたので、ご笑覧ください。

　トゥルバンの演奏による、ハルトマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを聴きながら。これまではあまり聴かないできてしまった曲種ですが、やはり食わず嫌いはいけません。昨日から、パガニーニ、イザイ、レーガー、バルトークと聴いてきました。仕事中は小さな音で鳴らしていますが、じゃまにはなりません。

★７月４日

　静岡の雨はたいへんに大きな被害をもたらしているようです。黄瀬川は駿東郡長泉村で小学生になったばかりの頃よく川遊びをした川ですし、熱海市伊豆山は中学、高校の頃住んでいたところですので、ニュースを聞いて驚くとともに気の毒だなと思いました。高校時代の同級生にはわたしのことを思い出してくれた人がいたかも知れません。

　ようやく判例体系の仕事のペースが上がってきました。明日被疑者国選弁護人に選任されなければ、時間は十分にとれるのですが、選任されてしまうと事件如何にもよりますが少しきついかなという感じで進んでいます。

　小降りですが、今日も一日雨でした。そのなか、正午前に投票のため近くの中学校に、夕刻には図書館に行ってきました。都議会議員選挙の開票速報は８時頃から始まるようです。速報をときどきみながら、いつもより少し遅くまで執筆仕事をしようと思います。

　メンデルスゾーンの劇音楽「アンティゴネ」（抜粋）を聴きながら。夕食だとの内線電話です。自家製パンにカボチャのスープが楽しみです。

追記（７月７日）

　一昨日、国選について選任がありました。事件自体は、難しいものではありませんが、いつも同じですが、まずは被疑者との信頼関係を築くことが肝要です。国選弁護人がやるべきことと、そうではないことをそれなりに仕分けながらですから、事件ごとに程度の差はありますがやっかいさを伴います。すでに、短時間ながらも、２回接見に行きました。そんなわけで、原稿執筆を急がないといけません。

　YouTubeにて、Variations、Bagatelle, Rondoなど、ベートーベンのピアノ小曲を聴きながら。ブレンデルの演奏によるものを選んでいます。作曲者の容貌、よく聴かれる管弦楽曲、室内楽からは想像しにくいかわいい曲がいくつもあります。

さらなる追記（７月８日）

　留置施設から被疑者につき新型コロナ陽性であったとの連絡がありました。健康状態を尋ねる趣旨の電話でした。明確に陽性であるというひととの接触は初めてでしたのであれこれ考えさせられました。接見室のアクリル板の穴は覆いがしてありましたから飛沫感染はないと思えますし、ワクチンの接種後半月以上経っていますから抗体はできているはずであるということで、さほど心配はしていません。体温の目立った上昇はありませんし、倦怠感などもありません。ただ、今後の手続にどのような影響があるのだろうかが気になります。検察庁に電話をしてみようと思います。接見も症状がどうなのかを尋ねながらするほかありません。他の弁護士はどうしているかにつき、留置担当に少し教えてもらいましたので、かってが皆目分からないというのではありません。選任される度にいろいろなことを学び知ります。この歳になってなお、とありがたく感じます。

　ベズイデンホウトとフライブルク・バロック・オーケストラの演奏で、モーツァルトのピアノ協奏曲１３番を聴きながら。また、ナクソスです。今日手続をしてきました。

★７月１日（夕刻補遺）

　６月２７日あたりから、いかにも梅雨という天気です。今日は未明から１０時頃までかなりの雨が降りました。多いときで、時間あたり８，９ｍｍのようです。もう一降りあるという予報です。

　こんな日に、カボチャの雌花が初めて咲きました。しかも、ふた株に一輪ずつ、２輪です。虫が期待できませんから、雨の中受粉させました。うまくいったかどうか、少し心配です。カボチャは、ことし４株育てています。二種類の種をかなりの数蒔いたのですが、ウリハムシの害などもあって、４株しか大きくなれませんでした。しかし、昨年よりもはるかに勢いがいいので、大きな実がなることを期待しているところです。

　朝から、チッコリーニなどが演奏するサティを流しています。あたかも喫茶店にいるような気分です。しかし、ジムノペディ、グノシエンヌ、梨の形をした３つの小品などはよく知られていますが、スケッチとクロッキーの手帖、不愉快な概況、犬のためのぶよぶよした前奏曲、ひからびた胎児、あらゆる意味にでっちあげられた数章、冷たい小品などはあまり聴くことはないでしょう。

　判例体系は、「法律行為」関係のものを扱っています。５日に被疑者国選の選任がなければゆうゆうですが、選任されるときつくなりますので、少し急がないといけないなというところです。

　パスカル・ロジェの演奏で、サティ「ピアノ作品集」を聴きながら。いまは、古い金貨と古い鎧です。サティについては、チッコリーニ、ロジェ、ティボーデ、タローなどの評価が高いようです。前には、高橋アキをよく聴いていました。

　補遺時には、タロー （Alexandre Tharaud）のアルバム「Moderne Piano Music - Satie, Ravel, Debussy & Poulenc」を聴きながら。

追記（７月２日）

　今日も朝からずっと雨です。雨量は、時間あたり朝のうちは時間あたり５，６ｍｍでしたが、その後１，２ｍｍと、さほどではありません。東海地方のように、ひどい降りのところもあるようです。

　小やみのところを何度か庭に出て気分転換をしています。今日気づいたこととですが、ひまわりのうち背丈の低いものは、ひと株が複数の蕾をもっています。よく日が当たり比較的大きく育ったものにつき数えてみたら、蕾を８つもつけていました。２０株余ありますから、長く楽しめます。咲き終わった花がらをとってあげるといいのでしょう。追肥もしてみようと思います。これまでずっと育ててきた背丈の大きくなるものは、トップに大きな花を１つだけつけます。いかにもひまわりといった花色のもので、背丈がもう３ｍ半ほどあります。昨年咲いたものの種がひとりで発芽してきたものです。

　宇野功芳という音楽評論家が書いた本はよく売れていたと聞きます。わたしも数冊持っています。そのうちの一冊、「クラシックの名盤」（2000）は、中野雄氏、�ｓ�章恭氏との共著書ですが、あらためてみると、興味深く思えるのは�ｓ�氏の推薦する演奏家です。すでに、古楽器による古典、さらにはロマン派の作曲家の楽曲の演奏も始まっていたのですから、この人が、執筆当時４０歳少し前、他の執筆者が７０歳くらいですから、その推薦する演奏家に他の二人と大きな傾きの違いがあっても当然なことでして、その違いに着目して斜め読むのもおもしろいかなと思っているところです。たとえば、ハイドンの弦楽四重奏曲につき、宇野・中野両氏はウイーン・コンツェルトハウス、�ｓ�氏はフェステティチを推しています。わたしなら、アルバンベルクあるいはモザイクといったところです。

　イザイ弦楽四重奏団の演奏によるフランクの弦楽四重奏ニ長調を聴きながら。きょうはずっとフランス人作曲家のピアノ独奏曲、室内楽曲を流していました。

★６月２８日

　１０日間天気による７月５日まではほぼ雨続きという予報に従い、２６日に戻ってきました。しかし、昨日はちょっとした驟雨がありましたがほぼ曇り、今日も晴れということで、すこしだまされたような気がしています。滞在期間が１週間ほどだったので母には会えずに戻ってきた次第です。帰路、河口湖「大石公園」のハーブ・フェスティバルを見てきました。ラベンダーには少し早かったかなと思いましたが、公園の花々を楽しめました。よく寄ることのある山中湖畔の「文学の森」で昼食をとってから、２時間１５分ほど休みなしで走り、３時少し過ぎに戻ってきました。

　新型コロナ・ワクチンの第２回目の接種から、２週間が経とうとしています。一般高齢者の接種として、わたしは早く済んだ方だと思っています。副反応はほとんどなく、抗体ができているのか、高齢のため異物に対する反応がないのかなどと考えてしまうほどです。接種を受けたからといってとくに生活のあり方が変えるということもなく日々を過ごしています。接種については、早く打ってもらって安心したいというひとがいる一方で、「ワクチン接種後の死者数は３５６名となり、４００名の医師達と地方議員がワクチン中止を政府に陳情した」というような記事がネット上にあります。子宮頸がんのワクチンのこともあり、日本人のワクチンへの信頼度は外国と比較して低いようですが、「現代思想　２０２０年１１月号　特集ワクチンを考えるー免疫をめぐる思想と実践」にも、「反ワクチンとは何か」というくくりで３論文が収載されています。特集記事巻頭の山内一也氏の論文は「COVID-19ワクチンの実用化は慎重に」と題するもので、とりわけ「抗体依存性感染増強」について懸念が指摘されていますが、今の時点でどういうお考えになっているのでしょう。この点で興味深いのは、「当面私は打たない」と述べて当初接種に慎重であった宮坂昌之氏が、第２回目の接種をを６月１７日に受けた時点前後に「打たないチョイスはない」と意見を改められたということです。データが蓄積されたことから、ワクチンには「感染予防、発症予防、重症化予防の３本の矢がそろっている」、と説明しているとのことです（神戸新聞NEXT）。この６か月ほどの間にワクチンについての社会実験は相当進んだものといえましょう。「反ワクチン」の論者のなかには、ワクチンを「劇薬」と評するものなどまであります。こうした考え方を持つ者についての、吉田徹氏の政治学的・社会学的分析（「社会的な構成物としてのウイルス」）は、なかなかに興味深いものです。合わせ歴史的にみても、「反ワクチン」論・運動を単なる反知性主義・反科学主義だけに結びつけて論じて済ますわけにはいかないことにも留意しておかないといけないなと思います。ＳＮＳの時代、だれもが個人出版部もしくは報道部を持っており、アフィリエートの収入狙いなどもある中で、信憑性はともかくとして読んでもらえそうな記事がすくなからず発信されている、個人の名誉でも損なわなければ何らの責任（発信者の持つべき良識のあるなし）も問われないでいる、ということも実感します。宮坂氏の議論（慎重論）について、元々の議論を自分の議論に合うように「ワクチン否定論」と曲解し、接種にかかるデータが蓄積された段階で接種への協力すら始めた宮坂氏に対し「変節」という表現をするような記事が発信され、それを信ずる者も出てきうるというのですから、考えさせられてしまいます。しっかりした批判精神を養うことがとても大切だと思われます。なお、ワクチン接種の義務化が好ましくないのはもちろんですから、接種するかについては、自分が正しいとみる知見に沿って自己決定をし、自己責任を負うべきものと考えます。しかし、「感染予防、発症予防、重症化予防の３本の矢がそろっている」という上記見解につき賛成する者は、賛成できずに接種を受けないという姿勢をとる人に対して近寄らないことにするしかないのか、それとも接種済みパスポートが導入されることまで期待するのかも、またひとつの政策課題だと思われます。「現代思想」の本号を読んでみようとする者はごく少数でしょう。こういう情報を豊かに共有し合えるような社会に暮らしたいと思うけれど、無理なことでしょう。

　ギレリスの演奏で、モーツァルトのピアノ・ソナタ１７番を聴きながら。昨日からまた、NAXOS Music Libraryを利用させてもらっています。

追記（６月２９日）

　蒸し暑い日でした。仕事はほんの少し進めたにとどまりました。

　Photo Albumに花の写真をアップロードしました。ご笑覧ください。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　Mendelssohnの「弦楽四重奏曲集」を、アルバンベルク弦楽四重奏団、エマーソン弦楽四重奏団の演奏で、聴きながら。

★６月２１日

　府中から掛川まで雨マークがなく安心して走れる日であると考えて、昨日掛川に来ました。途中、山中湖から須走において黒い雲が出てきましたので少々慌てましたが、降られることはありませんでした。日曜日でしたし、各所にオートバイが出ていました。手を振ってくるライダーには会釈しましたが、１０人を超えていたでしょう。道志道でめずらしく先行する１０台ほどのバイクの列が、車を含めて走行に影響を与えていましが、道の駅のところで前に出ることができたところ、みたら車列に若い女性ライダーが含まれていました。ほほえましいチーム走行といえましょう。掛川みちの駅近くでみたのは、飾り、音、うねるように走る１０台ほどの車列です。今どきまだこんなのが残っているのかという、クレージーな若者集団でした。他に自己を顕示する仕方を知らないのですね。こんなことでも知れるように、昨日は梅雨の合間のツーリング日和でした。

　今回は、ぎりぎりで母に会えそうです。ワクチンの接種を２回受けた者も、こちらに来て２週間経たなければ面会は認めないとのことですが、無理もないことと理解できます。判例体系の仕事を持ってきましたので、この間ひとがんばりします。

IPadに入れてある、井上陽水「My Favorites」を聴きながら。

追記（６月２３日）

　薄曇りで、晴れ間ものぞいています。判例体系の仕事をしています。締め切りまでちょうど一か月です。ここにいる間に仕上げるという心づもりで進めようと思っているところです。

　昨日、トンカツを初めて揚げました。１００円ショップで買ってきてもらったバットを使ったので、パン粉をうまくつけることができました。この家のどこかにあるのでしょうが見つからないので、コロッケ作りに大きな皿を使ったのですが、やはりこれがあるとうまくいきます。時間があるおかげで、料理もずいぶんと楽しめています。

　The Beatlesのアルバム「１」を聴きながら。

★６月１８日

　今日は、判決言渡し期日(15:00)です。「できるだけ寛大な裁決」を得ることができればと祈念しています。

　昨日の午後から、山内一也「ウイルスの世紀」を読んでいますが、とても印象的な著作です。エマージングウイルスの系譜を踏まえて、コロナ・ウイルスを論じています。とても印象に残る文章が随所に見受けられますが、たとえば、SARSの原因解明に関わり述べている、「振り返ってみると、本来は競争相手である研究者どうしが国際的に協力しあったことが、このような短期間に原因ウイルスを解明するという、これまでにない画期的な成果をもたらしたと言える」、というような文章がそれです。

  国選弁護人としての仕事は、判決言い渡しまでで原則終了しますから、明日あるいは明後日（天気次第）に掛川に行こうと思っています。

　BeethovenのPiano Sonata no29 Hammerklavierを、Brendelの演奏で聴きながら。この一週間ほど、Scriabinから始めて、ずっとピアノ独奏曲を聴いています。ソナタ、ソナチネ、幻想曲、前奏曲、練習曲、舞曲、変奏曲などといろいろです。

追記（６月１９日）

　昨日は、わたしのみならず、被告人も「できるだけ寛大な裁決」をしてもらえたと感じたことでしょう。明確な弁護方針にもとづいて誠実に事に当たってよかったと思っています。更生の道は、いうは易く、なかなかむずかしいものです。がんばってほしいと思います。自分へのご褒美は、人形町柳家の鯛焼きでした。わたしにおいて、東京鯛焼き御三家の中でもここのが一位です。

　今日は雨。したがって、掛川に行くのは明日とします。帰り支度と判例体系の仕事をすこしやろうとおもいます。

　ポリーニによる「ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ全集」を聴きながら。いまは、第３０番の第１楽章です。

★６月１６日

　一昨日のワクチン接種から丸二日になろうとしていますが、目立った副反応はなくて済んでいます。体温も、頻繁に測っていますが、最も高くて３６度９分というのが１回あったけれど、ほぼ３６度４分ですから、まずまずです。注射部位の痛みもほとんど取れました。頭痛や下痢もありません。抗体ができることに関わって、なんらかの身体的顕れがあるとするなら、少しは反応があってもよいが、などと思ったりもしますが、重い反応はありがたくないのですからこれでよしと考えています。

　昨日から、図書館で借りた「英文法再入門」（中公新書）を読んでいます。著者は澤井康佑というひとで高校・大学受験指導者のようです。これが誰に向けて書かれた本なのか分かりませんが、「英語の感覚」（岩波新書）を読んだときのようなよい印象は持ちえません。英語が得意になれないひとにとっての、学習のためのヒント、手がかり（本書の副題として、１０のハードルの飛び越え方、とあります）は得られるというのでしょうか。たとえば、現在完了について、その意味を、結果・継続・完了・経験と教えているが、完了・経験は結果に含まれる、といったようなことが理解にとっての躓きの石になっているというようなことが書かれています。もっとも、たとえば、基本５文型について、これを「英語→日本語変換マシーン」というように表現しており、この理論を「日本の文化遺産」だと評していますが、こういう考え方の起源を考えるなどということはこれまでしていませんでしたから、勉強になりました。さっそく、専修大学の紀要に載っている宮脇「５文型の源流を考える」(2011)などがあることに気づき、読んでみました。公教育における英語教育のメソッドの歴史のようなことは、教育学部のようなところでは当たり前に教えられてきたのでしょう。（語形論・）統語論それ自体はおもしろいものですが、より実践的に、これを、日本語を話す人にとっての初等中等教育における好ましいメソッドをどう考えるかに活かすという文脈でみることは、それ自体おもしろいことです。日本での５文型の最初の提唱者は、細江逸記（「英文法汎論」(1917)のようですが、そのもとは、Onions：An Advanced English Syntax(1904)のようです。

　アシュケナージのアルバム「シューマン：ピアノ作品集」を聴きながら。

追記（６月１６日　夕刻）

　にわか雨があって、少し湿度が下がった感じです。こんなとき庭に出て雑草を取ろうとすると、気持ちよく根から抜けてくれます。

今日も読書の誘惑に負けました。「英文法再入門」を読み終えたのですが、仕事のファイルは結局開けずじまいとなりました。大学受験英語の教材なども全く目にせず数十年が経ってしまいましたが、あらためて、英語学習の勘所を考えるということはそれ自体おもしろいことだと思いました。安藤貞雄「現代英文法講義」、綿貫陽「ロイヤル英文法」といった本を知りましたし、江川泰一郎「英文法解説」という本を思い出したりもしました。どんな本か、鬼塚幹彦「英文法は活きている」というようなものもあるそうで、書店の本棚をのぞいてもいいかなと思ったりしています。わずかに言及されていた、サピア「言語」（岩波文庫）を図書館に予約しもしました。

リスト弾きフランス・クリダのアルバム「リスト：ピアノ作品集」を聴きながら。今日午後はずっとリストを流していました。超絶技巧練習曲のイメージが強すぎて敬遠していたリストですが、耳に心地のよいものもあります。食わず嫌いはいけません。

さらなる追記（６月１７日）

　早朝はひんやりしていましたが、だいぶ気温が上がってきました。

　ありがたいことに、体温も３６．９度に上がったのが一度だけで、今朝早くの測定では５．９度というのもありました。ほぼ平常に戻ったのだと思います。ワクチン接種による副反応はわたしの場合ごく軽かったといえます。あと１週間もすれば抗体ができたといえるようです。感染リスク、重症化リスクが下がるというのはありがたいことです。接種率が４割、５割と高まっていけば、リスクはより下がることでしょう。ワクチン接種後の死亡者の数は２００人ほどあるとのことですが、因果関係は明確ではないようです。この時期にと思って、ウイルス、ワクチン関係の本を少し読み始めました。反知性主義的な言説もあるようですから何を読むかは気をつけないといけませんが、まず読むべきは、山内一也「ウイルスの世紀」、「ウイルスの意味論」、宮坂昌之「新型コロナ　７つの謎」、「現代思想　2020年11月号」所収論文かなと思っています。オリンピック・パラリンピックは有観客での実施の方向で動き出したようですが、専門的知見からすると無理もあるように思われることで、どう結果するか厳しく見守っていきたく思っています。

　これから、紫陽花を見に府中郷土の森公園に行ってこようと思っています。白い紫陽花が美しいというニュースをみました。見頃を少し過ぎたのかも知れませんが、雨後の鮮やかな花色が楽しみです。ナビタイムによると、この家から３．４ｋｍとのことですから、歩いて行ってみようと思います。

　シフのアルバム「ヤナーチェック：ピアノ作品集」を聴きながら。

★６月１４日

　明け方から雨が降っています。草花・野菜にとってとてもありがたい雨です。そろそろ「府中郷土の森」に紫陽花を見に行こうと思っていますが、そのためにもいい雨です。

　きょうはワクチン接種を受ける日です。場所・時間は第一回目と同じです。１０日もすれば、重症化リスク、感染リスクはかなり下がると期待していいのでしょう。

　昨夜は、福島の長男家族とGoogle Meetでおしゃべりを楽しみました。福島高等商業学校（新制福島大学経済学部）創立１００周年を記念する出版企画において、長男とわたしとの共同執筆の提案をいただいているようで、そのことも話題となりました。東北大学で、鈴木、広中先生など恵まれた環境のもと、研究者になるための修練をしたのち、偶然のこととはいえ共々縁のできた福島大学における民法研究・民法教育についてなにかが書けるということは幸せなことと思います。

　ミケランジェリのアルバム「ピアノ作品集」所収の、べート−ヴェンのピアノ・ソナタ３２番を聴きながら。このアルバムには、このほか、ガルッピ、スカルラッティのソナタが収められています。

追記（６月１４日）

　接種を終えました。副反応については、前回よりも詳しい情報が提供されていました。渡されている資料に書いてあることですが、事故のあり得ることを考えると、副反応が相対的に強く出るといわれる２回目の接種の前の説明は丁寧になされるのでしょう。７００万件の接種にかかわる死亡事故は２００件（８５という数字も見たような気がします）ほどのようですが、インフォームド・ディシジョンを前提とせざるを得ないのであろうことはよく理解できます。いまのところは、言われているように注射部位が第１回目より少々痛いかなというところで、いまのところ体温の上昇、倦怠感が生ずることなどはありません。

　ツィメルマン、ポーランド祝祭管弦楽団の演奏による、ショパンのピアノ協奏曲第１番(99)を聴きながら。あまり意識したことはありませんでしたが、レコード芸術編「新編名曲名盤３００」では、同第２番も含めて、Zimermanは３位以内にランクされていました。ランクはどうあれ、みずみずしくさわやかな演奏ですきです。

★６月１１日（１２日改訂）

　９日の裁判は、あたかも被告人の更生をどう考えるかといった趣きをもったフォーラムのようになったと思えます。わたしにとって、これまでに経験したどの法廷よりも、やりがいを感じることのできた法廷でした。そういうこともあって、審理に用意されている１時間は瞬くうちに経ってしまい、裁決を下してもらうことはできませんでした。判決期日は１８日ということになりました。被告人にとって有利な情状、不利な情状がそれぞれありますから、予断を許しませんが、審理が充実していたと思いますので、その分相対的によい結果を期待して期日を待ちたいと思います。それを受けて、昨日、小菅まで被告人に会いに行ってきました。控訴ほかについての考え方を承知しておきたいからです。選任されてから２か月半になろうとしています。やるたびに、新しい経験をしています。その分やりがいが膨らみます。今回は、かつての同僚教授による内観についての耳学問が役に立ちました。

　夕方になって涼しい風が吹いてきました。日課のように、夕方菜園に出ていますが、ピーマンが８つ大きくなってきていて楽しみです。サラダ用の大葉、サンチュの元気がいいです。

　Weberのクラリネット協奏曲をオッテンサマー、ベルリン・フィルの演奏で聴きながら。

追記（１２日）

　目覚めが５時前と少し早すぎましたが、昨日前庭に置いている鉢の草花の葉がくたっとしていて元気がなかったのが気になって、見に出ました。水遣りが効いたのか完全ではありませんがほぼ元の状態に戻っていました。前庭はほとんどが舗装材で被われていて、陽の照り返しが強いので、気温の上昇に耐えられなかったのでしょう。アブラムシ、ネキリムシなどが悪さをしているということもあるかも知れないので、注意が必要です。

　もう週末です。来週月曜日には２回目のワクチン接種を受けることになっています。

　陣内大蔵のアルバム「Super Best 2006」を聴きながら。所収１４曲のなかで、冒頭曲「僕は風　きみは空」は大好きな曲です。この曲を聴くと、国道１３９号線を富士山を北に見ながら走ったドライブのことが思い出されます。

さらなる追記（６月１２日夕刻）

　検索をしていて気になった、レコード芸術２０１８年７月号を借りてきました。「世界のピアニスト・ランキング2018」を特集しています。こうしたランキングのみに従ってピアノ曲を聴くわけではないけれど、よく聴いている人たち、ピアノをわたし以上に好きで聴いている人たちがどんなピアニストの演奏を好ましいと思っているかはそれなりに参考になります。この号の記事によれば、「世界の名ピアニスト・ランキング」１０位までは、ホロヴィッツ、リヒテル、ルービンシュタイン、アルゲリッチ、ミケランジェリ、ポリーニ、グールド、ギレリス、グルダ、アラウとのことでした。なお、ブレンデルは１３位とのことです。理解できないのは、ピレシュの４７位、アシュケナージの５２位、です。「現代の名ピアニスト」同じく１０位までは、アルゲリッチ、シフ、ソコロフ、エマール、ツィマーマン、ポリーニ、アンスネス、ウチダ、シュタイヤー、ルプーとのことです。アンスネスが入っていてうれしかったです。

　NAXOSで、ポリーニのアルバム「シューベルト：ピアノ作品集」を聴きながら。

もうひとつ（６月１３日）

　あっという間に日曜日です。自然百景が始まりました。北海道神宮の春を紹介しています。明日はワクチン接種です。この月の下旬には、感染するリスク、とりわけ重症化するリスクは相当小さくなるものと期待しています。今週からは、がんばって判例体系の執筆をしようと思っています。

　週末あたりに、梅雨入りがあるかなと思えます。判決言い渡し期日に出廷して、１９日に掛川に行こうと思っています。借りた、亀山郁夫「ショスタコーヴィッチ　引き裂かれた栄光」を持って行こうと思っています。スターリン主義のもとでの芸術活動というテーマに関わります。

　モーツァルトのピアノ四重奏曲を、Zacharisらの演奏によって聴きながら。NAXOSです。こう書いているうちに、「小さな旅」も終わりに近づきました。

★６月８日

　「弁論要旨」を書き上げ、明日のための準備はこれで整いました。提出書面のコピーを必要枚数すれば終わりです。

　きょうは、とても蒸しています。明日も雨はないようで、外出には助かります。これで一段落ですから、曇りに日にでも郷土の森公園に行ってみようと思います。紫陽花の見頃となっていることでしょうから。判例体系の執筆に入ろうとも思っています。

　Photo Albumを更新しました。ご笑覧ください。

　ルプーの演奏による、シューベルトの「ソナタ第１番」を聴きながら。ルプーの「デッカ・ソロ録音全集」からです。シューベルトはこれまでほぼブレンデル、ポリーニで聴いてきましたが、ルプーの評価も高いようなので、聴いてみています。NAXOSで聴いていますが、いま第１３番に入りました。シューベルトは、メロディー・メーカーだなとつくづく思います。

追記（６月９日）

　快晴です。真夏日となるようです。午後一番の開廷なので、１１時少し過ぎたところで家を出ようと思っています。できるだけ寛大な判決の言い渡しが本日なされることを期待しています。

　昨夜の続きで、ブレンデルの演奏で、シューベルトの即興曲を聴いています。彼の演奏は、知的でとても好きです。ハスキルやへブラーのモーツァルトから聴き始めたピアノですが、いまは、作曲家によってはリパッティ、ミケランジェリ、フランソワ、グールド、リヒテル、グルダなどを聴くこともありますが、おもにアルゲリッチ、ピレシュ（ピリス）、アシュケナージ、ポリーニ、そしてブレンデルです。

　

★６月３日

　このところ、田中優子氏の著作を、毎日新聞に連載された「江戸から見ると　１」からはじめて、受賞作品としての、「江戸百夢」、「江戸の想像力」など何冊か読んでいます。「藤沢周平に学ぶ」からはじめて、といってもいいです。同じく大学人である（であった）ということもあって、エッセイもおもしろく読ませてもらっています。昨日、予約してあった、山内一也「ウイルスの意味論」をとりにいったついでに「春画のからくり」、「張形と江戸女」も借りてきました。江戸期の文化については、版画、絵画（芳賀徹「絵画の領分」の紹介するようなもの）、俳諧、蘭学、落語などにしか関心がなく、文学作品についてはほとんど読むことはなかったのですが、すこし目を向けてみようと思います。関心を広げるという意味では、文庫本の書架をジャンルごとにていねいにみるということもしてみようと思っているところです。

　今日も晴れ間がのぞいていますが、明日は少し強い雨が降るようです。１０日間予報をみると、７日からの週は、公判期日の入っている９日くらいまではよい天気のようですが、それ以降傘マークが目立ちます。６月１２日前後に梅雨入りという感じがしますがどうでしょうか。１４日のワクチン接種を済ませたら、また掛川に行こうと思っています。

　ミャスコフスキーの交響曲を、スヴェトラーノフの指揮するロシア国立交響楽団の演奏で聴きながら。この後は、ショスタコーヴィッチの交響曲５番です。スターリン体制下の音楽事情（「アヴァンギャルドから社会主義的リアリズムへ））を少し考えたいと思います。

追記（６月６日）

　日曜日の今日は、いつものように、「自然百景」、「小さな旅」と、テレビ番組を観ています。「小さな旅」は、京都和束の茶作りを紹介してくれました。日美はでガザ地区で暮らすパレスティナの芸術家を紹介しています。全体主義のもとで仕事をした作曲家のことを連想します。政治的抑圧のもとで作家はどう創造活動をするのか、考えさせられます。

　昨日は多摩地区について当番弁護士の割当日でしたが、電話は鳴りませんでした。そのおかげで、公判期日に提出する文書の作成が進みました。弁論要旨は今日中に仕上げようと思っているところです。なぜ犯行が繰り返されるのか、どうすればそれを止められるのか、これが弁論要旨の要目になると考えています。

　昨日午後からの継続で、NAXOS Music Libraryで、Scriabinの「Piano Works Complete」を、作品番号順で聴きながら。柴田南雄「西洋音楽史　印象派以降」における、スクリャービンについての次のような記述に導かれて聴いています。「スクリャビンは今日（６０年代末）不当に忘れられた作曲家のひとりであり、その晩年の無調的傾向をおびた作品はなおまれにしか演奏されない。彼はその初期にはショパン、リスト、ヴァーグナーの影響下から出発したが、中期以後は前述のように独自の音体系を排他的に使用するに至っており、その点ではドビュッシーをさえしのいでいる・・・」。全部で、ＣＤ１０枚にもなろうとする量ですが、聴き応えがあります。Decca盤でして、演奏するピアニストは、リヒテル、アシュケナージ、ホロヴィッツなどです。

★５月２８日

　昨日は予報されたほどには強い雨でなくて済みました。むしろ、菜園にはちょうどよい雨であったといえます。サンチュやインゲンの葉の黄緑色が鮮やかです。

　昨日、予定通り、公判検事との証拠についての話し合いを済ませ、裁判所に進行予定表を提出しました。期日における尋問事項の整理もほぼつきましたので、今日また拘置所に行き相談しようと思います。午後に向かって天気はよくなるようですので、今回は道路の渋滞のない時間に走ろうと思っています。その前にもう一度「記録」を読み込もうと思います。

　書斎の南向きの窓の雨戸の戸袋を利用して雀が巣を作っていました。小さな身体でよくこれだけのものを集めたものと、気の毒に思いますが、衛生的でないし、美観も損なわれますので、巣立ちが済んだところで片付けさせてもらいました。藤沢周平の「玄鳥」の主人公の心の優しさ、その夫の冷たさを想います。わたしは、巣立ちを待つというところでわずかな優しさを示したつもりですが、恨まれていることでしょう。

　スクリャービンのピアノ・ソナタを、アシュケナージ、ホロヴィッツなどの演奏で聴きながら。きょうは、YouTubeです。

追記（５月３０日）

　今朝も早起きでした。おかげで、Eテレでとてもよい番組（「こころの時代〜宗教・人生〜」）をみることができました。「ウイルスの意味論」などの著者である山内（やまのうち）一也氏の話が聴けたのです。ウイルスとの「敵対と共生のはざまで」というのです（２０２０年５月放送の再放送）。ウイルスは究極の寄生生命体である、２０世紀は（悪玉）ウイルス「根絶の時代」・２１世紀は「ウイルスとの共生の時代」、ゲノムの半分はウイルスであり、身のうちであってヒトとウイルスの区別はつけがたい、野生（悪玉）ウイルスを来るように仕向けているのがヒト自身である、などという印象的な言葉をいくつも聴くことができました。コロナとの共生、ワクチンの要・不要、その副反応というような言葉をしばしば聞かされていますが、このような深刻なコロナ禍のなかにいてこそ、氏の著作のいくつかをゆっくりと読み、これを基に理解を深めたいと思いました。さしあたっては、図書館に「ウイルスの意味論」、「（新版）ウイルスと人間」、「現代思想２０２０年１１月号特集ワクチンを考える」、「ウイルス　究極の寄生生命体」などは収蔵されているでしょうから、予約しようと思います。

　スゼーの演奏によるドビッシーの声楽アルバム「Merodies」(62)を聴きながら。

さらなる追記（５月３１日）

　日曜日は決まってテレビ番組をいくつか観る日ですが、昨日は、朝に加えて夜も「古典芸能への招待」を楽しみました。能（金剛流）「山姥」の鑑賞です。しばらく千駄ヶ谷に行ってはいませんが、コロナが収まったら出かけたいものです。

　Pヤルヴィ指揮フランクフルト放送響の演奏で、シュミットの交響曲第２番を聴きながら。　

★５月２３日

　雨量はほんのわずかですが、降ったり止んだりの一日でした。上がるのは明日以降のようです。止んでる間に、朝顔のためのネットをほぼ昨年と同様の３カ所に張りました。この数日菜園に出たことにより、さっぱりしました。夏野菜の成長を見守る態勢が整いました。しっかり、芽搔き、追肥をしようと思います。毎年のことですが、いろんな種類の野菜を栽培することが楽しいので、狭い土地に、カボチャ、トマト、きゅうり、インゲン、サンチュ、オクラ、青じそ（大葉）、ジャガイモ、さといも、タマネギを育てています。どうしても、この時期、蝶の幼虫、なめくじ、ウリハムシなどの害には遭いますが、駆除するために薬を撒くようなことはしないでいます。Photo-Album四季折々をご笑覧ください。

　昨日東京拘置所に行ってきました。はじめは午後一番にと考えていたのですが、予報が変わり、雨の降り出しが２時頃ということだったので、急遽午前一番に会おうと朝６時半に家を出ました。府中から小菅まで、距離は４０ｋｍほどで、下道を走ると１時間５０分ほどかかるというのがNAVITIMEの教えてくれるところですが、朝のラッシュにはかろうじて巻き込まれずに済み、予想より少し早く着いてしまいました。拘置所の受付開始は８時半、面会開始は９時からということでしたが、８時４５分には会えました。１時間ほど有意義な話ができました。気になっていたことを尋ねたことにより、弁論をどうするかはほぼ固まりました。提出する証拠もほぼ確定です。来週半ばには、担当公判検事と電話で話をしようと思います。月曜日がワクチンの第１回接種日となっていますので、日程的に丁度いいです。帰路も同じ道をとり、１２時頃には帰宅できましたから、雨には降られないで済みました。

　こちらに帰ってきてから、図書館にはもう２回行きました。NAXOS Music Libraryを利用する手続をしたほか、田中優子氏の著作を何冊か借りて読み始めました。集英社新書「江戸を歩く」は、もう読み終えてしまいました。写真付きでいろんな地域が紹介されていますが、両国、清澄、浅草、千住、根津、小石川、日本橋など訪れたことのある地域、藤沢周平などの時代小説に出てくる地域も少なくなく、おもしろくさっと読めました。チャールズ・バーニーの「音楽見聞録」のフランス・イタリア編が刊行され、図書館も所蔵したので、予約もしてしまいました。早くに気づいたので、予約順位は第一位です。

　NAXOSで、ヴァンハルの「弦楽四重奏曲集」を聴きながら。

追記（５月２４日）

　前線はだいぶ南に下がっているようで、薄曇りです。ワクチン接種、第一回目の日です。９時からのグループに入っていますので、８時半少し過ぎにルシーニュという府中駅近くの施設まで出向きます。NHKの今朝のニュースでは１５分の待機時間も含めて３０分くらいかかるようです。ファイザー社製ワクチンですが、体質的にみて、副反応と言われるものはとても弱いものと予想しています。待機時間のためには、田中優子「江戸から見ると　１」を持って行こうと思います。

　クリス・レアのベスト・アルバム「The Best of Chris Rea」(88)を聴きながら。

さらなる追記（５月２６日）

　副反応といわれるものはほとんどなく過ごしています。ワクチン接種率が報道されていますが、運がよかったなとつくづく思います。大きな接種会場での接種、接種できるひとの拡大が始まっていますので、この率はどんどん高まっていくことでしょう。掛川における母の接種は６月２９日と決まったようです。掛かりつけ医による個別接種とのことです。

　公判期日のちょうど２週間前となりましたので、今日、公判検事と電話で証拠に関するやりとりをしようと思っています。その後に、裁判所書記官への「進行表」のファックス送付となります。

　関東の梅雨入りは６月上旬ということになりそうな感じです。きょうも気持ちのいい朝です。湿度が下がっているのは過ごしやすくありがたいです。

　オランダの作曲家ディーペンブロックの「管弦楽作品集」を聴きながら。「クラシック音楽の２０世紀１　作曲の２０世紀１」が採りあげているものです。今日がNAXOS Music Libraryの利用期限の日です。現代曲は、相変わらず、この本、「同　２」、柴田南雄「印象派以降」、沼野雄司「現代音楽史」などを参考によく聴いています。出発点である、ドビッシーについて、平島三郎「ドビュッシー　大音楽家・人と作品１２」をあらためて読もうと思っています。

★５月１７日

　気象協会の「１０日間天気」をみると、１９日は静岡、富士、山中湖、道志、相模原などが雨という予報になってしまいました。そこで、帰宅日の変更を考えなくてはいけなくなりました。降っても６時間に５ｍｍほどのようですが、やはり避けたいです。ガスコンロの交換が１２時からということになっていますが、１時間程度で終われば、なんとか明るいうちに府中に到着できますので、晴れまたは曇りという予報が出ている明日帰るというのをもって第一候補としようと思っています。明日帰れなくなると、この週末ということになってしまいます。梅雨ですからやむを得ません。まだ忙しかった４，５年前には、かなり強い雨の中を走ったこともありますが、いまは避けています。そんなわけで、朝から、帰る準備として雑巾がけも含めた掃除をしました。とてもおいしい静岡産甘夏ミカン、磐田「まるかわ」の餃子、そして自分のために府中では買えない豆菓子「しょうゆピー」と、家への土産はもう用意できています。新茶の時期ですが、菊川松永の「深蒸し茶」は次回としようと思います。

　昨夜も判例体系の仕事には着手せず藤沢周平「霧の果て」を読んでしまいました。「神谷玄次郎捕物控」という推理ものですが、二日ほどで読み終えてしまいました。

　ノリントン指揮LCPの演奏する、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」を聴きながら。

★５月１３日

　１０日に掛川に来ました。須走道の駅で１５分ほど高齢ライダーとおしゃべりしたほかはただただ走りました。このライダーは、７０歳を超えたらもう、ツーリング、スキーなどと自分のために楽しいことだけをしたいと言っていました。少し話が弾んだためでしょう、ラインの交換をしないかと言いましたが、生憎わたしはラインというものには思うところがあってやっていませんとお断りしました。事実ラインはやっていないのです。

たけのこ梅雨という言葉があるようですが、この１週間、１０日間ほど、天気がすっきりしないようです。家に籠もっていればいいので困りはしませんが、帰宅候補日がほぼ１日、２日に限定されてしまいます。つまり、２４日に府中でワクチン接種を受けるということになっていますから、帰るのは１９日か２０日ということになります。

昨日から今年度の司法試験です。自主ゼミ参加者には励ましのメールをしましたが、ぜひともがんばってほしいものです。きょうは、あと２時間もしたら民法の論文問題に答えることになりましょう。

今やっている刑事事件について、昨日裁判所から期日についての打診があり、できるだけ早いところでということで６月９日ということになりました。ぎりぎり６月の上旬ということですが、思った通りのことです。

久しぶりに、徳永英明の「Vocalist & Ballad Best」というアルバムを聴きながら。いまは、「雪の華」です。

追記（５月１４日）

　昨日、生まれて初めて挽肉を買いました。牛７・豚３のものです。これを使って、本日昼、これも初めて、ハンバーグを作りました。粘り気を感じるほどに肉をこねるというのは少しいやだなと思いましたが、うまく形が作れ、焼くのもへんに焦がすこともなくできあがり、焼いたとき出てきた肉汁とウスターソース・ケチャップでつくったソースでとてもおいしく食べることができました。コロッケに次いで、またひとつメニューが増えました。

　「藤沢周平に学ぶ」（東海大学出版会）を読み終え、いまは「霧の果て」を読んでいます。前者では、田中優子氏、宇都宮徳馬氏、秋山駿氏などの文章がおもしろく読めました。古書で、「たそがれ清兵衛」、「玄鳥」、「冤罪」の３冊を手に入れました。

　九州北部、四国などで梅雨には入ったということです。関東の梅雨入りも早いのでしょう。どうも、帰宅日は１９日とするしかないようです。

　Arctic Monkeysのアルバム「ＡＭ」を聴きながら。

★５月８日

　今日から３，４日はよい天気のようです。湿度が下がってきましょうから、ますます気持ちがよい日となるでしょう。日の出時刻は、４時半に迫ってきました。この時期朝東側の窓を開けると、この家が真南に向いてではなく、西に１０度くらい傾いて建っていることがよく実感できます。しかし、このおかげで、夏野菜が育つこの時期に朝の陽が菜園にたくさんあたってくれるのです。

　イザベル・ファウストと熊倉指揮ＮＨＫ交響楽団の演奏による、シマノフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いた後、少し気になって、ポーランド生まれの作曲家の作品を意識的に聴いています。ポーランド生まれといえばすぐ頭に浮かぶのがショパンですが、ほかにもたくさんいます。柴田南雄「西洋音楽史　印象派以降」の示すところによりながら、パデレウスキー、シマノフスキー、ルトスワウスキー、ヴィニャエフスキー、ペンデレツキー・・・と、楽しんでいます。いわゆるロマン派よりも後の音楽に目を向けるとクラシック音楽の世界がかなり広くなります。

　Pawlik、Wit指揮ポーランド国立交響楽団の演奏による Moszkowskiの「ピアノ協奏曲作品５９」を聴きながら。Pendereckiの指摘するところ、モスコフスキーはショパン以降で最もピアノための音楽書法を理解している作曲家ということです。こう書いているうちに、第１楽章冒頭に示された主題があらわれて、この曲が終わりました。

追記（５月１０日）

　予定通り接見に行ってきました。期日までになお３週間以上ありますし未定ですので、当日どうするかというような話はしていません。これも予定通りでしたが、帰路、麻布十番駅近くにある浪花屋総本店に寄りました。列をなしているということはなかったので買えましたが、さすがに路上での立ち食いははばかられましたので持ち帰りました。鳴門鯛焼き本舗の推奨する方法（小さじ一杯ほどの水を全体にかけ、ゆったりラップしてレンジで５０秒、オーブントースターで２分ほど焼く）によって温めてから食べましたが、とてもおいしかったです。これで、東京の「鯛焼き御三家」のものはいずれも食べたことになります。人形町「柳家」のものとは甲乙つけがたい、四谷の「わかば」よりややおいしい（もちろん、「わかば」の餡にほんのすこし塩気を感じますがこれをよしとするひともあるでしょう）というのがわたしの感想です。９時頃掛川に向けて出発します。好天気で気温も２５度くらいまで上がるようですからありがたいです。

　ラフマニノフのピアノ三重奏曲「Elegiac Trio no1」をTrio Wandererの演奏で聴きながら。

 

★５月４日

　「早起きは三文の徳（得）」という言葉がありますが、今朝はそれがあてはまります。５時頃に起きて、朝食の準備をし、テレビをつけたら、「最後の講義『社会学者　上野千鶴子』」をやっていました。「安心して弱者になれる社会」ということばがつよく印象に残りました。はじめの１５分ほどを見ることができませんでしたから、ＮＨＫのサイトに入ってみたらこの番組についての紹介はごくわずかでした。しかし、聞いてはいたものの試したことのなかった「ＮＨＫプラス」のことが書かれていて、この番組につき「見逃し再生」ができることをあらためて知りました。あとで、ログインしてみようと思います。そんなことで、早起きが二重の得となりました。それにしても、おもしろく聴かせてもらえた、という話はとても少ないです。日曜日に楽しんだファウストのシマノフスキーにしろ、今朝のこの番組にせよ、（ＮＨＫにも深刻な考えさせられる問題がいくつかありますが）よい番組を視聴できると受信料を喜んで支払う気になります。

　Bee Geesのアルバム「The Ultimate Bee Gees Disc 2」を聴きながら。Disc 1より、2のほうが好きです。ほろ苦いことも含めた、５０年も前のことがいろいろと懐かしく想い起こされます。Words, I Started a Joke, First of May, Holiday, そしてなにより、Massachusettsは、よく聴き、口ずさみました。　

追記（５月６日）

　最近テレビでも広告がされ始めた「暮らしのマーケット」というサイトは便利です。いくつかの仕事について使わせてもらっています。実は、掛川のキッチンのビルトイン型ガスコンロが不完全燃焼をしているので、交換をしなければいけなくなっています。料理は楽しいので交換したい、しかしさほど利用するわけではないので基本機能を持つもので差し支えないと考えて、機種の選択をし、買い求めた器具の設置をお願いしなければならないというわけです。こうしたサイトの情報提供サービスは、器具を安価に手に入れたいが、設置が難しいさらには設置するについて資格が必要である、というような場合がかつてより増えているという情況に対応するものなのでしょう。

　もしやと思って菜園を丁寧に見てみたら、オクラが発芽を始めました。５つ見つけましたが、発芽温度が高いオクラですからよく発芽してくれたとうれしく思いました。この１０日ほどで、播いた草花の種がかなり発芽してきました。しばらくひんやりした日が続きましたが、天気予報によればこの先かなり気温が上がってくるようなのでますます発芽が進むと思います。

　「最新名曲解説全集　別巻（総索引）」（音楽之友社）が届きました。１９８２年刊行ですから、刊行後４０年も経ってしまっていますが、前書きによると４６４作曲家の４８４９作品につき、原題別索引・訳題別索引・作曲家別索引となっていまして、いわゆるクラシック音楽の鑑賞にとって大切なツールとなることをあらためて確認しました。８０年代以降の聴くべき現代曲については、別に検索のためのツールとしうる本がいくつかありますので、困ることはありません。ほんとうによく作られた索引だと思います。

　さっそくＮＨＫプラスによって、上野「最後の講義」の聞き落とした部分を聴くことができました。手続的には、ＮＨＫからのはがきが届いたら、それに記載されている「確認コード」を入力するのみです。

　日曜日に接見に行き、来週初めから掛川に行こうと思っています。夏日に、涼しく、交通量がとても少ない道志道、国道４６９号走ることになります。掛川で、判例体系の仕事をするつもりです。

　YouTubeによって、Vivaldiの「Doze Trio Sonatas」を聴きながら。二つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタです。

★５月２日

　はや５月です。昨日とうって変わって清々しい日となりました。日曜日の今日も早起きして、自然百景、小さな旅、新日曜美術館を楽しみました。百景は井の頭公園でした。小さな旅は新潟県の村上を紹介しました。美術館は、クールベを闘争と自然の画家ととらえ、画壇、政治体制との結びつきも含めて取りあげました。三浦という人の解説付きでしたが、好ましいものでした。１時間ほど続けてテレビを観ることはこれ以外にはあまりありません。

　昨日、トマトとキュウリの苗を地に植えました。どこにするか少し悩みました。なんと言っても狭い菜園で、日当たりのこと、連作障害のこと、既に育っているものとの関係を考えるとどこにするか毎年悩みます。植えた後雷雨がありましたが、さほど強い雨ではなかったので植え付けとしていいタイミングでできました。

　ジパング倶楽部、大人の休日倶楽部の会員となって３年目に入りました。昨年度は全く旅行ができませんでして、会費を払ってただパンフレットによる旅行情報を買っていたにとどまりましたが、今年度はどうなるでしょうか。後者の５月号の特集は「東北ローカル鉄道旅」です。コロナが落ち着いたら出かけたいものです。しかし、わたしにおいては、家の中、家周りですることはたくさんあり、外に出るとしてもバイクですから、個人的にはコロナ禍もさほど気にはなりません。そうはいえども、社会的な影響はなんとも大きく、事態は深刻です。

　YouTubeで、Ｎ響の演奏する、三善晃の「ヴァイオリン協奏曲」を聴きながら。

追記（同日夜）

　９時からの「クラシック音楽館」で、ファウストと熊倉指揮ＮＨＫ交響楽団の演奏（２月１２日）による、シマノフスキーのヴァイオリン協奏曲第一番を聴いています。演奏前には、ファウストがコロナ禍のヨーロッパで演奏会ができないこと、多くの音楽家が預金を取り崩しての生活を余儀なくされていること、そうした中日本で演奏会をすることができることの喜びを語っていました。・・・中断・・・ファウストのシマノフスキーは聴いたことがありましたが、アンコールに演奏したニコラ・マティスのヴァイオリンのためのエア集からの一曲は初めてでした。熊倉優という指揮者にも好感が持てました。

追記（５月３日）

　きょうは、気持ちのいい休日です。道志道をたくさんのライダーが走っていることが想像されます。この時期、新緑が目に鮮やかだと思います。

　連休に入って時間がとれたのでしょう、次男がエストレアの修理をして、久しぶりに乗れる状態にしました。前後のウインカーの支えがとても弱くすべて折れてしまっていて修理が必要であったのです。部品の取り寄せ、交換までを自分でやれば相当な節約になります。限られた工具しかないのに、器用なものだと感心しています。

　草取りをだいぶしましたので、菜園がきれいになりました。インゲンとサンチュの種を、いずれも２週間ほどあけて二度目となりますが、播きました。前庭の草花の種が少しですが発芽し始めました。

　大阪のある古書店に「最新名曲解説全集　別巻」注文していたのですが、発送したとのメールが届きました。補巻を含めて全２７冊の索引でして、鑑賞のためのよいツールとなります。アマゾンで１万円近くの値がついているものですが、格安で買うことができました。もう本は増やしたくないのですが、調べるために手元に置いておきたいものは買ってしまいます。

Orpheus Quartetの演奏によるMalipieroの弦楽四重奏曲８曲を聴きながら。

　

★４月２７日

　今日は多摩地区につき国選割当日となっており待機していますが、連絡はなさそうです。携帯電話を胸のポケットに入れて、少しだけ庭仕事をしました。明日は夕刻に接見に出かけようと思っています。

　４月から５月半ばまでに種まきをする草花の鉢やプランターがかなり整ってきました。外壁塗装との関わりで、いつもより少しだけペースが遅くなりましたが、これで一安心です。播いたのは、百日草、金蓮花、花菱草、マリーゴールド、ホウセンカ、コスモス、羽毛けいとう、矢車菊です。これらに、ひとりでに発芽してくれた、スイートピー数本とグラジオラスが彩りを添えます。鉢植えのシャリンバイ、柿、ロウバイの若葉も美しいです。鉢やプランターは大小こもごもですが、合わせて５０個ほどになりました。さらに、５月に入ってから半ば頃までの間に、朝顔と夕顔の種まきをします。

　判例体系の仕事の準備に入りました。扱う判決は、意思表示・法律行為に関する地裁、高裁判決で、数はさほど多くはないです。締め切りは７月２３日ですから、余裕をもって進められます。

　ケラスのチェロ、ＲＩＡトリノ交響楽団による、イヴァン・フェデーレの「チェロ協奏曲」を聴きながら。CendoやLigetiを聴いたあとでこういう曲を聴くと、ほっとします。

追記（4月３０日）

　昨夜の雨で、今朝は清々しく感じられます。豪雨被災者には叱られそうですが、雨は好きです。しっとりした菜園の土の色も好ましいです。キュウリ、なす、トマトの苗を植えるのにちょうどいいです。

　予約をとるのが難しいと言われているコロナ・ワクチン接種ですが、府中市の第１回予約受付において、ウエッブ受付という仕方で予約が取れました。対象人数比でいえば５分の１ほどの割当て数でしたし、9時受付開始で9時１５分には受付終了であったようですから、運がよかったというべきでしょう。インフルエンザについてはこれまでほとんど受けたことがありませんでしたが、今回は受けることにしました。ファイザー社製とのことです。５月２４日が１一回目の接種日です。公判期日との関係でも都合がいいです。

　２８日の接見でし損なったので、便せんと封筒との差入れを今日しようかと思っています。大型連休に入っていますから交通渋滞はさほどでないでしょうから、日中でもいいかなと思っています。

　YouTubeで、今井信子の演奏によるHenri Vieutempsの「ヴィオラ・ソナタ」を聴きながら。

さらなる追記（同日）

　接見に行ってきました。サスペンスといった本の差入れ希望があり親族に伝えましたが、わたしとしても一冊差し入れて上げました。日��敏隆「動物にとって社会とはなにか」です。たまたま手元に２冊あったということもありますが、なにより、社会にとってルールというものがなぜあるのかを考えてもらいたい、ということによるものです。この本は相模原で講義していた頃、学部一年生に読むことを推奨した本のひとつです。日��先生の動物行動学の本はかなり読んでいます。いずれもおもしろいです。　

　接見室数の関係できょうはまず一階で３０分ほど待たされました。これはやむを得ないことです。３回にある留置場の受付で手続をしなければならないのですが、接見が済んだ若い弁護士が宅下げの手続をしており、そこでもしばらく待たされました。これも待つこと自体はやむを得ないことです。しかし、どうかなと思ったのは、その弁護士が、「お待たせしました」の一言も言わず、いや会釈すらせず帰って行ったことです。同職として情けないなと思いました。そういえば、世話になった留置係にも「ありがとう」も言っていなかったです。ひととしての訓練ができていないのですね。私選の場合と異なり、国選の場合には弁護人を選べないのですが、関係被疑者もしくは被告人はそうした弁護人に弁護を委ねているのだな、と自らのことも省みながら、思ってしまいました。「未熟者」という言葉がしばらく頭に残りました。

　帰路は渋滞に巻き込まれないかと懸念したのですが、某署をほぼ５時に出ることができたので、１時間と少しで帰ってこられました。

　Biondi,Europa Galanteの演奏による、Vivaldi「Concerti」を聴きながら。ヴァイオリンやチェロのための協奏曲集です。

　

★４月２４日

　いまやっている事件につき、検察庁公判部に電話をして確かめたところ、記録が閲覧できるということでしたので、昨日、急遽閲覧、複写のために行ってきました。「宣言」が出されると日比谷公園駐車場の利用が制限されるかも知れないと思ってのことです。裁判所へも電話をし、公判期日がいつ入るかの見通しについて尋ねたところ、６月上旬になってしまうとの回答でした。予想したのとはかなり遅くなります。被告人には気の毒に思います。検察庁では、青学ローの修了生である女性弁護士さんに偶然会いました。独立したといっておられました。たくましいなと、うれしく思いました。裁判員裁判の弁護をしているとのことでした。

　今朝も６時頃には起床して、２時間ほど前庭の草取り、鉢やプランターの整理をしました。これで、マリーゴールド、百日草、金蓮花などの種まきができます。知らないうちにスイートピーが発芽し、大きく伸びていました。あと２週間もすれば開花するのではないかと思います。枯れたようになっていたシャリンバイの３鉢でしたが、若葉が出てきました。しっかり生きていたのです。うれしくなります。あとで、ホウセンカの種などを買ってこようと思います。

　アンリの「オルフェのヴェイル」を聴きながら。シェフェールとアンリのアルバム「Panorama of Musique Concrete」に入っているものです。このひとつ前に聴いた、ルシエのアルバム「I am sitting in a room」もそうですが、これも音楽かという、ぎりぎりのところにあるように思います。もっとも、どんな鳴り方をするかが想像できないということは、それ自体おもしろいことです。

追記（同日夕刻）

　今日はかなりの時間を菜園仕事に費やしました。プランターや鉢はほぼすべてを使える状態にしました。牛糞堆肥をたっぷり入れました。百日草、金蓮花、羽毛けいとう、マリーゴールドの種を播きました。今日は行けなくなってしまったのですが、明日はホームセンターに出かけて、ホウセンカ、コスモス、朝顔の種を買ってこようと思います。連休に入ったら、キュウリとトマトの苗を買うつもりです。ほんとうにいい汗をかきました。今夜は早めに床に入ることにします。

　石井眞木のアルバム「Maki Ishii live」を聴きながら。石井については、数十年前、教室でも話題にしたことがあります。ほんとうに久しぶりに聴いています。　

★４月２１日

　昨日戻ってきました。予定通り、富士宮市の北部、猪之頭にある「陣馬の滝」を訪れるというコースをとって、２４０ｋｍほど走りました。田貫湖のほぼ真北に位置するこの滝は、ＮＨＫの小さな旅が取りあげてくれるまでは知りませんでしたが、なかなかに見映えのする滝でした。「Photo Album」をご笑覧下さい。帰宅後早めの夕食をとり、接見に行きました。都内の警察署までの往復を入れて、一日で３００ｋｍほど走りました。よく走ったものです。年齢ゆえ、疲労感を持たずに一日で走れるのはこのくらいまでです。もっとも、脚や手指がつることはありませんでしたから、体力的には余裕はなおあったといえます。夕刻の接見は、駐車スペースのことを含めた都内の交通事情を考えたときとても具合がいいです。

　今日は夏日でした。乾燥していましたから過ごしやすかったです。菜園に出て、さといもとジャガイモの種芋を植えました。インゲンの発芽はまだでしたが、水菜、サンチュはしっかりと芽を出してくれています。さやエンドウの背丈は高いもので１ｍほどになり、花が咲き始めました。この時期は虫の害もなく、あっという間に大きくなります。

　明日裁判所の担当部に、起訴状の写しほかを受け取りに行こうと思っています。

　Overaignerのクラリネットによる、Weinbergの「Clarinet Music」というアルバムをNAXOS Music Libraryで聴きながら。協奏曲、ソナタ、室内交響曲という内容です。

追伸（４月２３日）

　昨日は、都心まで走りました。裁判所に書面を取りに行くだけでしたから、日比谷公園駐車場では１時間以内の駐車にとどまりました。駐車料は１００円です。風が強かったですが、往復で５５ｋｍ足らずを楽しく走れました。帰りに、四谷のわかばで鯛焼きを３つ買いました。

　帰宅後、「風の果て　下巻」を読み終えました。老いを生き、人生を振り返る藤沢周平の三部作、「三屋左衛門残日禄」、「蝉しぐれ」はどれもいいです。

　ブラッハーの「パガニーニの主題による変奏曲」をショルティ指揮ウイーン・フィルの演奏で聴きながら。

★４月１７日

　接見のこともありますし、この２７日は国選の割当日になってもいますので、今回はここに２週間の滞在をすることはできません。そこで、気象協会の１０日間天気予報を見て帰るのをいつにするか考え始めました。２０日あたりが暖かくてよいように思います。先週の日曜日に見た小さな旅で取りあげられていた、富士宮市猪之頭の「陣馬の滝」に寄って帰ろうかと思います。富士から１３９号線をずっと北に向かい「まかいの牧場」を過ぎて後「畜産試験場北」の交差点を左折し、しばらく行くと１４４号線に出ますが、これを少し北進しますと、番組でも紹介されていた猪之頭小学校があり、その前を左折し芝川に向かって行くともう滝の近くとなります。交差点からは１５分程度でしょう。わさびでも買えたら買って、帰りは、上記交差点から７１号線に向かい、青木ヶ原樹海を抜けて河口湖町鳴沢に出て、山中湖の北側を通り平野経由で道志道を走ることにしようと思います。普段より、３０ｋｍほど余計に走るだけです。

　きょうは、はじめてコロッケ作りに挑戦することにしました。タマネギのみじん切りに少し手こずりましたが、なんとかパン粉をつけるところまではやり終えました。小学生の頃、月に一度日曜日に近くの肉屋に使いに行き買って、昼食に食べたコロッケがわたしにおけるはじめてのコロッケですが、薄いわらじ型でした。これに似せて作ってみました。具に何を入れるかによっていろいろなコロッケを楽しむことができるでしょうから、あれこれチャレンジしてみようと思います。料理は楽しいです。

　「三屋清左衛門残日録」を読み直しています。三度目くらいになりますが、隠居の気分が随所に示されており、あらためて共感しています。

　エヴェーヌ四重奏団の演奏で、ドゥビッシーの弦楽四重奏曲を聴きながら。このアルバムには、フォーレ、ラヴェルの四重奏も入っています。

追記（４月１８日）

　昨夜半までの強い雨で、あたりが緑で輝いています。気持ちのいい朝です。今日は、市議選、市長選の投票日でして、昨日までの走り回り、候補者の名を連呼する選挙運動の声は聞こえてくることがなく、とても静かです。　

今朝の「小さな旅」は、港区白金台にある「国立科学博物館付属自然教育園」の旅でした。初めて知りましたが、行ってみたく思いました。カワセミなどの鳥、カタクリなどの花が紹介されていました。首都高の計画などをくぐり抜けありがたくも残された都心の豊かな緑です。

Martinonの指揮するOrchestre Nationaleの演奏でDebussyの「牧神の午後への前奏曲」を聴きながら。

　

★４月１１日

　日曜の朝、久しぶりにのんびりと自然百景に引き続いて小さな旅をみています。自然百景は、小金井公園で暮らす、つぐみ、むくどり、しじゅうからなど小鳥たちを見せています。小さな旅は富士宮（猪之頭）の旅です。こちらは、パラグライダー、陣馬の滝、わさび（真妻）作りを紹介しています。いずれもなじみのある場所を取りあげてくれています。テレビの番組はそのかなりが芸人が大騒ぎをするもの、さらにはクイズで観る気の起こらないものですが、こうしたものには観て小さな幸せを感じます。

上記の父を亡くして母とわさび作りをしている青年の話を聞いていてすぐ連想されたのはいまやっている事件のことです。家族のありようは生きていく上での礎となるものですが、実に多様です。更生にとって欠かせない親子関係がうまく構築される結果となるように、短い間ではありますが誠意をもって関わりたいと思っています。接見を３回行って、親族との間も含めて、信頼関係はうまく出来上がっていると思っています。　　・・・中断・・・

この文章を書くのを途中でやめて、菜園の土をおこしました。サンチュとインゲンを播くためです。菜の花、大根の花が咲いているのですこしためらいましたが、畳で２枚分ほど済ませました。北東隣の土地が売りに出され、建物が取り壊されて駐車場になったので、朝の陽差しがすこし豊かになりました。野菜にとって、東の陽はありがたいです。まだ外壁塗装の工事をやっているので建物から離れたところから種を播こうと思っているところです。

Mutter、BBC交響楽団の演奏で、Lutoslawskiの「Chain 2 Dialogue for Violin and Orchestra」を聴きながら。ポーランドの作曲家としては、Szymanoskyも好きです。

追記（４月１６日）

　３回目の接見を済ませ、１２日に掛川に来ています。昨日検察庁に確かめたところ、いま扱っている事件は、勾留期限である今日１６日に公訴提起されるとのことです。起訴必至と思われる事件ですから、むしろ、手続が４，５日であっても早めに進んでいることは、被疑者にとってよいことだと思っています。

　この１週間ほどは寒さが戻っています。移動した１２日も、山中湖、富士山麓の「子供の国」あたりでの気温は、１１，２度しかありませんでした。電熱ベストを着けてきてよかったと思いました。ここでも、夜は電気敷毛布を使っています。それでも日中は２０度を超えますので、一昨日は、牧之原市の勝間田公園、藤枝市の蓮華寺池公園、同市葉梨の白藤の滝に出かけました。勝間田では、ちょっと遅かったですが自生のミヤマツツジをみることができました。ここが北限であるとのことです。うぐいすの声も楽しめました。蓮華寺と滝では今が盛りの藤の花が楽しめました。藤枝市は、その名のとおり、随所に藤の花が見られます。前回訪れたときにはほとんど流れがなかった白藤の滝ですが、今回は前日の雨のおかげでかなりの水量がありました。１５ｍ余の高さがありますからなかなかに見事です。

　The History of Classical Music Part5 – “From Siberius to Gorecki” 所収の、Schoenberg “Verklarte Nacht”を聴きながら。よく聴かれる現代曲は、PC、DACとPortable Diskを持っていれば、ほぼ聴きたいときに聴かれる状態になりました。

★４月４日

　昨日、ある事件につき被疑者国選弁護人に選任されました。８時少し前から１時間ほど接見してきました。コロナ禍ですから感染しないよう用心しながら、被疑者に寄り添い誠意をもって執務しようと思います。都心の或る警察署までバイクでの往復でした。帰路はほぼ３０ｋｍを５０分ほどで走りました。寒いとは感じませんでした。まさに、ツーリング・シーズンの到来です。

　「蝉しぐれ」を読み返しました。文庫で４５０頁ほどの話ですが、あっという間に読み終えてしまいます。本当に佳くできた時代小説です。「解説」に秋山駿が書いているようにいくつかの特徴・美点があります。彼は、「悠然たる、静かな展開の調子」、「（悠然たる静かな展開を破る）主人公の速度ある小気味のいい行動が発すること」、「（人間図や街を包む）自然とか季節の描写」の三つを指摘しています。わたしもこれに共感します。秋山は、この作品に島崎藤村の「春」を連想しています。そこで、「春」を読んでみてもいいかなと思いました。

Mutter, Previn-Staatskapele Dresden の演奏による、SiberiusのViolin Concertoを聴きながら。

追記（４月６日）

３月中旬の気温に戻ってしまっています。インゲンの種を買いにいこうと思っていたのですが、この気温にあって日和ってしまいました。接見の準備をしたほかは、のんびり過ごしてしまいました。あすは、四谷の眼科と裁判所刑事１４部に出向かないといけません。日比谷公園の駐車場を利用して動こうと思っています。

エルネスト・ショーソンのピアノ三重奏ト短調を、ボーザール・トリオの演奏で聴きながら。

さらなる追記（４月８日）

　昨日は、バイクで都心へ２回往復しました。午前は、眼科受診と国選弁護人選任書を受け取るためです。日比谷公園駐車場に駐めて、霞ヶ関、四ツ谷と動きました。帰りに、神保町の羊頭書房によって、「クラシック音楽の２０世紀２　作曲の２０世紀�U」も求めました。これで、「現代音楽」の基本的な文献はほぼそろいました。アマゾンでは古書で６０００円ほどするものが１４００円（郵送料かからず）で買えましたのでちょっと得をした気分です。帯付きの綺麗な本でした。午後は、１８時に家を出て、２時間の接見をしてきました。帰宅は２２時でした。検事の調べがあったということなので週末にするつもりだったのを早めて出かけてみましたが、２回目ということでだいぶ状況が分かってきました。

　外壁を塗り直してもらっているのでなかなかできないでいた菜園仕事をすこししました。きょうは、図書館からホームセンターまで散歩の足をのばして、インゲンの種を買ってこようと思います。もう蒔き時期です。

　ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」など管弦楽曲集を聴きながら。２０世紀に入ってからの曲「現代音楽」にはほんとうにいろいろなものがあります。際物というべきものもありますが、逆にとても耳に心地よい聴きやすいものもあります。まずはいろいろな作家のいろいろな作品を聴いてみるべきだと思います。

 

★３月２８日

　こちらに来て１０日とすこしとなります。日も長くなりました。城までの逆川河岸の染井吉野も満開です。

あと数日で母と会えます。施設の人がおっしゃるには、会いに行くと表情がはっきりと明るくなるといいます。目立って判断応力が落ちてきていますが、こう言われるとうれしく思います。こんな形の孝行しかできていませんが、これができること自体を幸せに思います。４月３日が国選の割当日になっていますから自宅待機をせざるを得ず、会えるといっても１回、２回のことです。

　したがって、もう帰宅日をいつにするか、気象協会の１０日天気を気にし始めました。天気と気温をみると１日が相対的に好ましいかと思っているところです。またこれに伴って、食材の買い物をどうするかも考え始めています。何を買って、どう冷凍するかなどの知恵がかなりついてきました。今回の家への土産は、浜松餃子（といっても浜松の隣市磐田の人気店「丸川」のもの）、藤枝のバイパス谷稲葉インター近くのラーメン店「あきん亭」の持ち帰りラーメン、それに野菜少々です。

　今夜は強い雨があるとの予報ですが、もう降り始めました。

　ブラームスの交響曲全４曲をアバド指揮ウイーン・フィルの演奏で聴きながら。アバドは好きでよく聴きます。

追記（３月３１日）

　穏やかな日です。左から陽が入り、縁側での読書は最高です。

　昨日母に会ってきました。思ったよりはるかに元気で、ほんとうにありがたく思いました。子供の頃を思い出して肩をすこし揉んであげましたらありがとうと言ってくれました。１７，８歳までしか一緒に生活していませんから、孝行はまねごとすらできていません。

　明日帰ることに決めました。天気はとても良さそうです。掃除、洗濯と、帰る準備を進めています。

　Mark Knopflerのアルバム「Privateering」(2012)を聴きながら。      Dylan, JJ Cale, Clapton, Knopflerのラインはポップ・ロックのなかでも最も好きなものの一つです。Dire Straitsもよく聴きます。

追記（４月１日）

　今日のツーリングは快調でした。２１５ｋｍほどを５時間ほどで走りました。富士から４６９号、１３８、４１３（道志道）を使いしかもウイーク・デイですから、渋滞はほとんどなく、下道を４０ｋｍ/ｈで走ったというわけです。ほんとうは満開の桜、海棠などをみながらゆっくりというのがよかったのですが、冷凍した餃子を土産としたものですから、途中山中湖でおむすびを口にしたほかは、ただただ走りました。

　帰宅後すぐ菜園をみたのですが、菜園は大根の花畑のようでした。予定通り、外壁塗装の工事が始まっていました。しばらくの間、窓が開けられません。一番明るいのが地下室ということになりました。

　HindemithのKonzertmusik op.49を聴きながら。現代音楽を毛嫌いするのはもったいないことです。いろいろ読んでみて、現代音楽の入門書としては、松平「現代音楽のパサージュ」(1995)、沼野「現代音楽史」(2021)が良いように思います。音源は、NaxosMusic Libraly,YouTubeにたくさんあります。聴きやすい現代曲の紹介があります。

 

★３月１６日

　早くも３月半ばです。春分ももうすぐです。東京の桜の開花も宣せられました。枝をばっさり払ってもらったのでさほど目立ちませんが、わが庭の杏も咲き始めました。今日の最高気温は２０度が予報されています。５月の陽気とのことです。

　この２か月ほどは、現代音楽に浸っています。このところは、主として１９４５年以降、８０年頃までの作品を聴いています。ベリオ、フェラーリ、カーゲルなどに至ると、無調、不協和音を超えて、生活音、ノイズ、パフォーマンスといった要素までもが入ってきますので、なにをもって「（クラシック）音楽」、「Ernst Musik」というのか、を考えさせられます。音楽の社会史的側面、その政治性のようなこともあらためて考えさせられます。しかし、何より聴いてみることだと思って、あれこれに手出ししています。日本の作曲家についても、武満、柴田などから、湯浅、一柳まで聴き進んできました。調性と拍節の復活という逆向きの動きも含めて、さらに聴き続けようと思います。この間、現代音楽もしくは２０世紀の音楽を聴くための導きの書もいくつか気づきました。グリフィス「現代音楽　1945年以後の前衛」、松平頼暁「現代音楽のパサージュ　20.5世紀の音楽」、そして沼野雄司「現代音楽史　闘争しつづける芸術のゆくえ」（中公新書）です。右の最後者は、今年の１月に刊行されたものですが、久しぶりに書店に出かけて買い求めました。

　１８日に、また掛川に出かけるつもりです。道志道を走ろうと思っています。

　YouTubeで、一柳慧「（ハープとエレクトロニクスのための）変容する空間」を聴きながら。

追記（３月２０日）

　当初の予定より一日早い１７日に掛川にやってきました。花樹の季節です。４１３号線、４６９号線を走ってきましたが、桜、モクレン、海棠ととりどりです。庭ではもうミヤマツツジが花を咲かせていました。近くの名所勝間田公園のツツジの盛りは４月中旬ということですのに。気温も１２，３度から１７，８度あって、ツーリングにとってまことにいい季節になりました。

　今回は自主ゼミがありませんので、ポータブルディスクに入ったたくさんの音源と、何冊かの小説と、音楽書を持ってきただけです。現代音楽を大切なジャンルと考える人たちがいる一方で、現代音楽撲滅運動もあるとのことで、なんとも興味深いことですが、音楽書の内の２冊は、後者の担い手に位置づけられる吉松氏の編集するものです。現代音楽とみられる音楽のうちでも比較的聴きやすいものが紹介されていて、おもしろいです。

　シューベルトの八重奏曲を聴きながら。

さらなる追記（３月２３日）

　日曜日、前線通過に伴いかなりの雨が降りました。一日中の降りは、本当に久しぶりのことでした。昨日はまだ風が残りましたが、きょうは穏やかに晴れています。散歩日和です。

　きのう墓参りをしてきました。強風雨を予想して遅らせていたのです。うぐいすの鳴き声が聞こえてきました。コロナ禍などどこ吹く風。のんびりしたものです。

　葉室の「秋霜」を読んでしまい、あとは現代音楽の評論、現代音楽史の本しか手元にありませんので、耳と目で現代音楽を堪能しようと思います。もう１週間過ごさないと母に会えません。こうしてゆったりとすごそうと思います。上記吉松氏編集の２冊は図書館で借りて持ってきたのですが、買う価値のあるものと思い、アマゾン経由で入手しました。刺激の強くない、さらには耳に心地よい現代曲をたくさん紹介してくれています。

　グレツキ（１９３３年生まれ）の交響曲３番を、ポーランド国立放送交響楽団の演奏で聴きながら。ソプラノとオーケストラのための曲で、「悲歌のシンフォニー」という題がつけられています。ロンドン・シンフォニエッタの演奏でも聴きたいなと思います。第１楽章の歌は、母親が傷を負って死にかけている息子を抱いて歌う「わたしの愛しい子よ」という美しくもせつない哀歌。　

 

★３月５日

　桃の節句を過ぎました。日が伸びました。府中の今日の日の出時刻は、６：０６、日没時刻は１７：４０です。庭仕事も心地よくなりました。菜園でいま採れるのは、菜花、正月菜、水菜です。さやエンドウは１０ｃｍほどに伸び、ほうれん草もうまく発芽してくれています。朝の陽差しが豊かになってきます。これから４月はじめまでは青虫、アブラムシなどの心配をしないで育てられます。

　昨日最後の自主ゼミでした。平成１８年度分から令和２年までの１５年分の過去問を改正法によって解くということを済ませました。参加者のみなさんは各回につき答案を作成して臨んでくれましたのでずいぶん力がついたと実感なさっていることでしょう。確かに答案のしなやかさがとても増したと思います。合格者の一人も、最後まで付き合ってくださいました。今年の受験者にとって、いざというときの対処法を含めてよい導きとなったことと思います。最後の問題でもあらためて感じたことですが、問われることは繰り返されます。昨年の自主ゼミでも示した、法改正との関連で出題者はこういうことを問いたいと思うだろうという推測は、そのとおり当たっています。あれっ、と思った問題は、設問２の小問１くらいでしょう。それとても解除の本質論にかかわりますから、ゼミで丁寧に確認していたところでした。試験はあと２か月ほどと迫ってきましたが、うまくいきましたとの報告を待ちたいと思います。

　この２か月ほど、現代曲をかなり聴いています。おもしろいと感じています。昨日は、グラスやナイマンのミニマルミュージックでした。楽しむに当たって、図書館で借りた「クラシックの２０世紀」の第１，２巻「作曲の２０世紀１・２」はとても参考になっています。そのうち第１巻は古書で入手しました。定価の半額ほどの値でしたが美本でした。「可」との評価でしたから、うれしい誤算です。第２巻も買おうと思っています。加えて、最新刊である、沼野「現代音楽史」（中公新書）も手に入れたいです。

　プロフィールを久しぶりに改訂しました。ご笑覧ください。

　YouTubeで、ペルトのアルバム「The Best of Arvo Part」を聴きながら。とても美しいです。

追記（３月７日）

　図書館が歩いて７，８分と近くにあるということは、とてもありがたいことです。かつては、大國魂神社の横で、駅の向こう側になり、徒歩２０分ほどでしたから週に何度もということにはなりませんでした。館内をあちらこちらと巡っていると、おもしろい本に出くわすことができます。とくに返却棚、新着書棚はよく見ます。図書館の本で最近これは、と思ったのは、立東舎刊の「東京の鯛焼きほぼ百匹手帖」という本です。鯛焼きを数えるのに匹というのか枚というのか、薄焼きと厚焼きは何に由来するか、多摩近くではどこがよく知られた店か、自分の知っている店は百に入るのかどうか、いろいろとおもしろく感じます。柳家、わかばはもちろん百に入っているけれど、尾山台の鯛心、府中のちあき（かつては、入っていて当然）、調布のみよしが入っていてうれしく思いました。

　さやエンドウのつるが伸びてきましたので、ネットを張ってあげようかと思います。

　NAXOS MUSIC LIBRARYで、DutilleuxのTimbres,espece, movement avec interludeを聴きながら。

さらなる追記（３月８日）

　昨日までに、自主ゼミの参加者から送られてきていた答案の添削を済ませ、送り返しました。合わせて、通行地役権設定契約につき地役権者の地代不払いを理由とする解除の可能性について簡単にとりまとめた文章を添付して送りました。とくに、法務省の「出題の趣旨」の中にある、「例えば、有償の地上権設定契約から生じる債権債務関係については、承役地の所有者（D）は地役権設定契約により地役権を設定する債務を負うと解する立場があり得る。この立場によれば、契約�A（承役地所有者と要役地所有者（B）との間で令和３年１月１０日に締結された、地代２万円の支払も内容とする通行地役権設定契約）において、Dによる地役権設定債務と、Bによる地役権設定の対価の支払債務とが対価的牽連関係に立つといえる」、という説明は適切なのか、考えてほしいと思いました。　

　NAXOS MUSIC LIBRARY（今日が、今回の一週間という視聴期間の最終日となります）により、アルバンベルク四重奏団のアルバム「20th Century Masterpieces」から、ベルクの弦楽四重奏曲第３番を聴きながら。現代音楽についての概観については、グラウト・パリスカの「新西洋音楽史　下巻」１２６頁以下もとても参考になります。

 

★２月２６日

　もう月も末です。この家の梅も満開を過ぎています。寒暖を繰り返して、春になります。今日はやや寒く、日の寒暖差は、１０度を超えます。そろそろ帰ろうと思っていますので、気象協会の１０日間天気予報をみています。掛川から、静岡、富士、御殿場、山北、秦野、厚木、橋本につき、風がなく、気温が１２，３度はある、できることなら陽差しがあればありがたいと思うのですが、なかなか思い通りになりません。気温が１０度ほどにしかならないけれど、２８日にするしかないかなと思っています。次回来る頃には、気温は全く気にならなくなることでしょう。本格的なツーリング・シーズンの到来です。

　昨日は自主ゼミでした。前回の「危険負担制度の射程」についての問題点を確認することを含め、３時間やりました。債務者に帰責性があるときにも５３６条１項の適用はあるかについて、理解を深めてもらえたと思います。債権法改正前に作られた本試験問題につき、改正債権法で考えることはなかなかにやっかいです。ある予備校の教材を参考にしているのですが、いろいろと不都合があります。この問題については、「一方債務の履行が不能になった場合、反対債務の履行拒絶権を認める（５３６条１項）。例外として、履行不能が債権者の責めに帰すべき事由による場合（同条２項前段）及び受領遅滞後に債務者の責めに帰することができない事由によって履行不能になった場合（４１３条の２第２項）に反対債務の履行拒絶権を否定する」、とおそらく潮見基本講義に由来する説明をしておきながら、それと同じ頁で、「履行不能になったことにつきB（つまり債務者）に帰責事由が存する場合には、引渡債務は４１５条に基づく損害賠償請求権に転化して存続するため、Bが負う松茸の引渡債務は消滅しないことになり、そもそも危険負担の問題は生じないといえる。すなわち５３６条１項が適用されるためには目的物の滅失が「当事者双方の責めに帰することができない事由」による必要がある」、と述べてしまっています。この問題には、さらに、先履行で債権者が既に履行済みの場合どうするのかという問題、債務者・債権者双方に帰責性があるときはどうするのかという問題など、考えておくべきさらなる派生的問題があります。すこし深く考えておくことによってこそ、応用力は増すのだと思いますから、時間が許す限り深く考えておいてほしいと思います。それにしても、受験段階で法改正がなされてしまった場合の受験生の負担はとても大きいなと思わざるをえません。令和１年の問題は、参加者のみなさんはとてもよく考えてくれました。利益考量のあり方を含めよく考えてもらえたと思っています。答案の形式面は各人とても整ってきました。

　この家にいると、たまに固定電話に電話がかかってきます。たいていは営業のための電話ですから出ないことにしていますが、さきほど出てハイと答えてところですぐ切られました。男には関係のない営業なのか、はっきり答えたので詐欺の相手としては不都合と思ったか。この地域でも特殊詐欺について、注意喚起がなされています。

　わたしにとっては珍しいことですが、直木賞（１６４回）受賞作である、西條奈加「心淋し川」を読みました。小説すばるに載った６作をまとめた本ですが、「ささやかな喜びと深い悲しみが胸に沁みる感動連作」という帯はセールストークだなと思えてしまいます。又吉氏のものなどもちょこっと読んでやめてしまいましたが、いい大人の心を振るわせてもらう作品にはなかなか出会えません。共感できる要素が少なくなってしまっているのでしょう。ときめきながら読み進められる作品に出会いたいものです。直木賞作家を標榜している者がテレビに出てきたりすると、むしろ作家の人格的な薄っぺらさを感じてしまいます。

　Led Zeppelinのアルバム「IV」を聴きながら。これは、本当に名盤だと想います。IからIVまですべて好きです。

　

★２月２１日

　昨日、今日ととても暖かいです。縁側の机の前は、よい陽差しが左から入ってきます。

　こんな陽気に誘われて、昨日、藤枝の白藤の滝までツーリングしてきました。半分は、谷稲葉インター近くの「あきん亭」というラーメン屋さんでおいしい昼をとるためでした。インターから北に２０分ほど入った谷にある小さな滝、白藤の滝は、高さは１０ｍほどあるのですが、渇水期のいま流れはほんの一筋といったところでした。むしろ、入り口のところにあるおこない滝（行者の滝）の方が下流にある分水量も少しだけ多く見栄えがしました。藤枝は、その名の通り藤の名所が多いのですが、この滝のための駐車場の周囲にも藤が植えられており、花の咲く時期にまた行ってみたいと思いました。藤枝はラーメンの街としても知られており、駅近くに有名店がいくつもあるようですが、インター近くの「あきん亭」は、わたしの好みでは最高においしいラーメンを出します。久しぶりに外食をしました。

　１８日の自主ゼミは、平成３０年度の問題を検討しました。ゼミ後の参加者とのやりとりもあって、とくに、受領遅滞のもと、当該債務の履行が「自己の財産に対すると同一の注意」をもって保管すべきところ不注意にも窃取されたというような場合に、危険負担に関する５３６条、さらには５６７条、は適用されるのかがやっかいな問題として意識されるに至りました。履行不能、目的物の滅失にかかる危険（反対債務はどう扱われるか）については、原則として債務者主義が採られ、債権者に反対給付につき（債務の消滅ということではなくて）債権者に履行拒絶権が与えられるということになったことははっきりしています。しかし、受領遅滞中の不能・滅失の場合には、債権者の責めに帰すべき事由によるとみなされることにより、債権者は反対給付の履行を拒むことができないとされます。ところで、債務者が「自己の財産に対すると同一の注意」を尽くさなかったことにより履行ができなくなった、目的物を引き渡せなくなった場合には、どうなるのか、です。すなわち、これについては、�@各条１項により、債権者は反対給付の履行を拒むことができる（もちろん債権者には、�Aの救済可能性もあるが、ここには制度間競合がある）と解する考え方と、�Aこの問題は「債務者の責めに帰すべき事由による」のであるから各条の適用外となり、解除による債務消滅、填補賠償請求権を持ってする相殺、さらには反対給付の履行請求権とこの請求権との同時履行の抗弁権を債権者としては主張しうることとなると解する考え方とがあり得ます。学説上、危険負担にかかる履行拒絶の抗弁に対して、債務者が自らに帰責性があるという再抗弁を主張しうるかという形で、問題提起されています。上記各条１項は、当事者双方（といっても、２項との関係で、債務者）の責めに帰することのできない事由により履行ができないとき、滅失・損傷したとき、と規定しているのですが、解除による債務消滅などの主張ができる債権者が反対給付の履行を拒めないのはどうか、という議論があります。債権者が先履行をしている場合に、給付したものの返還を求めることができるか、というような派生的問題を含め、深く考えてみないといけません。今回のゼミは、自分自身が伝統的な考え方に染まっているなとも自覚できましたので、わたしにとっても大変に有意義でした。

　今日も、予報では２０度くらいまで上がりそうです。買い物がてら、散歩をしようと思います。

　Eugen Grooveのアルバム「Groove On」を聴きながら。スムーズ・ジャズでは最も好きなアルバムのひとつです。

 

★２月１４日　　

　昨日は、日中は春の陽気でした。今日も１５度を超えそうです。郷土の森の梅の開花も一気に進むことでしょう。この暖かさの中を、掛川まで走ろうと思います。今回も、自主ゼミ２回分の司法試験過去問を持って行きます。

　木曜日の自主ゼミも有意義でした。賃借権の時効取得、無断転貸借の成否、これを理由とする解除の当否、賃借権の対抗可能性ということで、法改正にはほとんど関わりがありませんが、その分、答案の書き方、評価のされ方について話題にできました。参加者は互いに起案したものの比較をし合えますので、刺激になり、よりよい起案をすることに役立つことでしょう。

　昨夜の地震には、いつ止まるかと驚きました。震度が６と報じられた福島の長男のところでは、テレビ台が倒れたというようなことはあったようですが、無事とのことで安心しました。コロナ禍のもとで、弱り目にたたり目はいやです。

　コレルリのアッシジ・ソナタを聴きながら。

追記（２月１５日）

　昨日は予報通り気温が上がり、風もほとんどありませんでしたから、２１０ｋｍほどのとてもいいツーリングを楽しめました。ふつう自然渋滞の厳しい「愛甲・渋沢間」１８ｋｍも３０分（前回帰路の半分）で通過できました。府中から小山道の駅までは、最速の２時間４０分ほどでした。おかげで、日本平で小一時間過ごせました。河津桜が満開でしたが、小鳥が２羽蜜を吸っているところを見ることができました。そのときは何鳥かと思いましたが、撮れた写真の一枚にメジロが大きく写っていました。この暖かさに、各所でライダーが目立ちました。

　未明からの雨は１０時頃まで続きました。かなりの雨量でしたから、庭の梅もかなり散ってしまいました。いま（１６時）の空は、真っ青です。

　ベルクの「３つの小品　Op.6」をカラヤン、ベルリン・フィルの演奏で、聴きながら。金管楽器、打楽器の活躍が目立ちます。ドイツ・グラモフォンの「クラシック音楽の歴史５―シベリウスからグレツキまで」というアルバムに入っているものです。今回は、現代音楽に浸ろうと思って、本も、グリフィス「現代音楽小史」、「クラシック音楽の２０世紀　１・２　―　作曲の２０世紀I,II」、柴田南雄「西洋音楽史　印象派以後」、吉田秀和全集７巻「名曲３００選」を持ってきています。（１６日に追記分補正）　

★２月６日

　３日が立春。４日にはもう春一番が吹きました。そして、昨日、今日と暖かく穏やかな日が続いています。そんなわけで、昨日は「府中郷土の森」に梅の様子を見に行きました。しかし、ロウバイは満開を過ぎ、梅はもう１週間、１０日必要なようです。自転車で走ったのですが、汗をかいてしまい、下着を替えるほどでした。シニア入場カードをもらっているので、頃合いを観て、もう一度行こうと思います。帰りに図書館に寄って、予約していた本を受け取ったのですが、たまたまリサイクル・コーナーで石牟礼「苦海浄土」をみつけ、いただいてきました。読むのがつらい本ということで、読まずに来てしまったのですが、数ヶ月前から買って読んでみようと、アマゾンのカートに入れていたのでした。その思いが通じたのか、偶然手に入りました。図書館への市民からの寄贈本ですが、昭和４７年の３刷本でした。問題を共有していた人の買って読んだ本なのですね。４３，４年頃富士の「田子の浦港」へ製紙工場による汚染状況を実地に観に行ったことなどを思い起こします。平野ゼミの研究テーマは公害問題でした。公害法は当時学会の重要な研究テーマでした。

　３日に、オンラインによる司法試験の合格を祝賀する会が行われました。１時間ほどでしたが、合格者の喜びの声が聴けました。次の試験はもう３か月後に迫っています。いま自主ゼミに参加している方々にもぜひこの喜びを味わってほしいと思います。

　４日の自主ゼミには、今年の合格者も参加してくれました。他の参加者にとってとてもよい刺激となったことと思います。提出されている答案もよい参考になると思います。代理権濫用、債権譲渡における債務者の抗弁の放棄など改正法に関わる部分につき丁寧に論じ合いました。ゼミはあと４回です。

　３月から４月にかけて食べる葉ものの種を播くための準備を始めました。たった畳一枚分ほどですが、鍬を振るうのは気持ちがいいです。苦土石灰をたくさんすき込みました。いつものように、ほうれん草、小松菜を播こうと思っています。

　チッコリーニの演奏で、サティのジムノペディほかを聴きながら。

追記（２月７日）

　今日は４月上旬の暖かさということです。菜園に出て、畳１枚ほどをおこしました。いい汗をかきました。

　ハーレーのエンジンをかけようと思ったら、バッテリー上がりをおこしていました。家から遠く離れたところであったらレッカー移動をお願いしなければいけなかったですから、よかったなと思いました。すこし苦労してバッテリーを外し、いま充電中です。５，６時間はかかるでしょう。この時期の恒例行事のようなことです。

　ボロディンの弦楽四重奏曲をボロディン四重奏団の演奏で聴きながら。

追記（２月８日）

　最新名曲解説全集１３巻に付された月報２１に、村上陽一郎氏の「近・現代室内楽曲雑感」という文章がありました。個人的体験として、プロコフィエフのチェロ・ソナタが前衛的作品を聴くことにとっての誘いとなったことを書いておられます。同巻にアレンスキーのピアノ三重奏曲が落ちていることを指摘していたりもします。なになに全集を買うことの喜びのひとつとして月報を読むということがありますね。ご自身もチェロを弾かれるようですが、うらやましい限りです。

　ハーレーのバッテリーを着け終わりました。マイナス端子が着けにくくて手こずりました。フル充電しましたので、しばらくは心配しなくていいでしょう。

　Naxosで、チャイコフスキーの弦楽セレナーデを聴きながら。カラヤン指揮、ベルリンフィルの演奏です。

　

★１月２７日

　昨夜はめずらしくかなり強い雨がありました。雨音で何度か目が覚めました。静岡県は雨不足を心配していますから、恵みの雨であったということでしょう。きょうは暖かく、この雨で清々しく感じられるよい日です。昼食後、逆川の河岸を城まで散歩しようと思います。

　明日は、ここに来て二度目のゼミです。データ容量も十分余裕があります。平成２７年度のテーマは物権法が中心で、改正法は関わってきません。既に答案が一通届いています。もう一通届いたところで読み、ゼミでの論点を決めようと思います。

　このところ、シューベルト、シューマンの評伝、作品論、吉田秀和の「ＬＰ３００選」のうちの「２０世紀の音楽」の部分を読んできましたが、昨夜は久しぶりに小説を読みました。葉室の「辛夷の花」です。一夜で３５０頁ほどを読み終えました。なかなかに読ませてくれました。お家騒動ものですが、登場人物が凜としていていいです。葉室ものは３冊持ってきていますが、もう一冊くらいは読めそうです。２０世紀の音楽は、わずかプロコフィエフ、プーランク、バルトーク、ショスタコーヴィッチ程度しか聴いていませんが、すこし広げて聴いてみようかと思っているところです。たぶん好きにはなれないでしょうが、無調性のもの、すくなくとも折衷的なものくらいは聴いてみようと思います。そうすることにより、１７世紀初めから１９世紀半ばくらいまでの音楽のよさが改めて分かるのではないかという気がします。門馬直美氏の「西洋音楽概説」、柴田南雄氏の「著作集 I」の２０世紀の音楽の章も改めて読み直そうと思います。

　Queyrasのチェロで、CPE Bachの「Cello Concertos」を聴きながら。

追記（１月３１日）

　きょう府中に戻ってきました。この時期としては穏やかで暖かい日で、バイクがたくさん出ていました。あと１月もすれば、もっと出てくることでしょう。いつも通り、渋沢から愛甲石田までの１８ｋｍほどが自然渋滞していて通過するのにちょうど１時間を要しました。あとの２００ｋｍを４時間半で走りました。これはもっとも短い時間です。バイパスの部分も相当ありますが（掛川から沼津の手前まで、長泉から小山）、一般道を時速４５ｋｍというのはとても速いです。

　途中、静岡で洞慶院に寄りました。ロウバイは満開を過ぎていましたが、よく香っていました。梅もたくさんありますが、紅梅に開いているものが数本あったほかはいま少しというところでした。ローカル放送で紹介しているためか、駐車場が一杯になるほど（といっても数十人ですが）来園者がいました。

　昨日、面会お断りのところ、母に会わせてもらいました。施設からの、元気がないので・・・、というお電話で夕食前の時間にもしやとの思いを持って出かけました。もちろん、こんな時期ですから、１５ないし２０分で別れてきました。しかし、思いのほか元気で昔話ができました。笑いもこぼれたのですこし安心しましたが、年齢が年齢ですから、このようなことが繰り返されるのでしょう。お忙しい時間なのに、二人での写真もとって下さいました。それにしても、ケア・マネージャーほかのスタッフのみなさんのご厚意にいくら感謝しても足りません。

　ポストリッジとアンスネスによる、シューベルトの歌曲集「冬の旅」を聴きながら。以前は、ディスカウ、ホッター、プライでよく聴きました。ボストリッジのは０４年録音です。「菩提樹」はよく聴かれますが、わたしはこれも中学生の時成田先生に教えてもらいました。

 

★１月２１日

　昨日司法試験の最終合格者の発表がありました。青山からの合格者は４名でしたが、そのうち二人から報告メールがありました。自分のことのようにうれしい限りです。これからもますます精進なさってよい法曹になられんことを期待します。とくに持つことを期待したいのは、ますます格差が広がり行くこの社会における弱者に対する優しいまなざしです。また、非力ながら今後とも受験者の支援をしたいとの思いを新たにしました。

　今日も１０時から２時間の余ゼミを行いました。参加者のみなさんは各自立派に準備してゼミに臨んでくれていますから、深い議論ができました。賃貸借契約における契約目的不適合の場合の賃料減額請求、妻・胎児についての夫から相続した損害賠償請求権をめぐる和解の効力などが論点でした。新法のもとでどう考えるべきか、に直接に関わる論点は注意深く扱いました。次回は、２８日です。平成２７年度問題を扱います。

　大寒に入り、一昨日から寒波が押し寄せているようですが、晴れの続くここ数日縁側はほんとうに暖かいです。隣家のロウバイが満開です。雨戸を開け、陽をたっぷり取り込んでいます。午後からはいっそう暖かくなるようです。逆川沿いを散歩しようと思います。予報では、この下旬は暖かく推移するようです。月末から立春頃までに東京に戻ろうかと考えていますので、助かります。

　ビルスマらの演奏による、ハイドンのチェロ協奏曲集を聴きながら。ちょっと頭を使った後の音楽の心地よさはひとしおです。

追記（１月２３日）

　今日は朝から久しぶりの雨です。ことしの静岡は例年になく雨が少ないようです。近所の畑の、さやエンドウ、白菜、大根、タマネギなどにとってほんとうによい雨と思います。わたしの菜園のさやエンドはまだ５ｃｍに足らないほどですが、隣の畑のはもう４，５０ｃｍあります。陽当たりがいいし、土が肥えているのです。まだ学生の頃、父に代わって、この土地の代金の支払い（現金払いでした）に熱海からここまで来た頃、あたりにはまだたくさん田畑があったことを思い出します。

　既述のように、２１日の自主ゼミもＵＳＢテザリングで無事終えました。免震構造が備えられていることを前提に近隣より高めの賃料が設定されていたのであるが、その後法令上の耐震基準は満たしているが所期の免震構造が備えられていなかったことが判明したので、賃借人が減額を求めたという事案につき、賃貸人の賃料不払いを理由とする解除、明け渡し請求は認められるかを考えてもらいました。減額請求を正当化するいくつかの法的構成が考えられますが、改正後においては、契約内容不適合による代金減額請求でいくのがよいとみられます。ゼミ参加者の起案においては、錯誤一部取消、６１１条の類推適用という考えも示されましたが、５５９条による５６２条１項本文の準用という構成を採ったものもありました。この５月の試験においても、改正法の正しい理解ができているかを問う問題が出されましょうから、このようなテーマについてはきちんと検討しておくことが大切だと思えます。

　掛川でもクラスターが発生したとの報道がありました。「接待を伴う飲食店」という以上に明らかにはされていませんが、駅前の一角なのでしょう。このような状況下でもそういう店を必要とする客がいるのですね。この言葉を聞くとすぐに連想する経験がひとつあります。わたしが扱った事件にキャバクラで働いている女性が犯した麻薬等取締法違反事件がありますが、この法廷において、キャバクラなどで働いている人という、見下したような、揶揄するような裁判官の表現に出くわしました。仕事の具体的な中身は想像の域を出ませんが、そのとき、わたしのなかにこの裁判官は何という見方をするのだろうと反発する気分が生じたという経験です。コロナ禍のもと休業補償をする業種のことや、休業補償にかかる詐欺事件のことなども併せ連想されてしまいます。

　ここに来てもテレビはあまりみませんが、NHKあるいはNHKのテレビ放送をめぐって取りあげられている三つのことがとても気になります。ひとつは、ニュースウオッチ９でのアナの学術会議に関する質問に対して、総理が不快感を示し、その後広報官が抗議をしたというはなし。つぎは、クローズアップ現代でのアナのインタビューに対し、幹事長が「いちいちそんなケチをつけるものじゃない」と言ったというはなし。最後に、政府のＮＨＫ経営委員長の続投人事のはなしです。政権とメディア間に必要な緊張関係ということを意識させますから、皮肉ながら意義深いこととも言えるでしょう。こういう見方は、馴れ合いでない「会見」を期待する気持ちと通じます。

　ここに来て３冊目の本として、門馬直美「シューマン」をほぼ読み終わりました。シューマンは好きな作曲家のひとりですが、改めて伝記、作品論を興味深く読んでいます。きっかけは、シューマンの室内楽を系統的に聴いてみたいと思ったことです。こうした本を読むことは、ハイドンからブラームスまでのドイツ音楽の流れをシューマンの目を介して読み取るという意味も持ちます。ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームスという流れを改めて意識します。いろいろな手紙、日記などの資料を使って書かれた評伝は、１５０ほど前の作曲家間の関わり合い、ドイツ・オーストリアの諸都市の音楽生活を垣間見せてくれます。

　上記「シューマン」の解説をみつつ、プレスラーのピアノ、エマーソン弦楽四重奏団の演奏による、シューマンのピアノ五重奏曲を聴きながら。初演の際のピアノは、シューマンの愛妻クラーラによったということです。

　

★１月１７日

　一昨日掛川に来ました。１６日の方が６，７度暖かいとの予報だったのですが、同日は午後５ｍほどの南風（バイクにとっておおむね横風となる）があるとのことでしたので、１５日に動くことに決めたのでした。秦野市内のいつもみる電光気温掲示板の示す気温は１０度でしたので、小山、御殿場あたりでは７，８度であったろうと思われますが、県境をこえた小山あたりからは陽が差していまして、寒さはさほど気になりませんでした。昨日は午後雨が落ちてきたところもあったようですから、むしろ１５日にしてよかったと思います。今回は、はじめて電熱線の入ったベストを着てきました。誕生日のプレゼントとしてもらったものですが、これはなんとも重宝です。バッテリー二個で５、６時間はもつので、２００ｋｍほどのツーリングにはちょうどいいです。愛甲石田から渋沢あたりまで１０ｋｍほどがいつものとおりの自然渋滞で、平均時速１５ｋｍほどに落ちてしまいますが、他は順調で、６時間ほどの楽しいツーリングとなりました。

　１４日の自主ゼミも楽しくやれました。法改正との関係で、平成２５年度の問題において最もやっかいなのは、賃貸借目的建物の改装を許されている場合において、賃借人に頼まれた請負人が改装工事に際して誤って建物を毀損してしまったということにつき賃借人が保管義務違反にかかる損害賠償義務を負うかという、従来「履行補助者の責任」と呼ばれてきた論点でした。履行代行者を使うことが許されていると考えられる場合について、従来「選任・監督につき注意を尽くせば」責任を免れるという解釈論（履行補助者の過失を信義則上債務者の過失と同視できる場合とみたうえで、使用が許される場合につき責任を限定するという、過失責任主義に立った解釈論）にとって参照されてきた改正前民法１０５条などの条文がいずれも削除されたことに関わり今後どう論ずることにするのか、あれこれ議論できました。この問題を、「本旨に従った履行をしないとき」といえるか、「債務者の責めに帰することのできない事由」によるものでないといえるか、という債務不履行損害賠償法の枠組みにどう取り込んでいくか、ということで考えてもらいました。この点につき、有斐閣のSシリーズ「債権総論」は、「新しい債権法の下では、法律または債務の性質上、履行補助者を用いることが可能な場合は、債務者がこれを用いることができるが、その履行補助者の債務不履行については、債務者が免責事由を立証しない限り責任を負うと解されよう」、と端的に指摘しています。しかし、この問題については、「今後は、契約類型ごとに、あるいは個別の契約ごとに、履行補助者の行為がどのように評価されるのかについて検討されることになるだろう」というような指摘、とりわけ契約責任の帰責根拠を債務者の過失ではなく契約の拘束力に求める新理論の立場からの、「履行補助者責任の独自性を否定し、債務の内容やその履行過程に履行補助者の行為がどう組み込まれているかに着目した判断がなさるべきである」、という主張を念頭に置くべきであって、問われている事案に即してていねいに考えざるを得ないでしょう。

　一人生活が始まると、買い物のため最寄りのスーパーまで出かけるということになりますから歩くことを余儀なくされますが、これは運動不足の解消になってとてもいいです。

　ピノック指揮のイングリッシュ・コンサートの演奏で、「バロック協奏曲集」というアルバムを聴きながら。ヴィヴァルディ、ヘンデル、バッハによる、フルート、オルガン、ハープ、ヴァイオリンなどのためのよく知られた協奏曲が続きます。

追記（１月１９日）

　６畳ほどある縁側を書斎がわりとしていますが、南から明るい陽が入ってきますので温室のようです。晴れた日には、日中４，５時間は暖房いらずです。ここでは、Portable Harddiscに入れてある音楽を聴いています。AL-38432DSというDACでアナログ変換をして、MaxellブランドのTimedomain Speaker MXSP-4000TDというかなり古いアクティブ・スピーカで聴いています。

　２１日は、平成２６年度本試験論文問題を検討しますので、改めて論ずべき点を確認しています。今日あたりから答案が送られてくるのではないかと期待しています。読ませてもらうと、どこを議論し合っておくのが準備としてよいのかがさらに分かります。

　ブレンデルのピアノで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第４番を聴きながら。

 

★１月９日

　NHKのコロナ感染報道をみていると、その厳しい情況がはっきりと伝わってきます。医療という堤防で守っているが、もうあふれ出している状態である、と医療関係者がいう。よく理解できるたとえです。年末の行動が感染経路の分からない感染をもたらし、重症化しやすい高齢者に感染が及んでいくということなのでしょう。症状がなくても感染させるということがある、歩き回らないでほしいという医師のメッセージを若者によく聴いてほしいけれど、もっとも聴いてほしいところの若者はそもそもこうした報道を聴く人ではなかろうとも思えてしまいます。

　昨日は四谷まで出かけました。検査・診察に１時間ほどかかりましたが、どこに寄ることもせず帰ってきました。９時半の予約時間だとまだ電車に人が多いので、次回（３月末）は３０分下げてもらいました。医師は、次回飛ばしてもいいように薬を出しておきましょう、窓口の人も、その頃どうなっているでしょうね、と言っていました。次回は、診察だけだから、電話でのやりとりでもよさそうです。

　新潟あたりは荒れているようですが、きょうも東京は穏やかに晴れています。しかし、寒波が近寄っているようで、落ち着くのは来週水曜日以降となりそうです。気温が平地で１２，３度、しかも風が１，２ｍ程度であれば、難なく走れますから掛川に帰ろうかと思います。大阪市長は「高齢者は家の中でもひとと接触しないように」と言っているようですが、一人暮らしはそれにもっとも適っています。バイクで走りますから、ひとがいるところで寄らざるをえないのはトイレだけです。掛川での買い物も空いている時間を選んで数日分まとめてすれば、ほぼ家にこもった状態を確保できます。

　自主ゼミは次週木曜日１４日からです。平成２５年度本試験問題を扱います。正月に入ってからすでに３年分の準備をほぼ済ませました。新法によって問題を解いておくということはとてもよい準備になります。参加者は１２月に入ってからほぼ毎回答案を書いてからゼミに臨んでいます。添削も、毎回分済ませたものをスキャンして送り返しています。この繰り返しがとても勉強になることは間違いありません。

　バーニーの音楽旅行と並んで、高橋治「絢爛たる踏み絵　小津安二郎」を読んでいます。小津の評伝、作品論、映画（制作）論というような内容ですが、興味深く読み進められます。この後、読みかけていた蓮実「監督　小津安二郎」を読んでもいいかなと思っているところです。改めて「紀子三部作」を観てみようとも思い、図書館に予約しました。

　NAXOSで、ヴィヴァルディの「リコーダー協奏曲集」を聴きながら。演奏は、Antoniniと彼の指揮するIl Giardino Armonicoです。「海の嵐」など颯爽としていて小気味いいです。

追記（１月１１日）

　今朝の農工大の気温はマイナス３度とのことです。北陸、新潟のことを考えるとこの程度の寒さはたいしたことないと言わざるを得ません。

　昨夜は、高橋治の上記書をふまえて、昨日図書館で借りた「東京物語」を丁寧に鑑賞しました。

　「ステレオ」という雑誌の２０１９年５月号の特集記事「平成オーディオ史」を興味深く読みました。わたしのオーディオ歴は１９７５年あたりからですからもう５０年に近くなるのですが、この３０年の変化はとても大きいです。記録媒体だけとっても、Vinyl音盤、磁気テープ、MD、CD、そしてHDと変化してきました。いまでは、カセット・オープンリールのテープを取り出すことはほとんどありませんし、MDもそうです。配信された音楽を楽しむ場合はストリーミングだけです。世の中の趨勢どおり、わたしもPCで楽しむことがほとんどといっていいです。通勤時間というものがなくなったいま、鑑賞はほぼ書斎のPCの前において、となってしまっています。

　ファウストらの演奏による、シューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」を聴きながら。

 

★２０２１年１月６日

　今日はもう６日。寒に入ったとのことで、暫く寒い日が続きます。しかし、今朝の農工大（アメダス観測点）の外気温は３度ということでして、温暖化を意識せざるを得ません。この時期、天気予報で感じるのは、新潟と東京の気候のちがいです。食卓で、今日も新潟は雪または雨のようだということが話題となります。合わせて、長男家族のいる福島の寒さも気になります。晴れて穏やかな正月三が日を過ごせましたから、申し訳なく思ってしまいます。

　１４日から再開の自主ゼミの準備を始めましたが、いたってのんびりしたペースで過ごしています。外出も、図書館と郵便局のみといった風です。

　コロナがまったく収まりません。収まるような態勢になっていませんから当然と言えましょう。東京では新規の感染者が日に１０００人を越えるという状態は深刻です。無症状のひとも多いようですから、動き回り知らずに人に感染させという状況になっているのでしょう。この禍につき高をくくるもの言いもされている中、押さえ込むのは難しいのでしょう。首都圏については、週末までにはふたたび「宣言」が発出されることになる模様です。その規模、内容は、初回の時に比べると限定的なようです。自分にとって気になるのは、県境を越えることについての強い自粛が求められそうな点です。他方、市立図書館の閉館あるいは厳しい利用制限には至らないのではないかと楽観視していますがどうでしょうか。もともと感染しない、感染させないという生活スタイルになってはいますが、医療崩壊を恐れますし、医療関係者、介護関係者のご苦労はよく理解できるつもりですので、しかるべく振る舞おうと思いを新たにしているところです。

　Faschの「様々な楽器のための協奏曲」をIl Gardellinoの演奏で聴きながら。今朝もNaxosで音楽を楽しんでいます。こうしたアルバムは、Naxos Library のようなものがないとなかなかアクセスできません。演奏者としてのPonseeleで検索しました。

追記（１月７日）

　かの「宣言」が発出されました。明日８日から来月７日までとのことです。予想されたように制限的なものでした。クリスマス時期の人の移動がもたらしていることでしょうが、東京の新規感染者数は２５００人に近くなりました。医療現場は悲鳴を上げています。医療崩壊と言ってもいいという状況にあるとのことです。こうした情況で自分にできることは、図書館、郵便局などちょっとした外出から帰ってきても手洗い消毒をしっかりすることです。ありがたいことに、自主ゼミはオン・ラインだし、生活のありよう、趣味の傾きとして、そもそも感染の恐れのある場所・人にはほぼ近寄らなくてすんでいます。この一年で神経を格別につかったのは、拘置所・裁判所、眼科に出かけたときくらいです。明日は、これらのうち視野検査のため四谷ですから、用心して出かけます。

　きょうも一日、チャールズ・バーニーの旅を読みながら、音楽三昧でした。彼によれば、１７７２年のアーヘンは音楽的には何のおもしろみもない街であったようです。

　NAXOS Libraryで、「Stay Home」というアルバムを聴きながら。いろいろ検索をかけているうちに、たまたま行き着きましたアルバムです。バッハの「目覚めよ、と呼ぶ声あり」のギター編から始まり、ベートーヴェンの「悲愴」第２楽章まで、３５曲で構成されています。こうしたコンピレーション・アルバムもこうしたLibraryだからこそ聴けるというものです。どういう曲で構成されているか自体にも興味が持てます。

★１２月２６日

　昨日のゼミは、年内最後のものでした。取得時効の要件事実、混蔵寄託で一部滅失があった場合の返還義務、寄託における受寄者の債務不履行責任などが論点でした。とくに、債務不履行責任の性格付けについて気をつけてもらうことにしました。善良なる管理者の注意をもってあるいは自己の物に対すると同一の注意義務をもって目的物を保管したとはいえない状況の下目的物を盗取されてしまい寄託者に目的物を返還することができなくなってしまったという事案について、過失責任ではなく契約の拘束力から導かれるとされる債務不履行責任の成立要件としての「債務の本旨に従った履行がないとき」をどう把握するのか、債務者に帰責することができない事由（免責事由）をそれにどう関係づけてとらえるのか、を契約解釈、結果債務、手段債務といった概念を用いながら、あれこれ考えてもらいました。ZOOMで行いましたが、入室のところですこし遅れた人があったことと、わたしのパソコンが突然ロックした以外はうまくいきました。２時間半とてもよく頭を動かすことができました。あとは、添削を残すのみです。これでほぼ半分を終えまして、次回第８回は１月１４日に行います。

　昨日も国選の選任はありませんでした。これで年末年始を落ち着いて過ごせます。今月の待機は３回とも空振りに終わりましたが、よいことだと思います。留置所におけるコロナ感染のニュースも聞いておりますからありがたく思いました。

　ことしもサンタクロースが来てくれ、布団乾燥機を置いていってくれました。さっそく使いましたところ、気持ちよく休むことができました。ありがたいことです。

　Lanzettiのアルバム「Cello Sonatas」を聴きながら。

追記（１２月３１日）

　今年も、アーヘンに住む友人Luebertからクリスマスと新年を言祝ぐメールが届きました。やはり、コロナのことで、罹らずに元気にやっているか、休暇には家族そろうのかということを書いてあります。ヨーロッパではドイツは比較的にかなり上手く対処しているようですが、それでも１日ごとの感染者数は１５０００から３００００人と多く、１０日まではロックダウンだといっています。メルケルさんの呼びかけがとても印象的だったのを思い出します。本来深刻であるはずの話がよそ事のように聞こえてしまうわが国の為政者は何を考えているのかと思ってしまいます。ドイツに来る計画はないかとも書いてありましたが、是非とも出かけたいのですがこの情況ではなかなか目算が立ちません。

　ゼミが１４日からなので、このところ法律文書を読まないで、好きなことをしてゆったりしています。室内楽を論ずる楽書を丁寧に読んでいます。前古典からロマン派・国民楽派までの室内楽をよく聴いてもいます。ここにも、オーセンティシティ以降の古楽演奏ブームの影響が出ていることがよく分かります。A音が低く、ガット弦をはり、ビブラートはほとんどかけない演奏は聴いていて落ち着きます。今日も朝から、メールを書いたり、読書をしながら、ボッケリーニの弦楽五重奏曲、ピアノ五重奏曲を楽しんでいます。本は、中村孝義「室内楽の歴史」、コーノルト「弦楽四重奏曲の流れ」、それにチャールズ・バーニーの「音楽見聞録〈ドイツ篇〉」です。バーニーのは、「Charles Burney’s Musical Tour in Germany 1772」というものの翻訳ですが、もう４０年に近くこういうものは翻訳があってもいいのではないかと思ってきた本です。ようやくこの１０月に、春秋社から小宮正安という人の手で翻訳出版されました。同書の〈フランス・イタリア篇〉も近いうちに出るそうで、楽しみにしています。どういう経路で旅をし、どんな音楽家や音楽愛好者に会い、どんな音楽を聴きどんな感想をもったか、とても興味深く思います。

　明日はもう新年元旦です。とくに抱負というものはありませんが、なんといっても、周りの人に感謝しながら、日々を大切に元気に生き生きと過ごしたいものです。

　Boccheriniの弦楽五重奏曲ホ長調Op.11 no.5 G275を聴きながら。この第３楽章は、とてもよく知られた「ボッケリーニのメヌエット」です。演奏は、La Magnifica Comunitaです。

　

★１２月１７日

　自主ゼミ第６回も無事終えました。２時間ほどのゼミにおいて必要とする通信データ量はほぼ２GBであることを再確認しました。月に２，３回のゼミであれば、１０GBあれば十分です。人任せですから詳細は分かりませんが、基準３GBのところを、１０GBに増量するのに要する費用は月額１０００円だそうです。今日のテーマは、転用物訴権、将来債権売買と履行不能、工作物責任、請負人の不法行為責任、過失相殺の類推といった諸点でした。すべて応用的でいい問題だと思います。新法との関係では、契約解除、詐害行為取消権加えて債権者代位権を確認しておいてもらうといいと話しました。オンラインだと、密度が教室でやるよりかなり濃くなるように思います。

　ここ３，４日ではやはり１９日が相対的に暖かいようですから、予定通り１９日に府中に帰ろうと思っています。１０日間天気予報では、伊勢原あたりで北の風が３ｍほどあるようです。横風はすこしいやですが、吹きっぱなしということもないでしょう。帰る準備として、土産にと、掛川西高近くの農協系のスーパーでミカンを買ってきました。このあたりだと、三ヶ日ミカンです。嫁さんにとても喜んでもらえます。ゆっくり帰り支度をしようと思います。荷物バッグを積めるCBで来ていますから、荷造りは楽です。一人暮らしだと、なにをどう食べるかも帰り支度の内です。今夕は、残っている石カレイを煮付けることにしようと思っているところです。煮付けもだいぶ上手になりました。

　Hantai, Thunsなどの演奏でMichel Blavet(1700-1768)のフルート曲を聴きながら。GambaやHarpsichordに支えられたTraverse Fluteはいいです。

追記（１２月２１日、同日夕刻補遺）

　予定通り、１９日に帰ってきました。気温は１０度まで届かず、道の駅おやまあたりですこし雨も落ちてきましたが、風も強くなく、この時期としてはまずまずのツーリング日和というべきなのでしょう。寒波の到来といいますが、富士山の駿河湾側は雪がほとんどありませんでした。秦野からきたライダーは雹が落ちてきたと言っておりました。たしかに山北から小山にかけて空が黒かったので、さもありなんと思いました。そんな目には遭いませんでしたから、わたしはラッキーでした。

今日、自主ゼミ参加者の答案二回分の添削を済ませました。形式はいずれも整ってきました。書かないといけないとはよく言われることですが、参加者のみなさんはずいぶん書いてきたことでしょう。済ませたものは、FujitsuのS510でスキャンして返送します。木曜日のゼミは第７回目となりますが、この回からZOOMで行うことにしました。ユーザー何人分か等細かいことは知りませんが、プロという契約の料金が一年で２０万円と聞いています。せっかくなので、修了生のために有効に使わせていただこうと思います。

Naxos Libralyで、シュターミッツのビオラダモーレ協奏曲を聴きながら。利用者が多いようで、これを書いている内に途中で止まってしまいました。こういうこともあるのですね。Hard Discに入った、Albinoniのオーボエ・コンチェルトに切り替えました。ドンブレヒトの演奏によるものです。

今日は冬至です。日の入りはすこし遅くなりましたが、日の出がとても遅いのですね。府中で言えば、日の出が６時４８分、日の入りは１６時３３分です。この12月は、木星と土星の大接近もニュースになっています。次は２０４０年頃だそうですから、観ておきたいです。

明日は、国選の待機日となっていますが、どうなるでしょう。

フィッシャーとフルトベングラー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番皇帝を聴きながら。名盤のひとつと言われています。

★１２月１３日

　駿河湾の港でも最も好きな用宗港までツーリングしてきました。さほど暖かくはないのですが、かなりバイクが出ていました。バイパスでも手を振ってくるライダーが２，３人ありました。この時期はハンドル・カバーをしていますので、会釈するのが精一杯です。片道４５ｋｍほど、１時間ほどの走りです。駿河の海は冬でも穏やかです。ここには、漁港、小型クルーザーの置き場があります。焼津港のような大きさはありませんし、とりたてた施設もありません。持参したものを食べ、コーヒーを飲み、海をながめるという時間を過ごして帰ってきました。

　きょうは日曜日ですので、出かける前には、自然百景、小さな旅、そして日曜美術館を観ました。日曜美術館は、先週の大原美術館の特集、今週の「世界で最も美しい本―ベリー公のいとも華麗なる時禱書」と二週連続でよい番組でした。大原コレクションの成り立ち、所蔵作品（関根正二「信仰の悲しみ」が印象的でした。また、ロダンの像が戦時軍に供出を求められたという話は衝撃的でした）、鑑賞に訪れたものの声（出征の前日ここを訪れたおそらく学徒兵の手記が含まれていました）が、高階秀爾館長の解説を伴って紹介されました。開館９０年を記念する番組でした。大原孫三郎に実業家の理想像をみます。木村尚三郎の紹介（当時放映されていたNHKのテレビ大学講座）で数十年前に知った「時禱書」は本当に美しいものです。コンデ美術館の所蔵だそうですが、この書は、月に一枚の、禱の文章を伴った、貴族の生活、農民の営みが美しく表される絵でできています。ことに青が美しいと感じられます。番組は、絵に合わせて、ブドウ栽培、黒豚の飼育、羊毛の刈りとりなど現在のフランスの農業を紹介していました。現在の農の姿が１４００年頃のそれと相通じているというわけです。フランスが農業国であることをあらためて感じさせられます。

　Coldplayのアルバム「The Singles 1999-2006」を聴きながら。

追記（１２月１４日）

　朝食後のラジオ体操はいいです。YouTubeに田貫湖畔でみせている英語版のものがありまして、ほぼこれでやっています。首を動かす部分だけが欠けているのですが、一番と二番の合間に動かしています。それにプランクを３０秒ほどしますが、気持ちがいいです。プランクは始めてから二か月ほどですが、体操はもう四年くらいになるでしょう。加えて、こちらでは朝風呂を楽しんでいます。

　きょうで、ここに来てちょうど一週間です。１７日（木曜日）に自主ゼミの第六回をここでやることを決めていますが、２２日が国選の割当日となっていますから、１８日から２１日の間の比較的穏やかで暖かい日に府中に戻ろうと思っています。

　グルダの演奏で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ１９番を聴きながら。きょうは、こういうものを聴きながら、木曜日の準備をしようと思います。名前を持ったものよりこうした小作品の方が好ましいです。このグルダは明晰で好きです。

追記（１２月１５日）

　今朝は冷えています。この３日ほどは寒いようです。ここ掛川もいま８度、１７日までは最高気温が１０度までいかないようです。風があったりすると体感温度は５，６度ということになりそうです。静岡、富士、御殿場、山北、伊勢原などの１０日間予報をみると、府中に帰るのは日差しもあり低くても１０度は超えるだろう土曜日が良さそうだと考えています。

　ライオッテ(1776 -- 1856)、カルテリエリ(1772-1807)などのクラリネット協奏曲を聴きながら。因みに、大バッハの没年は１７５０年、モーツァルトの生年は１７５６年、没年は１７９１年です。クラリネットは則登場した楽器で、製作の始まりは１７００年頃だそうです。わたしはこの楽器をさほど聴きませんが、協奏曲、五重奏曲などにほんとうにすばらしい作品がいくつかあります。わたしの好きな管楽器は、木管のフルート（トラヴェルソ）とオーボエです。

★１２月１０日

　テザリングによるゼミは無事済みました。どれほどの容量を食うか気懸かりでしたが、１時間あたり２GBでした。普段は容量制限のない契約のもとでWIFIを使っているものですから、このたびはじめて、通信にどれだけの量のデータを使用するのかを気にすることになりました。これで、いまの契約プランでは２時間のゼミを少なくとも３回は問題なくやれるということが分かりました。代理権、表見代理、抵当権侵害にかかる不法行為の成否、割合的包括遺贈がなされた場合の相続債務のありかたにつき丁寧に検討をしました。次回も、ここ掛川で、平成２３年度問題を検討します。

　きょうもたいした風もなくよい天気です。東京とは気温が３ないし５度は高いように思います。縁側を書斎代わりにしていますが、心地いいです。そんなわけで、読書も進みます。中里恒子の「時雨の記」を読み終え、いまは高橋治の「風の盆恋歌」です。菜園仕事はできませんから、ますます、読書・音楽三昧となります。加えて、暖かな日を見つけて、ちょっとツーリングを楽しむという生活になります。

　CPEバッハのチェロ協奏曲集をコワンのチェロで聴きながら。バッハの息子たちの中では、CPE バッハとJCバッハが好きです。

追記（１２月１１日）

　妹の命日です。花を供えてあげようと思います。１０歳違いますから、わたしのほうがもう１７年も長生きしてしまっています。仕事に追われ自分の身のことを慮りの外に置いてしまったようです。そんなに遠くに住んでいたのでもないのに、思いを懸けてあげられませんでした。何かしてあげられることはなかったかという思い、気の毒という思いがずっと続きます。

　Savallのアルバム「Altre Follie (1500-1750)」を聴きながら。ヴィオールなどによる少々もの悲しいメロディーが続きます。　

★１２月２日

　師走です。明日は、自主ゼミ第４回です。平成２１年度本試験民法問題を扱います。意思表示・法律行為についての基礎理論、所有権留保売買に関わる解除、解除に伴う使用利益の返還がテーマとなっています。これまでのところ、１０時から２時間余集中して議論ができています。冒頭に前回分の補遺、補正のための時間もとっています。これまでは、「Google Meet」でやってきましたが、学校が用意してくれた「Zoom Meeting」への切り替えをするか、明日参加者とやりとりしようと思っているところです。ごく基本的な機能しか利用しませんから、どちらでも変わらないと思います。

　昨日、今日と、水道に関わる小工事をしてもらっています。発端は、一か月ほど前に生じた玄関脇の水道管からの水漏れでした。原因は、サクランボのなる木の根が水道管を傷つけたことにありましたので、工事はまず伐採、抜根から始まりました。実はさほどでないのですが、見事な花が咲きますのでもったいないのですが仕方ありません。５００円ほどで買ってきた木でしたが、ずいぶん大きく育ったものです。次が、水道管の補修でした。これは市の水道局が業者に委託してやってもらうというものでしたが、水道管周りには木を植えないようにと注意をされました。気づいていいことですのに、そこまで頭が回らずにしてしまったことです。最後は、水漏れなどの不都合が生じていた風呂の湯口などの部品交換でした。わずかな時間でしたが、トイレの水も含めて水が使えないという状況になりました。震災の際にどうするかを考えさせられました。

　FaustとBezuidenhoutの演奏で、JS Bachの「Sonatas for Violin & Harpsichord」を聴きながら。 きょうは、Seiler,FaustによるBeethovenの「Violin Sonatas」も含めて、ヴァイオリンをよく聴きました。

　追記（１２月８日）

　６日は被疑者国選弁護人の割当日だったのですが、選任はありませんでした。そこで、予定通り、昨日７日掛川に来ました。次回は２２日ですのでそれを目処に、しばらく掛川生活をしようと思っています。したがって、１０日、１７日に予定している自主ゼミ第５回、６回はここで行うということになります。

　昨日は、この時期としてはまことに穏やかな暖かい日でしたのでで、いつも通り混んでいた伊勢原・秦野を別にして、快適なツーリングを楽しめました。静岡県生まれのわたしは、駿河の海が大好きです。富士から静岡までの３０ｋｍほどはほぼ海沿いを走りました。今回は、道志道をつかう代わりに、相模原から厚木に入り、厚木から御殿場まで２４６号線を走りました。どの道を走ってもほぼ２２０ｋｍほどとなります。

　オンラインのゼミをすることにかかわり、新しい経験をしました。ZoomのユーザーになるためのActivateの段階でどこでどう間違えたか、licensed userにうまくなれなかったのです。アカウント・プロフィールをみると無料のアカウントということになってしまっており、継続して４０分の利用しかできないということに気づきました。そこで、システムのディーラーのウエッブ・サイトその他から得た情報などによりなんとか取得したアカウントを削除し、管理者（ownerと呼ばれる）あらたなactivate mailを送ってもらい、ようやく上記の制約のかからないuserになれたのでした。Owner,User,Member、アカウントの削除、アカウントの終了、アカウントの切断などという、耳慣れない概念を前提に、所要の操作をしなければいけないというのはなかなかにやっかいです。管理者に大きな迷惑をおかけしてしまいました。しかし、こうした間違いをしなければシステムのことがあまり分からないままにZoomを利用することになっていただろうと思いますから、間違いをしてよかったとも思えます。

　アルバンベルク弦楽四重奏団ほかの演奏で、ブラームスの弦楽六重奏曲第一番を聴きながら。

★１１月２７日

　学院はもう点火祭を済ませたのでしょう。格別の祈りが必要な年も、はや師走を迎えようとしています。

　自主ゼミは、昨日第３回を終えました。平成２０年度の本試験問題の検討でした。Google Meetにも慣れました。ファイルの共有機能も、参加者は上手に使ってくれています。短答式は合格するという力をもった方々とのゼミですからやっていてもおもしろいです。時間の使い方も合理的になります。添削については、送られてきた答案をプリントアウトし、添削を済ませたものをScanSnapでスキャンし送り返すということでうまくやれています。スマホの制限容量を１０GB/月まで増やしましたので、掛川に行っても、月２回くらいはテザリングでゼミをすることが可能となりました。さほど大きな出費にはなりません。

　この一週間、図書館のNAXOSサーヴィスで音楽を楽しみました。大学にいたときは苦もなく利用できたのですが、市立図書館での利用の場合は、まず登録をしたうえでの、期間が一週間と制約のある利用となります。しかし、その間は、種々に検索をかけ、あれこれの楽曲を楽しめますから、クラシックファンとしてはほんとうにありがたいことです。おかげで、WalchaとRichterで、久しぶりにバッハのオルガン曲を楽しめました。トッカータとフーガニ短調など有名な曲はいろいろありますが、わたしが好きなのは、トリオ・ソナタ、オルガン小曲集、シュプラー・コラールです。磯山さんもトリオ・ソナタが最も好きだと書いておられますが、わたしも、そう思います。磯山さんが数年前に亡くなったことを最近知りました。４６年生まれと承知していますが、残念です。よい研究者を失ったものと思います。愛読書がいくつもあります。

　メンデスゾーンの交響曲４番をアバドの演奏により聴きながら。

追記（１１月２９日）

　このところ、バッハのものでもあまり聴くことのない「音楽の捧げ物」、「オルガン曲集―シュプラー・コラールなど」などを聴いています。とくに「フーガの技法」はこれまでほとんど聴かないできましたが、午前中に、ムジカ・アンティカ・ケルンとミュンヒンガーの演奏で聴きました。平均律クラヴィーア曲集、ゴールドベルク変奏曲なども聴いてみようかと思い始めました。

　定例的にゼミをやっていると一週間が早く過ぎていくような気がします。答案の添削、添削したものの返送、次回問題の検討と進めていかなくてはいけません。次回から参加者が一人増えます。うれしいことです。がんばってほしいものと思います。ゼミ後、参加者の一人から前回の問題点のひとつについて考えてみたというメールが届きました。相続財産としての預金債権・賃料債権についてでした。相続人による預金債権の払戻請求については法改正がなされたことでもあるので、要注意の論点です。こうした地道な努力はきっとよい実りをもたらすことでしょう。

　いまは、ロンドン・バロックの演奏による、Mozart「Chamber Sonatas」を聴きながら。ケッヘル番号で、早いものは６７，６８，６９、遅いものでは、３３６です。地下室で聴いています。すこしだけ天井が低いのですが、音楽を楽しむのにはいい空間です。

 

★１１月２１日

　はやくも１１月も下旬に入りました。師走はもうすぐそこです。コロナ・ウイルスという言葉を聞かないことのない日を送り始めて、はや１０か月。勢いは、とどまるどころかいや増しています。ちょっとした風邪で鼻がむずむずしたり、喉がいがらっぽかったりしただけでも、体温を測定する回数がおのずと増えます。福島から孫の通っている幼稚園に陽性者が出たのでPCR検査をしたという知らせがあったりすると、はらはらします。いよいよ身近に迫ってきたという感じがします。おかげさまで、陰性だったということでほっとしています。

　自主ゼミは１９日に第２回目を行いました。「Google Meet」を使ったのですが、会議の招待から、入室（ゼミ開始）、会議（討論）、レジュメの共有いずれも問題なく行えました。オンラインによる会議も少しずつ定着していっているように思います。少人数の参加者でのゼミによって本試験過去問を検討するというような場合には、対面による場合と遜色のない効果を得ることができるように思います。途中に５分ほどの休憩をとっただけで、２時間かっちりゼミができました。当たり前のことですが、合格を目標としてがんばっているみなさんとのゼミですから、集中も途切れることはありませんでした。履行遅滞、定期行為における期限徒過による解除、債務不履行に基づく損害賠償請求につき十分な検討ができました。添削した答案については、スキャンして送付するしかなさそうです。次回は２６日です。Google Calendarによる通知を既にしました。

　菜園の葉もの野菜（菜花、正月菜、水菜）、大根は昨年度に比較してとてもうまくいっています。大根は間引いたものを汁に入れたり、炒めたりする程度ですが、葉ものは売り物のように立派です。

　Chris Reaのアルバム「The Very Best of 」を聴きながら。

★１１月１１日

　今朝（３時）の府中農工大キャンパスの最低気温は５．４度とのことです。日中は１５度をにつきすこし超えましたが、ずいぶん寒くなってきました。菜園にも山桜の葉がかなり散らばっています。秋が深まっています。もう立冬を過ぎたのですから、当たり前のことと言えます。

　昨日、（今年度の）自主ゼミを始めました。参加者にはもちろん択一試験の合格者もいて、１月２０日の最終合格発表を待ちながらの参加となります。平成１８年度の本試験論文問題を検討しました。テーマは債権譲渡担保ですが、その法的構成を示した後、いくつかのことが保証債務履行請求権の要件事実となるかを検討させ、被担保債権の履行のないことを理由とする保証債務の履行請求の可否、劣後する二重譲受人に目的債権の債務者が弁済をしてしまった場合の優先する譲受人との関係を問うていますが、所有権の譲渡担保と同じように考えるので説明不足の起案になってしまうようでした。債権質を連想すればいいのですがなかなかそうなりません。法的構成といわれると「所有権的構成」VS「担保的構成」というふうに単純に考えてしまうところにも問題があります。

　進め方についてもあれこれ議論しました。さしあたっては、来年３月末まで無償で時間的制約２４時間というGoogle Meet無料版を使ってのオンライン・ゼミとなります。進行にすこし工夫をすれば、一問２ないし３時間の「会議」にライブゼミと同様の満足を感じてもらえると思います。オンラインの方法についての検討によってMeetについての理解が深まりました。あらためて何事も経験だなと思います。新しいことにアレルギーは全くありませんで、むしろ楽しいくらいです。

　往復はバイクでした。久しぶりに渋谷まで片道２５ｋｍほどのツーリングを楽しみました。運良く高等部横の駐輪場に駐めることができました。閉鎖されていた宮下公園の駐輪場が屋内駐車場となりこの７月末あたりから「北」・「南」合わせて自動二輪車１００台ほど駐められるようになっていることも知りました。これで、教室でゼミをやるとしても、駐輪場について心配することなくバイクで行けます。

　ブラームスの交響曲第３番を、ヴァント指揮・北ドイツ放送交響楽団の演奏で聴きながら。ブラームスは１番から４番まですべていいです。ときに聴きたくなります。

追記（１１月１２日）

　Google Meetについてはほぼつかめましたから、１９日、２６日に行う予定のゼミについては、これによることにしようと参加者に呼びかけました。Google Accountをもってもらう必要がありますが、おそらくもう持っていることでしょう。たまたまのことですが、昨夜の「ためしてガッテン」ではオンライン会議をうまくやるためには「うなづき」を意識的にすることが大切であるということが強調されていました。そうだなと共感しました。

　「学術会議の人事」については、政府は、不十分な、あるいは矛盾に満ちた説明、論点のすり替えで終わらせようとしているように見えますが、これについての御厨氏の見解「『余裕とゆとり』がない菅政権が『相手を間違えた』迷走　御厨貴氏が読む任命拒否」は興味深いです（毎日新聞１１月１０日朝刊）。ここに全部引用したいくらいですが、「見出し」だけを示すことにしたいと思います。「任命権行使にこだわる菅氏」、「沖縄問題に通じる融通利かなさと歴史軽視」（1983年に各学会が推薦して、学術会議が人事案の名簿を首相に提出する形に変わったときに、中曽根氏が当時の国会で「政府が行うのは形式的任命に過ぎない」と答弁したという事情に関わる）、「政治改革は行き過ぎた」という三つです。任命権について法の支配との関係では、とくに内閣法制局長官の交代、かの検事長の定年延長というようなことが気に懸かります。

　アメリカの大統領選挙に関し、トランプ氏が「敗北宣言」をせず「政権移行への協力」をしないことについて、バイデン氏が正直に言って「恥ずべきことだ」と言ったと報道されています。共同通信、NHK、日経新聞、毎日新聞も「Embarrassment」を「恥ずべきこと」としていますが、すこし違和感があります。もともとembarrassは困らせる、当惑させる、紛糾させる、最も近いもので「恥ずかしがらせる」だからです。ちなみにOEDでは、mass nounとして、a feeling of self-consciouness, shame, or awkwardness、count nounとして、a person or thing causing feelings of embarrassmentとあります。正直に言ってと言った後で発話した言葉ですが、彼の勝利宣言との関係で、うつむき加減でかなり言葉を選んで言ったembarrassmentに恥ずべきことという強い非難が含まれているとは思えなかったということに関わります。この違和感はわたしの語学力不足ないし語感の把握力不足のためでしょうか。もちろん、バイデン氏は、胸の内ではまさに「恥ずべきこと」と見ているのですが。

　Paul Hardcastleのアルバム「The Definitive」を聴きながら。

追記（１１月１２日夕刻）

　夕食前に市立図書館までの散歩をよくします。期限の迫った本を返しつつ、用意できたとの連絡の入った本を借りるのです。歩くのはたった往復１５分程度ですが、館内散策も含めて小一時間かかることもあります。今日借りてきたのは、山本周五郎関連のもの３冊と、「教養としてのロック名盤ベスト１００」、「パソコンで楽しむ極上のオーディオサウンド」です。ちょっと敬遠していた周五郎ですが、評判のよい短編をいくつか読んでみようと思った次第です。「雨上がる」しか読んでいませんから。

　J-Popの好きなものを集めたものをITunesで聴きながら。山下・岡村・井上・小田・西脇・スガ・陣内・有賀の全１５曲でかつてMost Often Listenedとタイトルしていたものです。

追記（１１月１３日）

　こだわりますが、朝日新聞は、上記した「embarrassment」につき、「恥ずかしいこと」という訳を与えていることにいま気づきました。アメリカ大統領たるものの負けを認めぬあんなふうな姿勢をみるとわたしは恥ずかしくなってしまう、ああ情けないということで、これなら分かります。どうも、困っちゃうなあ、情けないなあといった気分を表しているように思います。つまり、恥ずべきことだ、恥知らずという気分は、腹のうち。

　ヴァンゲロフ、アバド指揮ベルリン・フィルの演奏で、チャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトを聴きながら。　　

 

★１１月７日

　早くも立冬です。今朝の最低気温は、農工大で9.8度でした。

昨日掛川から戻ってきました。おそらく、山中湖あたりは１２，３度であったでしょうがそれでも日差しがあり、他は１５度から２０度くらいはあったと思いますが、快適なツーリング日和でした。４６９号線（富士の裾野を富士市から御殿場市まで）、４１３号線（道志みち）では、紅葉も楽しめました。それがあってか、山中湖畔の駐車場は一杯でした。２１５ｋｍ、６時間余の楽しいツーリングでした。無理はしませんから当然ですが、冷やっとすることは一度もありませんでした。年齢を考えるとよくやっているなとも思いますが、アメリカの大統領選の二人よりも若いのですから当然だともいえます。

　帰ってくるといつもすぐするのは、菜園を見ることです。菜花、正月菜（もち菜ともいう―静岡で種を買いました。東京では見かけません）もそうですが、とくにうれしかったのは、水菜がとても立派に育っていたことです。葉ものは、寒冷紗の中でほとんど虫に食われることもなく大きくなってきています。朝サラダとして食べられますからうれしいです。大根もここ数年になく順調です。しっかり腐葉土を入れ、これまでとは違う種類の種を播きましたから大いに期待が持てます。これから播くのは、さやエンドウです。豆類は、寒さに強く連作にならないように播けばうまくいきます。

　こちらに戻って安心できるのはウエッブが容量の制約なく見られることです。スマホは、たった２GBの契約なのですが、アメリカ大統領選の開票速報をCNNやNYTなどのサイトに入って見ていたらたった５，６日で１．５GBを超えてしまいました。こんなことをせずに、メールを送受信する、天気予報、地図など必要な情報を得る程度なら月に２GBあれば十分なのですが。この開票結果は、なお悶着がありそうですが、なんとかバイデン氏で落ち着きそうでよかったなと思います。為政者における「反知性主義」、言葉の上だけの「法の支配」は困ります。この点は、よその国のこととして笑ってばかりはいられないところが皮肉です。

　Vivaldiの「Cello Sonatas」をQueyrasの演奏で聴きながら。

追記（１１月８日）

　このたびのアメリカの選挙を見ていていろいろなことを感じさせられますが、とりわけメディア・SNSの役割、及ぼす影響の大きさを思います。加えて、反エスタブリシュメントのマンタリテ（心性傾向性）についても考えさせられます。すなわち、とくに、最後者については、日本において世論が学術会議の人事についてどう考えているかということ（かなりのひとが政府の説明を肯定的に聴いてしまう）をも連想させられます。喧伝されていることのフェイクかどうかの判断Fact-checkはどうなされうるかはとても大切なことですが、これもエスタブリシュメントに依存せざるを得ないということを考えると、鼻持ちならないと考えるにしてもそれに敬意を払うことが必要であろうにと考えてもしまいます。しかし、反知性主義を批判するときには、反知性主義的な心性傾向を持つものへの深慮が必要だとも考えます。

　しばらくぶりに、「小さな旅」を更新しました。ご笑覧ください。さらに更新していきたいですが、そのためにもコロナが早く収束してほしいものです。

　http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

　モーツァルトのクラリネットのための協奏曲を、ホグウッドの指揮するアケデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの演奏で聴きながら。

 

★１１月２日

　ずっと好天が続きましたが、下り坂に入ったようです。そろそろ帰る日をいつにするかを考え始めました。雨はどうか、に加えて、気温はどうかも考慮に入れないといけない時節となりました。１２，３度になると、ダウンのツーリング・ウエアがないとすこしきつくなります。最も気温が低いのが山中湖あたりなので、ここを１時ないし２時頃に通過するよう出発時刻も考えます。

　ここに来て、松本清張「かげろう絵図　上・下」、佐伯泰英「古着屋総兵衛影始末一」、永井路子「炎環」（直木賞受賞作）、木村久邇典「周五郎に生き方を学ぶ」と読みました。木村は思い入れが強すぎて追従の気分を感じさせられてだめでしたが（同じく周五郎を高く評価する高橋や佐高の評論とは趣が異なる）、他は、それぞれにおもしろかったです。とくに、松本は読ませられました。さすがだなと思いました。彼の時代小説は他にもいくつかありますから読んでみようと思います。NHKの時代劇「陽炎の辻」で知った佐伯のは「時代活劇」と示されているとおりのものでした。息抜きになる程度のものと思いましたが、駿河久能、箱根、大川（隅田川）周辺に加え、武蔵府中まで出てくるので地縁的なおもしろさを感じました。

　そんなわけで、仕事はなかなか進みません。

　バート・バカラックのベスト・アルバムを聴きながら。学生時代よく聴きました。

追記（１１月３日）

　母のところに会いに行ってきました。ほぼ２か月空きましたから、どちら様ですかといわれてしまうのではないかと心配だったのですが、前回会ったより元気そうでしたのでほっとしました。わたしの顔を見てはっきりと表情が変わったということをケアマネージャーの方がおっしゃるのを聴いてうれしくなりました。思わず、浜松に住む弟に電話をしてしまいました。

ところで、この施設の玄関に面会についてのルールが張り出されていますが、このルールの読み方についてすこし考えさせられました。ルールの第１は、東京や大阪など流行しているところから来た人は面会できない、第２は、東京や大阪などに行った人は２週間経ってからでないと面会できない、第３は、体温が３７．５度以上ある人は面会できない、などなど、というのです。第１ルールを厳格に考えると、わたしはここに２週間いたとしても面会は遠慮すべきであるということになります。前回訪れたときにちょっと対応がおかしかったので、遠慮すべきなのに会いに来られてしまったから仕方なく会わせてくれたのかという考えが頭をよぎりました。そこで第１の場合に当たりそうだがと尋ねたら、体温を測ってくれた上で、どうぞとおっしゃってくれました。１５分程度にしましょうかと言いましたら、むしろごゆっくりということでもありました。たしかに、感染の恐れのあるものを入れない、という考え方から解釈することになると思いますから、掛川で一人だけの生活を２週間して、なお高熱、咳、味覚異常など特段の症状がなければ会わせてもよいということではないかと考えられるところです。いずれにしても、首都圏の介護施設における面会のあり方についての厳格な対応ぶりを考えると、このグループ・ホームの応対はありがたいことだと思いました。

これに関わって、日本学術会議法の推薦に基づく「任命」についての解釈は、「学問の自由」のもつ歴史的、制度的意義を踏まえたものでなければならないのに、との連想が生じました。任命されなかった学者には明らかに共通性があり、任命しなかった真の理由はおそらくそこに関わるのでしょう。任命拒否の説明が分かりにくいものとなっている、あるいは説明になっていないのは、仮に「任命拒否」が許される場合があるとしても、制度本質的に極めて例外的・限定的に解されるべきであって、上記のことは説明の中には取り込めない性質のことがらであるということに関わりがあるように思えてなりません。いずれにせよ、ことは「学問の自由」という原理をなぜこの社会は必要とするかの理解に関わっています。

もう一度母に会って、雨の心配のない６日に帰ろうと思っています。１２，３度から２０度の気温の中を走れそうです。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、聴きながら。まずは、ファウスト、そしていまは話題のコパチンスカヤ、最後はクレマーによる演奏で聴こうと思っています。ちょっと前なら、オイストラフ、シェリング、グルミョーなどだったでしょうが。

 

★１０月２７日（同日補訂）

　３日連続の秋晴れです。遠州は風の強いところですが、この三日間は穏やかです。洗濯物を干すのも気持ちがいいです。

　今日は自主ゼミの準備をしています。旧法を前提として作られている司法試験論文過去問を新法によって解くという内容のゼミとなりますが、初回のテーマは「債権譲渡」です。

　明日は、バイクで１５分ほどのところにある旧東海道「日坂の宿」を訪れてみようと思っています。常夜燈、旅籠、高札場、本陣跡などが市の発行する「案内」には示されています。それをもう少し東行すると、箱根に次ぐ難所であった「小夜の中山」峠です。宿は、西から、掛川、日坂、金谷、島田（金谷・島田間が大井川）と続きます。このあたりは、藤沢周平の「玄鳥」や、円生によって聴く「雁風呂」にも出てきます。「雁風呂」は、昼食をつかうのに寄った街外れの立て場茶屋で、光圀が土佐将監の「松に雁がね」を描いた絵にであったという噺です。光圀に求められて絵解きをした町人（柳沢への３０００両の貸金の取り立てのために江戸に向かう二代目淀屋辰五郎）の一行のひとりによる「江戸も近うなりました・・・掛川だっせ・・・これから駿河路へ入ると富士を観ながらの旅で・・・」という言葉が出てきます。このあたりは、京、江戸のちょうど中間点なのですが。

　昨日カラスウリの様子を見に逆川の河岸を歩いていると、河津桜と同じく早咲きの掛川桜が何輪か咲いているのに出会いました。こんな季節にと思いました。気が早いにも程があります。Photo-Album1にアップロードしました。ご笑覧ください。

　バロック末（あるいは前古典）に位置するGaluppiの弦楽のための協奏曲集を聴きながら。

　補訂時には、ブレンデルの演奏によるモーツァルトのピアノ・ソナタK３１０を聴きながら。いつも感ずることですが、ブレンデルは知的です。

追記（１０月２９日）

　昨日は、掛川道の駅にバイクを駐めて、旧東海道日坂宿（品川から数えて２５番目の宿。江戸から５４里つまり２１０ｋｍ余）のあたりを歩きました。もっとも西の事任（ことのまま）神社から同じく東外れに近い本陣跡までの１ｋｍほどです。神社本宮までの階段３００段ほどを上がるなど久しぶりに歩いた感じです。宿には、天保１１年に３３件あった旅籠のうち、川坂屋、萬屋、池田屋などいくつかが有形文化財建物として残されています。宿入り口である逆川に懸けられた橋を入ったところに高札場がありました。ちなみにこの家の近くの一里塚（葛川）は、５８里です。当たり前のことですが、府中からこの家までの距離は、いずれの道を走るかによって違いはありますが、ほぼ２１０から２２０ｋｍです。

　メンデスゾーンの交響曲３番を、アバドの指揮するロンドン交響楽団の演奏で聴きながら。

★１０月２２日

　２０日に府中を出て、掛川に来ています。移動は好天に恵まれまし。最低の気温は道志道に設置されている気温表示で１１度でしたが平地では２０度くらいであったと思います。快適なツーリングでした。御殿場市須山の東富士演習場あたりではススキが美しく光っており、深まる秋を感じさせられました。

　昨日は、市の北部に当たる倉真（くらみ、と読む。倉真温泉で知られる）の真砂館（旅館）まで出かけ、アサギマダラを観てきました。１０ｍ四方ほどのフジバカマが咲く庭に数十羽のアサギマダラが優雅に飛び交い、蜜を吸う姿を堪能できました。この小さな美しい蝶は、１０００ｋｍ以上、海を越えて台湾あたりまで移動するそうですが、この時期南下する途中毎年この真砂館にも寄るようです。ローカル・ニュースで紹介していたので、でかけてみたところ運良く観ることができました。ひとが５，６人写真を撮りながら観ているのも意に介さず舞う姿は可憐でした。あわせ、新東名の掛川SAに遠くない法面に接するところにたたずむ「百観音」も観てきましたので、よい散策となりました。細い参道で目にした紫に色づいたアケビも割れかかっており深秋への季節の歩みを教えてくれました。何枚かいい写真が撮れていますが、アップロードはデータ容量が小さい契約でのスマホによるしかありませんので、一枚だけご笑覧いただくこととします。

　JJ Caleのアルバム「Roll On」を聴きながら。

追記（そして補遺。１０月２５日）

　今週末は、よく晴れて清々しく、いい気分です。このところで土日が晴れるのは珍しいようです。こちらにいるときは、洗濯に適した日かは気になりますが、今日はまさに洗濯日和です。縁側にもよい陽が入っています。

　こちらに来てしなくてはいけないことに買い物があります。３週間もいると、食材や雑貨などを手に入れるためなんどか近くのスーパーに行くことになります。府中ではほとんどすることがないのであまり気づかないことでしたが、同じくスーパーでもものの値がおおきく違います。細かいことですが、よく食べている超熟パンが特売日に１００円で、ビスケットCHOICEが常に１６０円で売られたりしていると、最寄りのスーパーとはそれぞれ５０円以上も違うと、びっくりします。もっとも、最寄りのスーパーではとてもよい鮮魚が買えます。カレイ、さわら、ぶり、さんまなどを買って、煮付け、塩焼き、照り焼きというように簡単に調理して食べています。煮付けもだいぶ上手になりました。昨日は、大和芋を買ってきて、丸子ふうのとろろ汁を楽しみました。

　松本清張の時代小説「かげろう絵図」を読んでいます。やはり清張は読ませる力があります。あっという間に上巻（文庫本５５０頁）を読み終え、今日下巻に入りました。

　ビオンディの演奏で、L’Estro Armonicoを聴きながら。

補遺時には、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第１番をアマデウス弦楽四重奏団の演奏で聴きながら。とくに第２楽章には、懐かしさを覚えます。

★１０月１８日

　毎朝の気温が１３度近くになってきました。秋がどんどん深まってゆきます。

　この時節には、ガンバやチェロが似合います。バロックからロマン派のものまで、ソナタ、協奏曲を楽しんでいます。すこし系統的に考えると、いろいろなものを楽しむことができます。ここでも、ピリオド楽器演奏家ががんばっているし、モダン楽器を使うひとでも古楽のムーヴメントを肯定的に受けとめるひとも出てきているので、響きはとても多様です。たとえば、バッハの無伴奏チェロ組曲なども、かつての名盤案内ではなんといってもカザルスでして、そこで強調されるのが「精神性」の高さでした。この演奏が組曲演奏の規範をなしていたといえるのでしょう。そこで、聴くことを敬遠するひともいたと思います。わたしの場合も、堤氏の演奏を通して聴くことはできないなと思った経験があります。しかし、表情豊かにうたうものがだんだんに出てくるにしたがって、より楽しめる曲集となってきたのではないかと思います。いまは、ビルスマ、鈴木秀美、ウィスペルウェイ、ケラス、コワンなどを続けて６曲ずつ聴いてもくたびれることはありません。もともと、組曲は舞曲のセットです。ケラスの演奏会が近く東京であるように聞いています。使う楽器がモダンであっても解釈が違えば演奏は全く異なってくる。それは一聴して分かることです。演奏の多様性を楽しめる時代に生きているということを実感します。

  ときたま、いまメインに使っている自作ＰＣが調子を悪くします。また、起動に時間がかかりすぎることも気になります。Windows7で動いていることでもあるし、そろそろ替え時かなと思います。そこで、久しぶりにＰＣの自作に関わる本や雑誌を読み始めました。原稿書きは、文章作成ソフトのことがあって、ＮＥＣのノート型ＰＣとしていますし、メールはIPadで済ますことも多いので、新調することもないとも思うのですが、あれこれ考えながら部品を集め、アセンブルすることの楽しさもありますから、ゆっくりやってみようと思っているところです。イメージとしては、もっぱら音楽を楽しむためのPC作りです。

　Café Zimmermannによる、バッハのブランデンブルク協奏曲集を聞きながら。

★１０月７日（１３日補足）

　今朝の気温は１４度を下回りました。秋の深まりを感じさせられます。そろそろ紅葉のニュースが聞こえてきそうです。冷たい雨が降っています。本降りもあるとの天気予報です。

　山崎正和「日本文化と個人主義」によって教えられた、角山「時計の社会史」（吉川弘文館）を読み始めました。技術史を含めた時計、時の観念などに関心が持てます。

　学術会議人事については、政権を手にした者の前任者とは異なるその属性・経歴からしてさもありなんという感じがしてくるのは残念なことです。論点はいろいろあるようですが、１０億円もだしている、特別公務員の人事だ、個人としての学問の自由は損なわれていないという程度の説明だけでは十分でないこともちろんです。制度としての「学問の自由」というものは、ポピュリズムにとってはすこし縁遠い憲法価値なのでしょう（ここで、山崎正和の「頭のないポピュリズム」という言葉を連想します。頭のないポピュリズムは判断を留保することをせず、ある政党に関わる人気弁護士の言葉によって動かされたりもする）。市民（あるいは国民）の民意の高さの程が問われています。

　ロストロポーヴィチ、バーンシュタインの演奏による、シューマンのチェロ協奏曲を聴きながら。

追記（１０月１３日）

　島部のひとには気の毒でしたが、台風の影響はほとんどなく済みました。もっとも、満開となりかけた玄関脇のキンモクセイの花が強い雨ですべて落ちてしまいました。香りを楽しめたのは何日もなく残念でした。順調に伸びているだいこんや水菜・正月菜などには障りにならずほっとしました。

　修習生から自主ゼミの依頼がありました。本試験過去問題を新法で解くということをしたいようです。よい準備になると思いますから支援することにしました。コロナ対策をしながら効果あるゼミをどう行うかを考えないといけません。ＺＯＯＭと教室との併用になると思います。１１月上旬から始めることになりました。あてにされるとのはなんともうれしいことです。隠居した「三屋清左衛門」に共感します。

　YouTubeで、”The 3 Schumann Concertos”という２時間ほどの演奏会を視聴しました。Freiburg Barockorchestraが、PianoforteのMelnikov、ViolinのFaust、CelloのQueyrasと、Schumannの協奏曲を演ずるという豪勢なコンサートを記録したものです。いずれも素敵な演奏でした。　

　いまは、これもFaustの演奏で、Dvorak Violin Concerto op.53を聴きながら。これもいいです。

　　

★１０月１日

　昨日は、さわやかな秋晴れでした。半月ほどじっとしていましたから、待ってましたとばかりに奥多摩湖までツーリングをしました。距離として５０ｋｍ余、時間でちょうど２時間というライディングです。府中から、日野橋―内出交番前―山田までの１時間は市街地の混んだ道路ですが、山田交差点を過ぎるとだいぶ山に近くなりまして、ここからの１時間は格好のツーリングコースです。山田―西平井―かやくぼー坂本―梅ヶ谷峠入口―古里駅前―将門と走りますと、愛宕大橋交差点を経てダムサイトまで１０ｋｍです。青梅から４１１号（青梅街道）を走るという路もあります。小河内ダムサイトで１時間ほど昼食をとり散策をして帰ってきました。帰りも、愛宕橋から古里駅前までは４１１号を使いましたが、あとは往きと同じ路です。

　中秋の名月ということで晩方東の空を見上げたのですが、形はまん丸に見えたのですがかすんでいました。今夜、明晩ともくっきりとした月は望めそうにありません。

　ノーマン・ブレヒトの「クラシックレコードの百年史（原題は、Maestros,Masterpieces & Madness」を読んでいます。１９２０年頃から始まったクラシックレコードの録音ですが、８２年のＣＤの登場、そしていまやダウン・ロードが優位に立とうというところまで推移してきたということが描かれています。第２部はレコード史の記念碑的名盤１００、迷盤２０となっていまして、個性ある選盤がなされており、とてもおもしろいです。迷盤の一枚に、Karajan & Beliner PhilharmonikerのCompilation Album “Adagio”が入っています。カラヤン・サウンドは時代や様式の違いも、作曲家の個性も、国や民族の特異性も超越するという皮肉なコメントには共感します。わたしもカラヤンを聴くことはほとんどありません。カラヤンによるバロック演奏はいかにおかしいかを確かめる以外には聴きません。

　そのブレヒトが名盤の一つとして推す、Rafael Kubelik, Berliner Philharmonikerの演奏する、Dvorak「Symphony no.9 From the New World」を聴きながら。

追記（１０月５日）

　どこかにあったなと思って読み返したら、やはりありました。皆川達夫「ルネサンス・バロック名曲名盤１００」（旧版）の「はしがき」に「わたくしの音楽の好みはかなり偏っておりまして、たとえばー具体的にいいますとカラヤンの指揮したヴィヴァルディのレコードなどは好みません。様式的に云々という前に、音楽づくりそのものが耐えられないのです」、と（さらに曰く、「そして第一、わたくしはそのヴィヴァルディの作品さえ、あまり好きではありません」）。たしかに、カラヤンはかつて帝王と呼ばれ、レブレヒトの示すところによれば、彼の売り上げ枚数は２億枚と、ショルティの５０００万枚、ゴールウェイの３０００万枚、イ・ムジチの１２００万枚などを引き離して、ダントツの一位ということで、とてもよく聴かれた、クラシックアーティストというべきなのでしょう。しかし、「古楽演奏」が、演奏の多様化をもたらしたことは間違いありません。わたしたちはいかに豊かな音楽的財産に恵まれているかを思います。「レコード芸術」の「名曲名盤シリーズ」でも評判のよい盤としてピリオド演奏ないしＨＩＰ演奏によるものがかなりの数入ってきています。

　L’Arte dell’Arcoの演奏によるCimarosa「Concerti, SestettieQuartetti」を聴きながら。

 

★９月２４日

　台風は、当初の予想よりも東に折れたようで、府中はたいした雨にはなりそうにないです。ただ、北東からの風が吹くようで、気温は２０度程にとどまるようです。１０月の陽気です。家の中での、長袖・長ズボンのシーズンに入ります。

　いままさに読書の季節ですが、図書館から借りた本を楽しんでいます。たとえば、佐高「司馬遼太郎と藤沢周平」は、藤沢びいきのわたしとしてはおおいに共感できます。「上からの視点」と「市井に生きる」という対比はよく分かります。藤沢に登場する主人公のほうが感情移入をより豊かにできます。家永「検定不合格教科書」において各章の扉に歴史を支えたひとびとが示されることに共感するのと同じ気分のように思われます。原作をほぼ読んでしまったところで、高橋＝呉「藤沢周平と江戸を歩く」を読むと紹介されている界隈を散歩してみようという気にさせられます。山崎「日本文化と個人主義」については、「柔らかな個人主義」論がはたした政治的役割を考え眉につばしながらではありますが、日本文化の特質をあらためて考えてみようと思います。「菊と刀」によってかれこれをやや自嘲的に比較することはないのであろうと思い返します。この本を読みつつ、わきには家永「日本文化史」、樋口「加藤周一と丸山真男」を置いています。

　明日は、被疑者国選の待機日となっています。６月に判決出た人はいまどこで刑期を過ごしているのでしょうか。府中を希望するなどと言っていましたが。刑期は２年１０月だったと思います。

　Hidemi Suzuki（鈴木秀美）の演奏によるJS Bach Cello Suitesを聴きながら。昨夕に聴いた、Queyrasの続きです。この後、Bylsma、Kuijken, Fournie, Casalsなどでも聴こうと思っています。一組聴くのにゆうに２時間かかります。ＨＩＰ・ピリオド演奏とモダンの聴きき比べがここでも楽しいです。ケラスとカザルスでは大違いです。無伴奏チェロソナタはカザルスしかない、というような鑑賞の仕方はしようとは思いません。

追記（９月２６日）

　国選の選任は思った通りありませんでした。いつものように、犯罪は少ない方がよいのだからこれでよかったと思っているところです。

　昨日夕刻図書館に行きました。予約していた何冊かの本を取りに行ってきたのです。そのうち、藤沢周平関連は、山形新聞社「続藤沢周平と庄内―海坂藩の人と風」、蒲生「藤沢周平「海坂藩」の原郷」佐高＝高橋「藤沢周平と山本周五郎」です。この時機ですから控えていますが、鶴岡には是非行きたいものです。

　Anthony Halstead, The Hanover Bandの演奏で、J.C. BachのPiano Concertos Op.7を聴きながら。耳に心地いいです。前古典派のギャラント様式の譜例として、しばしばミラノあるいはロンドンのバッハと呼ばれるJohann Christianのピアノ・ソナタ作品５−３の冒頭が挙げられますが、彼の音楽史上の位置がよく分かります。久保田慶一「バッハの息子たち」はよい読み物ですが、「バロックから古典派へ」という副題が与えられています。

　

★９月１７日

　書斎を中心とする生活がまた始まりました。

今回の帰省はわずかな仕事のほかはほぼ読書でした。藤沢周平の「用心棒日月抄シリーズ」４冊、「よろずや平四郎活人剣　上・下」、「彫師伊之助シリーズ」３冊、「海鳴り　上・下」、「麦屋町昼下がり」、「橋ものがたり」、それに津田左右吉「文学に現はれたる我が国民思想の研究」１冊です。山崎正和「柔らかな個人主義」は読み始めて終わりになりました。加えて、朝顔・夕顔の世話をきちんとしました。朝顔はふた鉢につき丸い支柱立てで毎朝数輪花をつけるところまで育ちました。夕顔は同じく丸い支柱立てで４，５株の水遣りに励みましたところしっかり花芽を付けるところまで育ちました。こちらに戻ってきた日の夕刻には１輪開花したはずです。秋雨前線のおかげで、もう日照りの心配はしなくてすみます。秋深くまで優雅な花を楽しめます。空き家に寂しげでもある夕顔の花は似合うともいえます。

Photo Albumに何枚か写真をアップロードしましたので、ご笑覧ください。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

Jordi Savall & Hesperion XXの演奏で、John Dowland「lachrimae or Seven Tears 1604」を聴きながら。エリザベス朝期のイギリス音楽はとても好きです。福島にいた頃からずっと聴き続けています。

追記（同日午後）

　久しぶりに三本鍬を振るって、菜園をやや深く耕しました。大根の種を播くスペースをつくるためです。全部で畳み３枚分ほどができました。ついでに、気になっていたトマトをすべて片付けました。ことしは、青首ではなく掛川で買ってきた白首の大くら大根にします。この数年うまくいっていないので、換えてみようと思ったのです。聖護院もやめます。堆肥も十分に施してみようと思っています。葉ものとしては、いつもの菜花に加えて、これまた掛川で買ってきたもち菜（正月菜）を播いてみようと思っています。

　Iddo Bar-Shaiのピアノによる、クープランのクラブサン曲集を聴きながら。

追記（９月２０日）

　昨夕は、夕顔の花が２輪咲いてくれました。これから深秋までずっと楽しめます。前庭の花は、朝顔・夕顔のほかは、シャロン（鶏頭の一種）と黄花コスモスくらいです。２回目の百日草とコスモスは花をつけるまでにまだだいぶかかります。

　水菜はプランターに種を播いてから数日で発芽しました。堆肥や苦土石灰のすき込みなど、菜園の準備は昨日までですっかりできましたから、大くらだいこん、正月菜などを順次播いていこうと思います。サラダとして食べてきた大葉はだいぶ固くなってきてしまいました。花芽が目立ち始めましたから、白い小さな花を楽しみにすることにしようと思います。種ができてもほおっておきます。来年適機に発芽してきます。

　昨日は３週間余ぶりに図書館に行きました。ＮＨＫの講座に由来するのであろう木原武一「快楽の哲学ーより豊かに生きるために」のほか、藤沢もの（といっても、「藤沢周平と江戸を歩く」、「藤沢周平心の風景」その７４ページに海坂藩城下の地図が付いている、佐高「司馬遼太郎と藤沢周平」）などを借りてきました。

　Podgerの演奏で、JS BachのDouble & Tripple Concertosを聴きながら。

追記（９月２１日）

　JB Bach「Brandenburg Concertos」を聴きながら。今朝から、Calmignola & AbbadoそしてFreiburger Barockorchestraでそれぞれ全曲を流しています。「レコード芸術」２０１８年の１１月号の特集記事「生誕３３３年ＪＳバッハ演奏の１００年―ブランデンブルク協奏曲」を参照しながらです。無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ、無伴奏チェロ組曲、マタイ受難曲、ミサ曲ロ短調についての記事もあり、参考になります。

★９月１１日

　こちらに来て丸２週間経過した昨日、母に会いました。ちょうど２か月ぶりでした。レべルは、だいぶ下がっていましたが、会えてよかったと思います。施設は新型コロナ・ウイルスについてなおとても神経質であることは強く感じられました。浜松での大規模なクラスター発生が効いているように思われます。これまで感染者を出さないで済んでいるので・・・という言葉には自負も感じられます。そうした自負は、快く受け止められます。ありがたいことだ、とつくづく思います。

　だいぶ長くなりましたからそろそろ帰宅しなければなりませんので気象協会の「１０日間予報」を見始めました。このところ大気の状態が不安定で当地でもここ数日雷が鳴っていますが、週明けには収まりそうな気配です。１６，７日には帰れそうな感じがします。

　ひさしぶりに陣内大蔵の「My Favorites」を聴きながら。

追記

　大気の不安定な状態がなお続いています。夏から秋への変わり目にいることが実感できます。予報ではなんとか雨がなさそうなのは１４，１５日のようですから１５日に帰ることに決めました。彼岸を前にして、１４日には墓参りもしたいと思っています。

　昨日、久しぶりに城まで散歩をしました。この家の近くにある旧東海道の一里塚のところからすぐに逆川河岸に入り城まで歩くというコースですが、小一時間の散歩となりました。途中で、カラスウリが繁茂しているたぶん空き家となっている古屋のところを通りました。かつて実を無断でいただいてしまったところです。咲いた後しぼんでしまった白い花がいくつも残っており、実も緑色のものだけでなくもう赤くなったものひとつを見つけました。

　Biondi & Europe Gallanteの演奏による「Mozart Violin Concertos」を聴きながら。スピード感があって、小気味よいです。

追記（９月１５日）

　無事府中に戻ってきました。山中湖村平野から相模原市緑区の青山交差点まで５０ｋｍほどは、２０歳台後半の若者の運転する江東ナンバーのバイクとずっと一緒でした。とくに話しかけたわけではないけれど他の人から見るとバイク仲間のように映ったものと思います。２００ｋｍ余というのは、一日のツーリングとしては最適です。曇り空のもと、いつもどおりのことですがとくにひやっとすることもなく「風と友になる」を楽しみました。

　Enrico Gatti Ensembleの演奏する、Corelli：Assisi Sonatasを聴きながら。

 

★９月３日

　台風９号の影響なのでしょうか、未明に二度ほど通り雨のような強い雨がありました。バイクにシートをかけておいてよかったなと思いました。

　この家で朝顔がはじめて咲いたのを見ました。たった一輪ですがうれしく思いました。夕顔もこちらに来て一週間せっせと水遣りをしたためかだいぶ伸びています。蕾も見えます。草花も手をかけてあげないといけません。

　オンライン会議の形で「法務研究科研修生のためのサポート体制説明会兼慰労会」を開くとの知らせをいただきました。この家はWIFI環境が整ってはいませんので、わたし自身は会議に参加はできませんでしたが、法務研究科に期待を寄せている修了生にはありがたい催しとして歓迎されたと思いますし、参加なさった先生方からは励ましを受けたものと思います。この８日には短答の合否発表もありますから、それぞれの研修生が置かれた状況を踏まえてふたたび勉強を始めてほしいものと思います。どういう結果であるにせよ、最終合格発表は１月ですから、その日まで学習面でも有意義に過ごしてほしいものです。改正法の理解に向けたゼミをやってほしいとの希望があると聞いていますが、そうならぜひ力添えしたいものと思っているところです。民法事例問題集の法改正への対応も進みつつあるでしょう。問題の解決を通して新法の理解を深めることはとても大切なことだと思います。

　I Solisti Venetiの演奏による、Albinoniの「12 Concertos Op.10」を聴きながら。透明感があっていいです。

追記（９月６日）

　こちらにきて１０日です。昨日、施設から連絡があり、これまで面会は遠慮してほしいということであったのですが、今週末からは、東京や大阪に行った場合は２週間たって後であれば面会を認めるということに改めるとのことでした。浜松における感染拡大がすこし収まってきたということに関わるのでしょう。これで、もう少しここにいれば母に会うことができることになりました。ありがたいことです。日本では新型コロナ・ウイルスにつき「日本ではすでに集団免疫ができていて恐れるに足らずという、山中教授の「ファクターＸ」にかかわる考え方が説かれているものの、高齢者を多数抱える介護施設、グループ・ホームが、「賢く恐れる」という立場に立ち、このように面会に慎重であることは、わたしにおいて理解できることです。山中教授のサイトでエヴィデンスが明確にあってコロナ対策に関し依拠できる考え方と位置づけられた、同教授もメンバーの一人である「有識者会議」でそのような趣旨の検証結果が示された、というのであれば別のこと、ひとまずこれを前提にした施策をとることはできないでしょう。イギリスやスウェーデンの情況が思い起こされます。

　Gatti, Ensemble Auroraの演奏で、JS Bach「Flute Concertos」を聴きながら。

追記（９月７日）

日本では或る時点で集団免疫ができており（或る時点以降の）新型コロナ・ウイルス感染に対してとられた予防策は公衆衛生学的にみて全く無意味であった（それによって、防止策に関して膨大な無駄金が使われ国家財政にとんでもない悪影響をもたらした、小中高の教育に深刻な影響を与えた・・・）、はては各種メディアがこの問題をいかにも深刻な問題ととらえるのは自分の利益のための陰謀であるなどという議論もあるようです。このウイルスに対して科学的に正しい知見・認識がもてているか、それが段階的に深まっていくとして、その知見（さらには、それについての不確かさの程度）に基づいて妥当な諸政策がとられてきたのか・この時点でとられているといえるのか、冷静に見る必要があるように思います。検証、いまとられている（諸価値のバランスのよい実現が期待される）諸施策の当否の判断は、社会工学的政策学も含めた厳密な学的検討を要すると思います。とても難しい政策判断が求められていると思いますが、わたしは、素人として、無症状を含めた症状のありよう、再感染の有無を含めた感染の機序を正しく認識し、山中教授が指摘なさる「ファクターＸ」をこうこう考えるのが合理的であるというところまで（さらには、これを他国との関係でもエヴィデンスがあるものとして分かってもらえるところまで）議論したうえで、このウイルスにつき「感染症法」上の位置づけをこれまでどおりとするのか、インフルエンザ並とするのかが目下の課題ではないかと思っています。

いずれにしても、感染弱者は基礎疾患のあるもの、高齢者であるということは明確に認識されてよいことであると思いますから、院内感染、介護施設内感染、高齢者のいる家庭内感染予防に格別の配慮をすべきでしょう。こう考えますから、母の施設の面会についてのルール、その変更については、感謝の気持ちをもって納得しています。

Stingのベスト・アルバム「Fields of Gold」を聴きながら。

 

★８月２９日

　２６日に掛川にやってきました。例年なら、夏休みの最後を惜しみ愉しむ家族で混んでいそうな所も閑散としていました。道路にはところどころに「県境を越えての移動は慎重に」との掲示がありまして、東京・神奈川・山梨・静岡と移動したわたしの目もおのずとこれに引かれました。そんなしだいで、道路の混雑はほとんどなく、快適なツーリングを楽しめました。途中寄ったのは、三保の松原だけです。訪れたのはほぼ５０年ぶりのことでしたが、最近自然遺産の一部とされたということですが、たいしたことはないという印象は変わりません。能「羽衣」を頭に浮かべるなどして楽しむしかありません。

　この家の庭に定植した夕顔数本のうち１本は枯れてしまっていました。水遣りをする人がいないのだから仕方ありません。残ったものも貧弱で、花をつけそうな気配は今のところありません。１０日もすれば涼しくなるでしょうから、すこしは元気になるかも知れません。数輪でも花が見たいものです。かなり強いはずの朝顔ですら、かなりの数発芽したにもかかわらずほとんどが枯れてしまったのだから、数本でも残っていたのだからよしとしないといけません。

　今回も、仕事にかかわるもののほか　何冊か本を持ってきました。津田左右吉の「文学に現はれたる我が国民思想の研究」、山崎正和「柔らかい個人主義の誕生」などです。山崎は、その立場への違和感から読む気のしなかったものですが、彼の死を機に読んでおこうかと思った次第です。「保守リベラル」とのレッテルを何かの訃報で見かけました。

　クイケン・カルテット＋テラカドの演奏で、モーツァルトの弦楽五重奏曲Ｋ５１５を聴きながら。

追記（８月３１日）

　めずらしく空は曇り、まだ８時半でもありまして、書斎代わりの縁側にはいい風が入ってきています。幅一間ほどの縁側でして、ゆったりしています。

　昨日は、４，５年ぶりに、藤枝の瀬戸川の支流にある不動渓谷に行ってきました。前回は１１月でしたので紅葉を楽しんだのでしたが、今回は渓流で遊ぶ親子づれを見ることができました。暑気払いにはさほどなりませんでしたが、いい気分転換になりました。起点である谷稲葉インター（いまは無料である自動車専用バイパスのインター）から３０分足らず、ここから谷稲葉はちょうど２５ｋｍですから、数時間のツーリングとなります。このインター近くにある「あきん亭」という店で昼食をとりました。ここのラーメンはとてもおいしい醤油ラーメンで何回も寄っています。わたしのなかではランク第一位のおいしさです。半分はこのラーメンを食べに行ったようなものです。

　きょうで８月も終わりです。例年とはどうも進み方が違う年だなと思わざるを得ません。人を含めたまわりの景色に普段の季節感が感じられないからなのでしょう。

　JJ Cale ”My favorites”を聴きながら。１０枚ほどのアルバムのうち好きなものだけをiTunesで集めたものです。Caleは、Pop & Rockの領域では最も好きなもののひとつです。

 

★８月１７日

　お盆の休みがあけました。この１週間は３５度を超えるような暑さが続きました。昨日も正午頃３６．７度まで上がりまして、夕立がほしいなと思ったら、５時頃に赤で示される雨雲が府中を通過して願い通りとなりました。雷が鳴るなか、小一時間よい雨に恵まれました。農工大での気象記録では、気温が３度ほど下がりました。突然の雨でずぶ濡れになった人もいるように思います。西には太陽が輝き、南の空は青白く、府中、国分寺あたりだけが雷雨という珍しい光景でした。この雨のことは、ＮＨＫの夕方のニュースでも報じられたようでした。

　もう８月も後半で、いまにコオロギなども鳴き出すことでしょう。暑い暑いといってもほんの一時です。今朝、夕顔のつぼみを見つけました。ことし初めてですが、夕顔は晩夏から秋にかけての花と思っています。今年は昨年とった種でうまくいっています。

　受験した修了生からがんばり抜いたとのメールがいくつか入ってきています。新法のゼミをやったことについての謝辞も含まれていました。やってあげてよかったなと思っています。

　昨夜、コレルリについて２０世紀末に再発見された作品のあることについて知りました。残された作品数の少ないことで知られるコレルリのものですから、知ってうれしくなりました。「Assisi Sonata」というのですが、Enrico Gattiによる録音があるとのことでした。聴いてみようと思います。寺西氏（「古楽再入門」）の紹介しているところでは、コレルリ没後３００年の２０１３年にかかわり録音、リリースされたようです。

　ベームが指揮するベルリン・フィルの演奏で、モーツァルトの交響曲３６番を聴きながら。

追記（８月２０日）

　もう８月も下旬に入りました。公判期日国選の割当日が「２７日午前中」となっていますので、遅くとも今週末までには法テラスから連絡がありうるものとこころの準備をしています。初めてのことで、どういう制度かがいまひとつ分かっていないのですが、期日が２７日午前に期日が設けられる事件について被告人国選弁護人としての仕事をするものと解釈しています。接見から弁論要旨の執筆までのことを考えるとある程度の時間を要しますから、こう解釈している次第です。しかし、本庁事件ではありませんので、選任の可能性はとても小さいのではないかと思っています。頼まれた場合には、どんな事件でも誠意を持って真剣に扱うことにしていますから、とくに気負うこともありません。

　津田左右吉博士の「古事記及び日本書紀の研究」を読んでいます。毎年終戦の日前後にはこれを意識して何かをしようと思っていますが、ことしはあらためて津田を読もうと思いました。あわせて家永「津田左右吉の思想史的研究」も読んでみたいと思っているところです。

　今週末は天気予報に雨マークがついています。久しぶりのことです。そろそろ掛川に帰ろうと思っています。少々の雨は気になりませんが、雷に出会わないように予定を立てる必要があります。

　Gilbert O’Sullivanの「The Best of   」を聴きながら。こういうものを聴いていると、50年前というのはほんの少し前のことのように思われます。

 

★８月１１日

　明日から司法試験です。コロナ・ウイルスの影響で３か月弱の遅れとなりました。受験者のみなさんはさぞきつかったかと思います。昨夜自主ゼミの参加者に応援メールを出しました。３５度を超えようとする猛暑のなかでの受験ですが、これまでの努力の積み重ねに基づき、自信をもって粘り強くがんばってほしいと思います。合格発表は来年１月末のようですが、よき結果報告を待ちたいと思います。

　クーラーが苦手なので、地下にこもっています。判例体系の校閲の最終段階です。２０日頃までにはアップロードできるでしょう。たまに本やＣＤをとりに２階の書斎に上がると熱風が吹き込んできているような感じです。

　夏野菜はもう最終段階です。なお獲れるのは、ししとう、とまと、大葉くらいになってしまいました。なすについては、秋なすを狙って思い切り剪定しました。根もスコップを使いだいぶ切ってあげ、肥料を施しました。これまではうまくいきませんでしたが、この作業で、秋なすを楽しめるかも知れません。花も朝顔のみという感じになってきました。秋野菜を何にするか、秋に楽しむ花としてどんな種を播くことにするかを考えはじめたところです。

　ヤルヴィ指揮、シンシナティ交響楽団の演奏で、ムソルグスキーの「展覧会の絵」（08年リリース）を聴きながら。このところ、指揮者では、彼のほか、ロト、ノリントン、インマゼール、グッドマン、アントニーニ、シャイイー、ミンコフスキーなどをよく聴いています。ロトの「展覧会の絵」もいいです。

追記（８月１４日）

　一昨日の朝ＰＣ（使っている４台のうちＷindows7で動いている自作機）を起動しようとしたら、「ユーザープロファイルサービスによるログオンの処理に失敗しました。ユーザープロファイルを読み込めません」というメッセージが出るというトラブルにはじめて遭遇しました。ウエッブ上の情報を手がかりに「セーフモードとコマンドプロンプト」で起動し「ユーザーアカウント」を設けるという形で問題を解決することができましたが、一時は、これは、「Windows 10にしなさい」とのメッセージかとも思われ、出費を覚悟したところでした。このトラブルへの対処として、デスクトップに置いてあったデータのバックアップ、別アカウントを作ったことに必然的に伴う処理に昨日半日ほどとられてしまいました。「プロファイルを読み込めない」ということがなぜ生ずるに至ったかははっきりしませんが、起動に長い時間がかかり、しばしばなにかdllが見つからなかったなどのエラーメッセージが出るなど起動時の不調がずっと続きましたので、いわば最後の爆発だったのでしょう。いまのところ別アカウントを使いさえすれば上手く起動するようになり、この半年のことを考えればとてもいい状態に復してくれたので、時間をかけた甲斐はあったといえます。

　アモワイアル、ロジェの演奏で、フォーレのヴァイオリン・ソナタを聴きながら。

 

★８月５日

　梅雨が明け、暑い日が続きます。朝５時起きだったりすると、日中眠気が寄せ、書斎で机の下に足を入れ昼寝をしてしまうことがよくあるのですが、昨日など熱中症のことが気になり起きてしまいました。冷房は嫌いですが、適宜に使わないといけないなと思います。

　浜松では駅北の繁華街で感染者が１００人を超す大きなクラスターが生じています。母のいる施設でも浜松に住む弟に向けてしばらくは面会を遠慮してほしいとの連絡があったようです。やむを得ない、あるいは適切な対応の仕方だと理解できます。１日の誕生日は祝ってもらえたようです。浜松の感染者数は総数で府中とほぼ同じですが、状況が違うように思います。

　ことしも福島から桃が届きました。お盆前後に年一度生の白桃を食べるというのはちょっと贅沢な気分もしてありがたいことです。かつては義父から、いまは長男の嫁の親御さんからです。次男の嫁の実家からは、香りのよい枝豆が送られてきました。これもまさに土地の名産でみごとです。こうした気の遣いあいはいいなと思います。

　図書館から「レコード芸術」の２０１８年３月号を借りてきて、特集記事「ピリオド演奏が拓くオーケストラ新時代―HIP最前線を追う」を読みました。HIP(Historically Informed Performance – 1990年代後半以降に使われるようになった言葉）という言葉は、この演奏を決定づけるのは、単に古楽器Period Instrumentsということではなくて、楽譜の版、奏法、ピッチ、オーケストラの場合の編成や配置などの諸要素が絡むということで、広く用いられるようになってきたとのことです。古楽演奏の「革新の時期」はともかく、いまとなって、問題は、オーセンティシティという言葉が含意するピリオド・アプローチとモダン・アプローチのいずれが正しいかというのではなく、いかほどの解釈・演奏上の多様性をもって、バロックや古典派の音楽さらにはロマン派のものまでをも、あれこれ深く愉しむかということのように思われます。いずれにせよ、かつての名演奏・名盤といわれるものを大切にしながらも過度にはとらわれない、新しい演奏に対して何をしようと思っているのかと好奇心を持って接する（食わず嫌いをしない）ことによって、豊かな音楽世界を愉しむことができるといえるのでしょう。

　明日、雷の恐れがなかったら、山中湖あたりまでツーリングしようと思っています。

　ヴィア・ノヴァの演奏による、Faureの弦楽四重奏曲作品１２１を聴きながら。

追記（８月８日）

　６日は、予定通り、山中湖畔までツーリングしました。道志みちを使って、片道８０ｋｍちょうどなのですが、一日の走行距離としては最適のツーリングといえます。台風による土砂崩れで通行止めになっていた間に道路の舗装もあらかた済みとても走りやすくなっています。満タンにして出かけましたが、家に着くまで燃料警告灯はつかずに済みました。７L程度消費したのでしょうが、この点で気を揉むことがないのも助かります。津久井の青山交差点を過ぎて緑の中に入っていくとかなり涼しくなります。湖畔の公園の緑陰に入って草の上に横になり、読書と軽い食事でゆっくり過ごしてきました。

　この日、はやくも第一法規から「検討会」の結果を踏まえた最終稿が送られてきていました。お盆明けには成果はアップロードされることになるでしょう。いつものことですが、編集部のお仕事ぶりには頭が下がります。

特集記事「ピリオド演奏が拓くオーケストラ新時代―HIP最前線を追う」はとても便利です。この記事のおかげで、ピリオド楽器を用いる指揮者・楽団、かならずしもピリオド楽器にはこだわらないが歴史的解釈に基づいて演奏する指揮者・楽団を知ることができました。あらためて、ハイドンからシューマン、ブラームスあたりまでの交響曲、ドゥビッシー、ムソルグスキーそしてホルストなどの管弦楽曲を聴くこともできました。

　ドボルザークの交響曲８番を、マレク・シュトリンツルの指揮するムジカ・フロレアの演奏で、聴きながら。前だったら、セルかノイマンあたりで聴いていたと思います。

★７月３０日

　昨日、判例体系の検討会が終わりました。ZOOMを使っての６時間ほどの会議でしたが、皆が協力しあったので予想した以上にうまくいきました。検討対象である１５０件ほどの判決につきすべて検討できました。時節柄、参加者のどなたかのマイクを通して蝉の声なども聞こえてきましたが、わたしの場合は、自宅の地下室での仕事としましたので、ノイズはきわめて少なかったものと思います。夕方までには、編集部から議論の結果をとりまとめたファイルが届きました。ほんとうに手際のよいことです。編集部の皆さんはとても優秀なのでありがたいです。普段こんなに話をすることがありませんので、のどが荒れました。

　きょうは、一日中のんびり過ごしました。とくに、「VOCES8」というイギリスのアカペラ団体の曲をYouTubeで楽しみました。ルネサンス（たとえばByrd）から現代（たとえばPaert）、ジャズ、ポップも含めてかなりのレパートリーがあります。

　来週の半ばには梅雨明けがあるのではないかと思えます。

　AccuRadio、「Summer Country Hits:The ‘00s」というChannelを聴きながら。いまも、地下で書きながら聴いていますが、アンプはDENON PMA2000SE、CD-Playerは同じくDENON DCD1650SE、スピーカーはB & W CM9という構成で、家でもっともいい条件での音楽鑑賞ということになります。いまは、Brooks & DunnのBulding Bridgesが鳴っています。

追記（８月３日）

　１日に梅雨明けでした。ことしの梅雨はいかにもそれらしいものでした。そのせいか家の西側、北側の壁にツタが５例年になく繁茂してしまいました。壁の塗り直しを近いうちにとも考えているのでこの際にと思って、ひとまず３分の２ほどを片付けました。その量は、大きなゴミ袋で５つほどでした。久しぶりにした外回りの家事仕事でした。

　昨夜、ようやく「風のかたみ」を読み終えました。王朝時代を背景とする作品で、登場人物ひとりひとりの一途さ、結末の哀しさが魅力です。これを原作とする映画が作られているのですが、全くの愚作駄作で、こんなものは原作者にとって失礼なのではないかと思います。「廃市」が一部のキャスティングを除きとてもよくできていたのと大違いです。福永ご本人は、自作の映画化の話には概して消極的であったといいます。次は、「忘却の河」あるいは「夜の三部作」にしようかと思っています。この間、全集ものによる、作者・作品解説をいくつか読みました。とくに、昔の同僚である小佐井伸二氏のもの（筑摩書房・現代の本文學大系８２所収）はとても参考になりました。全集ものでは、福永は、中村真一郎、さらには加藤周一とともにとりあげられることがありますが、付せられた「月報」あるいは「付録」の記事はそれぞれにおもしろいです。作家に手厳しいものも含まれます。こうしたものを読んでいて、中村については、「死の影の下に」を読んでみようかと思わされました。

　Mozartの初期の弦楽四重奏曲をハンガリーのFestetics Quartetの演奏で聴きながら。彼の四重奏曲は、ハイドン・セット、プロシャ王セットがよく知られていますが、k80, 155-160(Millano),K168-173(Vien)もギャランとな雰囲気をもっており好きです。これらをイタリア弦楽四重奏団で聴いていましたが、Festeticsの演奏は少しテンポが早めで好ましいです。

★7月２６日

　４連休最後の今日も未明から雨です。時間あたり数ｍｍというところでしょう。驟雨という感じです。明けるのはもうすぐのようですが、ことしの梅雨は傷跡をおおいに残すものとなりました。被災地のみなさまがお気の毒です。

　判例体系の検討会の準備を終えたので、すこしのんびりして読書です。このところずっと福永ですが、対談集「小説の愉しみ」を一昨日から昨日にかけて読みました。とくに、篠田、清水、菅野氏とのものをおもしろく読みました。作品の背後にあるもの、明治大正期日本の作家の評価などを興味深く思いました。人柄もみえてきて、ますます好きになります。作品相互の関係、いくつかの作品への思い入れなども見えてきます。多趣味ということにも共鳴します。

　音楽は、すこし古典派以降に耳を向けています。図書館から借りた「レコード芸術」４月号の特集「２００１−２０２０　２１世紀生まれのベストディスク１００オーケストラ編」を興味深く読みましたが、この記事や「クラシック名盤大全」などを手がかりに食指をのばしています。前者２０００年以降にリリースされたオーケストラの注に挙げられる指揮者やソリストの名前にはずいぶんと知らないものもありまして、ロースクールで教えていた１５年ほどこうしたものを聴く余裕がなかったのだなとあらためて思っています。ベスト３０のうちの第３位とされる、コパンチスカヤ、ムジカエテルナの演奏によるチャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトをさっそく聴いたのですが、正直のところなぜこれが・・・という印象でした。第１位はロトの指揮するストラヴィンスキー「春の祭典」ということですが、ロトの名も初耳でした。第２位は、アルノンクール指揮のベートーヴェンの４，５番交響曲でして、これは聴いたことがありまして、なるほどとうなづけました。３０枚のＣＤにつき、指揮者のほぼ半分は知りませんでした。ホリガーやサヴァールが古典期の曲を指揮していたことを知って驚きもしました。こういうものを聴く時間がいまあることに幸せを感じます。

　８月１日は多摩地区について当番弁護士の担当日となっています。国選弁護人の割当日とはすこし心構えを違えないといけません。当日までに役割・仕事の手順などにつきあらためて確認しておかないといけないなと思っています。

　Photo Albumに写真を何枚かアップロードしました。ご笑覧いただけると幸いです。

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　LekeuのヴァイオリンのためのソナタをLefevre兄弟の演奏で聴きながら。

追記（７月２８日）

　府中でのコロナ・ウイルス感染者数は１２７人とか。残念ながら、多摩では最も高い水準にあります。病院でのクラスターが話題になっていますから、うっかり風邪も引けません。いつも以上に健康に留意するしかありません。しっかり食事をとり、よく眠るを基礎としつつ、消毒・手洗いのきめ細かな実践、「三密」回避をすることが大切なのでしょう。送られてきた旅行パンフレット（「大人の休日」・「ジパング」）はひとまず見て愉しむことにして、近場でのバイク・ツーリングの計画でも立てることにしようと思います。奥多摩を是非走ってみたいなどと思っているところです。

　クーベリック、ウイーン・フィルの演奏する、ブラームスの交響曲第４番を聴きながら。ひとやすみで、AL38432DSをヘッドホン・アンプとして使って聴いています。アムレックのこのDACは２万円ほどですが、とても重宝しています。ノート型パソコンでこれだけの音を楽しめるのですから。

 

★７月２０日

　経路になるところ（掛川・静岡市駿河区・富士・裾野・山中湖町・道志村・相模原市緑区・府中）につき予報に雨マークがないのは１９日だけとみて、昨日帰ってきました。渋滞がほとんどなかったので、休憩時間を別にすると５時間半の快適なツーリングでした。燃費も２５ｋｍですから、このことに照応します。掛川・静岡１時間、静岡・須走道の駅２時間、須走・道志道の駅３０分、道志・府中２時間というところです。途中、久能、清水から富士と海沿いを走りましたが気持ちがよかったです。駿河湾は穏やかでした。

　３週間ほど留守をしましたので、菜園は雑草がかなり伸びてしまっていました。地を這うはずのカボチャはきゅうりや朝顔のためのネットにそって立ち上がってしまっていました。ことしは、ジャガイモやキュウリのできがとても悪いと聞きますが、わが家も同様です。日照時間が少ないのは植物にとって致命的です。それでも、つるなしいんげん、大葉（あおじそ）、サンチュ、シシトウをとることができました。

　Americaのベスト・アルバム「History」聴きながら。「名前のない馬」などは、聴くと当時を思い起こします。

追記（７月２３日）

　「４連休」は、雨天で始まりました。家でじっとしていなさいと言われているようです。1時頃の降雨量は、農工大キャンパスの観測点で時間あたり13.5mmとのことでした。

　29日に予定されている判例体系の「検討会」の準備は済みましたので、きょうは読書に充てます。福永「死の島」の下巻は、あと１００頁というところまできました。重いテーマを扱っていますが、先へ先へと読まされます。知的に考え抜かれた構成をもって、ことば豊かに、愛、生と死、母と子、戦争・被爆とそれによる心身の傷、平和運動、それぞれの過去を持つひと、ひととひととの関わりが深く絶妙に描かれます。絵画、音楽、物語作り（小説内小説）と、意匠を構成する道具立ても多様です。

　Rose Consort of Violsの演奏によるAlfonso Ferraboscoの作品集「Consort Music」を聴きながら。

 

★７月１１日

　掛川に来て２週間が経ちました。これでようやく母に会いに行くための条件が整いました。「移さない」という観点からいえば、もうとっくに実質的に問題はないのですが、施設の立場を考えればきちんと条件を守るべきだと考えました。明日ちょっとおしゃべりしに行ってこようと思います。

　こちらにきて日中雨がなかった日はたった１日だけだったように思います。しかし、雨量はおおむね１，２ｍｍ、多くて時間あたり１０ｍｍほどにとどまりますから被災地とはまったく比較になりません。きょうも明日未明にかけて１０ｍｍほど降りそうですが、小雨なので朝顔、夕顔を心配する必要はなさそうです。

　福永の「死の島」を読み始めました。原爆が投下された日のことを考えるとちょうどよいタイミングに始めた気がします。上下２巻の長編です。テーマは重く、組みが詰んでいてかなりの分量ではありますが、読み進めようとする気が持てる作品です。「廃市」を映画化した大林氏は、「草の花」を念頭に、福永作品をベストセラーではなくロングセラーの作品と評しましたが、その通りだと思います。一作で消えてしまう、あるいは読む気の起こらない芥川賞など重賞受賞作がおおいなかで、こうした作品は好ましいです（本作は、日本文学大賞受賞作品です）。正直をいうと、本当に売れているのかと思えてしまいます。読み手に知性を求める作品だと思いますので。

　ここに来てからよく緑茶を飲んでいます。いつものごとく菊川にある松永茶舗というところで求めた「やぶきた」の「深蒸し茶」ですがさほどの値段ではないのにおいしいです。いまもすこし冷えた最後の一口を飲んだところですが、苦さのなかの「甘さ」が何ともいえないです。母の従兄弟のやっている茶舗でして、わが家で使う緑茶はほぼここでおいしく蒸された茶です。

　Kyung Wha Chung、Dutoi/Orchestre Symphonique de Montrealの演奏で、Mendelssohnのヴァイオリン・コンチェルトを聴きながら。

追記（７月１４日）

　盆だというので、供花をもって墓参りをしてきました。天気がよければ富士山が見えるという高台にあります。すこし季節が違うかなと思いますが、うぐいすの鳴き声がありました。生き残っているものにおいて、家族のこと、自分の成長のことなど、あれこれを想い出す場所なのだということをあらためて思います。この点、信仰心には関わりはありません。

　母は、なんとか元気にしておりました。レヴェルダウンはありますのでグループ・ホームのスタッフの方々にお世話になっているなと実感しました。新型コロナ・ウイルスに注意しなければならないなか、本当によくしてもらっているものです。

　仕事はたいしてはかどっていませんが、山本論文を読み直すことで、損害賠償における過失責任主義をどう考えるか、修補に代わる損害賠償請求権にかかわり請負人に追完の機会を保証すべきか（４１５条２項の適用の有無という解釈問題）などについて意識した上で、「契約違反に対する救済」を論じないといけないということを痛感しています。

　そろそろいつ帰宅するかを考え始めましたが、雨がしばらく続きそうで２１日以降になるかなと考えています。今回は、ずいぶん長逗留となります。庭の野菜や花がすこし気懸かりになってきました。

　Don Henleyのアルバム「The End of Innocence」を聴きながら。

 

★７月４日

　こちらに来て１週間が経ちました。グループ・ホームは、首都圏からきたものは２週間経過するまでは面会を認めないというルールを示していますので、母にはまだ会えていません。東京での新規感染者数が１００人を超えていますので、このままだともう１週間経っても、と行くことに憚りを感じてしまいます。会うとしてもほんのわずかの時間になるでしょう。日に何度か体温を測ることが日課になっていますが、幸いなことに６度前後で推移しています。指摘されている諸症状の自覚も全くありません。地裁に出廷した以外はほぼ自宅におり、ここへの移動もバイクでしたからウイルスに曝されることはほぼないという生活だから当然なこととは言えます。第一波についての対応がどうであったかを検証する委員会が発足したということですから、２，３か月後には信頼を寄せることのできる検証結果が得られることでしょう。成功であった、失敗であったなどという単純な結論でないことは予想できます。感染予防にとって持つべき必須の観点は何か、観点を固定したときの解はどうなるのか、知りたいものです。「側用人」（毎日新聞７月４日版）の提案によって感染対策にかかる重要な政策決定がなされるようではいけません。

　この２，３日雨が続いています。ときどき強く降り、強い南風もあります。今日未明にもかなりの雨音がしましたので、起き上がり西洋石竹と朝顔の種を播いたばかりの鉢を取り込みました。ここは、居住するものがいない家となっているので、いま花は百日紅だけです。夕顔の苗を２本府中から持ってきていつもの場所に定植しました。今夕から明朝にかけてもかなりの雨となるようです。

　読書はもっぱら福永で、「風土」を読み終えて、いまは短編集です。「廃市」、「沼」、「樹」、「風花」と読み進めています。「廃市」を映画化した大林宣彦作品「廃市」も観ました。「死んだ町」柳川でとりもたれる没落していく名家における愛と孤独がせつなく描かれているよい作品と思いますが、付録されている大林監督による福永作品との関わりについての話がとても興味深かったです。彼の福永との出会いとなった「草の花」も話題となっていました。「風のかたみ」も映画化されているようです。観てみたいものです。短編集のあとには「愛の試み」を読もうと思っています。

　昨日は７年前に亡くした１０歳違いの妹の誕生日でした。この家の彼女の部屋をそっとのぞきました。この家で学齢期を過ごしたのは妹だけでした。　

　Maysky & Hovora「French Songs without Words」を聴きながら。

追記（７月６日）

　雨が続いています。時間あたり１０ｍｍくらいになると雨音もかなりするので目が覚めてしまいます。それにしても線状降水帯というのは恐ろしいです。熊本、鹿児島の被災地に皆さんがお気の毒です。

　そんなわけでほぼ家にこもっていまして、したことといえば、買い物と城への散歩だけです。逆川の土手の百合がすこし見頃を過ぎていましたが見事でした。追ってアルバムに写真をアップロードしようと思います。

　この市で、感染者は出ていない（訂正　５人ということでしたー７日）と思いますが、スーパーや郵便局に行きますと客を含め皆さん律儀にマスクをしています。客観的に観て感染リスクはとても小さいところだと思いますが、移さない・移らないという心構えはここでもいまなお大切なのだと思います。用心の足りない都会の若者を起点とし、児童も含めた家族・職場（、さらには学校、ときに地方都市）まで広がっていくというシナリオが見えてきているようです。アメリカ大陸の権力者のように科学（科学的権威）不信という為政者の下にはいないのが幸せなこととは思えます。

　レメディ民法のために、あらためて山本敬三教授の「債権法改正と契約責任」（司法研修所論集１２９号所収）を読んでいます。いつもお世話になっている飯塚先生が送ってくださったものです。こうしたお気遣いをほんとうにありがたく思います。法科大学院にかかわったことがもたらしてくれたことのうち最もありがたいことのなかのひとつです。

　Eric Churchのアルバム「Chief」を聴きながら。だいぶカントリーソングを聴いてきました（「レコード・コレクターズ増刊　カントリー・ミュージック」などを参考に４００枚くらい）から、わたしが本当に好きなアルバム３０枚ほどのリストを作ろうと思っていますが、その中にはきっと入るアルバムです。とくに、第７曲Springsteen, １２曲Lovin’Me Anywayはいいです。

追記（７月８日）

　週末まで雨という予報です。庭には小さな枯れ池があるのですが、連日の雨でこれに水がたまってしまっています。福岡、熊本から長野、岐阜と雨の被害が広がっています。目の前で夫があふれた水に流されていったという惨劇も生じているようで、本当にお気の毒です。ダムを造らないという治水のことも耳にして、問題の難しさを感じさせられています。静岡県では大井川の水資源のことがリニア新幹線工事との関係で問題とされていますが、こちらは水の恵みとの関わりで利便性の意味、求められるべき利便性の程度が問われています。

　Adam Birnbaum Trioのアルバム「A Comme Amour」を聴きながら。

 

★６月２８日

　久しぶりに掛川です。これまた久しぶりに道志の道を通っての２２０ｋｍほどのツーリングでした。掲示板には「３密を避けよう」、「県境を跨いでの移動は慎重に」という文字が目立ちました。道志道の駅の駐輪スペースはオートバイと人で混んでいましたが、山中湖周辺がとても閑散としていたほか、土曜日としてはどこも空いているという感じでした。渋滞は、清水・焼津で久能道を選んだこともあって、富士市内だけでした。静岡の大浜というところで駿河湾、遠く伊豆半島を臨みながら１時間ほどぼんやりしました。学齢期はほぼ海の近くで過ごしていますから、潮の香りはたまりません。

　２０日ほど過ごすことができるように、仕事を持ってきていますし、本もかなり持ってきています。加えて、音楽は４ＴＢのポータブルディスクとＤＡＣを持ってきています。ポータブルディスクにはとてもよく整理した形で２．５ＴＢほどの音楽ファイルが入っていますから聴きたいものをほぼ思いのまま聴けます。こういうときFoobarは便利です。「フォルダー構造で表示する」ということにしておけば、即座に好きなものを取り出して聴くことができます。インターネット環境は残念ながら整っていませんが、テザリングによって、「ひとこと」の更新も含めて、最小限のことはできますからよしとしましょう。

　きょうはかなり強い雨が降っています。午前中はこんな調子でしょう。もともと２週間はじっとしているようにということが求められていますから、これでよいのです。

　AlbinoniのOboe Concertos Op.9を聴きながら。たしかホリガーのオーボエだったと思います。アルビノーニはバロックで最も好きな作曲家の一人です。ディレッタントと自称していたというのがいいです。

追記（６月３０日）

　今日から明日にかけ東海地方は大荒れのようです。雨は３００ミリの予想、風も強そうです。バイクにかけたシートは外しておいた方がよさそうです。シートに着いている金属部分が本体を傷つけそうな気がします。

　１１時頃までには寝て６時頃までには起きるという調子の生活が続いています。午前が長いのは勝手がいいです。

　４月、５月と来ることができなかったので種を播くことができず、ここには花がほとんど育っていないのですが、府中から持ってきた夕顔の苗２本をいつもの場所に植え、鉢に忘れな草の種を蒔きました。いかにも空き家であるという情況を避けるためにもなにか花が咲いていることは意義あることと思います。

　エマーソンＳＱの演奏で、ベートーヴェンの「ラズモフスキー第一番」を聴きながら。

６月１９日

★今日から、県境を跨いでの移動の制限を解くとのことです。わたしの場合、経済活動とはほぼ無縁ですが、しばらく掛川に帰っていないのでありがたいと思います。３か月母と会えていません。グループ・ホームの方針では、首都圏から来たものは２週間経過してから面会に応ずるということですから、この点も頭に入れて出かけようと思っています。したがって、月末までには判決の言渡しがありましょうから、その後になります。

　期日を目前にして、小菅に接見に出かけました。往復は、これまでのようにバイクでした。９０ｋｍほどのツーリングになりました。更生に向けてがんばろうとする意思が見てとれましたので、これをふまえて当日がんばってあげようと思いました。コロナ・ウイルスの影響で２か月ほどの遅れになりました。

　ウイルスの影響といえば、開催が延びている判例体系の検討会ですが、やはり「ZOOM」を用いて行うことになりました。念のため、手持ちのPC、Webcamera (Logicool)で、地下室の椅子・机でもって問題なく参加できるかを、福島にいる長男、一階の次男との３者間で対話する形で試してみました。勤めていれば会議、ゼミ等で早々に用いていたのでしょうが、わたしにおいてこれが初めてのこととなります。スカイプも一、二度やったことがあるに過ぎませんでしたから、いいテストができました。当日は参加者６人による、５，６時間の会議になります。

　この間、夏野菜がおおきく成長しました。きゅうりが５本とれましたし、大玉トマト（麗夏という銘柄）も４つ大きくなってきました。ジャガイモもいまのところあわせて２ｋｇほど収穫できました。前庭の花も、矢車菊、金蓮花、百日草、マリーゴールド、コスモスと、色とりどりにみごとに咲いています。今朝、かわいそうなことに雨の中、朝顔の一番花が咲きました。早いです。ひまわりは背丈を超えて伸び、グラジオラスもつぼみを長く伸ばしています。発芽を心配していた夕顔も前庭に５株、北側に１株大きくつるを伸ばしています。同じく発芽するかと危ぶまれたカラスウリも１３株ほどがうまく育っており、大きいものは３０ｃｍ余になりました。雌雄別株だというカラスウリも、これだけあれば秋には実をつけてくれるでしょう。

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　きょうはずっと雨のようです。

　YouTubeで「オランダのバロック音楽」という協奏曲集を聴きながら。Musica ad Rhenumというアンサンブルの演奏によるものですが、これまで聴いたことがありませんでした。

追記（６月２３日）

　第一回公判期日であった昨日、ありがたいことに、必ずしも予期していなかったのですが審理の上判決の言渡しもなされました。実刑判決が下されたのですが、酌量減刑がありましたのでまずまず職責は果たせたかと思っています。法廷を去るにあたり被告人から礼を言われました。これを受け、がんばって更生してほしいと声をかけることができました。被害者とも話ができまして、示談についての協力に対してお礼を述べることもできました。ウイルス感染を避けて対面しない形で示談を済ませましたから、会えてよかったと思っています。

　Al Stewartのアルバム「Time Passages」を聴きながら。今日は眼科での視野検査でまた都内です。IPodをもって動こうと思っています。

追記（６月２４日）

　うっとうしい日が続いています。「１０日天気」をみても、これから１週間ほどはほとんどの日に雨マークがついています。

　きょうは被疑者国選の待機日になっています。１０時から５時半まで待機です。といっても、実質的には携帯電話をはなさないで過ごすということです。直近２回は選任がありましたから、きょうはなくてすむのではないかという見通しです。レメディ民法の最終的な仕上げをしながら待つこととします。

　とても好きなアルバム「A Vauxhall Garden Entertainment」を聴きながら。ロンドン・バロックによる架空演奏会という趣向のアルバムです。アーベル、ヘンデル、アーン、ボイスのソナタ、協奏曲などがとりあげられています。おしゃれな雰囲気の小演奏会を書斎で楽しめるというわけです。

６月７日

★公判期日が決まったので、土、日なら道路も混んでいないだろうし、警察署の駐車場も空いているであろうと予想して、昨日バイクで接見に出かけました。期日にどう臨むかにつき有意義な話し合いができたのでしたが、帰路京葉道路の両国橋辺りから調布までかなりの混雑でした。人が出始めたのを実感しました。気温も高かったので、空冷エンジンであるＣＢにはきつかったです。エンストには至りませんでしたが、調布辺りでアイドリングの回転数がすこし不安定となり、昨年山北を走っていたときのことが思い出されました。調布市内は片側２車線で、エンジンを冷やすために路側で１５分程度でも駐めるのはきついですから、この程度で助かりました。

　昨夕、赤く示された雨雲が府中を通りました。雷を伴う強い雨が小１時間ほど続きました。それ自体はむしろ気持ちがいいくらいだったのですが、心配だったのは伸びるのが遅かったひまわりと、発芽してさほど経ってはいないオクラや小松菜でした。だいぶ葉が土をかぶりましたが、折れたりするものはほんのわずかでこれまた助かりました。武蔵野線は止まったといいますから相当な強雨だったのです。

　ようやく図書館の利用が再開されました。今のところはインターネットによる予約と貸出のみですが、ありがたいです。さっそく、福永武彦の「玩草亭百花譜」ほかを予約しました。もう用意できたとの連絡がありましたから、散歩がてら取りに行ってこようと思います。

　このところ、「古楽演奏の現在」を参考に、９０年頃までにリリースされた古楽をランダムに聴いています。

　YouTubeで、Jordi Savall のライブ動画「Music in Europe first half XVII Century」を聴きながら。

　

追記（６月８日）

　頭休めに音楽書を開くことが少なくありません。いま手にしているのは、「新モーツァルト考」というものです。これは、海老沢敏氏による、モーツァルト没後２００年を迎えようとする１９８４年１０月〜１２月に行われた「NHK市民大学」の「講義用教材」です。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を素材に１３回に亘る講義の目的が語られている第1回分をあらためて読みました。この曲をめぐる蘊蓄がモーツァルトについての「新しい発見」という文脈でいろいろと語られています。上欄に注や引用、楽譜が記されているのですが、そのひとつに小倉朗など著名人のこの曲による「モーツァルトとの出会い」のことが紹介されています。わたしにおいては、なんであったのか。「トルコ行進曲」、「ディヴェルティメントK136」なども思い当たりますが、中学生のとき成田耕也先生によってこの曲を聴かせてもらったことではなかったか、と思います。いまから思えば学習指導要領によるものであったにせよ、成田先生に教えられたクラシックの名曲はたくさんあります（グローフェの大峡谷、運命、新世界、プロコフィエフのピーターと狼、菩提樹・魔王・・・）。先生のご指導のおかげで趣味世界の大切な一角が築けているといえます。ありがたいことです。

　Halstead, Hogwood, The Academy of Ancient Musicの演奏によるホルン協奏曲K477を聴きながら。

追記（６月１２日/夕刻加筆）

　昨日梅雨入りでした。蒸し暑い日がしばらく続きます。あと１週間で県境をまたぐ移動の自粛制限も解除となるでしょうが、期日も控えていることもあるのでしばらくはおとなしくしているほかありません。

　こんな天候のなかで、コロナ禍もうそのように野菜がぐんぐん伸びています。とくに、とまと、きゅうりは、連作障害もなく例年にない勢いです。

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　YouTubeにBest ofとしてポストされた「Georges Moustaki」を聴きながら。思想性もある彼の曲を、学部学生・院生のときよく聴きました。

　だらしないのもいいところなのですが、４か月ぶりに理髪店に行きました。マスターはマスクをして散髪してくれましたが、ひげそりは遠慮しました。それにより３００円安く済んでしまいましたが、悪いような気がしました。

　加筆時には、Kuijken QuartetとTerakadoの演奏で、モーツァルトの弦楽五重奏曲K516を聴きながら。金曜日の夜はゆっくりこういうものを聴くのがいいです。室内楽の世界も豊穣です。

５月２９日

★「緊急事態宣言」の解除がなされて後、裁判をめぐってもすこし動きが生じました。ようやく、６月下旬ということですが、公判期日が入りました。これでようやく予定が立つことになります。解除の影響として６月半ばにはすこし感染者がぶり返すかも知れませんが、そういうなかで期日がもたれることになったわけです。さっそく被告人に手紙で知らせました。前後して公式の通知も届くでしょうが。普段よりも２か月ほど遅れたといえそうです。気の毒ですがやむを得ません。これで、７月上旬には決着がつきましょう。

　庭では、金蓮花、矢車菊の開花が始まりました。とくに前者は、はじめて育てていますので花色を楽しみにしていましたが、濃橙、黄色と、いまふた株が咲いています。後者は、薄青と桃色ですが、今朝、青が一輪咲き始めました。同じくどんな花色かが楽しみな百日草のつぼみも目立って大きくなってきました。ひまわりは、去年とって置いた種を播いて育てているのですが、大きく成長してきました。もう８０ｃｍほどのものもあります。中心につぼみ様のものが見えるものもあります。通りがかる小さな子に観てもらおうと思って、南側の道端にも植えてあります。

　このところ、とくにバロックから前古典までの古楽を聴いています。古楽復活の内容、これが意味するところをこれまで以上にていねいに理解しながら、そこでときにはピリオド演奏とモダン演奏を聞き比べたりしながら、聴きなおそうと思っています。そのために、詳細な音楽史本（とくに皆川、柴田）のほか、ハスケルの「古楽の復活―音楽の真実の姿を求めて」や「古楽演奏の現在」をあらためて読んでいます。演奏慣習の専門書も何冊かあるのですが、これはながめるだけです。「季刊リコーダー」という雑誌も「舞踊」に関する記事などもあってとてもおもしろいです。

　クイケンによる「クリスマス・オラトリオ」を聴きながら。

追記（６月２日）

　朝のＮＨＫで、筑波大学の教授の話として、外出自粛のなかで、歩くことが少なくなったこと、体重の増える人が多いことなどを報じておりました。やはりそうかと思いました。思っただけではいけないので、歩こうと夕食前にすこし散歩をしました。農工大のキャンパスのなかを含めかなりの距離を歩きました。

　ホルステッド、ホグウッド、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの演奏で、モーツァルトのホルン協奏曲集を聴きながら。ナチュラル・ホルンはやわらかです。ここ数日は、モーツァルトの管のための協奏曲三昧です。

５月２３日

★判例体系について、原稿の検討会を「Zoom」を用いて行うのはどうかという打診がありました。いよいよわたしのところにも、という感慨を持ちます。工夫をすれば、十分な検討ができるものと考えますし、なんと言ってもユーザー側の最新の情報が手にできるという使い勝手のことからすると、少しでも早く判例の追加をしていかなければならないと思います。

　予報では雨の可能性があったのだと思いますが、何とか降らないでくれましたので、３０分ほど散歩ができました。近所をくるっと散策したに過ぎないのですが、カトリック墓地は寺の墓地とは異なったたたずまいをもっているなとか、こんなところにまだ農地が残っていたかなどと、小さな発見はいくつもあります。「外出自粛」のため歩けていません。筋肉が衰えること、体重が増える（ずっと、５６ｋｇから５８ｋｇ位なのですが、いまはこの上の方の数字なのです）ことを考えるともうすこし意識して歩かないといけないなと思っています。

　午後、本当に久しぶりに、ベートーベンの交響曲を２曲聴きました。５番と１番です。レコード芸術編「新編名曲名盤３００」(2011)の書き手が端的に示すように、（前古典、ハイドン、モーツァルトくらいまではともかく、）こうしたところでも、伝統的な演奏とピリオド・アプローチのせめぎ合いがありまして、かつてのように、フルトヴェングラー、ワルター、カラヤン、ベームとばかりはいっていられないようです。つまり、クライバーを聴きながら、他方でアルノンクールやブリュッヘンも聴くことになります。きょうは、比較的新しい録音のヤルヴィで聴きました。

　フルトヴェングラーが１９４７年に指揮した「運命」の第１楽章を聴きながら。ちなみに、吉田秀和氏の推薦盤は、ベーム、柴田南雄氏のそれは、カラヤンでした。わたしは、ここでもピリオド・アプローチが好ましく感じられます。

追記（５月２４日）

　今朝も、日曜日の恒例で、自然百景、小さな旅を観ました。そろそろ仕事開始です。

　アルノンクールで、「交響曲５番」を聴きながら。ピリオドとモダンについて、黒川照美というひとの博士論文「オーケストラ演奏における＜ピリオド対モダン＞の問題系の再考――モダンの文脈から見たエスノグラフィーの試み」というものがあることに気づきました。４，５年前からでしょうか、博士学位論文は内容全部が公開されることが原則となったことで、オンラインで読めるのでありがたいです。時間をみつけて読むことにしようと思います。演奏史からも、オーセンティシティという言葉からもなんとなく連想されるように、モダンからピリオドを批判的に観るということはしっかりとは行われていなかったのかと思えますので、興味深いです。

追記（５月２５日、同月２６日追記への追記）

　ようやく「宣言」の解除がなされるようです。しかし、人が集まるところを好まず、夜どこかに出かけるというような生活習慣がないわたしにおいて気になっているのは、「県境を越えての移動」の「自粛」につき言及されなくなるのはいつかということです。６月半ば頃までにはそうなってほしいと期待します。そのころまでには、刑事裁判の方も実質的には済んでいるということになっていてほしいとも思っています。「移動の制限が求め」られなくなるのは６月１９日からとのことです。

　ガーディナーの指揮するイギリスバロックソロイスツの演奏で、モーツァルトの交響曲４０番を聴きながら。８１年のホグウッド、８５年のブリュッヘンなどにつぐ、ピリオド・アプローチによる演奏です。ちなみに、この曲についてのわたしの聴き始めは、ベームによるものでした。もちろんモダン・アプローチによるものです。当時古典についてこういう言葉はなかったと思いますが。

　補遺時は、モーツァルトのディヴェルティメントＫ136を聴きながらです。トン・コープマンから始めて、いまはネヴィル・マリナーです。これを聴くのは久しぶりですが、頭が休まります。

　

５月１６日

★弁護士としての仕事、執筆に関わる仕事はいずれも「外出自粛」の影響を受けています。とくに、刑事裁判の被告人にとっては、想定した日程では進んでいませんから気の毒に思います。起訴後のひとまず認められている勾留期間である２か月のうちに第一回期日が設けられるか、微妙な感じがします。宣言解除についての次の判断は２１日になされるということですが、どうなるでしょうか。

　園芸については、この１週間ほどその難しさを感じています。勢いのよかったスイートピー、サンチュがいずれもあっという間に元気を失いました。いずれもプランターで栽培しているものです。アブラムシ、ネキリムシのようなものがついている場合は見えますから、対処法が分かるのですが、そうでないものは原因が分からないので困ってしまいます。分からないのは経験知が小さいからなのです。ウエッブで調べてもぴったりなものは出てきません。肥料、水遣り、連作障害などいろいろ考えてみるのですが。なにごとも難しいです。だからおもしろいということもあるので、またがんばろうと思えます。さやえんどうにも、ハモグリバエの害がありますが、このところ毎日たくさん穫れています。　

　５月１５日３時に、外にでて南東そして南の空を見上げました。月と火星、金星と木星がそれぞれ接近しているのが分かりました。火星、木星はそれと承知してみることはあまりありませんでしたのでうれしくなりました。天文のニュースも気をつけてみていようとあらためて思いました。上手く撮れてはいませんが、ご笑覧ください。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

 

　Juice Newtonのアルバム「All Time Greatest Hits」を聴きながら。

追記（５月１８日）

　アブラムシ等の対策のため、人畜にとって害の少ない殺虫剤である「脂肪酸グルセリド乳剤」を３００倍に薄めて、菊、矢車菊などに散布しました。これで元気になるかは分かりません。試行錯誤です。

　前庭では、レモンやゆずの花が咲いています。矢車草はもう少しで開花です。うれしいことに、夕顔、カラスウリが発芽しました。ずいぶん時間がかかりましたので、すこしはらはらしました。カラスウリは雄かぶ、雌かぶがあるとのことなので、かわいい実がつくためには、５，６株は成長してほしいと思っています。

　グレゴリア聖歌から始まり、ゴンベール、シェパード、ラッスス、ケルレなどのつくった「Media Vita」を聴きながら。

Media vita in morte sumus

quem quaerimus adjutorem

nisi te, Domine,

qui pro peccatis nostris

juste irasceris?

 

Sancte Deus,

sancte fortis,

sancte et misericors Salvator:

amarae morti ne tradas nos.

 

In the midst of life we are in death

of whom may we seek for succour,

but of thee, O Lord,

who for our sins

art justly displeased?

 

Yet, O Lord God most holy,

O Lord most mighty,

O holy and most merciful Saviour,

deliver us not into the bitter pains of eternal death

 

５月７日

★コロナ・ウイルスにかかる緊急事態宣言は５月末まで延長ということになりました。パチンコ遊技場で遊ぶ人（これを生業としている人がいるともきく）も含めて、これに対しては種々の意見、論理があるでしょう。感染を防止する、医療崩壊を生じさせないということだけに問題を固定すれば解は見つかるでしょうが、考慮すべき要素が多すぎます。難しい政策決定を余儀なくされています。いずれにせよ追求すべき価値が複数である以上、折衷的な解しかないのでしょう。存在が意識を決定するという言葉がありますが、自分の置かれている状況だけを踏まえ、自分にとって都合のいい情報だけを根拠に、自分が最も大切にする価値だけを実現すべくもの言いするひとが多いように思います。それに目を向ける人がなければ声を大にしてそうしたもの言いをすることが必要だとも言えますが、少なくとも主張に間主観性がないといけないなと思います。また、気をつけなければいけないのは、こういう災厄を自分の思っているところを実現する好機ととらえようとするものさえいることです。

　久しぶりにホームセンターに出かけました。夏野菜の苗を買うことと、歩かなくなってしまっていることが気懸かりであることがその理由です。とまと、きゅうり、なす合わせて５本の苗を手に入れるために辛抱強く並ぶことを余儀なくされました。しかし、これでいつものように穫れたての野菜が楽しめるというわけです。カボチャ、唐辛子、オクラは種からとしています。買う予定であったゴーヤとししとうは買えませんでしたが、おそらく店への入荷の前日だからでしょう。あらためて行くしかありません。

　マンゼが指揮し、エンシェント室内管弦楽団（The Academy of Ancient Music）が演奏する、ヘンデルの合奏協奏曲集作品6を聴きながら。午後はこれをずっと鳴らしていました。このところ、マンゼ、カルミニョーラ、ビオンディ、クイケンをよく聴いています。うんと前は、ヴァイオリンといえば、ハイフェッツ、シェリング、オイストラフ、グルミョー、パールマン、クレーメルなどを聴いていたのでしたが。いまは、モーツアルトあたりまでは、A=440 よりはA=415のもののほうがいいと思えています。先日、モーツアルトのヴァイオリン協奏曲３番K216の第１楽章を１０人ほどの演奏家のもので聴き比べたのですが、あらためてそう思いました。こうした聴き比べが簡単にできるのもYouTubeのおかげです。

追記（５月１１日）

　３０度まで上がりました。

菜園は、トマト、きゅうり、おくらなど夏野菜がそろいました。一か月半ほどすれば収穫できるでしょう。とくに、トマトは朝日がいちばん入るところ（菜園の最も北側）に植えましたから、大いに期待できます。大玉トマトは実ってくれればほんとうに見事です。ゴーヤと朝顔・夕顔のためのネットも張りましたので、庭仕事はほぼ一段落がつきました。残るは、育苗ポットに種まきをしたオクラ、コスモス、朝顔・夕顔の定植くらいです。

刑事事件の記録はすでにすべて丁寧に読みました。内容的には、ほぼ想定したとおりです。しかし、期日はなお決まらないままです。接見にいくかわりに、被告人に手紙を出しました。

きょう昼食後思いかけず、「欲望の資本主義２０２０」というインタヴユー番組を観ました。スティグリッツというノーヴェル経済学賞受賞者の話は大変に興味深いものでした。規制緩和ではなくいかなる規制をするかが問題である、最低賃金を上げることはイノヴェーションに通ずる、富の再配分のあり方に起因する不平等の進行、経済学が前提とする「合理人」という考え方がかならずしも妥当しないことなど、印象に残る言葉がいくつもありました。宇沢弘文博士の業績も引用されていましたが、誇らしいことだと感じました（わたし自身は、自動車の社会的費用、成田とはなにかなどしか読んではいませんが、いずれも強く印象に残るものです。あらためて、「社会的共通資本」なども読んでみたいと思いました）。トランプについて経済学を知らずに政策実行をしているというスティグリッツ教授のコメントに接して、法の支配の意義を知らずに「民主主義国」を統べていると思えてならない政治家のことや女性法務大臣のことを連想しました。きょう、日弁連も「検察官の定年延長問題」について批判的な一言をしたというニュースを聞きました。

Dall’AbacoのSonatasをInsieme Strumentale di Romaの演奏で、聴きながら。イタリアのアンサンブルにはすてきなものがたくさんあります。

　

４月２８日

★暦の上では、大型連休に入りました。しかし、外出自粛要請が効いて、行楽地は閑散としているということです。しばらくは、みなが自己規律をつよくきかせて辛抱するしかないようです。わたしの頭にも、本栖湖近くの公園や道志道ぞいの芝桜が浮かびます。

こうした災厄は誰に対しても公平な影響をもたらすというのではないようで、とくに社会的弱者に深刻な影響をもたらしています。「エッセンシャル・ワーカー」という言葉も改めて意識されています。富の分配はどうあったらよいのか、社会の階層構成はどうあるのが望ましいのか。こうしたことを真剣に考える機会としないのでは、ただ我慢していると言うにとどまってしまいます。したいと思っても普通はできはしない壮大な「社会実験」の中にいると思えてなりません。

グループ・ホームに暮らす母は元気でいるとのことで、施設の方々の苦労に頭が下がります。もう１月を超えて帰ることができていませんので、こうした連絡をもらうとありがたく思えます。

パーセルの頌歌集Odesを聴きながら。いまは、Z339「Welcome to All the Pleasures」です。これも、磯山氏が「バロック音楽名曲鑑賞事典」でとりあげています。このところは、メゾソプラノ、カウンターテナーという流れで、何を聴くかを選んでいます。

追記（５月３日）

サクランボが赤く熟し始めました。そばにあるキンモクセイは落葉しています。サクランボの実を食べに来るヒヨドリなどによって実も落ちますから、日に２，３度、箒で掃除です。

夏日の到来で、ありがたいことに野菜や花の種がうまく発芽してくれています。ほうせんか、大輪（と袋に書いてある）朝顔、つるなしインゲンなどです。久しぶりに植えたグラジオラスの球根ですが、これもうまく発芽してくれています。昨晩、はじめて採ったさやエンドウを汁にいれて食べました。まさに採れたてでなければ楽しめない味でした。しばらくの間楽しめます。

The Zac Brown Bandのアルバム「Jekyll & Hyde」を聴きながら。　

４月１８日

★低気圧と前線の通過ということで、伊豆地方とは違い雷こそなりませんが、強い雨が降っています。夕方まで降り続きそうです。

　昨日から、Il Giardino Armonicoを聴いています。リコーダー奏者であるAntoniniが導くこのアンサンブルは、８０年代なかばから演奏活動を続けていますが、持っていたのはディスクユニオンですてきなデザインの紙ジャケットが気に入って買った「Viaggio Musicale」だけでしたが、Discogで調べてみるとほかにもいろいろでているようです。いまおもしろいと思っているのは、Il Giardino Armonico Uno - Italian Baroque Music, Deux - French Baroque Musicというタイトルをもった動画です。Viaggio（旅）という点で、上記のCDと同じ趣を持っているといえます。確認してみたら、「クラシック音楽の２０世紀４　古楽演奏の現在」(93)にも彼らの紹介がありました。イタリアで初めての古楽アンサンブルとのことです。当時わたしは、この手のものとしては、とくにMusica Antiqua Koelnに関心が向いていたことを思い出します。教室でも余談で話題にしていました。

　Julia Lezhnevaの歌う、Mozart:Exsutate, jubulateを聴きながら。　https://www.youtube.com/watch?v=DlIPyey3_YY

このソプラノは好きです。彼女は、樺太で育ったようです。

追記（４月１９日）

　雨が上がったきょう、庭をよく見ると、百日草、矢車菊、マリーゴールド、ひまわりが発芽し、勢いよく伸びていることが分かります。気温もだいぶ上がってきたのです。成長が遅かったさやエンドウもようやくふたつみっつ花をつけました。開いたのは白花ではなくて赤花の方でした。じゃがいもはぐんぐん濃い緑を伸ばしています。

　Nicola Porpora（1686?-1766）の宗教曲「De profundis clamavi」を聴きながら。

追記（４月２０日）

　いつからそうなったのか、デスクトップPCでも、YouTubeの「キュー機能」が使えるようになっています。この機能によって、ついさきほど、Niquet Concert Spirituelleの演奏によるBoismortierのSuite Op.40　９曲をストレスなく（もちろん間に広告は入りますが）楽しめました。これは、「Sonata pour Basses」(04)所収のものです。おしゃれです。YouTubeのほうがわたしの好みをAIで計算しいい曲を紹介してくれるミックスリストも、それはそれでいいですが、検索をかけて曲を選び自分の当座のリストをつくりそれを連続して聴くのはまた違います。新しい楽しみ方を知りました。こんなことで、「外出自粛疲れ」とは無縁です。

　この曲集から、Sonata �V a deux parties op14を聴きながら。

 

４月１３日

★朝からかなり強い雨です。寒気が降りているとのことで冷たいです。外出自粛とのこともあってか街は静かで、雨音が際立ちます。裁判所に書面を取りに行く必要があるのですが、内容が分かっているし、出向くのを控えています。晴れたらバイクで行こうかなどと思っています。日比谷公園の地下駐車場には、３５台分の駐輪スペースがあるようです。

　刑事事件の期日も、４月のものが５月中旬にまで延びているようで、新規に入るものは下旬、あるいは６月にずれ込みそうな感じです。なお連絡はありません。期日の変更調整はなかなか難しいことと聞いておりますから驚きませんが、被告人のことを考えると気がもめます。

　一昨日あたりから、すこし離れていた古楽をまた聴き始めています。脇に置いた、柴田南雄「著作集１」、皆川達夫「西洋音楽史　中世・ルネサンス」、磯山雅「バロック音楽名曲鑑賞事典」、国書刊行会「古楽CD100ガイド」などをみながら、ランダムに聴いています。いまは、ヘンデルのアリア集です。ほんとうに優れたメロディー・メーカーだなと思います。

　Mark Padmore, Andrew Manze, The English Concertの演奏する「Handel Arias & Scenes for Tenor」(07)を聴きながら。ヘンデルのオペラはCDでかなり持っていますが、いずれも長いので、こうしたアリア名曲集はありがたいです。指揮者Manzeは大好きで、コレルリのソナタ集作品５、パンドルフィのソナタ集など何枚か持っています。 ちなみに、わたしの好きなヴァイオリニストは、彼のほか、ビオンディ、カルミニョーラなどです。ビオンディの指揮するオイローパ・ガランテ、カルミニョーラと共演するイ・ソリスティ・ベネティも、バロック・オーケスタラとしてイングリッシュ・コンサートと並んで好きです。メゾソプラノのマグダレーナ・コジェナーにもすてきなヘンデル・アリア集があります。これは、ヴェニス・バロック・オーケストラとの共演です。

追記（４月１７日）

　裁判所からの連絡はなおありません。外出自粛は実践できています。ありがたいことに、「自粛疲れ」などするようには趣味・嗜好の世界はできていません。執筆、土いじり、読書、音楽鑑賞などで生活は、それなりに充実しています。時間がとれるので、とくに庭がきれいにできました。きれいにしたあとで、インゲン、カボチャ、ゴーヤ、大葉、ホウセンカの種を蒔き、ダリアとグラジオラスの球根を植えました。一年中庭を花で飾るというようには思いませんが、何かが咲いているという程度にはしておきたいものと頭を使っています。咲いている花を買ってきて玄関脇に置くという考えも持ちません。ホームセンターで買い求めたトマトやキュウリの苗を植える頃、すなわち連休明けの頃にはすこし収まってくれているといいが、と思います。

　L’Arpeggiataのアルバム「Via Crucis」を聴きながら。きょうは、このほか、Manze、Il Giardino Armonicoをずっと流していました。関連書も手元に、バロック音楽に集中しています。

４月７日

★今日夕方までにも「緊急事態宣言」がでるところまで来ました。医療の機能不全が危ぶまれるなかでは当然なことと思いますし、言われているように遅きに失したというべきなのでしょう。裁判所の期日にも影響が出始めているように聞きます。個人レヴェルで言えば、爆発的な感染拡大の因にならないように、感染されないようにどう動くか、これが各人にとっての外出自粛ということなのだと思います。

　古井由吉を読み始めました。ふつう使わない言葉的表現で、細かにある粘度をもって心の動きを表します。逼塞した状況の中で、すこし集中して読んでみようと思います。手元には、「杳子」の入った「自選作品集一」と「辻」があります。

　一休みで、Tim McGraw and The Dancehall Doctors(02)を聴きながら。グラスルーツ風な曲をいくつか含んだアルバムです。Country Artistsについては、つい支持政党が民主党か共和党かを見てしまいます。マックグロウは民主党支持者でした。同じく民主党支持を示しているテイラー・スイフトとのデュエット集が出ています。音楽と政治というのは一つの大きなテーマだなと思います。

追記（４月８日）

　昨夕「宣言」が発出されました。これを受けて、都は、本日午前０時から、徹底した外出自粛を要請することを盛り込んだ「緊急事態措置」を始めるに至りました。事業者に休業を要請する具体的な業態や施設の公表は遅れて１０日になされるとのことです。この措置の実施期間は来月６日までということです。ひとの接触８割減を実現しようとすることで、どういう都市生活が始まるのか、したくない社会実験がなされようとしています。ひとの知性が試されているようにも思います。

わたしにとって、社会的な意味でいまいちばん気になるのは裁判の期日がどうなるかということです。それに向けての準備は、可能な限りひととの接触を避けるという意味で、電車ではなくバイクで移動する、連絡・交渉は電話で済ませるというようにしてきましたし、今後ともそうしようと思っています。その他の点では、研究・読書・音楽鑑賞は書斎ですることですし、野菜や花作りも庭仕事ですから、たいがいの生活時間はほぼひとりで過ごすことができます。高齢であり、ある種の趣味生活をしていることもあって、さほどストレスは生じません。もちろん、社会・経済的な悪影響はとても困るわけですから、早く収束してほしいものと切に思います。母の世話になっているグループ・ホームも神経を遣って預かってくれていますので花鉢でも届けたいな、などとも思っています。

Tim MacGrawのアルバム「Sundown Heaven Town」(14)を聴きながら。少し前までは、むしろ奥さんであるFaith Hillを聴いていたのですが、最近は夫のMacGrawの方をよく聴いています。いいアルバムがたくさんあります。

さらなる追記（４月１０日）

東京地裁の民事事件は連休明けまでの期日を職権で取り消し、あらためて期日指定をすると聞きました。刑事はどうするのでしょう。いまなお連絡待ちの状態です。できるだけ早くとの希望だけは出してありますがどうなるのでしょう。渋谷警察署に勾留されている者に感染者が出たとのこと、府中市民にも感染者が出たとのことで、ひたひたとウイルスが近寄ってきているように感じられます。家にこもっていられる人はいいですが、医療従事者、警察官・消防署の方など不特定多数の者と接しなければならない人の苦労を想います。満員電車での通勤者もそうですね。

ゴーヤ、カボチャ、唐辛子、つるなしインゲンなどの種を蒔きました。緑の季節を迎えようとしているのですが、晴れ晴れとはしません。しばらくこうした状況が続くのでしょう。

ボワモルティエの手になるファゴットなど低音木管楽器のためのソナタをYouTubeで聴きながら。フランス宮廷のための諸作品は優雅です。イタリア系の作曲家の作品も目立ちます。ひさしぶりに磯山雅「バロック音楽名曲鑑賞事典」を取り出しています。ボワモルティエの項に目が向きました。

４月３日

★感染の拡大が止まりません。東京での一日の感染者数が１００人を超えるのも間近なのでしょう。感染爆発はどうかと思いますが、「爆発的な感染拡大」という言葉が現実味を帯びてきています。なんとか「ぎりぎり持ちこたえている」というところで留まってほしいと思います。

　これまでほとんどしなかったことですが、電車に乗るときはマスクをつけるということにしました。一昨日接見に向かう総武線の中でとなりに座ってきた若い女性がマスクなしで思い切りのよい咳をしたものですからいやな思いが残りました。そのひとの向こう隣りは若い外国人男性でしたがマスクをしていました。接見室でもことわってマスクをしたままです。勾留延長はされることなく公判請求がなされることが決しましたので、説明のため明日また接見に出向こうと思っていますが、バイクで行こうと思います。

　アムステルダム・バッハ・ソロイスツの演奏で、テレマンの二つのオーボエ、トランペットのための協奏曲ニ長調を聴きながら。

追記（４月４日）

　予定通り、バイクで接見に行ってきました。少し風が強かったのですが気温が上がったので、被告人には叱られそうですが、１００ｋｍほどのよいツーリングになりました。ある部分は都営新宿線の上を走った（新宿―岩本町）のですが、地上の景色はこんな風なのだとなぜか感心しました。都内を走るバイク便の人たちの気持ちも少しわかるような気がしました。

　ひと段落しましたので、明日からはまた執筆に戻れます。週明けには期日を決めるための書記官からの打診もあるでしょう。

　Brooks and Dunnのコンピレーション・アルバム「# 1s and Then Some vol.1」を聴きながら。

3月２３日

★昨日掛川から戻ってきました。３連休の最終日でしたがコロナ・ウイルスのためか、道路はすいているように思いました。それでも、暖かでしたからバイクがかなり出ていて、道の駅おやまでは、埼玉（春日部）から熱田神宮に出かけるという大型スクーターのライダーとおしゃべりしました。愛川のどこか神社にシュラフで一泊して西に向かっているところのようでした。どこかの神社の札が貼ってありましたから、神社詣でを趣味とするライダーのようです。

　東京はもう満開とのことです。目黒川の桜のニュースを掛川で観ましたが、昨日は上野の模様を紹介していましたが、例年とは様変わりです。遠出をするつもりはありませんが、図書館の前の桜通り、府中公園の桜くらいは観てこようかなと思います。

　レメディ民法はだいぶ進みました。あと三分の一くらいです。

　Garth Brooksのアルバム「No Fences」を聴きながら。1700万枚も売れたそうですが、何故かはちょっと分かりかねます。

追記（３月２７日）

　今日は国選の割当日になっており待機です。普段はあまりしないことですが、携帯電話をポケットに入れて過ごします。

　２５日はロースクール最後の修了式（学位記の手渡しをする会に徹するということでスピーチはほとんどなしでした）でした。７人の修了生を送り出すのに、退職者も含めてたくさんの先生方が集まりまして、５月中旬の試験に向けて皆で激励をしてあげました。９月の祝賀会でぜひ再会したいものです。

　レメディの執筆のために家にこもっているのですが、昨日はコスモス、マリーゴールドなど花の種とサトイモ（石川早生と土垂）の種芋を買ってきました。しばらくやっていなかったのですが、花については小さなポットに蒔こうと思い、２０個ほど用意しました。作業していた時に近いうちに近所に引っ越してくるという人が通りかかり、山桜が立派だと話しかけてくれました。うれしいことです。

　Thomas Rhett のアルバム「Tangled Up」を聴きながら。８０年代から今に至るカントリー・ミュージックにはいいものが多いです。アーティストを知るのに、AccuRadioはとても役に立ちます。Hip-Hop （好きでない）やR&Bが大流行のPop Rock界だから、Country PopやCountry Rockは貴重です。

追記（３月２８日）

　割当名簿の上位にあったためか、昨日１５時前には被疑者国選について選任についての連絡がありました。昨夜２０時前に、さっそく接見に行ってきました。事件それぞれにつき個性があるものだな、と実感しています。おそらく２か月ほど、この事件につき考えることになります。公判期日はゴールデン・ウイークの前後になるでしょう。

　久しぶりにアルバムへの投稿（花の写真）をしましたのでご笑覧ください。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　Musica Antiqua Koelnのアルバム「French Baroque Concertos」を聴きながら。冒頭のBuffardin（ヴァイオリンのための協奏曲）の入りが颯爽として心地いいです。あと、Boimortier、Correte、Quentin、Blavetと続きます。

３月１３日

★３月ももう半ばです。ニュースは、このところずっと、コロナウイルスの感染拡大とその社会的経済的影響のニュースでもちきりです。この４月から社会人としてがんばろうと思っていた新卒者に対する内定取消しのニュースなども聞こえてきました。立場の如何を問わず誰もが何とも抗いがたい情況に置かれています。閉塞感が強まっていきます。感染拡大が「爆発的感染なそれには進んでおらず一定程度持ちこたえている」のではないかという状況下、ひとまず期待したいのは、国内での感染の終息による安堵感がもてることです。高齢者を預かる施設、患者を受け入れる施設は施設内感染の恐れがとくに大きく、病状が重篤化するということで予防に神経質になっていることは当然のことです。わたしの訪れるグループ・ホームでも、面会に際しては「事前に体温を測定してください。７度５分を超える人は面会をご遠慮ください」というのが、「ここで体温を測ってもらいます、７度をこえる人は面会を遠慮いただきます」ということに変わっています。

　古井由吉「槿（あさがお）」に引き続き、藤田宜永「愛の領分」を読み終えました。男・女の関わりにそんなものもあるかという程度の感想です。書き手の取り澄ました気取りが見え、あまり好きにはなれません。しかし、もう少し熟してから書かれた短編をもう何作か読んでみようと思います。こうして続けて読むと、古井の描く虚実ない交ぜの世界がいかに難解かをあらためて思いました。

　レメディ民法の原稿改訂作業を進めています。結果債務・手段債務の分類の意義などすこし債権総論的な部分を終え、請負のところの手直しを進めています。ここでは改正が大きい担保責任についての書き直しが主なところですが、売買の目的不適合規定の準用ということなので、多くはその箇所に譲るという方針で進めています。しかし、そうだから具体的にはどう扱うかに一工夫がいるということではあります。３月末に国選の割当日が来ますので、できるだけ早く済ませなければと思っています。

　マンゼの演奏で、コレルリのヴァイオリン・ソナタ作品１０を聴きながら。　

追記（３月１６日）

　レメディ民法の執筆（すでに出来上がっていた原稿の法改正に係る見直し）をしています。寄託、委任と進めています。始めかけた請負は後回しにしました。この間、中田ほか「講義債権法改正」も読みまして、改めて改正に至る審議過程も確認できました。どこがどう変わり、どこがなお解釈に委ねられているかを確認しながらの執筆です。仕事をしていて、３０年ほど前に借地借家法が改正されたときと同じような気分です。とてもいい緊張感をもちながら仕事をしています。

　そんな次第で、読書はあまり進んでいません。渡辺淳一の短編集「光と影」を読んだくらいです。表題作はひとの運命にかかわる偶然のいたずらの話です。彼の直木賞受賞作です。今回は、もう一冊、読み直しですが「三屋清左衛門残日録」を持ってきています。老いを生きることにかかわり共感できることが多いです。

　コロナ・ウイルスのニュースは相変わらずですが、東から西に拡大し、いまや環流し始めているというところまで来ました。洋の東西を問わず、とりわけ社会的弱者への影響、雇用へのそれが深刻です。何はともあれ、終息に向けた感染対策こそが最も重要な対策ですが、個人としてできることはきちんとしようと思います。

　IPodにとりこんだVince Gillのアルバム「I Still Believe in You」を聴きながら。貧弱な装置で聴いていますが、ここではしかたがありません。

追記（３月１８日）

　昨夜といっても未明に、「三屋清左衛門残日録」を読み終えました。もう３度目になると思います。藤沢作品のうちでももっとも好きなひとつで、読後感がとてもいいです。文庫本の巻末解説に、（三屋の発する）「老年そのものから生まれ出た新たな精気」ということばがありますが、いいなと思います。若さを取り戻すとか、老いてますます盛んというのとは違うように思います。こういう精気に共感しています。　

今週末には府中にもどるという予定で原稿の手直しを進めています。JJ CaleのMy FavoritesをIPodで聴きながら。Claptonが彼を敬愛するのがよく分かります。Caleのアルバムはほぼ全部揃えています。

3月４日

★桃の節句の翌日の今日は、ひんやりしています。

　昨日は暖かく穏やかだったので、庭に出て、種ジャガイモ（男爵）１ｋｇほどを植えました。ことしはメークインも育ててみようとおなじく１ｋｇをホームセンターで買ってきましたが、まだしっかりと固い芽が出てきてはいないので１週間ほど遅らせようと思っています。日に当てておくわけです。加えて、伸びたもので３０ｃｍ余になったさやえんどうにネットをめぐらせてやりました。狭いけれど春の畑の装いになってきました。青虫が出る前に大きくなるだろうと寒冷紗の中に蒔いたほうれん草やサンチュも、双葉が数ｃｍになってきました。ことしはじめて育てているキャベツもたった二株ですが大きくなってきました。

　庭には実のなる木が何種類かあるのですが、だいぶ枝を剪定したキンカンがいつもより少しだけ大きめの実をつけていました。かじると昔懐かしい味、香りがするのですが、嫁さんがはじめてジャムにしてくれました。なかなかいけます。

　同じく庭で少し気になっているのが、10年前に「よすが」として植えたロウバイです。ことしも全く花をつけませんでした。あらためて苗を買おうかと思い始めています。なんという名だったか昨秋とげのある木が一本枯れたので、そのあとが植え場所となります。

　Cyndi Lauperの最新アルバム「Detour」(16)を聴きながら。８０年代からずっと聴いています。

追記（3月８日）

　ここ数日は冷えています。加えて、今朝は雨模様です。

　府中市立図書館もウイルス感染対策として利用制限が始まりました。オンライン予約による貸出と返却のみに限られました。図書館での閲読はほとんどしませんので実害はありませんが、あれこれのことで身に感ずる影響がひたひたと及んできます。いまちょうど履行障害のことを執筆していますので、こうしたことによる債務の不履行については、「契約その他の債務の発生原因および取引上の社会通念に照らして債務者の責めに帰することができない事由によるもの」として、債務者は損害賠償責任を免れることがありうるのだろう、などと想ったりしています。それにしても、ひとつひとつとしては極く小さな生物が大きな感染力をもってたくさんの人に病変を生じさせることによって起きている様々な現象を見聞きするにつけ、現代社会が構造的にいかにもろいかを知らされている気がします。さらには、生物兵器のことも連想されてしまいます。他方で、ひとの知恵や良識が試されている気もします。しかし、ひとまず自分のできることとしては、必要かつ正確な情報を掴むこと、個人、家庭でできる予防対策をきちんと実践することを心掛けるしかありません。

　最近気づいたものに、インターネットラジオの「AccuRadio」があります。音楽専門のラジオ局で、Wifi環境のもと無料で、クラシック、ジャズ、ロック、ブルース、フレンチ・ポップなどなど様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。たとえば、Countryのジャンルを細かく見ると、90年代、００年代というように時代別、クリスチャン、グループ、ロードトリップ、ルーツ、カナディアンなどたくさんのチャンネルが用意されていることが分かります。演奏されている曲について、誰の、何というアルバムの曲かについての情報も得られます。URLは、https://www.accuradio.com/です。

　Garth Brooksの曲「That Summer」を、AccuRadioのCountry,1990s Countryというチャンネルで聴きながら。

 

2月２５日

★毎日新型ウイルスのニュースでもちきりです。感染の経路がはっきりしない感染者が生じ、若年の感染者もあらわれ、感染者の症状の重篤化、さらには感染者に死者もでてきて新たなフェーズに入ったようです。経済への影響がとても大きいようで心配です。マスクの盗難、マスクや消毒薬の高価な転売など付随するいやらしいニュースも伴ってでてきます。このニュースの陰におかれて、桜を観る会問題、東京高検検事長定年延長問題のもつ本質に目が遠ざけられてはなりません。後者については、「立憲デモクラシーの会」の2月２１日付声明にとくに目が向きます。

　きょうも渋谷で自主ゼミです。請負がらみの問題など４問を検討します。一回４問は少しきついですが、きょうも含めてあと７問解くと、使っていた問題集一冊が片付きます。参加者はそのほとんどにつき、起案し、他の人の答案もよみ、とくに債権法改正に絡む部分については注意深く検討しましたから、民法論文対策として良い準備をしたことになったと思います。形の整った、内容のあるいい答案が書けるようになったと感じています。

　LeAnn Rimesのアルバム「I Need You」を聴きながら。

追記（2月29日）

　明日はもう3月です。玄関わきの実のなる桜の花が開き始めました。あとは、大きな山桜、杏を待つだけとなりました。それにしても早いです。送別会や大学の同期会が中止となり、自主ゼミは模擬試験があるため一週間延期となりましたから、レメディ民法に集中できます。

　HesperionXXIのアルバム「Estampies & Danses Royales Le Manuscrit du Roi ca.1270-1320」を聴きながら。NHK総合の鉄道旅の番組を観ていてたまたま九州豊後の古楽器製作者の家族が「Calenda Maya」（五月の日々も）を演奏していたのを聴いたことがきっかけで、昨日は久しぶりにヨーロッパ中世の音楽を聴きましたが、その延長です。このアルバムにも「Calenda Maya」は入っています。

２月１８日

★節句から二週間ほどですが、日の出時刻が６時半に迫っています。各地の梅は、もう満開を過ぎているように思います。郷土の森の梅も満開をすこし越えていました。笛吹ではもう桃が開花し始めているようです。昨年は御坂に行きそこないましたから、今年は桃と菜の花との満開時期に訪れたいものです。

　きょうは自主ゼミで渋谷です。久しぶりに混雑の中に出向きます。新型肺炎のニュースがかまびすしいですから、帰りは5時前の電車に乗りたいものです。きょうの課題は、賃貸借、請負にかかわる旧司法試験、予備試験問題全部で４問です。いずれも改正に関わりますので気を付けて扱わないといけません。

　明日は当番弁護士の割当日となっています。夕方は、法務研究科の（たぶん最後の）「意見交換会」でして、二日連続で都内ということになります。

　数日前から、菜園の畳３，４枚分の土起こしをしました。すき鍬を振り上げるのは気持ちがいいです。苦土石灰と米ぬかをすきこみました。寒冷紗をしてある、もっとも東の陽が入りやすい部分、畳半分ほどにほうれん草とサンチュを蒔きました。

　このところ頭休めに聴いてきたカントリー・ミュージックですが、CMTのリストなどのおかげでだいぶ系統的に聴けています。すこしだけ耳に残っている５０年代・６０年代のもの、８０年代以降のNeotraditionalist Countryもかなり聴きました。いまは、CMTのリストで女性シンガー第１位とされるPatsy Clineのアルバム「The Patsy Cline Story」(63)を聴きながら。わたしはロレッタ・リン（同リストで３位）のように、最近のカントリーはカントリーでないなどとは考えないで、いろいろと聴こうと思います。むしろ、本質的には、７０年代でいえば、Olivia Newton-John, その後のものではShania Twain, Faith Hill, Lorrie Morganなどポップがかったものが好きなのです。

　追記（2月２１日）

　毎年3月初めに行われている大学の同期会ですが、肺炎ウイルスのことを心配してやらないことにするとの連絡が入りました。明日行われる中学校の同級会については予定通りのようです。小さなことですが、影響が自分のところにまで及んできたなということを実感します。

19日に行われた法務研究科の意見交換会、そのあとの会館での懇親会にはたくさんの人が集まり、いろいろお話ができました。よくNHKのニュースなどでコメントをしている��井先生からは、刑事司法のこと、具体的事件における弁護士と検察官とのやりとりのこと、期日一回で判決をもらうことにすることのよしあしなどにつき有意義な話がいただけました。法学部の時からずっと付き合っていただいた酒井先生や芹沢先生ともあれやこれやの話ができて楽しかったです。新学科構想が進んでいる法学部において、数は数十人と少ないがいる法曹志望者のことをどう考えているのか、どう考えていくべきかについてもいろいろ話が聞けました。同日の新聞朝刊に載っていた、２０２０年度に新設される「法科大学院への進学を前提に大学の法学部を３年で卒業できる「法曹コース」」についての動きは全くないようですが、すくなくとも予備試験受験、他大学法科大学院既修者コースへの進学を希望する「よくできる」学生についてどうケアするのかは、一つの大きな課題であることは間違いないところだと思います。

Emmylou Harrisのアルバム「Anthology」をYouTubeで聴きながら。Mark Knopflerとのデュエットアルバム（All the Roadrunning）で知ったエミュリューですが、とても好きです。

追記（2月２３日）

昨日は小田原に行ってきました。小田原市立城山中学校の3年１２組の同級会です。2年ぶりでした。15人ほどが集まりまして、懐かしい話とともに、いま何を楽しみにしているか、どんな問題を抱えているかなどいろいろな話をすることができました。固定になってしまっているのですが、数人の幹事のご尽力のおかげで、楽しいひと時が過ごせました。とてもいい英語教育をしてくださった旧姓譲原という英語の先生が亡くなられたという話もうかがいました。こうした訃報を聞くことが少なくありません。

訃報といえば、昨日新聞に載ったものに、芳賀徹というかたのものがありました。NHK教育テレビの大学講座で聴いて以来とても関心が持てるた比較文化史の研究者ですが、著書の一冊「絵画の領分」はいつも手の届くところに置いてあります。このひとが東北にとても優しい目を向けているということも感じていたところです。

２５日の自主ゼミで扱う課題の検討をほぼ終えました。やはり改正法に関わります。もう少しで40問ほどの課題の検討を終えますが、改正法の重要部分を押さえることができたのではないかと思います。短答の準備で改正条文をよく読んでもいるでしょうから、法改正への対応としてはまずまずの準備が整ったことと思います。明日うちに答案が送られてくることを待ちたいと思います。

YouTubeで、８０S,９０ｓの代表的なカントリー・ミュージック、主に男性歌手によるものを聴きながら。　Nitty Gritty Dirt Band, Kenny Rogers, Alan Jacksonなどごくわずかを聴くだけで、Garth Brooksはむしろ避けていたということでもありましたから、この時期の男性歌手のものはほとんど聴いていませんでしたが、いいものがたくさんあることがだいぶ分かってきました。

２月１３日

★昨日府中に戻ってきました。木、金、土曜日に雨マークがついていたので１２日帰宅ということにしたのですが、前線の位置に関わるのでしょうか、今日ももう陽が差しています。この暖かさに浮かれて、畳３枚ほど土起こしをしました。久しぶりに鍬を握ったのですが、気持ちよかったです。しっかり苦土石灰を撒いてから、寒冷紗の中にほうれん草とサンチュの種を蒔きました。青ものは、これから４月頭までが一年中でも育てやすいです。すでに蒔いてある菜花の成長はとても遅いですが、これからは一気に伸びていくものと期待しています。間引いたものをおみおつけのみにするのですが、香ばしくておいしいです。

　昨日の経路は、国道１号、４６９号、２４６号、１２９号という冬走るいつものコースですが、土産（治一郎のバウム・クーヘン）を買うためもあって途中久能街道（１５０号線）を回りました。静岡市駿河区の大浜から蒲原までの海沿いの道２５ｋｍほどは駿河湾越しに伊豆半島がはっきりと見え、ツーリングに快適です。わたしはしませんが、東京からのライダーは三保にも寄るのでしょう。ウイーク・デイですが、石垣いちごを目当ての人もかなりあるように見えました。

　暖かいので、府中郷土の森に梅を観に行こうかなと思います。

　Chris Stapletonのアルバム「Traveller」をYouTubeで聴きながら。２０１６年のグラミー賞best country albumです。

追記（２月１４日）

　雨の降る前にと、昼食をとったあと理髪店に行きました。どこに行くというのでもないので、カットしてもらうのがずいぶん久しぶりになってしまいました。帰路は頭がすこし冷たく感じられるほどでした。

　１８日の自主ゼミの準備で、課題４問中の半分の検討を済ませました。一問は、司法試験考査委員をしていた時期の請負契約に関する課題です。債務不履行、目的不適合に関わります。契約については、中心は「売・消・賃」ですが、ときに請負、寄託が出題されます。委任は意外と出されません。

　きょう頭休めに聴いたのは、カントリー・ミュージックです。このジャンルは、１９２０年ころから今に至る１００年ほどの歴史を持っています。この点につき、Wikipediaの解説は、２０年代をはじめとして６期に分けていてとても詳しいです。いくつものサブジャンルがありますが、わたしは主としてカントリー・ロック、カントリー・ポップを聴いてきたように思います。Elvis Presley, Bob Dylan, The Band, CCR, The Eagles, John Denver, Gordon Lightfoot, Olivia Newton-Johnなどでした。最近ものでは、Faith Hill, Shania Twain, Lady Antevellum, Leann Rimes, Carrie Underwoodなどを聴いてきましたが、６０年代より前、そして８０年代から今世紀に入って２０年分については、あまり聴いていなかったなと実感しています。「レコード・コレクターズ増刊　カントリー・ミュージック」もそうですが、CMT（アメリカのカントリー・ミュージック専門の有料テレビ局）の示す、「40 Greatest Women of Country, 40 Greatest Men of Country」など種々のリストも参照しながら、いろいろと聴いてみようと思っています。

　Kacey Musgravesのアルバム「Pageant Material」を聴きながら。

２月９日

★５日に掛川に来ました。６日、７日が冷えるとの予報でしたので、暖かいうちにと思って５日にしたのでした。伊勢原・秦野間はいつもの通りの渋滞状況でしたが、あとは快調に走れました。

　「レミディ民法」の仕事を持ってきました。締め切りが３月末とされています。共同執筆者の既執筆部分を読み直し、最近出た新注釈民法など担当部分についての新法規定の解説などを十分に頭に入れた上で、既に執筆済みの原稿の手直しをするという仕事になります。

　仕事以外はいつもと同様な時の過ごし方ですが、昨日は、山田洋次監督作品、（藤沢周平原作）「鬼の爪」を観ました。本としては、中野三敏「江戸文化評判記」（中公新書）を読み始めました。文化の様態には進化論は適用できないとの見地に立つ江戸文化論でおもしろく読んでいます。落語鑑賞、時代小説鑑賞のためにも役立ちおもしろいです。このところ、床についてから時代小説の朗読をよく聴いています。松平氏による隠し剣もの（千鳥、松風、残月、虎の眼など）はとても聴き甲斐があります。

　新刊書で「レコードコレクター増刊　カントリー・ミュージック」を手に入れました。このジャンルについては、Wikipedia（英語版）による解説のほかには、ごく最近までのこのジャンルのアルバムを俯瞰できる資料がなかったので、広告をみて早速購入したのです。それぞれの時期についての解説がきわめて少ないこと、重要なアルバムが落ちていることなど、この本だけでこのジャンルの音楽の概要をつかみ切れないという感想を持たざるを得ませんが、紙数の制約のためやむを得ないというのでしょう。しかし、テイラー・スウィフトに４ページも割きながら、レイディ・アンテベラム、ブラッド・ペイズリー、ケニー・チェズニー、リューク・ブライアン、ジェイソン・アルディーン、トビー・キース、フロリダ・ジョージア・ライン、ダリウス・ルッカーなどのアルバムを一枚も紹介しないのはいただけません。ちなみに、出版が１９７１年という古い本で三井誠「カントリー音楽の歴史」があることを知っていまして、買おうと思いながらなお未入手です。

　JSバッハの「トリオ・ソナタ集」を聴きながら。久しぶりのハインツ・ホリガーです。

追記（２月１０日）

　風の強い遠州としては穏やかな日が続いています。陽のよく当たる縁側で仕事をしていますが、暖房いらずです。

　予報によれば、この好天も１２日までのようです。週末に府中に戻ろうと思っていましたが、週の後半は雨マーク続きですので、１２日に戻ることに予定変更です。

　毎日新聞の書評欄に、新刊書東理夫「アメリカは歌う　コンプリート版」が紹介されていました。カントリーソングの鑑賞にとってとてもいい資料になりそうです。このジャンルは、他に比して、ファン、そしてシンガーの政治性が気になります。その特徴的なあらわれが、反戦の立場で発言をしたDixie Chicksの扱われ方です。なお、先の書評によれば、著者東は、前掲書「歌う」で、戦争のたびにいつの時代にも歌われた反戦歌が甦り歌い継がれてきたことを示している、とのことです。

　Konstantin Klashtorniのアルバム「Kool & Klean Vol. 2」を聴きながら。

追記（同日午後）

９日に、日曜美術館を観ました。写真家Soul Leiter（ソウル・ライター）の特集でした。富や名声を求めず謙虚に生きた写真家によって、街やひとが（こと狙ったとは思えない）意図的でなく個性ある色あしらいによっておもしろく撮られており、印象的です。被写体としてセレブには関心がないようだし、注文者があれこれ求める商業写真からも遠ざかったようです。写真集としてEarly Colorが紹介されていました。「急がない人生でみつけた１３のこと」という（伝記？）映画もあるようです。ソウル・ライターふうの写真というものがあるそうですが、知りませんでした。

Brad Paisleyのアルバム「Playlist: The Very Best of Brad Paisley」を聴きながら。Taylor Swiftのアルバムのうちで、こういうテイストを数曲でもわずかに持っているのは、２枚目のアルバムまででしょう。Lady Antevellum、Carrie Underwood、Shania Twainではなく、Taylor Swiftというのは商魂からか？わたしが編集者だったら、ここ１５年くらいのこのジャンルの女性シンガーでは、Shania TwainあるいはLady Antevellumがいちばんです。 Alison Kraussもいいです。Robert Plant、John Waiteとのデュエットにいいものがあります。

 

２月３日

★今年の立春は、明日４日だそうです。すでに府中郷土の森、小石川植物園とで梅が開き始めているのを観ましたが、暖かな日が続くなかでどこの梅林でも開花はどんどん進んでいくことでしょう。「立春」という言葉はわくわくした気分を引き起こすものですが、暖冬ではいま一つという感じです。

　３０日に訪れた小石川植物園は、ずっと前から行きたいなと思っていたのですが、運動不足を解消しようという気持ちもあってようやく実行しました。最寄り駅は三田線の白山でして、徒歩１０分とちょうどよい距離にあります。園内は広く（８００ｍ弱×４００ｍ弱）、しかも高低差がかなりあるので歩きでがあります。歩くと、平地だけでなく、低部には水場があり、一番奥には大きな池もあって、植物の多様さとともに園内各場所間の変化が楽しめます。建物としては、本館のほか、大きな温室施設、日本庭園の奥にたたずむ旧東京医学校本館があります。とくに最後者は、庭園の芝、樹木の葉のいろいろな緑に紅（色見本で確かめましたが、和名でいう色名は難しいです）と白色（これも厳密にはただ白というのではすまないのでしょう）の外壁がうまく調和していて美しいです。桜、つつじ、かえで、椿などと木の種類も多いですから、四季折々に楽しめる公園だと思いました。一年間有効の入場券があることも解せます。ここを出てから、日本橋、人形町と回りました。目標の一つとしたのが、柳屋のたい焼きでしたが、パリッと焼きあがった鯛は、薄皮で餡はしっとりしていてほどよい甘さに仕上がっていますから絶品と思いました。たった１６０円で買える幸せです。並んで食べる、買うというようなことはほとんどしませんが、この日ばかりは１０人ほどの列を気にもせずに並びました。直前の人ですでに焼けていたものが売り切れ、ほんの数分待つということになったため文字通りの焼き立てを賞味できました。これで、いわゆる御三家ものは、麻布十番の浪花屋のものを残すのみとなりました。

　明日は自主ゼミです。いつものように４問検討しますが、錯誤、瑕疵担保、危険負担などと法改正がかかわりますので丁寧にみないといけません。答案は３分の２ほどが出されていますので、きょうはその添削です。午前中に弁護士会館に寄って、日弁連と第二東京弁護士会の会長選について期日前投票をしようと思っています。

　Brian Culbertsonのアルバム「Live from the Inside」を聴きながら。

　

１月２９日

★昨日は自主ゼミでした。予報にもかかわらず雪は降りませんで、交通機関への雪の影響はなく助かりました。夜はかなりの雨が降っていましたが、今朝は８時を回り青空が広がってきました。予報最高気温は１５，６度のようです。ゼミは休みなしに４時間近くやりましたから少しくたびれましたが、いつものように楽しかったです。機械の売買が解除される前に買主がこれを賃貸していた場合、売主は賃借人に返還を求めることができるか、承諾転貸借がなされていた場合に原賃貸借が合意解除されたとしても転借人に対抗できないとされるがそれをどう法律構成するか、など一見易しそうだけれど実はなかなかに奥が深い問題を考えました。作る過程を考えればそうなるのは当たり前と言えるけれど、本試験問題、予備試験問題は、基礎がきちんと分かったうえで応用的な思考ができるかどうかを確かめるほんとうによい問題だなと思います。その良さを示しながら、さらにこんな風に問うこともありうるなどということも話題にしてあげています。応用力を確かめるとはどういうことかを、実践的に示してあげることが大切だと思っています。今やっている自主ゼミでは売られている本試験問題解説本を使っていますが、「受験指導の専門家」というひとたちがどのような解説をしているかにつき、その良し悪しも話題としています。

　書斎にこもっていることが多く、歩くのが少なすぎると実感しています。昨日も、渋谷までの往復をしただけなのに夜脚がつってしまいました。明日も暖かいようなので、小石川の植物園に行ってみようかと考えています。人形町まで足を延ばせば、柳屋のたい焼きにありつけます。

　Mary Chapin Carpenterのアルバム「Come On, Come On」を聴きながら。ここ数日は、Tim McGraw, Toby Keithなどの９０年代以降のCountry Albumを聞いています。他のジャンルに比べると、歌手の政治的立場がどこにあるかが気になります。イラク戦争を批判したDixie Chicksがカントリーソング・ファンにどう遇されたかを連想します。

１月２３日

★２１日の自主ゼミは、参加者の皆さん各人が４問のほぼ全部につき起案して参加してくれました。前回とは異なり、法改正の影響が小さい課題でもあったので、なんとか全部をこなせました。こうした頑張りがぜひとも成果につながってほしいと願わざるを得ません。債権者代位権、詐害行為取消権については、課題自体には関係しないけれど、改正点の要目を示して注意を促しました。冒頭には、種類債権の特定、その効果、受領遅滞がらみでの給付危険、対価危険の扱いについても復習しました。解釈論に対立もあったりして、なかなか厄介です。次回は２８日です。３月初めまでには教材の課題をすべて終わらせるということで皆さんがんばっていますので、それに応えたいと思います。

　レメディ民法の執筆についても本腰を入れるべき段階に来ています。新機軸の本ですので、出来上がりが楽しみです。共著者である３人が皆さん力ある方なのでありがたいことと思って仕事をしています。わたしの担当部分（役務提供型の契約）については、新法についての「新注釈民法」も既に出ていますので、大いに参考にさせてもらっています。

　ロウバイのニュースが各地から聞こえてきます。今朝のテレビ朝日の依田さんの天気予報でも取り上げていました。ちょっとつけるタイミングが遅くなってしまって、どこのロウバイ林だったか見損なってしまい残念でした。去年は、松田近くの寄（やどりぎ）を紹介していました。いつか行ってみたいなと思っています。なぜか、わたしのところのロウバイは、買ってから１０年ほど経つのにほんのわずかしか花が咲いてくれません。

　Pieces of a Dreamのベストアルバム「Sensual Embrace: More Soul Ballads」を聴きながら。「In the Moment」というアルバム所収のStepper’s “D” Liteという曲を聴いてからのち、Pieces of a Dreamはよく聴いています。こんなのが踊れたらいいなと思います。

１月１４日

★７日のゼミを済ませ、１０日に眼科の検査を受けてから、１１日（土曜日）に掛川にやってきました。国道２４６号、４６９号、１号バイパスという経路ですが、風もなく快調に走れました。３連休の初日ということで、この時期としては目立つほど多くのバイクを見ました。風がなかったので助かりました。この時期の横風は数メートルでも厳しいですから。タイヤを交換し、丁寧な車検も済ませたハーレーはきわめて快調に走ってくれました。途中、藤枝バイパスの原トンネルの辺りで走行距離３万kmに達しました。これまで交換した部品は、バッテリー、整流器、ガスケット、そしてタイヤですが、この程度でよくすんでいるなと思います。８年とすこし乗っているのですが、車体に目立った傷をつけることもなく、もちろん事故を起こすことなくうまく乗ってきたなとあらためて思っています。今回の車検に際して、純正のタンデムシートを調達しました。実際には後ろに人を乗せることはほとんどないので安物でいいと思っていたところ、次男の嫁が純正の方がいいからと、買ってくれました。ありがたいことです。

　元日あたりからすこし咳が出始め、すこし収まったかなと思ったのですが、このツーリングで回復に時間を要しています。熱もないし、咳き込むわけでもないですが、なお喉がいがらっぽいです。回復が遅れるのは歳のせいということもあるのでしょう。

　Shania Twainのアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。

追記（１月１９日）

　今日、掛川から帰ってきました。この時期としては風がなく暖かな日でツーリングが楽しめました。御殿場や山北での気温はおそらく５，６度であったでしょうが、他は１０度を超えていたものと思います。沼津まで国道一号線、沼津から厚木まで２４６号線、厚木から相模原は１２９号線というコースです。２２０ｋｍほどを６時間かけて走りました。燃費は、２３ｋｍ/Lほどでした。フューエルタンクも容量が１２Lしかないハーレーは、用心のため途中で一回給油しなければなりません。満タンにしてオレンジ色の警告灯が点くまでに１８０ｋｍほど走れます。その時の残油量は４ないし５Lです。したがって、警告灯が点いても、８０から１００ｋｍは走れるということです。乗り始めたら頃、東名を走っていてこのランプが点いたので慌てて途中のインターから下道に出たことを思い出します。この点、CBはしっかりしていて、油量計が最低を示した後は、あと何ｋｍ走れるか数字で示してくれますから安心です。車検とタイヤの交換をしたことにより、ハーレーの乗り心地は相当よくなりました。ごつい乗り味が好きな人もいるでしょうが、わたしはやわらかなほうがいいです。

  明後日は自主ゼミです、準備をしなければいけません、

　Elton Johnの最新のベストアルバム「Diamonds」(17)のCD1を聴きながら。

２０２０年１月４日

★新年が明けて、もう４日です。年末２８日から年始にかけての４，５日は、子の声が家の中で響き賑やかでした。孫を抱かせようとしてくれたりする、長男夫婦の気の遣い方をありがたく思いました。３１日の待機日には選任はなくてよかったなと思っています。

　７日にはもう自主ゼミがあります。債権総論にかかわる課題を扱いますので、慎重に準備をしています。履行ができない、あるいはできなくなった場合の取り扱いはなかなか厄介です。善管注意義務という言葉一つにも注意を払わないといけません。Verkehrsitteというような言葉が懐かしく思い出されます。

　この一週間くらいは、家族でSmooth Jazzを聴いています。いまは、YouTubeで「the smooth jazz loft vol.8」を聴きながら。いずれのカテゴリーの曲も、２０００年に入ってからのものはあまり聴けていないなと思っています。

　

１２月２７日

★クリスマスも過ぎ、いよいよ年の瀬です。ようやく年賀状はがきを手に入れました。いつものペースですが、３１日がまた国選の割当日になっていますので、選任される可能性がある以上、きちんと書いてしまわないといけません。

　アーヘンに住む友人Ingoからメールがありました。元気にやっているとのことですが、一年があっという間に過ぎたと書いていました。同じだなと思いました。退職したらもういちどヨーロッパで数か月あるいは半年くらいは過ごしたい、彼の家も訪れたいと考えていたのですが、海外旅行にすらいかないで３年過ごしてしまいました。Ingoのところは、一人っ子である長男に男の子がふたりあるようで、賑やかなクリスマス休暇を楽しんでいるようです。こちらも、明日、福島から長男家族４人がやってきます。賑やかになります。

　Joe McBrideのアルバム「Double Take」を聴きながら。

追記（１２月２９日）

　きのう午後から賑やかになりました。みな健やかなことをありがたいことだとつくづく思います。

　年末年始とくになにかをするということはほとんどありませんが、楽しませてもらったからと思い立ち、バイク２台の洗車をしました。メッキ部分に小さな錆が出ていることが気になりますが仕方ないなと思っています。ハーレー・スポーツスターは持ってからほぼ１０年、CB１１００はほぼ５年となります。１２月に入ってからハーレーの車検をとりましたが、なおしばらくは乗り続けようと思って、タイヤを取り換え、ガス漏れの修理をしました。これまでは車検時に２人乗りとして通すために借りてすませていた（したがって実際には二人乗りはまったくしてこなかった）タンデムシートも新たに純正品で買ってとりつけました。ハーレーのディーラーが１０万ｋｍは大丈夫というのですが、いま走行距離３万ｋｍほどです。これまでの大きな修理は整流器とガスケット交換だけです。CBにくらべハーレーは軽いし、足つきがいいので、買い替えるとしたらCBの方にしようと思ってのことです。

　Bob Dylanのアルバム「The Best of  Vol.2」(00)を聴きながら。

追記（１２月３１日）

　今日は国選の待機日です。連絡がある場合には、逮捕されて送検されるまでの時間を考えると、２９日から３０日にかけての犯罪に関係します。事件はない方がいいですし、加えて正月松のうちくらいは穏やかに過ごしたいものとも考えます。

　晦日としては暖かく穏やかな日です。最高気温は１８，９度まで上がるとのことです。

　ことしも、歳のことを考えると、本当につつがなく過ごすことができました。脳と身体をよく動かし、こころもほどよくときめくということで、ありがたいことだと思います。好奇心は衰えることがなく、新規なものによく出くわせています。

　Konstantin Klashtorniの「Smooth Jazz」のシリーズをYouTubeで聴きながら。このところ、Brian Simpson、Brian Culbertsonなど聴きやすいものを楽しんでいます。

１２月２０日

★１５日に、予想に反して、国選弁護人として選任されまして、しかるべく任務を執り行い、昨日午後の釈放によって仕事が終わりました。被疑者のために最大限誠実に執務しましたので、ここちよい疲労感が得られました。事件にはそれぞれの個性があり、いつものようにいろいろと知ることができ、実務家としての経験値が上がりました。

　昨日とうって変わり穏やかで日差しの暖かい日です。おかげで、図書館まで散歩しようと思えます。

　Kurt Rosenwinkel のアルバム「Our Secret World」(10)を聴きながら。「１００年のジャズを聴く」によって、最近のジャズ・シーンを知ることができありがたいです。このところの傾きは、Metalです。これについては、レコード・コレクターズ増刊「Hard &　Heavy」とローリング・ストーンズ誌による「100 Greatest Metal Albums of All Time」を参照しています。音楽鑑賞についても、食わず嫌いはいけないなと改めて思っています。

追記（１２月２２日）

　このところ床に就くと、YouTubeで朗読を聴いています。一昨夜は、竹西寛子「くじ」、藤沢周平「鱗雲」、そして昨夜も、藤沢「臆病剣松風」、小池真理子「秘密」などを聴きました。イントネーション、語尾の扱いなどで聴くに堪えないものがたくさんありますが、松平定知さんの「暗黒剣千鳥」、「隠し剣鬼ノ爪」のようにさすがというものもわずかながらあります。NHKのラジオ文芸館の短編朗読はほぼ安心して聴けます。

　The Ramsey Lewis Trioのアルバム「The In Crowd」を聴きながら。小気味いいです。

１２月９日

★昨日府中に戻ってきました。

　快晴で風もなく、気温は、御殿場や山北を別にして、１５度くらいはあったかと思われる絶好のツーリング日和でした。そのためでしょう、道の駅小山の駐輪場はバイクがおさまりきれない状態でした。富士山麓の近くは、日影が滑りやすくなっているだろうと考え、１号線と２４６号線（沼津から厚木）を走りました。３月まではこのルートです。距離は、２２０ｋｍほどでさほど変わりません。小山からの富士山は青空を背景に見事でした。

　あすは久しぶりの自主ゼミで渋谷です。

　Elton John のアルバム「The Very Best of E. John」を聴きながら。

追記（１２月１４日）

　１０日のゼミで、１２月から３月頭にかけてのゼミ日程を決めました。B評価答案が書けるほどの参加者に対して、法改正対応を謳うある教材を使い司法試験・予備試験問題を検討することを通して、総則・債権法改正についての理解を深めてもらおうと思っています。

　１２月の後半は、国選待機日が３回あります。名簿での順番を考えると、実際に選任されることはないかもしれませんが、引き受けることになったら誠心誠意頑張ってあげようと気を引き締めています。保釈についての最近の実務傾向もしっかりと意にとどめました。

　昨日までに後藤・村井・柳楽「１００年のジャズを聴く」を読み終わりました。これを読みつつ、最近のジャズ・シーンに、スクリーミングによってアクセスしています。この本の１２９頁に後藤の「俺なんかも昔は本当にフュージョンを忌み嫌ってたんだけどね、最近になって聴くとなかなか心地いいなって思うこともあるわけよ。ただそれはさ、状況との関数なんだよ」などという発言が記録されています（１３０頁にも同旨の発言）。こんな言を聞くと、評論家が好みの問題についてときに示す傲慢さ、非寛容さが見えてきて不愉快な気分が生じます。受け入れられるにはそれなりの理由があるという柳楽の間主観性が好ましいです。

　テレビを観ることはあまりしませんが、先日スイッチをいれたら偶然「ヒストリア」をやっていまして、３０分観てしまいました。開戦にちなみ上原良治を取り上げていました。よく知られた逸話とはいえ、学徒出陣し特攻兵として２２歳で亡くなった上原の「所感」は留意しなければいけないなと改めて思いました。上原が愛読した「クローチェ」そして「都市の論理」の著者である羽仁五郎の名も懐かしく思いました。

　Kirk Whalumのアルバム「For You」を聴きながら。ジャズ史やジャズ評論を頭に入れて聴くことは意義あることですが、たとえばAlbert Aylerを眉間にしわ寄せて聴くことはないなと思います。よくFusisonやSmooth Jazzを好きだというひとのウエッブ・サイトに、これをはばかるような文章が書かれていることがありますが、はばかることなんかないのです。個々人のプリファランスの問題でしかありません。わたしは、ただ、食わず嫌いをしない、知らないでいるのはもったいないというふうに、あれこれ教えられていろんなものにアクセスしているのです。

追記（１２月１５日）

　今日は国選の待機日です。名簿上順位５番目ですから、選任はないとは思いますが、１０時から１７時半まで待機モードです。１７日の自主ゼミの準備をしながら、連絡を待とうと思います。

　John Petrucciのアルバム「Suspended Animation」を聴きながら。

１１月３０日

★こちらに来てから１週間が過ぎました。読書中心の生活をしていますが、ペースは３回の食事によって保たれています。セレベスの煮付け、カレイの煮付け、ぶりの照り焼き、具いっぱいのチャーハン、鳥の唐揚げなど上手になりました。少なくとも夕食は１汁２菜にはなっています。家事も仕事もという場合はきついでしょうから大きなことは言えませんが、家事は嫌いではありません。

　温かい静岡県ですが、きょうは１３度くらいまでしか上がりませんでした。朝は３度にまで下がったようです。冬ですね。明日はもう師走ですから当然です。

　テレビはふだんあまり観ませんが、昨夜はNHK静岡ローカル番組「静岡スペシャル」というものをたまたま気づいて観ました。内容は、「呑み鉄本線日本旅」で「天竜浜名湖線の旅」、「小さな旅」で「熱海」の再放送でした。天浜線の始発駅は掛川、熱海は小・中・高生の時期に住んでいた街ということでいずれも縁のあるものでした。とくに、前者では、国香、花の舞いという沿線のふたつの酒蔵、天竜二俣駅の旧国鉄時代からの鉄道施設は興味深かったです。静岡酵母がきれいでまるい酒を生み出すという話は始めて聴きました。

　次回の自主ゼミは１２月１０日となりましたので、いましばらくこちらにいるつもりです。寒い中を走るのはきついので、気温が１２，３度はほしいです。１０日間予報を見ながらいつにするかを考えようと思います。

iTunesで2013/8/17に編集したリスト「Oldies 60s」を、I-Padで聴きながら。

追記（１２月４日）

すこし西風がありますが最高気温が１５度くらいの日が続いています。この時期としてはありがたい日差しをもらっている感じです。ずっと家にこもっていましたから、きょうは電車に乗って磐田にあるヤマハのコミュニケーションプラザと浜松城に行ってみようと思っています。プラザは、オートバイ博物館・展示館のようなところです。こうした施設を訪れるのははじめてですので楽しみです。

今回の掛川滞在がいつもよりすこし長くなりました。今週末までには府中にと思っています。風の強くない晴れた日がほしいです。御殿場や山北では望めないでしょうが、気温も１０度以上ほしいです。

Keith Urbanのアルバム「The Story So Far」を聴きながら。

追記（１２月５日）

今朝は風もほとんどなく晴れ上がっています。

昨日訪れたヤマハ・コミュニティ・プラザは、思った通り楽しいところでした。展示されているのは、ボート、スノーモビルもありますが、やはり主にモーターバイクでした。１９５５年製YA-1から最新の製品、ダカールなど各種のレース参戦車を１時間半ほどかけてゆっくり観ました。そのあと、足を西に伸ばし、浜松城を訪れました。庭園、野面積みの石垣などを楽しむことができました。

Elmore Jonesのアルバム「Blues Master Works」を聴きながら。

１１月２６日

★２２日に原稿を第一法規に送って仕事が一段落しまして、２３日に掛川に来ました。東から湿った空気が入っているとのことで、厚木辺りまでの予報は雨ということでしたが、以西は曇り、御殿場から西は晴れとのことでしたから、思い切って走りました。気象協会の１０日間天気、１時間ごとの予想表示はありがたいです。８時頃の出発としましたら、（もちろん雨の対策はしましたが、）たいして濡れずに走ってこられました。このところ国道４１３号ではなくて２４６号線を使っていますが、山北あたりの渋滞が毎回ひどいです。道路が濡れていましたし、他の車が作る水しぶきをすこし浴びていますから、バイクを洗ってあげないといけません。

　きょう２６日は、いまにも雨が降りそうな日です。気温も１５度まで達するかどうかといったところでしょう。きのうまでの３日間は２０数度でしたから、大違いです。母のところからの帰り道、案の定、ぽつぽつ落ちてきました。

　読書を楽しんでいます。藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」と西崎憲「全ロック史」を併読しています。

　大滝詠一「A Long Vacation」を聴きながら。J-Pop史上ベストテン内に位置づけられるだろうすばらしいアルバムです。リアル・タイムでこういう音楽を楽しめていたのだなと思います。「ミュージック・マガジン」２０１９年４月号（同誌創刊５０周年記念号）に「５０年の邦楽アルバム・ベスト１００」という特集がありますが、もちろん上位に挙げられています。「文系インテリが青春期にはまった」音楽という評もあるようですが、それもいいでしょう。おしゃれな気分がすきです。このベスト１００は、音楽批評の世界に住んでいる人たちの好み（あるいは評価）のリストで、自分のリストあるいは評価基準とくらべるとおもしろいです。

追記（１１月２８日）

　今朝の気温は１１度。明朝の予想は７度と言っていますから、まさに季節は冬に入り込む気配です。府中に比べると２，３度、ときに５度くらい違うようですが、こちらでも電気敷毛布を使い始めました。

　長期政権の奢りにかかわるニュースがまたぞろ繰り返し報道されています。「誠実」に生きるということを為政者はどうも忘れてしまっているようです。内省をしない人たちに大事なことは任せられないはずなのですが・・・。ローマ教皇が日本の印象をあらためて持ち、これをふまえて上智大学で学生に向けてした講演内容を読みたいと思っています。

Within Temptationのアルバム「The Q-Music Session」を聴きながら。紙の素朴なジャケットに収められていますが、持っているたくさんのアルバムの中でももっとも好きなアルバムのひとつです。よく取り出して聴いています。カヴァー集はいいです。

追記（１１月２９日）

きょうは３日ぶりの好天です。縁側の柔らかな日差しがありがたいです。遠州は西風が強いのですが、それもなく穏やかです。

ホームセンターまで一走りして、シクラメンでも買ってグループ・ホームに持って行こうかなと思っています。いつものように母と小一時間のおしゃべりを楽しんでこようと思っています。

相変わらず読書中心の生活ですが、きのうはDVDで「夢千代日記」を観ました。過日、NHKの番組「プロフェッショナル　仕事の流儀」で吉永小百合を観たからです。いい作品だと思いました。今回は、「秋のソナタ」、「春との旅」との３枚を借りて持ってきています。

T-Borne Walkerのアルバム「T-Borne Blues」を聴きながら。   

１１月１８日

★今日は当番弁護士の担当日で一日待機していましたが、連絡はありませんでした。次回の国選割当日は１２月１５日です。刑事事件は少ない方がよいのですから、こうした場合、よかったなと思うことにしています。

　判例体系の原稿書きはもう少しというところまで来ました。今日は待機しながら、明日の自主ゼミの準備をしていました。法改正に関連するかを意識しながら、過去問の検討をしています。送られてきた答案の添削も済ませました。

　週末に掛川に帰ろうと思っています。すこし早いですが、自主ゼミのこと、国選割当日（１８日、３１日）のことも意識して動きます。

　Night Wishのアルバム「Once」を聴きながら。このところ、これまであまり聴くことのなかったHeavy Rock, Metalを聴いています。なかにはメロディアスなものもあり、いいものもあるなと感じ始めています。Motley Crue, Metallica,・・・

追記（１１月２０日）

　判例体系の原稿締切り日です。送付できるかは微妙ですが、「ほぼ終わり」というところまでにはいきそうです。

　いま脇に、西崎憲「全ロック史」（人文書院）という本があります。図書館から借りてきたもので、まだ斜めみている程度ですが、とてもおもしろく、買おうかなと思います。バンドの位置づけにかかりところどころに楽曲の歌詞が紹介されているのが好ましいです。この点が本書の特徴を成すように思われますが、これはこの本の成り立ちに関わるようです。

　Diana Rossを取り出して昨夜から聴いています。いまは、アルバム「Swept Away」(84)です。The Supremesからずっと聴いてきました。

１１月１０日

★この１週間はまさに小春日和という言葉がぴったりの好天気に恵まれています。

　８日は、自主ゼミで久しぶりの渋谷でした。渋谷スクランブルスクエアの１１月１日開業もあってか駅ビルのあたりはいつもより混んでいたように思います。しかし店舗を横目に通り抜けただけで、スクエア自体にはさほどの関心はありません。用意された答案を踏まえて３時間ほどかけて問題を検討したゼミ自体は、いつもどおり楽しかったです。深く考えてもらえたと思います。

　判例体系の締め切りが今月末となっていますのでその仕事をし、合間に葉室氏の小説を読んでいます。帰ってきてからは、「さわらびの譜」、「風花帖」と読みました。

　菜園については、大葉を片付け、寒冷紗を設け小松菜、菜花の種を蒔きましたが、２月まではあまりすることがなくなりました。日当たりがよくないので仕方ないのですが、大根の伸びはゆっくりしたものです。サトイモの収穫についてもあと１か月は待たないといけません。

　Photo Albumの「四季折々２」に掛川からの帰りに富士山麓で撮った写真を２葉アップしました。ご笑覧いただけると幸いです。echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　このところ、Kenny Loggins, Glen Campbell, Harry Nilssonなどを聴いています。NilssonのWithout You, Only Youなどは、あれこれ思い出されて切ないです。

　Glen Campbellのアルバム「Greatest Hits」(71)を聴きながら。 Country Tasteのものですが好きです。

追記（１１月１１日）

　明け方久しぶりに雨が降りました。小松菜、菜花の発芽にとってありがたい雨です。

ひと休みで、Jaye P Morgan のアルバム「Jaye P Morgan」を聴きながら。Jazz Tasteでいいです。女性のAORはそれほど多くありません。好きなのは、このほか、Brenda Russel, Frannie Golde, Sheilaといったところです。

１１月３日

★文化の日です。三連休の中日ということですが、午後雨がありそうです。秋の叙勲ということで報道がなされていますが、本当の意味で顕彰されるべきは人知れず額に汗している市井のひとびとなのではないかといつも感じさせられます。家永「日本史」各章の扉のことを連想します。

　日曜日の今日は、いつものように「さわやか自然百景」と「小さな旅」をみました。南アルプス仙丈ヶ岳のカールに咲く花々と蝶・野鳥、助け合って暮らす南会津町の人々、いずれもすてきでした。

　掛川に来てから１週間になろうとしています。仕事も読書も進んでいます。本は、葉室「草笛物語」（５冊からなる羽根藩ものの最後の一冊。「蜩ノ記」から始まるこのシリーズはいずれもよかったです）、新田「芙蓉の人」を読み終え、いまは葉室「銀漢の賦」（松本清張賞受賞作品）です。一間×四間の縁側に簡素な机を置いて仕事をしているのですが、日差しが暖かく快適です。

　Simple Mindsのアルバム「Life in a Day」を聴きながら。

追記（１１月５日）

　こちらに来てからずっと晴れて穏やかな日が続いています。さすがに朝の気温が１０度近くまで下がってきてはいますが、とても過ごしやすいです。

　「銀漢の賦」を読み終えました。とてもいい読後感を味わうことができました。葉室氏の作家デビューから２年目である５６歳のときの作ですが、漢詩を素材としてうまく配して、三人の男の友情が描かれています。物語の最後のところで示される蘇東坡の「脚力尽きる時山更に好し　有限を将って無窮を趁（追）うこと莫かれ」という詩節には動かされます。また、このような友情というものに自分は恵まれたであろうかということも思いました。ちなみに、葉室氏は、２０１７年に６６歳で亡くなられたので、１０年ほどの作家生活ですが、すばらしい作品をいくつも残されたなと思います。まだまだたくさん書きたいことがおありだったろうなと思います。文庫本の帯にある「日本人の心性」というようなことはともかく、記者生活を長くした葉室氏のひととしての練熟を感じさせられる作品が少なくないです。女性、敗者、社会を真に支える者へのまなざしが優しいです。勝者のこころの奥底にある懊悩にすら目が向けられています。あらためて（唐詩ではなく）宋詩を読んでみようかなとも思いました。

　Eric Clapton & His Friendsのアルバム「Breeze」を聴きながら。J.J. Caleへのオマージュです。

さらなる追記（１１月６日）

　今日府中に戻ってきました。国道１号、４６９号、２４６号、１２９号というルートでした。この時期としては最高のツーリング日和でした。十里木展望台では、四国からのバイク乗りに出会いました。バンデットで高知から富士スピードウエイまでの往復ということでした。途中フェリーを利用したとのことですが、２，３日の日程で下道をよく走るものだと思います。

　Three Dog Nightのベストアルバムを聴きながら。Family of Man, Black and White, Mama Told Me(Not to Come), One Man Bandと懐かしい曲満載ですが、何といっても極めつけは、Old Fashioned Love Songです。

10月３１日

★今日で10月も終わりです。昨日同様穏やかで暖かいです。

　期限が一月後となってようやく判例体系の仕事のペースが上がってきました。２５件ほどの判決を整理しています。いまやっているのは、いずれも公序良俗違反が問題となった事件で、一読して判決内容を理解してもらえるほどに反公序良俗性（あるいはそうとまではいえないこと）を示すべく文章を簡潔にまとめることにはかなりの手間がかかります。だからやりがいがあるとも言えるのです。

　掛川でこのサイトの更新ができるのはスマート・フォンを使い始めてからのことです。テザリングという技術のおかげです。ありがたいことです。たいしたギガ数の契約を結んでいるのではないのですが、たかだか月に１０日ほどの滞在ですからこれで十分です。

IPadで、久しぶりにJ-Popを聴きながら。ITunesで編集したマイ・フェイヴァリッツというリストのひとつですが、有賀、稲垣、角松、マイ・リトル・ラバー、沢田さんたちの曲が入れてあります。

追記（１０月３１日夜）

昨日と同じように過ごしています。かなり仕事が進みました。うまくペースが上がってきています。一般条項に関わる判決なのでいろんな事案に遭遇しておもしろいです。保険について先ほどまで考えていたのに、いまは雇用契約といった次第です。

首里城の火災、河井法務大臣の辞任、被災地の農作物被害など暗いニュースばかりです。

引き続き、Hi-Fi Set,小田和正、岡村孝子など、J-Popを聴きながら。ここにはCDはほとんどないですが、IPod,IPad,PCのSDXC-Card（すべて、容量128GB）を合わせると相当の数をアルバムを持ってきていることになります（Groove ミュージックの示すところによれば、SDXCだけでCD３５０枚ほど。重複がありますが、合わせるといろんなジャンルのものを５００枚は持っていることになるでしょう）。

１０月２５日

★朝から雨続きで、ひんやりしています。膝掛けをしています。台風、秋雨前線の影響でこのところよく降ります。今日も千葉の一部には避難勧告が出ているようです。本当に気の毒です。

　きょうは仕事をしていますが、いま借りている葉室麟「秋霜」に予約者があるということを知りましたので、読み終わろうと、すこし時間を割いています。葉室氏の羽根藩シリーズは、「蜩ノ記」から「潮鳴り」、「春雷」、「秋霜」と読んで来まして、「草笛物語」を残すのみとなりました。掛川にそろそろ帰ろうと思っていますので、持って行こうと思い図書館に予約しました。「実朝の首」、「秋月記」、「蜩ノ記」、「峠しぐれ」あたりから始めてずいぶんたくさん読んできました。宮尾「一弦の琴」はちょっととまってしまっています。

　Iron Maidenのアルバム「Somewhere in Time」を聴きながら。眠気覚ましに緑茶で一休みです。Heavy Metalは、あまり聴くことがありませんが、かのWall Street Journalのリストに挙げられているものくらいはと思っています。ちなみに、Metallica, Scorpions、Alice in Chains、Avenged Sevenfoldなどです。一般に、おどろおどろしいディスク・ジャケットで外装されています。これも苦手です。

追記（１０月２９日）

　掛川に来ています。午前中は雨とのことですが、昨日はこの時期としては格好のツーリング日和でした。２４６号線・４６９号線というコースをとりました。台風１９号の影響を意識して道志道は避けました。途中道の駅小山でひと休みしたときに、ユタから来たという人に写真をとられました。（老人の）ハーレー乗りに関心を持ったのでしょう。撮ってもらったわけでもないのに、撮ったものを送ってもらうことにしたわけでもないのに、ありがとうと言ってしまいました。ちょっとおかしいですが、自然な気持ちでした。関心を持ち合うことはいいことだと思います。その前には、トイレの前のゴミ箱をきれいにしている６０歳になろうかと思われる女性スタッフとも、お世話になっていますから始まって、この前の大雨の被害はなかったですかなどとおしゃべりをしました。その続きとなって持てた自然な気分のように思います。ところで、ハーレーの燃費はリッターあたり２３，４ｋｍですが、タンクの容量が１２リットルしかないので、なにかあって燃料切れが起こってはいけないといつも途中で一度は給油します。CB1100EXには残量計、走行可能距離計までついていますが、スポーツ・スターでは残量４，５リットルのところで黄色の警告マークが出るだけです。昨日は多摩の柚木近くで一回（７リットル）、掛川で到着前に一回（８リットル）給油しました。快調に走れたおかげでしょうが、両ガソリンスタンド間がちょうど２００ｋｍ、消費燃料８リットルですから、燃費は２５ｋｍ/Lとなり、この数字は過去最高でした。細かいことですが、ガソリン代は場所によってかなり違います。富士あたりではレギュラーガソリンがリットルあたり１４５円するようですが、柚木では１３５円、掛川で１３７円でした。たとえば山中湖あたりで高いのは分かりますが、富士市内の１４５円はちょっと高いなと思います。もっとも、片道２１０ｋｍほどですので、ただ往き来するなら９リットルあれば十分に走れるのですから、この違いはわたしにおいて実質的にはたいしたことではありません。

　Bobby Caldwellのアルバム「All Time Greatest Hits」を聴きながら。レコードコレクターズ増刊「(Disc Selection Series) Hard & Heavy」をAmazon経由で買いました。１９６８年のCreamの「Wheels of Fire」から２００３年のEvanescenceの「Fallen」などまで、これまでもかなり聴いてきましたが（Led Zeppelin、Deep Purple、Aerosmith、Van Halen、Def Leppardなどむしろとても好きなものもあります）、どのようなバンドのものが挙げられているか、どこまでは聴けるか、すこし考え整理してみようと思い始めたというわけです。

さらなる追記（１０月３０日）

　きょうは快晴です。朝一番に洗濯をしました。いつもどおり、広い縁側で仕事をはじめます。左から暖かい日差しが入ってきます。太陽が低くなってきたなと実感します。昼過ぎに母に会いにグループ・ホームまで歩こうと思います。ここから２０分ほどの距離、水垂というところにあります。

　Pet Shop Boysのアルバム「Super」を聴きながら。

１０月１９日

★肌寒い日が続いています。昨夜は雨音がずっとしていたように思います。それにつけても、台風の被災者が気の毒です。リンゴ、イチゴなど、農業の被害も甚大です。３，４百億円と言います。

　肌寒さのためでしょうか、朝のコーヒーがおいしいです。コーヒーを飲みながらの音楽もいいです。いまも、David Fosterのアルバム「A Touch of David Foster」を聴いています。フォスター作曲、プロデュースの名曲集です。Peter Cetera, Al Jarreu, Chaka Khan, James Ingram, Manhattan Transferなどによって、Adult Orientedな曲が演じられます。おしゃれです。

　ある人からのメールに、ビートルズが好きだという学生のことが書かれていました。今の若者はビートルズをどう聴いているのかな、と思いました。それとともに、下宿した部屋、友、小説「ノルウエイの森」のことなどがなつかしく想い起されました。今年は、Abbey Roadの５０周年記念の年とのことです。昨日久しぶりに通して聴きました。仙台の東一番町の北のはずれのもっぱらビートルズを大音量で流す喫茶店でCome Togetherを聴いたことも思い出しました。いまの学生は４０，５０年後誰の音楽を思い出すのでしょう。Adele, Maroon 5, Ed Sheeran, Sam Smith, Taylor Swift, OneRepublic, One Direction, Justin Bieber, Fall Out Boy, Eminem ? わたしが若者だったら、Coldplay, OneRepublic, Arctic Monkeys, Travis, Killers, John Mayer, Owl Cityあたりかな。

　David Fosterの上記のアルバムを聴きながら。

追記（１０月２３日）

　久しぶりに晴れています。ひんやりしていますが気持ちいいです。さきの土曜日（１９日）に寒冷紗を張ったのですが、そこに冬菜、菜花の種を蒔こうかなと思います。菜園は、あとひと月ほどで収穫できるサトイモと、大きくても１０ｃｍほどの大根だけです。青葉もありますが、これは種を採るために残しているものです。葉は固くなってしまっていて食べられません。

　Gram Parsonsのアルバム「GP」(72)を聴きながら。　

１０月１２日

★大型で強い台風が紀伊半島以東を襲うとのことで、緊張が高まっています。東京は、夕方から１３日の未明にかけてのようですが、昼頃から鉄道は地下鉄も含めてほとんどが運休するであろうと報道されています。房総半島の先に住む方々の心配は、建物の修補が済んでいないうちの来襲ですから、さぞ大きいことでしょう。８時を過ぎて雨あしが強まってきました。

　このところ秋が深まりつつあり、朝の気温も１５度前後までに下がってきています。部屋着も長袖に変えました。前庭のピンクのコスモス、キキョウもそれを告げているように思います。いずれも淡い色合いで好きです。

　１０日から、自主ゼミが再開されました。改正法により本試験問題・予備試験問題を検討することにしています。言うまでもなく問題が旧規定に基づきつくられていますから、問題文に、かつてはレリヴァントであったがいまはそうでない事実、意味を失った当事者の反論、成り立たない設問が含まれるということで、どう扱うかを考えないといけませんが、それ自体が勉強となります。隔週のペースですが、改正されたうちの主要部分は、両試験で問われた事例問題の処理を通して理解をしてもらいたいものと思っています。その意味で、１０日に扱った「平成１９年本試験民事系第２問」は、再出発の時点で検討する問題としてとてもふさわしい問題と思った次第です。

　この半年ほど、PCを使っているときに気になっていたのは、USBデバイスのオン・オフに際して発される音でした。デバイスの操作をしてもいないのにこの音が出るのです。その原因が何かをあれこれ考えていたのですが、あまり使うことがなかった小さなマウスを使ってその原因に思い至りました。すなわち、マウス自体の経年劣化によるということです。これまでサイズ・形状上手に馴染んでとても良いと思って上部表面の塗装がはげるほどに永く使ってきたArvel MS28RDふたつをとりかえてみたら、ひとまず音は止まりました。そういえば、たしかにマウスのクリック操作がスムーズにいかないことがあることも感じてはいました。このまま落ち着いてくれるといいなと思っています。

　Coldplayのアルバム「A Rush of Blood to the Head」を聴きながら。実によいアルバムです。因みに、コールドプレイは、１９９６年にロンドンで結成されたバンドで、このアルバムは１４５０万枚売れたそうです。Wall Street Journal the Most Popular Rock Bandでは、２５位にランクされています。１９９０年以降のバンドとして、彼らより上位のバンドは、Linkin Park, Maroon 5だけです。わたしの好みと言えば、これらより圧倒的にColdplayです。

追記（１０月１５日）

　台風１９号は大きな爪痕を残しました。被災に心を寄せるのは自然なことで、狩野川台風の時ほどの死者が出なかったからといって、思いのほか被害が大きくはなかったなどと言ってはいけません。社会における富の分配に重きを置かない人の弱者に向けるこころのありようが見えてしまいます。千曲川、那珂川、阿武隈川など名だたる大河川の堤防の崩壊は実に恐ろしいです。

　読書は相変わらず葉室ものです。「春雷」、「おもかげ橋」、「紫匂う」、「いのちなりけり」と読んできています。手元には、さらに「秋霜」、「散り椿」、「柚子の花咲く」があります。女性を主人公とするものもいいです。

　Al Stewart & Dave NachmanoffのLiveアルバム「Uncorked」を聴きながら。Al Stewartは、１９４５年生まれです。

追記その２（１０月１６日）

　判例体系の仕事を再開しました。毎度のことですが、一般条項に関する判決で内容をうまくまとめにくいものに出くわすと少し滞ってしまいます。

一休みで、こんなものを聴いています。https://www.youtube.com/watch?v=JbvUshjjdGw

Benny Singsというオランダのソングライターのものですが、AORに位置づけられそうな曲です。昨日の、Al Stewart, Bobby Caldwellからの流れです。

 

１０月４日

★はやくも１０月です。しかし、気温はきょうも３０度くらいまで上がるようです。未明にかなりの降雨がありましたが、いまはすっかり晴れ上がりました。

今夜もエコパ・スタディアムでは、南アフリカとイタリアの試合があるとのことです。天気には恵まれるようです。また、５万人ほどの人がゲームを楽しむことでしょう。掛川、袋井といずれも小さな地方都市に一時にたくさんの人がやってきますから、それ自体がニュースとなります。

こちらに来て１週間です。そろそろ府中に戻ろうと、気象協会の１０日間予報をみています。７日（月曜）以降下り坂なので、７日早朝に出ようと思います。この時期、日の出は５時４５分頃ということです。女子の行方不明は２週間になるようですが、捜索の規模は縮小されたとのことですので、道志道を走るつもりでもありますから、「熱だれ」による不調はなくてすむでしょう。

明日は、天気がよいようなので、奥大井に出かけようと思っています。井川までの「南アルプスあぷとライン」に乗ろうかとはじめは考えていたのですが、寸又峡に脚をのばしてみようと思っています。ここからなら片道７０ｋｍほどですから、ちょうどよいツーリングとなります。「夢の吊り橋」からの寸又ダム湖のエメラルドグリーンは楽しめるでしょうか。今日未明の強雨の影響がすこし心配です。家山駅近くの鯛焼きがとても有名なので、これも楽しみです。もちろん紅葉はまだですが、ひんやりした空気を楽しむことができるでしょう。

昨日インターネット上の情報として、「Wall Street Journal The 100 Most Popular Rock Bands of All Time」というものがあることを知りました。２０１８年１０月に公にされたものとのことです。トップ・テンは、The Beatles White Album, Led Zeppelin IV, Queen Greatest Hits, Pink Floyd The Wall, The Rolling Stones Hot Rocks, AC/DC Back in Black, The Egles Greatest Hits 1971-1973, Metalica  Black Album, Guns & Roses Appetite for Destruction, Aero Smith Greatest Hits 1973-1988だそうです。アメリカのロックミュージック・シーンのあり方を知ることのできる情報として有意義です。The Rolling Stone誌の「500 Albums」と比べるのもおもしろいと思います。こうしたものをみていると、自分の好みの傾向性も自ずと知れます。とくに２０００年以降のものがどんなふうに入っているのかにも興味が持てます。

Fourplayのアルバム「４」を聴きながら。

追記（１０月５日。補正・補遺６日）

　予定通り、奥大井に行ってきました。土曜日ですが、さほど人が出ているわけでなく、寸又峡、長島ダムどこも快適でした。大井川、あるいはその支流、さらには大井水系のダム湖に架かる橋に印象的なものがいくつかありました。その代表は、寸又ダム湖に架かる夢の吊り橋と飛龍橋、「あぷとライン」鉄橋であるレインボーブリッジと関の沢橋梁、大井川に架かる塩郷の吊り橋などです。圧巻は夢の吊り橋で、湖面から８ｍの高さ、長さ９０ｍで、ここから見るエメラルドグリーンの湖水は見事でした。寸又峡温泉入り口から往復５ｋｍほどのウオーキングも楽しめました。紫式部、山紫陽花など野のそこここに咲く花々も楽しめました。その最たるものは、イワシャジンで、滅多に見ることができないものと聞きました。ちょうど宮尾登美子の「天涯の花」を読み終えたところでしたが、主人公の珠子（愛媛のある施設で育てられ、剣山の神社の神職にある夫婦の養子となる）がキレンゲショウマを初めて見たときの気持ちが察せられます。県道３８８号線から、人気の奥大井湖上駅が望めました。１５時３１分発登り千頭行きの発車をみることができました。

　スガシカオの曲のうち好きなものをiTunesで編集した「My Favorites」を聴きながら。

　補正・補遺時は、同じくAl Stewartの「My Favorites」を聴きながら。

さらなる追記（１０月８日）

　１０日ほど留守をしましたから菜園が草ぼうぼうの状態になってしまいました。今採れるものといったら、大葉、シシトウが少々と、これもほんの少しのアスパラガスです。サトイモはもう少しで収穫できる段階になってきています。大根はうまく発芽してくれました。虫の害にもあっていません。きょう、追加で、聖護院と青首の種を畳二枚ほど、サンチュをプランター二つに蒔きました。

　Maroon 5 のアルバム「Songs about Jane」を聴きながら。Maroon 5は、上記の１００Bandsの中で、１４位とのことです。

 

９月２９日

★昨日掛川に来ました。道志で少女が行へ知れずになっていて捜索が行われていますので、２４６号を走りました。距離は２１０ｋｍほどですが、どうしても伊勢原、秦野あたりでのろのろ運転になってしまいます。山北あたりの登り道も渋滞していて、Stop & Goの繰り返しになったために、「熱だれ」が起こり、アイドリングの不安定が生じ、ファミリーマートの近くでエンストに見舞われました。この店の駐車場はとても広く、万が一レッカー移動となったときには具合がいいだろうと、ここに逃げ込み、しばらく停車させるという事態になりました。小一時間の停車によって、エンジンはなんとか元に復帰しました。その後は順調に走れたのですが、８時半ころ府中を出て到着は３時半を回っていました。ディーラーの整備担当者の説明では、CB1100についてはよく起こることのようです。たしかに、この現象はこれで２回目です。前回は真夏、静岡市内の渋滞の中でのことでしたが、重篤さは今回の方が大きかったです。空冷エンジンの宿命です。美しい冷却フィン、チューブの入ったスポーク・ホイールでこのCB1100EXを選んだのだから甘受すべきですが、神経を遣います。

　この日隣市である袋井のエコパ・スタディアムで行われたラグビー・ワールドカップのアイルランド・日本戦は、日本チームの勝利で、ますますラグビーへの関心が高まっていくように思われます。どちらかというとサッカー、アメフトの方が好きで、ラグビーにはあまり関心のなかったわたしも、前回の対ロシア戦、そしてこの試合を、長時間ではありませんが、ライブで観ました。自分の好みが明らかにラグビーにシフトしています。ラグビーシティといわれる府中に住んでいるわけでもありますし、これをきっかけにラグビーにもっともっと関心を向けることにしようと思います。わくわく感がすごいなと感じ始めた次第です。

　２５日に行われた司法試験合格者祝賀会は盛会でした。５０人余が４人の合格を喜び、祝い、今後のさらなる健闘と幸せな前途を祈りました。うち３人は、合格までに要した時間がとても長かったですが、それも無駄ということはなく、ひとの痛みが分かる法律家として信頼され、よい仕事をしていただけるものと思います。今後、さらに４０名ほどの修了生が試験にチャレンジするようです。自主ゼミなどで応援したいものと思っています。具体的には、１０月１０日からゼミを再出発させることになっています。

　IPodで、Brian Simpsonのアルバム「Above The Clouds」を聴きながら。

追記（９月３０日）

　少し前の天気予報と異なり、雨はありません。東京もそのようです。家の菜園に蒔いた大根が気になり、水遣りを頼みました。

　きょうも、もうしばらくしたら母のところに行ってこようと思っています。昨日も、くよくよしないで生きるのがよい、周りと和して生きるのがよい、周りに感謝しなくては、と教えられました。グループ・ホームのスタッフの皆さんの笑顔にはいつも救われます。ありがたいことです。

　せいぜい一汁二菜の食事づくりを生活のペースにして、仕事、読書で過ごしています。本は、いま、葉室麟の「春雷」です。

　おかげさまで、Echo-Lawのアクセス数が１３万回に近づいてきました。開設して、もうすぐ１５年になります。かつてとは異なり、いまは限られた方のアクセスに支えられています。ほんとうにありがたく思います。

　Paul Hardcastleのアルバム「８」を聴きながら。このところ、Brian Simpson、Brian Culbertson、Kool & Kleanなどをよく聴いています。

 

９月１８日

★司法試験の合格発表が１０日にありましたが、ことしは４名が合格しました。うち３人は５回目の受験であった　と思います。苦労した分、喜びはさぞ格別であったでしょう。よく頑張ってくれました。よき法律家になるよう、ますます精進を続けてほしいものと思います。うち一人（Iさん）との付き合いは、かれが法学部の４年生で会った時からのものです。法学部の学生５，６人がやってきて、法曹になるために法科大学院への進学を目指している、ゼミをやってくれないかというのです。皆さんよくお出来になりました。全員が希望通り法科へ進学していきました。そのなかで、彼だけが青山の法科に進学してくれたのでした。これで、そのときのゼミ参加者は全員希望通り法律家になれました（もちろん、彼には二回試験が待ってはいます）。

　昨日（１７日）、三国峠まですすきをみに、１６０ないし１７０ｋｍほどのツーリングを楽しみました。山中湖パノラマ台から鉄砲木ノ頭（近く）まで小一時間のハイキングをしたほか、山中湖畔の「文学の森公園」にも寄りました。休日ではありませんでしたが、夏休みのおわりに道志道を走ろうというかなりの数の学生ライダーに会いました。Photo Album「四季折々２」をご笑覧ください。

　Herman’s Hermitsのヒット曲をYouTubeで聴きながら。とくに、Mrs. Brown You’ve Got a Lovely Daughter、I’m Henry VIII I Am、Dandyはなつかしいです。高校生の頃ラジオで鳴っていた曲です。HolliesのカヴァーBus Stopも聴けました。

追記（９月１９日）

　山岳小説の人と思っていてあまり読むことのなかった新田次郎のものに少し関心を向けています。DVDで「剱岳点の記」を観てからのことです。本人も異色の作と位置付ける「風の遺産」を昨日読み終えました。全集で３０巻の余ありますから、いくつかをゆっくり読もうと思っています。昨夜からは、葉室「峠しぐれ」です。

　Barry Mannのアルバム「Who Put the Bomp」を聴きながら。

９月５日

★こちらに来てちょうど一週間が過ぎました。母のところ、そして買い物に行くことは別にすると、菊川の棚田「千がまち」に行ったほかは家にこもっています。

　判例体系の仕事に着手しました。今回分２５件のうち冒頭は、行政書士による非弁行為につき公序良俗違反とする事件でした。９日１０時から自主ゼミをしたいとの連絡がありました。司法試験の合格発表日の直前ですので、発表待ちの参加者はさぞかし気がもめることだと思いますが、しっかり考えてほしいものと思います。課題は、瑕疵担保責任・危険負担に関係しますので、新法の理解を必要とします。契約責任の全体像を把握し直すことはなかなかたいへんですが、がんばってもらいたいものです。　

　昨日は、DVDで、システナ礼拝堂の天井画の制作を巡るミケランジェロとユリウス２世の葛藤と対立を描く「華麗なる激情(The Agony and The Ecstasy)」(65)を観ました。「重厚な歴史ドラマ超大作」という解説ほどの感動は得られませんでした。心理面がうまく描かれていないからでしょう。Irving Stoneの原作がどうなっているか、気になるところです。

　自主ゼミのことがありますから、７日に府中に戻ろうと思っています。天気予報が気になるところです。

　Kylie Minogueのアルバム「Greatest Hits　plus」を聴きながら。プラスは、Can’t Get You out of My Headです。

追記（９月６日）

　気象協会の予報では、明日、裾野、御殿場、道志あたりに雨マークがついていますので、予定を一日早めて、今日府中に戻ろうと思います。いつも込んでいる静岡あたりを昼食の時間帯に通過するような時間にここを出発しようと思います。朝早く出るとまだ開店していない「治一郎」中田店に寄ってバウムクーヘンを求め、家へのお土産にしようかと思います。

　９日に予定している自主ゼミですが、１０時からということなので、台風１５号の影響がちょっと心配です。

　Chris Bottiのアルバム「To Love Again」を聴きながら。いいタイトルです。

追記その２（９月７日）

　昨日府中に戻ってきました。国道１号バイパス、４６９号、４１３号という、最もよく使うコースでした。距離が２２０ｋｍほどと一番短く、しかも一番すいています。混むのは、静岡・清水間、橋本近辺、府中だけといっていいです。道の駅道志の駐輪場で、若い女性ライダーが会釈してきましたので少しおしゃべりをしました。納車されたばかりという２５０ｃｃのホンダのバイク（レブル２５０）がつや消しの黒でなかなかすてきでした。シート高が６９０ｍｍというのもいいのでしょう。２５０とか４００とかのバイクは少しトルクが足りないけれど、山道にはいいと思います。体力に合ったバイクで、安全にバイク・ツーリングを楽しんでもらいたいと思います。

　Copenhagen Airport Terminal 2というアルバムを聴きながら。DEEPLAY MUSICというスウェーデンのレーベルからでているものです。朝聴くものとしては爽快でいいです。似たものとして、Stockholm Stationというアルバムもあります。「北欧ラウンジ・シリーズ」というものかな、と思います。

８月３１日

★もう月末です。

　２７日に自主ゼミをやり、２９日に掛川に来ました。前線の影響で雨が続いていましたから、雨に全く降られなかったことは幸いでした。富士山麓御殿場から富士宮は、久しぶりに、山に一番近い県道２３号、１５２号、１８０号を走ったのですが、気温が２２，３度で涼しかったです。ウィーク・デイだからですが、対向車には２０台も会いません。それほどすいています。次回のゼミは９日に行いますので、一週間ほどいるつもりです。

　この家には広い縁側があって、そこに簡易机を置いて仕事をしています。判例体系の仕事を持ってきています。ここでは、インターネットはスマートフォンによるしかありません。しかも、Giga数が小さい契約をしていますので環境としては好ましいものとはいえません。しかし、メールのやりとり、天気情報の取得などはできますし、テザリングで「ひとこと」を更新できはしますからよしとします。留守であることが多いこの家ですが、朝顔は枯れることなく見事に咲いていますし、百日紅が満開です。夕顔もうまく伸びています。

　このところ毎回そうしているのですが、DVDを何枚か持ってきています。昨日は、木下恵介の「永遠の人」(61)をみました。

　Donald Fagenのアルバム「Nightfly」を聴きながら。　

追記（9月３日、４日補正）

　暑い日が続きます。しかも大気の状態は不安定で、掛川地方は今日も雷注意報が出ています。

　縁側の机で仕事をしてもいますが、どちらかというと食事の準備をペースメーカーにしながら読書、DVD鑑賞、とのんびりやっています。昨日は買い物がてら隣の町菊川にある「千がまち」という棚田に稲の生育状況を見に行ってきました。ここから片道１２，３ｋｍですからほんのひとっ走りです。ちょうど東海道線が南北に走っている地区にあります（東海道線は東西に走るものと思い込んでいましたから、最初方角感覚的に混乱しました）。すこし黄色く色づいているところもわずかながらあって、秋が近づいていることを知らされます。収穫まではあと一月半ほどなのでしょう。

　本は、いま青山文平の「流水浮木」を読んでいます。舞台が、お世話になっている飯塚先生の事務所のある（内藤）新宿の「（大久保）百人町」でして、興味深いです。伊賀衆ゆかりのもと鉄砲組の人たちの住まいのあったところです。太平も大いに進んだ１８世紀の半ばにはサツキや万年青の栽培が盛んだったとあります。

　Euge Grooveのアルバム「Still Groove」を聴きながら。

８月２０日

★今日は渋谷での自主ゼミでした。３時間ほどのゼミが終わり帰ろうと思ったところに強い雨でした。大気の状態が不安定のようで、昨夜の府中は雷雨でした。暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合っているようで、まさにそろそろ夏が去ろうとしているのでしょう。

　自主ゼミは、平成２２年度の本試験論文問題の検討でした。所有権が留保されている機械を買い受けた者による即時取得主張、留保所有権者のこのものに対する使用料相当額の請求につき考えました。改正法により考えるのはもちろんのことです。関連する事項も含めて、できるだけ主要な改正点を扱い理解を深めたいものと考えています。

　明日は「レメディ民法」についての編集会議で神保町まで出かけます。連日都心に行くというのは珍しいことです。

　Van Halenのアルバム「Best of Van Halen Volume I」を聴きながら。Jump, Ain’t Talkin’’Bout Love,Dreams Can’ Stop Lovin’ Youいいです。若い頃よく聴きました。

　

８月１１日(１２日補遺・補正)

★２日に自主ゼミをやってから、５日に掛川に帰りました。血圧が上がったという連絡があって心配した母ですが、その後落ち着いていて、何度か訪れましたが笑顔で迎えてくれました。

　台風のこともあって予定よりも早く今日戻ってきました。山中湖村、道志経由ですが、お盆休み中なのにさほどの渋滞もなく５時間ほどで帰ってこられました。平均時速は４０ｋｍを超えています。

　往路、静岡に入ったところでアイドリングの回転数が毎分５００回転くらいになりエンストが３回ほど生じたので少しヒヤッとしましたが、その後１０００回転と少しに戻ったので安心しました。快調に飛ばし続けた後静岡に入るところの渋滞でのろのろ状態になり暑い中すこし濃いガスが入ったのかなと思いますが、これまでにないことでした。復路では山道においても回転数の不安定は生じませんでした。しかし、エアフィルター、プラグなどの点検を要するかなと思っているところです。

　掛川の庭の夕顔はもう花をつけはじめました。府中より早いです。水もなかなかあげられないのによく育ちました。３株あります。

　府中の菜園は雑草だらけです。ゆっくり草取りをしようと思います。きゅうりはもうおわりですが、トマトはなおしばらくの間楽しめます。驚いたのはひまわりで、留守の間に背丈がさらに伸び５ｍ以上になりました。

Paul Hardcastleのアルバム「The Jazzmaster III」を聴きながら。久しぶりにちゃんとした装置で音楽を聴いています。書斎に入ると落ち着きます。

追記（８月１２日）

　ほぼ書斎から動かないで過ごしています。このところずっと、Smooth Jazzを聴いています。いまも、Brian Culbertsonのアルバム「Nice and Slow」です。このジャンルにもいいものがたくさんあります。とくに、Paul Hardcastle、Euge Groove、Jay Soto、Kool & Klean、Brian Simpsonなどをよく聴きます。

７月２２日

★掛川に１０日ほど滞在し、さきほどようやく戻ってきました。梅雨の前線、台風から変わった低気圧の影響で予報が、降水確率が高く、神奈川県には濃霧注意報が出るなど芳しくなかったのですが、朝５時少し過ぎに出発したことで、なんとか濡れずに戻ってこられました。５時過ぎに出発したことによって、国道１号バイパス、富士山麓の４６９号、１３８号、道志みち（４１３号）はいずれもすいていました。かかった時間は、５時間ちょっととこれまでの最短でした。もちろん一度の給油（ハーレーはタンク容量が１２Ｌしかないので神経を使います。因みに、ＣＢ１１００は１７Ｌ）、道志道の駅でのトイレタイムだけで、あとは走り通しでした。

掛川滞在中は、弁護士倫理研修の課題の検討のほかは、「蔵」、「村の写真集」、「或る殺人」、「ギルバート・グレイプ」を鑑賞し、南木の短編集「草すべり」・「ダイヤモンドダスト」、三島の「鏡子の家」を読みました。

「レメディ民法」（有斐閣）について、法改正に関わりとん挫していたのですが、刊行に向けての動きがありました。とてもよい内容ですのでできるだけはやく公にできたらと思います。

しばらくぶりの書斎ですが、やはりここは落ち着きます。

Wilson Phillipsのアルバム「Wilson Phillips」(90)を聴きながら。メンバーのうちウィルソン姉妹は、ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの娘、フィリップスは、ママス・アンド・パパスのフィリップス夫妻の娘です。スタディオ・アルバムは４枚あるようですが、このアルバムしか持っていません。

追記（７月２４日）

３時間の倫理研修に行ってきました。執務上どうしたらいいかを考える課題に関する規範に丁寧に照らした解説も有意義でしたが、本人確認、弁護士広告、苦情事例・懲戒事例についてもいろいろと教えられました。倫理研修を前向きに受け止めることは当然なことと改めて思いました。

James Farrelliのアルバム「Acoustic Eighties」(17)を聴きながら。

こういうものは、おしゃれだなと思えて大好きです。YouTubeでは、Cooltrane Quartet、Karen Souza、Sarah Menescal、ItuanaなどがVintage Cafeという表題のアルバムにより紹介されています。Lounge, Jazz, Bossaのテイストをもった「Popsの名曲」のカバー集です。 https://www.youtube.com/watch?v=kwpiyzZ_n_M&list=RDc8fiD8A4HqY&index=3

https://www.youtube.com/watch?v=2Y_VgeowUcU

このところ、Al Stewart – Alan Parsons Project – James Farrelliという流れで聴いています。

追記（７月２５日）

Photo Album の四季折々２に何枚かアップロードしました。奥入瀬渓流のついてはいずれ「小さな旅」でもお見せしたいと考えています。ご笑覧ください。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

昨日の続きで、YouTubeにアップロードされた「Vintage Café selected edition」を聴きながら。

https://www.youtube.com/watch?v=9rybNudzOqE

追記（７月２６日）

「小さな旅」を更新しました。奥入瀬のすばらしさを写真で示すのは至難なことです。時が経つのは本当にはやいもので、訪れてからもう一か月が経とうとしています。http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

Jimmy Rogersのアルバム「Blue Bird」(94)を聴きながら。

７月１２日　

★いかにも梅雨という天気が続いています。日照時間が記録的に少ないようです。たしかに、オクラ、大葉、ツルなしインゲンなどの成長がいつもと比べて遅いように思います。オクラは背丈の小さいうちに花がつき、実がなってしまいます。とはいえ、たしかに季節は進んでおり、朝顔の花が咲き、夏野菜の定番中の定番であるきゅうりも１０本以上とれています。

　花をやっていて楽しいと思うことは、通りかかりの人が見てくれることです。数日前に、雑草をとっていたら、高齢の夫婦が歩いてきます。奥さんのほうが、たった１輪開いた薄ピンクのコスモスを観て夫にコスモスが好きだと話しているのです。菊やバラづくりをしているというようなのとは程遠いのですが、こういう声が聞こえるのはとてもうれしいことです。花・葉・茎のいろどり、背丈の高低をも考え、いつもあれこれが咲いている庭とはいきませんが、続けたいものと思います。そんな考えもあって、北側の駐車場から見えるようにと、背丈の高くなるヒマワリを育てています。１ｍに近くなってきました。

　昨日は、３か月に一度の眼科でした。まえからですが右眼の視野がよくありません。検査結果を図にしたものを見せられると、やはりそうか、と思わされます。しかし、バイクに乗るのに支障があるほどではありませんから助かります。眼科は四谷にあるのですが、帰りにたい焼き屋「わかば」に寄りました。たい焼き御三家の一つだそうです。創業昭和２６年とありました。あまりしないことですが、６，７人待っているところに並んで買いました。黒糖が入っているようで、あえて言えばすこしくどすぎるかなとも思いますが、評判通りおいしかったです。　

あすは府中から掛川まで雨マークがないようなので母のところに出かけようと思います。

　Chris Reaの「Dancing with a Stranger」をYouTubeで聴きながら。

６月３０日

★２６日から昨日まで、３泊４日で東北への小旅行を楽しんできました。天気と相談しながらの気ままな旅でしたが、十和田湖、奥入瀬渓流、盛岡城址、賢治記念館、会津城（鶴ケ城）とゆっくり旅ができました。雨に降られたのは盛岡だけで、あとはまずまずでした。一番の目的地であった奥入瀬は、上流の銚子大滝から石ヶ戸まで３時間ほど歩きました。聞きしにまさる流れ、そしていくつもの小滝でした。どの季節に行っても楽しめると聞いていましたが、まさにその通りだなと思えました。会津は、福島から３０分ほどの高湯で日帰り温泉をと思って出かけたのですが、高湯まで上がっても見晴らしは望めまいと諦め、その代わりに訪れることにしたのです。福島には８年ほど住んでいて、家族や福大の学生たちと何度も出かけた会津ですが、城は今回初めてでした。天守自体は古いものではないのですが、やはり立派な城だと思いました。フリー切符は、新幹線「ハヤブサ」のように指定席をとらなくてはいけないという制約はないではありませんが、気まま旅には便利です。しかも、１５０００円と格安なので、季節は年に３回ほどと限定されるものの、ありがたいです。これですこし旅の仕方に幅が出ます。この旅で、賢治がますます好きになりました。

　http://www.youtube.com/watch?v=jYOOF-C28V0

　http://www.youtube.com/watch?v=q0gQSKKjh9M

  前者は、ＮＨＫのアナウンサー佐藤龍文氏（花巻北高校卒）の朗読です。「雨ニモマケズ」の朗読として最も好きなものです。お聴きになってみてください。

　Florida Georgia Line のアルバム「Singles (self-made)」を聴きながら。

 

６月２２日

★１３日に、小田原経由で掛川に帰ったのですが、昨日戻ってきました。小田原経由だと、１２９号線、伊勢原から大磯まで県道６３号、１号もしくは西湘バイパス、箱根新道、１号を走ることになりますが、最短の道路と比較して１０ｋｍほど長い程度です。途中、早川漁港に寄ってフライ定食を食べました。帰りは、道志みちを使いました。梅雨の合間を縫っての往き帰りでした。この間、ほぼ家にじっとしていましたので、宮澤賢治童話集、青山文平「跳ぶ男」が読めました。相続法の改正も含めて、民法改正についての法務省資料も読めました。とくに、あらためて童話集を読んだのは、２６日から東北への小旅行を考えているからです。十和田湖・奥入瀬、花巻（賢治）を訪れ、帰りに福島の長男のところによって来ようと思っています。はじめて、「大人の休日倶楽部」のフリー切符を利用しようと思っています。福島までならバイクですが、八戸、十和田となるとちょっときついです。

　１週間も留守をすると庭の姿がだいぶ変わります。きゅうり、いんげん、じゃがいもの収穫が始まりました。とまとも背丈が１ｍを超えてきまして、実が大きくなり始めました。カボチャもオクラも伸びてきています。ゴーヤもツルが伸び始めましたので、小さな鉢から地に移しました。花は、百日草が満開です。プランターや鉢に植えた朝顔、夕顔もネットを張った定位置に移しました。

　Al Stewartのシングル曲を聴きながら。アルバムからiTunesで編集した「Singles self-made」です。

追記（６月２４日）

　この２，３日梅雨らしい日が続いています。こんな日が続くと読書が進みます。青山文平「かけおちる」、開高健「珠玉」、小池真理子「肉体のファンタジア」と乱読状態です。いまは、キーン「百代の過客」です。昨夜は、ＤＶＤで、「ゆれる」を観ました。いくつかの国内の賞をとったということですが、いい作品だと思いました。つり橋からの墜落が事故か殺人か。殺人罪の成否が問われる法廷場面もよく描かれていると思います。この１週間ほどで、このほかに「起終点駅」、「愛を積むひと」と、邦画３本を観ましたが、いずれもいい作品で、楽しめました。

　Bruce Springsteenのアルバム「The essential」を聴きながら。

６月６日

★梅雨入りが迫っているようです。週末までには梅雨入り宣言がなされるのでしょう。バイクでの移動がしづらくなりますから、この点でうっとうしいです。

　数日前から外付けＨＤＤの一つの調子が悪かったので、昨夕から修復プログラムを実行してみました。なんとか元に戻ったような気がしますが、しばらく見守ろうと思います。音楽データが1TBほど入っていますからこれまでのように作動してもらえないと困ります。もちろん、予備は作ってありますから、せっかくのコレクションがすべて無に帰するというような心配はしていません。

　７月下旬に行われる弁護士会の倫理研修（５年ごとのもの）に参加しなければなりません。示された民事・刑事の課題をこの数日検討しています。もう少しのところまで来ました。済んだら、会の会員サービスサイトを使って答えを送らなければなりません。明日送付予定です。

　庭に出て、夏の野菜や花の成長具合を見るのはとても楽しいです。きゅうり、とまとが順調に伸びています。オクラ、朝顔・夕顔、ヒマワリがこれまたうまく発芽し、伸び始めました。少し心配していた夕顔ですが、なんとか７，８本発芽してくれましたから、享年同様に優雅な大輪を楽しめます。しかし、みていると残念なことにも気づきます。せっかく発芽してくれたヒマワリですが、今朝、６本のうち２本が猫に土を掘られダメにされてしまいました。５，６日前には、キキョウの茎４，５本が地際のところで、ネキリムシに切られていました。咲き始めているのに残念です。虫とは共存するというのが基本の考え方なのですが、こればかりはと鉢を探り２匹を見つけ、駆除しました。

　Alexis Kornerのアルバム「Sky High」を聴きながら。渋いです。このあたりがわたしにおける聴く・聴かないの境界点です。ほんとうのブルース好きにはたまらないアルバムなのでしょう。このところ、ブルース関係の本を３，４冊手に入れました。昨日はアマゾン経由で、サムエル・チャーターズの「ブルースの本」の翻訳本を入手しました。研修課題の検討を済ませたら読むことにします。

追記（６月９日）

　予定より少し遅れましたが、倫理研修の事前検討課題の回答を今日弁護士会に送ることができました。弁護士法、弁護士倫理、職務基本規定、場合によってはＡＢＡの責任規範などの定めにみられる、忠実義務、誠実義務、真実義務、法令遵守義務、独立性などの諸理念を調和的に顧慮して回答を用意しましたが、なかなかにむずかしかったです。

　ＰＣの外付けＨＤの不具合が起きていますが、0x8007045D:I/Oというエラーコードにかかる不具合で、今のところ問題は解消できていません。音楽を聴くことを除く使用については問題ありませんので、深刻には考えないことにしています。音楽についても、ＣＤで聴けることはもちろんですし、ＨＤに入れてあるもののほとんどはPortable Diskにバックアップとってあり、これで聴けますから実際的にはさほどのダメージではありません。

　６月下旬に東北への小旅行を考えています。奥入瀬を中心に考えていますので、バイクは使いません。

　Pet Shop Boysのアルバム「Super」を聴きながら。最近のものでは、「Elysium」もいいです。

５月２７日

★１８日に高校の同級会に出席して、その足で掛川に行ってきました。藤沢での会を終えた後、西湘バイパス、箱根新道、国道１号（そのほとんどはバイパス）を走ったのですが、いずれもよい道路です。藤沢から沼津まで１時間ほどですからすごいです。３時半に出て、到着は８時前でした。

掛川でしたことといえば、母に会うことのほかは、朝顔と夕顔の種を蒔いたこと、門のわきに脇にある松の新芽を切ったこと、判例体系のゲラをみたこと、「ブルースの詩」を読んだくらいで、今回はほぼ大人しくしていました。松は業者に任せないといけないなと思いながら節約のため、手の届く範囲で思い切り剪定してしまいました。

この間、家事一切を自分でやり、出てくるときは掃除機をかけ、雑巾がけをし、風呂掃除もするという模範的な生活ぶりです。とくに、三度の食事をきちんとすると生活にメリハリができます。

忘れていました。テレビ朝日開局６０周年記念「白い巨塔」を５夜連続で観ました。田宮二郎・山本学・高橋長英・加藤嘉・太地喜和子の印象が強く残りすぎていて、ちょっと・・・とも思いましたが、医療、医療過誤の在り様については現代化がなされていて、興味深くみせてもらいました。岡田の挙措・せりふについては、山本学の０３年作品に対するコメント「今の作品は、どうして感情表現や演出が大袈裟すぎるのかねえ・・・」がやはり当たっているなと思います。観る側と演ずる・演じさせる側との緊張感ある交渉という側面が落ちてしまっているのでしょう。能が分かる人が少なくなってしまっているのと同根なことなのでしょう。法律家の役割、法律家の倫理ということについても、あらためて考えさせられました。

帰りは、久しぶりに、４６９号、そして道志みちを走りました。昨年の台風で土砂崩れのあった個所はようやく片側通行ですが通れるようになっていました。新緑が目に鮮やかでした。

　The Kinks のアルバム「Complete  Singles Collection 1964-1966」を聴きながら。

　追記（５月２８日）

　久しぶりに「小さな旅」を更新しました。世田谷の等々力渓谷です。長く東京に住んでいますが、初めて出かけました。ご笑覧ください。　

　Jimmy Rogers All Starsのアルバム「Blues Blues Blues」(99)を聴きながら。カントリー・ブルースの中でもとても好きなもののひとつです。

５月１２日

★超大型連休も終わり、年号が変わったことについての「騒ぎ」も落ち着いてきたように思います。気温もようやく２０度を超えるようになり初夏の気配が感じられるようになりました。ひんやりした澄んだ空気は気持ちがいいですが、気温は夏野菜の種の発芽に関係しますから、２０度超えはありがたいです。少し前に庭に出て、さやエンドウの収穫をしたのですが、カボチャが二か所で芽を出しているのに気が付きました。自前の種です。花の種も、百日草、キンセンカなど芽が出てうまく育っています。今年は大きなヒマワリを咲かせてやろうと、種を蒔きました。道路側の庭ですから通りかかりの人の目を驚かせたいと思いますが、どうなるでしょう。

このところ音楽はほぼブルース（、もしくはブルーズ）です。ブルース・ロックは好きでかなり聴いてきましたが、１９２０年代のものからというのはこれまでほとんどしてこなかったので、おもしろく聴いています。手掛かりとなる本も、ポール・オリバーの「ブルースの歴史」しか持っていませんでしたので、少し揃えました。「ブルーズの世界」、「黒人ブルースの現代」、「ブルース決定盤」です。「ブルーズの世界」にブックガイドがあります。手には入れていませんが、図書館から「ブルースＣＤガイドブック２版」（０６）を借りています。

　起床の時刻が早くなっているために、このところ聴いていなかったＮＨＫの「古楽のたのしみ」を先日久しぶりに聴きました。若い方が解説をしていましたが、担当体制が変わったのでしょうか。服部、皆川氏の頃が懐かしく思い出されました。取り上げていたのは、アルノンクールが指揮するウイーン・コンチェントゥス・ムジクスの演奏でしたが、誰の曲かわからず。しばらくバロック音楽を聴いていないなと思いました。オトテールのフルート曲だったのです。一昨日はハイドンの弦楽四重奏曲でした。どんなジャンルのものを聴くかについて、少し目を移してもいいかなと思い始めました。何を聴くかについては循環があります。

　 このところたい焼きに凝っています。明日は新緑をめでに等々力渓谷に行ってみようと思っていますが、中目黒駅近くにあるたい焼き屋に寄ってみようと思っています。桜屋と鳴門たい焼き本舗が競っているように思われます。　

 　B.B. Kingのアルバム「Blues Summit」を聴きながら。名曲を名手たちと共演するという気の利いたアルバムです。歴史的、系統的に聴くことによってブルースが以前よりうんと好きになりました。モダンからコンテンポラリーに位置づけられるものまでをもう少し聴き続けようと思っています。

追記（５月１３日）

　きょうは、世田谷の等々力渓谷に行ってきました。しばらくある程度の距離を歩くということをしていませんでしたので、尾山台駅でおり、渓谷を散策し、多摩川土手まで出て、二子玉川駅まで歩きました。かなりの距離のウオーキングとなりました。目的はもう一つあって、たい焼き屋のはしごです。中目黒で、桜屋と鳴門たい焼き本舗に、尾山台で鯛心に、最後は渋谷の東急東横にあるサザエに寄りました。もちろん主観ですが、値が安い鯛心のが最もおいしかったです。同じ鯛でも、皮と餡の組み合わせ、そして焼き方でいろいろな種があることを実感しました。

　The Kinsey Reportのアルバム「Bad Situation」を聴きながら。

追記（５月１６日）

　あるジャンルの音楽を系統的に聴いていると、思わぬ気づきをすることがあります。録音がされ始めた１９２０年代のブルースから最近のものまで聴いてきたのですが、「100 Years of the Blues 1」というアルバムの１９曲目にRobert Plant とAlison Kraussの歌う、Fortune Tellerという曲が入っているのです。レッド・ツェッペリンのメンバーだったプラントとカントリーソングを歌うクラウスの取り合わせです。この曲は、この二人のアルバム「Raising Sand」にはいっているのです。このアルバムは聴くと全体がとても素晴らしいのですが、知りませんでした。知っていたのは、収録曲のうちのただ一曲、グラミー賞をとった「Gone Gone Gone (Done Moved On)」だけでした。ブルースのコンピレーションアルバムを聴いてこんなに素敵なアルバムを知ったことは、おまけをもらったような気になります。因みに、プラントは1948年生まれです。とても若いです。こうありたいです。

　その、「Raising Sand」を聴きながら。

４月２６日　

★明日から大型連休とのことです。どうも前半は天気に恵まれないようです。好天の日に奥多摩の方へツーリングでもと考えはするのですが、道路の混雑を想うと二の足を踏みます。時間が自由になる身としては、混んでいるときの遠出は遠慮すべきなのかもしれません。

　サングラスを新調しました。次男夫婦のすすめによるものです。ありがたいことです。これまで使っていたものは、レンズが傷ついているだけでなく、度数が強すぎました。陽差しがまぶしくなるこれからのツーリングにとって具合がいいです。

　相変わらず、小池真理子を読んでいます。今日も図書館に行き、予約していた４冊ほどを借りてきました。

　Steve Morseのアルバム「Major Impact �U」(04)を聴きながら。理知的な感じがします。

追記（５月２日）

　雨模様が続いていますが、昨日午前中は薄曇りでしたのでちょっとしたツーリングをしました。といっても、往復２０ｋｍ足らずで、目的地は、立川駅近くのたい焼きや（鳴門鯛焼き本舗立川店）でした。天然ものの称する小倉あん入りを二尾買ってきて、お昼代わりにペロッと食べてしまいました。ずいぶん高いたい焼きということになりますが、なかなかおいしく、大満足でした。

　Eric Clapton & Friendsのアルバム「The Breeze An Appreciation of J.J. Cale」を聴きながら。Call Me the Breeze、Cajun Moon、Train to Nowhereなどいいです。このところブルース、ブルース的なものをよく聴いています。

４月２１日

★掛川にきて６日です。春が進んでいます。実家の松の新芽の伸び方がすごいです。普段はあまり気になりませんでしたが、この伸び方をみてしまうと、門扉脇の一本くらいはきちんと刈り込んであげたいものだと思います。

微熱を出したということで心配だった母も、今日は元気を回復しているようにみえました。いつもの調子で、イチゴのヨーグルトを食べながらおしゃべりをしてきました。

もってきた判例体系の仕事はきょうでほぼ片付きました。裁判に４０日ほどを費やしましたので、大幅に遅れましたが、延ばしてもらった締め切りには十分間に合いますのでほっとしています。検討会議は五月末に予定されています。

昨日は、島田市大津の智満寺近くのどうだん原にどうだんつつじを観に行きました。国道１号線バイパスの野田インターから３０分ほどのところにある智満寺へはもう３，４回行っていますが、とてもいいです。大井川は見えませんが、藤枝、島田が望めます。この時期、つつじのほか、なんじゃもんじゃの白い花も、数は少ないですが、楽しめます。秋には見事な紅葉を見せてくれるでしょう。高低差がかなりある１ｋｍほどの散策を楽しみました。

　この間、小池真理子の心理サスペンス「死に向かうアダージョ」を読みました。すぐれたストーリー・メイカーだと思います。今回は、もう一冊、「天の刻（とき）」を持ってきています。もうしばらくいますので、読書・音楽三昧をしようと思っています。

　ガロの「トリオ・ソナタ集」を聴きながら。パルナッシ・ムジチの演奏によるアルバムです。IPad、IPodでかなりの音楽を持ってきています。便利です。

追記（４月２４日、４月２５日補訂）

　この三日ほど雨模様のようです。予報を信じて昨日府中に戻ってきてよかったです。静岡で治一郎のバウムクーヘンを買い、長泉（御殿場線下土狩駅の近く）で評判の良いムロフシ製麺所の醤油ラーメンを買ったりしましたので、７時間半ほどかかってしまいましたが、快適なツーリングとなりました。帰路は、国道１号線、４２６号線、１２９号線というルートでした。昨秋の台風の影響で、道志道は４月末まで走れそうにありません。判例体系の仕事は、予定通り、掛川から送ることができました。裁判も片付いていますので、弁理士の過誤責任につき検討に着手しようと思います。

　留守の間に、さやえんどう、小松菜、サンチュがよく伸びました。後二者は３月初めに種まきをしたのですが、さやえんどうは昨年晩秋に種まきでしたから、大きくなるのにずいぶん時間がかかります。今年は雪の害はなかったのですが、エサがなくなる時期に鳥に新芽をかなり食べられました。しかし、いまは白い花、赤い花がいっぱい咲いています。一つ一つがまちがいなくさやになりますから、これからしばらく収穫が楽しめます。昨日来の雨は、草花にとってありがたいです。

　Grateful Deadのライブ「Dead Set 10/29 1980」を、YouTubeで聴きながら。John Mayerを聴いた流れでGrateful Deadでして、久しぶりに聴くのですが、いい曲がたくさんあります。ＣＤで「Dead Set」というアルバムが売られています。スタジオ・アルバムとしては、「Workingman’s Dead」、「American Beauty」、そして「In The Dark」が好きです。Dead and CompanyとしてGrateful DeadのメンバーとLive活動をしているJohn Mayerにはとてもいいアルバムがあることをごく最近になって気づきました。「Battle Studies」、「Room for Squares」、「Continuum」などです。

４月１４日

★もう４月も半ばです。２週間しないうちに、大型連休です。少しひんやりしていますが、週明けから気温が上がるようです。掛川に帰る予定の１６日は２０度くらいになりそうです。久しぶりに甲州街道を大槻まで行き、１３９号線で田貫湖に寄ろうかなと考えています。一周一時間ほどの湖畔散歩は、きっと気持ちがいいことでしょう。

　刑事事件が判決の宣告をもって終わり、自主ゼミも終わりましたので、すこし気持ちに余裕ができてきました。もっとも、判例体系の締め切りが迫ってはいます。余裕をもって始めたのでしたが、この一か月余はほとんどやれませんでした。そんなわけで、菜園の仕事に手を着けることができました。この数日で、寒冷紗を二張りしました。畳４枚ほどを掘り返し、有機の肥料や米ぬかをすきこむことができました。少しずつですが、ツルなしいんげん、小かぶ、ホウレンソウ、小松菜、青じそ、ニンジンなどの種が蒔けました。さやえんどうの花がたくさん咲き始めたのですが、実がつくにはもう少し時間がかかりそうです。

　Carrie Underwoodのアルバム「Storyteller」(15)を聴きながら。カントリー・ポップは好きです。気分がゆったりしたことで、この数日は、Simple Mindsをかなり聴きなおしました。「Street Fighting Days」をはじめ、「Once Upon a Time」、「Sparkle in the Rain」、「Neapolis」、「Cry」、「Big Music」など、好きなアルバムが何枚もあります。

追記（４月１５日）　

　ようやく春の陽気となりました。３か月に一回の眼科で四ツ谷まで往復したのでしたが、セーター一枚で十分でした。薬のおかげではありますが、眼圧はありがたいことに低く安定しています。１０とか１１とかです。左眼の神経も細いといわれました。府中に戻ってから、サングラスを新しく誂えました。ツーリングがこれまでより楽になります。明日からしばらく東京を離れます。よく訪れる田貫湖に寄ってみようと思います。久しぶりに、八王子、大月、都留経由で走りますす。母の笑顔が楽しみです。

　John Mayerのアルバム「Battle Studies」を聴きながら。「Room for Squares」、「Heavier Things」、「Continuum」もいいです。

４月１０日

★今日は東京でも最高気温が１０度まで上がらないようで、４月としては記録的に寒い日になるとのことです。今日は渋谷です。最後の自主ゼミとして、２９年度と３０年度の試験問題を検討します。あらかじめ提出されている答案はいずれもとてもよく書けていて、とてもうれしく思います。もう一か月と少し。最後までがんばりぬいてほしいと思います。してほしいと頼まれてもっているゼミですが、とてもよい参加者に恵まれ、こちらにおいてもとても有意義な時間をもらっているということでありがたいです。

　昨日は、公判期日でした。出してもらえたらとお願いしてあったことではありますが、即日判決がなされました。予想し、期待していた判決が得られほっとしています。これまで弁護人としてやってきたなかでも、いろいろな経験ができた、印象に残る事件でした。時代状況も反映している事案で、こういう領域において、弁護士が被告人に深く寄り添えるといいなと思いながら、その難しさも痛感しています。

　ポール・マッカトニーのアルバム「Pure McCartney」(16)を聴きながら。「All The Best」(87)とあわせ持っています。ポールは、あまり聴きませんが、このようなベスト・アルバムは、かれの曲を概観できてありがたいです。

追記（４月１１日）

　昨夜は、裁判も終わり少しのんびりしようと思って、ＤＶＤで、「それから」を観ました。映像も美しく、よく仕上がった作品だと思いました。松田優作もよく演じていると思います。こたつにもぐり込み、柿の種をつまみながらの鑑賞でしたが、こういうのが一番です。

　今朝、空は真っ青で気持ちがいいです。西の空も晴れ渡っていて、昨日富士五湖あたりに雪が降ったことが残念に思われます。御坂に桃の花を見に行こうと思っていたからです。そんな次第で、きょうは判例体系に専念しようと思います。

　Skilletのアルバム「Rise」(13)を聴きながら。

４月２日

★早くも新年度です。このところ、裁判所の刑事部に出かけていますが、事務室で人事異動に関わるように見える風景に出くわします。電車に乗っても、大学の新入生らしい人を見かけたりします。

　刑事裁判については、公判期日が迫ってきました。ほぼ準備は整いました。もっとも、今回は、起訴後の段階で、保釈請求に関することで、被告人からの信頼を失いかける事態が生じたりして、緊張感のあふれる執務をしてきました。しかしもう大丈夫です。被疑者、被告人がわたしの前で涙を流してくれるかは、この信頼関係が成り立つ、成り立っていることを端的に示す象徴能王に思っていますが、ようやく流してもらえました。自分にこれが大して備わってるか自信があるわけではありませんが、信頼してもらえるかは、コミュニケーション能力などということではなく、もっと根本的な人としての力、人間力が関係しているなと思います。

　わがやのかなりの大木である山桜も咲き始めましたが、ここ数日、寒波のために、満開となった桜通りた府中公園のソメイヨシノもびっくりしているのではないかと思われる気温で、府中でも室内はこ寒い感じです。

　菜園の小松菜やホウレンソウは、寒冷紗の中ですが、だいぶ大きく伸びてきました。食べるものが少ないときに鳥に食べられてしまったサヤエンドウもかなり大きく育ち、花も増えてきました。いまに実をお汁に入れて楽しめそうです。ねぎは小さなネギ坊主をつけています。

　今日は、午後から自主ゼミです。本試験の二年分４問を検討します。よく勉強している修了生とのゼミは楽しいです。参加者にとっても有意義に違いないと確信しています。もうひと踏ん張りです。１０日をもって最後とします。

　Joan Jett のアルバム「Sinner」(06)を聴きながら。

追記（４月３日）

　かなり厳しかった寒気も徐々に離れていくようで、あすからは少しずつ気温が上がっていくようです。寒気のおかげで、府中では、今週末に桜がなお楽しめるものと思われます。風が強く吹かないといいなと思います。

　刑事事件は、保釈請求のことも含めて、週明けからかなり動き、見通しが相当立ってきました。しかし、気を緩めないで、きちんと執務しようと思います。今回のは、自分の刑事弁護人としての経験値が多様に相当上がりました。人生学びの連続だと思います。

　イシグロの「浮世の画家」を接見や自主ゼミの行きかえりに読んでいます。ＮＨＫのドラマも面白く観ました。戦時期に確固たる決意で国のために尽くしてきた芸術家がいまなぜ非難されなければならなか、というテーマを描き出していて、重いテーマを扱っていることが分かります。当時の家族のありようも描きこまれています。あえていえば小津の世界も垣間見えます。真摯に悩み生きる人、頓着無く生きる人の対比も見えます。

　YouTubeで、Snowy Whiteのコンピレーション・アルバム「The Best of Snowy White 」を聴きながら。

追記（４月６日）

　一つ書き落としたことを思い出しました。春分の日の前後に掛川に帰ったとき、グループ・ホームには、はやくもツバメがやってきていました。三陣ほどに分かれてくるようですが、その第一陣です。ツバメの飛来はとてもうれしく感じられます。優しい人の家にしかツバメはやってこないと、母から聞いたことがあります。まことにそうではないか、と思えます。

　U2の１７年のアルバム、「Songs of Experience」を聴きながら。

 

　３月２５日

★今日は、ロースクールの修了式です。債権各論の講義を聴いてくれた人、自主ゼミに参加している人がいますので、学位記授与式には出てあげようと思います。試験を一か月半後に控えての修了式ですから、気を引き締めて学位記を受け取ることでしょう。

　研究科での伝達式は５時過ぎに行うとのことですから、参加者の意向を受けて、１時から４時間余自主ゼミを行うことにしています。今日も１８日と同じく、本試験問題２年分を検討します。あらかじめ提示されている答案はなかなかよく書けています。参加者各自民法はいいところまで来ています。

　いまやっている刑事事件については、起訴されましたが、まだ記録の用意ができていないため、閲覧できていません。連絡があり次第謄写をして読み込みどう争っていくかを検討しようと思っているところです。保釈のことも考えているところです。拘束が長すぎますが、いくつか検討すべきことがあります。丁寧に接見をしてきちんと進めていきたいと考えています。事件ごとに個性があることをふかく実感しています。

　合間を利用し、墓参りもかねて母のところに行ってきました。この時期は、国道１２９号、２４６号、１号で行き来するのですが、秦野、伊勢原があいかわらず混んでいます。春分の日は暖かく穏やかで、グループ・ホームは掛川郊外の「ねむの木」までアウティングでした。こうした心遣いにはただただ感謝するのみです。会って話していても母の顔には笑みがこぼれます。ありがたいです。甘いものを一緒に食べながらおしゃべりしてきました。

　判例体系の仕事はもう少しです。弁護の仕事ですこしペースが狂いましたがもう少しです。

　Paul Butterfield Bandのアルバム「East-West」(65)を聴きながら。

３月２日

★早くも弥生３月です。庭の梅も八分咲きとなりました。最高気温も１３，４度という日が続き暖かく感じます。寒の戻りがあるかもしれませんがどんどん桜の春に進んでいきます。わがやの実のなる桜のつぼみはかなりふくらんできました。

　月末に、被疑者弁護人に選任されましたので、もう二度ほど接見に行くなど仕事をはじめています。この時点で内容は記せませんが、今の社会のありようを背景にした問題を含んでおり、考えさせられることが少なくありません。国選弁護人としてどこまでが仕事範囲なのかも考えさせられています。

　小池はこれで最後にしようと思っていますが、「死の島」のあと「望みは何と訊かれたら」を読み始めました。わたしたちの世代の人の多くが考えることのあるテーマを扱っています。自分の1970年前後をどう振り返るかということです。

　６０年代前半のポップを聴きながら。Sam Cooke、Elvis Presley、Drifters、Ben E. King、Ricky Nelson、Little Eva、Connie Francisなどと懐かしいものが続きます。

追記（３月９日）

　春蒔きの花の種を蒔きました。パンジーとスイートピーです。後者は自家の種ですが発芽するでしょうか。暖かくなり、梅は満開を少し過ぎ、サクランボのなる桜が咲き始め、鉢植えのアンズもつぼみのピンクが濃くなってきました。

　刑事事件は勾留延長となりました。前回同様主要な事実につき否認していますので、どうもっていくか考えているところです。起訴状に盛り込まれる被疑事実がどういうものとなるか。捜査の最終が進んでいます。

　刑事の事件で頭も身体も動いていましたので、少し頭から離れてしまっていましたが、１２日の自主ゼミがあります。平成２８年度本試験論文問題を検討することになっています。

Franz Ferdinandの最新アルバム「Always Ascending」を聴きながら。

 

２月２１日

★この二日は、穏やかで暖かな日でした。２５日に行われる自主ゼミに間に合うようにというつもりででかけたのでしたが、天気と気温のことを考えて、予定より早めの昨日帰ってきました。今回は日本平に出かけて清水港、駿河湾、そして遠く伊豆半島を眺めたくらいで、母に会い、洗濯、炊事などの家事をし、あとは、読書と判例体系の仕事で過ごしました。この時期、掛川の庭もそうですが、そこかしこに、白梅・紅梅が競いあって咲いていました。鉢に蒔いたサヤエンドウも、水もあげないのに、また鳥に食べられることもなく、大きく育っていました。ほんとうに強いなと思います。次に帰るときには白い花を咲かせるでしょう。

　暖かかったので、道路が凍ってはいないであろうと判断し、往きには使わなかった富士山に近い国道４６９号線を走りました。裾野から２４６号に出て小山道の駅で１０分ほど休憩したほかは２１０ｋｍほどをひた走りました。いよいよツーリングの季節も間近だなと実感できました。山北あたりでは、まさにツーリング・ハイを満喫しているのでしょう、こちらに向かってハンドルから手を放し両手を大きく振るライダー仲間がありました。道志道ではよく見かけるシーンですが、２４６では珍しいです。ハンドル・カバーをしているわたしは、分かるように大きく会釈を返しました。いま、大型バイクのマナーはとてもよくなっています。バイクの質もとてもよくなっています。シートが破れたバイクなどは全く見かけません。

　きょうは息抜きとして、種まきの準備として菜園を掘り返したほか、かまち潤の「２０世紀ポップス名曲事典」を手掛かりに、８０年代と９０年代の名曲をかなりの数聴きました。

　いまも、BanglesのEternal FlameやBette MidlerのWind Beneath My Wingsなどを聴いています。

　追記（２月２７日）

　久しぶりに、「小さな旅」を更新しました。一月中旬に訪れた法多山尊永寺について追加しました。

　かまち潤「２０世紀ポップス名曲事典」に準拠してiTunesで整理した、５０年代後半のポップ音楽を聴きながら。この時期の曲として５５曲ほどが紹介されています。これに関わり、「41 Original Hits from the Soundtrack of American Graffiti」というアルバムがあることに気付きました。

　追記の追記（同日）

　自主ゼミの日、寝ようと思ったら両脚の脛と脹脛が攣ってしまいました。歩くのが少なすぎるからだと思いました。できるだけ、散歩をしようと、図書館まで行き来しました。何冊も借りているのですが、きょうは栗原編「村上春樹の１００曲」をあらたに借りてきました。村上作品に登場する楽曲をまとめて紹介するという趣向のものです。

　BJ Thomas のアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。冒頭曲Raindrops Keep Fallin’ on My Headは懐かしいです。

 

付記　バイクが登場する動画のうちとくに気に入っているものをお示しします。お楽しみください。

01.Chris Rea - Road to Hell

    https://www.youtube.com/watch?v=0SZbJpbVRzo

02.TT Isle Of Man (Within Temptationn - Faster) 　　　　

    https://www.youtube.com/watch?v=L0M_a8S4Y4c

    https://www.youtube.com/watch?v=9EAYj0V6lNY

03.Snow Patrol - Run　　　　　　　　　　　　　　　　　

  　　https://www.youtube.com/watch?v=AOBs8dU4Pb8&index=10&list=PLF1F1499AA161959E

04.Joe Satriani - Motorcycle Driver                  

   https://www.youtube.com/watch?v=2kpxMJhHoJA&list=PLF1F1499AA161959E&index=16

 

05.Mark Knopfler - Good On You Son　　　　　　　　　　

    https://www.youtube.com/watch?v=JIBCHh-fMUE

06.Orianthi - Shut Up & Kiss Me　　　　　　　　　　　 　

    https://www.youtube.com/watch?v=8RJucof-v78

07.Chris Rea - Easy Rider 　　　　　　　　　　　　　　

    https://www.youtube.com/watch?v=bfFRSGUAdfI

08.Calvin Harris - Outside (Official Video) ft. Ellie Goulding

     https://www.youtube.com/watch?v=J9NQFACZYEU

09.Alesso - I Wanna Know ft. Nico & Vinz　　　　　　　　

     https://www.youtube.com/watch?v=TnSfwONWlk8

10.Martin Garrix & Matisse & Sadko - Forever　　　　　　

     https://www.youtube.com/watch?v=ScNsBpQ8KIg

11.Beach Boys Little Honda '64　　　　　　　　　　　　

     https://www.youtube.com/watch?v=viYfWqSECAk

12.Steppenwolf - Born To Be Wild (Easy Rider) (1969)

     https://www.youtube.com/watch?v=egMWlD3fLJ8

13.ZZ Top - La Grange (Easy Rider)　　　　　　　　　　

     https://www.youtube.com/watch?v=5xFgyGy6O7c

14.Grateful Dead - The Weight (Easy Rider)　　　　　　

     https://www.youtube.com/watch?v=GD0xgD9f5Fk

15.Creedence Clearwater Revival - long as i can see the light

     https://www.youtube.com/watch?v=Lb3ppp_RoT0

16.Starship - Nothing's Gonna Stop Us Now

　   https://www.youtube.com/watch?v=3wxyN3z9PL4

17. Anthem X, Erik Buell & The Thunderbolts (unauthorized)

     https://www.youtube.com/watch?v=T5rSKvNH4xw&index=72&list=PLF1F1499AA161959E

 

２月１１日

★三連休は寒い日が続きました。最高気温は５度ほどでしたでしょうか。とくに土曜日はかなりの雪が降るとの予報だったのですが、これは外れたので助かりました。夕刻、大学のときの同期会があったので、交通機関に影響がないか心配したのでしたが空振りに終わりました。遠く静岡からの出席者もありましたから本当によかったです。府中でも植え込みにうっすらと雪がつくという程度でした。とても美しかったです。同期会は１３人が参加しました。近況を語り合い、楽しいひと時を過ごしました。各人が出席できるだけの健康に恵まれているのですから、喜ばしい限りです。

　府中の郷土の森では梅まつりが始まったのですが、この寒さでは開くのが少し遅れるでしょう。わが家の梅のつぼみもまだまだ固いです。この寒さは１週間ほど続きそうですが、明日はなんとか１０度を超えそうなので、掛川まで一走りしようと思います。途中、静岡の洞慶院の梅は、もう満開なのではないかと想像されます。寄れたらいいと思いますが、気温と風の強さ次第です。今度も、７ないし１０日滞在するつもりなので、仕事と４，５冊の本を持って出かけます。葉室麟、北重人、小池真理子などです。読めないでいた鈴木「日本人の自然観」も持ちました。だいたいは読書三昧になります。陽ざしが暖かい縁側での読書は最高です。

　Tony Joe White のアルバム「The Path of a Decent Groove」を聴きながら。このところ、Mark Knopfler、JJ Cale、Eric Clptonなどすこしブルージーな曲を聴いています。

２月２日

★明日はもう立春です。低気圧が北を進むので南の風が入ることで、今日明日は３月の気温ということです。陽だまりの暖かさは格別なものです。飼っているわけではないのですが、らせん階段で猫がまさに日向ぼっこをしていました。

　毎日ほぼ書斎にこもっていますが、きょうは月曜日の自主ゼミの準備を少ししたほかは、小池真理子の「モンローが死んだ日」を読んでいました。ＮＨＫの４回もののドラマの後半２回分を観て、原作を読もうと思った次第です。心理サスペンスのような趣もあって面白く読んでいます。ドラマを観てから原作を読むというのは、脚本がどうできているかを考えることにもなるので二重の楽しみがあります。図書館に、「無花果の森」を予約しました。直木賞受賞作などいくつかを読んでみようかと思っています。

　自主ゼミでは、最新である平成３０年度の論文本試験問題を検討することにしています。所有権留保のテーマなどは、まさに民特の授業で丁寧に扱ってきたものです。一コマごとの熱心な学習がまさに役立つのだということを実感していただきたいものです。

　Bob Welchのアルバム「French Kiss」を聴きながら。実におしゃれだなと思います。

追記（２月５日）

　昨日の自主ゼミも有意義であったと思います。契約関係においては、当初の契約後、当事者間で内容を一部変更する旨の合意がなされることがあり、それによって規範関係が変わりうるということ、物権的請求権における撤去費用負担のこと、「自己の物に対すると同一の注意義務」がなにを意味するかということなどを改めて確認してもらえたと思います。とくに事実関係において当事者の発言の意味するところをしっかりとらえ事案に即して考えること、問いに対して忠実に答えることの重要性、採点者が評価に際して持つであろう心理なども話題にできました。

　「モンローが死んだ日」を読み終えたので、フランクルの「夜と霧」を読み始めました。あえて申せば、両者は、心理、心理学でつながっています。人の心のありよう、そのことばによる描写のありようには深い関心をもちます。とくに後者は「収容所に収容された者の心理的体験が書かれていて、テーマとして重いです。

　Ray Parker Jr.のアルバム「After Dark 」を聴きながら。

１月２１日

★大寒ですが、今朝の府中の最低気温は1.7度、今は6度を上回ってきました。東南からの陽ざしに恵まれるこの書斎は明るいです。

　昨日戻ってきましたが、静岡から御殿場まで小雨に降られましたが濡れるほどではなく、山北以東はむしろ晴れ間が広がり暖かく、この時期としてはまことに快適なツーリングでした。長距離は排気量の大きいバイクに限ります。途中静岡の洞慶院という寺でロウバイ、梅を鑑賞しました。ロウバイはやや遅すぎ、梅は少し早すぎましたが立ち寄ってよかったです。「Photo　Album」の「四季折々２」に写真を載せましたのでご笑覧ください。国道１号、同２４６号、同１２９号で２１０ｋｍほどを５時間半で走りました。１２９号線の金田交差点を過ぎたところでバイク事故による渋滞がありました。気を付けないといけないと肝に銘じました。私はほとんどしませんが、バイクの割り込み、すり抜けはよく見かけます。するのが当然と思っている輩もおります。困ったものです。

　今回の帰省は、母とおしゃべりができたことはもちろんのこと、仕事もかなりはかどり、本も読め、法多山、洞慶院を訪れることができましたからよかったです。本といえば、ニコラス・スパークスの小説「Dear John」（文庫版で、邦語タイトルは「きみを想う夜空に」から「親愛なるきみへ」と改められた）の後半部分を読み返しました。映画にもなっており、ＤＶＤで観られるということなので、ぜひ観たいと思っています。家族の物語でもある本作を、翻訳者雨沢氏は。「きみに読む物語」に匹敵すると評しています。ビター・スイートなラブ・ストーリーで心に余韻が残ります。余韻が残るほどに、自分の心も若いということを実感できてうれしいです。

　Holliger、Camerata Bernの演奏で、J.S.　BachのOboe Concertosを聴きながら。

追記（１月２５日）

　気温はさほど上がらなかったのですが、陽ざしに誘われて「府中郷土の森」に行ってきました。ろうばいの花期は逸してしまいましたが、梅が咲き始めていました。府中にはとても長く住んでいるのですが、入ったのは初めてのことです。四季折々の花が楽しめるように手が入っています。江戸末期、明治期の農家、商家、尋常小学校などのたたずまいを楽しむこともできます。緒とした散策によい場所を見つけました。

　Kim Wildeのアルバム「Close」を聴きながら。

1月１４日

★掛川に来ています。ほぼ隔日の頻度で母に会いに行っています。ベッドから車いすに移し乗せることがすこしうまくなりました。グループ・ホームの方々には本当によくしてもらっています。施設長をはじめとするスタッフの笑顔には救われる気がします。正月、連休といっても休みも十分にはとれずにしていらっしゃるでしょうからほんとうに頭が下がります。母も笑顔で迎えてくれますからありがたいです。

　今回も仕事のほか、何冊も本を持ってきています。昨日までで、カナダの、55年生まれの作家C. S. リチャードソンの「最後の旅、きみへの道(The End of the Alphabet」 」(早川書房07)を読み終えました。これも「図書館内散歩」で見つけた本です。余命を知らされた自分の死を愛する人とどう迎えるかという物語です。コモンウエルス賞のある部門の受賞作品です。つぎは、アメリカ・インディアンの伝説、「ウオッキニ　ー　幸せへの内なる旅)」です。

　久しぶりに、テーマに惹かれて「日曜討論」を観ました。国際関係をめぐる諸問題を論じていたのですが、まことに危うい諸問題に囲まれた今を生きているのだと改めて実感します。観ようによってはいい立ち位置にいる日本が、国際政治、経済、安全保障などの面でどのような役割を演じられるのか、考えさせられます。

  東京にも雪が降ったと聴きます。府中を出てきた日に菜園のろうばいをみたら、２０にすこし足りない数の蕾がついていました。植えてからでももうすぐ9年目を迎えますが、ようやく咲くようになったかと思います。土地になじむのに時間がかかるのでしょうか。

　Bee Geesのアルバム「The Ultimate Bee Gees disc 2」を聴きながら。学生時代が思い出せるのは、disc 1ではなくて、なんと言ってもこちらの方です。ちょっと切なくもなります。

　追記（1月１６日）

　昨日隣町袋井の法多山尊永寺に行ってきました。何かを祈りにというのではなく、母のする思い出話に出てきた「厄除け団子」を買いに行ったのです。遠足で行ったこと、お土産にした団子がおいしかったということを聞いたので、ぜひ食べさせてあげたいと思ったのでした。３０年以上前にダルマを買ったことなどを思い出しました。これから訪れて食べさせてあげようと思います。

　縁側に机を置いて「判例体系」の仕事をしていますが、左から差す日差しが暖かいです。静岡市のある寺ではろうばいの見頃は来週の半ばまでとのことです。東京よりだいぶ暖かいのですね。

　iPodにいれたMark Knopflerの曲集を聴きながら。

１月６日

★小寒だそうです。農工大の観測点での今朝の最低気温は２度ですから、寒いといってもこんな程度でありがたいというべきでしょう。

　年賀状書きその他ですこし根を詰めたら、ひさしぶりに首と肩が痛くなりました。今日午前中法律相談も始めました。今年もほんのわずかであっても実務に関わっていきたいものと考えます。弁理士の契約関係について研究を進められたらとも思います。

　いただいた賀状によると、福島のゼミ卒業生で今年定年退職となる人、青山のゼミ卒業生で還暦をお迎えになる人が出てきました。お子さんが社会人になると書いてくださった人もあります。こちらが歳をとるわけです。しかし、むしろ賀状をいただけない方々がどのようにお過ごしになっておられるのかが気に懸かります。同窓会に出席して、むしろ出てこられない方に気が向くのと同じです。賀状のやりとりはだいぶ少なくなりまして、１３０枚ほどです。

　Ramonesのアルバム「End of the Century」(80)を聴きながら。パンクはあまり聴きませんが、これは懐かしく聴けます。

　追記（１月７日）　

　ことしも誕生日が近づきました。普通の日以上に、残された日々のことを想う日となります。長くなどなくてよい。一日一日が何らかの意味で充ちたものであった、と思えればと願います。　思いがけないことでしたが次男夫婦が読書用メガネをプレゼントしたいということで久しぶりに眼鏡店に行きました。前から欲しいと思っていた丸いフレームのものを新調することになりました。ありがたいことです。

　今年の映画３本目は、マークース・ズーザック原作の、ブライアン・パーシバル監督作品「本泥棒」(14年アカデミー作曲賞ノミネート)。ナチス支配下のドイツに生きた少女の物語です。

　ＣＣＲのベストアルバムを聴きながら。プラウドメアリー、バッドムーンライジング、トラヴェリングバンド、雨を見たかい、などみなほんとうに懐かしいです。

２０１９年１月１日

★閲読してくださるみなさま　新年明けましておめでとうございます。日頃のご閲読に感謝申し上げますとともに、ことしもどうぞよろしくお願い申し上げます。また、みなさまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。

　ことしも、午前０時に大國魂神社のほうから聞こえる花火の音を聴くことから始まりました。ほぼ前後して、ニコラス・スパークスの「きみを想う夜空に」を読み終えました。原題は、「Dear John」というのですから、売らんかなという書名だなとは思います。従軍しているジョンと学生サヴァナとの「泣かせるラブストーリー」（訳者雨宮の表現）にはとてもよい余韻が残りました。雨宮によれば、スパークスの持っている得意技のひとつは喧嘩シーンのうまさだそうです。なるほど、と思いました。良質なラブストーリーは好きです。手元にあるスパークスは、あと一冊「ラスト・ソング」です。

　息子たちはみなで福袋でも買いにでかけたのでしょう。子の声が聞こえなくなり、とても静かになりました。

　Bruce Springsteenのアルバム「Lucky Town」(92)を聴きながら。「Live 75-85」も手に入れましたので楽しもうと思います。元気が出ます。

追記（１月２日）

　鈴木貞美「日本人の自然観」を読み始めました。７００頁を超える大著ですから、読み終えることができるか気がかりですが、時間をかけようかと思っています。

　The Supremsのアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。

さらなる追記（同日夜。３日補充）

　お茶漬けで夕食をして後、今年初めての映画をみました。「いつか読書する日」という０４年製作の邦画です。モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞をとった緒方明監督作品です。田中裕子の好演が光ります。「密やかな想いを胸の奥底に閉じ込めたまま３０余年過」ごしてきた主人公は、岸部一徳の演ずる高校時代に相愛であった相手の妻から癌で亡くなるに先だって望まれもして、ようやく触れあいたいという思いを遂げるが、遂げてまもなく相手を事故で失うという物語でした。児童保護の対象となっていた子供を救いはできたものの自らは溺死してしまった相手の死に顔は不思議なことに笑顔であったというのです。５０才からの３０年ほどはずいぶん長いです。これからをどうして生きていくのか。エンディングに示された彼女の部屋の書架にはたくさんの本が並んでいますが、福永武彦全集の一冊もみえました。付けられたタイトルにも関わりますが、小説を読むことはリアルの代替物となり得るかを示しているようにも思えました。

　The Marshall Tucker Band のアルバム「Searchin’for a Rainbow」を聴きながら。サザン・ロックです。カントリーの色合いをもったものは好みです。

　朝起きてから、加藤幹郎の「一九四〇年代日本映画の新潮流」（「日本映画は生きている第２巻　映画史を読み直す」所収）を面白く読みました。戦時映画１０本のテキスト分析です。

　内田光子、テート指揮イギリス室内交響楽団の演奏による、モーツァルトのピアノ協奏曲ハ長調Ｋ４６７を聴きながら。

追記（１月４日）

　ことし二本目の映画として、周防監督０７年作品「それでもボクはやってない」をみました。評判通り、考えさせられる映画です。ことしも、ＢＢＣの発表した「２１世紀最高の映画１００本」、雑誌エンパイアが示す「映画１００選」、イギリス映画協会が行った世界の映画監督３５８人による「Top 100 Films」などを参考に、良い映画をみたいものです。狩野良規先生からいただいた「ヨーロッパを知る５０の映画」なども書架から取り出しました。

　Neil Youngのアルバム「Freedom」(89)を聴きながら。彼も１９４５年生まれです。

１２月３０日

★今日も、かなりの時間音楽を鳴らしていました。１９４５年から１９５０年くらいまでの生まれのロック、ブルースシンガーのものです。具体的には、クリス・レア、マーク・ノップラー、デビッド・ギルモア、ボブ・シーガー、そしてブルース・スプリングスティーンなどです。いずれも現役であることがすごいです。老いは心からきたる、とつくづく思います。同年代のロッド・スチュアートの曲にforever youngというのがあります。聴くと元気が出ます。とくに長生きすることを望みはしませんが、生きているうちは若い気分でありたいと思います。https://www.youtube.com/watch?v=PGznEXXWdoo　この動画の視聴回数21041878は、理解できます。

　Bruce Springsteenのアルバム「Lucky Town」を聴きながら。

 

１２月２６日

★毎年この時期には、宗教曲、クリスマスソングをよく聴きます。よい曲が多いと思います。I-Tunesを使って、ことしはポップ、ロックにつき、次のような内容のセットを考えてみました。定番曲もいくつも入っていますが、わたしらしいのもあるとみていただけると思います。ちょうどＣＤ１枚分のヴォリュームです。

　01. We Wish You Christmas    Enya       

　02. Christmas Time　　 Bryan Adams

　03. All I Want for Christmas Is You　      Mariah Carey      

　04. The Ragpicker's Dream    　Mark Knopfler          

　05. Last Christmas     Wham             

　06. The Christmas Song 　　Owl City            

　07. Where Are You, Christmas 　　Pentatonix              

　08. Christmas Lights   　　Coldplay            

　09. Happy Christmas (War Is Over)  　John Lennon       

　10. Driving Home for Christmas      Chris Rea

　11. The Spirit of Christmas Past      Enya       

　12. それぞれのメリー・クリスマス   辛島美登里   

　13. クリスマスキャロルの頃には     稲垣潤一

　14. 雪の華 　　　中島美嘉          

　15. DEAR...again       広瀬香美                      

　16. 真っ白な世界       陣内大蔵         

　17. クリスマスイブ     山下達郎

　寒気がやってきています。府中観測点（東京農工大キャンパス内）での今朝の気温は最低がマイナス０．９度（６時）とのことです。日が差していますから、いまは１３度くらいです。

  市立図書館が２９日で年末年始の休館に入ります。一昨日、ニコラス・スパークスの小説３冊に加え、（毎日新聞の書評欄で村上陽一郎氏も今年の三冊のひとつにとりあげておられた）鈴木貞美「日本人の自然観」を借りました。図書館の中を静かに「散歩」すると、いい本に出合えます。

　上記のクリスマスソング集を聴きながら。いまは、クリス・レアの曲「Driving Home for Christmas」が鳴っています。YouTubeで美しい動画を観ながら聴くのがおすすめです。

追記（１２月２８日）

　菜園の何も植えていないところに米ぬかをまきました。驚かす気はないのだけれどミミズがでてきます。長年野菜を作ってきましたが、土が本当によくなってきたなと実感します。サトイモをすべて収穫しました。雑煮用にすると喜ばれています。

　Robert Crayのアルバム「Strong Persuader」を聴きながら。

さらなる追記（同日夜）

　雑煮用の大根を買いに国分寺の東元町の農家まで行きました。ありがたいことに、聖護院を手に入れることができました。午後、スパークスの「奇跡を信じて」を読み終えました。いまひとつ、という読後感です。あとの二冊に期待しようと思います。

　Bob Segerのアルバム「Greatest Hits」(94)を聴きながら。９００万枚売れたというのは分かります。とてもよいロック・アルバムです。

追記（１２月２９日）

　あと二日というにせまって、栗きんとん、黒豆などの用意も整ってきたようです。わたしといえば、読書三昧（ニコラス・スパークスの「きみを想う夜空に」原題は、Dear John）ですから、少し肩身が狭いです。部屋の片づけ、着るものの不用品整理など、することはないではありませんが、なかなか動けないものです。きょうも一日、Bob Segerを鳴らしていました。いまは、アルバム「Against The Wind」(80)を聴きながらです。４５年の生まれで、デビューアルバムは、６９年の「Ramblin’ Gamblin’Man」、最新は１７年の「I Knew You When」です。ほんとうに息が長いです。

　火の用心の鐘が鳴っています。ありがたいことです。　

１２月２０日

★寒い日が何日か続いた後の穏やかな日は、ことのほかありがたく感じられます。今年も残すところ１０日となりました。

　一昨日はクイーン、昨日からはクリス・レアとイギリスのロック音楽を聴いています。前者は、ＮＨＫのニュースウオッチナインが取り上げていたことから自分のアルバムを整理したのですが、後者は、ＭＤには録りためていたもののＰＣには取り込んでいないことに気付いていたからです。クリス・レアのディスコグラフィーをみてみると、９０年代なかば以降においてもStudio Albumがかなりの数出ていることに気付かされました。最新のものは、「Road Songs for Lovers」(11)です。ポップなもの、メロディアスなものだけでなく、ジャズ的なもの、ブルジーなものと多様です。クリス・レアのアルバムはベストアルバムなどもいれると１２，３枚もっていますが、なお増えそうです。とても好きなアーティストのひとりです。

　グリシャムの「依頼人」を原作とする「依頼人」を観ました。自殺現場を見てしまった１１歳の少年と事件を１ドルで依頼された女性弁護士を主人公とする、９８年製作の映画です。法廷場面も出てきますがそれはごくわずかで、「緊迫のサスペンス」ドラマです。少年マーク役の俳優、ブラッド・レンフロの演技には感心しましたが、ひととしてはその後うまく大人になれなかったようです。残念です。昨夜は、モーツァルトの生涯を描く、８４年の映画「Amadeus」（３時間版）も鑑賞しました。

　この時期、菜園にはさほどの変化はありません。さやえんどうとだいこんが非常にうまく育っているということくらいです。

　クリス・レアのアルバム「Snow」を聴きながら。８７年に日本だけで発売されたコンピレーション・アルバムで、冒頭の「Driving Home for Christmas」、次の「Josephine」ほか佳い曲が収められています。

同じくわが国向けのアルバムとして、「ing...」があることも知りました。

追記（１２月２２日）

　書き忘れていたことをひとつ。１９日の２時から、ラジオ深夜便で１９６７年のポップ・ソングを流しました。担当アンカーは三宅民夫氏です。取り上げられたのは、下記の１２曲です。

  1.The Monkees 　Theme of Monkees

  2.Jefferson Airplane　　 Somebody to Love  あなただけを

  3. The Cowsills　The Rain, The Park & Other Things　雨に消えた初恋

  4. Stievi Wonder　I Was Made to Love  愛するあの娘に

　5. Doors　　Light My Fire

  6. Vicky Leandros　　 L'Amour Est Bleu

  7. Rainbows　　Balla Balla

  8. The Seekers　　Georgey Girl

  9. The Who　　I Can See for Miles  恋のマジックアイ

 10. The Rolling Stones　　Let's Spend the Night Together  夜をぶっ飛ばせ

 11. The Beatles　　Hello Goodbye

 12. Prokol Harum　　A White Shade of Pale  青い影　

　ちなみに、こうしたことに関わりとても役に立つ情報源としては、

Wikiの「Timeline of musical events」、Billboard Year-End Hot100 Chart for 19**などがあります。前者では、１９６７年のBiggest hit singles　５曲として、上記プロコルハルムの「青い影」、ドアーズの「ハートに火をつけて」のほか、モンキーズの「アイム・ア・ビリーバー」、ビートルズの「愛こそすべて」、「ストロベリ−ズ・フォーエヴァー」が挙げられています。

　Chris Reaのアルバム「The Road to Hell」(89)を聴きながら。

さらなる追記（１２月２３日）

　北山正和「ロック史」を読みながら、Chris Rea, Mark Knopfler（Dire Straits） に引き続き、David Gilmour（Pink Floyd）を聴いています。アルバム「About Face」です。たまたまですが、レアが５１年、ノップラーが４９年、ギルモアが４７年と、生まれ年が２年ずつ遡っています。いずれもよくがんばっています。もっとも最近の作である、「Rattle That Rock」も気になります。

１２月１４日

★１週間ほど母に会いに掛川に帰ってきました。行きは暖かでしたが、帰りは雲も多く、気温は１２，３度で、少し寒かったです。富士あたりまでは真っ青な空のもと雪で４，５合目（？）まで覆われ神々しく見えた富士山でしたが、御殿場あたりで見えなくなってしまいました。バイクでの行き来も、そろそろきつくなってきました。

　この間、浜松市北区の井伊谷に行ってきました。井伊谷城址と龍潭寺を訪れました。「小さな旅」をご覧いただければと思います。

echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

  「さよならコロンバス」（69年作品。リチャード・ベンジャミン、アリ・マックグロー主演の、軍を退役した図書館員と女子大生との青春もの。作品内容はほぼ忘れてしまっていたが、同名の主題曲を覚えていた）、「セント・オブ・ウーマン夢の香り」（92年度アカデミー賞最優秀主演男優賞、ゴールデン・グローブ賞作品賞〈ドラマ部門〉、最優秀主演男優賞〈同〉、最優秀脚本賞を受賞作品。盲目の退役軍人と、アルバイトで道案内役をする全寮制名門ハイスクールの奨学生である青年が共に旅をするうちに心を通わせていく姿を描く人間ドラマ。挿話の一つに出てくる主演アル・パチーノとタンゴを踊る役のガブリエル・アンワーが美しく印象的です）を観、ハルフの「夜のふたりの魂」（帯の紹介を引用すると、「それぞれ伴侶に先立たれた男と女が、互いの孤独を埋めるため話をしながら一緒に眠る。ただそれだけでも、新しい愛が始まるには十分だった…。人生最後の初々しい恋愛を描く。Netflix作品「夜が明けるまで」の原作」。著者ハルフは、「1943生まれ2014年没、コロラド州生まれの作家。ニューヨーカー図書賞やホワイティング基金文学賞などを受賞」）を読みました。時間があるのはよいことだとつくづく思います。どうしたら観るに値する、読むに値する作品に出合えるか、考えてしまいます。いまのところ偶然に左右されていますが、けっこういい作品に出合えています。

　ホリガー、チマーマン、ジャコテなどの演奏による、バッハのトリオ・ソナタ集を聴きながら。トリオ・ソナタというジャンルはとても好きです。

追記（１２月１７日）

　未明からの雨です。乾いた菜園にはいいのですが、自主ゼミで渋谷に出かけますので、早く上がってほしいと思います。旧試験の問題の検討をしてきた自主ゼミですが、きょうで目標とする年度が終わります。ひと段落というわけです。

  The A teamからHappierまで、Singleとしてリリースされた１６曲をITunesで整理した、Ed Sheeran「Singles (self-made)」を聴きながら。アルバム、＋Plus、×Multiply、÷Devideはいずれも好きです。正規盤ではないようですが、「Greatest Hits」( 2 discs )もあります。

１２月２日

★早くも師走です。晴れて穏やかな日が続いていましたが、天気は下り坂なようです。日曜日の今日は、朝から、自然百景、小さな旅とテレビを観ていますが、久しぶりに日曜美術館も観ました。ムンクを特集していました。都の美術館で１月２０日までムンク展が催されるようです。８９年に、ハンブルクの市立美術館で、叫びやマドンナを観たことが思い出されます。ムンク展にはぜひ行ってみたいものと思います。上記のほか、自画像を何点か観ることができそうで、興味深いです。また、自然百景の前には、日本で働いているスペイン人の書いた「IKIGAI」という本のことが取り上げられていました。生き甲斐という言葉は、「もったいない」、「おもてなし」「うま（旨）味」などのように広く知られることになるのでしょうか。数十か国語ほどに翻訳もされているようで面白く感じました。好きなこと得意なことをして、社会にとって必要な人と受け止められ、それによってそれなりの収入も得られるということが重ねあったときに得られる気分ということのようですが、とくに高齢者の生きる意味に連なることのように思われました。

　ありがたいことに、気にかかることがいくつかあったＰＣですが、書斎のデスクトップ２台（一方は、Windows7professional、他方はWindows10で動いている）がいまはとても好調に動いています。ＰＣの好調さ如何は、気分のありように大きくかかわります。

　イタリアの女性作家マルガレート・マッツァンティーニの「動かないで」を泉訳で読んでいます。あと１５ページほどで終わります。２００２年のイタリア、ストレーガ賞の受賞作品で、ヨーロッパでのベストセラーだということです。事故で意識不明の娘の枕元での恐ろしい語りです。

　明日は自主ゼミです。これを済ませたら、天気次第で母のところに帰ろうと思います。旧試験問題の検討もひとまずのこととしてあと二年分で終わります。参加している院生・修了生は、新試験問題、予備試験問題ととてもよく頑張ってきました。

　Nick Drakeのアルバム「Pink Moon」(72)を聴きながら。

１１月２４日

★勤労感謝に関わる３連休の中日です。穏やかな日に恵まれています。高尾山には紅葉を楽しみにたくさんの人が訪れていることでしょう。我が家の菜園も山桜の落ち葉で被われています。

　ここ数日は、これまで集め整理した音楽データを新しいHard Discに保存する作業をしました。まだすこし重複分が残っていますが、全部で１．５TB分くらいあります。データのコピーに３０時間ほどかかりました。こういうことをしていると、本棚をみるのと同じで、自分の音楽に対する好みがあらためて概観できます。古楽から現代音楽までのいわゆるクラシック、ポップ・ロック、フォーク・カントリーソング、ジャズ、フレンチ・イタリアンポップ、Jポップと好みは多岐にわたります。これに、落語音源が相当量加わりました。

　こうした作業は、音楽を聴きながらしているのですが、これまでしてこなかったこととして、YouTubeをFoobarで聴くということを始めました。もちろん映像抜きで、音だけを高音質で楽しむというわけです。ここでも今年の誕生日にプレゼントしてもらったDACが役に立ちます。iTunesにもそれなりの良さがありますから、従前通り併用しているのですが、Foobarは本当にいいです。自分の持っているファイルがfolder structureに沿って示されます。聴きたいものへすぐにアクセスできます。

　YouTubeにあげられているDufayの「もしも顔が青いならのミサ」をフーバーで聴きながら。　

追記（１１月２８日）

　２６日に自主ゼミがありました。旧試験平成１６年度の問題を検討しました。毎回事前に起案してくるというやり方にしておりますので、２時間半ほどでかなり深い検討ができます。請負の問題に関しては繰り返し同様なことが問われています。深いところでしっかり分かってほしいと、いつもながらのことですが思いました。

　ＰＣの環境が今とてもうまく整っています。デスクトップ二台について、復元ポイントを作成しました。

　１週間ほど前から、あらためてポップ・ロックについて、聴きたいものが何か、それがＰＣですぐに聴ける状態になっているかを確かめています。この作業の中で、たとえば、Elton Johnのアルバム「Made in England」(95)、Glenn Freyの「Solo Collection」(95)、Travisの「Everything at Once」といったよいアルバムに気付いています。ＣＤジャーナルムックの「ロック・クロニクル1, 2, 3」、同「POP & ALTERNATIVE ‘00s」、「rockin’on Best 500 DISC1963-2007」なども取り出して斜め見ています。MDで録音してあったものをPCに取り込んだりもしています。

　YouTubeで、Bonnie Tylerのアルバム「Faster Than the Speed of Night」(83)を聴きながら。

１１月１６日

★　今朝の、府中の観測ポイントにおける気温は６．８度とのことでした。いよいよ晩秋です。書斎でも膝がけを使いはじめました。

１３日に高尾山に行ってきました。天気予報は雨があるかも知れないといっていましたが、思い立ったので行くことにしました。時間のことがあったので、高尾山口からの登りはリフトを使い、山上駅から奥高尾縦走路分岐のあたりまで行き、そこから北におり、日陰バス停で高尾行きバスに乗るという行程で動きました。予報通りで見晴らしはよくなかったですが、分岐で昼食をとり、５号路、４号路、いろはの森コースを歩きました。登り道は少ない行程ですから楽々でした。歩き始めたのが１１時頃、バスに乗ったのが１４時過ぎですから、２時間半ほど気持ちよく歩きました。

このところ、ニコラス・スパークスを読んでいます。いまは。「きみに読む物語」です。

菜園については、さやエンドウのために支柱をたて、ネットを張ってやりました。大きいもので２０ｃｍくらいまで伸びてきました。だいこんも順調です。昨年に引き続き、うまくいっています。寒冷紗を二つ用意して、冬菜と菜花の種を蒔きました。３度目です。これでしばらくすることがなくなります。さといもの収穫はもうすぐです。

Olivia Newton-Johnのアルバム「Greatest Hits」(77)を聴きながら。

１１月１１日

★　しばらく掛川に帰っていまして、更新が遅れてしまいました。この一週間も暖かな日続きでした。立冬を迎えたとはいえ、最高気温は２０度ほどありますから助かります。遠州というところはとても風が強いところなのですが、ずっと穏やかでした。母に会い、笑顔に接するとほっとします。

　掛川ではもっぱら読書ですが、今回は、読書に合わせてビデオを観ました。Message in a Bottleです。図書館でたまたまDVDでNights in Rothendaが目に入り借りたことがきっかけで、Nicholas Sparksの小説を、「最後の初恋」(Nights in Rothenda)、「メッセージ・イン・ア・ボトル」、「きみに読む物語」(The Notebook)と読んでいます。とくに、若くはない人の間の愛が描かれます。本は、さらに、藤沢周平の、「三屋清左衛門残日録」、「秘太刀馬の骨」も読み終えました。とくに、前者は隠居した者がいかなる心情を持って社会となお接するかが描かれ、共感することが多いです。後者においては、ストーリーの作り方の妙に驚かされます。

　１０日に帰ってきたのですが、今回もまた思わぬアクシデントに遭いました。富士で給油をしようと、あるスタンドに立ち寄ったのですが、鍵つきヒュウエル・キャップが開かなくなってしまいました。こわれてしまい、鍵を回してもまわるだけで、ついにはねじ部がとれてしまいました。結局、沼津のハーレー・ショップに立ち寄り、キャップを開けてもらうことができたのですが、思わぬ出費と時間のロスをしました。道志ダム経由で紅葉を楽しむ予定だったのに、秦野・伊勢原の渋滞に難渋することになってしまいました。いつも５時間半ほどで走ってしまう距離を１０時間かけることになってしまったのでした。このところ、バイクについては、パンク、バッテリー上がり、今回のことと御難続きです。

　最近気づいた、The Traveling Wilburysのアルバム、「Traveling Wilburys Vol.1」(88)を聴きながら。彼らには、もう一枚「Vol.3」があります。2は欠番だから２枚しかないわけです。George Harrison, tom Petty, Roy Orbison, Bob Dylanがメンバーですから当然ですが、懐かしい音色です。

 

１０月３０日

★　このところ暖かい日が続いています。最高気温が２２，３度まで上がるからありがたいです。しかし、今朝府中の最低気温は１０度を切りましたから文字通り晩秋に入ってきました。

　この暖かさだけでなく種々の条件があるのでしょうが、４月に咲く芝桜が数輪開花しました。吉野桜の開花のニュースを聞いていますから驚きはしませんが、早すぎます。Photo albumの「四季折々２」にアップロードしておきましたのでご覧ください。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　来春のことを考えて種まきをする時期になりました。パンジーやわすれな草、さやエンドウの種を蒔きました。さやエンドウについては穴あきマルチを使い、直蒔きしました。いま菜園ではさといもがあと一か月後の収穫というところまで来ています。だいこんがだいぶ大きくなってきました。年内には食べられるでしょう。

　このところ、ローランド社のIC録音機R-09を使って、かなりまえにMDに録った音源の一部をPCにとりこんでいます。これを書きながらのいまも、Pet Shop Boysの「Alternative」を録音しています。Line In端子がついているからこれができるのです。数十年前にカセットテープやオープンリールのテープに録ったエアチェック音源もとりこめますのでありがたいです。昨日も、４０年前にNHK　FMが流したテレマンのGetreue Musikmeisterを服部幸三、皆川達夫氏の解説付きで楽しめました。十分聴くに堪える音質ですから驚きです。

上記「Alternative」のDisc1を聴きながら。これは、彼らのアルバムVeryまでのシングルB面曲を集めた二枚組のコンピレーションアルバムの一枚です。

追記（１１月２日）

　　４，５日好天が続いています。１０月の不順が嘘のようです。もったいないことですが、この間ほぼ外に出ないで書斎にこもっています。ほぼ、読書、音楽鑑賞、DVD鑑賞です。「海鳴り」、「最後の初恋」、「江戸を読む技法」などと乱読状態です。DVDは、前記「最後の初恋」（原題は、Nights in Rodanthe）を原作とする同名の映画です。悩みを抱えた中年男女の出会いと共感のラブストーリーで、けっこう切ないです。主演のギアとレインは好感が持てます。

　　ディオンヌ・ワーイックのアルバム「The Very Best of」を聴きながら。Walk On By, I Say A Little Prayer, do You Know The Way To San Joseなど懐かしく聴けます。

１０月２４日

★　昨日この「ひとこと」を更新作業中保存をかけたときに、なぜか保存がかからず文書が失われました。「FC2」が示す注意によれば作業中１５分くらいで保存をかけないと不都合が生じることがあり得るとのことですが、こうした事故はこれで二度目です。バックアップをしておいたのですが、８月１３日追記のところまででしたので、ほぼ２か月分が完全に失われてしまいました。残念ですが仕方ありません。もう少し頻繁にバックアップをとることにするか、ワードで作成して都度アップロードするようにしないといけないと反省しています。前回は、全て失われたかと思ったところ、かろうじてキャッシュで取り戻し得ましたが、今回はだめでした。この二か月は数度にわたり東京をかなりの期間離れていたこともあって失われた文章量はそれほど多くなかったことが救いです。

　Chris Reaのアルバム「Road to Hell」(89)を聴きながら。

更新保存時欠落分メモ（８月後半―１０月中旬まで）

１．８月１日　掛川に帰り１３日に戻ってきたこと

　　　８月６日に島田市の智満寺に行ったこと（小さな旅３１）　

２．８月１６日　国選弁護人担当割当日であったが、担当なしに終わったこと

３．８月２２日　なりすましtwitterのこと

悪質ななりすましについては放置すべきではなく、Twitter社に対して凍結してもらうべく措置すべきであるとのアメリカ人の友人教授から忠告があった。その凍結のための措置もしてくれた。

　　　アメリカの法科大学院の「情報」、株式マーケットについてのあやしげな「情報」、加えてわたしあるいはわたしの周りの方々をおとしめる品位のない貶めを内容とするなりすましについては、なりすまし者における自己規律でのアカウント閉鎖を待っていたが、そういう解決ではなくおわったことはとても残念であった。

４．８月２２日　掛川に帰り、２９日に戻ってきたこと

　　２７・２８日松本泊で上高地を訪れた。天気には恵まれなかったけれど散策が楽しめた

　　「小さな旅」

５．８月２９日雑誌の「巻頭言」の執筆依頼に気づいたこと

　　　９月１４日を締め切りと変更してもらう。

6. ９月１日　奥田先生を偲ぶ会のこと

　  １５０名ほどの参加者

　　奥田先生のフレンドリーなお人柄

７．９月３日　台風の接近のこと

８．９月６日　菜園のこと

　　　寒冷紗張り、菜ばな、サンチュなどの種まきをしたこと

　　　同日北海道地震

９．９月７日　ハードディスクＣドライブが満杯になったこと

　　　別なディスクで稼働するように対応

　　　　これでＣドライブの余裕が２３７ＧＢとなった。

１０．９月８日以降　幕末史　新書２冊

　　　西郷どんをみていることとの関わりで、あらためて幕末史に関する新書を２冊読んだ。

１１．９月１１日　司法試験の合格発表があったこと

　　　青山の修了生の合格者は６人であった。１ないし２名の状況が数年続いたので少しほっとした。

　　　青山の修了生あるいは在学中で予備試験経由で合格した者は、青山の数字としては出ないが２人であった。２６日の祝賀会は少し賑やかになるだろう。

　　　同日、畳一枚ほどのところに、聖護院と青首大根の種を蒔き、寒冷紗を施した。

　　　わすれな草とパンジーの種も買ってきたので、キンセンカなどと共に蒔くことにし、鉢やプランターの用意だけはすませた。

　　　同日、合格者から電話があった。修了してから他大学の法科へいき、２年を過ごして受験資格を得、今年合格したということであった。喜びを分かちたいというのであろう。まさに、教師冥利に尽きる。

１２．「巻頭言」の原稿の脱稿

  　　弁護士会での専門分野登録制度の検討、継続教育と法科大学院の役割、広告規制の在り方、放送倫理執務のあり方、専門家責任などを紹介し、法学部、法科大学院で学ぶにあってもこれらのことに気を留めてもらいたい、資格を得たらフリーライドするにとどまらず、法の継続形成に積極的に関与する弁護士になってもらいたい、と論じた

１３．９月１７日　掛川に帰ったこと

    　足柄街道経由で帰った。県道78号線は、大雄山駅あたりから、足柄峠をへて御殿場に至るが、少し道幅が狭いところがあるがツーリングとしては快適な道路である。足柄城址で休憩した際、ほぼ並んで走った若者とバイク話をした。

１４．９月２３日　東京にもどったこと

　連休の中ということで、１３８号に出てから須走あたりが渋滞していた。道志みちの駅はバイクでいっぱいであった。自宅への土産として、掛川みちの駅でめずらしく無花果を購入した。

１５．９月２４日　自主ゼミ

　平成１９年度旧試験問題の検討　

１６．９月２６日　司法試験合格祝賀会がもよおされたこと

　　　青山法曹会の先生方も含めて５０人ほどが集まりよいお祝いの会となった。こんごとも努力を続けよき法律家になってほしいと思う。

１７．９月２８日　片倉・京王百草園への散策

　　「京王沿線の旅」もおもしろいと感じた。片倉では白花の菖蒲の苗をいただいた。　

１８．９月３０日　台風来襲のこと

　　　１０月１日未明、農工大の観測点での風速12、3m。

１９．１０月４日　イギリス映画「秘密と嘘」をＤＶＤでみたこと

　　　１９９６年のカンヌでパルム・ドール賞をとった作品で、見応えのある作品であった。

２０．１０月８日　掛川に

　いつものように道志みちを走ったのだが、３０日の台風の影響による土砂崩れにより迂回を余儀なくされた。まさに山の中を通る道であることを改めて実感した。時間は３０分ほど余計にかかったが、「道志ダム」を始めて通った。

２１．１０月１２日　法事

　　　妹の7回忌、父の13回忌をあわせ行った。

　　　ＣＢ１１００のバッテリーがあがってしまった。２００ｋｍの余走ったのにあがるというのは、（レギュレーターの故障もありうるが、おそらくは）バッテリーの寿命に関係するのであろう。１４日にアクサダイレクトのサービスを受け、修理業者に来てもらった。市内のスズキのバイクショップに持ち込み、バッテリー交換をしてもらった。１７日に引き取りに。

２２．１０月２０日　東京に

　　　まだ道志みちの通行規制が解けていないので、２４６号線を利用した。

２３．１０月２２日　自主ゼミ

　平成１８年度旧試験問題の検討

　テレマンのターフェル・ムジークをアルノンクール指揮、ウイーン・コンチェントゥス・ムジクスの演奏で聴きながら上記補完。

追記（１０月２８日）

　この二日は、天気予報が示すよりよい天気に恵まれました。菜園の掘り起こし、わすれな草・パンジーの種まきができました。いずれもとても小さな種です。これで発芽するものかと思ってしまいます。

　このところ、藤沢周平の市井ものを読んでいます。ひとつ前が「海鳴り」、そしていまは「本所しぐれ町物語」・「喜多川歌麿女絵草紙」です。「海鳴り」は、佐高信＝田中優子の対談集で両者が好きな作品として挙げていたので読んだのでしたが、経済学者の飯田経夫が、周平全集１４巻月報に、「なにがしかの不幸」という文章を寄せていて、「いちばん忘れがたい作品」として「海鳴り」を挙げていることもおもしろく感じました。紙商人が主人公の話です。紙取引のことに加え家族関係が描かれます。飯田がいうように、うまくいっている人をふくめ、「人はなにがしかの不幸を抱えて生きている」という人間観を示す作品、ということができるのでしょう。

　落語鑑賞も続けていますが、あらためて聴き始めて６か月ほどを経たいま、６００ほどの演目のうち好きなもの（だれだれの口演するなになに）を６０ないし１００ほど挙げることができるほどに聴いてきました。　

　TelemannのEssercizii MusiciをYouTubeで聴きながら。いまは、ヴァイオリンとオーボエのためのトリオ・ソナタです。きょうも音楽をかなり聴きました。主としてテレマンでした。

 

７月３１日

★　今日は自主ゼミで、久しぶりの渋谷です。大学の定期試験期間中なので、駐輪場のことを考え今回も電車です。旧司法試験の論文問題を検討していますが、ルール自体は分かっているけれど、それをどう適用するかについて考えさせる良問を扱います。有意義な議論がなされることを期待します。当時の問題は要件事実論的に考えるということを求めるものではありませんが、結局ＸのＹに対する請求は認められるかを問うていますから、考えられる訴訟物から始めて、請求原因事実を押さえ、Ｙ側のありうる反論（事実認否、抗弁）を想定し、結論を導いていけばよいという意味で、検討作法は変わりません。当たり前のことです。その際、法律、按例準則の解釈は、必要に応じて、あるいは細かく、あるいは大づかみに、することになります。作法をきちんと意識してもらえるようゼミでの議論を進めようと思います。前回の問題については提出された答案の添削を踏まえて、きちんと指摘してあげたいと思っています。

　　あすは母の誕生です。久しくしていなかったので、早朝でかけ会うことにしようと思い立ちました。暑さを避けるためにも早い出発は好都合です。間食させることは控えてほしいと示されていますので、ショートケーキをひとつ買って出向こうと思っています。グループホームの方々はみなさん優しい方々でほんとうにありがたく思っています。前にも書きましたが、つばめが毎年複数訪れるのには理由があります。Photo Albumに母鳥が子に青虫を上げる瞬間の写真をアップロードしてありますので、ご笑覧ください（７月１９日追記参照）。

　　落語の題目は、４５０ほどＰＣで聴く環境ができあがりました。同一演目を異なる噺家が口演するものをひとつと数えますと７００ほど集めました。つぎは、真の意味の鑑賞です。安藤鶴夫、江國滋、小島貞二、武藤禎夫、飯島友治、榎本滋民、興津要といった人たちの意見も参考に、自分の鑑賞眼によってほんとうにいいものを愉しもうと思います。

　　読書は、乱読気味ですが、いまは、古典では「源氏物語」、近世旅行記、藤沢周平の市井もの短編を楽しんでいます。

　　ブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団の演奏で、モーツァルトの交響曲第４０番を聴きながら。

追記（８月１３日）

　　わたしにとっては初めてのことですが、府中の家の給湯器に落雷がありました。基盤が壊れるという被害が生じました。夏だからいいようなものの、あらためて給湯器の役割を実感しました。ちょうどお盆時期なので、修理に１０日以上かかってしまいます。

　　このことがあって、掛川から帰るのが予定より遅くなってしまいました。今日帰ってきたのですが、Ｕターンラッシュのほか、大気が不安定ということで、動くことには決断を要しました。いつ出るか、どの道を選ぶかも、スマホによる雨雲情報と、空の明るさで考えました。結局、国道１号線バイパスで沼津まで、そのあとは２４６号線、厚木から２１９号線を走りました。おかげさまで、２３０ｋｍほどを４時間半ほどで、渋滞に巻き込まれることもなく、雷の心配、雨に降られることもなく走って戻ってこられました。朝５時少し前に出て、９時半前に着いたのですが、府中は、午後３時から３０分以上、近くで稲妻が光り、大きな雷鳴に驚かされました。運がよかったです。

　　今回の帰省は、母に会うほかは、藤枝の古刹「智満寺」、標高５００ｍほどにあるその「奥の院」まで、を訪れただけでした。後日、「小さな旅」で紹介します。

　　Dire Straitsのアルバム「Money for Nothing」を聴きながら。

７月１２日

★　蒸し暑い日が続いています。

　　未明に雨がありまして、この地域にあっては恵みの雨ですが、西日本での豪雨による災害は甚大で胸が痛みます。

　　自主ゼミの第２回を１０日に行いました。旧試験問題を検討するという内容ですが、なかなかよくできていて考えさせられます。次回は３１日です。

　　相変わらず、近世のものを中心に読書していますが、いまは浅井了意の東海道名所記（東洋文庫版）です。江戸を出てから大磯まで読み進めました。近世の旅行仕立ての作品も面白いです。手もとには、板坂耀子「江戸の旅と文学」もあります。数ヶ月前からの古典落語からはじまって、いろんなものに食指が向きます。江戸期を舞台とする小説の朗読なども愉しんでいます。今日も、藤沢周平の「朝焼け」と「祝い人助八」を聴きました。

　　ビートルズのアルバム。サージャント・ペパーズを聴きながら。「The Beatles in Mono 8」によってモノラルで聴いています。学生の頃には、こんな音で聴いていたのだなと懐かしく思います。

追記（７月１９日）

　　掛川から昨日帰ってきました。富士から富士山の裾野に入り、道志みちを走りますからそれほど暑くないツーリングでした。しかし、初めてのことですが、ＣＢ１１００の後輪がパンクするというアクシデントに遭いました。レッカー移動し、富士市のモトサービス富士で修理をしてもらったので、ふだんより５時間も余計にかかりました。パンクの現場は県道２４号線と国道４６９号線の交差点近くでしたが、そこを通りかかったイギリス出身の方に助けていただき、なんとか夕刻明るいうちに帰宅できたのは幸いでした。携帯電話の利便性も実感しました。チューブタイヤだからこそのアクシデントですが、雰囲気の好きなバイクを選んだのだから仕方ありません。

    道志みちでは自転車とバスの事故があったようで、若者が一人亡くなったと聞きます。痛ましいことです。あらためてかなり整備された山道でこその危険性を思いました。

    掛川でお世話になっているグループ・ホーム「水垂の里」で、つばめの写真を撮りました。御笑覧ください。つばめは、よい家にしかやってこないと母から聞きました。このホームでは、ことし３組が子育てをしており、もうひと組は旅立ったとのことです。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　　Blurのアルバム「Parklife」を聴きながら。

６月２８日

★　数日雨模様が続きましたが、昨日今日は晴れています。南風がつよく、背丈のある、コスモス、ダリアには気の毒です。蒸し暑いです。今日は午後少しの間、地下室に逃げ込みました。

　　この数ヶ月これまでになく集中して落語を聴き、落語関係文献を読みました。系統的にアプローチすることはとても有意義です。たとえば、江戸小咄を知るにはどのような文献を読めばよいかといったことも、深まっていきます。たとえば、「戯言養気集」について、三田村鳶魚編「未完自筆百種　第四巻」によるしかないと思っていたのですが、浜田＝武藤編「日本小咄集成　上」、武藤＝岡編「噺本大系　第一巻」でも読めます。江戸落語の歴史についても、まず何を、ついで何を読むのがいいかが分かってきます。たとえば、おなじく関根黙庵のものでは、「江戸乃落語」よりも、「講談落語今昔譚」（しかも、延広氏らの研究を踏まえた山本氏校注の東洋文庫版）を読むのがよいと思えます。大げさに言うと、学問の到達水準が分かってきます。演目も聴き進めてゆくにつれ、なにか自分にとって好ましいかが深まっていきます。誰の口演するものがよいかについてもそうです。昭和に入ってからの新作についてもこれまで知らなかったものを知ることになります。府中市立図書館がこの手の本をかなりの数所蔵していることも分かりました。関心は、次第しだいに、近世文学、近世史、説話文学に広がっていきます。

　　ここ何日かで鑑賞した演目では、「江戸の夢」、「雁風呂」がよかったです。二つとも、これまで聴いたことがありませんでした。偶然ですが、前者は丸子の近くの庄屋が出てきます。後者の舞台は掛川でした。

　　U2のベスト・アルバム「The Best of U2」を聴きながら。

　　この間に、「Photo Album」、「小さな旅」の更新をしました。

追記（７月２日）

　　もう７月に入りました。「ただすぎにすぐる物　帆かけたる舟。ひとのよはい。春、夏、秋、冬」（「枕草子」241段）。１日には、道志みちを平野まで走りました。往復２００ｋｍほどです。鳥居が気になっていた石割神社ですが、がんばって登りました。「小さな旅 30」をご覧ください。

　　http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

　　道志みち（国道４１３号）はまさにバイカーズ・ロードです。行き交うライダーが手を振って来ることが少なくありません。わたしは、ほとんど分かるかたちの会釈ですが、照れながら手を振り返すこともあります。フルフェイスのヘルメットをもちいていますが、相手からどう見えているのでしょう。

　　オリヴィア・ニュートン・ジョンのアルバム、「Essenntial Collection」を聴きながら。

６月１３日

★　梅雨に入って５日です。昨日、豊洲への移転ということで気に掛かっていた築地に出かけてみました。築地（場内・場外）市場をのぞいてきました。友人の西内弁護士の事務所が築地にあるので、日比谷線築地駅は何度も利用していたのですが、築地市場は初めてでした。海鮮料理を中心として外国人観光客であふれていました。そのあと、勝ち鬨橋をわたり月島に入り、北に向かって両国まで歩きました。１０ｋｍほどの散策ですが、１０日分くらい歩きました。脛がつりそうになり、ふだんもっと歩かないといけないなと実感しました。こんなとき、「東京散歩マップ」（成美堂出版）という本はとても役立ちます。清澄庭園（http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html）ですこし休みましたが、ほぼ歩きずくめでした。

　少し端境の感のあった庭の花ですが、コスモス、矢車草、百日草、ダリアが咲き始めました。野菜の成長の勢いはすごいです。ジャガイモ、いんげん、大葉の初収穫も済ませました。とまと、きゅうり、かぼちゃはぐんぐん伸びています。毎朝、サンチュと大葉のサラダを楽しんでいます。

　江戸小咄本がかなりそろいました。息抜きに読むのにいいです。「江戸笑話集」（岩波古典文学大系）、宮尾しげを編「江戸小咄集１，２」、興津要編「江戸小咄」、同「続」、武藤禎夫編「元禄期軽口本集」、同「安永期小咄本集」、同「化政期落語本集」などです。武藤禎夫編の「江戸小咄辞典」は、こうしたものの鑑賞におおいに役立ちます。武藤禎夫「落語と噺本」（国文学解釈と教材の研究ー古典落語の手帖」所収）、興津要「小咄の歴史」（上記「江戸小咄」所収）も参考になります。

　スガシカオのコンピレーション・アルバム「Sugarless」を聴きながら。

追記（同日夜）

　Photo Albumを更新しました。http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html?aid=1&iid=14

　　　　　　　　　　　　　　　http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html?aid=1&iid=13

　大滝詠一のアルバム「Best Always」を聴きながら。

追記（６月１５日）

　いかにも梅雨らしい日でした。ひんやりしていて火の気が恋しいです。膝にタオルケットを掛けています。

　歯科を受診したあと、ホームセンターに寄って、ひまわりとコスモスの種を買って来ました。いつも庭に何かを咲かせていたいです。

　小田和正のアルバム「あの日　あの時」を聴きながら。

追記（６月２２日）

　ほぼ１週間留守をして今日帰ってきました。今朝、掛川でラジオのローカル・ニュースを聴いていて、掛川を流れる逆川の、城近くの土手に植えられた百合が満開であることを知りましたので、みてきました。色とりどりでとても美しかったです。Photo Albumに何枚か写真をアップロードしましたのでご笑覧ください。

　http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

　わたしの好きな門松敏生作品をあつめたコンピレーション( My Favorite Songs )をiTunesで聴きながら。Alright、せめて無事な夜を、Ramp In、何もない夜、あるがままに、City Nights、Realize、Shibuyaなどです。

追記（６月２５日）

　明日から自主ゼミを再開します。　

 「小さな旅」を更新しました。上記した掛川城の百合、南部町の「西行公園」です。

　http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

　Stingのbest album 「Fields of Gold」を聴きながら。

　　　　

６月１日

★　もう６月です。いつも思うことですが、時が経つのが早いです。週明けには梅雨入りかもしれません。今週末は晴れるようですから、２５０ｋｍほど走りたいなと思っているところです。道志みちをいくつもりですがきっと混み合うことでしょう。山中湖畔の平野から先は、１３８号線の水土野で右折し県道２３号線に入り、富士山スカイライン、県道１５０号線、国道１３９号線経由で富士に出ることにしようかと考えています。

　一昨日、司法試験受験者を慰労する会に出ました。久しぶりの渋谷でした。自主ゼミの参加者ほか何人かとおしゃべりが出来ました。９月にはまた合格祝賀会でお会いしたいものと思いました。メールで「民法に関しましては、今までで一番納得のいく答案が書けたと思います。ゼミや民特で考えた論点がほぼすべて出題されました。添削していただいたので書き方にも自信がもてました。本当に感謝しております。」と言ってくださる方もあってうれしく思いました。自主ゼミを再開したいというお話もあり教師冥利に尽きるなと思っているところです。

　この時期、野菜、花はぐんぐん伸びます。今日は南瓜のつる先を摘み、かぼちゃを３本立てにするため脇芽を掻きました。ダリヤもコスモスも伸びています。夕顔もしっかりした双葉になりました。三つ葉が出てき始めているものもあります。つるなしインゲンもこの時期種を蒔けば数日で発芽してきます。自然の力です。ねぎの苗もうまく根付いたように見えます。

　あらためて古典落語の鑑賞をはじめてはや３か月ほどになります。落語の歴史、芸談、江戸小咄などと視野は広がっていきまして、落語関係書も重要なものはかなりそろいました（http://echolaw.web.fc2.com/rakugo.pdf参照）。今日も、前田勇「改訂増補　上方落語の歴史」が届きました。手元にありいつでも聴ける噺（ネタ）も３００以上になりました（http://echolaw.web.fc2.com/rakugodaimoku.pdf参照）。落語研究がどんな人によってどれほど進められているかも相当程度分かってきました。それとともに江戸の文化、日本近世そのものにも関心が向いていきますからおもしろいです。岩波新書のシリーズ日本近世史（５冊本）も、３巻、１巻というように読み進めています。たかが落語と思われるかもしれませんが、奥が深いなと実感します。

　CPE Bachのフルート協奏曲集を、Emmanuel Pahudのフルート、Torevor Pinnock指揮Kammerakadamie Potsdamの演奏で聴きながら。

追記（６月２日）

　この１週間ほどの間、脇に置きときどき開いて拾い読みしている本があります。鹿島茂「悪の箴言（マクシム）」です。ロシュフーコー、パスカル、フォンテーヌ、ブリュイエール、シオランのマキシム２７０を、わたしたちの社会で起こっている種々の事象に結びつけながら紹介しています。そうだなー、と共感することもしばしばです。学部生のとき書いた論文（２年生のときに学生論文集に応募し、わたしとして初めて活字となった、「抵抗権について」という論文）を閉じるにあたり引いたのが、パスカルの法律（悪法）に関するマキシムでしたから、長きにわたってこの手の箴言集に関心を寄せてきたというわけです。ロシュフーコーの「太陽も死も、これを直視することができない」は、倉田元判事が、青山にお招きしてしていただいた講演の中でご自分がただ一度言い渡した死刑判決に関連させてふれておられたことも思い出します。もう２０年以上前のことです。「ひとのありとあらゆる営みは、すべて気晴らしに過ぎない」、「ひとは小さなことに対しては敏感であるが、大きなことに対してはひどく鈍感なものである」。こんなマキシムを示すパスカルのパンセを手始めに、マキシム集をもう一度読んでみようかなと思っています。上記した論文は、憲法の丸山健という先生のゼミに入れてもらおうと思って書いた抵抗権についてのものでしたが、書き終えたときの満足感を思いおこすことにもなるでしょう。

　映画「Love Actually」のSound Trackを聴きながら。ＯＳＴでは、「小さな恋のメロディー」、「トップ・ガン」などと並んで、もっとも好きなものの一つです。

追記（６月８日）

　一週間ほど留守をしました。この間に野菜、花はぐんと伸びました。自然の力、生き物の力はすごいです。メシヒバなどの雑草も同様でして、これは困りものです。

　前回帰省したとき出かけた大井川川越遺跡について、「小さな旅」で紹介しました。アルバムも「四季折々」に３葉アップロードしました。ご笑覧ください。

　YouTubeで、ColdplayのGreatest Hitsを聴きながら。https://www.youtube.com/watch?v=nNe8o04OHR0&t=14s

５月２１日

★　少し間が開いてしまいました。５月下旬となりました。早いものです。

　　１２日に藤沢で行われた高校の１年生のときのクラス会に出て、そのまま掛川に行き、１週間過ごしてきました。クラス会には、１８人参加しました。会話がはずみました。１時から５時近くまで、席を移りつつ、昔を懐かしみ、現況を語りあうという楽しい時を過ごしました。こられない方々にも思いを寄せることができました（その翌日だったかに、担任の奥田先生が４日前に亡くなられていたとの訃報が示されまして驚きました。その５日ほど前に、幹事のお一人が先生にお会いしていたのです。にこやかに親しくお話をしてくださった柔和な先生のお顔が目に浮かびます。まことに残念です。寂しいです）。皆に送られて、その足で静岡に向かいました。西湘バイパス、箱根新道、国道１号線バイパス。いずれも、さほど渋滞もなく、快適でした。府中から、藤沢経由で掛川まで２６０ｋｍほどのツーリングを楽しみました。箱根新道は少し寒かったですが、まさにツーリングに絶好の季節です。帰りは、日曜日に道志みちを走って戻ってきたのですが、道志みちの駅は、バイクがたくさん集まっていました。バイクは、外車、日本車と様々ですが、同好のものがたくさんいるなと実感できます。

　この間出かけたのは、大井川にかかる木製の橋蓬莱橋、旧東海道島田（嶋田）の宿だけでした。蓬莱橋は、世界一長い木造歩道橋で９００ｍほどあるとのことでした。渡っているとき、大井川は山から海へ、すなわち北から南に流れると思い込んでいたので、太陽の位置との関係で、川の流れの向きが変だなと感じたのでしたが、帰ってきてから地図を見るとなるほどと思い直せます。金谷で牧の原台地にぶつかり、西から東へと流れの向きが変わっているのです。これよりだいぶ上流に架かる新大井川橋（国道１号線バイパス）のところでは、ほぼ北から南に向かって流れているのですが。河口のところでも、南東に向かっていることに気づかされました。富士川、安倍川、天竜川とは異なります。島田宿を訪れたのは初めてでしたが、川会所、人足の待機宿などと、川越遺跡（国指定史跡）が復元整備されていました。

　この間に判例体系の仕事も終えることができました。今回は、９０条から９５条、加えて時効に関する２５件ほど、すべて高裁判決を整理しました。

　ショパンのピアノ協奏曲第１番をサンソン・フランソワのピアノで聴きながら。

追記（同日）

　手持ちする落語の演題数は、２３０題目位になりました。関心は、同じ題目が人によってどう違って演じられるかに向かいつつあります。意識して系統的に聴いてくると、気に入った演題、その演題についての好ましい噺家が分かってきます。世評についても、多くの場合肯けます。昭和の名人と言われ、暉峻氏が「落語芸談」とりあげる５，６人、加えて米朝の口演が格別であることも分かってきます。漱石が若い頃魅了された円遊の系統よりも、おなじく漱石が天才だと評し、彼と時を同じうして生きていて幸せだと語った三代目小さんの系統、第１次落語研究会の系統が好ましいです。まくらも、現代的な内容のものはいりません。ラジオの時代を懐かしむなかで落語を聴くとはそういうことでしょう。とくにライブ録音のものは、客の反応が分かっておもしろく聴けます。仕形をもみるのだというと、YouTubeにあがっている動画が助かります。

　べートーベンの弦楽四重奏曲ラズモフスキー第１番を聴きながら。今日は、ロマン派です。

追記（５月２２日）

　梅雨入りまで２週間ほどでしょうか。今朝も空気が乾いていて快適です。この時期を大切にしたく思います。

　植物の生命力には驚かされます。昨年収穫した唐辛子ですが、さやをさいてとった種を蒔いておきましたら立派に発芽しました。こちらが手を貸してあげればきちんと世代交代が行われます。いや、大葉などはほおっておいてもあちこちから芽が出てきて大きくなっていきます。留守していた間に夕顔がいくつも芽を出していました。きのうサヤエンドウを片付け、支柱とネットをゴーヤのために移してやりました。こうしているうちに、ストックやスイートピーの種が膨らんできています。

　ケルル(Jacobus de Kerle)のミサ曲を、ウエルガス・アンサンブルの演奏で聴きながら。実に美しいです。

５月９日

★　大型連休が明けたというのに、予想最高気温が１５度ほどと、３月下旬なみの寒さです。北風が強く、伸び出したジャガイモの何本かが倒れました。支えをしてやらないといけません。

　そうはいうものの、菜園の草花の伸び方は著しいです。オクラ、バジル、朝顔、夕顔、春菊、にんじん、そして百日草、コスモスなどうまく発芽してくれています。かぼちゃは新潟で買ってきたもらった坊ちゃん、自前のものの定植をほぼ終えました。狭いところだから場所選びが大変です。

　ここ数日に、法学部のときのゼミ卒業者である二人の裁判官から移動の知らせがありました。ふたりとも仙台ですが、ひとりは高裁にとのことでした。このような知らせはほんとうにうれしいです。それぞれ、新たな任地で存分にご活躍いただきたいものと思います。

　趣味の領域でうれしく思ったのは、落語演目に関する、武藤禎夫「定本　落語三百題」と東大落語会編「増補　落語事典」がそろったことです。いずれも高い評価を得ているもので、今後の系統的な落語鑑賞に大いに役立ちます。図書館から、この領域における博士学位論文「落語の原話研究」（法政大学）を中心にまとめた、中込重明「落語の種明かし」(岩波書店04刊)を借りてもいますが、どんな領域も奥が深いなと実感させられます。この領域の研究状況、著作者のありかた、著作のジャンル分けもおおかた分かってきました。論文を書くわけではなく、鑑賞に役立つ程度に分かればいいのですが、職業柄ついついこういうことには気が向いてしまいます。手に入れるのは、自分にとって大切だと思われる本にとどめることにします。

　主題別の演目につき暫定版をつくりましたので、ご参照ください。http://echolaw.web.fc2.com/ThematicOrder.pdf

　モーツァルトのAve Verum Corpus、ハ長調ミサを聴きながら。前者はほんとうに美しいです。

４月２９日

★　大型連休が始まりました。どこにいっても、交通渋滞と人混みでしょうから、この時期はおおむね家にこもっています。恒例行事は、ホームセンターに出かけてトマトなどの野菜の苗を手に入れ、菜園に植えることです。昨日も、トマトのほか、なす、きゅうり、シシトウを買ってきました。狭い菜園ですから、連作障害、日当たりのことを考えると、どこに植えたものかと一苦労します。先週あたりから、青じそ、オクラ、サンチュ、バジル、インゲン、ゴーヤなどの種も蒔きました。寒いうちに寒冷紗で覆って蒔いたほうれん草、小松菜、サンチュなどは日に日に伸びています。

　春の花は満開です。今年初めては、ストックです。見事に花開いています。これらを愛でながら、コスモス、百日草、朝顔、夕顔の種を蒔きました。

　この間、判例体系の仕事をしながら、落語、狂言、説話に関する文献の整理をしました。いずれも、笑いに関わるものです。落語のCDも、かなり集まりました。よく、落語２００題、３００題などと言いますが、２００演目くらいはいつでも聴ける状態になりました。YouTubeにもたくさんアップロードされています。とくに、文楽、志ん生、圓生、金馬、小さん、三木助、米朝、志ん朝のものなどは相当な咄が聴けてしまいそうです。この間、噺家の著作として、米朝「落語と私」、圓生「寄席育ち」、小さん「咄も剣も自然体」などを読みました。いまは、文楽の「あばらかべっそん」です。とくに全二者は勉強になります。すでにここでも紹介している、研究者、評論家の著作も含め、この世界も奥が深いなとつくずく思います。最新の文献一覧は、http://echolaw.web.fc2.com/rakugo.pdfです。　

　バッハのブランデンブルグ協奏曲を、La Petite Bandeの演奏で聴きながら。心地よい演奏です。

追記（５月２日）

　連休の合間をねらって、昨日八王子城跡を訪れました。今回は、標高４６０ｍほどの「本丸跡」に登って帰ってきました。南側は遠く相模湾に向かって開いているところがあっていい気分でした。沢を渡る風は心地よく、ウグイスほか野鳥の鳴き声も楽しめました。かなりの勾配の箇所もあり、とてもいい運動になりました。写真は、http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm　の「２４」をご覧ください。

　落語の題目一覧としておそらくもっとも充実している武藤禎夫「定本　落語三百題」を手に入れました。こうした本は、持っているだけで幸せな気分になれます。

　あす３日は、国選の担当日です。１０時から１７時半までの待機です。犯罪がない方がいいという意味では頼まれない方がいいのですが、どうなるでしょうか。

　ヘンデルのConcerto Grosso Op.6を、Pinock指揮English Consortの演奏で聴きながら。

４月１６日

★　ここ数日、３月半ばの気温がぶり返しています。すっきり暖かになっていくというふうにはいきません。しかし、庭、菜園の姿は春模様です。スイートピー、ストックのほか、矢車菊も咲き始めました。秋に蒔いた種からですから、うれしくなります。野菜では、サヤエンドウが毎日採れています。

　あすは、最後の自主ゼミです。一問でいくつかの契約関係を考えるという総合問題をやります。前回検討した予備試験問題の解答はとてもよくできていましたので、このままがんばってほしいと思います。

　Vivaldiの L'estro armonicoをBiondiの演奏で聴きながら。

追記（同日２３時）

　狂言本の「参考文献一覧」を充実しました。刊行時に気づいていたものの買わなかった岩波講座「能・狂言」の第５巻「狂言の世界」を、古書で手に入れました。落語本と同様に、これはというもの何冊かを集めようと思っています。

　http://echolaw.web.fc2.com/kyougen.pdf

　L'estro armonicoの続きを聴きながら。颯爽とした演奏で心地よいです。

追記（４月１７日）

　７時半には書斎に入るという生活がずっと続いています。気持ちがいいです。

　上記「参考文献一覧」にほんのわずか手を入れて、ひとまずの確定版としました。もう一つ、「説話文学」に関する文献一覧

もつくりたいなと思っています。

　天気は下り坂です。ツーリングをしたいなとむずむずしているのですが、１９日以降にしよう、と思います。

　Kylie Minogue のアルバム「Fever」を聴きながら。なんといっても、大ヒットした、Can't Get You Out Of My Headがいいです。YouTubeなら、https://www.youtube.com/watch?v=c18441Eh_WE

追記（４月１７日夕刻）

　夕食前の一休みです。いいゼミをすることができました。答案をどう書くかを含めてよく考えてもらいました。雨から逃げるかたちで帰宅したのですが、追いつかれてしまいました。今夜、明日午前中は雨でしょう。

　Coldplayのライブ演奏で、Can't Get You Out Of My Headを聴きながら。

　https://www.youtube.com/watch?v=kcriZ9xzRvc

追記（４月１８日）

　三月下旬の気温ということで、一日中ひんやりしていました。あすは、晴れて暖かくなるそうなので、２００ｋｍほどのツーリングをしようと思います。しばらく、東京を離れます。道志みち、４６９号線は、雨後だから、若葉があおぞらに映えることでしょう。

　一連の作業として、平安末から中世にいたる説話集に関する本を整理しました。暫定版をアップロードしました。いろいろなコンテクストで説話集を見ることができましょうが、ひとまずは「おかしみ」との関係でみてみようと思います。若かった頃、通勤電車で、今昔物語集や古今著聞集などを文庫で読んだことを思い出します。耳は、小型カセット・レコーダー、MDという時代です。http://echolaw.web.fc2.com/setsuwa.pdf

　Paris Matchのアルバム「Best of Paris Match - Groovy Red」を聴きながら。おしゃれで、大好きです。

　　

４月１０日

★　昨日今日と、４月はじめなみの気温です。朝のひんやりした空気は心地いいです。日中は２０度近くまであがりますから、昨日などもバイクで走る際上に着たのはジーンズ生地のジャンパーでした。実は、ハーレーの電気系統に不具合が生じて、レギュレーターとバッテリーを取り替えざるを得なくなりました。昨日は修理が済んだということなので、モト・ギャルソンというハーレー・ショップまで取りに行った次第です。バッテリーの交換はこれで二回目となります。まさに消耗品ですから仕方ありません。これで、なんどか点灯したバッテリー警告灯はもうつかなくなるでしょうから、安心して遠乗りできます。ハーレーの走行距離メーターは２万６千ｋｍを超えました。よく乗ったものだと思います。車検に出しているCBも、今日、明日には戻ってくるでしょう。

　Keith Urbanのアルバム「Keith Urban」を聴きながら。

追記（４月１１日）

　前線の通過のさきぶれで、強い風がふきはじめました。判例体系の仕事を進めていますが、息抜きは「東海道中膝栗毛」を現代語訳（伊馬春部訳・岩波現代文庫版）で読み始めました。江戸期の東京・神奈川・静岡の旅が表されますから、実に興味深いです。児童書の膝栗毛しか知らないものにとっては新鮮です。買うなら、岩波文庫版、古典文学全集版、あるいは古典文学大系版かにしようと思います。

　J-Popのコンピレーション・アルバム「そよ風に抱かれて」を聴きながら。こうした編集ものもたまにはいいです。尾崎亜美、チューリップ、オフコース、稲垣潤一などの曲が入っています。

追記（４月１２日）

　明け方目が覚めてしまったので、床の中で、「膝栗毛」を読み進めました。府中（静岡）、鞠子、岡部を過ぎました。弥次喜多は、宇津の山路で雨に降られます。「降りしきる雨やあられの十だんごころげて腰をうつの山みち」。ここ数年のうちに、数回訪れましたから、実感がわきます。空気を感じることができます。時が移っても変わらぬものがあるように思います。それを感じることができるかは、こころの持ち様次第です。

　めずらしく、トンコープマン指揮、アムステルダム・バロック・オーケストラの演奏で、Wassenarの「Sei Concerti Armonico」を聴きながら。サブのパソコンで、USB DACを通して、鳴らしています。ヴァッセナールは、曲は少ないですが好きな作曲家です。

追記（４月１３日）

　早起きをし、花の写真を何枚か撮りました。Photo Albumにアップロードしました。ストックは、今年初めて楽しんでいます。

　　http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html?aid=1&iid=14

　アンナ・ビルスマのチェロによる、ハイドンのチェロ協奏曲第一番を聴きながら。　

　

４月６日

★　早くも新年度です。この一週間は、５月の陽気でした。昨日は、東京も夏日ということでした。

　　１週間ほど府中を留守にしました。掛川で、春の花々を楽しみました。写真も撮りましたので、今日明日うちに、Photo Albumに載せたいと思います。

　　興津要「落語　笑いの年輪」を掛川への行きかえりで読み終えました。昭和４５年くらいまでを扱っているのですが、落語４００年ということをうまく示してくれています。落語口演自体は、I-Podにいくつかを入れていき、往復のバスで少し丁寧に聴きました。江戸小咄などに由来する明治、大正期までの落語、すなわち古典落語ですが、戦後昭和の名人の口演になるものです。くすぐりの気味がいいです。だじゃれもないではありませんが、単なるギャグとはまったく違います。名人と呼ばれたひとそれぞれの生き様が反映しています。志ん生の「火炎太鼓」、文楽の「大山詣り」、金馬の「目黒のさんま」、円生の「百川」、三木助の「芝浜」などです。けなしたり、殴ったり、ひとのいやがることをさせて感じさせるタイプの下品な笑いとまったく違います。聴き手の学習をふまえた参加をときに求めますから、知的ともいえます。

　　この暖かさゆえ、庭のほうれん草、さやえんどうは一気に伸びました。花も、アネモネ、クリサンセマム、マリーゴールド、なでしこが咲き、矢車菊、スイートピーももうすぐという気配です。花木では、山桜も散り始めました。

　　Bee Geesのベスト・アルバム「The Ultimate Bee Gees (Disc2)」を聴きながら。Disc1よりDisc2の収録曲のほうが懐かしいです。Massachusetts、I Started a Joke、First of Mayなど。学部学生時代を思い出します。

追記（同日）

　　南風が強い日です。久しぶりに菜園に出て一仕事しました。里芋を植える準備です。石川早生を植えるつもりです。よくみると、サヤエンドウが食べられるほどの実をいくつかつけていました。ついでに、バジルの種を播きました。自前の種ですが発芽するでしょうか。

　　Keith Urbanのアルバム「Be Here」を聴きながら。

追記（４月８日）

　　このところ日による寒暖差が大きく、雨があったり、風も強く吹いたりしています。こうして、穏やかな春に向かっていくようです。

　　昨日は、二つのホームセンターに歩いて出かけました。５ｋｍ以上歩いたと思います。サトイモ（石川早生・土垂）の種芋をあわせて１ｋｇ買ってきました。すでにうなっておいて場所に植えました。収穫は１１月ですから、長丁場です。つるなしインゲン、バジル、ノースポール、スイートピーの種蒔きもしました。総じて、いい運動となりました。この１０日ほどの内に、にんじん、青じそ、かぼちゃ、ゴーヤなどの種蒔きもしようと思っています。一ヶ月もすると、トマトやきゅうりの苗を植えなくてはいけません。

　　これまた昨日、PCの起動が遅いので、やむなく別のハードディスクに移行するための作業をしました。クラウド化の進んだいまのPC利用環境では、移行作業のほとんどは、ポータブルHDを介しての音楽ファイルのコピーと、Foobar・ITunesという効率的に聴くためのシステムの構築にかかわります。すべて整いました。ついでに、「Photo Album」と「小さな旅」の更新をしました。ご笑覧ください。

http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html

http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

　　モーツァルトのピアノ・ソナタK310をブレンデルの演奏で聴きながら。ブレンデルは、知的でクールです。

　

３月２１日

★　春分の日ですが、まさに花冷えです。府中でも最高気温が５，６度のようです。２０日に掛川にと思っていましたが、寒く、かつ雨模様であったので、来週に変更です。したがって、墓参りは、一週間遅れとします。発芽したばかりの小松菜はこの寒さに驚いているでしょう。

　　このところの気分転換は、落語本です。既述のごとく大事な本をいくつか手に入れました。今村「落語の世界」、暉峻「落語の年輪」、米朝「落語と私」、興津「落語ー笑いの年輪」などです。口演も楽しんでいますが、たとえば、「掛け取り」あるいは「掛取万歳」を、松鶴、圓都、円生、米朝、伸治、市馬、さん喬、米團治、生喬などと、異なる噺家のものでいくつか比較して聴くのはおもしろいです。一番好きなのは、万歳も入った円生の口演です。若い噺家には味を出すのがむずかしい演目のように思えます。

　　動画付きということで、円生の口演を視聴しながら。https://www.youtube.com/watch?v=sZF-258a9So

追記（同日午後２時）

　　みぞれかと思っていたら、雪に変わりました。

　　スエディッシュ・ラウンジ・アルバム「Stockholm Station」を聴きながら。コーヒーを飲みながら一休み。

追記（3月２３日）

　　思ったほど気温が上がりません。しかし、今週末、府中の桜通り、公園通りの２００本ほどの桜は満開となるでしょう。府中市の桜の名所は、ほかには、多摩川かぜのみち、多磨霊園、武蔵野公園といったところです。

　　第一法規の「判例体系」の仕事に着手しました。年に二回のサイクルです。今日は、担当判決自体をデジタルファイルで集めることを済ませました。連休明けあたりが原稿の締め切りとなっています。

　　明日は法務研究家の修了式です。いつものことですが、激励会となります。

　　Bill Evans & Jim Hall「Undercurrent」を聴きながら。アルバムジャケットが、あることに結びついて心に刺さります。

追記(３月２６日）

　　落語本、笑話本を少しずつ集めています。今日届いたのは、「戯言養気集」（三田村鳶魚編「未刊随筆百種第四巻」所収）です。「醒睡笑」、「きのふはけふの物語」と並らぶ江戸初期の笑話集のひとつです。中央公論社７６年刊の缶入り古書ですが、本代そのものはおどろくことに９３円でした。本として、書店の棚に長く置かれっぱなしより幸せでしょう。

　　自主ゼミはひと段落しました。本試験問題、予備試験問題はすべてこなしました。参加者はほぼ全部につき起案もしましたので、充実感がもてたことと思います。ここでの学習は、必ずや役立ちます。思いかけないことでしたが、参加者がみなさんで「桜の苔玉」をくださいました。教師冥利に尽きます。９月に予定されている合格祝賀会でお祝いすることをもってご好意のお返しとしたいと切に思います。

　　ブリュッヘンの演奏になるアルバム「Blockfloetenmusik auf Originalinstrumenten I」を聴きながら。パーチャム、ファン・アイク、ルイエなどの曲がとりあげられています。ほんとうに心が休まります。

　　　　　　　

３月１２日（１３日補正）

★　明日、明後日は、ゴールデンウィーク頃の暖かさだそうです。梅、鉢植えの杏、玄関脇のさくら（さくらんぼ）は、満開を過ぎ、あるいは満開です。つぎは、地植えの杏、山桜と開花します。この暖かさにつられて、甲府の奥村不老園に行ってみようかと考えています。３２００本の梅があるとのことです。去年は、湯河原の幕山の梅をみに行ったのですが、春の嵐でひどい目に遭いましたが、ことしは楽しめるでしょう。すこし遅いかなと思いますが、甲州路を走ること自体楽しみです。往復２００ｋｍほどです。いよいよツーリングのシーズンが始まりました。府中は、甲州、信州への遠乗りには好立地です。

　芝桜を育ててみようと思い、苗を求めるべく、ホームセンターを訪れたり、問い合わせの電話をしたりしています。時機にはまだすこし早いようですが、これならという苗を６株求めました。まずは、少なくともプランターを６つほどは作りたいです。きっかけは、昨年４月富士芝桜まつり（山梨県南都留郡富士河口湖町本栖）をみたことです。小さな濃い、淡いピンクの花に魅せられました。道志みちでも、玄関へのアクセス、道路脇の石垣でよく見かけます。少しずつ増やしていきたいな、と思います。

　種じゃがいも、にんじんや小松菜の種も買ってきました。春から夏にかけての野菜作りの季節になりました。

  落語関係本の「一覧」を作るについて、すこし時間を使いましたが、ほぼ完成版に至りました。→　http://echolaw.web.fc2.com/rakugo.pdf

　そこに掲げたもののうち興味をそそられるものの何冊かは持ちたいと思っています。ひとまずということで、「古典落語の力」、「落語の年輪」、「落語の歴史」、「落語名人伝」、「戦後落語史」、「落語の鑑賞２０１」を求めました。ＣＤで聴ける名演を承知するために、「落語ＣＤ＆ＤＶＤ名盤案内」と「古典落語ＣＤの名盤」も買いました。「落語の世界１、２、３」（岩波書店）も欲しいと思っています。断捨離と言う言葉もありますが、蒐集癖はそう簡単には御せません。だれの著作、とくに落語評論・落語史・話芸史が信頼できるものかも、少しずつ分かってきました。「ラジオの時代」への郷愁という感情も、この蒐集に拍車をかけます。名演も、よく知られた演目につき、少しずつ集め始めました。関心は、明治・大正期の名人たちの芸風をよく踏まえつつよき革新を示している昭和黄金期の名人、文楽、志ん生、圓生、三木助、小さん、上方では米朝による咄です。聴こうと思うのは、下っても、馬生、志ん朝、小三治までです。新しさを出そう、若いファンにも聴いてもらおうということでしょうが、奇をてらった演出、新しがりの「まくら」はだめです。伝統と革新のバランスが大事です。この点から、京須「落語家　昭和の名人くらべ」巻末「あとがき」の、落語の「革新」、さらには落語家の立ち位置に関する叙述（氏は、同書まえがきでも、いまの落語の笑いの質について「平成の落語ブームといわれた頃あたりから、すこし危うい傾向が生まれつつあるように思う。とかくギャグが幅を利かせ、落語がコントタッチになりすぎてはいないだろうか。「お笑い」に接近してはいまいか。・・・そろそろ落語三百年の歴史が培ってきた基本を見直さないと明日が心細い」、と述べる）に共感するとともに、ある種の若手「落語家」の落語論、そして「落語家」によるパフォーマンスとしての落語口演には違和感を覚えます。すなわち、いわばラジオ時代の古典落語（さらにはそれ以前、すなわち三百年の歴史を持つ落語）をあらためて楽しんでいるというわけです。笑い話の系譜は、上代、中世にまで遡ることができます。「今昔」、「宇治拾遺」などの説話集、狂言集、近世では「醒睡笑」くらいには関心が持てないと、古典落語の真の意味での鑑賞は難しいでしょう。YouTubeで昨夜観たのですが、圓生の「掛取万歳」の多才ぶりは本当に見事です。小三治の「芝浜」も情がこもり聴かせます（すぎた演出はいただけません。聴くものにいくらかは寄りかかるという面がなくてはいけません。三木助のと談志のとでは、わたしの好みは前者です）。こういったものを楽しめる者はどんどん少なくなっていくことでしょう。３０分以上じっと味わって聴くこと自体が難しくなってしまっているのかもしれません。寄席では、聴かせるためにつまらぬギャグを使わざるを得ないのでしょう。なんとか生き残るためには仕方ないのでしょうか。聴き手としては、「生き残るための落語」ではなく、「真の落語」を聴きたいものです。　

　陽気に導かれて、早生のじゃがいも（男爵）の種いも１ｋｇを植えました。　

　Keith Urbanのアルバム「Defying Gravity」を聴きながら。I Kiss a Girl, My Heart Is Openがとくにいいです。

　補正時には、The Wallflowersのアルバム「Collected 1996-2005」を聴きながら。

追記（３月１５日）

　ここ数日は初夏の気温とかで、とても暖かいです。昨日、この暖かさにうかれて、甲府市まで２００ｋｍほどのツーリングをしました。道志みちにもライダーが出始めました。道志みちの駅でも、定期試験を終え、休みに入ったと見える年齢の人たちをたくさん見かけました。目的地を甲府市酒折の「不老園」と定めて動きました。満開を過ぎていましたが、２０００本余あるといわれる梅を楽しむことができました。御坂のホームセンターで、おみやげに芝桜の苗を４株買いました。濃いピンクの花が可憐です。今朝さっそくプランターに植えました。「小さな旅」でこの園をとりあげましたので、ご覧ください。http://echolaw.web.fc2.com/tabi.htm

　マリオン・フェアブリュッヘンのリコーダーで、ヘンデルの「リコーダー・ソナタ集」を聴きながら。

追記(３月１６日）

　久しぶりの健康診断に行きました。検査項目はとても少ないのですが、今年はこれでよしとします。

　このところ早寝ですが、今夜は、「弁護士の中立型調整行為」の適法性、その前提条件ということを考えていて、１２時を回ってしまいました。

　Keith Urbanのアルバムは６枚となりました。foobarで整理した、彼のベスト・アルバム「The Story So Far」の収録曲１７曲を聴きながら。Act of Valorに収められているFor You１曲だけが未入手です。

追記(３月２０日）

　昨日の自主ゼミでは、２年分検討しました。残すは、あと一年分です。主要な参加者は修了生４名でしたが、皆さん本当によく頑張ったと思います。

　きょうは、まさに花冷えの一日です。雨ときに曇りという予報通りです。

　ラウンジ・アルバム「Copenhagen Airport terminal 2」を聴きながら。心地いいです。セットのようなアルバム「Copenhagen Airport」、「Stockholm Station」もすてきです。

３月３日

★　桃の節句です。早いです。ここ数日は暖かいとのことですが、また寒くなるようで、まさに三寒四温です。春の空気と冬の空気のせめぎあいとかで、天気もよしあしがめまぐるしく変わるようです。一週間ほど掛川でしたが、とくに２８日の夜から１日にかけては、まさの予報どおりの強風でした。夜、風の唸りで目覚めてしまったほどです。春の嵐です。

　本当に久しぶりに、自動車で道志みちを走り戻ってきたのですが、道路わきに汚れた雪が残っているところもありましたが、景色には春がそこここにのぞいていました。気の早いライダーもずいぶん出ていました。ツーリングシーズンの到来もすぐ先です。光り輝く伊豆の海が見たいものです。次回の帰省はバイクにしようと思っています。

　この一週間は、ほぼ落語の本を読んだ程度です。榎本滋民「古典落語の力」（ちくまライブラリー、88年刊）は読んで勉強になりました。話芸の中における落語の位置・特質、歴史、ネタの由来、落ちの種類がよくわかりました。こうした本を参考に少し系統的に聴いてみたいと思いました。

　菜園をしばらくぶりに見ましたら、ほうれん草、菜花など葉物の伸びがすごいです。芝桜の苗が店頭に並んだようですから求めようと思います。植えるためのプランターはすでにいくつか用意してあります。

　自分の集めた、J-Pop Bestを聴きながら。井上陽水、チューリップ、大滝詠一などでできています。

追記（３月４日。５日にわずかの補正）

　今日は、最高気温が１３時に２０度まで上がりました。２０時を過ぎた今でも１５度あるようです。ハーレーのバッテリーがあがってしまって、充電をお願いしたのですが、近くのバイクショップに１９時過ぎにでかけ、７，８ｋｍ走って戻ってきましたが、寒くはありませんでした。車検をすませて後この２ヶ月ほどハーレーにはほとんど乗っていませんでしたから、バッテリーあがりは仕方ありません。しかし、いよいよバイクの季節です。

  「音楽・映画・バイク」のところに、「落語本」というファイルをみていただけるよう、リンクを張りました。http://echolaw.web.fc2.com/biblio.htm

　明日は自主ゼミです。

　Photo Albumに、数葉写真をアップロードしました。庭の花々と野菜です。春の息吹を感じていただけましょう。

　クラリネットのマイヤーとアルバンベルク四重奏団の演奏で、ブラームスのクラリネット五重奏曲を聴きながら。

追記（３月６日）

　５・６日は、わがやの家族の日です。昨夕のデザートは、アップルパイでした。

　Photo Albumに、これも小さな春の徴、芝桜、パンジー、春菊のかわいい花の写真をアップロードしました。

       http://echolaw.web.fc2.com/fc2-imageviewer/index.html?aid=1&iid=14

　「落語本」については、ひとまずの確定版としてPdfファイルの形でアップロードしました。http://echolaw.web.fc2.com/rakugo.pdf

　Cristopher Crossのアルバム「Back of My Mind」(88)を聴きながら。

２月２１日

★　自主ゼミは、２０日に予備試験問題平成２８年度、２３日に同２７年度にというように一つ一つをつぶしています。よく考えられた問題で、検討することの意義は大きいです。院の授業で言えば、２単位相当続けてきました。まさに継続は力なりで、参加者はよく考え、よい答案にまとめてくれています。参加者がとても熱心なので、やりがいを強く感じます。

　　刑事事件は、１５日に、法テラスに「報告書」を提出することですべて終了しました。いずれも（ほとんどが執行猶予がついたものの）有罪判決に終わったこれまでとは異なり、なし終えて、つよい満足感を得ることができました。次の当番日は、５月の連休時期、８月のお盆時期です。また担当できたらと思っています。犯罪は起こらないほうがいいこともちろんですが。

　　このところ、息抜きとしては、カントリー・ミュージック（とくに、第６世代、すなわち00'S）を聴くほか、落語を聴いています。何がきっかけであったか、ＣＤやYouTubeによって、明治末から大正はじめ生まれの、円生、志ん生、今輔、金馬、小さん、米朝、少し若い世代では、馬生、志ん朝、小三治などを、真空管ラジオ（National製）の香りを感じながら、聴いています。あらためて、榎本「古典落語の力」、矢野「古典落語」、暉峻「落語の年輪」などといった入門書や少し深い専門書、文庫や落語体系などに載せられた各種の噺集成、落語家の自伝・評論などを、読み、調べたりもしています。京須「古典落語ＣＤの名盤」などというものが出ていることも知りました。昭和３０−４０年頃の落語を懐かしく聴き、「ラジオの時代」を想うことにしようと思っています。「時そば」、「饅頭こわい」、「目黒のさんま」、「粗忽長屋」、「子ほめ」などよく知られたものに加え、「百川」、「大工調べ」、「らくだ」、「三十石」、「唐茄子屋」など覚えてはいない、あるいは知らない噺も聴くことになります。話芸の妙というものを味わいたいと思います。こうしたものを楽しむと、最近の笑いは実に品がないと思えます。

　　桂文治の「源平盛衰記」の「枕」を聴きながら。

追記（２月２２日）

　　昨夜、少しどきどきしました。この「ひとこと」のファイルの更新をしたのですが、パシュートのライブも観ていて、上書き保存は１５分以内にするようにという指示に反したため、最近２年分のファイルを失いそうになりました。結局は次男の助けで、検索エンジンに残っていたキャッシュでほぼ完全にファイルを生き返らせました。ＦＣ２にアップロードし更新もしたhtmlファイルはたまにはダウンロードしておくべきであると改めて思いました。失ったのは、２月１４日以降の一週間分でした。思い起こしながら、２月２１日分を書き直したしだいです。

　　Owl Cityのアルバム「The Midsummer Station」を、Foobarをとおして、聴きながら。　　

２月１２日

★　担当した刑事事件は、勾留期限の日ではありましたが身柄が解かれました。詳細は触れませんが、（報道においてはともかく）当初から否認していた被疑者にきちんと寄り添うことができました。接見の回数も８回ほどでした。まさに、刑事訴訟の理念、刑事弁護の理念に沿って執務したつもりです。当人、家族の方々から、「ありがとうございます」を言っていただきました。満足感が持てました。この事件においては、刑事事件の報道のあり方についてもおおいに考えさせられました。学部生の頃、広中先生の「警察研究」に関心を持ったことなども思い出しました。

　　気分転換のため、しばらく東京を離れました。久しぶりの高速バスでしたが、３連休の最後ということで、１時間遅れでした。永積「徒然草を読む」を持っていましたので退屈はしませんでした。３分の２ほどを読み終わりました。いい本です。すこし暗かったので目が疲れましたが、バスでの読書もいいものです。五味「徒然草の歴史学」なども読んだあと、あらためて原典にもあたろうかと思います。モンテーニュのエッセイにも匹敵する、というのが岩波文庫のキャッチコピーだと覚えています。

　　Casey Jamesのアルバム「Casey James」を聴きながら。カントリーウエスタンのアルバムとして、とてもすてきな一枚です。最近YouTubeでこのアルバムの存在を知り、買い求めました。The Good Life, Crying on a Suitcase, Miss Your Fire。いいです。

追記（２月１３日）

　　今日からまた自主ゼミです。参加者と、予備試験問題を平成２９年度分からさかのぼって検討します。

　　西内先生の短歌をさらに２７０首をアップロードしました。数日前にお送りくださったものです。ゆっくり味わいたいです。

　　Keith Urbanのアルバム「Golden Road」を聴きながら。カントリー・ミュージックの男性歌手では、アラン・ジャクソン、キース・アーバンが好きです。

１月３０日

★　すこし間があいてしまいました。掛川に一週間ほど帰り、戻った翌日、久しぶりのこととなりますがある刑事事件につき被疑者国選弁護人に選任され、専心しています。刑事訴訟の理念、刑事弁護の理念に沿って執務すべくがんばっています。

　　接見などで寒い中を動くことが５日ほど続いたせいか、インフルエンザにかかってしまいました。どこでもらったのでしょうか。はやく内科を受診したこともあってか、熱もさほど上がらないですみ、収まりました。家の者も感染しないで済みそうでほっとしています。軽かったにせよ、熱と咳は、頑丈な身体だと思いすぎるな、自愛せよとのお告げなのでしょう。

　　久しぶりに書斎です。ここが自分の居場所だなとつくづく感じます。

　　寒い日が続いていますが、もう何日かで節分です。菜園の雪もまだだいぶ残ってしまっていますが、そのなかでサヤエンドウが雪にもつぶされることなくきちんと伸びています。昨年一輪しか咲かなかったロウバイは５つほど蕾をつけました。植えてからもう７年ほど経つのですが、いましばらく待ってやれば、見事に咲くようになるでしょう。梅のつぼみも膨らんでいます。寒い寒いと思っているうちに春が近づいてきます。

　　Olivia Newton-Johnのベストアルバム「Back to Basics」を聴きながら。冒頭のIf Not For Youを聴くとすぐに７０年代後半の洋楽シーンが頭に浮かんできます。

追記（２月１日）

　　２６日に内科を受診し、４，５日しっかり休んだので、回復しました。まさに鬼のかく乱でした。確かに８度３分はありましたが、ほぼ７度台で済みました。咳もさほどでなく済みました。Ｂ型でした。家の者にも感染させなくて済みました。ほっとしています。

　　昨日接見に行ったのですが、被疑者がお元気そうなのでこれまたほっとしました。調べの情況を聞きまして、明るい展望をもつことができます。強い正義感を持って事案に関われています。刑事事実認定のあり方についてあらためて考えさせられています。植村立郎「実践的刑事事実認定と情況証拠（第３版）｝を読んでいます。第３章「刑事事実認定における要件事実的思考について」は魅力的なタイトル名です。事実・規範双方にきちんと目を向けさせる法学教育が必要なことを改めて痛感させられてもいます。自分が行ってきた法学部における法学教育のあり方が間違いでなかったことを思います。「実用法学」を教えている以上当たり前のことはあります。

　　　敬愛する西内先生からお手紙をいただきました。１月末から２月半ばまで「和洋女子大学　三人展　市場を歩く・百花頌」を市川市の木内ギャラリーでお開きになることと、ＣＤ「ねがい　大竹くみ作品集」が出ることのご案内でした。とくに後者は、先生の詩のタイトルがＣＤのタイトルともなっていてすてきです。さっそく買い求めようと思います。元気でご活躍のことで、私にとっても刺激になります。あらためて、このサイトの「こころの詩」のコーナーをご鑑賞いただきたくお願いいたします。

　　　Maurice Andreといくつかの室内オーケストラ演奏で「バロック・トランペット協奏曲集」を聴きながら。５曲目のZipoliの協奏曲第３楽章はほんとうにすてきです。初任給が手取りで６万円の頃３０００円ほどしたこのＬＰを福島の楽器店で注文して買ったことをいまなお覚えています。

追記（２月２日）

　　先日ほどではありませんが、昨夜から今朝にかけて雪でした。立春直前の雪となりました。府中には大雪警報が出ていました。東風解凍にはほど遠い寒さです。

　　「こころの詩」に、ようやく西内先生の短歌５１３首全部をアップロードできました。アップロードできる分量に制約があることもあって、１０のファイルに分けましたが、これですべてをご鑑賞いただけます。お待たせしてしまいました。

　　ハイドンのチェロ協奏曲を、アナ・ビルスマ、ジーン・ラモン指揮ターフェルムジーク・バロック・オーケストラの演奏で、聴きながら。　

１月９日

★　今日は、予報によれば最高気温が１８度まで上がるということです。４月の陽気だそうです。９時少し回りましたが、雨が上がり、日が差し始め、西の空は青くなってきました。

　　ぼちぼちではありますが、今年も仕事を始めました。昨日は、「要件事実・事実認定文献一覧２０１７年版」の原稿を送付しました。判例体系のゲラの校正も進めています。本日うちに終わるでしょう。厳密に言って仕事かどうかはともかく、実務家として家族の問題につき頭を動かすことも始まりました。

　　ボブ・ディランのアルバム「Blonde On Blonde」(66)を聴きながら。中山康樹「ロックの歴史」(14)によれば、Free Wheelin'(63)では理解できなかったクラプトンが、このアルバムを聴いてはじめてディランの良さを分かった、と「自伝」（未読です）で言っているそうです。わたしも、ディランのアルバムの中ではこれがもっとも好きなものの一つです。ロック５０年の歴史にとって、６６年、６７年は格別な年ですが、わたしはこれをリアル・タイムで楽しんでいたわけです。それもソニーのトランジスター・ラジオによってです。ロックの歴史について、最近刊は、北中正和「ロック史」（17年10月）ですが、これは「（新版）ロック　スーパースターの軌跡」(08)を文庫化したものに過ぎません。もちろんこのことは、同書の後書きには書かれてはいます。店舗でみたら買うことはなかったでしょう。こんなこともあるから、やはり、品物は見て確かめてから買うが理想的です。

追記（１月１０日）

　　今日うれしいことがありました。子供たちが、USB-DACをプレゼントしてくれました。AmulechのAL-38432DSです。Windows7proで動いているＰＣはONKYOのSound Boardが挿してあるのですが、10で動いている方はそうでなかったので格段にいい音で音楽が楽しめます。また、地下室においてあるメインのオーディオ装置の方は、これでＰＣ音楽が楽しめる条件ができたというわけです。これまでも、CD Playerを通すことによって、IPad,IPodに入れたものは楽しめたのですが、これで楽しめる音源範囲が大いに広がりました。DACも高いものは数十万、逆は数千円までいろいろなものがでていますが、今のリスニング環境、それより自分の耳の感度からすると、これで十分です。ハイレゾにはさほど関心はありません。USB-DACを使い、foobarでＰＣ音楽を自在に楽しめます。

　Academy of St. Martin in The Fieldsの演奏で、MozartのSerenade、Divertimentoを聴きながら。

　

２０１８年1月２日

★　おめでとうございます。北の方々にはあいすまないほどに穏やかな日が続いています。

　家族がそろい、いつも通りの正月を迎えています。ことしも、心身ともに健やかに過ごしたいものと思います。「断捨離」などという言葉もありますが、つれづれのこころの動きのままに無理をせず生きていきたいと思います。

  「シリーズ日本中世史（全４冊）」（岩波新書）は３冊を読み終えました。読んでみて、なぜ中世はおもしろいかをあらためて感じさせてもらいました。藤木久志「中世民衆の世界」、網野善彦「日本中世の民衆像」、五味文彦「日本の中世を歩く」なども読みたく思います。岩波のシリーズ日本史は、中世史のほか、古代史6冊、近世史５冊、近現代史１０冊も出ているので、順次読んでいってもいいかなと思っています。生活文化も含む文化史、経済史（とくに農業史）、法制史、政治史の概要をつかみたいです。

　昨夜はNHKの時代劇「風雲児たち」を観ました。「誕生の裏には、前野良沢と杉田玄白の友情と決別の物語があった。」などというコメントはすこし違うなと感じましたが、新しい知見も得られおもしろく観ました。正確さを求めるか、多少不正確でも役立つことが明らかである以上これを優先するか、実学における学問姿勢の対立に興味を引かれました。「笑いと感動のエンターテインメント時代劇」というキャッチコピー、三谷の脚本とはすこし距離をおいてみせてもらいました。子供ふたりがそれぞれ中学に進学するときに、一緒に「蘭学事始」を岩波文庫で読んだことを懐かしく思い出しました。知ることのおもしろさをふたりに知ってほしいと思ったからでした。それにしても、テレビをつけるとあいかわらずのバラエティ、ニュース・ショー、クイズ、お笑いです。エンターテインメントが求められているのでしょうからしかたないですが、よい番組は本当に少ないです。ポピュリズムの温床です。笑いにはいろいろなものがありえますが、よく流されているものに上品なものは少ないです。健全な良心、廉直性、よき躊躇、佇み、こういったものは、あまりテレビ「映え」しないのでしょう。

　Liberaのベストアルバム「Eternity（2 Cds）」(08) を聴きながら。目頭があつくなる曲がいくつも収められています。リベラは、NHK土曜ドラマ「氷壁」の主題歌としてFar Awayを聴いて、このＣＤを買い、ときに棚から取り出し聴いています。この曲のほか、Love and Mercy, Do Not Stand, I Am the Day, Adramus, Ave Maria, Stay with Meなどすてきです。

追記・補正（1月３日）

　朝一番に、ＮＨＫ総合で「仁和寺もう一つの御所」を観ました。すがすがしいです。

　The Beatlesのアルバム「Rubber Soul」を聴きながら。わたしがとくに好きなのは、これと「Revolver」です。若い頃は、「Abbey Road」だったのですが。

さらなる追記（１月５日）

　小寒です。名のとおり、寒い一日でした。ここ府中は、都内より２，３度気温が低いです。けさも氷点下でした。

　歯科通いをしているのですが、帰り道に図書館に寄りまして、何冊か借りてきました。なかなか難しいのですが、相当欲しいものでも買うから、借りるにシフトしていかないといけないと思い始めました。「断捨離」という言葉もあるようです。借りたのは、「山家集」、「西行の風景」、「徒然草の歴史学」などですが、とくに最後者などは、これまでなら間違いなくアマゾンに注文でした。これは断捨離とは反対ですが、携帯電話をようやくスマートフォンにしました。替えるつもりはなかったのですが、電池の充電ができなくなってしまったので、仕方ありません。Androidは、はじめてです。

　ZZ Topのベストアルバム「Greatest Hits」を聴きながら。オリジナル・アルバムも数枚持っています。80年代にＭＴＶでよく聴いていました。38 Specialなんかも好きです。

す。